JP3398498B2 - 印刷方法 - Google Patents

印刷方法

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JP3398498B2
JP3398498B2 JP00091095A JP91095A JP3398498B2 JP 3398498 B2 JP3398498 B2 JP 3398498B2 JP 00091095 A JP00091095 A JP 00091095A JP 91095 A JP91095 A JP 91095A JP 3398498 B2 JP3398498 B2 JP 3398498B2
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing

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  • Printing Methods (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Screen Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスクとスキージとを
用いてペーストを印刷する印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マスクとスキージとを用いてペー
ストを印刷する印刷方法は、ペーストなどの材質や加工
法の発展で微細パターンを一括して形成できるため、電
子機器を構成する部品や回路の形成に不可欠な工法とな
ってきた。これらの部品や回路の形成において、今後さ
らにパターンの微細化や高精度化が要求され、また特殊
化する高価なペーストを有効に活用する高コストパフォ
ーマンス性を実現する印刷方法が必要となっている。
【0003】以下、従来の印刷方法について図面を参照
しながら説明する。図4の(a)〜(g)はシングルス
キージによる従来の印刷方法の各工程を示す図である。
1はスキージ、2はスクレーパ、3は印刷用のペース
ト、4はメタルマスク(以下、マスクと略す)、6は基
板であり、マスク4にはパターン5が開口されている。
【0004】まず、図4(a)に示すように、マスク4
上におけるスキージ1とスクレーパ2の間にペースト3
を供給し、次に、図4(b)に示すように、パターン5
が形成されている方向に向けて移動して印刷を開始す
る。印刷終了後、図4(c)に示すように、スキージ1
はマスク4の上方に移動する。このとき、スキージ1に
はペースト3が付着する。次に、図4(d)に示すよう
に、スクレーパ2が移動されてペースト3をマスク4上
に薄く塗布する。なお、この際、スクレーパ2はマスク
4には接触させない。
【0005】次に、図4(e)に示すように、ペースト
3が塗布された後にスキージ1が停止されるが、スキー
ジ1が停止されている際に、スキージ1に付着したペー
スト3がマスク4上に落ちて落下ペースト3aを生じる
ことがある。この後、スキージ1は真下に移動される
が、図4(f)に示すように、マスク4上に落下ペース
ト3aがあると、落下ペースト3a上にスキージ1が降
下してスキージ1におけるパターン5が形成されている
側と逆の側までペースト3が裏回りする。その後、図4
(g)に示すように、スキージ1を移動させて再び印刷
を開始した際、裏回りしたペースト3bが糸引きペース
ト3cとなってパターン5上や、マスク4上にランダム
に付着してしまう。
【0006】また、図5(a)〜(g)はダブルスキー
ジによる従来の印刷方法の工程を示す図である。まず、
図5(a)に示すように、マスク4上における第1,第
2のスキージ11,12の間にペースト3を供給し、次
に、図5(b)に示すように、パターン5が形成されて
いる方向に向けて移動して印刷を開始する。印刷終了
後、図5(c)に示すように、第1のスキージ11はマ
スク4の上方に移動され、第2のスキージ12はマスク
4上に降下される。このとき、第1のスキージ11には
ペースト3が付着する。次に、図5(d)に示すよう
に、第2のスキージ12により印刷が開始される。
【0007】次に、図5(e)に示すように、第2のス
キージ12による印刷が終了すると、第2のスキージ1
2がマスク4より上方に移動されるが、この状態のとき
に第1のスキージ11に付着していたペースト3がマス
ク4上に落ちて、落下ペースト3aを生じることがあ
る。この後、第1のスキージ11は真下に移動される
が、図5(f)に示すように、マスク4上に落下ペース
ト3aがあると、落下ペースト3a上に第1スキージ1
1が降下して第1のスキージ11におけるパターン5が
形成されている側と逆の側までペースト3が裏回りす
