JP3398883B2 - ベース取付構造 - Google Patents
ベース取付構造Info
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- JP3398883B2 JP3398883B2 JP13408398A JP13408398A JP3398883B2 JP 3398883 B2 JP3398883 B2 JP 3398883B2 JP 13408398 A JP13408398 A JP 13408398A JP 13408398 A JP13408398 A JP 13408398A JP 3398883 B2 JP3398883 B2 JP 3398883B2
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- side support
- base rod
- rod
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- Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
- Legs For Furniture In General (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机等を構成する側
部支持体の下端にベースを取り付ける際に好適に利用さ
れるベース取付構造に関するものである。
部支持体の下端にベースを取り付ける際に好適に利用さ
れるベース取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、一般的な机の一つとして、天板
に掛かる荷重を側部支持体を介してベースに支持させる
構造のものが知られている。この場合の机は、側部支持
体の上端に先端を前方に延出させて天板受け部材を固定
するとともに、側部支持体の下端に先端を前方に延出さ
せてベースを固定し、天板に掛かる荷重を天板受け部材
及び側部支持体を介してベースに支持させるようにして
いる。
に掛かる荷重を側部支持体を介してベースに支持させる
構造のものが知られている。この場合の机は、側部支持
体の上端に先端を前方に延出させて天板受け部材を固定
するとともに、側部支持体の下端に先端を前方に延出さ
せてベースを固定し、天板に掛かる荷重を天板受け部材
及び側部支持体を介してベースに支持させるようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した構
造の机は、天板荷重が側部支持体に前方への倒れ荷重と
して作用し、この荷重がベースにとって、該ベースを相
対的に側部支持体の前面に近付ける方向への大きな回動
力となる。また、左右のベースには、上方から荷重が作
用した際に、ベース間距離を増大させる方向へも力が作
用する。このため、ベースをこれらの力に耐え得るよう
に側部支持体に強固に固定しておく必要がある。
造の机は、天板荷重が側部支持体に前方への倒れ荷重と
して作用し、この荷重がベースにとって、該ベースを相
対的に側部支持体の前面に近付ける方向への大きな回動
力となる。また、左右のベースには、上方から荷重が作
用した際に、ベース間距離を増大させる方向へも力が作
用する。このため、ベースをこれらの力に耐え得るよう
に側部支持体に強固に固定しておく必要がある。
【0004】そこで、従来においては、ベースの基端を
必要な取付強度が得られるまで多数箇所において側部支
持体にねじ止めするか、ベースの基端を側部支持体に溶
接するか、何れかの手法を採用するようにしているのが
通例である。ところが、前者のようにした場合は、各部
品を分解状態で現場に搬入した後、その現場において組
立てに多大な労力と時間を必要とすることになり、作業
効率の著しい低下を招かざるを得ない。一方、後者のよ
うにした場合は、予め工場段階でベースを側部支持体に
溶接しておかなければならないため、それ以後の保管時
や運搬時にはこれら側部支持体及びベースを一体物とし
て取り扱わなければならず、嵩張って保管効率や運搬効
率の著しい低下を招くこととなる。
必要な取付強度が得られるまで多数箇所において側部支
持体にねじ止めするか、ベースの基端を側部支持体に溶
接するか、何れかの手法を採用するようにしているのが
通例である。ところが、前者のようにした場合は、各部
品を分解状態で現場に搬入した後、その現場において組
立てに多大な労力と時間を必要とすることになり、作業
効率の著しい低下を招かざるを得ない。一方、後者のよ
うにした場合は、予め工場段階でベースを側部支持体に
溶接しておかなければならないため、それ以後の保管時
や運搬時にはこれら側部支持体及びベースを一体物とし
て取り扱わなければならず、嵩張って保管効率や運搬効
率の著しい低下を招くこととなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
問題点に着目してなされたものであって、ベースと側部
支持体の間の取付構造のなかに、その力の掛かり具合に
応じてねじ止めのみに頼らない比較的簡単な係合構造を
持ち込むことにより、ベース及び側部支持体を分解状態
で現場に搬入しても簡単なねじ止め作業程度でベースを
側部支持体に適正に取り付けることができるように構成
することとしている。
問題点に着目してなされたものであって、ベースと側部
支持体の間の取付構造のなかに、その力の掛かり具合に
応じてねじ止めのみに頼らない比較的簡単な係合構造を
持ち込むことにより、ベース及び側部支持体を分解状態
で現場に搬入しても簡単なねじ止め作業程度でベースを
側部支持体に適正に取り付けることができるように構成
することとしている。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明のベース取付構
造は、側部支持体の下端に、前方に延出させて側部支持
体を支持するベースを取り付けるに際して、前記ベース
を、基端側を側部支持体の下端内部に挿入し先端側を側
部支持体よりも前方に延出させて配設されるベース杆
と、後向面を側部支持体の前面に当接させ下向面をベー
ス杆の上面に当接させる位置に配設され前記ベース杆が
相対的に側部支持体の前面側へ回動しようとする挙動を
