JP3396269B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転する感光体ドラ
ムに接触しながら回転する帯電ローラを備えた接触帯電
方式の静電複写機,光プリンタ等の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、接触帯電方式の静電複写機(画
像形成装置)では、感光体ドラムと帯電ローラとが一定
の加圧力で接しているため、複写動作が行なわれずに比
較的長い時間そのままの待機状態で放置されると、同一
個所が互いに圧接された状態のままになるため、通常の
場合において帯電ローラは外周部分が弾性体で形成され
ているためその接触部分が変形したり、感光体ドラム側
はその表面への付着物等による筋状の汚れによる圧痕が
できやすいため、このような厚痕ができた状態で複写動
作を行なった場合には転写紙上に形成された画像にその
圧痕の影響による筋が現われやすかった。
【0003】そのため、このような圧痕による画像品質
の低下を防止するため、例えば画像形成動作を行なわな
い待機状態(スタンバイ状態)にあるときは、帯電ロー
ラ(導電ローラ)を移動手段により感光体ドラム等の感
光体から離間させて非接触の位置に移動させるようにし
た画像形成装置が提案されている(例えば特開平1−2
07768号公報参照)。
【0004】その移動手段は、電磁プランジャを励磁さ
せてカム板を移動させると、そのカム板に形成されてい
る斜面が、ピンにより中心部が揺動可能に支持されてい
る取付板の一端に係合する位置から退避して取付板から
離れるようになっている。その取付板は、他端側に帯電
ローラの支軸が回転可能に取り付けられており、それが
帯電ローラを感光体に接触させる側に揺動用コイルバネ
によって常に回動付勢されていて、その回動を規制する
ように上記カムの斜面が一端側に係合するようになって
いる。
【0005】したがって、電磁プランジャの励磁により
カム板を取付板から退避させると、取付板が揺動用コイ
ルバネの付勢力によって揺動して、帯電ローラが感光体
に接触する。また、逆に電磁プランジャを非励磁にする
と、カム板に装着されているカム戻しコイルバネにより
カム板が取付板側に突出し、そのカム板の斜面が取付板
の一端に係合して取付板を揺動用コイルバネの付勢力に
抗して逆方向に揺動させるため、帯電ローラが感光体か
ら例えば0.3mm 離れて非接触の位置となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような画像形成装置の場合には、電磁プランジャを使用
するためコストアップになってしまうと共に、帯電ロー
ラを感光体から離間させるための機構にカム板や取付
板、さらにはそれらを常に一方向に付勢する各コイルバ
ネ等の多くの部品を使用しているため、機構が複雑にな
ってしまうという問題点があった。
【0007】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、画像形成動作が行なわれない待機時に、
複雑な機構を使用して帯電ローラを感光体ドラムから離
間させるようなことをせずに、帯電ローラと感光体ドラ
ムの両者の接触位置にできやすい圧痕の影響による転写
画像の品質低下を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、上述したような画像形成装置において、
画像形成動作終了後に待機状態が一定時間経過する毎
に、感光体ドラム及び帯電ローラをそれぞれ1回転以上
回転させて両者の接触位置を変え、感光体ドラム上に形
成された筋状の汚れ及び接触する帯電ローラの変形によ
る圧痕をクリーニング手段により消すホーミングを行な
う接触位置変更制御手段を設けたものである。
【0009】また、上記画像形成装置において、接触位
置変更制御手段を、感光体ドラムを360度を等分でき
ない角度ずつ回転させる手段であるようにしたり、帯電
ローラが360度を等分できない角度ずつ回転するよう
に感光体ドラムを回転させる手段であるようにするとよ
い。
【0010】さらに、画像形成動作終了後に待機状態が
一定時間以上経過した後画像形成動作を開始させるスタ
ートキーが入力されると、転写紙が給紙される前に感光
