JP2012193029A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドコンベアにおいて、ベルトを内方から押し出すテンションローラに過大な負荷を加えずに安定してベルトのテンションの調整を行なう。
【解決手段】搬送ベルト3の内側にあるテンションローラ11は、回動軸13の上下両端を支持部材12に保持されている。支持部材はフレーム5に対して移動可能である。フレームに設けた調整軸14にはねじ部を介して第1変向部材が取り付けられ、支持部材に固定された第12変向部材は第1変向部材と斜面で接している。調整軸を回動して第1変向部材を上昇させれば第2変向部材が押し上げられ、支持部材とテンションローラが外方に移動し、ベルトを外に押し出して張力を増大させる。逆に回せば張力が減少する。
【選択図】図7

Description

本発明は、一対のベルト式の搬送手段によって被搬送物を挟んで搬送する搬送装置であって、各ベルトの内側に設けたテンションローラでベルトを押圧してベルトのテンション調整を行う搬送装置に係り、特にテンションローラによるベルトの押圧機構に構造的な無理がなく、テンションローラに対して過大な負荷をかけることなくテンション調整を行うことができる搬送装置に関するものである。
回動軸が垂直な少なくとも2本の搬送ローラに回動可能にベルトを掛け回したベルト式の搬送手段を一対備え、これら一対の搬送手段をベルトが互いに平行となるように所定間隔をおいて配置した搬送装置が知られている。この搬送装置では、一対の搬送手段の各ベルトを互いに反対方向に移動させ、ベルト間に挟み込んだ被搬送物を搬送する。このような搬送装置はベルト式の搬送手段が側方に配置されていることからサイドコンベアとも称され、通常のベルトコンベアとベルトコンベアの間で被搬送物を乗り継ぎさせる等の目的で使用されることがある。
上述のような搬送装置には一般にベルトのテンションを調整するテンション調整機構が設けられており、そのテンション調整機構としては大きく分けて2つの基本構造が知られている。第1は、ベルトが掛け回されている搬送ローラの一方を他方に対して平行を保持しながら移動してベルトの張力を調整する方法であり、第2は、ベルトの内側に2本の搬送ローラと平行な第3のテンションローラを設け、このテンションローラをベルトと交差する方向に移動してベルトを内側から押し出す量を調整し、ベルトの張力を調整するものである。
上述のような搬送装置におけるベルトの第1のテンション調整機構に近い構造としては、下記特許文献1及び2に記載の発明が知られており、同第2のテンション調整機構に近い構造としては、下記特許文献3に記載の発明が知られている。
下記特許文献1には、作業者の技量に関わりなくチェーンに好ましいテンションをかけられるチェーンコンベヤの発明が開示されている。この発明では、軸が垂直な従動スプロケット12と軸が垂直な駆動スプロケット11にチェーン13を掛けた一対の搬送手段を間隔をおいて配置し、ホルダ14に保持された容器Cを挟んで搬送する。従動スプロケット12を支持アーム21の先端部に取付け、駆動スプロケット11に対して従動スプロケット12が接近・離隔できるように支持アーム21を配置し、駆動スプロケット11に対して従動スプロケット12を離隔させる方向に支持アーム21を付勢手段23で付勢する。支持アーム21の揺動を揺動範囲内の任意の位置でロック解除自在にロック手段56でロックすることにより、チェーンに好ましいテンションをかけることができる。
下記特許文献2には、テンション調整を容易に行えるコンベア装置の発明が開示されている。なおこのコンベア装置は、搬送ローラの軸及びベルト面が水平な通常のコンベアであって、前述したようなサイドコンベアではない。この発明では、コンベア31には平行にノブ付ボルト2が設けられ、このノブ付ボルト2は回転自在で移動棒3に螺合している。移動棒3は従動ローラ36の固定軸36aに接しており、ノブ付ボルト2の回転でこの固定軸36aを平行移動させてコンベアテンションを可変することができる。
