JP3391881B2 - 六角穴付き止螺子自動供給装置 - Google Patents

六角穴付き止螺子自動供給装置

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JP3391881B2
JP3391881B2 JP03636794A JP3636794A JP3391881B2 JP 3391881 B2 JP3391881 B2 JP 3391881B2 JP 03636794 A JP03636794 A JP 03636794A JP 3636794 A JP3636794 A JP 3636794A JP 3391881 B2 JP3391881 B2 JP 3391881B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、六角穴付き止螺子を適
正方向にして次工程に供給したり、或いは貯蔵すること
ができる六角穴付き止螺子自動供給装置で、特に作業員
の手元に最適な状態で六角孔付き止螺子を供給すること
ができるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に作業員に対して最適の作業状態に
て六角穴付き止螺子を供給するための六角穴付き止螺子
自動供給装置では、まず多量の六角穴付き止螺子を貯蔵
したホッパーから、一つずつの六角穴付き止螺子を適正
状態となるようにして抽出し、これを次の工程に送り出
し、さらに作業員の手元に配給している。その六角穴付
き止螺子をホッパーより適正状態に抽出した後に、作業
員の手元まで送りだすのに、効率的に行わなければなら
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、無造作に多量
の六角穴付き止螺子が貯蔵されたホッパーから、適正状
態となるように一つずつの六角穴付き止螺子を抽出して
も、作業員の手元に迅速に送りだすための装置がさらに
必要となる。さらに、作業員の手元に送りだされた六角
孔付き止螺子は、作業員が抽出することが容易且つ効率
的に行われるものでなくてはならない。このような要望
を満たすべく装置は構造が複雑であり、それに伴って高
価なものとなりがちであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、前記
課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、
穴付きの止螺子を貯蔵して送出するためのホッパーと、
該ホッパーにより供給された止螺子を受容して該止螺子
の穴の向きを一定にして開放する受渡手段と、該受渡手
段により解放された前記止螺子を受容して移送する移送
手段とを備え、該移送手段は、前記受渡手段にて穴が上
向きにされた前記止螺子を載置且つ移送自在な平坦面を
有し、且つ該平坦面の高さを前記止螺子の長さに対応し
て調節する前記止螺子の高さ調節可能な移送通路と、該
移送通路の移送方向に沿って移送する移送用ベルトと、
該移送用ベルトとの間で挟持した前記移送通路上の前記
止螺子を移送するために移送方向に沿って移動可能な補
助ベルトとが設けられてなる六角穴付き止螺子自動供給
装置としたことにより、構造を極めて簡単にでき、全て
の作業を行いやすくするために、ホッパー内の六角穴付
き止螺子を最後の一つまで、次工程に効率良く供給で
き、しかも装置全体の構造を複雑とすることなく上記課
題を解決したものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1,図9等に示すように、主な構成は移送装
置C,ホッパーA及び回転受渡装置Bであり、その移送
装置Cは前記ホッパーAに貯蔵された六角穴付き止螺子
S,S,…を回転受渡装置Bを介して、一列状に取り出
すものである。その移送装置Cは、図1,図4に示すよ
うに、主に移送路C1 ,ベルト機構C2 及び補助ベルト