禁止する補強部材とを具備してなるものにし、この補強
部材を側部支持体の前面に、ベース杆の挙動を禁止する
方向へ移動し得ないように係合させるとともに、ベース
杆の基端側を側部支持体に設けた下向きの開口溝に左右
方向へ移動し得ないように係合させ、この位置において
該ベース杆の基端側を側部支持体の内部に設定した止着
部にねじ止めし得るように構成してなり、補強部材の下
向面とベース杆の上面との間に、補強部材がベース杆に
対して左右方向へ移動することを禁止する凹凸係合部を
設けていることを特徴とする。
造は、側部支持体の下端に、前方に延出させて側部支持
体を支持するベースを取り付けるに際して、前記ベース
を、基端側を側部支持体の下端内部に挿入し先端側を側
部支持体よりも前方に延出させて配設されるベース杆
と、後向面を側部支持体の前面に当接させ下向面をベー
ス杆の上面に当接させる位置に配設され前記ベース杆が
相対的に側部支持体の前面側へ回動しようとする挙動を
禁止する補強部材とを具備してなるものにし、この補強
部材を側部支持体の前面に、ベース杆の挙動を禁止する
方向へ移動し得ないように係合させるとともに、ベース
杆の基端側を側部支持体に設けた下向きの開口溝に左右
方向へ移動し得ないように係合させ、この位置において
該ベース杆の基端側を側部支持体の内部に設定した止着
部にねじ止めし得るように構成してなり、補強部材の下
向面とベース杆の上面との間に、補強部材がベース杆に
対して左右方向へ移動することを禁止する凹凸係合部を
設けていることを特徴とする。
【0007】このような構成のものであれば、側部支持
体に掛かる荷重等に起因してベース杆に側部支持体の前
面に接近する方向への荷重が作用したとしても、その荷
重はベース杆と側部支持体の前面との間に設けた補強部
材の圧縮方向の部材強度によって支持される。しかも、
ベース杆は、基端側を側部支持体に設けた下向きの開口
溝に左右方向へ移動し得ないように係合され、かつその
部位を側部支持体の下端内部にねじ止めされるため、左
右のベース杆の離間距離がより大きくなる方向に開脚す
ることもない。このため、ベース杆を単に側部支持体の
係合部に係合させてねじ止めし、且つ補強部材を側部支
持体の前面に係合させるだけの構造でありながら、ベー
スの側部支持体への適正な取付強度を得ることができ
る。
体に掛かる荷重等に起因してベース杆に側部支持体の前
面に接近する方向への荷重が作用したとしても、その荷
重はベース杆と側部支持体の前面との間に設けた補強部
材の圧縮方向の部材強度によって支持される。しかも、
ベース杆は、基端側を側部支持体に設けた下向きの開口
溝に左右方向へ移動し得ないように係合され、かつその
部位を側部支持体の下端内部にねじ止めされるため、左
右のベース杆の離間距離がより大きくなる方向に開脚す
ることもない。このため、ベース杆を単に側部支持体の
係合部に係合させてねじ止めし、且つ補強部材を側部支
持体の前面に係合させるだけの構造でありながら、ベー
スの側部支持体への適正な取付強度を得ることができ
る。
【0008】簡単な構成としては、開口溝を、側部支持
体の下端にチャネル材を配設することによって形成した
り、止着部を、チャネル材の上壁に固設したナットと
し、このナットに、ベース杆を介して下方から挿入した
ねじを螺着するようにしていることが望ましい。同様の
趣旨で、補強部材を、後向面及び下向面をそれぞれ側部
支持体の前面及びベース杆の上面に当接させて側部支持
体とベース杆との入り隅部に配設されるブラケットと
し、このブラケットの後向面に設けた係合爪を側部支持
体の前面に設けたフック孔に挿入して爪先端部を側部支
持体の内面に係合させ得るようにしていることが有効と
なる。
体の下端にチャネル材を配設することによって形成した
り、止着部を、チャネル材の上壁に固設したナットと
し、このナットに、ベース杆を介して下方から挿入した
ねじを螺着するようにしていることが望ましい。同様の
趣旨で、補強部材を、後向面及び下向面をそれぞれ側部
支持体の前面及びベース杆の上面に当接させて側部支持
体とベース杆との入り隅部に配設されるブラケットと
し、このブラケットの後向面に設けた係合爪を側部支持
体の前面に設けたフック孔に挿入して爪先端部を側部支
持体の内面に係合させ得るようにしていることが有効と
なる。
【0009】特に、係合爪を、フック孔のピッチに対応
してブラケットの後向面に上下方向に沿って複数箇所に
設け、それら係合爪の全てをフック孔の上側の開口縁に
係合し得る上向爪としたり、少なくとも上端位置にある
係合爪に付帯させて、該係合爪との間にフック孔の開口
縁を狭持し得る外側突起を設ければ、側部支持体に対す
るブラケットの取り付け状態をより確実なものにするこ
とができる。
してブラケットの後向面に上下方向に沿って複数箇所に
設け、それら係合爪の全てをフック孔の上側の開口縁に
係合し得る上向爪としたり、少なくとも上端位置にある
係合爪に付帯させて、該係合爪との間にフック孔の開口
縁を狭持し得る外側突起を設ければ、側部支持体に対す
るブラケットの取り付け状態をより確実なものにするこ
とができる。
【0010】ブラケットをベースにより適正に配設する
ためには、その下向面とベース杆の上面との間に、ブラ
ケットがベース杆に対して左右方向へ移動することを禁
止する凹凸係合部を設けておくことが好ましい。上記の
構成は、ベースを側部支持体にL字形をなすように取り
付ける場合のものであるが、このような構造を有効利用
してベースを側部支持体に逆T字形をなすように取り付
けるためには、側部支持体の下端に、後方にも延出させ
て側部支持体を支持する他のベースを取り付けるように
することが有効である。具体的には、他のベースを、基
端側を側部支持体の下端内部に挿入し先端側を側部支持
体よりも後方に延出させて配設されるベース杆と、前向
面を側部支持体の後面に当接させ下向面をベース杆の上
面に当接させる位置に配設され前記ベース杆が相対的に
側部支持体の後面側へ回動しようとする挙動を禁止する
補強部材とを具備してなるものにし、この補強部材を側
部支持体の後面に、ベース杆の挙動を禁止する方向へ移
動し得ないように係合させるとともに、ベース杆の基端
側を側部支持体に設けた下向きの開口溝に左右方向へ移
動し得ないように係合させ、この位置において該ベース
