JP3398325B2 - 腰下洗浄用椅子 - Google Patents

腰下洗浄用椅子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば病人、
身障者または寝たきり老人(以下、単に「病人等」と言
う。)を着座させて、その腰下の洗浄を行なうのに適し
た腰下洗浄用椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この発明にとって興味ある技術が、たと
えば特開平6−125965号公報に記載されている。
ここには、病人等に対して簡易な入浴を可能にする腰下
洗浄装置が記載され、この腰下洗浄装置は、病人等を着
座させるための腰下洗浄用椅子を備えている。また、こ
の腰下洗浄装置は、腰下洗浄用椅子に着座させた状態の
まま、病人等の下半身を洗浄するため、可能な限り全周
囲から病人等の下半身に向かって水を噴射するための複
数の噴射口を備えているとともに、この水の周囲への飛
散を防止するために病人等の下半身の周囲を覆うハウジ
ングを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような腰下洗浄装
置による洗浄の効果を高めるため、腰下洗浄用椅子に備
える座部は、病人等の臀部を受けながらも、たとえば開
口が形成されたり、メッシュ状にされたりすることによ
って、噴射口からの水の流通を許容し、この水が臀部に
まで届き得る構造とされている。
【0004】しかしながら、この腰下洗浄装置を実際に
使用したとき、座部において上述のような水の流通を許
容する構造が採用されているにも関わらず、臀部におけ
る洗浄が不十分にしか行なえないときがあった。このこ
とは、洗浄後において、病人等を腰下洗浄用椅子から立
たせたときに初めてわかるもので、時として、臀部に排
泄物が残存していることもあった。そのため、再び、病
人等を腰下洗浄用椅子に着座させ、洗浄を繰り返さなけ
ればならなかった。
【0005】上述のような不完全な洗浄は、腰下洗浄用
椅子に着座させた病人等の股が閉じたままとなっている
ときに生じやすいことがわかっている。したがって、腰
下洗浄用椅子に着座させた病人等の股を十分に開かせれ
ば、不完全な洗浄の問題をかなり解消することができる
のであるが、実際には、次のような理由により、病人等
の股を開かせることは意外に困難であることがある。
【0006】すなわち、このように腰下洗浄用椅子に着
座させながら、腰下洗浄装置による洗浄を行なうのは、
通常の入浴のように、浴槽に入ることができないほど、
病人等が重症であることが多く、したがって、股を広げ
た状態を維持できる位の力もない場合もあるからであ
る。また、病人等が痴呆状態にあるときには、股を広げ
た状態に維持しておく力がたとえあるとしても、自分の
意思で股を開いた状態に維持しておくことができないた
め、股を閉じた状態になってしまうことがしばしばあ
る。
【0007】上述したように、病人等の股が閉じている
場合には、介護者がこれを開くように力を貸すことも考
えられるが、病人等の下半身の周囲を覆うハウジングを
備える腰下洗浄装置を用いる場合には、一旦、洗浄が開
始されると、介護者は、外から病人等を介護することが
できないため、股を閉じた状態のまま洗浄を終えること
もあり得る。
【0008】そこで、この発明の目的は、腰下洗浄され
るべき人体の臀部における洗浄効果を高めるため、病人
等の股を開いた状態に容易に維持できるように改良され
た、腰下洗浄用椅子を提供しようとすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、腰下洗浄さ
れるべき人体を着座させるためのものであって、人体の
臀部を受けるための座面を形成する座部と、人体の各足
の裏を受けるための足載せ面を形成する足台とを備え
る、腰下洗浄用椅子に向けられるものであって、上述し
た技術的課題を解決するため、足載せ面には、ここに載
せられた各足の裏の内側を外側より高くするような傾斜
が付与され、かつ、この足載せ面の傾斜角度は固定され
ていることを特徴とするものである。
