JP3330261B2 - ディジタル保護・制御装置 - Google Patents

ディジタル保護・制御装置

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JP3330261B2
JP3330261B2 JP24440795A JP24440795A JP3330261B2 JP 3330261 B2 JP3330261 B2 JP 3330261B2 JP 24440795 A JP24440795 A JP 24440795A JP 24440795 A JP24440795 A JP 24440795A JP 3330261 B2 JP3330261 B2 JP 3330261B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MMI(マン・マ
シン・インターフェース)部を有するディジタル保護・
制御装置に係り、特に、MMI部に異常が生じた時にも
システムダウンしない(装置本来の保護機能又は制御機
能を喪失しない)ディジタル保護・制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の次世代形ディジタル保護・制御装
置は、ヒューマン・フレンドリィーなインタフェースを
提供するため、制御に用いる整定値を保守点検員が容易
に確認できるようにディスプレイ装置を備えた高機能M
MIが装備されるのが普通になってきている。制御に用
いる整定値を格納する不揮発性メモリは、MMIでその
整定値をディスプレイに表示するためにMMI部に設け
るのが普通である。
【0003】尚、ディジタル保護・制御装置に関連する
ものとして、特開昭55―125016号,特開昭56
―94923号等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータシステム
として構成されたディジタル保護・制御装置では、シス
テムイニシャル時にセルフテスト等を実施し、異常検出
時には、エラーメッセージを出し、その機能を切離して
立上がるようになっている。この場合、異常のあった機
能についてはあきらめている。上述したように、最近の
ディジタル保護・制御装置のMMI部は、高機能化を図
っているために部品点数が多く、故障の確率が高くなっ
ている。このため、セルフテスト時にMMI部がエラー
となる確率が高く、このMMI部の機能が切り離される
虞がある。しかし、このMMI部には、制御に不可欠な
整定値を格納したメモリが置かれることが多く、このM
MI部が切り離されると、システム全体が機能を喪失し
てしまう。
【0005】本発明の目的は、MMI部の不良時にも本
来の保護機能,制御機能を実現することのできるディジ
タル保護・制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、電力系統の
保護・制御を行うディジタル保護・制御装置において、
電力系統の運用に用いられる整定値データの入力や状態
表示を行うマン・マシン・インターフェースユニット
と、このマン・マシン・インターフェースユニットとシ
ステムバスを介して接続され、このマン・マシン・イン
ターフェースユニットからの整定値データを記憶する第
1のメモリと、前記マン・マシン・インターフェースユ
ニットとシステムバスを介して接続され、前記電力系統
の保護・制御を行う演算処理ユニットと、この演算処理
ユニット内に設けられ、前記第1のメモリの整定値デー
タが記憶される第2のメモリとを備え、前記マン・マシ
ン・インターフェースユニット機能不全状態には、こ
マン・マシン・インターフェースユニットを論理的に
切り離して、システムの動作を続行するよう構成するこ
とで、達成される。
【0007】 上記目的はまた、上記ディジタル保護・制
御装置において、前記マン・マシン・インターフェース
ユニットの切り離しとして、このマン・マシン・インタ
ーフェースユニットに関係する操作を無効にすること
で、達成される。
【0008】 上記目的はまた、上記ディジタル保護・制
御装置において、前記マン・マシン・インターフェース
ユニットの切り離しとして、このマン・マシン・インタ
ーフェースユニットへのアクセスをバイパスすること
で、達成される。
【0009】 上記目的はまた、上記ディジタル保護・制
御装置において、前記マン・マシン・インターフェース
ユニットが切り離されたときに、周期的に当該マン・マ
シン・インターフェースユニットの動作の機能状態を監
視し、正常に回復したときには当該マン・マシン・イン
ターフェースユニットを論理的に接続することで、達成
される。
【0010】 上記目的はまた、上記ディジタル保護・制
御装置において、前記マン・マシン・インターフェース
ユニットの状態を管理するCPUを有するシステム管理
処理手段を設け、このシステム管理処理手段のCPU
が、前記マン・マシン・インターフェースユニットが有
するCPUに対してアクセスを行うことにより、このマ
ン・マシン・インターフェースユニットの機能状態を判
断することで、達成される。