杆の基端側を側部支持体の内部に設定した止着部にねじ
止めし得るように構成しておくことが有効となる。
ためには、その下向面とベース杆の上面との間に、ブラ
ケットがベース杆に対して左右方向へ移動することを禁
止する凹凸係合部を設けておくことが好ましい。上記の
構成は、ベースを側部支持体にL字形をなすように取り
付ける場合のものであるが、このような構造を有効利用
してベースを側部支持体に逆T字形をなすように取り付
けるためには、側部支持体の下端に、後方にも延出させ
て側部支持体を支持する他のベースを取り付けるように
することが有効である。具体的には、他のベースを、基
端側を側部支持体の下端内部に挿入し先端側を側部支持
体よりも後方に延出させて配設されるベース杆と、前向
面を側部支持体の後面に当接させ下向面をベース杆の上
面に当接させる位置に配設され前記ベース杆が相対的に
側部支持体の後面側へ回動しようとする挙動を禁止する
補強部材とを具備してなるものにし、この補強部材を側
部支持体の後面に、ベース杆の挙動を禁止する方向へ移
動し得ないように係合させるとともに、ベース杆の基端
側を側部支持体に設けた下向きの開口溝に左右方向へ移
動し得ないように係合させ、この位置において該ベース
杆の基端側を側部支持体の内部に設定した止着部にねじ
止めし得るように構成しておくことが有効となる。
【0011】この場合、組立工数や部品点数を効果的に
削減するためには、側部支持体の下端内部にアジャスタ
止着部を有するブロック体を設け、このブロック体の他
の部位に、ベース及び他のベースをねじ止めするための
止着部を設定していることが好ましい。
削減するためには、側部支持体の下端内部にアジャスタ
止着部を有するブロック体を設け、このブロック体の他
の部位に、ベース及び他のベースをねじ止めするための
止着部を設定していることが好ましい。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1及び図2は、本発明のベース取付構造を
適用した研究室用あるいは実験室用の棚付き机を示して
おり、机本体Aと棚Bとからなっている。机本体Aは、
側部支持体1の下端に、前方に延出させて側部支持体1
を支持するベース2を配設し、左右の側部支持体1間を
連結部材3により連結するとともに、側部支持体1の上
端に前方に延出させて天板受け部材4を設け、これら左
右の天板受け部材4間に天板5を載設することにより構
成されるものである。また、棚Bは、前記側部支持体1
の上端に更に側部支持体6を配設し、それら左右の側部
支持体6間にブラケット8を介して棚板9を架設するこ
とにより構成されるものである。
説明する。図1及び図2は、本発明のベース取付構造を
適用した研究室用あるいは実験室用の棚付き机を示して
おり、机本体Aと棚Bとからなっている。机本体Aは、
側部支持体1の下端に、前方に延出させて側部支持体1
を支持するベース2を配設し、左右の側部支持体1間を
連結部材3により連結するとともに、側部支持体1の上
端に前方に延出させて天板受け部材4を設け、これら左
右の天板受け部材4間に天板5を載設することにより構
成されるものである。また、棚Bは、前記側部支持体1
の上端に更に側部支持体6を配設し、それら左右の側部
支持体6間にブラケット8を介して棚板9を架設するこ
とにより構成されるものである。
【0013】しかして、この棚付き机は、図3に示す分
解状態で例えば現場等に搬入した後、先ず左右の側部支
持体1の下端にそれぞれベース2を取り付け、次に側部
支持体1間を連結部材3で連結し、更に側部支持体1の
上端に天板受け部材4を取り付けて、左右の天板受け部
材4上に天板5を載置、固定することにより机本体Aの
組立てが完了される。また、前記側部支持体1の上端に
それぞれ側部支持体6を積み上げて連結し、それらの側
部支持体6にブラケット8を取り付けて、左右のブラケ
ット8上に棚板9を載設、固定することにより棚Bの組
立てが完了される。
解状態で例えば現場等に搬入した後、先ず左右の側部支
持体1の下端にそれぞれベース2を取り付け、次に側部
支持体1間を連結部材3で連結し、更に側部支持体1の
上端に天板受け部材4を取り付けて、左右の天板受け部
材4上に天板5を載置、固定することにより机本体Aの
組立てが完了される。また、前記側部支持体1の上端に
それぞれ側部支持体6を積み上げて連結し、それらの側
部支持体6にブラケット8を取り付けて、左右のブラケ
ット8上に棚板9を載設、固定することにより棚Bの組
立てが完了される。
【0014】以上のような構造の棚付き机は、天板5や
棚板9が側部支持体1、6から前方に迫り出した位置に
あり、それらの自重が上載荷重と共に、側部支持体1に
前方への大きな倒れ荷重として作用する。そのため、そ
の倒れ荷重を実質的に支持するベース2を、上記のよう
な組立容易性を損なうことなく、側部支持体1に確実に
取付、固定しておく必要がある。
棚板9が側部支持体1、6から前方に迫り出した位置に
あり、それらの自重が上載荷重と共に、側部支持体1に
前方への大きな倒れ荷重として作用する。そのため、そ
の倒れ荷重を実質的に支持するベース2を、上記のよう
な組立容易性を損なうことなく、側部支持体1に確実に
取付、固定しておく必要がある。
【0015】そこで本実施例は、ベース2を、図1〜図
4に示すように、ベース杆21および補強部材たるコー
ナーブラケット22を具備してなるものにし、ベース杆
21の基端21x側を側部支持体1の下端内部に挿入し
た位置に止着するとともに、コーナーブラケット22の
後向面22a及び下向面22fをそれぞれ側部支持体1
の前面12a及びベース杆21の上面21aに当接、係
合させて、ベース2の側部支持体1への有効な取付強度
と組立容易性とを両立させるようにしている。
4に示すように、ベース杆21および補強部材たるコー
ナーブラケット22を具備してなるものにし、ベース杆
21の基端21x側を側部支持体1の下端内部に挿入し
た位置に止着するとともに、コーナーブラケット22の
後向面22a及び下向面22fをそれぞれ側部支持体1
の前面12a及びベース杆21の上面21aに当接、係
合させて、ベース2の側部支持体1への有効な取付強度
と組立容易性とを両立させるようにしている。
【0016】詳述すると、この実施例の側部支持体1
