JP3438066B2 - 可変穿孔による偽造防止形成体 - Google Patents

可変穿孔による偽造防止形成体

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JP3438066B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣、パスポー
ト、有価証券、カード、印紙類等の貴重印刷物に、偽
造、変造を抑制する効果を付与する偽造防止形成体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】紙幣、パスポート、有価証券、カード、
印紙類等の貴重印刷物は、その性質上、偽造、変造され
にくいことが要求される。この防止策として、これらの
貴重印刷物の基材に、文字、模様、人物画像等を複数の
穿孔で構成する穿孔画像を形成することは公知である。
【0003】例えば、スイス200フラン券は、文字又
は数字を穿孔配列によって表現している。又、肖画像の
濃淡画像を2値化し、濃淡を表現する2値化データを基
に肖像の陰影部を単一の大きさの穿孔により表現した例
もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
イスフラン券では、穿孔により単に文字、数字等のパタ
ーンを形成するに止まり、濃淡までは表現するものでは
ない。又、上記肖像画像の例では、単一の穿孔径による
穿孔画像であり、顔写真と同じ画像を穿孔によって表現
しようとした場合、単一の穿孔径では画像の濃淡を穿孔
の疎密で表現するため、表現できる階調が制限されてし
まい、階調の表現性に乏しいという問題点があった。
【0005】本発明は、偽造防止を目的とする穿孔画像
において、複数種類の大きさの異なる穿孔により穿孔画
像を形成することにより、従来の単一種類の大きさの穿
孔により原画を再現した穿孔画像に比べて、階調の表現
性が豊かであり、原画の濃淡の階調の再現性にすぐれ、
原画の濃淡の階調を損なうことなく認識しやすい穿孔画
像を有し、真偽判別に優れた偽造防止形成体を実現する
ことを課題とする。
【0006】本発明は、有価証券、パスポート、身分証
明書等の貴重印刷物において、そのデザインや記述内容
を損なうことなく適用可能であり、例えば、原画と並設
して設けることにより、判別用の装置や器具を利用する
ことなく、容易に真偽判別をする事が可能な偽造防止用
の穿孔画像を実現することを課題とする。
【0007】さらに、本発明は、多数の微細なしかも穿
孔径が異なる複数種類の穿孔を形成するため、単一径に
よる穿孔画像に比べて、偽造、変造が困難であり、特
に、レーザ加工機により穿孔する場合は、穿孔の精度は
極めて高く、レーザ加工機自体が高額であることも加え
て、その偽造、変造はますます困難とする偽造防止形成
体を実現することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明は、レーザ加工
機内のレーザ光路途中に各画素値の領域毎に異なる径を
有するマスクを逐次挿入し、前記レーザ加工機によっ
て、基材に複数の大きさの異なる穿孔を配列し階調画像
を形成する可変穿孔による偽造防止形成体の作製方法に
おいて、白黒濃淡のデジタル画像を画素値の領域に対応
して少なくとも三つ以上の領域に設定する手順と、前記
少なくとも三つ以上の各画素値の領域を穿孔データに変
換する手順と、前記得られた各穿孔データをレーザ加工
機に入力する手順と、前記少なくとも三つ以上の各画素
値の領域に異なる径を有するマスクによって、基材に少
なくとも三つ以上の各領域の穿孔を形成する手順からな
る可変穿孔による偽造防止形成体の作製方法である。
【0009】また、本発明は、レーザ加工機内のレーザ
光路途中に各画素値の領域毎に異なる径を有するマスク
を逐次挿入し、前記レーザ加工機によって、基材に複数
の大きさの異なる穿孔を配列し階調画像を形成する可変
穿孔による偽造防止形成体の作製方法において、白黒濃
淡のデジタル画像を画素値の領域に対応してハイライト
領域、第1の中間領域、第2の中間領域及びシャドー領
域の画素値の範囲に設定する手順と、前記ハイライト領
域の第1の画像値の範囲内の領域は「1」に置き換え、
第1の画素値以外は「0」に置き換えてハイライト領域
の第1の2値画像を作製し、前記第1の中間領域の第2
の画像値の範囲内の領域は「1」に置き換え、第2の画
