JP3399096B2 - 磁気再生装置、磁気記録再生装置および編集装置 - Google Patents
磁気再生装置、磁気記録再生装置および編集装置Info
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- JP3399096B2 JP3399096B2 JP16524594A JP16524594A JP3399096B2 JP 3399096 B2 JP3399096 B2 JP 3399096B2 JP 16524594 A JP16524594 A JP 16524594A JP 16524594 A JP16524594 A JP 16524594A JP 3399096 B2 JP3399096 B2 JP 3399096B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高度なつなぎ録音機能
を有するデジタル方式の磁気再生装置、磁気記録再生装
置およびそれらを組み合わせた編集装置に関する。
を有するデジタル方式の磁気再生装置、磁気記録再生装
置およびそれらを組み合わせた編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録再生装置はデジタル化が
進み、回転ヘッド方式の2チャンネルデジタル磁気記録
再生装置(DAT)は従来のデジタル磁気記録再生装置
に比べコストパーフォーマンスが高く、広く民生用およ
び業務用の世界で活用されている。このような状況の中
で、特に業務用の世界において、高度な編集機能を持つ
ものが要求されている。編集機能の中でも図4に示すよ
うにすでに録音されたテープの信号の終端B点に、別の
テープのA点からの新しい信号を高精度でつなぎ録音す
るという機能は基本的機能であり重要である。
進み、回転ヘッド方式の2チャンネルデジタル磁気記録
再生装置(DAT)は従来のデジタル磁気記録再生装置
に比べコストパーフォーマンスが高く、広く民生用およ
び業務用の世界で活用されている。このような状況の中
で、特に業務用の世界において、高度な編集機能を持つ
ものが要求されている。編集機能の中でも図4に示すよ
うにすでに録音されたテープの信号の終端B点に、別の
テープのA点からの新しい信号を高精度でつなぎ録音す
るという機能は基本的機能であり重要である。
【0003】この機能を実現するためには、再生から録
音に切り換えたときのデジタル信号処理部での遅れを補
正し、また、異なる2本のテープ走行位置を所定の時間
関係になるように合わせる機能が必要であり、従来は4
ヘッド方式でタイムコードの入出力機能と調相機能をも
つものが使用されていた。
音に切り換えたときのデジタル信号処理部での遅れを補
正し、また、異なる2本のテープ走行位置を所定の時間
関係になるように合わせる機能が必要であり、従来は4
ヘッド方式でタイムコードの入出力機能と調相機能をも
つものが使用されていた。
【0004】以下図面を参照しながら、上述した従来の
磁気記録再生装置の一例について説明する。図5は従来
例の磁気記録再生装置の回路ブロック図、図6は従来例
の磁気記録再生装置を使用した編集装置の接続を示すブ
ロック図である。図5において、21は4ヘッドシリン
ダーであり、21a1,21a2は記録用ヘッド対、21
b1,21b2は再生用ヘッド対が搭載されている。22
は録音用に使用するデジタル信号処理回路Rで録音用ヘ
ッド対21a1,21a2に記録信号を供給する。23は
再生用に使用するデジタル信号処理回路Pであり再生用
ヘッド対21b 1,21b2よりの再生信号を処理する。
24はA/Dコンバーター、25はD/Aコンバーター
で、それぞれアナログ信号からデジタル信号へ、アナロ
グ信号からデジタル信号への変換回路である。26はア
ナログ入力回路、27はアナログ出力回路でありアナロ
グ信号を所定の信号レベルに増幅する。
磁気記録再生装置の一例について説明する。図5は従来
例の磁気記録再生装置の回路ブロック図、図6は従来例
の磁気記録再生装置を使用した編集装置の接続を示すブ
ロック図である。図5において、21は4ヘッドシリン
ダーであり、21a1,21a2は記録用ヘッド対、21
b1,21b2は再生用ヘッド対が搭載されている。22
は録音用に使用するデジタル信号処理回路Rで録音用ヘ
ッド対21a1,21a2に記録信号を供給する。23は
再生用に使用するデジタル信号処理回路Pであり再生用
ヘッド対21b 1,21b2よりの再生信号を処理する。
24はA/Dコンバーター、25はD/Aコンバーター
で、それぞれアナログ信号からデジタル信号へ、アナロ
グ信号からデジタル信号への変換回路である。26はア
ナログ入力回路、27はアナログ出力回路でありアナロ
グ信号を所定の信号レベルに増幅する。
【0005】28はシステムコントローラで各ブロック
の動作を有機的に結び付け本磁気記録再生装置の各種機
能をコントロールする役割を果たす。29はテープ駆動
モータでモータ制御回路30の指令によりテープを所定
の方向、速度で走行させる。31はキー入力回路でシス
テムコントローラ28に使用者からの操作指令を与える
ものである。32はタイムコード入出力回路でテープの
位置を示すタイムコード情報を所定の信号形態に変換し
て外部に出力したり、または外部より入力された信号を
解読しシステムコントローラ28にタイムコード情報と
して引き渡す役割を果たす。
の動作を有機的に結び付け本磁気記録再生装置の各種機
能をコントロールする役割を果たす。29はテープ駆動
モータでモータ制御回路30の指令によりテープを所定
の方向、速度で走行させる。31はキー入力回路でシス
テムコントローラ28に使用者からの操作指令を与える
ものである。32はタイムコード入出力回路でテープの
位置を示すタイムコード情報を所定の信号形態に変換し
て外部に出力したり、または外部より入力された信号を
解読しシステムコントローラ28にタイムコード情報と
して引き渡す役割を果たす。
【0006】上記従来例の磁気記録再生装置を使用して
つなぎ録音を行う編集装置の接続を示すブロック図であ
る図6において、35は従来例の磁気記録再生装置を再
生モードで使用した再生用4ヘッド磁気記録再生装置で
あり、36は同じく従来例の磁気記録再生装置を録音モ
ードで使用する録音用4ヘッド磁気記録再生装置であ
る。37はコントローラで再生用4ヘッド磁気記録再生
装置35と録音用4ヘッド磁気記録再生装置36から得
られるタイムコード情報に従いリモート制御信号で両機
をコントロールし、つなぎ録音機能を行わせる。
つなぎ録音を行う編集装置の接続を示すブロック図であ
る図6において、35は従来例の磁気記録再生装置を再
生モードで使用した再生用4ヘッド磁気記録再生装置で
あり、36は同じく従来例の磁気記録再生装置を録音モ
ードで使用する録音用4ヘッド磁気記録再生装置であ
る。37はコントローラで再生用4ヘッド磁気記録再生
装置35と録音用4ヘッド磁気記録再生装置36から得
られるタイムコード情報に従いリモート制御信号で両機
をコントロールし、つなぎ録音機能を行わせる。
【0007】このようにデジタル方式の磁気記録再生装
置を2台使用し図4のようなテープからテープへ高精度
なつなぎ録音をする場合2つの重要な機能を必要とす
る。まず第1の機能は、デジタル信号処理回路R22、
デジタル信号処理回路P23で変調、復調の際に誤り訂
正やステレオ化のために生じる周知の遅れが存在するた
め、再生から録音に切り換えたとき、機器外部でモニタ
ーしているアナログ信号上では意図通り切り換えられて
もテープ上ではずれを生じるが、この不都合を解決する
機能が必要である。
置を2台使用し図4のようなテープからテープへ高精度
なつなぎ録音をする場合2つの重要な機能を必要とす
る。まず第1の機能は、デジタル信号処理回路R22、
デジタル信号処理回路P23で変調、復調の際に誤り訂
正やステレオ化のために生じる周知の遅れが存在するた
め、再生から録音に切り換えたとき、機器外部でモニタ
