JP2020199031A - シャワー装置 - Google Patents

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亜衣 山嵜
Ai Yamazaki
亜衣 山嵜
良造 細田
Ryozo Hosoda
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Abstract

【課題】着座したまま温浴可能であり、使用者の座高及びシャワー設備の高さ調整機能の影響を受けることなく、全身を温められるシャワー装置の提供。【解決手段】シャワー機能付き椅子61と、着座者の首から上の部分を除く全体及びシャワー機能付き椅子61を覆う着脱可能な囲い51と、を備えるシャワー装置101であって、囲い51は上部囲い52と下部囲い53とを有し、上部囲い52は下部囲い53の上方開口部53cを覆い、下部囲い53の上端部53bは上部囲い52の下端部52aよりも高い位置にあり、下部囲い53の下端部53aはシャワー機能付き椅子が設置された床面71に接する、シャワー装置。【選択図】図1

Description

本発明は、シャワー装置に関する。
入浴の目的は、洗体、洗髪を行い、身体の汚れを除去することと、身体を温めて血流を促進させる(温浴)ことである。
一般的には、浴室の洗い場でシャワーを使いながら身体の汚れを除去し、浴槽の湯(温水)に浸かって身体を温める。
身体機能が低下して浴槽に入るのが困難である場合には、洗い場でシャワーのみで身体を温めるシャワー浴で済ますことがある。しかし、シャワーホースの先端に設けられたシャワーヘッドからの湯を浴びるシャワー浴では、十分に身体を温めることができない。
このような事情から、例えば、特許文献1〜3に開示されているように、着座姿勢でシャワーを浴びることができるシャワー装置が開発されている。
特許文献1には、入浴者が着座する椅子及び着座した入浴者の両側に位置するとともに上下可動自在なアームを設けたシャワー装置本体と、前記シャワー装置本体とは別のハンドシャワーと、温水の供給を前記シャワー装置本体と前記ハンドシャワーのいずれかに切り替える切替弁とを具備し、前記アームには前記切替弁を介して前記アーム内に送給された温水を噴霧する噴霧ノズルを複数配置し、さらに前記噴霧ノズルは、前記温水の噴出孔に至る通路に3個の傾斜した旋回部を有し、前記噴出孔から前記温水を旋回させて噴霧させるようにしたシャワー装置が記載されている。
特許文献2には、椅子の背後に位置し、少なくとも温水の通路と複数のシャワー噴出部を有する背面体と、前記背面体の両側に位置すると共に、前記背面体と回動自在かつ折り畳み自在に連結され、少なくとも温水の通路と複数のシャワー噴出部を有する一対の側面体とからなり、背面体、側面体、及び椅子に座った使用者の首から上部分を除く全体を覆うカバーシートを着脱自在に設けてなるシャワー装置が記載されている。
特許文献3には、環状に配置した内側に微細な噴射穴を持ち、中心部に向かって噴射する環状シャワーを設け、環状シャワーの外側全体を取り囲むシャワーカーテンを設け、環状シャワーの保持、折りたたみ及び給水、給湯のための分配保持器と接続口とを設け、環状シャワーの高さ調整機構とシャワー取り付け固定板とを設け、接続口と混合栓とを接続する、シャワー装置が記載されている。
特許第3804154号公報 特開平9−271508号公報 特開2000−079152号公報
しかし、本発明者らが検討したところ、特許文献1〜3に記載されたシャワー装置では、充分な温浴効果を得られない可能性が認識された。
特許文献1に記載されたシャワー装置は、足先及び上腕等のシャワーの湯が届きにくい部位は充分な温浴効果を得られない。
特許文献2に記載されたシャワー装置は、シャワー設備全体を覆うカバーシートを設けることで温浴効果を高めることができるが、カバーシートは一体形状かつ機器に固定されているため、シャワー装置の高さによっては足元に隙間が開き、充分な温浴効果を得られない。
特許文献3に記載されたシャワー装置は、シャワーカーテン上部が開放されているため、熱の発散を完全に防ぐことができず、特許文献2に記載されたシャワー装置のような温浴効果は期待できない。また、シャワーカーテンを取り付けている環状シャワーは高さを調整できるため、環状シャワーの高さによっては、床とシャワーカーテンの下端との間に隙間が開き、冷気が侵入する可能性がある。