【0010】この発明において、座面と足載せ面との高
さ関係は、座面上に臀部を載せかつ足載せ面上に各足を
載せた状態において、人体の大腿部の比較的前方部が座
面から浮かされるように設定されることが好ましい。ま
た、この発明において、足載せ面に付与される傾斜は、
好ましくは、水平面に対して15〜20度の範囲に選ば
れる。
【0011】また、この発明において、座面は、水の流
通を許容する構造とされることが好ましい。
【0012】
【発明の効果】このように、この発明によれば、腰下洗
浄用椅子に備える足台に形成される、人体の各足の裏を
受けるための足載せ面には、ここに載せられた各足の裏
の内側を外側より高くするような傾斜が付与されている
ので、この腰下洗浄用椅子に着座させた人体の股を自然
に広げた状態とすることができる。
【0013】したがって、自分自身の力で股を広げるこ
とができず、また、この広げた状態に維持することがで
きないほど、重症の病人等であっても、また、痴呆状態
のように、自分自身の意思で股を広げることができない
病人等であっても、この発明に係る腰下洗浄用椅子を用
いれば、股を広げた状態に自然になるので、股を広げた
状態に維持しておくことが容易になる。
【0014】このようなことから、病人等の症状にかか
わらず、病人等の臀部に向かって十分な水を確実に流通
させることができるようになり、臀部における洗浄効果
を高めることができる。また、この発明によれば、人体
の股を自然に開かせることが、足載せ面の傾斜のみによ
って基本的に達成され得る。したがって、股を開いた状
態に強制するため、たとえば、両膝頭の間に何らかの部
材を介在させるといった手段に頼る必要がなく、そのた
め、股を開かせるための部材が、かえって洗浄の障害に
なる、といった問題を引き起こすことがない。また、た
とえば、足台の足載せ面を幅広にとり、両足の間隔を広
げることにより、股を開いた状態に強制することも考え
られる。しかし、この場合には、腰下洗浄用椅子の幅方
向寸法が大きくなるため、腰下洗浄用椅子の取扱いが煩
雑となるが、この発明によれば、このような問題に遭遇
することもない。
【0015】この発明において、座面と足載せ面との高
さ関係が、座面上に臀部を載せかつ足載せ面上に各足を
載せた状態において、人体の大腿部の比較的前方部が座
面から浮かされるように設定されていると、人体の両膝
頭が横方向に比較的容易に動き得るので、足載せ面の傾
斜に従って、股を開いた状態に、より確実にかつより容
易に強制することができる。また、このように、人体の
大腿部の比較的前方部が座面から浮かされると、大腿部
と座面との間に水の通過を許容する空間が形成されるの
で、このことも、洗浄効果の向上に寄与する。
【0016】また、この発明において、足載せ面に付与
される傾斜が、水平面に対して15〜20度の範囲に選
ばれると、着座した病人等に苦痛を与えることなく、股
を確実かつ十分に開かせることができる。また、この発
明において、上述したような効果は、座面が水の流通を
許容する構造とされているとき、より良好に発揮され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1ないし図6は、この発明の一
実施形態による腰下洗浄用椅子1を説明するためのもの
である。ここで、図1は、腰下洗浄用椅子1の正面図で
あり、図2は、腰下洗浄用椅子1の右側面図であり、図
3は、腰下洗浄用椅子1の平面図であり、図4は、腰下
洗浄用椅子1に備える座部2の平面図である。なお、図
3においては、座部2の図示が省略されている。また、
図5は、腰下洗浄用椅子1を使用しながら腰下洗浄を実
施している腰下洗浄装置3の外観を示す斜視図であり、
図6は、図5に示した腰下洗浄装置3の内部を透視して
示す右側面図である。
【0018】腰下洗浄用椅子1は、腰下洗浄されるべき
病人等の人体4を着座させるためのものである。このよ
うな腰下洗浄用椅子1は、図5および図6に示すよう
に、腰下洗浄装置3と組み合わせて使用される。腰下洗
浄装置3は、腰下洗浄用椅子1とともに人体4の下半身
を覆うハウジング5を備えている。図5に示すように、