る。その後、図5(g)に示すように、第1のスキージ
11を移動させて再び印刷を開始した際、裏回りしたペ
ースト3bが糸引きペースト3cとなってパターン5上
や、マスク4上にランダムに付着してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子部品や
回路形成において印刷パターンの精度は形状だけでなく
厚みの精度も要求され、機能、品質、歩留まりに大きく
影響する。しかしながら、上記の従来の印刷方法では、
上述したように次のような課題を有していた。
【0009】第1に、印刷開始時にスキージ1,11が
落下ペースト3a上に降下するために、スキージ1,1
1に裏回りしたペースト3bが付着し、この裏回りペー
スト3bが印刷パターン上に糸引き状態で付着すると印
刷物の膜厚が厚くなったり、形状が不鮮明になったりす
るなど、機能、品質、歩留まりを悪化させていた。
【0010】第2に、スキージ1,11に不要なペース
ト3付着して高価なペーストの使用量が増すなど、コス
ト面でも課題があった。本発明は、上記従来の課題を解
決するものであり、機能、品質、歩留まりが向上し、コ
ストも低減できる印刷方法を提供するものである。
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第の印刷方法は、パターンが形成された
マスクとスキージとを用いてペーストを印刷する印刷方
法であって、マスクにおける印刷方向側に供給されたペ
ーストと接触しない位置に配置されたスキージを、マス
クに接触させたままの姿勢で印刷時の移動方向である印
刷方向とは逆方向に進行させてなる逆方向動作を行わ
せ、この後、スキージを印刷方向に進行させてなる順方
向動作を行わせることにより、スキージの印刷方向と逆
方向の箇所に付着したペーストをマスクに付着させてス
キージから除去するものである。
【0013】また、本発明の第の印刷方法は、パター
ンが形成されたマスクとスキージとを用いてペーストを
印刷する印刷方法であって、マスクに対して離反した姿
勢で停止されたスキージを、印刷時の移動方向である印
刷方向とは逆方向にマスクから離反させたままで進行さ
せてなる逆方向動作を行わせ、次に、スキージをマスク
上に当接するまで下降させてなる下降動作を行わせ、こ
の後、スキージを印刷方向に進行させてなる順方向動作
を行わせることにより、停止時にスキージからマスク上
に落下したペーストをスキージにおける印刷方向側の箇
所で接触させて、スキージにおける印刷方向と逆方向の
箇所にペーストが付着することを防止し、その後、マス
クにおける印刷方向側に供給されたペーストと接触しな
い位置に配置されたスキージを、マスクに接触させたま
まの姿勢で印刷方向とは逆方向に進行させてなる逆方向
動作を行わせ、次に、スキージを印刷方向に進行させて
なる順方向動作を行わせることにより、スキージの印刷
方向と逆方向の箇所に付着したペーストをマスクに付着
させてスキージから除去するものである。また、本発明
の第の印刷方法は、上記第の印刷方法または第
印刷方法において、マスクに接触させながら進行させる
際のスキージの姿勢を、スキージの印刷方向側の面とマ
スクとのなす角度がスキージの印刷方向側とは逆の面と
マスクとのなす角度以上であるように配置してなるもの
である。
【0014】また、本発明の第4の印刷方法は、上記第
の印刷方法または第の印刷方法において、マスクに
接触させたままの姿勢で印刷時の移動方向である印刷方
向とは逆方向に進行させてなるスキージの逆方向動作
を、そのスキージ印圧が印刷時のスキージ印圧以下とな
る状態で行わせるものである。
【0015】
【0016】
【作用】上記第1の印刷方法によれば、スキージにおけ
る印刷方向と逆方向の箇所に付着したペーストを、マス
ク上で印刷方向とは逆方向に進行させて除去することが
できて、マスクのパターン上でペーストが糸引きするこ
とがなくなり、ペーストのロスも少なくできる。
【0017】また、上記第の印刷方法によれば、マス
ク上にあるペーストの上にスキージが降下することがな
いので、マスク上に位置されたスキージにおける印刷方
向と逆方向の箇所にペーストが付着することを防止でき
て、マスクのパターン上でペーストが糸引きすることが
なくなり、ペーストのロスも少なくできる。また、スキ
ージにおける印刷方向と逆方向の箇所に付着したペース
トを、マスク上で印刷方向とは逆方向に進行させて除去
することができて、マスクのパターン上でペーストが糸
引きすることがなくなり、ペーストのロスも少なくでき
る。また、上記第,第の印刷方法によれば、スキー
ジにおける印刷方向と逆方向の箇所に付着したペースト
を効果的に除去することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例における印刷方法につ
