JP2008073467A - サイドパネル付き机 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板の側部上方に配置するサイドパネルを備えた机において、サイドパネルの後部の連結構造を簡単化する。
【手段】後部連結金具23は平面視でクランク状に形成されており、後端に係止爪20が形成されている。係止爪23dは、バックパネル8における縦フレーム15の係止穴20に嵌まる。後部連結金具23はサイドパネル12の左面と右面とに付け替え可能である。また、係止爪23dは側面視で横向きT字形に形成されており、このため、上下にひっくり返してもサイドパネル13に固定できる。以上により、1種類の後部連結金具23で、aサイドパネルを天板の左端部に立設する場合、b天板の右端部に立設する場合、c左右の天板に跨がった状態で立設する場合、のいずれにも対応できる。
【選択図】図3

Description

本願発明は、天板の側縁にサイドパネル(正確には机上サイドパネル)を立設して成る机に関するものである。
天板の左又は右若しくは左右両側縁に仕切り用や目隠し用のサイドパネルを立設することは広く行われている。この場合、一般に、天板の後方(又は後端縁)の上方にバックパネル(正確には机上バックパネル)を立設して、バックパネルの側端部とサイドパネルの後端部とを連結している。
また、サイドパネルの構造や素材も様々であり、例えば、木板(合板を含む)の単板構造、金属板(スチール)からなる中空構造のもの、木板又はスチール板とハニカム芯材との積層構造もの、或いは、厚さ数mmで半透明又は不透明な樹脂板(アクリル板)よりなるスクリーンタイプなどがある。
サイドパネルとバックパネルとを連結する方法も様々であり、その一例として特許文献1には、左右に並設した机に跨がった状態でサイドパネルを立設するにおいて、サイドパネルの後端面に、左右の側板を有する平面視コ字状の連結金具を固定し、連結金具の左右側板にそれぞれ側面視下向き鉤状の係止爪を設けて、左の係止爪は左の机のバックパネル(公報の名称はフロントパネル)に形成した係合穴に落とし込み、右の係止爪は右の机のバックパネル(公報の名称はフロントパネル)に形成した係合穴に落とし込むことが記載されている。
この特許文献1では、係止爪を係止穴に嵌め込むワンタッチ的な操作によってサイドパネルをバックパネルに連結できるため、サイドパネルの取り付け作業を能率良く行える利点がある。
実公平6−41461号公報
机の配置態様は様々であり、複数の机を左右に並設することには限らず、独立して配置することもあり、また、複数の机を並設した場合、机群の両端に位置した机の一端側部は外部に露出した自由端の状態になっている。
しかるに、特許文献1では、サイドパネルは左右に隣り合った机の天板に跨がった状態の並設仕様でしか配置できないため、独立して使用される机の側端部にサイドパネルを立設する場合や、並設された机群の両端に位置した机の自由端部にサイドパネルを立設する場合のように、サイドパネルを一つの机の側縁に立設する独立仕様には適用できず、従って、独立仕様とする場合は、机の左側縁に設けるための金具と、机の右側縁に設けるための金具とを別に用意せねばならず、このためコストが嵩むと共に部材管理の手間も掛かるという問題があった。
本願発明は、この問題を解消することを課題とするものである。
本願発明の机は、「天板と、前記天板の側縁の上方に立設した前後長手のサイドパネルと、前記天板の後方又は後端縁に立設されていて前記サイドパネルの後端部が取り付くバック部材とを備えており、前記サイドパネルの後端部には、後ろ向きに突出した係止爪を有する後部連結金具が取り付けられている一方、前記バック部材には、前記後部連結金具の係止爪が前向き抜け不能に嵌まり得る係止穴が設けられており、更に、前記バック部材の側端面と天板の側端面とは略同じ面を成している」という基本構成になっている。