ハウジング5の前面壁は、開閉可能な扉6によって形成
される。この扉6は、後で詳述する腰下洗浄用椅子1に
着座させたまま、人体4をハウジング5内に入れたりハ
ウジング5から出したりする際に開かれる。扉6は、そ
の近傍に設けられた操作レバー7の操作により、閉状態
のロックおよびロックの解除が行なわれるように構成さ
れている。
【0019】扉6の内部には、ハウジング5の上面開口
を選択的に閉じるためのシャッタ8が引出し可能に収納
されている。図5には、このシャッタ8によってハウジ
ング5の上面開口が閉じられた状態が示されている。シ
ャッタ8は、ハウジング5の上面開口を規定する両側縁
部に沿って設けられたガイドレール9によってスライド
可能にガイドされる。シャッタ8の先端部には、人体4
の上半身を受け入れるための切欠き10が形成されてい
る。この切欠き10と人体4の上半身との間の隙間は、
必要に応じて、適当な防水シート11によって埋められ
る。
【0020】また、腰下洗浄装置3には、タンク12が
設けられる。タンク12には、洗浄に使用する温水が貯
留される。また、腰下洗浄装置3には、操作パネル13
が設けられる。操作パネル13には、この腰下洗浄装置
3の運転を制御するための各種操作スイッチが配置され
ている。腰下洗浄装置3の内部には、図6に示すよう
に、腰下洗浄用椅子1に着座された人体4の下半身に沿
う形状の内壁面が形成されている。この内壁面の一部
は、人体4の臀部14の下方において後方から前方へ向
かって突出する突出壁面15によって構成される。この
ような突出壁面15を含む内壁面上には、人体4の下半
身を洗浄するため、可能な限り全周囲から人体4の下半
身に向かって水を噴射するための複数の噴射口16が設
けられる。噴射口16へは、前述したタンク12内の温
水が供給される。
【0021】腰下洗浄用椅子1は、全体として左右対称
の構造を有していて、上述の突出壁面15とは干渉しな
いような形状に設計されている。より詳細には、腰下洗
浄用椅子1は、下部フレーム17とこの下部フレーム1
7上に固定される上部フレーム18とを備える。下部フ
レーム17は、突出壁面15の受け入れを許容するよう
に、図2および図6に示す右側面図においてC字状をな
す左右の側部19と、図1に示す正面図および図3に示
す平面図において現れているように、左右の側部19間
を連結する幅方向連結部20とを備えている。
【0022】左右の側部19の各下面側には、それぞ
れ、キャスタ21が取り付けられる。また、側部19か
ら前方へ張り出すようにL字状に延びる脚フレーム22
がそれぞれ固定され、これら脚フレーム22の各下面側
には、キャスタ23がそれぞれ取り付けられる。また、
各側部19の垂直方向に延びる部分間を連結しながら、
後方へ張り出すようにストッパ24が取り付けられる。
このストッパ24は、突出壁面15に当接させることに
よって、この腰下洗浄用椅子1の腰下洗浄装置3内での
前後方向の位置合わせを容易にするためのものである。
【0023】上部フレーム18は、図2および図6に示
した右側面図において逆C字状の形態をなしている。上
部フレーム18は、2つ用意され、それぞれが下部フレ
ーム17の左右の側部19上に固定される。これら上部
フレーム18の後端部間には、たとえばメッシュ構造の
背当て25が渡される。背当て25の各端部は、各上部
フレーム18上に取り付けられた取付け具26によって
保持される。
【0024】下部フレーム17の各側部19の上側の水
平部分には、高さ調整部材27を介して座部2が保持さ
れる。座部2は、図4に示すような平面形状を有してい
る。座部2は、人体4の臀部14を受ける座面28を形
成していて、この座面28は、臀部14を支えながらも
水の流通を許容する構造を有している。そのため、この
実施形態では、座部2は、高さ調整部材27を取り付け
る矩形のフレーム部29を備え、座面28は、このフレ
ーム部29の開口に沿って延びるメッシュ状シート30
によって形成される。メッシュ状シート30は、たとえ
ば、複数のゴムコード31を平織状に粗く配置したもの