そこで、本発明は、着座したまま温浴可能であり、使用者の座高及びシャワー設備の高さ調整機能の影響を受けることなく、全身を温められるシャワー装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の構成によって解決される。
[1] シャワー機能付き椅子と、着座者の首から上の部分を除く部分及び前記シャワー機能付き椅子を覆う囲いと、を備えるシャワー装置であって、前記囲いは上部囲いと下部囲いとを有し、前記上部囲いは前記下部囲いの上方開口部を覆い、前記下部囲いの上端部は前記上部囲いの下端部よりも高い位置にあり、前記下部囲いの下端部は前記シャワー機能付き椅子が設置された床面に接する、シャワー装置。
[2] 前記下部囲いは前記シャワー機能付き椅子の側方に位置する部材によって保持される、[1]に記載のシャワー装置。
[3] 前記下部囲いが前記床面から起立する板材によって構成される、[1]又は[2]に記載のシャワー装置。
[4] 前記シャワー機能付き椅子は、座部とバックレストを含む椅子本体と、前記バックレストの上方において前記椅子本体に一端が支持された一対のシャワーアームと、を備え、前記一対のシャワーアームは、前記バックレストの上方から前方に延び、次いで下方に向かって延び、着座者の上半身に向けて水を噴射するノズルを有する、[1]〜[3]のいずれか1つに記載のシャワー装置。
本発明によれば、着座したまま温浴可能であり、使用者の座高及びシャワー設備の高さ調整機能の影響を受けることなく、全身を温められるシャワー装置を提供できる。
図1は、本発明の一実施形態のシャワー装置の概略を示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態のシャワー装置における囲いを表す斜視図である。 図3は、本発明の他の実施形態のシャワー装置における囲いを表す斜視図である。 図4は、シャワー機能付き椅子の一実施形態を表す斜視図である。 図5は、シャワー機能付き椅子の他の実施形態を表す斜視図である。
数値範囲を示す「〜」は、その前後に記載された数値を下限値および上限値として含むことを意味する。
[シャワー装置]
以下では、図を適宜参照しながら、本発明のシャワー装置の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態のシャワー装置の概略を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のシャワー装置101は、シャワー機能付き椅子61と、着座者の首から上の部分を除く全体及び前記シャワー機能付き椅子61を覆う着脱可能な囲い51と、を備える。
囲い51は、上部囲い52と下部囲い53とを有する。
上部囲い52は、下部囲い53の上方開口部53cを覆う。
下部囲い53の上端部53bは、上部囲い52の下端部52aよりも高い位置にある。
下部囲い53の下端部53aは、シャワー機能付き椅子61が設置された床面71に接する。
<シャワー機能付き椅子>
シャワー機能付き椅子は、座部とバックレストを含む椅子本体と、前記バックレストの上方において前記椅子本体に一端が支持された一対のシャワーアームと、を備え、前記一対のシャワーアームは、前記バックレストの上方から前方に延び、次いで下方に向かって延びるアーム部を有し、前記アーム部には、着座者の上半身、さらには大腿部までに向けて水を噴射するノズルを有することが好ましい。
前記シャワーアームは、前記椅子本体に上下方向に回動可能に支持されていることが好ましい。この構成であると、着座者の体格に合わせてシャワーアームの高さを調節できる。
前記椅子本体には中空の通路構成体が設けられ、前記通路構成体には水の供給を受ける注水口が設けられることが好ましい。前記通路構成体からの水を前記一対のシャワーアームに送ることができる。かかる構成によれば、共通の通路構成体から一対のシャワーアームに水を送るので、送水のための構造を簡略化できる。
前記通路構成体はバックレストの上方において左右方向に延び、前記通路構成体の左右両端に前記一対のシャワーアームがそれぞれ連結されることが好ましい。かかる構成によれば、通路構成体の構成を簡略化できる。
前記通路構成体の左右部には、着座者の肩部に水を噴射するノズルが形成されることが好ましい。かかる構成によれば、着座者の肩部に確実に水をかけることができる。
前記シャワーアームは、前記通路構成体に主継手を介して上下方向に回動可能に連結されることが好ましい。かかる構成によれば、着座者の体格に合わせてシャワーアームの高さを調節できる。