機構C3 から構成されている。その移送路C1 は主に移
送通路33から構成され、該移送通路33上を六角穴付
き止螺子S,S,…が適正な状態、即ち、図9,図1
2,図13等に示すように、六角穴付き止螺子S,S,
…の六角穴Sh,Sh,…が全て上方を向いて入る。こ
の移送路C1 に入ってくる六角穴付き止螺子S,S,…
は、さらにベルト機構C2 及び補助ベルト機構C3 のベ
ルト回転により所定方向に移送されるものである。
【0006】先ず、移送路C1 は、具体的には六角穴付
き止螺子Sが載置且つ滑りながら移送自在となるように
平坦状平面を有する移送通路33が設けられたものであ
り、該移送通路33の路幅方向両側が図1乃至図5に示
すように、開放状態に形成されている。その移送通路3
3の路幅方向の一方側に前記ベルト機構C2 が配置さ
れ、他方側に補助ベルト機構C3 が配置されている(図
1乃至図4参照)。六角穴付き止螺子Sは移送通路33
上において、図4乃至図6等に示すように、ベルト機構
2 と補助ベルト機構C3 のそれぞれのベルトとの間に
挟まれて適宜の圧力で押圧されており、所定の移送方向
に移送されるものである。
【0007】そのベルト機構C2 は、移送用ベルト16
の一部が前記移送通路33の移送方向に沿って配置され
たものであり、前記移送通路33の路面方向の両端箇所
に始端ガイドプーリ17と終端ガイドプーリ18とが設
けられ、さらに、上記プーリの他に駆動用プーリ19及
びテンション用プーリ20が設けられている(図1乃至
図4等参照)。
【0008】上記ベルト機構C2 は、前記移送通路33
に対して常時適正位置に固設されたり、或いはそのベル
ト機構C2 を必要に応じて移送通路33から離れるよう
にして、着脱自在の構造とする実施例も存在し、特にベ
ルト機構C2 を移送通路33から着脱自在とした実施例
について述べると、前記駆動用プーリ19を中心にし
て、始端ガイドプーリ17,終端ガイドプーリ18及び
テンション用プーリ20等が移動して移送通路33から
離れ、これに応じて移送用ベルト16が移送通路33か
ら外れるものである。
【0009】具体的には、始端ガイドプーリ17,終端
ガイドプーリ18及びテンション用プーリ20がフリー
基板21上に適正に配置されており、該フリー基板21
が揺動基板22により本体ベース23に連結され、フリ
ー基板21は揺動基板22の揺動作用により本体ベース
23より離れることができる。さらに、上記テンション
用プーリ20を備えたフリー基板21がコイルスプリン
グ等の弾性体により揺動基板22から弾性的に突出し、
テンション用プーリ20が移送用ベルト16に常時押圧
してに適当な緊張を与える。さらに、ベルト機構C2
着脱構造の別の実施例としては、図20に示すように、
ベルト機構C2 自体が本体ベース23より完全に分離自
在とすることもある。
【0010】さらに、ベルト機構C2 の着脱構造の別の
実施例としては、図20に示すように、ベルト機構C2
自体が本体ベース23より完全に分離を自在としたもの
もある。そのベルト機構C2 を移送装置Cから適宜に離
間可能とすることで、移送通路33の点検及び移送通路
33上にて倒れる等して動かなくなってしまった六角穴
付き止螺子S,S,…群を取り出すことが容易となる。
さらに、移送用ベルト16の交換も極めて簡単にでき
る。
【0011】次に、補助ベルト機構C3 については、図
2乃至図4に示すように、前記移送路C1 を挟んでベル
ト機構C2 とその補助ベルト機構C3 とが併設される構
成となっている。該補助ベルト機構C3 は、補助ベルト
27が補助始端プーリ28,補助駆動用プーリ29及び
補助終端プーリ30により構成されている。さらに補助
テンション用プーリ31が設けられ、該補助テンション
用プーリ31に伴って固定テンション用プーリ32が設
けられ、これらによって補助ベルト27に適正な緊張が
与えられている。
【0012】その補助ベルト27は、前記移送用ベルト