素値以外は「0」に置き換えて第1の中間領域の第2の
2値画像を作製し、前記第2の中間領域の第3の画像値
の範囲内の領域は「1」に置き換え、第3の画素値以外
は「0」に置き換えて第2の中間領域の第3の2値画像
を作製し、前記シャドー領域の第4の画像値の範囲内の
領域は「0」に置き換えて シャドー領域の第4の2値画
像を作製する手順と、前記作製された第1の2値画像の
置き換えられた「1」を持った画素をXY座標の穿孔デ
ータに変換し、前記作製された第2の2値画像の置き換
えられた「1」を持った画素をXY座標の穿孔データに
変換し、前記作製された第3の2値画像の置き換えられ
た「1」を持った画素をXY座標の穿孔データに変換す
る手順と、前記第1の2値画像のXY座標の穿孔デー
タ、前記第2の2値画像のXY座標の穿孔データ、前記
第3の2値画像のXY座標の穿孔データをレーザ加工機
に入力する手順と、前記第1の2値画像の穿孔データで
第1のマスクを用いて、基材に第1の2値画像の穿孔を
形成し、前記第2の2値画像の穿孔データで前記第1の
2値画像よりも小さい径を有する第2のマスクを用い
て、基材に第2の2値画像の穿孔を形成し、前記第3の
2値画像の穿孔データで第3のマスクを用いて、前記第
1の2値画像及び前記第2の2値画像よりも小さい径を
有する第3のマスクを用いて、基材に第3の2値画像の
穿孔を形成する手順からなる可変穿孔による偽造防止形
成体の作製方法である。
【0010】また、本発明は、前記白黒濃淡のデジタル
画像が256階調であり、前記ハイライト領域の画素値
が170〜255、前記第1の中間領域の画素値が12
1〜169、前記第2の中間領域の画素値が61〜12
0及び前記シャドー領域の画素値が0〜60であること
を特徴とする請求項2記載の可変穿孔による偽造防止形
成体の作製方法である。
【0011】また、本発明は、白黒濃淡のデジタル画像
に基づいて、基材に複数の大きさの異なる穿孔を配列し
階調画像を形成する可変穿孔による偽造防止形成体にお
いて、前記白黒濃淡のデジタル画像を画素値の領域に対
応してハイライト領域、第1の中間領域、第2の中間領
域を有し、白黒濃淡のデジタル画像時の第1の画素値の
範囲の170〜255のハイライト領域の穿孔は第1の
中間領域及び第2の中間領域よりも大きい径の穿孔を有
し、白黒濃淡のデジタル画像時の第2の画素値の範囲の
121〜169の第1の中間領域の穿孔はハイライト領
域よりも小さく、且つ、第2の中間領域よりも大きい径
の穿孔を有し、白黒濃淡のデジタル画像 時の第3の画素
値の範囲の61〜120の第2の中間領域の穿孔はハイ
ライト領域及び第2の中間領域よりも小さい径の穿孔を
有することを特徴とする偽造防止形成体である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る偽造防止形成体の実
施の形態を実施例に基づいて図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る偽造防止形成体及びその作製方法
を示した図である。図1において、1は、本発明に係る
偽造防止形成体1を示し、これは、顔写真の原画Aに基
づいて3種類の面積の異なる穿孔径を有する穿孔を基材
2に形成するとともに穿孔なしの部分を加えて合計4階
調から成る穿孔画像として作製されたものである。以
下、偽造防止形成体1及びその作製方法を、その工程と
ともに説明する。
【0013】顔写真の原画Aは、本実施例では256階
調のデジタルカラー画像である。この原画Aを、周知の
画像処理技術(例.Adobe社製画像処理ソフトウェ
ア「Photoshop」)を利用し、グレースケール
画像(白黒の濃淡画像)に変換する。Bは、このグレー
スケール画像であるが、眼の部分のみの要部拡大図であ
る。
【0014】このグレースケール画像Bは、256階調
の濃淡画像であるが、これを階調数を減らして4階調の
画像Cに変換する。そのために、画素値の範囲に対応し
て、第1階調から第4階調に分割する設定を決める。本
実施例の設定は、次の〜の通りである。ハイライト領
域:画素値170〜255で第1階調とする。中間調領
域(1):画素値121〜169で第2階調とする。中
間調領域(2):画素値61〜120で第3階調とす
る。シャドー領域:画素値0〜60で第4階調とする。
【0015】次に第1から第3階調の各階調の画像につ
いて2値画像を作成する。例えば、第1階調について、
画素値170以上はすべて「1」に置き換え、他の画素