で構成され、特に、左右方向における中央部分(臀部1
4における肛門が位置する領域)では、より多くの水の
流通を可能にするため、ゴムコード31の配置密度がよ
り粗くされている。
【0025】下部フレーム17の各側部の上側の水平部
分には、左右方向に互いに平行に延びる2つの高さ調整
ロッド32の各端部が取り付けられている。高さ調整ロ
ッド32は、図4において想像線で示されている。高さ
調整ロッド32は、それぞれ、高さ調整部材27を貫通
する。そのため、高さ調整部材27には、上下方向に延
びるガイド穴33が設けられるとともに、このガイド穴
33の側方からやや斜め上方へ延びる、たとえば3つの
係合凹部34、35および36が高さ位置を変えて設け
られている。
【0026】図2に示した状態では、高さ調整ロッド3
2が、最も上の係合凹部34に係合しており、この係合
凹部34に対応する高さに座部2がもたらされている。
したがって、高さ調整ロッド32を係合させる係合凹部
34〜36を変えることにより、座部2の高さを変更す
ることができる。なお、このような座部2の高さ調整
は、この発明にとって、必須ではないが、高さ調整機能
を採用する場合、他の構造の高さ調整機構が採用されて
もよい。
【0027】また、高さ調整部材27には、係合凹部3
4〜36とは逆側において、ガイド穴33に連通する切
欠き37が設けられている。この切欠き37は、高さ調
整ロッド30の通過を許容する寸法に選ばれ、したがっ
て、座部2は、必要に応じて、容易に下部フレーム17
から取り外すことができ、また、下部フレーム17に取
り付けることができる。
【0028】下部フレーム17の各側部19の垂直部分
から前方へ張り出すように、L字状の足台フレーム38
がそれぞれ取り付けられ、各足台フレーム38によって
足台39が保持される。足台39は、人体4の各足40
の裏を受けるための足載せ面41を形成している。これ
ら足載せ面41には、ここに載せられた各足40の裏の
内側を外側より高くするような傾斜が付与されている。
この傾斜は、たとえば、水平面に対して15〜20度の
範囲に選ばれる。このように、足載せ面41に傾斜を付
与することにより、この腰下洗浄用椅子1に着座した人
体4の各膝42を、図1において矢印43で示すよう
に、互いに離れるように強制することができ、したがっ
て、人体4の股を自然と開かせることができる。
【0029】上述したような膝42の動きをより円滑に
生じさせるようにするため、座面28と足載せ面41と
の高さ関係は、次のように設定することが好ましい。す
なわち、座面28上に臀部14を載せかつ足載せ面41
上に各足40を載せた状態において、人体4の大腿部4
4の比較的前方部が座面28から浮かされるように、座
面28と足載せ面41との高さ関係が設定されることが
好ましい。
【0030】次に、以上のような構成の腰下洗浄用椅子
1の、腰下洗浄装置3との組合せでの使用方法の典型例
について説明する。まず、腰下洗浄装置3の外におい
て、入浴の準備を終えた病人等の人体4を腰下洗浄用椅
子1に着座させる。次に、腰下洗浄装置3の扉6が開放
され、キャスタ21および23を転動させながら、図6
に示すように、腰下洗浄用椅子1が腰下洗浄装置3内に
導入される。この導入後において、図6に示すように、
扉6およびシャッタ8が閉じられ、また、必要に応じ
て、切欠き10と人体4との隙間を埋めるように、防水
シート11が被せられる。
【0031】次に、操作パネル13が操作される。これ
によって、腰下洗浄装置3は、所定のプログラムに従っ
て洗浄動作を実行する。たとえば、温水のみによる予備
洗浄、洗剤を含有する温水による本洗浄、および再び温
水のみによるすすぎ洗浄が、順次、所定の時間ずつ実施
される。これら各洗浄において用いられる温水は、噴射
口16から人体4に向かって噴射される。このとき、座
面28は水の流通を許容する構造とされているので、座
面28に接する人体4の臀部14に対しても、噴射口1
6からの温水が接触し、洗浄作用が及ぼされる。
【0032】上述のような洗浄の間、足載せ面41の傾
斜に従って、人体4の股が開いた状態に維持される。し
