JP3399093B2 - ディジタル保護継電装置 - Google Patents
ディジタル保護継電装置Info
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Description
置に係り、特にグラフィックディスプレイを設定パネル
とした装置において、保護演算結果による動作とは別に
リレー要素を強制動作させるための強制動作操作装置に
関する。
配電線や発変電所、さらには電力機器などの保護対象設
備や機器の電圧、電流等の計測信号をディジタル化して
取り込み、これら計測データと保護内容を基に種々の保
護演算を行い、演算結果によって保護を必要とするとき
に遮断器のトリップ指令を発生し、保護対象の保護を行
う。
てなされ、保護の信頼性確保から主検出リレー部と事故
検出リレー部に分離構成され、単一故障でトリップに至
らないよう、両リレー部の保護動作の同時成立でトリッ
プ指令を発生する。
対象の各種設定項目の整定・表示を行うために設定(整
定)パネルを備えることが多い。この設定パネルでは、
表示灯パネルやディジタル表示器による状態表示機能
と、各種操作キーによるコンピュータへの設定値入力や
指令発生の操作入力機能を備える。
に、保護対象の保守・点検や保護機能の点検等のため
に、オペレータからの指令により強制的にリレー要素を
動作させる強制動作機能を備えるものが多い。この強制
動作機能は、各種機能別の操作スイッチを設けてコンピ
ュータに接続し、スイッチにより強制動作ポジションを
選択し、そのポジションのリレー要素を動作させる。
強制動作機能構成を示す。主検出用のコンピュータ11
と事故検出用のコンピュータ12にはそれぞれ設定パネ
ルの一部としての選択スイッチパネル2の強制動作選択
スイッチからの指令を取り込むためのディジタル入力回
路31、32をバス結合で備える。
めのディジタル出力回路41、42を備え、トリップ出力
回路用の継電器51、52のオン・オフを制御する。
図5に機能ブロックで例示するように、リレー要素別の
演算ブロック61〜64と、それぞれの演算結果に論理条
件を与える論理ブロック71〜73を有してトリップ指令
を発生する。
令は、例えば論理ブロックへのオア条件として組み込ま
れる。
式では、リレーシステムの規模に応じて搭載しているリ
レー要素が増える場合、ディジタル入力回路31、32の
入力点数を増やし、選択スイッチパネル2の選択スイッ
チも増やすことになる。
プリント基板枚数も増え、また選択スイッチパネル2も
そのつど再設計が必要になる。また、ディジタル入力回
路と選択スイッチパネルとの間の配線本数も増えること
になる。
ア方式を標準化するために、グラフィックディスプレイ
などを使用した設定パネルを用いることになる。
ディジタルリレーの設定パネルは、ニーズに応じた表示
デザインをソフトウエアで実現することにより、表示形
態を任意に設計可能となる。
を標準化及びパターン化し、データテーブル上で管理
し、CPUがこれに応じて画面を切り替える。オペレー
タは、選択操作にはタッチパネルなどのポインティング
デバイスで選択する。
スと強制動作設定パネルとの接続回路を共通化してしま
い、部品などの単一故障で誤って遮断器をトリップさせ
てしまう恐れがある。
イを設定パネルとしたディジタル保護継電装置におい
て、リレー要素の強制動作に誤った操作を無くす強制動
作操作装置を提供することにある。
解決するために、主検出リレー部と事故検出リレー部と
を有し、この両リレー部からの保護出力の同時成立で保
護対象の遮断器のトリップ出力を得るディジタル保護演
算手段と、保護対象の各種設定項目の整定・表示を行う
ための状態表示機能及びポインティングデバイスによる
コンピュータへの設定値入力や指令発生の操作入力機能
を備えるグラフィックディスプレイとを備えたディジタ
ル保護継電装置において、前記グラフィックディスプレ
イは、操作入力機能の1つとして、前記主検出リレー部
の各リレー要素を選択する選択操作機能を設け、前記各
リレー要素別および主検出リレー部と事故検出リレー部
別のスイッチを有し、このスイッチの操作により選択し
たリレー要素を強制的に動作させる強制動作信号を発生
する強制動作選択スイッチパネルを設け、前記グラフィ
ックディスプレイによる前記主検出リレー部のリレー要
素の選択操作と前記スイッチパネルからの強制動作信号
が取り込まれたときに当該リレー要素を強制動作させ、
前記スイッチパネルから前記事故検出リレー部の強制動
作信号が取り込まれたときに当該リレー要素を強制動作