いて図面に基づき説明する。 (実施例1)図1の(a)〜(e)は本発明の第1の実
施例における印刷方法の各工程を示す図である。1はス
キージ、2はスクレーパ、3は印刷用のペースト、4は
メタルマスク(以下、マスクと略す)、6は基板であ
り、マスク4にはパターン5が開口されている。
【0019】まず、図1(a)に示すように、スキージ
1がマスク4の上方に離反した姿勢で停止された状態に
おいて、マスク4上におけるスキージ1とスレーパ2の
間の位置にペースト3を供給する。この後、スキージ1
をパターン5が形成されている側に向かう印刷方向とは
逆方向に進行させ(逆方向動作A)、次に、スキージ1
をマスク4上に接触するまで下降(下降動作B)させ、
さらに印刷方向、すなわちパターン5が形成されている
側に向かう方向に進行させる(順方向動作C)。そし
て、図1(b)に示すように、パターン5が形成されて
いる側に向かう方向にさらに進行させて印刷を開始す
る。
【0020】印刷終了後、図1(c)に示すように、ス
キージ1をマスク4の上方に移動させてマスク4から離
反させるが、このときにスキージ1にペースト3が付着
する。次に、スクレーパー2を移動させてペースト3を
マスク4上に薄く塗布する。なお、この際、スクレーパ
ー2はマスク4に接触させない。
【0021】次に、図1(d)に示すように、ペースト
3を塗布した後にスキージ1を停止させるが、スキージ
1を停止させている際に、スキージ1に付着したペース
ト3がマスク4上に落ちて、落下ペースト3aを生じる
ことがある。しかし、この後、スキージ1を単に下降さ
せてマスク4上に移動させる動作は行わず、本発明にお
いては、スキージ1をパターン5が形成されている側に
向かう印刷方向とは逆方向に進行させ(逆方向動作
A)、次に、スキージ1をマスク4上に接触するまで下
降(下降動作B)させ、さらに印刷方向、すなわちパタ
ーン5が形成されている側に向かう方向に進行させる
(順方向動作C)。このように、マスク4に落下した落
下ペースト3a上に向けてスキージ1を下降させること
がないので、スキージ1におけるパターン5寄り方向と
は逆側の箇所にペースト3が裏回りして裏回りペースト
3bを発生することがない。なお、スキージ1の順方向
動作Cはマスク4上の印刷方向側に供給されたペースト
3に接触しない位置までしか行わない。
【0022】さらにこの次に、図1(e)に示すよう
に、マスク4に当接させたままでスキージ1を印刷方向
と逆方向に進行させ(逆方向動作D)、その後、スキー
ジ1を印刷方向に進行(順方向動作E)させる。これに
より、仮にスキージ1への裏回りペースト3bが存在し
ていた場合でもその裏回りペースト3bはマスク4上に
塗布される。
【0023】ここで、図2に示すように、スキージ1
は、マスク4となす角度が印刷方向側がαであり、印刷
方向と逆方向の側がβであるとしたときに、α≧βとな
る姿勢に設定されている。また、前記逆方向動作Dを行
う際に、スキージ1はマスク4に対して印刷時の印圧以
下になるように設定されている。これにより、マスク4
上をスキージ1が印刷方向と逆方向に進行して逆方向動
作Dを行うと、裏回りペースト3bを生じていた場合で
も、スキージ1の印刷方向と逆方向の側の傾斜角度βが
小さく、またマスク4に対する印圧が印刷時以下の低い
圧力に設定されているため、スキージ1のエッヂ部によ
る押さえ力が低下し、裏回りペースト3bがマスク4上
に残って除去される。その後、印刷方向に印刷印圧にて
進行(順方向動作E)させる結果、スキージ1を印刷す
る際に糸引きペーストを生じることは防止される。 (実施例2)図3の(a)〜(g)は本発明の第2の実
施例におけるダブルスキージによる印刷方法の各工程を
示す図で、11,12は第1,第2のスキージである。
【0024】まず、図3(a)に示すように、第1,第
2のスキージ11,12がマスク4の上方に離反した姿
勢で停止された状態において、マスク4上における第
1,第2のスキージ11,12の間の位置にペースト3
を供給する。この後、第1のスキージ11をパターン5
が形成されている側に向かう印刷方向とは逆方向に進行
させ(逆方向動作A)、次に、第1のスキージ11をマ
スク4上に接触するまで下降(下降動作B)させ、さら
に印刷方向、すなわちパターン5が形成されている側に
向かう方向に進行させる(順方向動作C)。そして、図
3(b)に示すように、パターン5が形成されている側
に向かう方向に第1のスキージ11をさらに進行させて
印刷を開始する。
【0025】印刷終了後、図3(c)に示すように、第
1のスキージ11をマスク4の上方に移動させてマスク
4から離反させるが、このときに第1のスキージ11に
ペースト3が付着する。