16とともに移送路C1 の移送通路33に沿って配置さ
れるものである。さらに具体的には、補助ベルト機構C
3 の補助始端プーリ28と補助終端プーリ30との間に
おいて、補助ベルト27が前記移送通路33に沿って配
置されるものである。そして、六角孔付き止螺子S,
S,…は、図4乃至図6等に示すように、ベルト機構C
2 及び補助ベルト機構C3 の移送用ベルト16と補助ベ
ルト27により挟まれて、所定方向に移送されるもので
ある。このときに、六角孔付き止螺子Sは直径方向両側
に移送用ベルト16と補助ベルト27に対して面接触状
態で挟まれ、さらにその接触状態は図6(b)において
面接触範囲tとして示されている。そして、六角穴付き
止螺子Sはその直径方向両側から移送用ベルト16及び
補助ベルト27によって適正な押圧力Q,Qを受けるも
のである(図7参照)。
【0013】そのベルト機構C2 と補助ベルト機構C3
において、移送通路33に沿う移送用ベルト16と補助
ベルト27とは、六角孔付き止螺子S,S,…群の受取
箇所で、対向間隔が次第に狭くなるように構成される実
施例が存在している。即ち、回転受渡装置Bから移送装
置Cへの六角穴付き止螺子Sの受取箇所より少し手前側
では移送用ベルト16と補助ベルト27との間隔は六角
穴付き止螺子Sの直径よりも大きくなっており、その間
隔を大間隔w1 と称する。またその六角孔付き止螺子S
の移送方向に沿って、移送用ベルト16と補助ベルト2
7とは次第に対向間隔が狭くなって六角孔付き止螺子S
に適正な押圧力を与えるも間隔となり、この間隔を小間
隔w2 と称する(図4参照)。
【0014】上記移送用ベルト16と補助ベルト27と
の大間隔w1 箇所及び小間隔w2 箇所は、大間隔w1
所が駆動用プーリ19と補助駆動用プーリ29の設置箇
所に対応し、また小間隔w2 箇所が始端ガイドプーリ1
7と補助始端プーリ28の設置箇所に対応している(図
4参照)。その小間隔w2 箇所、即ち始端ガイドプーリ
17と補助始端プーリ28箇所から終端ガイドプーリ1
8及び補助終端プーリ30箇所まで移送用ベルト16と
補助ベルト27とが小間隔w2 なる隔たりをおいて平行
(略平行でもよい)となるように構成されている。
【0015】さらに、図20に示すように、移送用ベル
ト16,駆動用プーリ19及び終端ガイドプーリ18等
から構成されるベルト機構C2 の実施例も存在する。こ
の実施例では駆動用プーリ19が始端ガイドプーリ17
の役目もこなすこととなるものである。同様にして補助
ベルト機構C3 側も補助駆動用プーリ29と補助終端プ
ーリ30とから構成され、補助駆動用プーリ29は補助
始端プーリ28の役目をなすものである。
【0016】その移送手段の移送通路33は、上下方向
の寸法を変化できる構造とする実施例が存在し、具体的
には、図18に示すように、移送路固定板14と移送路
可動板15とからなり、その移送路固定板14に対して
移送路可動板15が上下方向に位置を調節し、所望の位
置で固定することができる。上記構造の具体的実施例を
示すと、図19(a)に示すように、移送路固定板14
と移送路可動板15との間に高さ調整体Fが設けられて
おり、該高さ調整体Fは傾斜状のガイド長孔F1 を有す
る可動ガイド板F3 と前記ガイド長孔F1 に貫通するガ
イドピンF2 とから構成されたものである。
【0017】上記ガイドピンF2 は、図19(b)に示
すように、移送路可動板15側に形成され、可動ガイド
板F3 は移送路固定板14に左右方向に移動自在に設け
られている。そして、上記移送路固定板14の可動ガイ
ド板F3 を移送路可動板15に対して左右方向に僅かに
ずらして移動させることにより、その可動ガイド板F3
が前記ガイドピンF2 を上下方向に移動させ、そのガイ
ドピンF2 とともに移送路可動板15が上下方向に移動
し、高さ調整を行うことができ、その移送路固定板14
と移送路可動板15とにより構成される移送通路33を