【0011】 上記目的はまた、上記ディジタル保護・制
御装置において、前記システム管理処理手段のCPU
が、前記マン・マシン・インターフェースユニットが有
するCPUとコードをやり取りすることにより、このマ
ン・マシン・インターフェースユニットの機能状態を判
断することで、達成される。
【0012】マン・マシン・インターフェース(MM
I)を、装置が保護・制御動作を行うために必須構成要
素とはせずに、付加的な機能として切り離し可能とした
ため、MMI異常時にはこのMMIのみを切り離すこと
が可能となる。このため、MMIの高機能化を図ったた
めその故障率が増加しても、システム本来の機能の安定
性,信頼性を損なうことがない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係るデ
ィジタル保護・制御装置の回路構成図であり、図2は、
このディジタル保護・制御装置の機能構成図である。図
1において、本実施例に係るディジタル保護・制御装置
は、補助変流器1と、補助変圧器2と、フィルタ3と、
サンプルホルダ(S/H)4と、マルチプレクサ5と、
A/D変換器6と、システムバス7と、複数のCPUユ
ニット8と、マン・マシン・インターフェース(MM
I)11と、このMMI11に接続されたディスプレイ
12と、通信インタフェース13と、システムバス7に
接続された不揮発性メモリ14と、ディジタル出力回路
(D/θ)15と、ディジタル入力回路(D/i)16
と、電源装置17とから構成されている。各CPUユニ
ット8は、ROMおよびRAM8aと、CPU8bと、
不揮発性メモリ8cとを備える。この実施例では、MM
I部は、MMI11とディスプレイ12とで構成されて
おり、不揮発性メモリ14は、このMMI部とは別にシ
ステムバス7に接続し、このメモリ14に、制御に必要
となる整定値を格納してある。
【0014】このように、MMI部とは別の箇所に不揮
発性メモリ14を持たせ、装置運用上、不可欠な整定値
をその不揮発性メモリ14に格納することにより、電源
投入時の、システムイニシャルの段階から、たとえ、M
MIに異常が生じ正常に動作できない状態にあっても、
MMIに依存することなく、整定値を取得できるので、
装置の立上げが可能となる。
【0015】補助変流器1は、主変流器(主CT)18
から電力系統のアナログ情報として電流を検出し、補助
変圧器2は、主電圧分圧器(主PD)19から電力系統
のアナログ情報として電圧を検出し、各検出出力は、フ
ィルタ3を介し、サンプルホールド回路4へ出力される
ようになっている。このサンプルホールド回路4は無く
てもよく、その場合には、フィルタ3の出力はマルチプ
レクサ5へ直接される。サンプルホールド回路4が存在
する場合には、このサンプルホールド回路4は各入力信
号をサンプリングすると共にサンプリングした信号をホ
ールドし、ホールドした信号をマルチプレクサ5へ出力
する。サンプルホールド回路4の有無に関わらず、マル
チプレクサ5に入力された信号はA/D変換器6へ出力
され、A/D変換器6からデジタル信号が出力される。
そして、このディジタル信号が、システムバス7を介し
て各CPUユニット8に転送される。
【0016】各CPUユニット8のCPU8bは、入力
データについて、所定のアルゴリズムに従ったリレー演
算を実行すると共に、システムの動作を制御するように
なっている。このディジタル保護・制御装置の運用に必
要な各種設定情報たとえば整定値データなどは、不揮発
性メモリ14から読み出され、システムバス7を通し
て、各CPUユニット8に入力される。尚、整定値デー
タは、不揮発性メモリ14ではなく、CPUユニット8
の不揮発性メモリ8cに格納しておいても良い。マン・
マシン・インターフェース11は、整定値の変更や計測
データの表示および装置の状態や保護あるいは制御対象
の状態の表示などを、ディスプレイ12を用いて実行す
る。
【0017】CPUユニット8のROM8aには、CP
U8bが実行するプログラムなどが格納されており、R
AM8aには、CPU8bが必要とするデータが記憶さ
れている。そしてCPU8bの演算に従った指令、例え
ば遮断指令等が、ディジタル出力回路15を介して、遮
断器のトリップコイル21へ出力される。また、遮断器
(CB)20の接点情報や他のシステムからの外部入力
情報等は、ディジタル入力回路16から入力される。更
に、他のシステムと各種の情報の授受を行う場合には、
通信インタフェース13を介して行われる。
【0018】上記構成のディジタル保護・制御装置で
は、ほぼ一定周期ごとにCPU8bに対して割込みがか
かり、この割込みに従って所定の処理が実行されるよう
になっている。CPU8bの種類によっては、内蔵タイ
マにより自ら割込みを発生できるものもある。このCP
U8bは、A/D変換器6から取込んだ入力データある
いは通信インタフェース13を介して取込んだ入力デー
タを対して、ROM8aのプログラムに従って各種の処
理を実行する。この場合、ROM8aに書き込まれてい
るプログラムがRAM8aに転送されていたり、また通