【0026】次に、第2のスキージ12をパターン5が
形成されている側に向かう印刷方向とは逆方向に進行さ
せ(逆方向動作A)、第2のスキージ12をマスク4上
に接触するまで下降(下降動作B)させ、さらに印刷方
向に進行させる(順方向動作C)。そして、図3(d)
に示すように、パターン5が形成されている側に向かう
方向に第2のスキージ12をさらに進行させて印刷を開
始する。
【0027】第2のスキージ12による印刷が終了する
と、図3(e)に示すように、第2のスキージ12をマ
スク4より上方に移動させるが、この状態のときに第1
のスキージ11に付着していたペースト3がマスク4上
に落ちて、落下ペースト3aを生じることがある。
【0028】しかし、この後、第1のスキージ11を単
に下降させてマスク4上に移動させる動作は行わず、本
発明においては、図3(e)に示すように、第1のスキ
ージ11をパターン5が形成されている側に向かう印刷
方向とは逆方向に進行させ(逆方向動作A)、次に、第
1のスキージ11をマスク4上に接触するまで下降(下
降動作B)させ、さらに印刷方向、すなわちパターン5
が形成されている側に向かう方向に進行させる(順方向
動作C)。このように、マスク4に落下した落下ペース
ト3a上に向けて第1のスキージ11を下降させること
がないので、第1のスキージ11におけるパターン5寄
り方向とは逆側の箇所にペースト3が裏回りして裏回り
ペースト3bを発生することはない。なお、第1のスキ
ージ11の順方向動作Cはマスク4上の印刷方向側に供
給されたペースト3に接触しない位置までしか行わな
い。
【0029】さらにこの次に、マスク4に接触させたま
まで第1のスキージ11を印刷方向と逆方向に進行させ
(逆方向動作D)、その後、第1のスキージ11を印刷
方向に進行(順方向動作E)させる。これにより、仮に
第1のスキージ11への裏回りペーストが存在していた
場合でもその裏回りペーストはマスク4上に塗布され
る。したがってこの後に、図3(f)に示すように、第
1のスキージ11を印刷方向に進行させて、再び印刷を
開始した際には、裏回りペーストや糸引きペーストは発
生しない。
【0030】さらに、第1のスキージ11による印刷が
終了すると、図3(g)に示すように、第1のスキージ
11をマスク4より上方に移動させる。この状態のとき
に第2のスキージ12に付着していたペースト3がマス
ク4上に落ちて、落下ペースト3aを生じることがある
が、この後、第2のスキージ12をパターン5が形成さ
れている側に向かう印刷方向とは逆方向に進行させ(逆
方向動作A)、次に、第2のスキージ12をマスク4上
に接触するまで下降(下降動作B)させ、さらに印刷方
向に進行させる(順方向動作C)。これにより、第2の
スキージ12におけるパターン5寄り方向とは逆側の箇
所にペースト3が裏回りして裏回りペースト3bを発生
することはない。さらにこの次に、マスク4に当接させ
たままで第2のスキージ12を印刷方向と逆方向に進行
させ(逆方向動作D)、その後、第2のスキージ12を
印刷方向に進行(順方向動作E)させる。これにより、
仮に第2のスキージ12への裏回りペースト3bが存在
していた場合でもその裏回りペースト3bはマスク4上
に塗布され、この後、第2のスキージ12を印刷方向に
進行させて、再び印刷を開始した際でも、裏回りペース
トや糸引きペーストは発生しない。
【0031】なお、上記実施例において、スキージ1,
11,12としては弾性を有する樹脂スキージが望まし
いが、上記効果を得ることのできる、金属や、セラミッ
ク製のスキージでも良い。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ペースト
と接触しない位置に配置されたスキージを、マスクに接
触させたままの姿勢で印刷方向とは逆方向に進行させ、
この後、スキージを印刷方向に進行させることにより、
スキージの印刷方向と逆方向の箇所に付着したペースト
をマスクに付着させてスキージから除去することができ
るため、パターン上にペーストが糸引きすることがなく
なって、印刷物の膜厚が厚くなったり、形状が不鮮明に
なったりすることが防止され、印刷の機能、品質、歩留
を向上させることができる。さらに、スキージへの不要
なペースト付着がなくなるため、ペーストの使用量を低
減させることができて、コストを低減させることができ
る。
【0033】また、マスクに対して離反した姿勢で停止
されたスキージを印刷方向とは逆方向に進行させ、次に
マスク上に接触するまで下降させ、この後、印刷方向に
進行させることによってもパターン上にペーストが糸引
きすることがなくなって、印刷の機能、品質、歩留を向
上させることができ、かつペーストの使用量を低減させ
ることができてコストを低減させることができる。