下記特許文献3には、種々の断面形状の瓶等の容器を挟んで搬送しながら機械的に方向転換できる容器方向転換装置の発明が開示されている。この発明では、容器2を立位で載置して搬送するコンベア1を挟む両側の上方位置に、容器2の首部2aを挟持してコンベア1と同一方向へ回動する一対の無端ベルト20,20が所定間隔をおいて設けられている。これら無端ベルトのプーリ21,22は垂直方向に平行である。各無端ベルトの内側には、プーリ21,22と平行なテンションローラ23の回動軸の一端部が支持板に取り付けられて移動自在とされており、テンションローラ23が移動して無端ベルトを内側から押すことによって無端ベルトのテンションを調整することができる。
特開平05−338758号公報 実開平05−10325号公報 特開平07−315557号公報
まず、前記特許文献1乃至2に記載の張力調整機構を、前述したサイドコンベアのテンション調整機構として応用した場合には、次のような問題がある。すなわち、このようなテンション調整機構を備えたサイドコンベアによれば、一対の搬送ローラに掛け回した無端ベルトの張力を、一方の搬送ローラを移動させて調整するため、一方の搬送ローラの位置が変わってしまうという不都合である。サイドコンベアは、所定間隔をおいて配置した一対のベルト式の搬送手段の間に被搬送物を挟んで搬送する構造であるため、一対のベルト式の搬送手段は、始点及び終点の位置、すなわち両端にある各搬送ローラの位置が互いに搬送方向について同一となるように配置されている。ところが、上述したようなテンション調整機構において一方の搬送手段の搬送ローラの位置が変わり、他方の搬送手段と始点又は終点の位置がずれてしまうと、被搬送物を掴む位置(キャッチポイント)又は離す位置(リリースポイント)が所期の位置からずれてしまうという問題が生じる。その結果、被搬送物はずれたキャッチポイントにおいて不規則な姿勢で掴まれ、又はずれたリリースポイントにおいて不規則な姿勢で離されることによって倒れやすくなる。このようなキャッチポイント等のずれによる悪影響は、特に飲料等の角筒状の紙パック製品のような被搬送物よりも、ペットボトルのような回転しやすい丸筒状の被搬送物について大きく作用しやすい。
また、このようなテンション調整機構を備えたサイドコンベアによれば、一対の搬送ローラに掛け回した無端ベルトの張力を、一方の搬送ローラの回動軸の一端部に力を加えることにより該搬送ローラを移動させて調整しているため、該搬送コンベアの回動軸は傾斜する力を受け、ベルトの剛性によって該搬送ローラに過大な負荷が加わるという不都合もあった。
次に、前記特許文献3に記載の張力調整機構を、前述したサイドコンベアのテンション調整機構として応用した場合には、次のような問題がある。すなわち、このようなテンション調整機構を備えたサイドコンベアによれば、一対の搬送ローラに掛け回した無端ベルトを、ベルトの内側に配置したテンションローラで押して張力の調整を行なうが、その際、テンションローラはその回転軸の一端において支持されているのみであるため、テンションローラの回動軸は傾斜する力を受け、ベルトの剛性によってテンションローラに過大な負荷が加わるという不都合である。特に、被搬送物の高さが大きく、これに合わせて一対の搬送手段のベルト幅(高さ)及び搬送ローラの軸長が大きいタイプのサイドコンベアでは、テンションローラも大きくなるため、テンションローラの回動軸の一端側だけを押す構造ではテンションローラはベルトの剛性により一層過大な負荷を受けてさらに倒れ易くなってしまう。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、一対のベルト式の搬送手段によって被搬送物を挟んで搬送する搬送装置であって、ベルトの内部に配置したテンションローラでベルトを押し出してベルトのテンションを調整する搬送装置において、簡単な構造により、テンションローラに過大な負荷を加えることなく安定してベルトのテンションの調整を行なえるようにすることを目的としている。