信インタフェース13を介して他の手段を用いることに
よりRAM8aに書き込まれていたりした場合、RAM
8aに書き込まれたプログラムに従って各種の処理を実
行する。
【0019】最近のディジタル保護・制御装置に対する
ユーザニーズとしては、より使い易く、より簡単な操作
(例えば対話式の操作など)によってビジュアルな情報
の取得を可能とするヒューマンフレンドリィなインタフ
ェースが求められている。こういった要求は、前述し
た、ディジタル保護・制御装置の基本機能である保護機
能あるいは制御機能とは直結しておらず、むしろ付属機
能を高度化させるものである。
【0020】このユーザニーズに応えていくために、よ
り高度で、より複雑なハードウェアおよびソフトウェア
を適用する必要がある。一例をあげれば、フラットディ
スプレイ装置にタッチパネルを組合せ、CPUでコント
ロールするような構成をとるなどして対応する必要があ
る。
【0021】複雑な機構は、複雑になるほど高い不良の
ポテンシャルを有するものであるが、このマン・マシン
・インタフェース部(フラットディスプレイ等を含む)
の不良が、ディジタル保護・制御装置の本来の役割り
(保護機能あるいは制御機能)を阻害しないように工夫
しなければならない。そのためには、装置が基本機能を
MMI部無しで実現できるように構成する必要がある。
MMIの重要な機能の1つに、整定値変更機能がある。
これはユーザが保護あるいは制御対象にあわせてディジ
タル保護・制御装置内で使用される設定値を書き換える
操作である。具体的には、この設定値(整定値と呼ばれ
る)は不揮発性メモリに格納されるが、整定変更は、M
MIを通じて、この不揮発性メモリの内容を変更するこ
とである。
【0022】このように、MMIと不揮発性メモリは関
連があるため、従来の装置では、MMI部に不揮発性メ
モリを装備させるものが一般的であった。しかし、不揮
発性メモリをMMI部に持たせてしまうと、MMI部に
異常があった場合、整定値を取得することができなくな
る可能性つまり本来の保護・制御機能が不可能となる可
能性がある。そこで、本実施例では、高機能なMMI部
を装備する一方、このMMI部無しでも、基本機能(保
護機能,制御機能)を実現できるようにするために、M
MI部の外に、不揮発性メモリ14を配置する構成とし
ている。
【0023】図2では、本発明の一実施例におけるディ
ジタル保護・制御装置の概略の機能ブロック図である。
このシステムは複数のCPUユニット(図1に示すCP
Uユニット8や他のCPUユニット)で成り、各CPU
ユニットは、それぞれの役割り、例えば、アナログ入力
処理部21、リレー・シーケンス演算処理部22、伝送
制御処理部23、マン・マシン・インターフェース処理
部24、システム管理処理部などを構成し、不揮発性メ
モリ14に格納されている整定値を用いて各種制御を行
う。これらの処理部は、システムバス7を介して接続さ
れており、DI/O27を介して外部とやりとりを行
う。
【0024】ディジタル保護・制御装置は、電力系統の
状態にあわせて、制御対象機器(例えば、変圧器,母
線,送電線,発電機など)の保護を行うことが最も重要
な役割りであり、各CPUユニットが前述の各処理を実
行することにより、機能をはたしている。MMIについ
ては、前述したように基本機能に直結しておらず、ま
た、装置運用上不可欠な整定値を格納した不揮発性メモ
リ14をMMI部24とは別に設けているため、MMI
部に異常が発生しこのMMI部をシステムから切り離し
ても、保護や制御の基本機能に支障を来たすことはな
い。
【0025】図3は、図2に示すマルチCPUシステム
におけるシステムイニシャル処理手順を示すフローチャ
ートである。システム管理処理部以外のCPUは、イニ
シャル中のときは自身がイニシャル中であることをシス
テム管理処理部に対し通知する。そして、各CPUは、
イニシャルが終了した場合、イニシャル終了をシステム
管理処理部に通知する。
【0026】システム管理処理部は、自身のCPUのイ
ニシャルを終了したならば、他のCPUがすべてイニシ
ャルを終了するのを待機する。しかし、この待機状態
が、何らかの異常で永久に継続すると問題なので、ある
時間で監視(タイムアウト監視)を実施する。この監視
時間が経過してしまっても待機状態が継続している時
は、この待機状態が、MMIによって引き起されている
のか、それ以外のCPUによって引き起こされているの
かを判断する。待機状態がMMIについてだけであれ
ば、MMIに異常が有ると判断してMMIを論理的に切
り離し、次の段階へ進む。待機状態がMMI以外に起因
している時は、システム運用が不可能なため、警報を出
力する。
【0027】次の段階に進んだ時、例えばシステム管理
処理部が整定値を保持している場合には(図2ではシス
テムバス7に不揮発性メモリ14を接続しこのメモリ1
4に整定値を格納しているが、不揮発性メモリをシステ
ム管理部内に設け、ここに整定値を格納しておいてもよ
い。)、整定値を必要とするCPUに対しこの整定値を
システム管理処理部が転送する。これにより、システム