体ドラム及び帯電ローラをそれぞれ1回転以上回転させ
て両者の接触位置を変え、感光体ドラム上に形成された
筋状の汚れ及び接触する帯電ローラの変形による圧痕を
クリーニング手段により消すホーミングを行なう接触位
置変更制御手段を設けて画像形成装置を構成すると効果
的である。
【0011】
【作用】このように構成した画像形成装置によれば、待
機状態が一定時間経過する毎に接触位置変更制御手段
が、感光体ドラム及び帯電ローラをそれぞれ1回転以上
回転させることによってその感光体ドラム上に残った残
留物をクリーニング手段により取り除くホーミングを行
なうので、感光体ドラムの接触位置にトナー等の付着物
により筋状の汚れが形成されていたり、接触する帯電ロ
ーラの変形等による圧痕ができていたとしても、それら
を消すことができるため、良好な画像品質が得られる。
【0012】そして、その接触位置変更制御手段が、感
光体ドラムを360度を等分できない角度ずつ回転させ
る手段であるようにしたり、帯電ローラが360度を等
分できない角度ずつ回転するように感光体ドラムを回転
させる手段であるようにすれば、待機状態が一定時間経
過する毎に感光体ドラム及び帯電ローラが回転されて
も、その感光体ドラム及び帯電ローラは回転前と回転後
で引き続き同一個所が接触位置になるようなことがない
ので、帯電不良や上記接触部にできる圧痕が原因で生じ
る画像品質の低下をより確実に防止することができる。
【0013】また、画像形成動作終了後に待機状態が一
定時間以上経過した後画像形成動作を開始させるスター
トキーが入力されると、転写紙が給紙される前に感光体
ドラム及び帯電ローラをそれぞれ1回転以上回転させて
両者の接触位置を変え、感光体ドラム上に形成された筋
状の汚れ及び接触する帯電ローラの変形による圧痕を
リーニング手段により消すホーミングを行なう接触位置
変更制御手段を設ければ、画像形成動作終了後に待機状
態が一定時間以上経過した後スタートキーが入力される
と、転写紙が給紙される前に感光体ドラムと帯電ローラ
がそれぞれ1回転以上回転されて感光体ドラム上に残っ
た残留物がクリーニング手段により取り除かれてホーミ
ングされるので、同様に良好な画像品質が得られる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例を示す画像
形成装置である静電複写機の制御系とその関連構成を示
すブロック図、図2はその静電複写機の感光体ドラム周
辺を示す概略構成図である。この画像形成装置である静
電複写機は、図1に示すように矢示A方向に回転する感
光体ドラム1に接触しながら連れ回りにより矢示B方向
に従動回転する帯電ローラ2を備えており、その帯電ロ
ーラ2により感光体ドラム1の感光面となる外周面を接
触帯電方式により帯電する。そして、画像形成動作終了
後に待機状態が予め設定した一定時間経過する毎に、感
光体ドラム1及び帯電ローラ2を回転させて両者の接触
位置Potを変える制御を行なう接触位置変更制御手段と
して機能するマイクロコンピュータ10を設けている。
【0015】そのマイクロコンピュータ10は、各種判
断及び処理機能を有する中央処理装置11(以下CPU
11と云う)と、待機状態が一定時間経過する度に感光
体ドラム1及び帯電ローラ2を所定角度ずつ回転させる
制御に必要なプログラム及び固定データを格納したプロ
グラムメモリであるROM12と、入力データやCPU
11による処理データを格納するデータメモリであるR
AM13と、タイマ14と、入出力回路(I/O)15
とによつて構成されている。このマイクロコンピュータ
10は、電源スイッチ5から、それが押された際に信号
を入力すると共に、この静電複写機の装置本体外部に設
けられている操作パネル上に配設されているスタートキ
ー6からそれが押された際に出力される画像形成スター
ト信号Ssを、さらに複写条件選択キー群7からはオペ
レータによって選択される各種の信号をそれぞれ入力す
る。
【0016】そして、感光体ドラム1をドラム駆動タイ
ミングベルト及びドラム駆動プーリ(共に図示せず)等
を介して回転駆動するモータ8を、モータ駆動回路9に
モータ駆動信号Smを出力することによって駆動させ、
それによって感光体ドラム1を矢示A方向に回転させる