ーしているアナログ信号上では意図通り切り換えられて
もテープ上ではずれを生じるが、この不都合を解決する
機能が必要である。
【0008】次に第2の機能は、図4のように異なる2
本のテープを走行させながら、編集ポイントA点,B点
の2点の再生タイミングを正確に合わせる機能である。
本のテープを走行させながら、編集ポイントA点,B点
の2点の再生タイミングを正確に合わせる機能である。
【0009】従来例の磁気記録再生装置において、第1
の機能に対しては4ヘッド方式を採用することにより達
成しており、第2の機能に対してはタイムコード入出力
機能とテープスピードを外部よりのリモート制御信号で
精度良く微調する調相機能により実現している。
の機能に対しては4ヘッド方式を採用することにより達
成しており、第2の機能に対してはタイムコード入出力
機能とテープスピードを外部よりのリモート制御信号で
精度良く微調する調相機能により実現している。
【0010】具体的に説明すると、第1の機能は再生用
ヘッド対21b1,21b2の取付位置を記録用ヘッド対
21a1,21a2に対してテープ走行の上流方向に、デ
ジタル信号処理回路R22およびデジタル信号処理回路
P23での遅れの分に相当する寸法だけずらせて、4ヘ
ッドシリンダー21に取り付けている。
ヘッド対21b1,21b2の取付位置を記録用ヘッド対
21a1,21a2に対してテープ走行の上流方向に、デ
ジタル信号処理回路R22およびデジタル信号処理回路
P23での遅れの分に相当する寸法だけずらせて、4ヘ
ッドシリンダー21に取り付けている。
【0011】第2の機能は、コントローラ37が2台の
磁気記録再生装置、すなわち再生用4ヘッド磁気記録再
生装置35と録音用4ヘッド磁気記録再生装置36に接
続され、両機からタイムコード情報を受けて2本のテー
プの位置を管理、制御する。まず録音用テープのB点,
再生用テープのA点をコントローラ37によってたとえ
ばジョグダイヤル等を用いてテープ上の接続点をモニタ
ーで確認し、コントローラ37の設定機能により接続点
を解決しコントローラ37内部にこの接続点をタイムコ
ード情報として記憶する。これらは従来周知の技術であ
り、詳細な説明は省略する。
磁気記録再生装置、すなわち再生用4ヘッド磁気記録再
生装置35と録音用4ヘッド磁気記録再生装置36に接
続され、両機からタイムコード情報を受けて2本のテー
プの位置を管理、制御する。まず録音用テープのB点,
再生用テープのA点をコントローラ37によってたとえ
ばジョグダイヤル等を用いてテープ上の接続点をモニタ
ーで確認し、コントローラ37の設定機能により接続点
を解決しコントローラ37内部にこの接続点をタイムコ
ード情報として記憶する。これらは従来周知の技術であ
り、詳細な説明は省略する。
【0012】次いで、コントローラ37の操作によるつ
なぎ録音動作の指令を受けると、2台の磁気記録再生装
置の2本のテープの編集ポイントA点およびB点より所
定の量(数秒から10数秒)だけ巻戻し、2台の磁気記
録再生装置を共に再生動作にし、徐々に加速しながら録
音用テープの再生がB点に到達したときに丁度再生用テ
ープのA点が正確に再生されるタイミングになるよう
に、タイムコード情報を監視しながら録音用4ヘッド磁
気記録再生装置36に対して再生用4ヘッド磁気記録再
生装置35のスピードを編集ポイント到達前に微調整完
了し両テープの位置の整合をとる。編集ポイントB点迄
は録音用4ヘッド磁気記録再生装置36は再生音を出力
し、編集ポイントB点に到達すると同時に録音モードに
切換え、再生用4ヘッド磁気記録再生装置35で再生さ
れている信号を録音する。
なぎ録音動作の指令を受けると、2台の磁気記録再生装
置の2本のテープの編集ポイントA点およびB点より所
定の量(数秒から10数秒)だけ巻戻し、2台の磁気記
録再生装置を共に再生動作にし、徐々に加速しながら録
音用テープの再生がB点に到達したときに丁度再生用テ
ープのA点が正確に再生されるタイミングになるよう
に、タイムコード情報を監視しながら録音用4ヘッド磁
気記録再生装置36に対して再生用4ヘッド磁気記録再
生装置35のスピードを編集ポイント到達前に微調整完
了し両テープの位置の整合をとる。編集ポイントB点迄
は録音用4ヘッド磁気記録再生装置36は再生音を出力
し、編集ポイントB点に到達すると同時に録音モードに
切換え、再生用4ヘッド磁気記録再生装置35で再生さ
れている信号を録音する。
【0013】テープへの録音はデジタル信号処理回路R
22およびデジタル信号処理回路P23の処理で遅れる
分だけ再生用ヘッド対21b1,21b2に対して取り付
け寸法を後ろへずらした録音用ヘッド対21a1,21
a2で録音される。以上の動作で、両機のアナログ入出
力信号としてモニターしている音のつながり状態と全く
同じ状態に録音用テープに録音されることとなる。
22およびデジタル信号処理回路P23の処理で遅れる
分だけ再生用ヘッド対21b1,21b2に対して取り付
け寸法を後ろへずらした録音用ヘッド対21a1,21
a2で録音される。以上の動作で、両機のアナログ入出
力信号としてモニターしている音のつながり状態と全く
同じ状態に録音用テープに録音されることとなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来例の磁気記録再生装置は、4ヘッド構成が必要
であり、またメカニカルなテープ走行をタイムコード処
理回路と高度なサーボ技術で制御することにより実現し
ており、コストが高くなる。また、ヘッドを4個使用す
ることにより、ヘッドの汚れ、目詰まり等の危険が2ヘ
ッド方式の磁気記録再生装置に比べて高く、また再生用
磁気記録再生装置35と録音用磁気記録再生装置36で
走行させられるテープのタイミング調整がメカニカルな
部分を含んで実現されており信頼性上不利であるという
問題点を有していた。
うな従来例の磁気記録再生装置は、4ヘッド構成が必要
であり、またメカニカルなテープ走行をタイムコード処
理回路と高度なサーボ技術で制御することにより実現し
ており、コストが高くなる。また、ヘッドを4個使用す
ることにより、ヘッドの汚れ、目詰まり等の危険が2ヘ
ッド方式の磁気記録再生装置に比べて高く、また再生用
磁気記録再生装置35と録音用磁気記録再生装置36で
走行させられるテープのタイミング調整がメカニカルな
部分を含んで実現されており信頼性上不利であるという
問題点を有していた。
【0015】本発明は上記従来の問題点を改善するため
のもので、高性能、高信頼性で安価な編集用の磁気再生
装置、磁気記録再生装置および編集装置を提供すること
を目的としてなされたものである。
のもので、高性能、高信頼性で安価な編集用の磁気再生
装置、磁気記録再生装置および編集装置を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の磁気再生装置または磁気記録再生装置は、2
ヘッド方式のシリンダーとメモリー手段を持ち、調相機
能がなくても、再生指令により瞬時に再生出力が出せ、
また、事前にメモリーに蓄えた情報をテープ再生タイミ
ングより所定時間早く出力することにより、従来の4ヘ
ッドシステムにおける先行再生ヘッドの役割をさせるも
のである。
に本発明の磁気再生装置または磁気記録再生装置は、2
ヘッド方式のシリンダーとメモリー手段を持ち、調相機
能がなくても、再生指令により瞬時に再生出力が出せ、
また、事前にメモリーに蓄えた情報をテープ再生タイミ
ングより所定時間早く出力することにより、従来の4ヘ
ッドシステムにおける先行再生ヘッドの役割をさせるも
のである。
【0017】具体的手段としては、磁気再生装置におい
ては、テープからの再生信号を復調して出力するデジタ
ル信号処理手段と、前記デジタル信号処理手段のデジタ
ル信号出力を記憶するメモリー手段と、前記メモリー手
段への書き込み、読み出し指令および番地を制御するメ
モリー制御手段と、テープの走行制御を行うテープ走行
制御手段と、前記デジタル信号処理手段の出力からテー