イニシャル状態が完了し、システム運用状態に遷移す
る。
【0028】このように、本実施例に係るディジタル保
護・制御装置は、システムイニシャルの段階から各CP
U間の同期を取って運用し、このとき正常動作できない
CPUが1ケ以上存在すると、基本的には、機能が実現
できず、警報出力を出すにとどまってしまう。しかしな
がら、ディジタル保護・制御装置におけるMMIの位置
付けは、基本機能(保護機能あるいは制御機能)に付属
する整定値の変更や計測・状態表示などの補助機能を司
るにすぎないため、MMI無しにでも、基本的な保護機
能や制御機能は実現可能である。そこで、上述したよう
に、MMIについては、システムイニシャルの段階、あ
るいは、システムが立上がって運用状態に入った後、異
常があるとシステム管理部が判断した時は、この同期管
理の対象からはずし、システム的にデッドロック状態に
おちいることを回避する処置をとる。このようにすれ
ば、MMI異常時にも装置の立上げ,運用が可能とな
る。
【0029】MMIは、装置の運用上重要な整定値を変
更したり、試験の為の強制的な出力を出させる機能を有
している。このことは、MMIが異常状態におちいった
ならば、装置に対し悪影響をおよぼす(誤出力を出した
り、装置を誤不動作状態にしたりする)ことができるこ
とを意味する。そこで、装置運用中にMMIに異常があ
ると判断された時には、その影響を受けないように論理
的に切離して、基本機能を阻害されない処置をとること
が望ましい。このため、システム管理部はMMIの健全
性のチェックし、異常があると判断された時、MMIに
関係する操作について全て無効にすることにより、MM
I異常時にも、基本機能を喪失しないようにすることが
できる。
【0030】図4は、システム運用状態におけるシステ
ム管理処理の手順を示すフローチャートである。システ
ム管理処理部のCPUは、予め定めた順序に従って、他
のCPUユニットの各CPUにアクセスを行う。この時
にやりとりされるデータには、保護機能・制御機能を実
現するためのデータの他に、CPUの健全性をチェック
するためのコードも含まれる。このコードに、例えば、
一連の処理が実行されるたびに歩進するカウンタ機能を
付加しておいて、その歩進が正しく行なわれているかを
チェックし、相手CPUの健全性を判断することもでき
る。
【0031】このようにして、MMI部における健全性
が診断され、そのMMI機能が損なわれていると判断し
た場合には、MMI部を切り離し、MMI部の機能不全
による悪影響がシステム全体に波及しないようにする。
また、その後も周期的にMMIの健全性を確認する処理
を実施し、MMI部の機能が回復した場合には、MMI
部をシステムに復帰させる。
【0032】MMI部の切り離し方法としては、図4に
示す様にアクセスをバイパスする方法でも実現でき、ま
た、MMI部に対するアクセスは実施しておき、その中
の操作に関わるような処理ステップについては無効と扱
うようにすることでも実現可能である。
【0033】また、MMI部に対するアクセスに関し
て、ハード的な不良が起こった場合、データを読み違え
たり、書き違えたりする不都合が表われたり、アクセス
そのものが正常終了しないなどの問題が発生する。デー
タの不正確性は前述のコードのやり取りで検出が可能で
あり、アクセスが終了しないケースについては、タイム
アウト検出により、その発生を知ることがでる。異常が
発生したことを検出した場合、MMIでの一連のやり取
りの最中であったか否かを、内部フラグを設けておい
て、その内部フラグの有無で判断できるようにしてお
く。MMIとのアクセスにて発生したことが判断された
時は、アクセスそのものを止めてしまうことにより、こ
れらの異常を回避することができ、システム運用を継続
することができる。
【0034】図5は、システム管理処理部によるMMI
へのアクセスコントロール処理の手順を示すフローチャ
ートである。まず、MMIハードアクセスの禁止中であ
るか否かを判定し、禁止中であればこの処理を終了す
る。禁止中でなければ、MMIのチェックコードを読み
出し、そのチェックコードがMMI正常を示しているか
否かを判定する。正常を示していれば、チェックコード
異常カウンタをクリアすると共にMMI切り離しフラグ
をクリアし、MMIへのその他のアクセス処理を行う。
チェックコードの判定が異常を示した場合には、チェッ
クコード異常カウンタをカウントアップし、次にそのカ
ウンタの値が設定回数を超過した否かを判定する。超過
していない場合には未だ正常状態であるとしてMMIへ
のその他のアクセス処理を行い、超過したときはMMI
切り離しフラグをセットしてMMIを切り離す。
【0035】以上述べた実施例によれば、システム動作
中において、MMIが何等かの要因で動作不能に陥って
も、MMIを論理的に切離し、装置本来の保護あるいは
制御機能を喪失させないことが可能となる。しかも、シ
ステムイニシャル時点あるいはシステム動作中におい
て、MMIが正常動作できていないと判断された後も、
周期的にMMIの動作を再確認し、正常動作に戻ったと