は「0」に置き換え2値画像Dを作成する。同様に第2
階調について、画像値が121〜169は「1」に他は
「0」に置き換え2値画像Eを作成する。同様に第3階
調について、画素値61〜120は「1」に、他は
「0」に夫々置き換え2値画像Fを作成する。第4階
調、つまりシャドーは穿孔をしない領域(反射光ではも
っとも明るく、透過光では最も暗く見える領域)とす
る。
【0016】各2値画像D、E、Fについて、「1」を
持った画素を穿孔すべきドットとみなし、その座標(例
えば、画像の左下端をXY座標の点(0、0)として、
対象となる画素の位置がX方向に何画素、Y方向に何画
素分の位置にあるかをその座標とする)を穿孔データに
変換する。
【0017】変換には、あらかじめ設定した穿孔の間隔
(例えば、0.3mm)をもとに穿孔データを作成す
る。穿孔データはレーザ加工機で使用されるため、X方
向に何mm、Y方向に何mmといったデータ形式とする。
【0018】図2は、穿孔データの一例を示すものであ
り、マスクM1、M2、M3について、X、Y方向の穿
孔間隔をともに0.3mmとした場合の穿孔すべき座標
の位置データが表示されている。例えば、上記第1階調
の2値化画像において、「1」を持った画素の座標が
X:1000、Y:1000であれば、穿孔データ中で
は、X:300mm、Y:300mm(図2中、X30
0000、Y300000)となる。そして、このよう
な穿孔データをレーザ加工機に入力し穿孔を行う。
【0019】ところで、本発明の最大の特徴は、上記4
階調を、穿孔の面積を異ならせて表現する点である。穿
孔の面積を異ならせることで、濃淡が異なって見える。
即ち、穿孔の面積が大きいほど、反射光では反射光量が
少ないから濃く(暗く)見え、透過光では透過光量が多
いから淡く(明るく)見える。逆に、穿孔の面積が小さ
いほど反射光では反射光量が多いから淡く(明るく)見
え、透過光では透過光量が少ないから濃く(暗く)見え
る。
【0020】このように穿孔の面積を異ならせて階調を
表現するために、4階調の各階調毎に穿孔の面積を設定
する。この場合、濃淡画像が、反射光でネガ画像に、透
過光でポジ画像となるために、ハイライト領域ほど大き
な面積(円の場合は大きな穿孔径)となるように設定す
る。
【0021】穿孔の面積を変えるには、レーザ加工機内
のレーザ光路途中に、例えば次のようなマスクM1〜3
を挿入して用いる。ハイライト領域のマスクM1 :
穿孔径:0.2mm中間調領域(1)のマスクM2 :
穿孔径:0.15mm中間調領域(2)のマスクM3
:穿孔径:0.12mmシャドー領域:穿孔なし
【0022】本実施例では、基材2は紙とし、炭酸ガス
レーザによって穿孔を行った。穿孔の形状は円として、
4階調毎に穿孔の面積を変えるために、レーザのマスク
の孔径を変える。そして、穿孔の間隔は、0.3mmと
し、格子状に200個を配列した。
【0023】このようにして基材2を穿孔すると、本発
明の偽造防止形成体である穿孔画像Gが形成される。こ
の穿孔画像Gは、顔写真の原画Aの濃淡に対応して、上
記〜の領域毎に穿孔径を変えている。即ち、穿孔径を穿
孔画像Gの領域では0.2mm、領域では0.15m
m、領域では0.12mmとして夫々穿孔し、領域では
穿孔しない。
【0024】このように、原画の濃淡に対応して穿孔の
面積の大きさを変えていることにより、これを反射光に
より観察した場合、領域は、穿孔の面積が大きいから穿
孔部分での表面反射が少ないので濃く(暗く)見え、か
らになるに従って穿孔の面積が小さくなり、穿孔部分で
の表面反射が徐々に大きくなり、淡く(明るく)見え
る。これにより、穿孔画像Gは、図1の原画の濃淡の階
調を損なうことなく認識しやすい画像を確認することが
できる。
【0025】又、穿孔画像を背面側から光を照射しその
透過光で観察すると、上記反射光で観察した画像とは逆
に濃淡が反転する。即ち、穿孔画像Gのの領域は透過光
量が多く淡く(明るく)見え、からになるに従って穿孔
の面積が小さくなり、穿孔部分での透過光量が徐々に小
さくなるから濃く(暗く)見える。
【0026】以上のような構成の本発明に係る偽造防止
形成体は、有価証券、パスポート、身分証明書、IDカ
ード等の貴重印刷物に、そのデザインを損なうことなく
適用でき、しかも偽造、変造防止効果はきわめて大き
い。例えば、パスポートなどの個人認証用の顔写真の隣
にこれと同じ穿孔による画像を付与した場合、反射光に
