JPH051419Y2 - - Google Patents

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JPH051419Y2
JPH051419Y2 JP1987142912U JP14291287U JPH051419Y2 JP H051419 Y2 JPH051419 Y2 JP H051419Y2 JP 1987142912 U JP1987142912 U JP 1987142912U JP 14291287 U JP14291287 U JP 14291287U JP H051419 Y2 JPH051419 Y2 JP H051419Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、有価証券その他の重要書類の複写
機による偽造を防止するためのコピー偽造防止帳
票に関する。
《従来技術とその問題点》 最近では、カラー複写機等の普及あるいはコピ
ー精度の向上等により、金券や証書あるいはその
他再生されては不都合な帳票等においても、簡単
にこれを正確に精度よく複写できるようになつて
きた。
従来このような複写による偽造を防止する手段
としては、第7図に示すものがある。
この例では、有価証券等のコピー偽造防止帳票
1の表面に、粗い網点2よりなる「コピー」なる
潜像警告文3を印刷するとともに、上記潜像警告
文3の周囲には、上記網点2より細かい網点4を
印刷することにより地紋5を設け、これにより、
肉眼では上記潜像警告文3は地紋5に隠蔽され、
両者が一様に見えるように構成したものである。
これは、2種の網点のうち、細かい網点4は複
写機の細り現象によりほとんど再現困難であると
ともに、反対に粗い網点2は複写機の太り現象に
より、より鮮明に複写されるという複写機の性能
上の特性を利用したもので、上記帳票1を複写機
にかけた場合、地紋5を構成する細かい網点4
と、潜像警告文3を構成する粗い網点2のコント
ラストが増幅され、これにより第8図に示す如く
「コピー」なる潜像警告文3を地紋5上に浮き出
させ、有価証券等の帳票の偽造防止を図らんとす
るものである。
しかしながら、上記の如く、潜像警告文3がい
くら地紋5と一様に見えるように構成されている
といつても、潜像警告文3は均一なる粗い網点2
より構成されているものであり、周囲の地紋5も
同じく均一なる細かい網点4より構成されている
ので、上記潜像警告文3は完全には地紋5中に隠
蔽されず、原本の帳票でもこれを注意深く観察す
ると、潜像警告文3の存在が視認され得るという
問題点があつた。
そこで、上記2種の網点2,4の大きさを差の
ないものにすることにより、潜像警告文3の存在
を看過されにくいものにする構成も考えられる
が、これでは複写機にかけた場合、2種の網点
2,4のコントラストの差を大きくできないた
め、充分には潜像警告文3が浮き出ず、偽造防止
効果が減殺されるという問題点があつた。
また、上記の例では説明を簡略化して、潜像警
告文3を単純な「コピー」なる文字よりなる例を
示したが、地紋5中に複雑な形状で上記潜像警告
文3が設けられる場合も多く、このような場合、
粗い網点2と細かい網点4との配置バランスが難
しく、製版過程および印刷過程での上記2種の精
度の高い網点再現性が困難であるとともに、結果
として、帳票の製作コストも割高になるという問
題点があつた。
《考案の目的》 この考案は上記問題点に鑑み、容易に偽造防止
手段が視認されることなく、しかも簡易低コスト
に製作できるコピー偽造防止帳票を提供すること
を目的とする。
《問題点を解決するための手段》 この考案は、上記目的を達成するために、帳票
上に印刷形成された網点よりなる文字図形によつ
て有価証券等のコピー偽造を防止するコピー偽造
防止帳票において、上記帳票上に印刷形成される
文字図形が粗い網点部分と細かい網点部分の合成
よりなるとともに上記粗い網点部分でコピー偽造
防止の警告文字を構成することを特徴とする。
《実施例》 次に本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図は本考案に係るコピー偽造防止帳票10
の表面図であり、本実施例では帳票10は白色の
上質紙よりなるとともに、表面には、4つの8の
字状の文字11,12,13,14が並列して設
けられている。しかして、各文字11,12,1
3,14はそれぞれ7つの長方形状の各セグメン
ト15の組合せよりなるとともに、各セグメント
15は粗い網点2または細かい網点4よりなつて
いる。
これを今第1図で左端に位置する8の字状の文
字11について見てみると、この8の字11を構
成する7つのセグメントのうち上下の各セグメン
ト15a,15dおよび左側部セグメント15
b,15cは粗い網点2より構成されているとと
もに、右側部セグメント15e,15fおよび中
央部のセグメント15gは細かい網点4より構成
されている。つまり、上記8の字状の文字11を
構成する各セグメントのうち、粗い網点2で構成
されているセグメント15a,15b,15c,
15dに注目すると、これら各セグメントで
「C」なる文字を形成していることになる。
同様に他の8の字状の文字12,13,14に
ついて見てみると、文字12では中央部のセグメ
ント15hのみが細かい網点4で構成され、文字
13では右側下端部および下部セグメント15
i,15jが細かい網点4で構成されるととも
に、文字14では上部セグメントおよび左側下端
部セグメント15k,15lが細かい網点4より
構成され、他のセグメントはみな粗い網点2より
構成されている。したがつて上記8の字状の文字
12,13,14は、これらの各文字を構成する
セグメント15のうち粗い網点2よりなるセグメ
ントに注目すると、これら各セグメントで、それ
ぞれ「O」,「P」,「Y」なる文字を形成している
ことになる。
しかして、上記4つの8の字状の文字11,1
2,13,14を構成する各セグメント15のう
ち、粗い網点2よりなるセグメントに注目する
と、これら各セグメントにより「COPY」なる隠
し文字(警告文字)20を形成していることになる
のである。
このように、本願帳票10では、8の字を構成
する各セグメントのうち、一部セグメントを細か
い網点4で構成するとともに、残余のセグメント
を粗い網点2で構成することにより隠し文字20を