きは論理的な切離しを止めてシステムに復帰させ、より
完全な状態へ復帰することができる。さらにまた、MM
Iに対するハードアクセス上の不良が発生しても、ハー
ドアクセスそのものを止め、ハード的なデットロック状
態を回避することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、保護機能,制御機能と
いう基本機能に直結しないMMI部の不良によってディ
ジタル保護・制御装置全体が影響を受けることが回避で
き、装置の稼働信頼性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るディジタル保護・制御
装置の全体回路構成図である。
【図2】図1に示すディジタル保護・制御装置の概略の
機能ブロック図である。
【図3】システムイニシャル処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図4】システム管理処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図5】システム管理処理部によるMMIへのアクセス
コントロール処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…補助変流器、2…補助変圧器、3…フィルタ、4…
サンプルホールド回路、5…マルチプレクサ、6…A/
D変換器、7…システムバス、8a…ROM,RAM、
8b…CPU、11…マン・マシン・インターフェー
ス、12…フラットディスプレイ、13…通信インタフ
ェース、14…不揮発性メモリ、15…DI/O、16
…D/I、17…電源装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 3/05 H02H 3/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の保護・制御を行うディジタル
    保護・制御装置において、電力系統の運用に用いられる整定値データの入力や状態
    表示を行うマン・マシン・インターフェースユニット
    と、 該マン・マシン・インターフェースユニットとシステム
    バスを介して接続され、該マン・マシン・インターフェ
    ースユニットからの整定値データ を記憶する第1のメモ
    リと、 前記マン・マシン・インターフェースユニットとシステ
    ムバスを介して接続され、前記電力系統の保護・制御を
    行う演算処理ユニットと、該演算処理ユニット内に設けられ、前記第1のメモリの
    整定値データが記憶される第2のメモリと、 備え、 前記マン・マシン・インターフェースユニット機能不
    全状態には、該マン・マシン・インターフェースユニッ
    トを論理的に切り離して、システムの動作を続行するよ
    う構成したことを特徴とするディジタル保護・制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記マン・マシン・インターフェースユ
    ニットの切り離しとして、該マン・マシン・インターフ
    ェースユニットに関係する操作を無効にすることを特徴
    とする請求項1記載のディジタル保護・制御装置。
  3. 【請求項3】 前記マン・マシン・インターフェースユ
    ニットの切り離しとして、該マン・マシン・インターフ
    ェースユニットへのアクセスをバイパスすることを特徴
    とする請求項1記載のディジタル保護・制御装置。
  4. 【請求項4】 前記マン・マシン・インターフェースユ
    ニットの状態を管理するCPUを有するシステム管理処
    理手段を設け、 前記マン・マシン・インターフェースユニットが切り離
    されたときに、周期的に当該マン・マシン・インターフ
    ェースユニットの動作の機能状態を監視し、正常に回復
    したときには当該マン・マシン・インターフェースユニ
    ットを論理的に接続することを特徴とする請求項1記載
    のディジタル保護・制御装置。
  5. 【請求項5】 前記マン・マシン・インターフェースユ
    ニットの状態を管理するCPUを有するシステム管理処
    理手段を設け、 このシステム管理処理手段のCPUは、前記マン・マシ
    ン・インターフェースユニットが有するCPUに対して
    アクセスを行うことにより、該マン・マシン・インター
    フェースユニットの機能状態を判断することを特徴とす
    る請求項1記載のディジタル保護・制御装置。
  6. 【請求項6】 前記システム管理処理手段のCPUは、
    前記マン・マシン・インターフェースユニットが有する
    CPUとコードをやり取りすることにより、該マン・マ
    シン・インターフェースユニットの機能状態を判断する
    ことを特徴とする請求項5記載のディジタル保護・制御
    装置。
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