JP4266153B2 - 印刷物 - Google Patents
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Description
上記問題を解決するために、一般的にはカラーコピー機のコピーモードや特定の角度に対して効果のある潜像パターンが異なるため、全てに対応するためには、複数の潜像パターンを印刷物に入れなくてはならない。しかし、これは作業性及びコスト面で現実的ではない。
なお、印刷物上において、潜像部と背景部が目視により一様に見えるようにすることが望ましいが、目視により印刷物に潜像部が施してあることが分かるようにすることで、カラーコピー機による複写を抑止する効果もあることから、必ずしも背景部と潜像部が目視により一様に見えるようにしなくともよい。
図1は印刷物上に形成した背景網点部と潜像部を模式的に示す外観正面図(a)と、潜像の一部分を模式的に示す拡大図(b)である。図2及び図3は本発明の潜像を示し、図4は従来の潜像を示している。また、図5〜図7は本発明の潜像のその他の実施例を示している。なお、図2〜図7において、左側の図は例として「COPY」の文字が潜像となっている場合の外観を示す図であり、右側の図はその潜像部における万線と破線のパターンを示した拡大図である。また、図8は万線と破線のパターンの一部をさらに拡大した図であり、図9は本発明の印刷物を、角度を変えて複写した場合を模式的に示す図である。
なお、本発明の実施例では、潜像部に「COPY」という文字を用いているが、潜像部は、文字に限られず、図形、記号、又はこれらを組み合わせたものやモノグラムとしたり、デザインの一部として図形や絵柄の中に組み込むようにしたりしても良い。
また、本実施例の印刷物では、網点で背景部を、また、破線と万線とで潜像部となるように構成しているが、背景部となる部分を破線と万線で、潜像部となる部分を網点で構成することもできる。なお、背景部は万線を用いても良い。
B>A
C≦B×5
の関係を満たすようにすることが望ましい。これは、本発明の上記に規定した上限値および下限値の潜像部を備えた印刷物は、目視により背景部と潜像部がほぼ一様に観察でき、その潜像部を備えた印刷物をカラーコピー機により複写した場合、その印刷物の複写物上の潜像部が目視により識別可能となる範囲である。
また、上記に規定した上限値および下限値の潜像部がA(C+D)=BCの関係式を満たし、万線と破線のピッチ(万線と破線の中心線からのピッチ)を等間隔とした場合、その潜像部を備えた印刷物は、目視により背景部と潜像部とが一様に観察でき、その潜像部を備えた印刷物を複写した場合、その印刷物の複写物上の潜像部が目視により識別可能となり、より望ましい。
また、図5に示すように万線2本(列)に対して破線を1本(列)入れるパターンや、その逆で図6に示すように破線2本(列)に対して万線を1本(列)入れるパターン、さらには図7に示すように破線3本(列)に対して万線を1本(列)入れるパターンでもよい。
従来、カラーコピー機に印刷物を置く角度によっては潜像部が複写物に顕れにくいという問題があったが、本発明では、上述した実施例1及び実施例2における万線と破線の潜像部を形成することにより、複写時における印刷物の配置角度の影響を受けにくい。よって、図9に示すように、印刷物を斜めに置いてカラーコピー複写機を用いてコピーしたとしても、潜像部3が複写物7に鮮明に浮かび上がる。
以上、本発明の実施例について説明したが、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
2 背景部
3 潜像部
4 網点
5 万線
6 破線
7 複写物
8 印刷物の像
Claims (7)
- 複写を行うと複写物に浮き出る潜像部と、該潜像部と同等の濃度の網点又は万線からなる背景部とが印刷された印刷物であって、
前記潜像部に万線と破線とを平行かつ交互に並べて形成し、
前記万線の線幅より前記破線の線幅を広く形成したことを特徴とする印刷物。 - 複写を行うと複写物に浮き出る潜像部と、該潜像部と同等の濃度の網点又は万線からなる背景部とが印刷された印刷物であって、
前記潜像部は、前記万線と前記破線とを交わらせ、前記万線に対して30度の角度で前記破線を入れて形成したことを特徴とする印刷物。 - 前記潜像部は、少なくとも1以上の万線と、少なくとも1以上の破線とを、規則性を有して平行かつ交互に並べて形成したことを特徴とする請求項1記載の印刷物。
- 前記潜像部は、前記万線と万線との間に少なくとも1以上の破線を入れ、前記万線に対し平行に並べて形成したことを特徴とする請求項1又は3記載の印刷物。
- 前記潜像部を構成する万線の線幅をA、破線の線幅をB、破線の実線長をCおよび破線の空幅をDとした時、前記万線の線幅Aが0.05mm〜0.15mm、前記ピッチが0.30mm〜0.60mm、前記破線の線幅Bが0.08mm〜0.30mm、前記破線の空幅Dが0.30mm〜1.50mmの範囲とし、
B>A、
C≦B×5、
の関係式を満たすことを特徴とする請求項1、3又は4のいずれか1項に記載の印刷物。 - 前記潜像部を構成する前記万線と前記万線のピッチ、および前記万線と前記破線のピッチまたは前記破線と前記破線のピッチが、それぞれ該万線および該破線の中心から同じピッチに配置されていることを特徴とする請求項1、3、4又は5のいずれか1項に記載の印刷物。
- 前記潜像部を構成する万線の線幅をA、破線の線幅をB、破線の実線長をCおよび破線の空幅をDとした時、
A(C+D)=BC
の関係を満たすようにしたことを特徴とする請求項5又は6に記載の印刷物。
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JP2003373047A JP4266153B2 (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | 印刷物 |
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JP2003373047A JP4266153B2 (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | 印刷物 |
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