請求項1に記載された搬送装置1は、
少なくとも2つの搬送ローラ8に回動可能にベルト3を掛け回した少なくとも一対の搬送手段2によって被搬送物を挟んで搬送する搬送装置1において、
前記搬送手段2の前記ベルト3の内側で前記搬送ローラ8と平行に配置されたテンションローラ11と、
前記搬送手段2の前記ベルト3の内側に配置されて前記テンションローラ11の回動軸13の上端と下端を支持するとともに、前記ベルト3の移動方向に対して交差する方向に移動可能とされた支持部材12と、
前記支持部材12を移動させることにより前記テンションローラ11によって前記ベルト3を内側から押して前記ベルト3のテンションを調整する移動手段14、15、16と、
を有することを特徴としている。
請求項2に記載された搬送装置1は、請求項1記載の搬送装置1において、
前記移動手段14、15、16は、
前記テンションローラ11の回動軸13と平行に前記搬送手段2に設けられた回動可能な調整軸14と、前記調整軸14に取り付けられ前記調整軸14の回動に伴って前記調整軸14に沿って移動する第1変向部材15と、前記第1変向部材15に接触するように前記支持部材12に取り付けられ、移動する前記第1変向部材15に押圧されて前記支持部材12を移動させる第2変向部材16と、
を有することを特徴としている。
請求項3に記載された搬送装置1は、請求項1記載の搬送装置1において、
前記移動手段が、
前記テンションローラ11の回動軸13と平行に前記搬送手段2に設けられた回動可能な調整軸14と、前記調整軸14と前記支持部材12の間に設けられ前記調整軸14の回動によって前記支持部材12を移動させる歯車機構30、31、32、33と、
を有することを特徴としている。
請求項1に記載された搬送装置1によれば、移動手段14,15,16によって、ベルト3の移動方向と交差する方向に支持部材12を移動させれば、支持部材12に支持されたテンションローラ11がベルト3を内側から押す量が変化してベルト3のテンションが調整される。この際、テンションローラ11は回動軸13の上下両端が支持部材12に支持されているため傾斜することがなく、ベルト3の剛性が大きく変形しにくい場合であっても、テンションローラ11に過大な負担が加わることはない。
請求項2に記載された搬送装置1によれば、調整軸14を回動させることによって、第1の変向部材15を調整軸14に沿って移動させれば、第1の変向部材15に接触している第2の変向部材16及びこれが取り付けられている支持部材12がベルト3の移動方向と交差する方向に移動し、テンションローラ11がベルト3を内側から押す量が変化してテンションが調整される。
請求項3に記載された搬送装置によれば、調整軸14を回動させることによって歯車機構30、31、32、33が作動し、支持部材12がベルト3の移動方向と交差する方向に移動し、テンションローラ11がベルト3を内側から押す量が変化してテンションが調整される。
第1実施形態の正面図である。 第1実施形態の平面図である。 第1実施形態の左側面図である。 第1実施形態の一部を表す斜視図である。 図1におけるA矢視図である。 図1におけるA矢視図においてベルト等一部の構成を省略して示した図である。 図5のB−B切断線において一部の構成を省略して示した部分拡大断面図である。 第2実施形態の要部を示す断面図である。
図1〜図7に本実施形態に係る搬送装置1を示す。
図1〜図3は、この搬送装置1のそれぞれ正面図、平面図及び左側面図であり、図4は、搬送装置1を構成する搬送手段2の一方を示す斜視図であり、図5はこの搬送手段2において搬送ベルト3の面と直交する視線(図1における矢印A)で搬送手段2を見た図、図6は図5において搬送ベルト3と可動フレーム5の一部を除去して示した図である。