させるインターフェースを設けたことを特徴とする。
ッチパネルからの強制動作信号を正論理入力回路と負論
理入力回路で取り込み、両論理入力信号の一致チェック
を行う二重化チェック演算手段を備えたことを特徴とす
る。
ィックディスプレイに対するリレー要素選択操作と、該
選択されたリレー要素に対する強制動作選択スイッチパ
ネルの操作による強制動作の指令という2挙動操作とす
る。
チは、主検出リレー用と事故検出リレー用とを分離した
構成にし、主検出リレー部と事故検出リレー部との選択
操作の誤りを無くす。
チ信号の取り込みは、二重化チェックした取り込みによ
って信号系の誤りを無くす。
能構成図である。この図において、従来と同じまたは相
当する部分には、同じ符号を付して説明を省略する。
ル11は、CRTや液晶ディスプレイ、ELディスプレ
イ、さらにはプラズマディスプレイなどであり、保護対
象の各種設定項目の整定・表示を行うための状態表示機
能と、タッチパネル等になるポインティングデバイスに
よるコンピュータへの設定値入力や指令発生の操作入力
機能を備える。
操作のためのリレー要素の選択操作機能を備える。
マシンインターフェースボード12に結合され、このボ
ード12を介して事故検出リレー部のインターフェース
13と結合される。
護分割の視点からみて疎結合接続(シリアル伝送、HD
LC伝送でも良い)を行い、データ誤りによる情報の誤
伝達が起こりにくい方式とする。
イッチパネル14を設ける。このパネル14は、複数の
強制動作選択スイッチが設けられる。そして、パネル1
4は、設定パネル11と同様に、マンマシンインターフ
ェース12に結合され、また該マンマシンインターフェ
ース12を介して事故検出リレー部のインターフェース
13に疎結合される。
クディスプレイ11に対するリレー要素選択操作と、該
選択されたリレー要素に対する強制動作選択スイッチパ
ネル14の操作による強制動作の指令という2挙動操作
になる。
選択スイッチは、主検出リレー用と事故検出リレー用と
を分離した構成にする。すなわち、主検出リレー用選択
スイッチと事故検出リレー用選択スイッチを別のスイッ
チとして設ける。また、マンマシンインターフェース1
2では、パネル14からのスイッチ信号を読み込むスイ
ッチ回路及び強制動作選択情報を伝達するバッファ回路
の動作誤りを検出できるよう二重化チェック回路で読み
込む。
る強制動作のための情報取り込みは、図2に示すよう
に、強制動作選択スイッチパネル14からのスイッチ信
号を二重化チェック121でチェックし、グラフィック
ディスプレイ11からの要素選択情報122との論理積
演算123によって主検出リレー部へ強制動作選択信号
を転送する。同様に、事故検出リレーについても、要素
選択情報12 2 と論理積演算12 3 と同等のシーケンスに
よって事故検出リレー部へ強制動作選択信号を転送す
る。
によって事故検出リレー部へ強制動作選択信号を転送す
る。このとき、事故検出リレー部では要素選択情報を使
用しない1挙動操作になる。
すように、各スイッチ141〜14Nのオン・オフ信号入
力を正論理入力回路1211と負論理入力回路1212の両
方で取り込み、両入力回路1211と1212の信号をバッ
ファ1213を通して取り込み、両論理信号の一致チェッ
クを行う。すなわち、各スイッチ14 1 〜14 N のオン
(またはオフ)操作状態を正論理入力回路12 11 と負論
理入力回路12 12 で取り込み、各入力回路の出力に対し
論理演算を行うことで当該スイッチの操作が確実に行わ
れたか否かをチェックする。なお、図3ではスイッチ1
4 1 の信号入力にプルアップ抵抗を示すが、これはスイ
ッチの信号入力回路として周知のもので、他のスイッチ
14 2 〜14 N にも同様のプルアップ抵抗を設けた信号入
力回路とされる。また、二重化チェック処理は、分離構
成された主検出リレー用強制動作選択スイッチ(例えば
14 1 )と事故検出リレー用強制動作選択スイッチ(例
えば14 2 )とに対してそれぞれ設けられる。
14の選択スイッチは、主検出リレー用と事故検出リレ
ー用とを分離した構成とし、主検出リレー部と事故検出
リレー部との選択操作の誤りを無くす。また、強制動作
選択スイッチパネル14からのスイッチ信号の取り込み
は、二重化チェックした取り込みによって信号系の誤り
を無くす。
ィックディスプレイによる各リレー要素の選択操作と、
強制動作選択スイッチパネルのスイッチの操作によりリ
レー要素を強制的に動作させる強制動作信号を主検出用
と事故検出用に分離して発生し、両操作信号が得られた