六角穴付き止螺子Sの螺子寸法Tに合わせることがで
き、例えば比較的高い寸法Thに合わせたり、或いは低
い寸法Tsに合わせることができる。
【0018】次に、回転受渡装置Bは、主に回転体8,
複数の摺動ピン9,9,…及びカム8d等から構成され
たものであって、まず回転体8は複数の受渡用穴8a,
8a,…が形成され、該受渡用穴8aには六角穴付き止
螺子Sが収容可能となっており、具体的には、その回転
体8は、図1に示すように、扁平状円板体に形成され、
さらにその扁平状円板体の外周側面に複数の受渡用穴8
a,8a,…が所定間隔(等間隔でも良い)をおいて形
成されている。
【0019】その受渡用穴8a,8a,…の個数と同じ
摺動ピン9,9,…が設けられ、それぞれの摺動ピン9
が受渡用穴8a内を摺動可能に設けられており、摺動ピ
ン9が摺動する構成となっている。それぞれの摺動ピン
9は、図11に示すように、回転体8の中心箇所に設け
られたカム8dにより、回転体8の回転にともなって受
渡用穴8a内を往復するものであり、また摺動ピン9の
ピン軸方向の先端部は六角穴付き止螺子Sの六角穴Sh
に遊挿可能となっている。
【0020】ここで、その六角穴付き止螺子Sが受渡用
穴8a内に適正に入る状態とは、六角穴付き止螺子Sの
六角穴Shが受渡用穴8aの底部を向いて入ってくるこ
とをいうものであり、摺動ピン9の先端部が六角穴付き
止螺子Sの六角穴Shに遊挿可能となることをいうもの
であり、また六角穴付き止螺子Sが受渡用穴8a内に不
適正に入る状態とは、六角穴Shが受渡用穴8aの開口
部を向いて入ってくるものであり、摺動ピン9の先端部
が六角穴付き止螺子Sの六角穴Shに遊挿不能な状態を
いう。
【0021】その回転体8に対して、吸引用磁石10a
と保持用磁石10bとがそれぞれ固定状態に設けられて
おり、具体的には回転体8の六角穴付き止螺子Sを受け
入れる箇所に吸引用磁石10aが、また回転体8の中心
を通過する水平線上より下方箇所に保持用磁石10bが
設けられている(図1,図9参照)。
【0022】その吸引用磁石10aは、回転体8の側部
箇所の外周縁付近に位置しており、六角穴付き止螺子S
が受渡用穴8aに向かって移動し、多量の六角穴付き止
螺子S,S,…が高い確率で受渡用穴8a,8a,…に
入り込むことができるようになっている。
【0023】また、保持用磁石10bでは、回転体8の
受渡用穴8aに適正に入り込んだ六角穴付き止螺子Sを
途中で受渡用穴8aから落下することを防止するもので
あって、回転体8が回転して所定の受渡用穴8aが中心
を通過する水平線上より下方に達したときに六角穴付き
止螺子Sが不用意に落下しないようになっている。
【0024】次に、取出装置Dは取出用スライド体24
は前記移送通路33の路面方向に対して直交方向に摺動
往復可能に構成されており、その取出用スライド体24
に一つの六角穴付き止螺子Sを収容できる取出用収容部
24aが形成されている。さらに、その取出用スライド
体24の摺動往復動作を支持する固定支持部25がその
取出用スライド体24を介して前記移送通路33の終端
部に対向して設けられている。その取出用スライド体2
4はソレノイド或いはモータ等の摺動駆動源26にて摺
動動作を行うことができる。
【0025】その取出用スライド体24は、帯板状に形
成されたものであって、取出用収容部は、切欠き状に形
成されたものである。そして、前記移送装置Cの移送通
路33終端箇所に、その路面方向に直交(略直交も含
む)状に配置された取出用スライド体24が移送通路3
3終端部より送りだされる六角穴付き止螺子S,S,…
をせき止めるとともに、取出用スライド体24が摺動し
て、取出用収容部が六角穴付き止螺子S,S,…箇所に
達すると、該六角穴付き止螺子Sを一つずつ取出用収容
部に収容し、取出用スライド体24が再度摺動すること
で、六角穴付き止螺子Sを作業員の手元に供給すること
ができる。