図1〜図3に示すように、搬送装置1は左右一対のベルト式の搬送手段2を備えている。これら一対の搬送手段2,2は、被搬送物の搬送方向C(図2中に示す)に平行な仮想的な中心線に関して対称な同一構造であり、被搬送物を挟むために所定間隔をあけて配置されている。
図1〜図3に示すように、搬送手段2は、その基体部分として、図示しない基台等の不動部分に取り付けられた固定フレーム4と、固定フレーム4に対して移動可能に取り付けられた可動フレーム5を有している。可動フレーム5は、固定フレーム4に取り付けられたハンドル6の回転によって搬送方向Cと直交する方向に往復移動でき、一対の搬送手段2,2の間隔を調整できるようになっている。
図2、図4及び図5に示すように、この可動フレーム5には、搬送方向が同一である長短2個のベルトコンベア7が並べて取り付けられている。これら各ベルトコンベア7は、垂直方向に平行な回動軸を有する一対の搬送ローラ8,8と、これに掛け回された無端の搬送ベルト3を有している。また図1及び図4に示すように、各ベルトコンベア7の一方の搬送ベルト3の回動軸の上端と、固定フレーム4の上に搭載された駆動モータ9の駆動軸とは、駆動ベルト10で連動連結されており、両ベルトコンベア7,7は同一方向に駆動されるようになっている。そして、図2中に矢印で示すように、一対の搬送手段2,2は互いに搬送ローラ8の回転が反対となる方向R1,R2に搬送ベルト3が駆動されるようになっているため、一対の搬送手段2,2の間に被乾燥物を挟めば所定の一搬送方向Cに搬送することができる。
図4及び図6に示すように、搬送手段2の各ベルトコンベア7において、無端ベルトである搬送ベルト3の内側にはテンションローラ11が搬送ローラ8と平行に配置されている。テンションローラ11は搬送ローラ8よりも小径であり、後述する機構により搬送ベルト3と交差する方向に移動し、被搬送物と接触しない搬送ベルト3の外側を内側から外方に向けて押し、そのテンションを調整することができる。
図7に示すように、可動フレーム5の内側には、断面コ字形の支持部材12が、開放側を搬送ベルト3の外側に向けて配置され、搬送手段2の搬送方向(同図中紙面に垂直な方向)と直交する左右方向に沿って往復移動できるように取り付けられている。前記テンションローラ11は、この支持部材12の上下の各フランジ部12a,12aに回動軸13の上端と下端を回動可能に支持され、搬送ベルト3の外側の部分の内面に当接しており、支持部材12とともに可動フレーム5に対して移動することにより、搬送ベルト3を外側に押し出せるようになっている。かかる可動フレーム5の移動は後述する移動手段によって行なう。
図7に示すように、可動フレーム5には、テンションローラ11の移動手段として、テンションローラ11の回動軸13と平行に調整軸14が設けられている。この調整軸14は、可動フレーム5の上面から突出したつまみ状の操作部14aと、可動フレーム5に回動可能に取り付けられた軸部14bと、軸部14bの一部に設けられたねじ部14cとを有している。この調整軸14のねじ部14cには、テンションローラ11の移動手段として、所定角度の上向きの斜面15aを有する第1変向部材15がめねじ部14cをもって螺合している。また、前記支持部材12の中間板部12bには、テンションローラ11の反対面に、テンションローラ11の移動手段として第2変向部材16が取り付けられている。この第2変向部材16は、第1変向部材15と同一の角度である下向きの斜面16aを有しており、この斜面16aは第1変向部材15の上向きの斜面15aと摺動可能に接している。従って、調整軸14の操作部14aを所定の方向に回動操作して第1変向部材15を上昇させれば、第1変向部材15の斜面15aが第2変向部材16の斜面16aを押し上げ、第2変向部材16及び支持部材12と、これに設けられたテンションローラ11を外側(図7において左方向)に移動させて搬送ベルト3のテンションを強める調整を行える。本実施形態では、第1及び第2変向部材15,16が接触して摺動する各斜面15a,15bの角度を調整することにより、要求されるテンションの調整範囲と調整精度に応じて、調整軸14の操作回転量に対する変向部材15,16の変向移動量の比を任意に設定することができる。