と共に、その感光体ドラム1に常に圧接する帯電ローラ
2を連れ回りにより矢示B方向に従動回転させる。ま
た、このマイクロコンピュータ10は、画像形成に係る
各種駆動系に対してそれらを駆動させる各種の信号を所
定のタイミングでそれぞれ出力すると共に、各種表示部
等のその他の各種負荷類に対してもそれらを点灯あるい
は作動させるための各種の信号を出力する。この静電複
写機の画像形成系は、図2に示すように感光体ドラム1
の回りにそれぞれ配設されている帯電ローラ2と、現像
ユニツト16と、転写・分離チャージャ17と、クリー
ニングユニット18等からなっている。そして、図示し
ない露光位置にセットされて照明ランプによつて照射さ
れた原稿からの反射光が、光学系のミラー19を通して
感光体ドラム1に入射して帯電ローラ2によって一様に
帯電された表面が露光されてそこに静電潜像が形成さ
れ、それが現像ユニツト16でトナーにより現像されて
可視像となる。
【0017】一方、給紙カセツト21(図示の都合で感
光体ドラム1に接近させて図示している)内の転写紙P
は、所定のタイミングで矢示方向に回転する給紙ローラ
22により1枚ずつ送り出され、それがレジストローラ
23とそれに圧接する加圧ローラ24との間で一旦停止
されてタイミング調整された後に、感光体ドラム1上の
可視像と一致する正確なタイミングで転写・分離チャー
ジャ17が設けられている転写部に向けて搬送される。
その転写紙Pは、転写・分離チヤージヤ17の転写チヤ
ージヤによって図2で上面側に可視像(トナー像)が転
写され、それが分離チヤージヤによって分離されて図示
しない定着装置へ搬送され、そこでトナーが定着された
後に装置外部の排紙トレイ等へ排出される。
【0018】そして、その転写終了後に感光体ドラム1
上に残った残留トナー(残留物)は、クリーニングユニ
ット18のクリーニング手段であるクリーニングブレー
ド18aにより取り除かれ、その感光体ドラム1上に残
った残留電位は図示しない除電ランプにより取り除かれ
て、次の帯電ローラ2による帯電に備える。帯電ローラ
2は、図3に示すように芯金25の外側にゴムあるいは
樹脂等によって形成した弾性体26を一体に装着してお
り、その芯金25の両端を軸受27,27でそれぞれ回
転自在に支持すると共に、その各軸受27を矢示C方向
にのみ移動可能に保持している。その各軸受27には、
バネ受け面27aがそれぞれ形成されていて、その各バ
ネ受け面27aと装置の固定部に取り付けられているバ
ネ受け部材28との間に加圧バネ29をそれぞれ介装
し、その付勢力により各軸受27が感光体ドラム1側に
付勢され、それによって帯電ローラ2の外周面となる弾
性体26の表面26aが感光体ドラム1の外周面1aに
帯電に適した所定の加圧力で接触し、その帯電ローラ2
と感光体ドラム1の接触位置Potに、所定の加圧力が加
わるようになっている。
【0019】そして、この帯電ローラ2は、芯金25の
部分に帯電用のバイアス電圧が印加されて、感光体ドラ
ム1の外周面1aを一様に帯電する。図4は図1に示し
たマイクロコンピュータ10が行なう帯電ローラ2と感
光体ドラム1との接触位置を変える処理に関するルーチ
ンを示すフロー図である。マイクロコンピュータ10
は、電源スイッチ5(図1)がON状態にされると、図
4に示すルーチンをスタートさせる。まず、ステップ1
で、図2で説明した一連の画像形成動作が終了したか否
かを判断し、終了していなければそのまま待って、それ
が終了するとステップ2へ進んでタイマ14をリセット
再スタートさせる。次のステップ3では、ROM12に
記憶されている一定時間(帯電ローラ2の感光体ドラム
1との接触位置の変形度合いと待機時間との関係を考慮
して予め設定する)が経過したか否かを判断し、それが
経過していなければそのまま待って、それが経過すると
ステップ4へ進んでモータ8を後述する一定の回転量だ
け回転させる。
【0020】このようにすれば、感光体ドラム1が図1
で矢示A方向に一定の角度だけ回転し、その外周面1a
に圧接されて従動回転する帯電ローラ2が、その感光体
ドラム1の回転量に応じで矢示B方向に回転する。した
がって、感光体ドラム1と帯電ローラ2の接触位置Pot
が変化することによってそこに圧痕ができるのを防止す
ることができるため、帯電不良及びその圧痕が原因で生