前記主継手は前記シャワーアームの左右方向の回動をも許容することが好ましい。かかる構成によれば、シャワーアームを左右方向に位置調節できる。
まず、本発明のシャワー装置において好適に使用できるシャワー機能付き椅子について、図4又は図5を参照しながら説明する。
図4は、シャワー機能付き椅子の一実施形態であるシャワー機能付き椅子61を示す斜視図である。
シャワー機能付き椅子61の椅子本体1Aは、金属製のパイプフレーム構造からなる骨格フレーム2Aと、座部3Aと、バックレスト4Aと、アームレスト5Aと、シャワー本体6Aとを備えている。
骨格フレーム2Aは、メインフレーム10Aと、座部フレーム14Aと、左右一対の後脚フレーム15A(後脚部)と、背側フレーム16Aと、を備えている。
メインフレーム10Aは、メインフレーム10Aから斜め下に向かって延びる下行部11Aと、メインフレーム10Aから斜め上に向かって延びる上行部13Aと、左右の上行部13Aを接続する背面部(図示せず)を含み、1本の連続したパイプにより構成されている。
メインフレーム10Aの左右の下行部11A間と、左右の後脚フレーム15A間とには、それぞれ、座部フレーム14Aが架け渡されている。
背側フレーム16Aは、メインフレーム10Aの背面部(図示せず)に固定されて上方に延びる左右一対のパイプからなる背側垂直部18を有している。
座部フレーム14Aの上にプラスチック製の座部3Aが設置されている。座部3Aは左右に分割され、中央に溝が設けられている。
メインフレーム10Aの背面部(図示せず)の前面にはプラスチック製のバックレスト4Aが固定されている。
メインフレーム10Aには、アームレスト5Aが上下方向に回動可能に連結されている。
背側フレーム16Aの背側垂直部18の上端部には、プラスチック製のシャワー本体6Aが支持されている。
シャワー本体6Aに付設されたシャワー機能について説明する。図4に示すように、背側フレーム16の背側垂直部18の上端部には、シャワー本体6Aが位置する。
シャワー本体6Aの左右両端には、自在継手35(主継手)を介してシャワーアーム30Aが上下方向に回動可能に連結されている。
一対のシャワーアーム30Aの使用時の姿勢において、シャワーアーム30Aはバックレスト4の左右において、上方から前方に延び、次いで、下方に延びている。
シャワーアーム30Aは湯の通水路となるホースを内蔵している。シャワーアーム30Aには、複数のノズルが間隔をおいて形成されている。これらノズルは、椅子本体1の左右方向中央を向くように横向きに形成されている。なお、これらノズルは斜め下方を向くように形成してもよい。
シャワー機能付き椅子61は、図5のシャワー機能付き椅子161でもよい。
図5に示すシャワー機能付き椅子161は、図4に示すシャワー機能付き椅子61の変形例である。
シャワー機能付き椅子161の椅子本体1について説明する。
椅子本体1は金属製のパイプフレーム構造からなる骨格フレーム2と、この骨格フレーム2に取り付けられた座部3、バックレスト4、左右のアームレスト5、ネックレスト6とを備えている。
骨格フレーム2は、左右一対の側部フレーム10と、座部フレーム14と、左右一対の後脚フレーム15(後脚部)と、背側フレーム16とを備えている。
各側部フレーム10は、前後方向に延びる水平部11と、水平部11の前端から斜め下方に延びる前脚部12と、水平部11の後端から略垂直に上方に延びる垂直部13とを有し、一本の連続したパイプにより構成されている。
左右の側部フレーム10の水平部11間には、座部フレーム14が架け渡されている。座部フレーム14の後部には、斜め下方に延びる後脚フレーム15が前後方向に回動可能に連結されている。
背側フレーム16は、左右の側部フレーム10の垂直部13の上端部間に架け渡された左右に延びる中空の背側水平部(図示せず)と、この背側水平部に固定されて上方に延びる左右一対のパイプからなる背側垂直部18とを有している。
背側水平部は継手19を介して側部フレーム10の垂直部13に回動可能に連結されている。背側水平部の内部空間は、継手19を介して側部フレーム10の内部空間と連通している。背側垂直部18の内部空間は背側水平部の内部空間と連通している。
座部フレーム14の上にプラスチック製の座部3が設置されている。一対の側部フレーム10の水平部11は、この座部3の左右縁部の下側に配置されている。座部3には水抜き穴が形成されている。
背側フレーム16の前面にはプラスチック製のバックレスト4が固定されている。