そして、請求項1では、「前記後部連結金具は、平面視で左右にずらしてサイドパネルに取り付けることと、上下姿勢を逆にしてサイドパネルに取り付けることとのうち少なくとも何れか一方が可能になっており、後部連結金具を左右にずらしてサイドパネルに取り付けることにより、サイドパネルを一つの天板の上方に配置した位置と左右並設された天板に跨がらせた位置とに配置替えすることが許容されており、後部連結金具を上下逆の姿勢でサイドパネルに付け替えることにより、サイドパネルを一つの天板の左側縁と右側縁とに付け替えることが許容されている」という構成を特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記係止爪を側面視で上下対称の略横向きT字状の形態と成すことにより、後部連結金具を上下逆にしたいずれの姿勢でもバック部材の係止穴に嵌まり込むことが可能ならしめられている。
請求項3の発明は、請求項1又は2を更に具体化したもので、まず、前記バック部材は天板と略同じ横幅を有するバックパネルであって、前記バックパネルはその左右側部を構成する縦フレームを有しており、この縦フレームに前記係止穴が形成されている一方、前記サイドパネルは厚さ数mmの半透明又は不透明な樹脂単板からなっている。
更に、前記後部連結金具は金属板製であって、この後部連結金具は、前記サイドパネルの片面に重なる基部と、平面視で基部の後端に連続した横向き折り曲げ部と、前記横向き折り曲げ部の先端から後ろ向きに延びる突出部とを備えた平面視クランク状に形成されており、先端部に上下複数個の係止爪を形成していると共に、前記後部連結金具は、基部がサイドパネルの一方の面に重なった状態と他方の面に重なった状態とのいずれをも選択してビスでサイドパネルに締結できるようになっており、サイドパネルの一方の面と他方の面とに付け替えることによって係止爪の左右位置をずらしている。
請求項4の発明では、請求項1〜3のうちの何れかにおいて、前記後部連結金具の係止爪は、係止穴に対して相対的に上向き動させることによって前向き移動不能に保持されており、バック部材はその下方に配置されたフレーム体にファスナーによって上向き移動不能に保持されている。
本願発明によると、後部連結金具はサイドパネルへの取り付け位置を左右にずらすことで、並設仕様と独立仕様とに兼用でき、また、上下姿勢を変えてサイドパネルに取り付けることにより、天板の左端部に配置することと右端部に配置することとの両方に兼用できる。
従って、サイドパネルを左右に並設した机に跨がった状態で配置して並設仕様としたり、一つの机の左又は右の端部に配置して独立仕様としたりするにおいて、後部連結金具は1種類又は2種類のみで足り、その結果、コストダウンと部材管理の手間軽減とを図ることができる。左右にずらしてしかも上下逆の姿勢でサイドパネルに取り付けできる構成を採用すると、後部連結金具は1種類で良いため特に好適である。
請求項2のように係止爪を側面視横向きT字状に形成すると、後部連結金具を上下逆の姿勢でサイドパネルに付け替えた状態でバック部材の係止穴に係合させることを簡単に実現できる。
サイドパネルをスクリーンタイプにすると圧迫感を無くしてデザイン的にもすっきりとさせることができるが、スクリーンタイプのサイドパネルは薄いためその後端面に後部連結金具を締結することが困難である。この点、請求項3のように構成すると、後部連結金具の基部をサイドパネルの後端部に簡単に固定できるため、スクリーンタイプのサイドパネルであっても、1種類の後部連結金具を使用して並設仕様と独立仕様とのいずれにも適用できる。
ところで、サイドパネルは人が不用意に持ち上げるなどして上向きの外力が作用することがある。しかして、前記特許文献1では係止爪は下向き鉤状に形成されており、係止爪を係止穴に下向きに落し込むことによって前向き動不能に保持しているため、サイドパネルが上向き動すると係止爪は係止穴から抜け勝手になって、サイドパネルがバック部材から外れ易くなるという問題がある。
これに対して請求項4のように構成すると、サイドパネルが上向き動しても係止爪は係止穴に嵌まった状態が保持されるため、サイドパネルがバック部材から外れ易くなることはない一方、サイドパネルが下向き動することは天板によって阻止されているため、サイドパネルは上下いずれの方向にもずれない状態にしっかりと保持されている。従って、係止爪を係止穴に嵌め込むことによる簡易な取り付け方法でありながら、サイドパネルの後部をバック部材に堅牢な状態で取り付けることができる。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).概要