じる画像品質の低下を防止することができる。そして、
次のステップ5では、電源スイッチ5がOFFか否かを
判断し、OFFでなければステップ2へ戻って、それ以
降の処理及び判断を繰り返し実行し、電源スイッチ5が
OFFになると処理が終わる。
【0021】なお、図4のステップ4におけるモータ8
を回転させる一定の回転量は、360度を等分できない
角度、すなわち例えば7゜,11゜,13゜,14゜等の
角度を整数倍した角度ずつ感光体ドラム1を回転させる
回転量とすれば、それを1回転以上回転させた場合であ
っも、感光体ドラム1と帯電ローラ2は回転前と回転後
で引き続き同一の個所が接触位置になるようなことがな
いので、帯電不良や上記接触位置にできる圧痕が原因で
生じる画像品質の低下を、より確実に防止することがで
きる。また、360度を等分できない上記角度を整数倍
した角度ずつ帯電ローラ2が従動回転するように、感光
体ドラム1を回転させるようにしてもよい。さらに、こ
実施例ではモータ8を回転させる回転量を、感光体ド
ラム1及び帯電ローラ2をそれぞれ1回転以上回転させ
、感光体ドラム1と帯電ローラ2それぞれホーミン
する回転量としている。
【0022】すなわち、待機状態が一定時間経過する毎
に感光体ドラム1及び帯電ローラ2をそれぞれ1回転以
上回転させて両者の接触位置を変える。すると、この静
電複写機は、前述したように感光体ドラム1上に残った
残留トナーを取り除くクリーニングブレード18aを設
けているので、そのクリーニングブレード18aによ
り、感光体ドラム1上にトナー等の付着物により形成さ
れていた筋状の汚れを一緒に消すと共に、接触する帯電
ローラ2の弾性体26の表面26aの変形による圧痕を
消すホーミングが行なわれるので、複写動作した際に良
好な画像品質が得られる。なお、このように感光体ドラ
ム1及び帯電ローラ2をそれぞれ1回転以上回転させる
ように制御するのは、図1に示したマイクロコンピュー
タ10が行なう。すなわち、このマイクロコンピュータ
10が接触位置変更制御手段として機能する。
【0023】図5はスタートキーが入力されると転写紙
が給紙される前に感光体ドラムと帯電ローラの接触位置
を変える動作を行なう実施例を示すフロー図である。こ
の実施例は、図4で説明したルーチンとステップ14以
降の処理のみが異なる。すなわち、電源スイッチ5(図
1)がON状態にされると、図5のルーチンがスタート
し、図4のステップ1からステップ3で説明した内容と
同様な判断及び処理がステップ11からステップ13で
行なわれ、そのステップ13の判断で一定時間が経過し
ているとステップ14へ進んで、そこでスタートキー6
がON(入力)になっているか否かを判断する。それが
ONになっていなければそのまま待って、ONになると
ステップ15へ進んで、モータ8を感光体ドラム1及び
帯電ローラ2をそれぞれ1回転以上回転させる回転量
(予めROMに記憶されている)で回転させて、その感
光体ドラム1と帯電ローラ2をホーミングする。
【0024】次のステップ16では、図2で説明した給
紙ローラ22を回転させて、転写紙Pを給紙カセット2
1から給紙させ、次のステップ17で電源スイッチ5が
OFFか否かを判断し、OFFでなければステップ12
へ戻って処理及び判断を繰り返し実行し、電源スイッチ
5がOFFになると処理を終了する。なお、図4及び図
5の各ルーチンのスタートは、電源スイッチ5がONさ
れたときではなく、この静電複写機の電源プラグがコン
セントに差し込まれた時点でスタートするようにしても
よい。このようにすれば、夜間等の長時間使用しないと
きでも、感光体ドラム1と帯電ローラ2の接触位置は一
定時間経過する度に変えられるので、圧痕の発生をより
確実に防止することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、画像形成動作終了後に待機状態が一定時間経過する
毎に、感光体ドラム及び帯電ローラをそれぞれ1回転以
上回転させて両者の接触位置を変え、感光体ドラム上に
形成された筋状の汚れ及び接触する帯電ローラの変形に
よる圧痕をクリーニング手段により消すホーミングを行
なうので、感光体ドラム上のトナー等の付着物による筋
状の汚れや接触する帯電ローラの変形による圧痕ができ