側部フレーム10の垂直部13の上端部には、継手19を介してアームレスト5が上下方向に回動可能に連結されている。
背側フレーム16の背側垂直部18の上端部には、プラスチック製のネックレスト6が支持されている。浴槽での入浴の代わりにこの椅子でシャワーを浴びる場合、座位の時間が10分程度と長くなり、首への負担が大きくなる。ネックレスト6があることで、高齢者や要介助者であっても、長時間、座位姿勢を保持できる。
骨格フレーム2に付設されたシャワー機能について詳述する。図5に示すように、背側フレーム16の背側垂直部18の上端部には、バックレスト4の上方において左右方向に延びる上端水平パイプ20(通路構成体;送水手段)が連結されている。この上端水平パイプ20の内部空間は背側垂直部18の内部空間に連通している。
上端水平パイプ20の左右部には、斜め(前方かつ下方)を向くノズル20aがそれぞれ形成されている。
上端水平パイプ20の左右両端には、自在継手35(主継手)を介してシャワーアーム30が上下方向、左右方向に回動可能に連結されている。
一対のシャワーアーム30の使用時の姿勢において、シャワーアーム30は、バックレスト4の左右において、前方に延びている。
シャワーアーム30は先端が閉じられたパイプからなり、その内部空間は自在継手35を介して上端水平パイプ20の内部空間に連通している。
シャワーアーム30には、複数のノズルが間隔をおいて形成されている。これらノズルは、椅子本体1の左右方向中央を向くように横向きに形成されている。これらノズルは斜め下方を向くように形成してもよい。
側部フレーム10の前脚部12の下端部には、下部シャワーアーム40が下部継手45を介して前後方向に回動可能に連結されている。この下部シャワーアーム40は先端が閉塞されたパイプからなり、その内部空間は下部継手45を介して、側部フレーム10の内部空間と連通している。
下部シャワーアーム40は、鈍角のL字形をなし、使用時姿勢において前脚部12の下端部から前方に延びる第1部分41と、この第1部分41の先端から斜め上方に延びる第2部分42とを有している。第2部分42には、複数例えば3つのノズル42aが間隔をおいて形成されている。これらノズル42aは、椅子本体1の左右方向中央を向くように横向きに形成されている。
<囲い>
囲いの実施形態について、図2又は図3を参照しながら説明する。ただし、本発明のシャワー装置に用いる囲いは、後述する実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、種々の変形が可能である。
図2(A)及び図2(B)は、本発明のシャワー装置に用いる囲いの一実施形態を表す図である。
囲い51は、上部囲い52と、下部囲い53と、を有する。
囲い51の大きさ及び形状は、着座者の首から上の部分を除く部分及びシャワー機能付き椅子61を覆い、かつ、囲い51が着座者とは接触しないものであることが好ましい。温浴中に囲い51の内面が着座者の身体に触れると、着座者に不快感を与えるため、囲い51の内部の幅は65〜75cm程度が好ましい。囲い51は、少なくとも着座者の首から上の部分を覆わないようになっていればよい。囲い51は、着座者の手を覆っていなくてもよいし、手を囲い51の外に出せるよう、適当なところに開口が設けられていてもよい。
下部囲い53は、シャワー機能付き椅子61の側方に位置し、シャワー機能付き椅子61の後方から前方に伸びる部材81によって保持されている。部材81は、シャワー機能付き椅子61の前方において、左右方向から中央方向に屈曲してもよい。この場合には、部材81のシャワー機能付き椅子61の前方に位置する部分は、上方に跳ね上げ可能とすることが好ましい。部材81のシャワー機能付き椅子61の前方に位置する部分を跳ね上げ可能とすることにより、入浴者がシャワー機能付き椅子61に着座及び離脱しやすくなる。
部材81は、床面71から上方に立ち上がる支持部材82によって支持されている。図2では支持部材82は床面71に固定されているが、これに限定されず、例えば、支持部材82は、シャワー機能付き椅子61に固定してもよい。
このような部材81の具体例は、カーテンレールであるが、これに限定されない。部材81がカーテンレールである場合には、下部囲い53はカーテンレールに吊り下げられたシャワーカーテンであることが好ましい。また、この場合には、カーテンレールはシャワー機能付き椅子61に対して前後方向に伸縮可能に構成してもよい。本発明のシャワー装置の非使用時に、よりコンパクトに収納可能となる。