まず、机の概要を図1に基づいて説明する。図1のうち(A)は前方から見た斜視図、(B)は裏側から見た斜視図である。この図1から理解できるように、机1は、平面視で矩形(横長長方形)の天板2を備えており、天板2は、左右に配置した脚3又は袖キャビネット4で支持されている。また、脚3又は袖キャビネット4の背面には、机の剛性を確保する強度メンバーとしてのバックフレーム5が重なっている。
机1は互いに連結した状態で並設される多連構造になっており、隣り合った天板2は一つの脚3又は袖キャビネット4に跨がった状態で載っており、かつ、天板2は図示しない金具によって脚3又は袖キャビネット4に固定されている。
バックフレーム5は、縦長の左右サイドメンバー6と、その上端に連結した左右横長のアッパーフレーム7と、アッパーフレーム7よりも下方の部位において左右のサイドメンバー6に連結したパネル体8とを備えている。バックフレーム5は天板2と同じ左右長さに設定されており、隣り合った2つのバックフレーム5は、一つの脚3又は袖キャビネット4に連結されている。天板2を一つの脚3又は袖キャビネット4に連結している状態では、天板2の側縁は脚3又は袖キャビネット4の外面から若干の寸法だけはみ出している。
机1は前後背中合わせの状態に配置して連結することも可能であり、この場合は、前後の机1は一つのバックフレーム5を共用している。既述のように、隣り合った机1は脚3又は袖キャビネット4及びバックフレーム5を兼用しており、従って、任意の数だけ連結することができる。なお、脚3は、中空板状の基部3aから上アーム3bと下アーム3cとを前向きに突設したいわゆるL脚の形態になっているが、他の形態の脚も採用できることは言うまでもない。
天板2とバックフレーム5との間には、配線用空間9が空いており、この配線用空間9には、着脱自在なカバー10が配置されている。また、バックレーム5の上面にはバックパネル11が配置されており、また、天板2の側縁にはサイドパネル12,13を立設している。符号12では薄いスクリーンタイプのサイドパネルを示しており、符号13では厚肉のサイドパネルを示している。スクリーンタイプのサイドパネル12はアクリル樹脂等の樹脂板から成っており、厚さは5mm前後で半透明又は不透明である。
隣り合った机1の間の箇所にサイドパネル12,13を配置する場合(並設仕様の場合)は、サイドパネル12、13は左右の天板2に跨がった状態に配置されている。また、机群の端部箇所にサイドパネル12,13を配置する場合は、サイドパネルは天板2の外側面よりもやや内側に寄った場所に配置している。サイドパネル12,13は、その前端部は天板2に前部連結金具にて固定されており、後端部は後部連結金具によってバックパネル11に固定されている。
本願の請求項及び明細書で「左右」「前後」の文言を使用しているが、この前後・左右はバックパネルと対峙した方向を基準にしている(換言すると、人が椅子に腰掛けて机を使用する状態での当該人を基準にして前後・左右の文言を使用している。)。前後の文言については、バックパネル11に向かって手前側を前、後ろ側を後という。
天板2が平面視L形である場合は、2枚のバックパネルが平面視で直交した姿勢に配置されることになるが、この場合は、それぞれのバックパネルを基準にして前後・左右が規定される。
(2).サイドパネルの後部の連結
次に、図2以下の図面を参照してサイドパネル12,13の取り付け構造を説明する。まず、スクリーンタイプのサイドパネル1について説明する。図2は一部破断分離側面図、図3(A)は連結した状態での図2の IIIA-IIIA視断面図、(B)は分離した状態での平断面図、図4のうち(A)は図3(A)の IVA-IVA視断面図、(B)は連結した状態での図2の IVB-IVB視断面図、図5のうち(A)及び(B)は他の連結態様を示す一部破断平面図、(C)はサイドパネル12の部分平面図である。
図2及び図3から理解できるように、バックパネル11は、左右に配置された上下長手の縦フレーム15と、左右縦フレーム15の上端を繋ぐ上水平フレーム(笠木)16と、左右縦フレーム15の下端間を繋ぐ下水平フレーム(巾木)17とによって正面視矩形の枠組みが構成されており、この枠組みの前後に表面板18を張っている。図示していないが、前後の表面板18の間には芯材が介在している(換言すると芯材の表裏に表面板18を貼っている。)。