プタイムコードを読み出すテープタイムコード読出手段
と、前記メモリー制御手段を介して前記メモリー手段の
記憶に対応するつなぎ録音の編集ポイントを設定・確認
しかつ前記メモリー制御手段に少なくとも前記メモリー
手段に記憶した前記つなぎ録音の編集ポイントの番地と
その番地に対応するテープタイムコードとを記憶させる
編集ポイント設定・確認手段と、メモリー取込指令入力
を受けると、前記テープ走行制御手段によりテープを再
生走行させ、前記テープタイムコード読出手段からのタ
イムコード情報に対応した前記メモリー手段の番地に前
記デジタル信号処理手段の出力信号を記憶する機能と、
メモリー再生開始指令入力を受けると、前記編集ポイン
ト設定・確認手段で設定した編集ポイントに対応する前
記メモリー手段の番地より情報を出力開始すると共にテ
ープ走行させ順次前記メモリー手段にテープからの再生
情報を補充するように制御する再生制御手段とを備えた
構成となっている。
ては、テープからの再生信号を復調して出力するデジタ
ル信号処理手段と、前記デジタル信号処理手段のデジタ
ル信号出力を記憶するメモリー手段と、前記メモリー手
段への書き込み、読み出し指令および番地を制御するメ
モリー制御手段と、テープの走行制御を行うテープ走行
制御手段と、前記デジタル信号処理手段の出力からテー
プタイムコードを読み出すテープタイムコード読出手段
と、前記メモリー制御手段を介して前記メモリー手段の
記憶に対応するつなぎ録音の編集ポイントを設定・確認
しかつ前記メモリー制御手段に少なくとも前記メモリー
手段に記憶した前記つなぎ録音の編集ポイントの番地と
その番地に対応するテープタイムコードとを記憶させる
編集ポイント設定・確認手段と、メモリー取込指令入力
を受けると、前記テープ走行制御手段によりテープを再
生走行させ、前記テープタイムコード読出手段からのタ
イムコード情報に対応した前記メモリー手段の番地に前
記デジタル信号処理手段の出力信号を記憶する機能と、
メモリー再生開始指令入力を受けると、前記編集ポイン
ト設定・確認手段で設定した編集ポイントに対応する前
記メモリー手段の番地より情報を出力開始すると共にテ
ープ走行させ順次前記メモリー手段にテープからの再生
情報を補充するように制御する再生制御手段とを備えた
構成となっている。
【0018】また本発明の磁気記録再生装置は、前記磁
気再生装置の構成において、デジタル信号処理手段は、
録音時には入力信号をテープへの記録信号に変調し、再
生時にはテープからの再生信号を復調して出力するもの
であり、再生制御手段は、メモリー取込指令入力を受け
ると前記デジタル信号処理手段を再生モードにし、前記
テープ走行制御手段によりテープを再生走行させ、前記
テープタイムコード読出手段からのタイムコード情報に
対応した前記メモリー手段の番地に前記デジタル信号処
理手段の出力信号を記憶する機能と、メモリー再生開始
指令入力を受けると、前記編集ポイント設定・確認手段
で設定した編集ポイントに対応する前記メモリー手段の
番地より情報を出力開始すると共にテープを走行させ順
次前記メモリー手段にテープからの再生情報を補充する
ように制御するものであり、追加される構成要素として
は、つなぎ録音指令入力を受けるとテープを再生状態で
走行させ、テープより読み出されたテープタイムコード
データに対しあらかじめ決められた所定時間上流側の情
報を前記メモリー手段より出力し、前記メモリー手段か
ら出力される情報の番地が前記編集ポイントにきたとき
に、メモリー再生開始指令出力を出すと共に前記デジタ
ル信号処理手段を録音モードに切換制御するつなぎ録音
制御手段を加えた構成となっている。
気再生装置の構成において、デジタル信号処理手段は、
録音時には入力信号をテープへの記録信号に変調し、再
生時にはテープからの再生信号を復調して出力するもの
であり、再生制御手段は、メモリー取込指令入力を受け
ると前記デジタル信号処理手段を再生モードにし、前記
テープ走行制御手段によりテープを再生走行させ、前記
テープタイムコード読出手段からのタイムコード情報に
対応した前記メモリー手段の番地に前記デジタル信号処
理手段の出力信号を記憶する機能と、メモリー再生開始
指令入力を受けると、前記編集ポイント設定・確認手段
で設定した編集ポイントに対応する前記メモリー手段の
番地より情報を出力開始すると共にテープを走行させ順
次前記メモリー手段にテープからの再生情報を補充する
ように制御するものであり、追加される構成要素として
は、つなぎ録音指令入力を受けるとテープを再生状態で
走行させ、テープより読み出されたテープタイムコード
データに対しあらかじめ決められた所定時間上流側の情
報を前記メモリー手段より出力し、前記メモリー手段か
ら出力される情報の番地が前記編集ポイントにきたとき
に、メモリー再生開始指令出力を出すと共に前記デジタ
ル信号処理手段を録音モードに切換制御するつなぎ録音
制御手段を加えた構成となっている。
【0019】また本発明の編集装置は、前記磁気再生装
置または前記磁気記録再生装置を再生機として、その出
力を録音機としての磁気記録再生装置の入力に加え、再
生機の再生制御手段と録音機のつなぎ録音制御手段との
間をリモート制御信号線で接続した構成となっている。
置または前記磁気記録再生装置を再生機として、その出
力を録音機としての磁気記録再生装置の入力に加え、再
生機の再生制御手段と録音機のつなぎ録音制御手段との
間をリモート制御信号線で接続した構成となっている。
【0020】
【作用】本発明は上記した構成の磁気再生装置または磁
気記録再生装置を再生機とし、この出力を磁気記録再生
装置の入力に加え、また相互間をリモート制御信号線で
接続することにより、再生機側で再生テープの編集点
を、録音機側で録音用テープの編集点を決めるために、
それぞれの磁気再生装置または磁気記録再生装置におい
て、編集点付近にテープを止めてメモリー取込指令入力
により取込動作指令を与える。各テープの編集点付近の
テープ情報は、再生制御手段よりの指令により、デジタ
ル信号処理手段、テープ走行制御手段、テープタイムコ
ード読出手段、メモリー制御手段が制御されメモリー手
段に取り込まれる。次に編集ポイント設定・確認手段に
よりメモリー手段に取り込まれたテープ情報に対して正
確に各テープの編集点を決定する。
気記録再生装置を再生機とし、この出力を磁気記録再生
装置の入力に加え、また相互間をリモート制御信号線で
接続することにより、再生機側で再生テープの編集点
を、録音機側で録音用テープの編集点を決めるために、
それぞれの磁気再生装置または磁気記録再生装置におい
て、編集点付近にテープを止めてメモリー取込指令入力
により取込動作指令を与える。各テープの編集点付近の
テープ情報は、再生制御手段よりの指令により、デジタ
ル信号処理手段、テープ走行制御手段、テープタイムコ
ード読出手段、メモリー制御手段が制御されメモリー手
段に取り込まれる。次に編集ポイント設定・確認手段に
よりメモリー手段に取り込まれたテープ情報に対して正
確に各テープの編集点を決定する。
【0021】その後、録音機側につなぎ録音指令入力を
加えると、つなぎ録音制御手段の指令により、まずデジ
タル信号処理手段、テープ走行制御手段、テープタイム
コード読出手段が制御され、録音側テープを再生走行さ
せ、テープタイムコードを読み始める。次いで、メモリ
ー制御手段、メモリー手段により、再生から録音に切り
換えたときにデジタル信号処理手段で生じる遅れ量より
決定された所定時間分前記テープタイムコードに先行さ
せて再生出力を出す。メモリー手段の再生出力が編集ポ
イント設定・確認手段で決められた編集点まで再生され
ると、つなぎ録音制御手段はメモリー再生開始指令手段
を再生機側に出すと共にデジタル信号処理手段を録音モ
ードにする。
加えると、つなぎ録音制御手段の指令により、まずデジ
タル信号処理手段、テープ走行制御手段、テープタイム
コード読出手段が制御され、録音側テープを再生走行さ
せ、テープタイムコードを読み始める。次いで、メモリ
