JP3301269B2 - 偽造防止印刷物 - Google Patents

偽造防止印刷物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品券、クレジットカ
ード、プリペイドカード等の偽造防止が要求される印刷
物に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、商品券、クレジットカード、プリ
ペイドカード等の印刷物の偽造事件が多発している。こ
のような偽造は、主として複写機により行われているた
め、それを防止するために、印刷物の一部にマイクロ文
字と呼ばれる、複写機の解像度を越える微細な文字・数
字列または絵柄を印刷し、マイクロ文字の有無(複写の
ものはマイクロ文字が全く再現されないか、文字が読み
取れない程、潰れて再現される)により真偽を判断する
ことができる技術が用いられている。
【0003】しかし、マイクロ文字は、それ自身が一見
線に見えるようなデザインとして存在し、かつ、低倍率
のルーペで確認しやすい大きさで印刷されているため、
認識されやすいという難点があり、印刷物を製造した技
術と同じ製版・印刷技術を用いて偽造した場合、その部
分まで偽造されてしまい、偽造防止策として不十分であ
るという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の課題に
鑑みてなされたものであって、偽造防止策の存在を認識
させにくいことから、偽造をすることがより困難である
偽造防止印刷物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる偽造防止
印刷物は、微細な文字・数字列または絵柄を網点処理を
せずに印刷した非網点印刷部と、文字・数字列または絵
柄を網点処理をして印刷した網点印刷部を有する印刷物
において、前記非網点印刷部に印刷される微細な文字・
数字列または絵柄のサイズが0.15〜0.30mm、
前記網点印刷部に印刷される文字・数字列または絵柄の
網点線数が3.0〜12.0線/mm(75〜300線
/インチ)であり、かつ、非網点印刷部の画素の占める
面積率と、網点印刷部の画素の占める面積率の比が1:
0.8〜1:1.2の範囲であることを特徴とする偽造
防止印刷物である。
【0006】
【作用】本発明に係わる偽造防止印刷物によれば、非網
点印刷部と網点印刷部の見た目の濃度がほぼ一致するた
め、網点印刷部の絵柄に非網点印刷部が埋没し、非網点
印刷部が認識されにくくなる。
【0007】
【実施例】本発明に係わる実施例を図1を参照して説明
する。非網点印刷部1は、例えば大きさが0.15〜
0.30mmの微細なアルファベット等の文字・数字列
または円形、三角形等の単調な絵柄であるが、網点処理
をせずに印刷した部位である。
【0008】このような非網点印刷部は、微細な文字・
数字列または絵柄を、後記する網点印刷部となる網点処
理をした文字・数字列または絵柄と共に製版フィルム上
に出力し、版材に焼き付け、公知の印刷手段により用紙
に印刷して形成する。
【0009】次に、網点印刷部2は、前記非網点印刷部
と近接して設けられ、文字・数字列または絵柄を、網点
処理を施し、前記の非網点印刷部と共に印刷した部位で
ある。
【0010】ここで網点処理とは、文字・数字列または
絵柄を、例えば線数が75線〜300線程度、網点%が
10〜90%程度のスクリーンを介することにより、微
細な点の集合に変換することをいう。
【0011】このような網点印刷部は、網点処理を施し
た文字・数字列または絵柄を、前記した非網点印刷部と
なる微細な文字・数字列または絵柄と共に製版フィルム
上に出力し、版材に焼き付け、公知の印刷手段により用
紙に印刷して形成する。
【0012】尚、網点印刷部に、いかなる線数、網点%
を適用するかは、上記非網点印刷部の文字・数字列また
は絵柄の大きさ等、または網点印刷部の文字・数字列ま
たは絵柄により決定されるものである。すなわち、非網
点印刷部と網点印刷部の画素部の面積率の比の関係を明
らかにするために、以下のような実験を行った。
【0013】〔実験1〕下記の実験条件にて偽造防止印
刷物を作成した。結果を表1に示す。
【0014】〔実験条件〕 非網点印刷部(製版フィルム) 印刷した文字・数字列または絵柄 TOPという文字の
直線的な繰り返し 印刷した文字の大きさ 0.18mm
【0015】網点印刷部(製版フィルム) 印刷した文字・数字列または絵柄 TOPという文字の
平面的な繰り返し 印刷した文字の大きさ 3.0mm 使用したスクリーンの線数 110線/インチ 使用したスクリーンの網点% 20〜45%(5%刻