図3に示すように、縦フレーム15は軽金属の押し出し加工品であって中空状に形成されている。縦フレーム15の上面には上フレーム16が重なって下面には下フレーム17が重なっており、上フレーム16と縦フレーム15と下フレーム17とに上方からボルト19を貫通せしめ、ボルト19をバックフレーム5のサイドメンバー6にねじ込むことにより、バックパネル11をバックフレーム5に固定している。従って、バックパネル11はバックフレーム5に上向き動不能に保持されている。
バックパネル11を構成する縦フレーム15は、全体として略横向きT字状に形成されていて表面板18の外側に突出したはみ出し部を有しており、はみ出し部の前後壁に、角形の係止穴20が上下適宜間隔で多数形成されている。また、縦フレーム15のうちバックパネル11の端面を構成する部分には、開口縁に一対の内向きリップを有する蟻溝21が形成されている。隣り合ったバックパネル11における縦フレーム15の蟻溝21は互いに連通しており、この2つの蟻溝21に略H形のエッジ材を上方から嵌め込むことにより、隣り合ったバックパネル11を連結することができる(エンジ材は遮光機能も有している。)。
図3(A)に示すように、縦フレーム15は略円形の溝条22を有しており、この溝条22には、上フレーム16及び下フレーム17を固定するねじがねじ込まれている。サイドパネル12の後部の下コーナー部は略扇形に切欠かれている。これは配線の邪魔にならないように配慮したものである。
サイドパネル12は後部連結金具23によってバックパネル11の縦フレーム15に連結されている。後部連結金具23は、サイドパネル12の片面に重なる基部23aと、基部23aの後端に連続した平面視左右横長の折り曲げ部23bと、折り曲げ部23bの先端から後方に延びる突出部23cとを有しており、全体としては平面視でクランク状に形成されており、更に、突出部23cの後端に、バックパネル11における縦フレーム15の係止穴20に嵌まり得る上下2対ずつの係止爪23dが形成されている。
後部連結金具23の固定手段としては、基部23aと反対側からサイドパネル12に重なる当て板24と、後部連結金具23とサイドパネル12と当て板24とを一体に締結(共締め)するための雌ねじ筒25及び雄ねじ26が用いられている(当て板24と雌ねじ筒25と雄ねじ26も後部連結金具の一部と観念することも可能である。)。雌ねじ筒25及び雄ねじ26とも大径の頭を有している。雌ねじ筒25及び雄ねじ26は上下対称の2箇所に配置されているが、これら雌ねじ筒25及び雄ねじ26の個数はサイドパネル12の高さ寸法に応じて設定したら良い(いずれの場合も、上下対称の配置態様とすべきである。)。
サイドパネル12の下端部には、上向きに開口した樋状の樹脂製保護エッジ27が下方から嵌まっており、サイドパネル12は保護エッジ27を介して天板2の上面に載っている。なお、当て板24を使用せずに後部連結金具23とサイドパネル12とをビスで連結することも可能であるが、本実施形態のように当て板24を使用すると、サイドパネル12の割れを防止して高い締結強度を確保できる利点がある。また、後部連結金具23及び当て板24とも、サイドパネル12に重なる軟質材製の保護層を形成するなどしても良い。
図4に示すように、係止爪23dは上向きと下向きとの鉤部を有して側面視で略T字形(或いは茸形)になっている。そして、サイドパネル12が保護エッジ27を介して天板2の上面に載った状態で、係止爪23dは係止穴20に下方から係合している。従って、サイドパネル12に上向きの外力が作用しても当該サイドパネル12がバックパネル11から外れることはない。
サイドパネル12の取り付け方法としては、バックパネル11をバックフレーム5の上方に若干浮かした状態で係止穴20と係止爪23dとを嵌め合わせ、次いで、バックパネル11をバックフレーム5の上面に重ねてボルト19を締め込んで、バックパネル11をバックフレーム5に締結することになる。