ー制御手段、メモリー手段により、再生から録音に切り
換えたときにデジタル信号処理手段で生じる遅れ量より
決定された所定時間分前記テープタイムコードに先行さ
せて再生出力を出す。メモリー手段の再生出力が編集ポ
イント設定・確認手段で決められた編集点まで再生され
ると、つなぎ録音制御手段はメモリー再生開始指令手段
を再生機側に出すと共にデジタル信号処理手段を録音モ
ードにする。
【0022】一方再生機側はメモリー再生開始指令入力
として、録音機側からのメモリー再生開始指令出力を得
ると、即時、再生制御手段の指令により、デジタル信号
処理手段、テープ走行制御手段、テープタイムコード読
出手段、メモリー制御手段、メモリー手段が制御され、
先に編集ポイント設定・確認手段で設定された位置より
瞬時再生機能が働き再生出力を録音機側の録音入力とし
て加える。以上の動作で高精度なつなぎ録音が録音用磁
気記録再生装置のテープ上に実現される。
として、録音機側からのメモリー再生開始指令出力を得
ると、即時、再生制御手段の指令により、デジタル信号
処理手段、テープ走行制御手段、テープタイムコード読
出手段、メモリー制御手段、メモリー手段が制御され、
先に編集ポイント設定・確認手段で設定された位置より
瞬時再生機能が働き再生出力を録音機側の録音入力とし
て加える。以上の動作で高精度なつなぎ録音が録音用磁
気記録再生装置のテープ上に実現される。
【0023】
【実施例】以下本発明の磁気記録再生装置の一実施例に
ついて、図1ないし図4、図7および図8を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は本発明の磁気記録再生装置の
要部機能ブロック図、図2は同じく磁気記録再生装置の
回路ブロック図、図3は本発明の磁気記録再生装置を使
用した編集装置のブロック図、図4はつなぎ録音機能に
おけるテープの状態を示すつなぎ録音状態の説明図、図
7は本発明の磁気記録再生装置のシステムコントローラ
動作の要部フローチャート、図8は同じくシステムコン
トローラ動作の機能別要部フローチャートである。図4
において、従来例でも述べたように再生用テープ11の
A点以降の部分12は録音用テープ14につなぎ録音す
る部分である。録音用テープ14はB点以前の部分13
に続けて再生用テープ11のA点以降の部分12がつな
ぎ録音される。
ついて、図1ないし図4、図7および図8を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は本発明の磁気記録再生装置の
要部機能ブロック図、図2は同じく磁気記録再生装置の
回路ブロック図、図3は本発明の磁気記録再生装置を使
用した編集装置のブロック図、図4はつなぎ録音機能に
おけるテープの状態を示すつなぎ録音状態の説明図、図
7は本発明の磁気記録再生装置のシステムコントローラ
動作の要部フローチャート、図8は同じくシステムコン
トローラ動作の機能別要部フローチャートである。図4
において、従来例でも述べたように再生用テープ11の
A点以降の部分12は録音用テープ14につなぎ録音す
る部分である。録音用テープ14はB点以前の部分13
に続けて再生用テープ11のA点以降の部分12がつな
ぎ録音される。
【0024】図2において、51は2ヘッドシリンダー
であり、記録再生用ヘッド対51a 1,51a2が搭載さ
れている。52はエラーコード生成、エラー訂正、イン
ターリーブ、デインターリーブ動作等をするデジタル信
号処理回路、53はデジタル信号処理回路52から受け
取った信号を記憶するメモリー回路、54はA/Dコン
バーター、55はD/Aコンバーター、56はアナログ
入力回路、57はアナログ出力回路、58はシステムコ
ントローラ、59はテープ駆動モータ、60はモータ制
御回路、61はFF,REW,PLAY,メモリ読み込
み,リハーサル,編集ポイント移動およびつなぎ録音ス
タート等を入力するキー入力回路、62はメモリ制御回
路である。また、図3において、65は再生用2ヘッド
磁気記録再生装置、66は録音用2ヘッド磁気記録再生
装置である。
であり、記録再生用ヘッド対51a 1,51a2が搭載さ
れている。52はエラーコード生成、エラー訂正、イン
ターリーブ、デインターリーブ動作等をするデジタル信
号処理回路、53はデジタル信号処理回路52から受け
取った信号を記憶するメモリー回路、54はA/Dコン
バーター、55はD/Aコンバーター、56はアナログ
入力回路、57はアナログ出力回路、58はシステムコ
ントローラ、59はテープ駆動モータ、60はモータ制
御回路、61はFF,REW,PLAY,メモリ読み込
み,リハーサル,編集ポイント移動およびつなぎ録音ス
タート等を入力するキー入力回路、62はメモリ制御回
路である。また、図3において、65は再生用2ヘッド
磁気記録再生装置、66は録音用2ヘッド磁気記録再生
装置である。
【0025】以上のように構成された本発明の磁気記録
再生装置について、以下その動作を説明する。つなぎ録
音をするためには図3のように2台の磁気記録再生装置
を使用し、一方の磁気記録再生装置65は再生用に他方
の磁気記録再生装置66は録音用として使用する。
再生装置について、以下その動作を説明する。つなぎ録
音をするためには図3のように2台の磁気記録再生装置
を使用し、一方の磁気記録再生装置65は再生用に他方
の磁気記録再生装置66は録音用として使用する。
【0026】まず、録音用磁気記録再生装置66につな
ぎ録音で完成させるテープ14を装着し、再生用磁気記
録再生装置65につなぎ録音でつなぎ合わせる素材のテ
ープ11を装着する。キー入力回路61より入力し、シ
ステムコントローラ58、モータ駆動回路59を使い、
FF,REW,PLAY等の動作を行い、再生用テープ
11ではA点付近を、録音用テープではB点付近のおよ
その位置出しを行う。次にそれぞれの磁気記録再生装置
のメモリー回路53を使用し正確な編集ポイントA点,
B点を出す。そのためにはキー入力回路61のメモリー
読込指令キーでシステムコントローラ58にメモリー読
込指令を与えると、システムコントローラ58は現在停
止しているテープ位置より所定量だけ巻戻し、そこから
再生用および録音用の2ヘッドの磁気記録再生装置6
5,66の各メモリー回路53に、その記憶能力分のテ
ープ信号を読み込み記憶する。当然A点,B点が含まれ
るようにコントロールされる。このときメモリー回路5
3はメモリー制御回路62を通じてシステムコントロー
ラ58より制御される。メモリー制御回路62は、シス
テムコントローラ58よりの、たとえば読み出し開始の
タイムコード等のマクロな命令を受け、デジタル信号処
理回路52で使用のクロックにタイミングを合わせ、メ
モリー回路53のアドレス制御,書き込み,読み出し等
のきめ細かい制御をする回路である。
ぎ録音で完成させるテープ14を装着し、再生用磁気記
録再生装置65につなぎ録音でつなぎ合わせる素材のテ
ープ11を装着する。キー入力回路61より入力し、シ
ステムコントローラ58、モータ駆動回路59を使い、
FF,REW,PLAY等の動作を行い、再生用テープ
11ではA点付近を、録音用テープではB点付近のおよ
その位置出しを行う。次にそれぞれの磁気記録再生装置
のメモリー回路53を使用し正確な編集ポイントA点,
B点を出す。そのためにはキー入力回路61のメモリー
読込指令キーでシステムコントローラ58にメモリー読
込指令を与えると、システムコントローラ58は現在停
止しているテープ位置より所定量だけ巻戻し、そこから
再生用および録音用の2ヘッドの磁気記録再生装置6
5,66の各メモリー回路53に、その記憶能力分のテ
ープ信号を読み込み記憶する。当然A点,B点が含まれ
るようにコントロールされる。このときメモリー回路5
3はメモリー制御回路62を通じてシステムコントロー
ラ58より制御される。メモリー制御回路62は、シス
テムコントローラ58よりの、たとえば読み出し開始の
タイムコード等のマクロな命令を受け、デジタル信号処