は、図4に示すように、平断面コ字形の芯材12、13
を開口を向き合わせて配置し、その上端部間及び下端部
間を各一対の板材14で連結して中央に開口する枠体状
の支持体本体15を構成するとともに、この支持体本体
15に両側から抱くように二対のカバー16を添設した
もので、前記芯材12の前面12a及び芯材13の後面
13aの各下端近傍における3箇所にベース取付用のフ
ック孔12b、12c、12d、13b、13c、13
dを開口させている。これらのフック孔12b、12
c、12d、13b、13c、13dは、左右のカバー
16の内側縁16aを所定取付位置で向き合わせたとき
にその間に形成される上下方向の目地16b(図2参
照)を介して前方及び後方に表出される。また、前記支
持体本体15の下端に下向きに開口溝17aを有するチ
ャネル材17を溶接により固設しており、このチャネル
材17の上壁17bの端部近傍における下面の2箇所及
び中央よりの上面の2箇所にそれぞれナット17c、1
7d、17e、17fを固設している。このうちのナッ
ト17e、17fは後述するようにベース杆21を止着
する本発明の止着部としての機能を担うものである。
は、図4に示すように、平断面コ字形の芯材12、13
を開口を向き合わせて配置し、その上端部間及び下端部
間を各一対の板材14で連結して中央に開口する枠体状
の支持体本体15を構成するとともに、この支持体本体
15に両側から抱くように二対のカバー16を添設した
もので、前記芯材12の前面12a及び芯材13の後面
13aの各下端近傍における3箇所にベース取付用のフ
ック孔12b、12c、12d、13b、13c、13
dを開口させている。これらのフック孔12b、12
c、12d、13b、13c、13dは、左右のカバー
16の内側縁16aを所定取付位置で向き合わせたとき
にその間に形成される上下方向の目地16b(図2参
照)を介して前方及び後方に表出される。また、前記支
持体本体15の下端に下向きに開口溝17aを有するチ
ャネル材17を溶接により固設しており、このチャネル
材17の上壁17bの端部近傍における下面の2箇所及
び中央よりの上面の2箇所にそれぞれナット17c、1
7d、17e、17fを固設している。このうちのナッ
ト17e、17fは後述するようにベース杆21を止着
する本発明の止着部としての機能を担うものである。
【0017】一方、ベース杆21は、図4〜図6に示す
ように、厚肉な板金素材に塑性変形加工を加えたチャネ
ル状のもので、このベース杆21の側面21b間の外法
寸法d1は前記チャネル材17の側壁17g間の内法寸
法d2よりも僅かに小さい値に設定されている。このベ
ース杆21の上面21aの中央付近の2箇所にはスリッ
ト21c、21dが設けられるとともに、基端21x側
の2箇所には孔21e、21fが開口しており、それら
の孔21e、21fが設けられたベース杆21の基端2
1x側を前記側部支持体1の下端内部に位置するチャネ
ル材17の開口溝17aに嵌挿して左右方向に移動し得
ないように係合させて、先端21y側を側部支持体1よ
りも前方へ延出した位置に配設し得るようにしている。
このとき、ベース杆21の基端21x側のうち、前記チ
ャネル材17の上壁17bの下面に位置するナット17
cは孔21eに遊嵌され、上壁17bの上面に位置する
ナット17eの真下には孔21fが位置づけられる。
ように、厚肉な板金素材に塑性変形加工を加えたチャネ
ル状のもので、このベース杆21の側面21b間の外法
寸法d1は前記チャネル材17の側壁17g間の内法寸
法d2よりも僅かに小さい値に設定されている。このベ
ース杆21の上面21aの中央付近の2箇所にはスリッ
ト21c、21dが設けられるとともに、基端21x側
の2箇所には孔21e、21fが開口しており、それら
の孔21e、21fが設けられたベース杆21の基端2
1x側を前記側部支持体1の下端内部に位置するチャネ
ル材17の開口溝17aに嵌挿して左右方向に移動し得
ないように係合させて、先端21y側を側部支持体1よ
りも前方へ延出した位置に配設し得るようにしている。
このとき、ベース杆21の基端21x側のうち、前記チ
ャネル材17の上壁17bの下面に位置するナット17
cは孔21eに遊嵌され、上壁17bの上面に位置する
ナット17eの真下には孔21fが位置づけられる。
【0018】また、コーナーブラケット22は、その後
向面22aの上方突出位置、中間位置及び下端位置にそ
れぞれ後上方に屈曲する3つの係合爪22b、22c、
22dを有してなるもので、その配設ピッチは前記芯材
12、13のフック孔12b、12c、12d、13
b、13c、13dのピッチに対応させてある。また、
上端位置にある係合爪22bの前方に所定距離を隔て
て、取付時に側部支持体1の前面12aの外側に密接に
配置されることとなる外側突起22xを設けている。こ
のコーナーブラケット22の下向面22fには、前記ベ
ース杆21の上面21aに設けられたスリット21c、
21dに各々対応する位置に突出舌片22g、22hが
垂設されており、これらの突出舌片22g、22hをス
リット21c、21dに凹凸係合させて、その凹凸係合
部2p、2qによりコーナーブラケット22をベース杆
21に対して左右方向に位置決め、固定している。な
お、予め前記ベース杆21及びコーナーブラケット22
を覆う位置に、適当な手段によってカバー10が被着し
てある。
向面22aの上方突出位置、中間位置及び下端位置にそ
れぞれ後上方に屈曲する3つの係合爪22b、22c、
22dを有してなるもので、その配設ピッチは前記芯材
12、13のフック孔12b、12c、12d、13
b、13c、13dのピッチに対応させてある。また、
上端位置にある係合爪22bの前方に所定距離を隔て
て、取付時に側部支持体1の前面12aの外側に密接に
配置されることとなる外側突起22xを設けている。こ
のコーナーブラケット22の下向面22fには、前記ベ
ース杆21の上面21aに設けられたスリット21c、
21dに各々対応する位置に突出舌片22g、22hが
垂設されており、これらの突出舌片22g、22hをス
リット21c、21dに凹凸係合させて、その凹凸係合
部2p、2qによりコーナーブラケット22をベース杆
21に対して左右方向に位置決め、固定している。な