図2に示すように、後部連結金具23における上下の2個ずつの係止爪23dの上下間隔は同じ寸法L1になっており、また、上端の係止爪23dから後部連結金具23の上端までの寸法と上端の係止爪23dと後部連結金具23の下端までの寸法とは同じ寸法L2に設定している。従って、後部連結金具23は上下姿勢を逆にしてもサイドパネル12に取り付けることができる。
図3ではサイドパネル12は左右に並設した天板2に跨がった状態で配置されている。換言すると、左右の机1で1枚のサイドパネル12を共用している。そして、この状態では、後部連結金具23は、その折り曲げ部23をサイドパネル12の後端面に重ねた状態でサイドパネル12に取り付けられており、サイドパネル12の係止爪23dは、互いに密着した縦フレーム15のうち一方の縦フレーム15の係止穴20に係合している(図3では係止爪23dは右側の縦フレーム15の係止穴20に嵌まっているが、左側の縦フレーム15の係止穴20に嵌めても良い。)。
図5(A)では、サイドパネル12はその全体が天板2の右端部の上方に配置されている。この状態では、後部連結金具23はサイドパネル12の右面に締結されている。他方、図5(B)では、サイドパネル12はその全体が天板2の左端部の上方に配置されており、この状態では、後部連結金具23は、図3及び図5(A)とは上下逆にしてサイドパネル12の左面に締結されている。
図5(A)(B)のようにサイドパネル12を天板2の内側に配置している状態では、サイドパネル12は、天板2の右又は左の端面からある程度の寸法L3だけ内側に入り込んでいる(これは、図7(B)に示すように、前部連結金具(詳細は後述)の取り付け代を確保するためである。)。
図5(C)に示すように、後部連結金具23における横長部23bの幅寸法(換言すると、突出部23cが基部23aからずれた寸法)L4は、サイドパネル12の板厚tに後部連結金具23の板厚を足した寸法になっている。従って、後部連結金具23をサイドパネル12の一方の面と他方の面とに付け替えることにより、係止爪23dは、サイドパネル12の厚さtと後部連結金具23の板厚とを足した寸法だけ左右方向にずれることになる。
後部連結金具23の突出部23bには、バックパネル11における表面板18の端面に当たり得る軟質板28が貼られている。軟質板28は例えばゴム製で片面に粘着層を設けており、サイドパネル12への後部連結金具23の取り付け態様に応じて、突出部23cの左右いずれの面にも貼り替えることができる。軟質板28の存在により、係止爪23dをガタ付きのない状態で係止穴20に嵌め込むことができるため、サイドパネル12のガタ付きも防止できる。
後部連結金具23を上下逆の姿勢に付け替えできるようにするための手段としては、後部連結金具23及びサイドパネル12の取り付け穴を上下対称に形成することと、係止爪23dを上下対称に配置することとが満たされておれば良い。従って、例えば係止爪23dは、上下中間部とこれを挟んだ上下等距離の部位との3箇所に設けるなどしても良い(但し、係止穴20は常に係止爪23dが嵌まるようにピッチを設定しておく必要がある。)。
(3).サイドパネルの前部の連結
次に、図6及び図7を参照してサイドパネル12の前部の取り付け構造を説明する。図6は分離斜視図、図7のうち(A)は右側面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視分離断面図である。
サイドパネル12の前部は、前部連結金具29によって天板2に固定されている。前部連結金具29は、天板2に前方から被さる状態で嵌まる側面視コ字状のクランプ体30と、クランプ体30の下水平部30aに下方から被さる状態で嵌まる正面視上向き開口コ字状の押さえ部材31と、押さえ部材31を貫通してクランプ体30の下水平部30aに下方からねじ込まれるビス32とによって構成されており、ビス32をねじ込むと押さえ部材31が天板2の下面に突っ張り、すると、クランプ体30の下水平部30aが天板2の上面に強く押圧され、これにより、クランプ体30は天板2に固定される。
そして、クランプ体30の上水平部30bには、サイドパネル12の前端部でかつ下部が嵌まり込む左右の挟持体33が溶接によって固着されており、挟持体33とサイドパネル12とは、雌ねじ筒25及び雄ねじ26で一体に共締めされている。雌ねじ筒25及び雄ねじ26を使用することに代えて、ナットとビスとを使用することも可能である。左右の挟持体33は下部において一体に繋がっている。