理回路52で使用のクロックにタイミングを合わせ、メ
モリー回路53のアドレス制御,書き込み,読み出し等
のきめ細かい制御をする回路である。
【0027】テープの停止位置は、次にメカニズムが立
ち上がったときにテープデータが読めないことに起因す
る不連続を防止するために僅かに巻戻される。この動作
は、所定範囲すなわち再生用テープのA点、録音用テー
プのB点より少し前からメモリー回路53の記憶可能範
囲だけのテープデータがメモリー回路53に取り込まれ
た後、システムコントローラ58、モータ制御回路60
により実行される。
ち上がったときにテープデータが読めないことに起因す
る不連続を防止するために僅かに巻戻される。この動作
は、所定範囲すなわち再生用テープのA点、録音用テー
プのB点より少し前からメモリー回路53の記憶可能範
囲だけのテープデータがメモリー回路53に取り込まれ
た後、システムコントローラ58、モータ制御回路60
により実行される。
【0028】2台の磁気記録再生装置のメモリー回路5
3にテープデータが取り込まれた後はメモリー回路53
内のデータを使用しシステムコントローラ58、メモリ
ー制御回路62、メモリー回路53により達成されるリ
ハーサル機能で正確なA点,B点を決定する。
3にテープデータが取り込まれた後はメモリー回路53
内のデータを使用しシステムコントローラ58、メモリ
ー制御回路62、メモリー回路53により達成されるリ
ハーサル機能で正確なA点,B点を決定する。
【0029】ここでさらに詳細な説明を加えるために図
1の要部機能ブロック図を併用する。図1のデジタル信
号処理手段41は図2のデジタル信号処理回路52に相
当し、図1のメモリー手段42は図2のメモリー回路5
3に、以下メモリー制御手段43はメモリー制御回路6
2に、編集ポイント設定確認手段44はキー入力回路6
1の機能の一部に相当し、テープタイムコード読出手段
46、再生制御手段47およびつなぎ録音制御手段48
はシステムコントローラ58の機能の一部にそれぞれ相
当する。また図1において実線で示した信号の流れは再
生用磁気記録再生装置として用いた場合のもので、破線
で示したものは録音用磁気記録再生装置として用いた場
合のものである。再生用磁気記録再生装置65と録音用
磁気記録再生装置66とは再生用磁気記録再生装置65
の再生出力から録音用磁気記録再生装置66の録音入力
へ接続する再生出力線と少なくともメモリー再生開始指
令入力,メモリー再生開始指令出力をやりとりするリモ
ート制御信号線で接続されている。
1の要部機能ブロック図を併用する。図1のデジタル信
号処理手段41は図2のデジタル信号処理回路52に相
当し、図1のメモリー手段42は図2のメモリー回路5
3に、以下メモリー制御手段43はメモリー制御回路6
2に、編集ポイント設定確認手段44はキー入力回路6
1の機能の一部に相当し、テープタイムコード読出手段
46、再生制御手段47およびつなぎ録音制御手段48
はシステムコントローラ58の機能の一部にそれぞれ相
当する。また図1において実線で示した信号の流れは再
生用磁気記録再生装置として用いた場合のもので、破線
で示したものは録音用磁気記録再生装置として用いた場
合のものである。再生用磁気記録再生装置65と録音用
磁気記録再生装置66とは再生用磁気記録再生装置65
の再生出力から録音用磁気記録再生装置66の録音入力
へ接続する再生出力線と少なくともメモリー再生開始指
令入力,メモリー再生開始指令出力をやりとりするリモ
ート制御信号線で接続されている。
【0030】まず、再生用磁気記録再生装置65で図4
のA点を、録音用磁気記録再生装置66で図4のB点を
決めるため、それぞれの磁気記録再生装置において、
A,B点付近にテープを送り、メモリー取込指令入力に
より再生制御手段47に取込動作指令を与える。A点,
B点付近のテープ情報は、再生制御手段47よりの指令
により、デジタル信号処理手段41、テープ走行制御手
段45、テープタイムコード読出手段46、メモリー制
御手段43が制御されメモリー手段42に取り込まれ
る。上述のように巻戻し動作により再生用テープのA
点、録音用テープのB点より少し前からメモリー手段4
2の記憶可能範囲だけのテープデータがメモリー手段4
2に取り込まれ、次に編集ポイント設定・確認手段44
により正確にA点,B点を決定する。
のA点を、録音用磁気記録再生装置66で図4のB点を
決めるため、それぞれの磁気記録再生装置において、
A,B点付近にテープを送り、メモリー取込指令入力に
より再生制御手段47に取込動作指令を与える。A点,
B点付近のテープ情報は、再生制御手段47よりの指令
により、デジタル信号処理手段41、テープ走行制御手
段45、テープタイムコード読出手段46、メモリー制
御手段43が制御されメモリー手段42に取り込まれ
る。上述のように巻戻し動作により再生用テープのA
点、録音用テープのB点より少し前からメモリー手段4
2の記憶可能範囲だけのテープデータがメモリー手段4
2に取り込まれ、次に編集ポイント設定・確認手段44
により正確にA点,B点を決定する。
【0031】すなわちメモリー手段42に蓄積されたテ
ープデータを編集ポイント設定・確認手段44の操作に
より、あたかもテープを再生するように連続的に正転,
逆転して、必要により速度を可変して再生することによ
りメモリー上で正確なA点,B点を決定し、その点のア
ドレスをA点,B点のタイムコードと対比してメモリー
制御手段43に記憶させる。当然メモリー手段42に記
憶されているテープデータの開始点,終了点のアドレス
はそのデータのタイムコードと対比してメモリー制御手
段43に記憶されている。
ープデータを編集ポイント設定・確認手段44の操作に
より、あたかもテープを再生するように連続的に正転,
逆転して、必要により速度を可変して再生することによ
りメモリー上で正確なA点,B点を決定し、その点のア
ドレスをA点,B点のタイムコードと対比してメモリー
制御手段43に記憶させる。当然メモリー手段42に記
憶されているテープデータの開始点,終了点のアドレス
はそのデータのタイムコードと対比してメモリー制御手
段43に記憶されている。
【0032】以上がつなぎ録音のための事前準備作業で
あり、次に録音用磁気記録再生装置66のつなぎ録音キ
ーを押すと自動的に高精度なつなぎ録音が実行される。
まず、録音用磁気記録再生装置66につなぎ録音指令入
力を加えるとつなぎ録音制御手段48の指令により、デ
ジタル信号処理手段41、テープ走行制御手段45、テ
ープタイムコード読出手段46が制御され、録音用テー
プ14を再生走行させ、テープタイムコードを読み始め
る。このとき録音用磁気記録再生装置66のテープ14
を、つなぎ状態がモニターできるように数秒巻戻しして
から再生走行をさせる。この巻戻し動作は、つなぎ録音
キーの操作前、つまりメモリー取込動作直後に実行され
ていても良い。
あり、次に録音用磁気記録再生装置66のつなぎ録音キ
ーを押すと自動的に高精度なつなぎ録音が実行される。
まず、録音用磁気記録再生装置66につなぎ録音指令入
力を加えるとつなぎ録音制御手段48の指令により、デ
ジタル信号処理手段41、テープ走行制御手段45、テ
ープタイムコード読出手段46が制御され、録音用テー
プ14を再生走行させ、テープタイムコードを読み始め
る。このとき録音用磁気記録再生装置66のテープ14
を、つなぎ状態がモニターできるように数秒巻戻しして
から再生走行をさせる。この巻戻し動作は、つなぎ録音
キーの操作前、つまりメモリー取込動作直後に実行され
ていても良い。
【0033】次いで、メモリー制御手段43、メモリー
手段42により、再生から録音に切り換えたときにデジ
タル信号処理手段41で生じる遅れ量より決定された所
定時間分だけ前記テープのタイムコードに先行させてメ
モリー手段42から再生出力を出す。
手段42により、再生から録音に切り換えたときにデジ
タル信号処理手段41で生じる遅れ量より決定された所
定時間分だけ前記テープのタイムコードに先行させてメ
