JP3392892B2 - 偽造防止シート - Google Patents

偽造防止シート

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JP3392892B2
JP3392892B2 JP35612192A JP35612192A JP3392892B2 JP 3392892 B2 JP3392892 B2 JP 3392892B2 JP 35612192 A JP35612192 A JP 35612192A JP 35612192 A JP35612192 A JP 35612192A JP 3392892 B2 JP3392892 B2 JP 3392892B2
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春美 中村
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Toppan Forms Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、商品券、株券、会員
券、預かり証等の偽造を、視覚的に容易に識別可能な、
偽造防止に適したシートに関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、商品券、株券、会員券、預か
り証等の偽造を視覚的に識別るために、スカシ印刷や
多色刷り印刷あるいは特殊インキ印刷等の種々の印刷手
段が用いられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
カラー複写機の性能の向上によって、従来のスカシ印刷
や多色刷り印刷では偽造されたことを視覚的に識別する
ことは困難になっている。また、複写不能等によって複
写したことが識別可能な特殊インキの場合は、高価であ
るという欠点がある。本発明は、これらの欠点を解消し
た、視覚的に容易に偽造の識別が可能な偽造防止シート
を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】シートの適所に印刷する
の一、すなわち、線における一箇所あるいは複数
所の部分を、拡大すると視認可能で、通常状態では単に
線として視認される大きさの文字をはじめ、数字、記
号、図形等で印刷するとともに、これら文字等の印刷部
分に連なる線の部分を、前記文字等の印刷部分と同一色
で、同一濃度に視認されるよう設定し、濃淡の均一化を
図って、連続する一本の線として視認されるようにした
ものである。 【0005】 【作用】シートの線の一部に設けた文字等は、拡大鏡を
用いれば視覚的に識別できるが、通常は同一色で、同一
濃度の連続する一本の線として視認される。このシート
を複写すると、文字等は細かいので線状に潰れてしま
い、拡大鏡を用いても文字等として識別することはでき
ないので、偽造したことを容易に識別できる。また、線
の部分は文字等の部分よりも濃度が濃く認識されるが、
線の部分の濃度を薄く設定して、文字等と同一濃度に視
認されるよう設定し、文字等を印刷したことによる濃淡
の違和感をなくす。 【0006】 【実施例】以下、本発明を商品券に適用した場合の好適
な実施例について、添付図面に基づき詳細に説明する。 【0007】ここにおいて、図1は商品券の平面図、図
2はその線部分の一部を拡大した概略的平面図、図3は
複写後の線部分の一部を拡大した概略的平面図である。 【0008】図1に示すように、商品券1は、その表面
に「商品券」なる表題2と、発券番号3及びアンダーラ
イン4と、額面5及びアンダーライン6と、発行者名7
が印刷されてなる。前記アンダーライン6は、図2に示
すように、スクリーン印刷によるライン部6aと、その
一部に換えて、間隔をおいて印刷されたアルファベット
からなる文字部6b(図示は二箇所)で構成される。こ
のライン部6aの太さは約0.3mmであり、この太さ
に合わせて文字部6bのアルファベットの各文字の大き
さは縦0.3mm、横0.3mm、また線の太さは0.
03mmに設定されている。これによって、アンダーラ
イン6は、通常の視認状態では、すべてライン部で構成
されたアンダーライン4と同様に、連続する一本の線と
して認識される。しかし、拡大鏡を用いれば、文字部6
bの各文字を明瞭に視認することができる。 【0009】上述した文字部6bが、通常の目視によっ
てライン部6aとともに連続する一本の線として認識さ
れる一方、倍率10倍程度の一般的な拡大鏡を用いれば
文字として認識され、加えて複写後には拡大鏡を用いて
も文字としての認識が不可能になるためには、各文字の
大きさは縦0.2〜0.4mm、横0.2〜0.4mm
で、各文字の線の太さは0.02〜0.04mmである
ことが好ましい。 【0010】また、文字部6bに比べてライン部6aの
単位面積当たりのインキ量は多くなるので、文字部6b
とライン部6aとを同一条件、すなわち同一インキによ
り、同一線数で印刷したのでは、文字部6b部分の濃度
が薄く認識され、同一色であっても濃淡による違和感を
生じてしまう。したがって、アンダーライン6が濃度一
様の線として認識されるためには、同一色のインキを用
いても、ライン部6aの色の濃度を、文字部6bの各文
字の色の濃度よりも薄く設定しなければならず、ライン
部6aを、文字部6bよりは濃度の薄いインキで印刷し
たり、同一インキを用いて文字部6bの濃度に合わせて
密度を調整した網点印刷で行う必要がある。本実施例で
は、図2では明確ではないが、後者の網点印刷によって
濃度の調整を行っている。 【0011】本実施例は以上のように構成したので、真
正な商品券1のアンダーライン6は、肉眼では連続する
一本の線として視認され、拡大鏡を使用すれば文字部6
bのアルファベットを視認することが可能である。一
方、この商品券1をカラーコピー機で複写すると、複写
後のアンダーライン8は、前記文字部6bの各アルファ
ベットは再現されないので、拡大鏡を使用しても、図3
に示すように連続する一本の線として視認し得るのみと
なる。したがって、アンダーライン6,8を拡大鏡を用
いて観察することにより、真正な商品券1か偽造された
商品券1かを、視覚的に容易に識別可能である。 【0012】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではなく、例えば、アンダーライン6に換えて
アンダーライン4をライン部と文字部6bで構成した
り、両アンダーライン4,6をともにライン部と文字部
6bで構成してもよい。また、文字部6bはアルファベ
ットに限らず、カタカナやひらがな、あるいは画数の少
ない漢字でもよく、異なった文字で構成するほか、同一
の文字のみで構成してもよい。さらに、文字に換えて、
数字や記号、あるいは図形で構成することもでき、ま
た、設ける部分も図示例の二箇所に限らず、一箇所ある
いは三箇所以上でもよいものである。またさらに、本発
明を商品券以外の偽造防止が必要な有価証券類やカード
等に適用可能なことはもちろんである。さらにまた、文
字等を設ける線はアンダーライン6,4に限らず、文中
の長音記号を利用してもよい。 【0013】 【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明によれば、シートを複写すると、真正なシートの
所定の線部分には存在した文字等の部分が拡大鏡を使用
して視認しても識別不能となるので、真正なものか偽造
されたものかを、視覚的に容易に、かつ迅速に識別可能
であり、ひいては偽造防止に貢献できるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】 【図1】商品券の平面図。 【図2】図1の線部分の一部を拡大した概略的平面図。 【図3】複写後の線部分の一部を拡大した概略的平面
図。 【符号の説明】 1 商品券 6 アンダーライン 6a ライン部 6b 文字部 8 複写後のアンダーライン

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】シートの適所に印刷する線の一部を、拡大
    すると視認可能で、通常状態では単に線として視認され
    る大きさの文字等で印刷するとともに、この文字等の印
    刷部分に連なる線の部分を、前記文字等の印刷部分と同
    一色で、同一濃度に視認されるよう設定し、均一な濃淡
    で連続する一本の線として視認されるように構成したこ
    とを特徴とする偽造防止シート。
JP35612192A 1992-12-18 1992-12-18 偽造防止シート Expired - Lifetime JP3392892B2 (ja)

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