クランプ体30の挟持体33は、平面視コ字状の樹脂製カバー34で覆われている。挟持体33の前後両端部には外側に広がった張り出し部33aが形成されており、張り出し部33aの上下中途部に切り開き溝35を形成している一方、カバー34には、張り出し部33aを弾性的に挟持する一対の挟持片36を設けている(挟持片に代えて係合爪を採用しても良い。)。
サイドパネル12の下部に嵌まる保護エッジ27は図7(C)に示す断面形状になっている。すなわち、保護エッジ27の内側面には凹所37が形成されており、凹所37の上端部に斜め下向き軟質ヒレ片38が共押し出し法によって一体に形成されている。サイドパネル12を嵌め込むとヒレ片38は凹所37に入り込み、これにより、サイドパネル12は保護エッジ27に対しクッション性を保持した状態でガタ付き不能に嵌まっている。
(4).厚肉状サイドパネルの取り付け構造
次に、積層構造で厚いサイドパネル13の取り付け構造を図8及び図9に基づいて説明する。図8はサイドパネル13の後部の連結構造を示す平断面図で、(A)はサイドパネル13を左右天板2に跨がらせて配置した状態での断面図、(B)は独立仕様での後部連結金具23の連結構造を示す図であり、図9はサイドパネル13き前後の連結構造を示す一部破断側面図である。
厚肉のサイドパネル13は、芯材(図示せず)とその表裏両側に張った表面材40とで積層構造になっており、その前後両端部には縦枠材41が嵌め込み装着されている。縦枠材41は、基本的にはバックパネル11の縦フレーム15と類似しており、表面板40の前後両側に突出したはみ出し部41aを有しており、はみ出し部41aの左右中心部には蟻溝42が上下全長にわたって形成されている。
そして、後部の縦枠材41におけるはみ出し部41aの後面に平面視L形の後部連結金具43をビス44によって固定している。後部連結金具43の突出部43aには、スクリーンタイプサイドパネル12の連結用後部連結金具23と同様に、上下2対の係止爪43bが形成されている。
そして、後部の縦枠材41におけるはみ出し部41aの後面には、後部連結金具43を締結するための雌ねじ穴45が蟻溝42を挟んで左右に振り分けた状態で形成されており、このため、後部連結金具43は、図8に示すように、突出部43aがサイドパネル13の外側面からややはみ出た状態にして縦枠材41に取り付けることができ、これによって独立仕様に態様できる。雌ねじ穴45は上下対称に配置されている。
サイドパネル13の前部を天板2に固定する手段としては、側面視コ字状の前部連結金具46が使用されている。前部連結金具46の上部にはサイドパネル13の内部に左右ずれ不能に嵌まり込む上向き突部46aが形成されており、この上向き突部46aに、サイドパネル13の笠木47と前部縦枠材41と巾木48とを貫通したボルト49をねじ込んでいる。ボルト49をねじ込むと、巾木48の左右両端部を天板2の上面にあてた状態で前部連結金具29が上向きに引きつけられ、これによってサイドパネル13の前部は天板2に対して強固に固定される。
(5).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、バック部材は必ずしもバックパネルには限らないのであり、例えば、天板の後方に左右の支柱を立設し、この支柱にサイドパネルを連結することも可能である(この場合、左右の支柱にパネルを着脱自在に取り付けるのが好ましい。)。
また、バックパネル等のバック部材は必ずしもバックフレームに取り付ける必要はなく、例えば脚の後部や天板に固定することも可能である。サイドパネルは全体として板状である必要はなく、例えば左右に開口した枠材に布類を張った構造にするといったことも可能である。
本願発明は実施形態のように脚等の支持手段を兼用して連増しするタイプの机のみでなく、各机が独立して自立できるものにも適用できる。また、明細書及び図面では様々の利点を開示しているが、これらは独立した発明たり得るものである。