【0026】また、前記移送装置Cにおいて移送通路3
3の終端と回転受渡装置Bの六角穴付き止螺子S,S,
…の受渡し箇所との略中間箇所より取出装置Dまでの間
を六角穴付き止螺子S,S,…のストック範囲として構
成し、それぞれに通過確認センサーP1 及びP2 を設け
ることがある(図9,図12,図13参照)。
【0027】これによって、前記ストック範囲内に六角
穴付き止螺子S,S,…が十分にあれば、回転受渡装置
B及びベルト機構C2 の可動を停止するようにしてお
き、そのストック範囲内に六角穴付き止螺子S,S,…
の数が減少したときに回転受渡装置Bとともにベルト機
構C2 及び補助ベルト機構C3 を始動するように構成さ
れる。
【0028】先ず、ホッパーAに多量の六角穴付き止螺
子S,S,…が入れられ、回転受渡装置Bの回転体8の
受渡用穴8a,8a,…に六角穴付き止螺子S,S,…
が入ってゆき、ここで適正な状態で受渡用穴8aに入っ
た六角穴付き止螺子Sはそのまま次の工程に進み(図1
1(a)参照)、不適正な状態で受渡用穴8aに入った
六角穴付き止螺子Sは回転体8の最上部付近で回転体8
より放出されてホッパーAに戻される(図11(b)参
照)。
【0029】その回転体8の受渡用穴8aに適正に入っ
た六角穴付き止螺子Sは、移送装置Cに送りだされ、摺
動ピン9がカム8dにより受渡用穴8a内の六角穴付き
止螺子Sを移送通路33上に送り出す(図12,図13
参照)。移送装置Cに達した六角穴付き止螺子S,S,
…はベルト機構C2 の移送用ベルト16の回転により、
移送通路33に沿って進行し、移送通路33の終端部に
達すると、取出装置Dの取出用スライド体24の取出用
収容部に六角穴付き止螺子Sが一つずつ入って、取出用
スライド体24の摺動往復により、六角穴付き止螺子S
が作業員の手元に届くようになっている。
【0030】さらに、移送装置Cにおいて移送通路33
のストック範囲には常時一定の数量の六角穴付き止螺子
S,S,…が貯蔵されるように通過確認センサーP1
びP2 により監視され、またストック範囲内に十分の六
角穴付き止螺子S,S,…が存在するときには通過確認
センサーP1 及びP2 からの信号により回転受渡装置B
及び移送装置Cのベルト機構C2 等の停止が行われる。
【0031】請求項1の発明においては、穴付きの止螺
子を貯蔵して送出するためのホッパーと、該ホッパーに
より供給された止螺子を受容して該止螺子の穴の向きを
一定にして開放する受渡手段と、該受渡手段により解放
された前記止螺子を受容して移送する移送手段とを備
え、該移送手段は、前記受渡手段にて穴が上向きにされ
た前記止螺子を載置且つ移送自在な平坦面を有し、且つ
該平坦面の高さを前記止螺子の長さに対応して調節する
前記止螺子の高さ調節可能な移送通路と、該移送通路の
移送方向に沿って移送する移送用ベルトと、該移送用ベ
ルトとの間で挟持した前記移送通路上の前記止螺子を移
送するために移送方向に沿って移動可能な補助ベルトと
が設けられてなる六角穴付き止螺子自動供給装置とした
ことにより、穴付きの止螺子の穴が上向き状態で六角孔
付き止螺子Sの受取りから所定位置までの移送において
極めて安定した状態に行うことができるし、第2に移送
時に六角孔付き止螺子Sの螺子面に傷が付くことを防止
することができる。
【0032】上記効果を詳述すると、移送手段は、移送
通路33と、該移送通路33の移送方向に沿って移送す
る移送用ベルト16と、該移送用ベルト16との間で挟
持した前記移送通路上の前記止螺子を移送するために移
送方向に沿って移動可能な補助ベルト27にて構成され
ていることから、六角孔付き止螺子Sは、移送通路33
上においてその直径方向両側から移送用ベルト16及び
補助ベルト27により支えられつつ移送されるので、断
面状態に見て極めて安定した状態で移送されるものであ
る。即ち、移送用ベルト16と補助ベルト27とは常時
同一速度で回転するものであり、これら移送用ベルト1