お、予め前記ベース杆21及びコーナーブラケット22
を覆う位置に、適当な手段によってカバー10が被着し
てある。
【0019】しかして、コーナーブラケット22の後向
面22aをベース杆21を付帯した状態で前記側部支持
体1の前面12aに向かって移動させることによって、
先ず係合爪22b、22c、22dを対応するフック孔
12b、12c、12dに挿入し、しかる後、コーナー
ブラケット22をそれらフック孔12b、12c、12
dの上側の開口縁に向かって上方に持ち上げることによ
り、それらの係合爪22b、22c、22dの爪先端部
を側部支持体1の内面に係合させ、外側突起22xと係
合爪22bとの間にフック孔12bの開口縁を狭持させ
得る。このとき、このコーナーブラケット22は、後向
面22aを側部支持体1の芯材12の前面12aに当接
させ且つ下向面22fをベース杆21の上面21bに当
接させる位置に配設されて、ベース杆21が相対的に側
部支持体1の前面12aに向かって図5中矢印Xのよう
に回動しようとする挙動を禁止するものとなる。そし
て、ベース杆21に下方から挿入したねじ25を対応す
るチャネル材17の上壁17bの下面に固設してあるナ
ット17eに螺着することによって、このベース杆21
を側部支持体1に固定することができる。
面22aをベース杆21を付帯した状態で前記側部支持
体1の前面12aに向かって移動させることによって、
先ず係合爪22b、22c、22dを対応するフック孔
12b、12c、12dに挿入し、しかる後、コーナー
ブラケット22をそれらフック孔12b、12c、12
dの上側の開口縁に向かって上方に持ち上げることによ
り、それらの係合爪22b、22c、22dの爪先端部
を側部支持体1の内面に係合させ、外側突起22xと係
合爪22bとの間にフック孔12bの開口縁を狭持させ
得る。このとき、このコーナーブラケット22は、後向
面22aを側部支持体1の芯材12の前面12aに当接
させ且つ下向面22fをベース杆21の上面21bに当
接させる位置に配設されて、ベース杆21が相対的に側
部支持体1の前面12aに向かって図5中矢印Xのよう
に回動しようとする挙動を禁止するものとなる。そし
て、ベース杆21に下方から挿入したねじ25を対応す
るチャネル材17の上壁17bの下面に固設してあるナ
ット17eに螺着することによって、このベース杆21
を側部支持体1に固定することができる。
【0020】以上のようにして、本実施例のベース取付
構造は、側部支持体1の下端に、前方に延出させてベー
ス2を取り付けるにあたり、前記ベース2を、ベース杆
21及びコーナーブラケット22から構成し、このコー
ナーブラケット22を側部支持体1の前面12aに、該
前面12aに対してベース杆21が近付く方向の挙動を
禁止し得るように係合させるとともに、ベース杆21の
基端21x側を側部支持体1に設けた下向きの開口溝1
7aに左右方向へ移動し得ないように係合させ、この位
置において該ベース杆21の基端21x側を側部支持体
1の内部に設けたナット17eにねじ25により止着す
るようにしている。
構造は、側部支持体1の下端に、前方に延出させてベー
ス2を取り付けるにあたり、前記ベース2を、ベース杆
21及びコーナーブラケット22から構成し、このコー
ナーブラケット22を側部支持体1の前面12aに、該
前面12aに対してベース杆21が近付く方向の挙動を
禁止し得るように係合させるとともに、ベース杆21の
基端21x側を側部支持体1に設けた下向きの開口溝1
7aに左右方向へ移動し得ないように係合させ、この位
置において該ベース杆21の基端21x側を側部支持体
1の内部に設けたナット17eにねじ25により止着す
るようにしている。
【0021】このため、側部支持体1に掛かる荷重等に
起因してベース杆21が側部支持体1の前面12aに接
近する方向へ相対回動しようとしても、その荷重をベー
ス杆21と側部支持体1の前面12aとの間に設けたコ
ーナーブラケット22の圧縮方向の部材強度によって確
実に支持することができる。しかも、ベース杆21は、
基端21x側を側部支持体1に設けた下向きの開口溝1
7aに左右方向へ移動し得ないように嵌合され、かつそ
の部位を側部支持体1の下端内部にねじ止めされている
ため、左右のベース杆21、21間の離間距離が大きく
なる方向にベース2が開脚することもない。このため、
コーナーブラケット22を側部支持体1の前面12aに
係合させ、且つベース杆21を単に側部支持体1の開口
溝17aに係合させてねじ止めするだけの構造であって
も、側部支持体1に対するベース2の適正な取付強度を
得ることができる。
起因してベース杆21が側部支持体1の前面12aに接
近する方向へ相対回動しようとしても、その荷重をベー
ス杆21と側部支持体1の前面12aとの間に設けたコ
ーナーブラケット22の圧縮方向の部材強度によって確
実に支持することができる。しかも、ベース杆21は、
基端21x側を側部支持体1に設けた下向きの開口溝1
7aに左右方向へ移動し得ないように嵌合され、かつそ
の部位を側部支持体1の下端内部にねじ止めされている
ため、左右のベース杆21、21間の離間距離が大きく
なる方向にベース2が開脚することもない。このため、
コーナーブラケット22を側部支持体1の前面12aに
係合させ、且つベース杆21を単に側部支持体1の開口
溝17aに係合させてねじ止めするだけの構造であって
も、側部支持体1に対するベース2の適正な取付強度を
得ることができる。
【0022】特に、本実施例は、開口溝17aを、側部
支持体1の下端にチャネル材17を配設することによっ
て形成するとともに、止着部としてチャネル材17の上
壁17bにナット17eを固設し、このナット17e
に、ベース杆21を介して下方から挿入したねじ25を
螺着する構成を採用しているため、簡単な構造によって
ベース杆21の基端21x側を確実に位置決め、固定す
ることができる。
支持体1の下端にチャネル材17を配設することによっ
て形成するとともに、止着部としてチャネル材17の上
壁17bにナット17eを固設し、このナット17e
に、ベース杆21を介して下方から挿入したねじ25を
螺着する構成を採用しているため、簡単な構造によって
ベース杆21の基端21x側を確実に位置決め、固定す