下部囲い53は、シャワー機能付き椅子61の前方で開閉可能とすることが好ましい。被介助者(入浴者)がシャワー機能付き椅子61に着座しやすく、介助者による介助をより行いやすくできる。本実施形態の下部囲い53は、シャワー機能付き椅子61の両側方から回り込み、前方で重なり、開閉部53wを形成している。
下部囲い53は、シャワー機能付き椅子61を取り囲む四角筒状であり、上方に開口している(上方開口部53c)。上部囲い52が下部囲い53に被さることにより、下部囲い53の上方開口部53cを覆う。下部囲い53の上端部53bは、上部囲い52の下端部52aよりも高い位置にある。シャワー機能付き椅子の高さを最も高くした場合であっても、下部囲い53の上端部53bは、上部囲い52の下端部52aよりも高い位置に保たれる。すなわち、上部囲い52は上下動可能に構成されている。
また、下部囲い53の下端部53aは床面71に接している。
これらの構成を採用したことにより、囲い51の外部の空気が、下部囲い53の上方開口部53cからも、下部囲い53と床面71との間からも、囲い内部に侵入しにくくなり、シャワー機能付き椅子による温浴効果をより得られやすくなる。
下部囲い53は、図2では、シャワーカーテン(防水性を有するカーテン)である。下部囲い53は、従来公知のシャワーカーテンと同様の材料で構成することができる。上部囲い52と同様に、例えば、綿、化学繊維等の布にゴム等で防水性を持たせたもの、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン等の合成樹脂のフィルム又はシートを用いて下部囲い53を構成することが好ましい。
本実施形態の下部囲い53は、シャワーカーテンに限定されず、例えば、スクリーンを巻き取る形で垂直方向に回閉するロールスクリーン、スクリーンを波状に折り畳みながら垂直方向に開閉するブリーツスクリーン等に変更することができる。
なお、図2では下部囲い53を四角筒状としたが、これに限定されず、例えば、円形筒状、多角筒状等にしてもよい。
上部囲い52には、シャワー機能付き椅子の着座者が首から上を囲いの外に出せるように、開口部54を有する。上部囲い52は平面視四角形とされている。
図4又は図5に示すシャワー機能付き椅子61を用いる場合、上部囲い52は、シャワー機能付き椅子61のシャワーアーム30Aによって保持されることが好ましい。この場合、上部囲い52を保持するための機構を別途設ける必要がなく、本発明のシャワー装置の構造をより簡略化できる。
上部囲い52は、防水性を有する材料で構成されることが好ましい。例えば、綿、化学繊維等の布にゴム等で防水性を持たせたもの、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン等の合成樹脂のフィルム又はシートを用いて上部囲い52を構成することが好ましい。上部囲い52を柔軟性を有する材料で構成することが好ましい。
図2(C)は、本実施形態の上部囲い52を平面に展開した状態を示す図である。
上部囲い52は、前面部分52F、背面部分52B、上面部分52T、左側面部分52L、右側面部分52Rから構成される。前面部分52Fの左端52FLと左側面部分52Lの前端52LFとが接合され、前面部分52Fの右端52FRと右側面部分52Rの前端52RFとが接合され、背面部分52Bの右端52BRと右側面部分52Rの後端52RBとが接合され、背面部分52Bの左端52BLと左側面部分52Lの後端52LBとが接合される。上面部分52Tには、着座者の頭から上の部分を出す開口部54が設けられている。
図2(D)は、上部囲いの変形例を平面に展開した状態を示す図である。
上部囲い52’は、1枚の四角いシートからなり、中央部に着座者が首から上を出す開口部54’が設けられている。四角いシートの4辺が、上部囲い52’の下端部52’aである。
図3(A)及び図3(B)は、本発明のシャワー装置に用いる囲いの他の実施形態を表す図である。
図3の下部囲い153は、床面71から起立する板材によって構成される。下部囲い153は、シャワー機能付き椅子61を取り囲む四角筒状であり、上方に開口している(上方開口部153c)。また、下部囲い153は、水平方向に分割可能としてもよい。例えば、図3(B)に示す下部囲い153は、左側部分153Lと、右側部分153Rとに分割可能である。下部囲い153を左右方向に分割可能とすることにより、入浴者(被介助者)がシャワー機能付き椅子61に着座しやすくなるとともに、介助者による介助がより行いやすくできる。また、下部囲い153を折り畳み可能とすることが好ましい。下部囲い153の非使用時には、下部囲い153を折り畳んだ状態で、よりコンパクトに収容できる。