【0034】また、マスクに接触させながら進行させる
際のスキージの姿勢を、スキージの印刷方向側の面とマ
スクとのなす角度がスキージの印刷方向側とは逆の面と
マスクとのなす角度以上であるように配置することによ
り、スキージにおける印刷方向と逆方向の箇所に付着し
たペーストを効果的に除去することができる。
【0035】また、マスクに接触させたままの姿勢で印
刷時の移動方向である印刷方向とは逆方向に進行させて
なるスキージの逆方向動作を、そのスキージ印圧が印刷
時のスキージ印圧以下となる状態で行わせることによっ
ても、スキージにおける印刷方向と逆方向の箇所に付着
したペーストを効果的に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)はそれぞれ本発明の第1の実施
例における印刷方法の各工程を示す図である。
【図2】同印刷方法のスキージの姿勢を概略的に示す図
である。
【図3】(a)〜(g)はそれぞれ本発明の第2の実施
例における印刷方法の各工程を示す図である。
【図4】(a)〜(g)は従来のシングルスキージによ
る印刷方法の各工程を示す図である。
【図5】(a)〜(g)は従来のダブルスキージによる
印刷方法の各工程を示す図である。
【符号の説明】
1 スキージ 3 ペースト 3a 落下ペースト 3b 裏回りペースト 4 マスク 5 パターン 6 基板 11 第1のスキージ 12 第2のスキージ
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 章二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 井口 登由 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−126930(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 15/40 B41F 15/08 303 H05K 3/12 610

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンが形成されたマスクとスキージ
    とを用いてペーストを印刷する印刷方法であって、マス
    クにおける印刷方向側に供給されたペーストと接触しな
    い位置に配置されたスキージを、マスクに接触させたま
    まの姿勢で印刷時の移動方向である印刷方向とは逆方向
    に進行させてなる逆方向動作を行わせ、この後、スキー
    ジを印刷方向に進行させてなる順方向動作を行わせるこ
    とにより、スキージの印刷方向と逆方向の箇所に付着し
    たペーストをマスクに付着させてスキージから除去する
    印刷方法。
  2. 【請求項2】 パターンが形成されたマスクとスキージ
    とを用いてペーストを印刷する印刷方法であって、マス
    クに対して離反した姿勢で停止されたスキージを、印刷
    時の移動方向である印刷方向とは逆方向にマスクから離
    反させたままで進行させてなる逆方向動作を行わせ、次
    に、スキージをマスク上に当接するまで下降させてなる
    下降動作を行わせ、この後、スキージを印刷方向に進行
    させてなる順方向動作を行わせることにより、停止時に
    スキージからマスク上に落下したペーストをスキージに
    おける印刷方向側の箇所で接触させて、スキージにおけ
    る印刷方向と逆方向の箇所にペーストが付着することを
    防止し、その後、マスクにおける印刷方向側に供給され
    たペーストと接触しない位置に配置されたスキージを、
    マスクに接触させたままの姿勢で印刷方向とは逆方向に
    進行させてなる逆方向動作を行わせ、次に、スキージを
    印刷方向に進行させてなる順方向動作を行わせることに
    より、スキージの印刷方向と逆方向の箇所に付着したペ
    ーストをマスクに付着させてスキージから除去する印刷
    方法。
  3. 【請求項3】 マスクに接触させながら進行させる際の
    スキージの姿勢を、スキージの印刷方向側の面とマスク
    とのなす角度がスキージの印刷方向側とは逆の面とマス
    クとのなす角度以上であるように配置してなる請求項
    または記載の印刷方法。
  4. 【請求項4】 マスクに接触させたままの姿勢で印刷時
    の移動方向である印刷方向とは逆方向に進行させてなる
    スキージの逆方向動作を、そのスキージ印圧が印刷時の
    スキージ印圧以下となる状態で行わせる請求項または
    記載の印刷方法。
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