モリー手段42から再生出力を出す。
【0034】テープから再生されたデータはデジタル信
号処理手段41で処理され、テープタイムコードのみテ
ープタイムコード読出手段46に送られる。モニター用
として外部に出力される再生出力は、メモリー手段42
にすでに蓄えられたデータであり、テープ11から再生
されたタイムコードを基準に、それより所定時間進んだ
タイミングで出力される。この所定時間とは、つなぎ録
音時、再生モードおよび録音モードでのデジタル信号処
理手段41での遅れに起因するテープ上データの不連続
を発生させないための時間である。
号処理手段41で処理され、テープタイムコードのみテ
ープタイムコード読出手段46に送られる。モニター用
として外部に出力される再生出力は、メモリー手段42
にすでに蓄えられたデータであり、テープ11から再生
されたタイムコードを基準に、それより所定時間進んだ
タイミングで出力される。この所定時間とは、つなぎ録
音時、再生モードおよび録音モードでのデジタル信号処
理手段41での遅れに起因するテープ上データの不連続
を発生させないための時間である。
【0035】録音用磁気記録再生装置66のメモリー手
段42からの再生出力が編集ポイント設定・確認手段4
4で決められた録音用テープ14の編集ポイントB点に
相当する位置まで再生されると、つなぎ録音制御手段4
8はメモリー再生開始指令出力を再生機側磁気記録再生
装置65の再生制御手段47に出すと共にデジタル信号
処理手段41を録音モードにする。一方再生用磁気記録
再生装置65はメモリー再生開始指令入力として、録音
用磁気記録再生装置66からのメモリー再生開始指令出
力を得ると、即時、再生制御手段47の指令により、デ
ジタル信号処理手段41、テープ走行制御手段45、テ
ープタイムコード読出手段46、メモリー制御手段4
3、メモリー手段42が制御され、事前に編集ポイント
設定・確認手段44で設定された位置A点より瞬時再生
機能が働きメモリー手段42に蓄積されたテープデータ
を再生出力として録音用磁気記録再生装置66の録音入
力として加えると同時に再生用テープ11を再生走行さ
せメモリー手段42に再生データを補充していく。これ
により再生用磁気記録再生装置65は事前に取り込んだ
メモリー手段42のデータが無くなっても補充され連続
的に再生できる。
段42からの再生出力が編集ポイント設定・確認手段4
4で決められた録音用テープ14の編集ポイントB点に
相当する位置まで再生されると、つなぎ録音制御手段4
8はメモリー再生開始指令出力を再生機側磁気記録再生
装置65の再生制御手段47に出すと共にデジタル信号
処理手段41を録音モードにする。一方再生用磁気記録
再生装置65はメモリー再生開始指令入力として、録音
用磁気記録再生装置66からのメモリー再生開始指令出
力を得ると、即時、再生制御手段47の指令により、デ
ジタル信号処理手段41、テープ走行制御手段45、テ
ープタイムコード読出手段46、メモリー制御手段4
3、メモリー手段42が制御され、事前に編集ポイント
設定・確認手段44で設定された位置A点より瞬時再生
機能が働きメモリー手段42に蓄積されたテープデータ
を再生出力として録音用磁気記録再生装置66の録音入
力として加えると同時に再生用テープ11を再生走行さ
せメモリー手段42に再生データを補充していく。これ
により再生用磁気記録再生装置65は事前に取り込んだ
メモリー手段42のデータが無くなっても補充され連続
的に再生できる。
【0036】つなぎ録音制御手段48より再生用磁気記
録再生装置65にメモリー再生開始指令出力を出すタイ
ミングは、厳密には、相手の再生用磁気記録再生装置6
5が録音用磁気記録再生装置66のメモリー再生開始指
令出力を認識し再生出力を出す迄の遅れ時間分を補正し
て早く指令を出す。以上の動作で再生用テープ11のA
点以降の情報は録音用テープ14のB点以降に正確につ
ながれて高精度なつなぎ録音が録音用磁気記録再生装置
66のテープ上に実現される。
録再生装置65にメモリー再生開始指令出力を出すタイ
ミングは、厳密には、相手の再生用磁気記録再生装置6
5が録音用磁気記録再生装置66のメモリー再生開始指
令出力を認識し再生出力を出す迄の遅れ時間分を補正し
て早く指令を出す。以上の動作で再生用テープ11のA
点以降の情報は録音用テープ14のB点以降に正確につ
ながれて高精度なつなぎ録音が録音用磁気記録再生装置
66のテープ上に実現される。
【0037】次に録音用磁気記録再生装置のシステムコ
ントローラの要部フローチャート図7,図8によりシス
テムコントローラ58の動作を説明する。本機能におけ
るメモリー取込動作はデジタル信号処理回路52が録音
時以外、つまり停止状態も含めデジタル信号処理回路5
2が再生モードの時に動作し、また、リハーサル機能、
編集ポイントのシフト、メモリー再生、つなぎ録音動作
等の一連の動作は、まずメモリー取込動作が実行された
後に動作可能である。この動作は、フローチャート図7
の判定動作71,75の通りである。
ントローラの要部フローチャート図7,図8によりシス
テムコントローラ58の動作を説明する。本機能におけ
るメモリー取込動作はデジタル信号処理回路52が録音
時以外、つまり停止状態も含めデジタル信号処理回路5
2が再生モードの時に動作し、また、リハーサル機能、
編集ポイントのシフト、メモリー再生、つなぎ録音動作
等の一連の動作は、まずメモリー取込動作が実行された
後に動作可能である。この動作は、フローチャート図7
の判定動作71,75の通りである。
【0038】さて最初に行われるべきメモリー取込動作
73はメモリー取込指令キーが押されたかの判定72に
より実行され、メモリー取込動作73終了後、メモリー
取込動作完了フラグ設定処理74が行われる。メモリー
取込動作とは図8の処理91,92,93、判定94、
処理95および96に示すように、まず編集ポイント設
定値を現在タイムコードにし、テープを所定時間、たと
えば2秒分巻戻し、次にその位置よりメモリー容量分の
データー取込を行い、さらに取込動作完了後、テープを
僅かに、例えば1秒分巻戻す処理である。
73はメモリー取込指令キーが押されたかの判定72に
より実行され、メモリー取込動作73終了後、メモリー
取込動作完了フラグ設定処理74が行われる。メモリー
取込動作とは図8の処理91,92,93、判定94、
処理95および96に示すように、まず編集ポイント設
定値を現在タイムコードにし、テープを所定時間、たと
えば2秒分巻戻し、次にその位置よりメモリー容量分の
データー取込を行い、さらに取込動作完了後、テープを
僅かに、例えば1秒分巻戻す処理である。
【0039】メモリー取込完了フラグが設定されると、
リハーサルキー、編集ポイントシフトキー、メモリー再
生開始指令入力およびつなぎ録音スタートキーの操作に
より各々のキーに対応する処理の指令が可能となる。
リハーサルキー、編集ポイントシフトキー、メモリー再
生開始指令入力およびつなぎ録音スタートキーの操作に
より各々のキーに対応する処理の指令が可能となる。
【0040】リハーサルキーが押されると判定76によ
りリハーサル再生モードに入るが判定77により録音モ
ードの時は編集ポイント設定値より前のメモリーデータ
を再生し、再生モードの時は編集ポイント設定値より後
のメモリーデータを再生する。これは録音用磁気記録再
生装置ではつなぎ録音時テープ上に残る信号を確認する
必要があり、再生用磁気記録再生装置では新たに記録す
る信号を確認する必要があるからである。
りリハーサル再生モードに入るが判定77により録音モ
ードの時は編集ポイント設定値より前のメモリーデータ
を再生し、再生モードの時は編集ポイント設定値より後
のメモリーデータを再生する。これは録音用磁気記録再
生装置ではつなぎ録音時テープ上に残る信号を確認する
必要があり、再生用磁気記録再生装置では新たに記録す
る信号を確認する必要があるからである。
【0041】編集ポイントシフトキーが押されると判定
80、処理81で示されるように編集ポイントのシフト