ることができる。
【0023】また、コーナーブラケット22の後向面2
2a及び下向面22fをそれぞれ側部支持体1の前面1
2a及びベース杆21の上面21aに当接させて側部支
持体1とベース杆21との入り隅部に配設し、このブラ
ケット22の後向面22aに設けた係合爪22b、22
c、22dを側部支持体1の前面12aに設けたフック
孔12b、12c、12dに挿入して爪先端部を側部支
持体1の内面に係合させるようにしているため、簡単な
作業でコーナーブラケット22を側部支持体1に極めて
簡単かつ有効に係合させることができる。
2a及び下向面22fをそれぞれ側部支持体1の前面1
2a及びベース杆21の上面21aに当接させて側部支
持体1とベース杆21との入り隅部に配設し、このブラ
ケット22の後向面22aに設けた係合爪22b、22
c、22dを側部支持体1の前面12aに設けたフック
孔12b、12c、12dに挿入して爪先端部を側部支
持体1の内面に係合させるようにしているため、簡単な
作業でコーナーブラケット22を側部支持体1に極めて
簡単かつ有効に係合させることができる。
【0024】特に、係合爪22b、22c、22dを、
フック孔12b、12c、12dのピッチに対応してコ
ーナーブラケット22の後向面22aに上下方向に沿っ
て複数箇所に設け、それら係合爪22b、22c、22
dの全てをフック孔12b、12c、12dの上側の開
口縁に係合し得る上向爪としているため、係合作業が極
めて簡単である上に、上端位置にある係合爪22bに付
帯させて、該係合爪22bとの間にフック孔12bの開
口縁を狭持し得る外側突起22xを設けているため、側
部支持体1に対しコーナーブラケット22を食い込むよ
うに密着させて取り付け状態をより確実なものにするこ
とができる。
フック孔12b、12c、12dのピッチに対応してコ
ーナーブラケット22の後向面22aに上下方向に沿っ
て複数箇所に設け、それら係合爪22b、22c、22
dの全てをフック孔12b、12c、12dの上側の開
口縁に係合し得る上向爪としているため、係合作業が極
めて簡単である上に、上端位置にある係合爪22bに付
帯させて、該係合爪22bとの間にフック孔12bの開
口縁を狭持し得る外側突起22xを設けているため、側
部支持体1に対しコーナーブラケット22を食い込むよ
うに密着させて取り付け状態をより確実なものにするこ
とができる。
【0025】さらに、コーナーブラケット22の下向面
22fに突出舌片22g、22hを設け、これらの突出
舌片22g、22hをベース杆21の上面21aに左右
方向へ移動し得ないように凹凸係合させ、凹凸係合部2
p、2qを構成しているので、コーナーブラケット22
自体の左右の振れもベース杆21を足場にして確実に防
止することができる。
22fに突出舌片22g、22hを設け、これらの突出
舌片22g、22hをベース杆21の上面21aに左右
方向へ移動し得ないように凹凸係合させ、凹凸係合部2
p、2qを構成しているので、コーナーブラケット22
自体の左右の振れもベース杆21を足場にして確実に防
止することができる。
【0026】さらにまた、本実施例は、以上のようにベ
ース2を側部支持体1にL字形に取り付ける場合のほ
か、側部支持体1の下端に、後方にも延出させて図7に
示すように他のベース102を同時に取り付けることも
できるようにしている。この他のベース102は、前記
ベース2と同様の構成からなるもので、共通する部分に
は同一符号を付して示すように、ベース杆21と、補強
部材たるコーナーブラケット22とを具備してなり、こ
のコーナーブラケット22に設けた係合爪22b、22
c、22dを側部支持体1の後面13に設けたフック孔
13b、13c、13dに係合させ、係合爪22bと外
側突起22xとの間にフック孔13bの開口縁を狭持す
るとともに、ベース杆21の基端21x側を側部支持体
1に設けた下向きの開口溝17aに係合させ、この位置
において該ベース杆21の基端21x側を側部支持体1
の内部に固設した止着部たるナット17fにねじ25に
より止着するようにしているものである。このように構
成すれば、前記側部支持体1の背面側にも同様にして天
板5や棚板9を取り付けることができる。
ース2を側部支持体1にL字形に取り付ける場合のほ
か、側部支持体1の下端に、後方にも延出させて図7に
示すように他のベース102を同時に取り付けることも
できるようにしている。この他のベース102は、前記
ベース2と同様の構成からなるもので、共通する部分に
は同一符号を付して示すように、ベース杆21と、補強
部材たるコーナーブラケット22とを具備してなり、こ
のコーナーブラケット22に設けた係合爪22b、22
c、22dを側部支持体1の後面13に設けたフック孔
13b、13c、13dに係合させ、係合爪22bと外
側突起22xとの間にフック孔13bの開口縁を狭持す
るとともに、ベース杆21の基端21x側を側部支持体
1に設けた下向きの開口溝17aに係合させ、この位置
において該ベース杆21の基端21x側を側部支持体1
の内部に固設した止着部たるナット17fにねじ25に
より止着するようにしているものである。このように構
成すれば、前記側部支持体1の背面側にも同様にして天
板5や棚板9を取り付けることができる。
【0027】特に、このように構成する場合は、図8に
示すように側部支持体1の下端内部にアジャスタ止着部
117bを有するブロック体117を設け、このブロッ
ク体117の他の部位に、ベース2及び他のベース10
2をねじ止めするための止着部117cを設定しておけ
ば、組立工数や部品点数を効果的に削減することができ
る。
示すように側部支持体1の下端内部にアジャスタ止着部
117bを有するブロック体117を設け、このブロッ
ク体117の他の部位に、ベース2及び他のベース10
2をねじ止めするための止着部117cを設定しておけ
ば、組立工数や部品点数を効果的に削減することができ
る。
【0028】なお、本明細書において机にはテーブルの
概念も含まれるものである。また、各部の具体的な構成
は、図示実施例のものに限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
概念も含まれるものである。また、各部の具体的な構成