ていても、それらを消して良好な画像品質が得られる。
また、感光体ドラム又は帯電ローラを、360度を等分
できない角度ずつ回転させるようにすれば、その感光体
ドラム及び帯電ローラは回転前と回転後で引き続き同一
個所が接触位置となるようなことがないので、帯電不良
やその接触位置にできる圧痕が原因で生じる画像品質の
低下を防止することができる。
【0026】さらに、画像形成動作終了後に待機状態が
一定時間以上経過した後スタートキーが入力されると、
転写紙が給紙される前に感光体ドラム及び帯電ローラを
それぞれ1回転以上回転させてその両者をホーミングす
るようにすれば、画像形成動作終了後に待機状態が一定
時間以上経過した後スタートキーが入力されると、転写
紙の給紙前に感光体ドラム及び帯電ローラが1回転以上
回転して感光体ドラム上のトナー等による汚れや圧痕が
消されるので、同様に良好な画像品質が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す画像形成装置である
静電複写機の制御系とその関連構成を示すブロック図で
ある。
【図2】同じくその静電複写機の感光体ドラム周辺を示
す概略構成図である。
【図3】同じくその静電複写機に設けられている帯電ロ
ーラを示す概略図である。
【図4】図1に示したマイクロコンピュータ10が行な
う帯電ローラと感光体ドラムとの接触位置を変える処理
に関するルーチンを示すフロー図である。
【図5】待機状態が一定時間以上経過した後スタートキ
ーが入力されると転写紙が給紙される前に感光体ドラム
と帯電ローラの接触位置を変える動作を行なう実施例を
示すフロー図である。
【符号の説明】
1:感光体ドラム 2:帯電ローラ 6:スタートキー 8:モータ 10:マイクロコンピュータ(接触位置変更制御手段) 14:タイマ P:転写紙

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する感光体ドラムと、転写終了後に
    前記感光体ドラム上に残った残留物を取り除くクリーニ
    ング手段と、前記感光体ドラムに接触しながら回転する
    帯電ローラを備えた接触帯電方式の画像形成装置におい
    て、 画像形成動作終了後に待機状態が一定時間経過する毎
    に、前記感光体ドラム及び前記帯電ローラをそれぞれ1
    回転以上回転させて両者の接触位置を変え、前記感光体
    ドラム上に形成された筋状の汚れ及び接触する帯電ロー
    ラの変形による圧痕を前記クリーニング手段により消す
    ホーミングを行なう接触位置変更制御手段を設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記接触位置変更制御手段が、前記感光体ドラムを36
    0度を等分できない角度ずつ回転させる手段であること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記接触位置変更制御手段が、前記帯電ローラが360
    度を等分できない角度ずつ回転するように前記感光体ド
    ラムを回転させる手段であることを特徴とする画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 回転する感光体ドラムと、転写終了後に
    前記感光体ドラム上に残った残留物を取り除くクリーニ
    ング手段と、前記感光体ドラムに接触しながら回転する
    帯電ローラを備えた接触帯電方式の画像形成装置におい
    て、 画像形成動作終了後に待機状態が一定時間以上経過した
    後画像形成動作を開始させるスタートキーが入力される
    と、転写紙が給紙される前に前記感光体ドラム及び帯電
    ローラをそれぞれ1回転以上回転させて両者の接触位置
    を変え、前記感光体ドラム上に形成された筋状の汚れ
    び接触する帯電ローラの変形による圧痕を前記クリーニ
    ング手段により消すホーミングを行なう接触位置変更制
    御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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