がたとえば1フレームの分解能で行われる。編集ポイン
トのシフト要否は通常リハーサル機能によりメモリーか
らの再生音を聞きながら意図する位置に編集ポイントが
あるか確認することにより行われる。
80、処理81で示されるように編集ポイントのシフト
がたとえば1フレームの分解能で行われる。編集ポイン
トのシフト要否は通常リハーサル機能によりメモリーか
らの再生音を聞きながら意図する位置に編集ポイントが
あるか確認することにより行われる。
【0042】また、メモリー再正開始指令入力があると
判定82、処理83によりメモリー再生動作が行われ
る。この機能は再生用磁気記録再生装置側で使用するも
のであり、録音用磁気記録再生装置から出力されるメモ
リー再生開始指令出力を受けて動作するものである。メ
モリー再生動作とは図8の処理101,102および1
03に示すように、編集ポイント設定値よりメモリーデ
ータの再生を開始すると共にテープの再生走行も開始
し、そして、このテープ読込データをメモリーに補充し
ながらメモリー再生を続けることである。
判定82、処理83によりメモリー再生動作が行われ
る。この機能は再生用磁気記録再生装置側で使用するも
のであり、録音用磁気記録再生装置から出力されるメモ
リー再生開始指令出力を受けて動作するものである。メ
モリー再生動作とは図8の処理101,102および1
03に示すように、編集ポイント設定値よりメモリーデ
ータの再生を開始すると共にテープの再生走行も開始
し、そして、このテープ読込データをメモリーに補充し
ながらメモリー再生を続けることである。
【0043】前述のように、メモリー取込動作、その後
リハーサル機能と編集ポイントシフト機能による編集ポ
イントの確定という事前準備が完了すると、いよいよつ
なぎ録音の実行であるが、これはつなぎ録音スタートキ
ーが押されると判定84,処理85によりつなぎ録音動
作が行われる。この機能は録音用磁気記録再生装置側で
使用するものである。つなぎ録音動作とは、図8の処理
111,112、判定113、処理114,115およ
び116で示す動作である。まず、テープの再生走行を
開始し、その後、テープから再生されるタイムコード値
に対し、デジタル信号処理遅延分補正のため、所定時間
早い部分のメモリーデータを再生して出力する。メモリ
ー再生が事前に設定された編集ポイント設置値までくる
と、編集ポイントでスタンバイ状態にある再生用磁気記
録再生装置に対し、メモリー再生開始指令を出すと共に
デジタル信号処理回路を録音モードに切り換える。そし
て録音停止指令があるまで録音動作を継続する。
リハーサル機能と編集ポイントシフト機能による編集ポ
イントの確定という事前準備が完了すると、いよいよつ
なぎ録音の実行であるが、これはつなぎ録音スタートキ
ーが押されると判定84,処理85によりつなぎ録音動
作が行われる。この機能は録音用磁気記録再生装置側で
使用するものである。つなぎ録音動作とは、図8の処理
111,112、判定113、処理114,115およ
び116で示す動作である。まず、テープの再生走行を
開始し、その後、テープから再生されるタイムコード値
に対し、デジタル信号処理遅延分補正のため、所定時間
早い部分のメモリーデータを再生して出力する。メモリ
ー再生が事前に設定された編集ポイント設置値までくる
と、編集ポイントでスタンバイ状態にある再生用磁気記
録再生装置に対し、メモリー再生開始指令を出すと共に
デジタル信号処理回路を録音モードに切り換える。そし
て録音停止指令があるまで録音動作を継続する。
【0044】今まで編集ポイント確認のためのリハーサ
ル機能は再生用磁気記録再生装置と録音用磁気記録再生
装置とで別々にリハーサルキーを押して行う方式として
説明しているが、録音用磁気記録再生装置と再生用磁気
記録再生装置間でのリハーサル制御信号を設け、テープ
走行せず各メモリー回路からの読み出しのみで2つのテ
ープ間のつながり状態をつなぎ録音本番と同様な状態で
事前確認できるようにするのは容易である。これにより
使い勝手をさらに良くすることができる。
ル機能は再生用磁気記録再生装置と録音用磁気記録再生
装置とで別々にリハーサルキーを押して行う方式として
説明しているが、録音用磁気記録再生装置と再生用磁気
記録再生装置間でのリハーサル制御信号を設け、テープ
走行せず各メモリー回路からの読み出しのみで2つのテ
ープ間のつながり状態をつなぎ録音本番と同様な状態で
事前確認できるようにするのは容易である。これにより
使い勝手をさらに良くすることができる。
【0045】以上のように本実施例によれば、メモリー
手段を使うことにより2ヘッド方式の磁気記録再生装置
であっても、タイムコードによる2台の磁気記録再生装
置間の調相機能を必要とせず、またメモリー上のリハー
サル機能で編集接続状態を事前に確認でき、かつ正確な
つなぎ録音機能を実現することができる。また本実施例
では再生制御手段47、つなぎ録音制御手段48、編集
ポイント設定・確認手段44をマイクロコンピュータの
ソフトウェアで実現することができ、安価に短期間に開
発することができる。
手段を使うことにより2ヘッド方式の磁気記録再生装置
であっても、タイムコードによる2台の磁気記録再生装
置間の調相機能を必要とせず、またメモリー上のリハー
サル機能で編集接続状態を事前に確認でき、かつ正確な
つなぎ録音機能を実現することができる。また本実施例
では再生制御手段47、つなぎ録音制御手段48、編集
ポイント設定・確認手段44をマイクロコンピュータの
ソフトウェアで実現することができ、安価に短期間に開
発することができる。
【0046】なお、本実施例では再生用磁気記録再生装
置と録音用磁気記録再生装置とも同機能の磁気記録再生
装置を用いたが、構成を簡単にするために再生用には記
録機能のない磁気再生装置を用いてもよく、その場合は
磁気再生装置にはつなぎ録音制御手段は不要となる。ま
た再生用の磁気再生装置または磁気記録再生装置と録音
用磁気記録再生装置は一つの筐体に一体に構成してもよ
い。さらに本実施例は録音入力,再生出力はアナログ入
出力の場合を説明したが、これらはデジタル入出力でも
よく、また両方を具備してもよいのは当然である。
置と録音用磁気記録再生装置とも同機能の磁気記録再生
装置を用いたが、構成を簡単にするために再生用には記
録機能のない磁気再生装置を用いてもよく、その場合は
磁気再生装置にはつなぎ録音制御手段は不要となる。ま
た再生用の磁気再生装置または磁気記録再生装置と録音
用磁気記録再生装置は一つの筐体に一体に構成してもよ
い。さらに本実施例は録音入力,再生出力はアナログ入
出力の場合を説明したが、これらはデジタル入出力でも
よく、また両方を具備してもよいのは当然である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気再生装
置、磁気記録再生装置およびそれを用いた編集装置によ
れば、再生機側、録音機側ともにメモリー手段を備え、
このメモリー手段にあらかじめ蓄積した再生用テープと
録音用テープとの各編集点を含むテープ情報をもとにメ
モリー上で正確な編集点を設定し、録音機側ではメモリ
ー内の情報を内部処理に必要な遅延時間だけ先行してテ
ープとともに進行させメモリー情報での編集点がくると
録音機を録音状態とするとともに再生機をメモリー再生
に切り換えることにより、2ヘッド方式の磁気記録再生
装置を用いて事前にメモリー上のリハーサル機能で編集
接続状態を事前確認した後、高精度なつなぎ録音を可能
とする。
置、磁気記録再生装置およびそれを用いた編集装置によ
れば、再生機側、録音機側ともにメモリー手段を備え、
このメモリー手段にあらかじめ蓄積した再生用テープと
録音用テープとの各編集点を含むテープ情報をもとにメ
モリー上で正確な編集点を設定し、録音機側ではメモリ
ー内の情報を内部処理に必要な遅延時間だけ先行してテ
ープとともに進行させメモリー情報での編集点がくると
録音機を録音状態とするとともに再生機をメモリー再生
に切り換えることにより、2ヘッド方式の磁気記録再生