は、図示実施例のものに限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明のベース取付構造は、側部支持体の下端に取
り付けるベースを、ベース杆及び補強部材から構成し、
ベース杆の基端を側部支持体の下端に設けた開口溝に左
右方向に位置決め状態で挿入して側部支持体に設定した
止着部にねじ止めし、その先端を前方に延出させるとと
もに、その先端が側部支持体の前面に近付く方向へ回動
する挙動を禁止すべく、側部支持体の前面に補強部材を
その挙動を禁止し得る方向に位置決め、係合させて配設
したものである。このため、ベース杆の側部支持体への
簡単な係合、ねじ止め作業及び補強部材の側部支持体へ
の簡単な係合作業のみでベースの側部支持体への取付け
を完了することができるにも拘わらず、天板や棚板から
側部支持体に作用する倒れ荷重を有効に支持し、ベース
杆同士が離間する方向に向かって開脚することも有効に
防止することができる極めて良好な取付状態を実現する
ことが可能となる。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明のベース取付構造は、側部支持体の下端に取
り付けるベースを、ベース杆及び補強部材から構成し、
ベース杆の基端を側部支持体の下端に設けた開口溝に左
右方向に位置決め状態で挿入して側部支持体に設定した
止着部にねじ止めし、その先端を前方に延出させるとと
もに、その先端が側部支持体の前面に近付く方向へ回動
する挙動を禁止すべく、側部支持体の前面に補強部材を
その挙動を禁止し得る方向に位置決め、係合させて配設
したものである。このため、ベース杆の側部支持体への
簡単な係合、ねじ止め作業及び補強部材の側部支持体へ
の簡単な係合作業のみでベースの側部支持体への取付け
を完了することができるにも拘わらず、天板や棚板から
側部支持体に作用する倒れ荷重を有効に支持し、ベース
杆同士が離間する方向に向かって開脚することも有効に
防止することができる極めて良好な取付状態を実現する
ことが可能となる。
【0030】その際、開口溝をチャネル材を利用して構
成し、そのチャネル材に止着部としてナットを固設して
おくようにすれば、開口溝や止着部を簡単な部品を用い
て適正に形成することができる。また、補強部材を、ベ
ース杆と側部支持体の前面との入り隅部に配設されるブ
ラケットとし、このブラケットの後向面に設けた係合爪
を側部支持体の前面に設けたフック孔に係合させるよう
にすれば、補強部材の構成及び取り付けを極めて簡略な
ものにすることができる。特に、係合爪を、フック孔の
ピッチに対応してブラケットの後向面に上下方向に沿っ
て複数箇所に設け、それら係合爪の全てをフック孔の上
側の開口縁に係合し得る上向爪としたり、少なくとも上
端位置にある係合爪に付帯させて、該係合爪との間にフ
ック孔の開口縁を狭持し得る外側突起を設ければ、側部
支持体に対するブラケットの取り付け状態をより確実な
ものにすることができる。また、ブラケットの下向面を
凹凸係合部を介してベース杆の上面に係合させておけ
ば、ベースに対するブラケットの配設状態も良好なもの
にすることができる。
成し、そのチャネル材に止着部としてナットを固設して
おくようにすれば、開口溝や止着部を簡単な部品を用い
て適正に形成することができる。また、補強部材を、ベ
ース杆と側部支持体の前面との入り隅部に配設されるブ
ラケットとし、このブラケットの後向面に設けた係合爪
を側部支持体の前面に設けたフック孔に係合させるよう
にすれば、補強部材の構成及び取り付けを極めて簡略な
ものにすることができる。特に、係合爪を、フック孔の
ピッチに対応してブラケットの後向面に上下方向に沿っ
て複数箇所に設け、それら係合爪の全てをフック孔の上
側の開口縁に係合し得る上向爪としたり、少なくとも上
端位置にある係合爪に付帯させて、該係合爪との間にフ
ック孔の開口縁を狭持し得る外側突起を設ければ、側部
支持体に対するブラケットの取り付け状態をより確実な
ものにすることができる。また、ブラケットの下向面を
凹凸係合部を介してベース杆の上面に係合させておけ
ば、ベースに対するブラケットの配設状態も良好なもの
にすることができる。
【0031】さらに、上記ベースと同様の構成及び取付
構造からなる他のベースを側部支持体の後面から後方に
向かって延出させるように取り付ければ、ベース及び他
のベースが逆T字状をなして側部支持体を支持すること
になり、天板や他の天板を側部支持体の前方のみならず
後方に取り付けても有効な荷重支持状態を得ることがで
きる。
構造からなる他のベースを側部支持体の後面から後方に
向かって延出させるように取り付ければ、ベース及び他
のベースが逆T字状をなして側部支持体を支持すること
になり、天板や他の天板を側部支持体の前方のみならず
後方に取り付けても有効な荷重支持状態を得ることがで
きる。
【0032】この場合に、側部支持体の下端内部にアジ
ャスタ止着部を有するブロック体を設け、このブロック
体の他の部位に、ベース及び他のベースをねじ止めする
ための止着部を設定しておけば、組立工数や部品点数を
効果的に削減することが可能となる。
ャスタ止着部を有するブロック体を設け、このブロック
体の他の部位に、ベース及び他のベースをねじ止めする
ための止着部を設定しておけば、組立工数や部品点数を
効果的に削減することが可能となる。
【図1】本発明の一実施例を適用した棚付き机の側面
図。
図。
【図2】同斜視図。
【図3】同分解斜視図。
【図4】同実施例のベース取付構造を示す要部分解斜視
図。
図。
【図5】同ベース取付構造を示す要部断面図。
【図6】図5の横断面図。
【図7】同実施例の他の取付状態を示す図5に対応した
断面図。
断面図。
【図8】本発明の他の実施例を示す図7に対応した断面
図。
図。
1…側部支持体
2…ベース
2p、2q…凹凸係合部
10a、10b…アジャスタ
12a…前面
12b、12c、12d…フック孔
13a…後面
17…チャネル材
17a…開口溝
17e、17f…止着部(ナット)
21…ベース杆
21a…上面
21f…ねじ
21x…基端
21y…先端
22…補強部材(コーナーブラケット)
22a…後向面
22b、22c、22d…係合爪
22f…下向面
22x…外側突起
102…他のベース