6及び補助ベルト27によって六角孔付き止螺子Sは直
径方向両側を支持されるため、その直径方向両側が同一
速度で移動でき、それゆえ六角孔付き止螺子Sは移送通
路33上を倒れたり、それによって六角孔付き止螺子
S,S,…の列が崩れることを未然に防止することがで
き、従って作業の時間的無駄を排除することができる利
点もある。さらに、移送通路33は、前記受渡手段にて
穴が上向きにされた前記止螺子を載置且つ移送自在な平
坦面を有し、且つ該平坦面の高さを前記止螺子の長さに
対応して調節する前記止螺子の高さ調節可能に構成され
ているために、止螺子の高さにも対応できる。
【0033】次に、請求項2の発明においては、前記移
送用ベルト16と補助ベルト27との対向間隔は前記受
渡手段からの穴付きの止螺子の受取個所から前記移送通
路33の移送方向に沿って順次狭くなり、前記穴付きの
止螺子を挟持する部分で略平行になるように配置されて
いる請求項1記載の六角穴付き止螺子自動供給装置とし
たことにより、六角孔付き止螺子Sが移送用ベルト16
と補助ベルト27により移送されるときに六角孔付き止
螺子Sの直径方向両側面且つ上下方向に前記移送用ベル
ト16及び補助ベルト27が面接触することになり、そ
の押圧力は移送通路33上において常時一定である。つ
まり、移送用ベルト16と補助ベルト27からの適正且
つ一定なる押圧力Q,Qが作用することとなり、六角孔
付き止螺子Sが強固に支持されて移送通路33上で倒れ
ることなく、移送通路33上の始端から終端まで列を崩
すことなく、安定した状態で移送させることができる。
【0034】特に、受渡手段からの穴付きの止螺子の受
取個所から前記移送通路33の移送方向に沿って順次狭
くなり、前記穴付きの止螺子を挟持する部分で略平行に
なるように配置されていることから、六角孔付き止螺子
Sに移送用ベルト16と補助ベルト27とが次第に近接
し、且つ接触し、そのときに適正な押圧力Q,Qを与え
ることとなり、六角孔付き止螺子Sに大きな衝撃が加わ
ることなく、緩やか且つ迅速に行われ、六角孔付き止螺
子Sを移送通路33上に適正状態に送り出してゆくこと
ができ、六角孔付き止螺子S,S,…群の列の型崩れを
未然に防止することができる利点がある。
【0035】請求項3の発明においては、前記移送用ベ
ルト16と前記補助ベルト27に、挟持した前記止螺子
移送するためのベルトテンションを付与するための手段
をさらに備えた請求項1記載の六角穴付き止螺子自動供
給装置としたことにより、移送用ベルト16及び補助ベ
ルト27には常時適正な緊張が与えることができ、移送
用ベルト16及び補助ベルト27のテンションが六角孔
付き止螺子Sを断面方向両側に適正な押圧力を与えるこ
とができ、安定した状態で移送できる利点がある。
【0036】請求項4の発明においては、前記移送用ベ
ルト16は、前記補助ベルト27に対して離間方向に移
動自在に設けらている請求項1記載の六角穴付き止螺子
自動供給装置としたことにより、前記移送用ベルト16
は六角穴付き止螺子自動供給装置から離間方向に移動自
在にしたことによって、保守,管理をなお一層簡単且つ
効率的に行うことができる。
【0037】また、請求項5の発明においては、前記移
送用ベルト16を保持する移送用ベルト機構は、前記補
助ベルト27を保持する補助ベルト機構に対し離間自在
に設けられていることを特徴とする請求項1記載の六角
穴付き止螺子自動供給装置としたことにより、そのベル
ト機構C2 は、六角穴付き止螺子自動供給装置の本体部
分に補助ベルト機構に対し離間自在となっており、保
守,管理をなお一層簡単且つ効率的に行うことができる
効果がある。
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】移送装置を含む六角穴付き止螺子自動供給装置
の斜視図
【図2】移送装置部分の平面図
【図3】移送装置部分の斜視図
【図4】移送装置にて六角孔付き止螺子群を移送する状