たがって、人体の臀部14において、高い洗浄効果を期
待することができる。そのため、洗浄後において、たと
えば、臀部14に排泄物が残存する可能性を低減でき、
それゆえ、病人等を腰下洗浄用椅子1から立たせた後
に、再び、腰下洗浄用椅子1に着座させ、洗浄を繰り返
す、といった不都合の生じる可能性を低減できる。
【0033】上述した洗浄を終えると、扉6が開かれ、
人体4は、腰下洗浄用椅子1とともに、腰下洗浄装置3
から運び出され、たとえば車椅子に移乗される。このと
き、前述したように、人体4の大腿部44が座面28か
ら浮かされているので、大腿部44の下にベルトやスト
ラップ等を備える人体吊り上げ用器具を容易に通すこと
ができ、したがって、車椅子等への移乗に際して、この
ような人体吊り上げ用器具を用いることが容易になる。
【0034】以上、この発明を図示した実施形態に関連
して説明したが、この発明の範囲内において、その他、
種々の実施形態が可能である。たとえば、足台39の高
さ位置を調整可能としてもよい。
【0035】また、図示した実施形態では、腰下洗浄用
椅子1を取り囲みながら、人体4に向かって水を噴射す
る複数の噴射口16を備える、腰下洗浄装置3との組合
せで、腰下洗浄用椅子1が用いられたが、この発明に係
る腰下洗浄用椅子は、他の形式の腰下洗浄を行ない得る
装置との組合せで用いられてもよい。たとえば、この発
明に係る腰下洗浄用椅子と組み合わせて使用される、腰
下洗浄を行ない得る装置としては、人体を腰下洗浄用椅
子とともに浴槽に貯留された温水内に入れる形式のもの
が考えられる。さらには、介護者が単にシャワーノズル
を持ちながら人体に温水をかけるだけの洗浄において
も、この発明に係る腰下洗浄用椅子を有利に用いること
ができる。また、図示の腰下洗浄用椅子1のように腰下
洗浄装置3に対して分離可能なものだけに限らず、腰下
洗浄装置に対して固定的に組み込まれる腰下洗浄用椅子
に対しても、この発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による腰下洗浄用椅子1
の正面図である。
【図2】図1に示した腰下洗浄用椅子1の右側面図であ
る。
【図3】図1に示した腰下洗浄用椅子1の平面図であ
り、座部2の図示を省略している。
【図4】図1に示した腰下洗浄用椅子1に備える座部2
の平面図である。
【図5】図1に示した腰下洗浄用椅子1を使用しながら
腰下洗浄を実施している腰下洗浄装置3の外観を示す斜
視図である。
【図6】図5に示した腰下洗浄装置3の内部を透視して
示す右側面図である。
【符号の説明】
1 腰下洗浄用椅子 2 座部 3 腰下洗浄装置 4 人体 14 臀部 16 噴射口 28 座面 30 メッシュ状シート 39 足台 40 足 41 足載せ面 44 大腿部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腰下洗浄されるべき人体を着座させるた
    めの腰下洗浄用椅子であって、 人体の臀部を受けるための座面を形成する座部と、人体
    の各足の裏を受けるための足載せ面を形成する足台とを
    備え、 前記足載せ面には、ここに載せられた各足の裏の内側を
    外側より高くするような傾斜が付与され、かつ、前記足
    載せ面の傾斜角度は固定されている、 腰下洗浄用椅子。
  2. 【請求項2】 前記座面と前記足載せ面との高さ関係
    は、前記座面上に臀部を載せかつ前記足載せ面上に各足
    を載せた状態において、人体の大腿部の比較的前方部が
    前記座面から浮かされるように設定される、請求項1に
    記載の腰下洗浄用椅子。
  3. 【請求項3】 前記足載せ面に付与される傾斜は、水平
    面に対して15〜20度の範囲に選ばれる、請求項1ま
    たは2に記載の腰下洗浄用椅子。
  4. 【請求項4】 前記座面は、水の流通を許容する構造と
    される、請求項1ないし3のいずれかに記載の腰下洗浄
    用椅子。
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