装置を用いて事前にメモリー上のリハーサル機能で編集
接続状態を事前確認した後、高精度なつなぎ録音を可能
とする。
【0048】このため再生機と録音機間のテープ走行を
タイムコードと高度なサーボ技術に基づくメカニカルな
調相機能を必要とせず、また従来のようにデジタル信号
処理回路内での信号の時間遅れを吸収するための4ヘッ
ド方式も不要で、ヘッドが4個から2個に減ったためヘ
ッドの汚れ、目詰まり等の危険が少なくなり、安いコス
トで高精度のつなぎ録音を達成でき、また信頼性も著し
く向上させることができる。
タイムコードと高度なサーボ技術に基づくメカニカルな
調相機能を必要とせず、また従来のようにデジタル信号
処理回路内での信号の時間遅れを吸収するための4ヘッ
ド方式も不要で、ヘッドが4個から2個に減ったためヘ
ッドの汚れ、目詰まり等の危険が少なくなり、安いコス
トで高精度のつなぎ録音を達成でき、また信頼性も著し
く向上させることができる。
【図1】本発明の磁気記録再生装置の要部機能ブロック
図
図
【図2】同じく磁気記録再生装置の回路ブロック図
【図3】本発明の磁気記録再生装置を使用した編集装置
のブロック図
のブロック図
【図4】つなぎ録音機能におけるテープの状態を示すつ
なぎ録音状態の説明図
なぎ録音状態の説明図
【図5】従来例の磁気記録再生装置の回路ブロック図
【図6】同じく磁気記録再生装置を使用した編集装置の
ブロック図
ブロック図
【図7】本発明の磁気記録再生装置のシステムコントロ
ーラ動作の要部フローチャート
ーラ動作の要部フローチャート
【図8】同じくシステムコントローラ動作の機能別要部
フローチャート
フローチャート
11 再生用テープ
14 録音用テープ
41 デジタル信号処理手段
42 メモリー手段
43 メモリー制御手段
44 編集ポイント設定・確認手段
45 テープ走行制御手段
46 テープタイムコード読出手段
47 再生制御手段
48 つなぎ録音制御手段
51 2ヘッドシリンダー
52 デジタル信号処理回路
53 メモリー回路
54 A/Dコンバーター
55 D/Aコンバーター
56 アナログ入力回路
57 アナログ出力回路
58 システムコントローラ
59 テープ駆動モータ
60 モータ制御回路
61 キー入力回路
65 再生用2ヘッド磁気記録再生装置
66 録音用2ヘッド磁気記録再生装置
Claims (3)
- 【請求項1】 テープからの再生信号を復調して出力す
るデジタル信号処理手段と、 前記デジタル信号処理手段のデジタル信号出力を記憶す
るメモリー手段と、 前記メモリー手段への書き込み、読み出し指令および番
地を制御するメモリー制御手段と、 テープの走行制御を行うテープ走行制御手段と、 前記デジタル信号処理手段の出力からテープタイムコー
ドを読み出すテープタイムコード読出手段と、 前記メモリー制御手段を介して前記メモリー手段の記憶
に対応するつなぎ録音の編集ポイントを設定・確認しか
つ前記メモリー制御手段に少なくとも前記メモリー手段
に記憶した前記つなぎ録音の編集ポイントの番地とその
番地に対応するテープタイムコードとを記憶させる編集
ポイント設定・確認手段と、 メモリー取込指令入力を受けると、前記テープ走行制御
手段によりテープを再生走行させ、前記テープタイムコ
ード読出手段からのタイムコード情報に対応した前記メ
モリー手段の番地に前記デジタル信号処理手段の出力信
号を記憶する機能と、メモリー再生開始指令入力を受け
ると、前記編集ポイント設定・確認手段で設定した編集
ポイントに対応する前記メモリー手段の番地より情報を
出力開始すると共にテープを走行させ順次前記メモリー
手段にテープからの再生情報を補充するように制御する
再生制御手段とを備えた磁気再生装置。 - 【請求項2】 録音時には入力信号をテープへの記録信
号に変調し、再生時にはテープからの再生信号を復調し
て出力するデジタル信号処理手段と、 前記デジタル信号処理手段のデジタル信号出力を記憶す
るメモリー手段と、 前記メモリー手段への書き込み、読み出し指令および番
地を制御するメモリー制御手段と、 テープの走行制御を行うテープ走行制御手段と、 前記デジタル信号処理手段の出力からテープタイムコー
ドを読み出すテープタイムコード読出手段と、 前記メモリー制御手段を介して前記メモリー手段の記憶
に対応するつなぎ録音の編集ポイントを設定・確認しか
つ前記メモリー制御手段に少なくとも前記メモリー手段
に記憶した前記つなぎ録音の編集ポイントの番地とその
番地に対応するテープタイムコードとを記憶させる編集
ポイント設定・確認手段と、 メモリー取込指令入力を受けると前記デジタル信号処理
手段を再生モードにし、前記テープ走行制御手段により
テープを再生走行させ、前記テープタイムコード読出手
段からのタイムコード情報に対応した前記メモリー手段
の番地に前記デジタル信号処理手段の出力信号を記憶す
る機能と、メモリー再生開始指令入力を受けると、前記
編集ポイント設定・確認手段で設定した編集ポイントに
対応する前記メモリー手段の番地より情報を出力開始す
ると共にテープを走行させ順次前記メモリー手段にテー
プからの再生情報を補充するように制御する再生制御手
段と、 つなぎ録音指令入力を受けるとテープを再生状態で走行
させ、テープより読み出されたテープタイムコードデー
タに対しあらかじめ決められた所定時間上流側の情報を
前記メモリー手段より出力し、前記メモリー手段から出
力される情報の番地が前記編集ポイントにきたときに、
メモリー再生開始指令出力を出すと共に、前記デジタル
信号処理手段を録音モードに切換制御するつなぎ録音制
御手段とを備えた磁気記録再生装置。 - 【請求項3】 請求項1の磁気再生装置または請求項2
の磁気記録再生装置を再生機として、その出力を録音機
としての請求項2の磁気記録再生装置の入力に加え、再
生機の再生制御手段と録音機のつなぎ録音制御手段との
間をリモート制御信号線で接続した編集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16524594A JP3399096B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 磁気再生装置、磁気記録再生装置および編集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16524594A JP3399096B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 磁気再生装置、磁気記録再生装置および編集装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0831149A JPH0831149A (ja) | 1996-02-02 |
JP3399096B2 true JP3399096B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=15808640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16524594A Expired - Fee Related JP3399096B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 磁気再生装置、磁気記録再生装置および編集装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3399096B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP16524594A patent/JP3399096B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0831149A (ja) | 1996-02-02 |
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