下部囲い53は、防水性を有するパネルで構成されることが好ましい。このようなパネルの材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリウレタン、アクリル樹脂、ポリカーボネート等の合成樹脂が挙げられる。
なお、図3では下部囲い153を四角筒状としたが、これに限定されず、例えば、円形筒状、多角筒状等にしてもよい。
[シャワー装置の使用方法]
本発明のシャワー装置の使用方法を説明する。
図1に示すシャワー装置を用いる場合について、説明する。
通常、入浴者は要介助者であり、シャワー装置101の使用に際しては、介助者の介助があることが望ましい。
(1)シャワー機能付き椅子61及び下部囲い53を床面71に設置する。
(2)シャワーカーテン状の下部囲い53の開閉部53wを開け、入浴者をシャワー機能付き椅子61の座面に着座させる。この時、シャワー機能付き椅子61のシャワーアーム30Aは下方に下げておく。上方に跳ね上げておく。
(3)入浴者を着座させたら、下部囲い53の開閉部53wを閉じ、シャワーアーム30Aを上方に跳ね上げる。
(4)シャワー機能付き椅子61の上方から、上部囲い52を被せる。この際には、上部囲い52の開口部54から入浴者の首から上の部分が出るようにする。
(5)上部囲い52の下端が下部囲い53の上端よりも低い位置にあること、及び下部囲い53の上方開口部が上部囲い52によって完全に覆われていることを確認する。
(6)シャワー機能付き椅子61のシャワー機能を動作させ、入浴者の温浴を開始する。
(7)温浴終了後は、上部囲い52を取り去り、シャワー機能付き椅子61のシャワーアーム30Aを下方に引き下げ、下部囲い53の開閉部53wを開いて、介助者をシャワー機能付き椅子61から離脱させる。
本発明のシャワー装置は、全身への温浴効果を高めることができ、入浴が困難な被介助者の生活の質の向上に貢献できる。
本発明のシャワー装置は、シャワーの温水が囲いの外に飛び散らないので、介助者が温水で濡れることを防ぎ、介助者の労働環境の改善に貢献できる。
本発明のシャワー装置は、被解除者の首から下の部分とシャワー機能付き椅子の全体を囲いで覆うので、被介助者のプライバシーの尊重に貢献できる。
本発明のシャワー装置は、上下分割された囲いとシャワー機能付き椅子から構成されるので、洗浄及び乾燥が容易であり、狭い浴室内でも取り回しがよく、メンテナンス性に優れる。
51,151 囲い
52 上部囲い
52a 上部囲いの下端部
53,153 下部囲い
53a,153a 下部囲いの下端部
53b,153b 下部囲いの上端部
53c,153c 下部囲いの上方開口部
53w 開閉部
54 開口部
61,161 シャワー機能付き椅子
71 床面
81 部材
82 支持部材
101 シャワー装置

Claims (4)

  1. シャワー機能付き椅子と、着座者の首から上の部分を除く部分及び前記シャワー機能付き椅子を覆う囲いと、を備えるシャワー装置であって、
    前記囲いは上部囲いと下部囲いとを有し、前記上部囲いは前記下部囲いの上方開口部を覆い、
    前記下部囲いの上端部は前記上部囲いの下端部よりも高い位置にあり、
    前記下部囲いの下端部は前記シャワー機能付き椅子が設置された床面に接する、
    シャワー装置。
  2. 前記下部囲いは前記シャワー機能付き椅子の側方に位置する部材によって保持される、請求項1に記載のシャワー装置。
  3. 前記下部囲いが前記床面から起立する板材によって構成される、請求項1又は2に記載のシャワー装置。
  4. 前記シャワー機能付き椅子は、座部とバックレストを含む椅子本体と、前記バックレストの上方において前記椅子本体に一端が支持された一対のシャワーアームと、を備え、
    前記一対のシャワーアームは、前記バックレストの上方から前方に延び、次いで下方に向かって延び、着座者の上半身に向けて水を噴射するノズルを有する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のシャワー装置。
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