よる写真の画像と透過光による穿孔の画像を比較するこ
とで真偽判別の基準の一つとすることができる。
【0027】なお、図3において、2値化画像Hは、グ
レースケール画面Bから階調数を本発明のように4では
なく、単に白と黒の2値の階調とした2値化画像を示し
ている。この2値化画像Hの白と黒の領域に対応して単
一の穴径(孔径)でレーザ穿孔して穿孔画像Iが形成さ
れる。
【0028】このような2値画像を基に単一の穴径で穿
孔した穿孔画像Iは、本発明に係る偽造防止形成体1の
穿孔画像Gのように濃淡が表現されない。本発明では、
少なくとも2以上の面積の異なる穿孔を形成することに
より、その面積の相違で濃淡を表現することができる。
【0029】以上、本発明に係る可変穿孔による偽造防
止形成体について実施例に基づいて説明したが、本発明
は以上の実施例に特定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載されている範囲内でいろいろな実施の形態な
いし実施例があることは言うまでもない。
【0030】例えば、複数の濃度範囲(領域)は、上記
実施例のように四つでなくてもよい。又、穿孔は、面積
の大小が重要なのであり、その形状は円でなくても楕円
や多角形等、特に制約はない。さらに、穿孔径、穿孔間
隔、穿孔数等については、原画の内容、濃淡度合い、あ
るいは基材の強度や観察時の画像の見易さ等に関係して
おり、これらの条件を考慮して適宜設定されるべきもの
である。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明に係る偽造防止形成
体は、濃度範囲に応じて面積の異なる微細穿孔を何種類
か設定し、穿孔の面積を変化させることで階調を持った
穿孔画像としたので、単一の穿孔により原画を再現した
穿孔画像に比べて、階調の表現性が豊かであり、原画の
濃淡の階調の再現性にすぐれ、原画の濃淡の階調を損な
うことなく認識しやすい画像を確認することができる。
【0032】例えば、パスポートや身分証明書等におい
て原画の顔写真と並べてこの偽造防止形成体を形成した
場合には、特に判別用の装置や器具を利用することな
く、容易に真偽判別をする事が可能である。又、微細な
穿孔が付与されて成る構成であるから、有価証券等の貴
重印刷物の本来のデザインを損なうことなくスマートに
適用可能である。
【0033】本発明に係る偽造防止形成体は、微細なし
かも複数の面積が異なる穿孔をもって形成したので、単
一面積(円穿孔の場合は単位径)による穿孔画像に比べ
て、偽造、変造がきわめて困難であり、特に、レーザ加
工機により穿孔する場合は、穿孔の精度は極めて高く、
レーザ加工機自体が高額であることも加えて、その偽
造、変造をますます困難とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る偽造防止形成体の実施例を説明す
る図である。
【図2】本発明に係る偽造防止形成体を穿孔するための
穿孔データの一例を示す図である。
【図3】従来の偽造防止形成体を説明する図である。
【符号の説明】
1 偽造防止形成体 2 基材 A 顔写真の原画 B グレースケール画像(要部拡大) C 4階調画面 D、E、F 各階調の画層 G 本発明の穿孔画像 H 2値化画像 I 2値化データに基づく穿孔画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−42159(JP,A) 特開 平8−39924(JP,A) 特開 平7−25130(JP,A) 特表2001−503687(JP,A) 特表2001−501036(JP,A) 欧州特許出願公開936975(EP,A 1) 国際公開98/019869(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 3/14 B41M 3/10 G06K 19/10 G07D 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ加工機内のレーザ光路途中に各
    画素値の領域毎に異なる径を有するマスクを逐次挿入
    し、前記レーザ加工機によって、基材に複数の大きさの
    異なる穿孔を配列し階調画像を形成する可変穿孔による
    偽造防止形成体の作製方法において、 白黒濃淡のデジ
    タル画像を画素値の領域に対応して少なくとも三つ以上