ときに主検出用または事故検出用の当該リレー要素を強
制動作させるようにしたため、以下の効果がある。
たリレー要素選択と強制動作選択スイッチパネルによる
スイッチ操作との2挙動操作になるため、リレー要素の
強制動作に誤り操作を無くすことができる。
ードウエアが共通化される。
れ、保守性が向上する。
ネルを利用するため、装置構成には、主検出及び事故検
出にそれぞれ独立した強制動作入力回路を設けることを
不要にし、共通のハードウエアで誤ったトリップを無く
すことができる。
ているため、操作方法や選択項目の説明など、ガイダン
ス(ヘルプ)機能を盛り込んだ強制動作を得ることがで
き、操作性が向上する。また、誤ったトリップとなるよ
うな操作がないか、メッセージを使って操作確認を取る
ことができる。
は、スイッチパネルからの強制動作信号の二重化チェッ
クを行うため、信号系の誤りを無くすことができる。
トウエア処理機能図。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 主検出リレー部と事故検出リレー部とを
有し、この両リレー部からの保護出力の同時成立で保護
対象の遮断器のトリップ出力を得るディジタル保護演算
手段と、保護対象の各種設定項目の整定・表示を行うた
めの状態表示機能及びポインティングデバイスによるコ
ンピュータへの設定値入力や指令発生の操作入力機能を
備えるグラフィックディスプレイとを備えたディジタル
保護継電装置において、 前記グラフィックディスプレイは、操作入力機能の1つ
として、前記主検出リレー部の各リレー要素を選択する
選択操作機能を設け、 前記各リレー要素別および主検出リレー部と事故検出リ
レー部別のスイッチを有し、このスイッチの操作により
選択したリレー要素を強制的に動作させる強制動作信号
を発生する強制動作選択スイッチパネルを設け、 前記グラフィックディスプレイによる前記主検出リレー
部のリレー要素の選択操作と前記スイッチパネルからの
強制動作信号が取り込まれたときに当該リレー要素を強
制動作させ、前記スイッチパネルから前記事故検出リレ
ー部の強制動作信号が取り込まれたときに当該リレー要
素を強制動作させるインターフェースを設けたことを特
徴とするディジタル保護継電装置。 - 【請求項2】 前記インターフェースは、前記スイッチ
パネルからの強制動作信号を正論理入力回路と負論理入
力回路で取り込み、両論理入力信号の一致チェックを行
う二重化チェック演算手段を備えたことを特徴とする請
求項1記載のディジタル保護継電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14924294A JP3399093B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | ディジタル保護継電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14924294A JP3399093B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | ディジタル保護継電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0819160A JPH0819160A (ja) | 1996-01-19 |
JP3399093B2 true JP3399093B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=15470993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14924294A Expired - Fee Related JP3399093B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | ディジタル保護継電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3399093B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP14924294A patent/JP3399093B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0819160A (ja) | 1996-01-19 |
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