設けるよう構成しているのである。
なお、上記帳票10が有価証券等である場合に
は、その表面側および裏面側には、図示しない所
定の表示文字等が別途記載されていることは勿論
である。
本考案に係るコピー偽造防止帳票10は上記の
如く構成されているが、次に実際に複写機に上記
帳票10をかけた場合について説明する。
まず、本願帳票10は、4つの8の字状の文字
11,12,13,14が並列されて構成されて
いるが、「COPY」なる隠し文字20は4つの8の
字中にその一部分を利用して一体的に形成されて
いるので、何人も容易には隠し文字20の存在を視
認し得ない。
ところで、上記の如く構成された本願帳票10
を複写機にかけた場合、細かい網点4は複写機の
機能上の特性のため再現困難であるため、8の字
を構成する各セグメント15のうち、細かい網点
4より構成されるセグメントは上記複写機の細り
現象によりほとんど再現されず、粗い網点2で構
成されたセグメントよりなる隠し文字20のみが複
写機の太り現象により浮き出て、第2図に示す如
く「COPY」なる文字画像(警告文字)20Aをも
つて鮮明に浮き出てくるのである。
このように、本願帳票では、帳票上に印刷され
る文字のその文字の一部を利用して隠し文字を設
けるというように、帳票を構成する文字と一体的
に隠し文字を設けることによりコピー偽造防止帳
票を構成したので、容易には隠し文字を視認され
得ず、従来のように、原本からただちに潜像警告
文の存在を視認されるおそれはない。
また、従来の如く、背景となる地紋中に異なる
大きさの網点で潜像警告文を設ける構成ではな
く、特定文字中に異なる大きさの網点で一体的に
隠し文字を形成するので、従来より網点の差を大
きくしても隠し文字の存在を第三者に容易に視認
され得ず、同時に、上記の如く2種の網点の差を
大きくできるので、従来より一層鮮明に隠し文字
が浮き出るとともに、製版・印刷等の網点再現性
も容易となる。
なお、本実施例では長方形状のセグメントによ
り8の字を形成し、この8の字中に隠し文字20を
形成した例を示したが、第3図に示す如く、
「8089」という数字30より「COPY」なる隠し文
字(警告文字)30Aを得たり(第4図参照)、第
5図に示す如く、「SNOOPY」なる文字40より、
「COPY」なる隠し文字(警告文字)40Aを得る
(第6図参照)こともできる。
《考案の効果》 以上説明したように、この考案では、帳票上に
粗い網点と細かい網点よりなる文字図形を印刷形
成し、このうち粗い網点部分で、コピー偽造防止
のための警告文字を形成するようにした。
このため、以下の如き効果を有する。
() 肉眼で、帳票上に印刷された文字図形を
見た場合、粗い網点と細かい網点の組み合わせ
で1つの文字図形が形成されているので、看者
としては文字図形全体としての印象が強く、図
形文字を構成する粗い網点と細かい網点とを峻
別しようとする認識は薄い。従つて、従来のよ
うに、原本からただちに警告文字の存在を視認
されるおそれはない。
() また、従来のような背景となる地紋中に
異なる大きさの網点で警告文字を設ける構成で
はなく、特定文字中に異なる大きさの網点で一
体的に隠し文字としての警告文字を形成するの
で、従来より網点の差を大きくしても警告文字
の存在は第三者には分りにくく、2種の網点の
差を大きくできる。従つて、複写機にかけた場
合、従来より一層鮮明に隠し文字が浮き出ると
ともに、製版・印刷等の網点再現性も容易とな
り、簡易低コストに確実性の高いコピー偽造防
止帳票を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコピー偽造防止帳票の表
面図、第2図は同帳票を複写機にかけた場合の複
写図、第3図は本考案の第2の実施例を示す表面
図、第4図は同複写図、第5図は本考案の第3の
実施例を示す表面図、第6図は同複写図、第7図
は従来例におけるコピー偽造防止帳票の表面図、
第8図は同複写図である。 2……粗い網点、3……潜像警告文、4……細
かい網点、5……地紋、10……コピー偽造防止
帳票、11,12,13,14……8の字状文
字、15……セグメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帳票上に印刷形成された網点よりなる文字図形
    によつて有価証券等のコピー偽造を防止するコピ
    ー偽造防止帳票において、上記帳票上に印刷形成
    される文字図形が粗い網点部分と細かい網点部分
    の合成よりなるとともに上記粗い網点部分でコピ
    ー偽造防止の警告文字を構成することを特徴とす
    るコピー偽造防止帳票。
JP1987142912U 1987-09-18 1987-09-18 Expired - Lifetime JPH051419Y2 (ja)

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JP1987142912U JPH051419Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18

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JPS6446277U JPS6446277U (ja) 1989-03-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4844822B2 (ja) * 2006-04-24 2011-12-28 大日本印刷株式会社 真贋識別構造
JP6293253B1 (ja) * 2016-12-22 2018-03-14 中央印刷株式会社 印刷物,印刷方法,及び印刷物の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5545400A (en) * 1978-09-25 1980-03-31 Baylor College Medicine Staining composition and method of bacteria
JPS59222398A (ja) * 1983-05-31 1984-12-14 株式会社細川活版所 偽造防止に適する印刷物

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