    の領域に設定する手順と、前記少なくとも三つ以上の各
    画素値の領域を穿孔データに変換する手順と、 前記得
    られた各穿孔データをレーザ加工機に入力する手順と、
    前記少なくとも三つ以上の各画素値の領域に異なる径を
    有するマスクによって、基材に少なくとも三つ以上の各
    領域の穿孔を形成する手順からなる可変穿孔による偽造
    防止形成体の作製方法。
  2. 【請求項2】 レーザ加工機内のレーザ光路途中に各
    画素値の領域毎に異なる径を有するマスクを逐次挿入
    し、前記レーザ加工機によって、基材に複数の大きさの
    異なる穿孔を配列し階調画像を形成する可変穿孔による
    偽造防止形成体の作製方法において、 白黒濃淡のデジ
    タル画像を画素値の領域に対応してハイライト領域、第
    1の中間領域、第2の中間領域及びシャドー領域の画素
    値の範囲に設定する手順と、前記ハイライト領域の第1
    の画像値の範囲内の領域は「1」に置き換え、第1の画
    素値以外は「0」に置き換えてハイライト領域の第1の
    2値画像を作製し、前記第1の中間領域の第2の画像値
    の範囲内の領域は「1」に置き換え、第2の画素値以外
    は「0」に置き換えて第1の中間領域の第2の2値画像
    を作製し、前記第2の中間領域の第3の画像値の範囲内
    の領域は「1」に置き換え、第3の画素値以外は「0」
    に置き換えて第2の中間領域の第3の2値画像を作製
    し、前記シャドー領域の第4の画像値の範囲内の領域は
    「0」に置き換えてシャドー領域の第4の2値画像を作
    製する手順と、前記作製された第1の2値画像の置き換
    えられた「1」を持った画素をXY座標の穿孔データに
    変換し、前記作製された第2の2値画像の置き換えられ
    た「1」を持った画素をXY座標の穿孔データに変換
    し、前記作製された第3の2値画像の置き換えられた
    「1」を持った画素をXY座標の穿孔データに変換する
    手順と、前記第1の2値画像の XY座標の穿孔データ、
    前記第2の2値画像のXY座標の穿孔データ、前記第3
    の2値画像のXY座標の穿孔データをレーザ加工機に入
    力する手順と、前記第1の2値画像の穿孔データで第1
    のマスクを用いて、基材に第1の2値画像の穿孔を形成
    し、前記第2の2値画像の穿孔データで前記第1の2値
    画像よりも小さい径を有する第2のマスクを用いて、基
    材に第2の2値画像の穿孔を形成し、前記第3の2値画
    像の穿孔データで第3のマスクを用いて、前記第1の2
    値画像及び前記第2の2値画像よりも小さい径を有する
    第3のマスクを用いて、基材に第3の2値画像の穿孔を
    形成する手順からなる可変穿孔による偽造防止形成体の
    作製方法。
  3. 【請求項3】 前記白黒濃淡のデジタル画像が256
    階調であり、前記ハイライト領域の画素値が170〜2
    55、前記第1の中間領域の画素値が121〜169、
    前記第2の中間領域の画素値が61〜120及び前記シ
    ャドー領域の画素値が0〜60であることを特徴とする
    請求項2記載の可変穿孔による偽造防止形成体の作製方
    法。
  4. 【請求項4】 白黒濃淡のデジタル画像に基づいて、
    基材に複数の大きさの異なる穿孔を配列し階調画像を形
    成する可変穿孔による偽造防止形成体において、 前記
    白黒濃淡のデジタル画像を画素値の領域に対応してハイ
    ライト領域、第1の中間領域、第2の中間領域を有し、
    白黒濃淡のデジタル画像時の第1の画素値の範囲の17
    0〜255のハイライト領域の穿孔は第1の中間領域及
    び第2の中間領域よりも大きい径の穿孔を有し、白黒濃
    淡のデジタル画像時の第2の画素値の範囲の121〜1
    69の第1の中間領域の穿孔はハイライト領域よりも小
    さく、且つ、第2の中間領域よりも大きい径の穿孔を有
    し、白黒濃淡のデジタル画像時の第3の画素値の範囲の
    61〜120の第2の中間領域の穿孔はハイライト領域
    及び第2の中間領域よりも小さい径の穿孔を有すること
    を特徴とする偽造防止形成体。
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