机の斜視図である。 スクリーンタイプのサイドパネルの後部の連結構造を示す一部破断分離側面図である。 (A)は連結した状態での図2の IIIA-IIIA視断面図、(B)は分離した状態での平断面図である。 (A)は図3(A)の IVA-IVA視断面図、(B)は連結した状態での図2の IVB-IVB視断面図図である。 (A)及び(B)は他の連結態様を示す一部破断平面図、(B)はサイドパネル12の部分平面図である。 スクリーンタイプのサイドパネルの前部の取り付け構造を示す分離斜視図である。 (A)はサイドパネルの前部の取り付け構造を示す右側面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視分離断面図である。 積層タイプのサイドパネルの後部の連結構造を示す図である。 積層タイプのサイドパネルの前部の連結構造を示す一部破断側面図である。
符号の説明
1 机
2 天板
5 バックフレーム
8 バック部材の一例としてのバックパネル
12 スクリーンタイプのサイドパネル
13 厚肉タイプのサイドパネル
15 バックパネルの縦フレーム
20 係止穴
23 スクリーンタイプのサイドパネル用の後部連結金具
23d 係止爪
24 当て板
25 雌ねじ筒
26 雄ねじ
29 スクリーンタイプのサイドパネル用の前部連結金具
30 クランプ体
31 押さえ部材
32 ビス
34 カバー

Claims (4)

  1. 天板と、前記天板の側縁の上方に立設した前後長手のサイドパネルと、前記天板の後方又は後端縁に立設されていて前記サイドパネルの後端部が取り付くバック部材とを備えており、
    前記サイドパネルの後端部には、後ろ向きに突出した係止爪を有する後部連結金具が取り付けられている一方、前記バック部材には、前記後部連結金具の係止爪が前向き抜け不能に嵌まり得る係止穴が設けられており、更に、前記バック部材の側端面と天板の側端面とは略同じ面を成している、
    という机であって、
    前記後部連結金具は、平面視で左右にずらしてサイドパネルに取り付けることと、上下姿勢を逆にしてサイドパネルに取り付けることとのうち少なくとも何れか一方が可能になっており、
    後部連結金具を左右にずらしてサイドパネルに取り付けることにより、サイドパネルを一つの天板の上方に配置した位置と左右並設された天板に跨がらせた位置とに配置替えすることが許容されており、
    後部連結金具を上下逆の姿勢でサイドパネルに付け替えることにより、サイドパネルを一つの天板の左側縁と右側縁とに付け替えることが許容されている、
    サイドパネル付き机。
  2. 前記係止爪を側面視で上下対称の略横向きT字状の形態と成すことにより、後部連結金具を上下逆にしたいずれの姿勢でもバック部材の係止穴に嵌まり込むことが可能ならしめられている、
    請求項1に記載したサイドパネル付き机。
  3. 前記バック部材は天板と略同じ横幅を有するバックパネルであって、前記バックパネルはその左右側部を構成する縦フレームを有しており、この縦フレームに前記係止穴が形成されている一方、
    前記サイドパネルは厚さ数mmの半透明又は不透明な樹脂単板からなっており、
    更に、前記後部連結金具は金属板製であって、この後部連結金具は、前記サイドパネルの片面に重なる基部と、平面視で基部の後端に連続した横向き折り曲げ部と、前記横向き折り曲げ部の先端から後ろ向きに延びる突出部とを備えた平面視クランク状に形成されており、先端部に上下複数個の係止爪を形成していると共に、
    前記後部連結金具は、基部がサイドパネルの一方の面に重なった状態と他方の面に重なった状態とのいずれをも選択してビスでサイドパネルに締結できるようになっており、サイドパネルの一方の面と他方の面とに付け替えることによって係止爪の左右位置をずらしている、
    請求項1又は2に記載したサイドパネル付き机。
  4. 前記後部連結金具の係止爪は、係止穴に対して相対的に上向き動させることによって前向き移動不能に保持されており、バック部材はその下方に配置されたフレーム体にファスナーによって上向き移動不能に保持されている、
    請求項1〜3のうちのいずれかに記載したサイドパネル付き机。
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