み)
【0016】印刷方法等 印刷方法 平版オフセット印刷 インキ 青色オフセットインキ 用紙 白色上質紙
【0017】
【表1】
【0018】〔評価基準〕 画素部の面積比:実体顕微鏡により拡大写真を撮影、方
眼フィルムを重ね合わせ、非網点印刷部と網点印刷部に
ついて、画素数(特定面積中のインキが付着している方
眼の目の数)をカウントし、その値を特定面積中の全方
眼の目の数で割り、非網点印刷部の画素の占める面積率
及び網点印刷部の画素の占める面積率を計算、更に、非
網点印刷部を1として、網点印刷部の画素部の面積率の
比を計算。尚、面積を測定する領域は、文字・数字列等
が周期パターンとなる場合には、最低一周期が含まれる
領域とし、同一の印刷物に対し5回測定したものの平均
をとる。
【0019】非網点印刷部の認識性:目視で容易である
か困難であるかを評価。尚、困難を困難1→非網点印刷
部が網点印刷部より濃く見えるので、非網点印刷部の認
識が容易。困難2→非網点印刷部が網点印刷部より薄く
見えるので、非網点印刷部の認識が容易と区別。
【0020】〔実験2〕非網点印刷部の文字の大きさを
0.22mmとした以外は、実験1と同様である。結果
を表2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】実験1、2から、非網点印刷部と網点印刷
部の画素部の面積比が1:0.8〜1:1.2の範囲に
あると、網点印刷部の絵柄に非網点印刷部が埋没し、非
網点印刷部が認識されにくくなることがわかる。
【0023】また、非網点印刷部に隣接している網点印
刷部が濃度階調を有していると、非網点印刷部の存在を
認識させやすいので、単一濃度の1色の絵柄か、単一濃
度に見える、例えば大きさが1.0〜3.0mmの微細
なアルファベット等の文字・数字列または円形、三角形
等の単調な絵柄の周期パターンであることが好ましい。
【0024】更に、非網点印刷部及び網点印刷部が周期
パターンである場合、その周期の方向が一致しないと、
非網点印刷部が認識させることがあるので、一致させる
ことが好ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、非網点印刷部と網点印
刷部の見た目の濃度がほぼ一致するため、網点印刷部の
絵柄に非網点印刷部が埋没し、非網点印刷部が認識され
にくくなる。
【0026】よって、偽造防止策の存在を認識させにく
いことから、偽造をすることがより困難である偽造防止
印刷物を提供することができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係わる偽造防止印刷物を拡大した説明
図である。
【符号の説明】
1 非網点印刷部 2 網点印刷部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−20395(JP,A) 特開 平7−68981(JP,A) 実開 昭58−31172(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 3/14 B42D 15/10 531 G03G 21/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微細な文字・数字列または絵柄を網点処理
    をせずに印刷した非網点印刷部と、文字・数字列または
    絵柄を網点処理をして印刷した網点印刷部を有する印刷
    において、 前記非網点印刷部に印刷される微細な文字・数字列また
    は絵柄のサイズが0.15〜0.30mm、前記網点印
    刷部に印刷される文字・数字列または絵柄の網点線数が
    3.0〜12.0線/mm(75〜300線/インチ)
    であり、かつ、 非網点印刷部の画素の占める面積率と、
    網点印刷部の画素の占める面積率の比が1:0.8〜
    1:1.2の範囲であることを特徴とする偽造防止印刷
    物。
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JPH1158987A (ja) * 1997-08-22 1999-03-02 Dainippon Printing Co Ltd 感熱可逆記録媒体
JP4327912B2 (ja) * 1997-10-24 2009-09-09 大日本印刷株式会社 感熱可逆記録媒体

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