態の平面図
【図5】移送装置の六角孔付き止螺子の受取部分の斜視
【図6】(a)は移送装置の要部拡大平面図 (b)は移送装置の要部拡大側面図
【図7】移送通路上の六角孔付き止螺子の正面図
【図8】移送装置の移送通路からベルト機構を離間した
状態の略示図
【図9】移送装置を含む六角穴付き止螺子自動供給装置
の縦断側面図
【図10】ホッパーから回転体に六角孔付き止螺子が供
給される状態を示す略示図
【図11】(a)は適正状態の六角穴付き止螺子の略示
図 (b)は不適正状態の六角穴付き止螺子の略示図
【図12】回転受渡装置が貯蔵槽から六角穴付き止螺子
を受け取る状態の略示図
【図13】回転受渡装置から移送装置に六角穴付き止螺
子を送りだす状態の略示図
【図14】回転受渡装置から移送装置に六角穴付き止螺
子を送りだす状態の斜視図
【図15】(a),(b)及び(c)は回転受渡装置よ
り移送装置に六角穴付き止螺子を送りだす状態を示す作
用図
【図16】移送装置の六角穴付き止螺子の移送状態を示
す要部拡大図
【図17】(a),(b)は移送装置と取出装置の略示
【図18】移送装置の斜視図
【図19】(a)は移送装置の要部断面図 (b)は移送装置の作用状態を示す略示図
【図20】ベルト機構が本体から分離するタイプを示す
実施例の平面図
【符号の説明】
2 …ベルト機構 16…移送用ベルト C3 …補助ベルト機構 20…テンション用プーリ 27…補助ベルト 31…補助テンション用プーリ 33…移送通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/00 - 47/32 B65G 15/10 - 15/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穴付きの止螺子を貯蔵して送出するため
    のホッパーと、該ホッパーにより供給された止螺子を受
    容して該止螺子の穴の向きを一定にして開放する受渡手
    段と、該受渡手段により解放された前記止螺子を受容し
    て移送する移送手段とを備え、該移送手段は、前記受渡
    手段にて穴が上向きにされた前記止螺子を載置且つ移送
    自在な平坦面を有し、且つ該平坦面の高さを前記止螺子
    の長さに対応して調節する前記止螺子の高さ調節可能な
    移送通路と、該移送通路の移送方向に沿って移送する移
    送用ベルトと、該移送用ベルトとの間で挟持した前記移
    送通路上の前記止螺子を移送するために移送方向に沿っ
    て移動可能な補助ベルトとが設けられてなることを特徴
    とする六角穴付き止螺子自動供給装置。
  2. 【請求項2】 前記移送用ベルトと補助ベルトとの対向
    間隔は前記受渡手段からの穴付きの止螺子の受取個所か
    ら前記移送通路の移送方向に沿って順次狭くなり、前記
    穴付きの止螺子を挟持する部分で略平行になるように配
    置されていることを特徴とする請求項1記載の六角穴付
    き止螺子自動供給装置。
  3. 【請求項3】 前記移送用ベルトと前記補助ベルトに、
    挟持した前記止螺子移送するためのベルトテンションを
    付与するための手段をさらに備えたことを特徴とする請
    求項1記載の六角穴付き止螺子自動供給装置。
  4. 【請求項4】 前記移送用ベルトは、前記補助ベルトに
    対して離間方向に移動自在に設けらていることを特徴と
    する請求項1記載の六角穴付き止螺子自動供給装置。
  5. 【請求項5】 前記移送用ベルトを保持する移送用ベル
    ト機構は、前記補助ベルトを保持する補助ベルト機構に
    対し離間自在に設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の六角穴付き止螺子自動供給装置。
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