117…ブロック体
117b…アジャスタ止着部
117c…止着部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47B 91/12
Claims (8)
- 【請求項1】側部支持体の下端に、前方に延出させて側
部支持体に設けられるベースを取り付けるようにしたも
のであって、 前記ベースを、基端側を側部支持体の下端内部に挿入し
先端側を側部支持体よりも前方に延出させて配設される
ベース杆と、後向面を側部支持体の前面に当接させ下向
面をベース杆の上面に当接させる位置に配設され前記ベ
ース杆が相対的に側部支持体の前面側へ回動しようとす
る挙動を禁止する補強部材とを具備してなるものにし、
この補強部材を側部支持体の前面に、ベース杆の挙動を
禁止する方向へ移動し得ないように係合させるととも
に、ベース杆の基端側を側部支持体に設けた下向きの開
口溝に左右方向へ移動し得ないように係合させ、この位
置において該ベース杆の基端側を側部支持体の内部に設
定した止着部にねじ止めし得るように構成してなり、補
強部材の下向面とベース杆の上面との間に、補強部材が
ベース杆に対して左右方向へ移動することを禁止する凹
凸係合部を設けていることを特徴とするベース取付構
造。 - 【請求項2】開口溝が、側部支持体の下端にチャネル材
を配設することによって形成されていることを特徴とす
る請求項1記載のベース取付構造。 - 【請求項3】止着部が、チャネル材の上壁に固設したナ
ットであり、このナットに、ベース杆を介して下方から
挿入したねじを螺着するようにしていることを特徴とす
る請求項2記載のベース取付構造。 - 【請求項4】補強部材が、後向面及び下向面をそれぞれ
側部支持体の前面及びベース杆の上面に当接させて側部
支持体とベース杆との入り隅部に配設されるブラケット
であり、このブラケットの後向面に設けた係合爪を側部
支持体の前面に設けたフック孔に挿入して爪先端部を側
部支持体の内面に係接させ得るようにしていることを特
徴とする請求項1、2又は3記載のベース取付構造。 - 【請求項5】係合爪を、フック孔のピッチに対応してブ
ラケットの後向面に上下方向に沿って複数箇所に設け、
それら係合爪の全てをフック孔の上側の開口縁に係合し
得る上向爪としていることを特徴とする請求項4記載の
ベース取付構造。 - 【請求項6】少なくとも上端位置にある係合爪に付帯さ
せて、該係合爪との間にフック孔の開口縁を狭持し得る
外側突起を設けていることを特徴とする請求項5記載の
ベース取付構造。 - 【請求項7】側部支持体の下端に、後方にも延出させて
側部支持体に設けられる他のベースを取り付けるように
したものであって、 前記他のベースを、基端側を側部支持体の下端内部に挿
入し先端側を側部支持体よりも後方に延出させて配設さ
れるベース杆と、前向面を側部支持体の後面に当接させ
下向面をベース杆の上面に当接させる位置に配設され前
記ベース杆が相対的に側部支持体の後面側へ回動しよう
とする挙動を禁止する補強部材とを具備してなるものに
し、この補強部材を側部支持体の後面に、ベース杆の挙
動を禁止する方向へ移動し得ないように係合させるとと
もに、ベース杆の基端側を側部支持体に設けた下向きの
開口溝に左右方向へ移動し得ないように係合させ、この
位置において該ベース杆の基端側を側部支持体の内部に
設定した止着部にねじ止めし得るように構成してなるこ
とを特徴とする請求項1記載のベース取付構造。 - 【請求項8】側部支持体の下端内部にアジャスタ止着部
を有するブロック体を設け、このブロック体の他の部位
に、ベース及び他のベースをねじ止めするための止着部
を設定していることを特徴とする請求項7記載のベース
取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13408398A JP3398883B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | ベース取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13408398A JP3398883B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | ベース取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11318613A JPH11318613A (ja) | 1999-11-24 |
JP3398883B2 true JP3398883B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=15120016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13408398A Expired - Fee Related JP3398883B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | ベース取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3398883B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
JP2008073467A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Itoki Corp | サイドパネル付き机 |
JP6803203B2 (ja) * | 2016-11-04 | 2020-12-23 | 株式会社オカムラ | 天板付き什器 |
JP6855260B2 (ja) * | 2017-01-26 | 2021-04-07 | 株式会社オカムラ | 接続構造および什器 |
-
1998
- 1998-05-15 JP JP13408398A patent/JP3398883B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH11318613A (ja) | 1999-11-24 |
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