以上の構成によれば、被搬送物を搬送する場合には、一対の搬送手段2,2の各ハンドル6,6を操作して各搬送手段2,2の位置を調整した後、各搬送手段2の各駆動モータ9を所定の向きに回動し、各搬送手段2の各搬送ベルト3を互いに反対方向R1,R2に回動させる。一対の搬送手段2,2の導入側において、ベルトコンベア7,7の各搬送ベルト3,3の間で被搬送物を捉え、これを挟持して搬送し、排出側において被搬送物を搬送ベルト3,3の間から下流側に排出する。このような搬送態様で被搬送物を搬送する本搬送装置1によれば、搬送ローラの軸及び搬送ベルトの面が水平である通常のベルトコンベアを所定間隔をおいて直列に配置した搬送装置において、2つのベルトコンベアの間で被搬送物を乗り継ぎさせるために好適に使用することができる。
また、搬送装置1において、各搬送手段2の搬送ベルト3のテンションを増大する調整を行なう場合には、図7に示すように、可動フレーム5の上面側から調整軸14の操作部14aを所定の方向に回動操作し、ねじ部14cを回動させて第1変向部材15を垂直上方に移動させる。これによって、第1変向部材15の斜面15aが第2変向部材16の斜面16aを押し上げ、第2変向部材16及びこれが取り付けられた支持部材12に左右方向外向き(図7において左方向)の力を与え、テンションローラ11を外側に移動させて搬送ベルト3を押し出し、テンションを強める調整を行なうことができる。
この時、テンションローラ11は回動軸13の上下両端を支持部材12の上下両フランジ部12a,12aに支えられており、テンションローラ11の移動は支持部材12の移動によって行なわれているので、テンションローラ11が押圧する搬送ベルト3の剛性が高く、テンションローラ11が搬送ベルト3から大きな反力を受けたとしても、その反力がテンションローラ11の回動軸13の片側だけに加わって回動軸13を傾斜させる力が加わることはない。従って、テンションローラ11に過大な負荷を加えることなく安定してベルトのテンションの調整を行なえる。
テンションを弱める調整を行なう場合は、調整軸14の操作部14aを反対の方向に回動操作し、第1変向部材15を垂直下方に移動させれば、支持部材12に固定された第2変向部材16は、その斜面16aを第1変向部材15の斜面15aに摺動させて下降することができるので、搬送ベルト3の張力によってテンションローラ11及び支持部材12が左右方向内向き(図7において右方向)の力を受け、テンションローラ11が内側に移動して搬送ベルト3のテンションが小さくなる。
以上説明した調整軸14の操作部14aによる搬送ベルト3のテンション調整は、搬送装置1乃至搬送手段2の上面側から行なうことができるので、メンテナンス作業がやりやすく、使い勝手に優れている。なぜなら、一対のベルト式の搬送手段2,2で被搬送物を挟んで搬送する所謂サイドコンベアでは、被搬送物を挟むために一対の搬送手段2,2の間に隙間があるが、この隙間は調整作業のためには狭すぎるため、この隙間から工具を入れて調整作業を行うことは困難である。また一対の搬送手段2,2の各外側からそれぞれの搬送手段2の調整作業を行う構造とすると、一方の搬送手段2の調整作業を行った後、他方の搬送手段2の調整作業を行うためには、装置の反対側に回って作業を行う必要がある。これは、搬送装置1の高さは例えば1m程度はあるため、跨いで反対側に移動するのは困難であり、また装置の下方には種々の装置類が設置されているため、潜って反対側に移動するのも困難であるから、大きく回り込んで反対側に移動する必要があるためである。ところが、本実施形態のように、一対の搬送手段2,2の各搬送ベルト3を何れも上方からの操作でテンション調整できれば、一対の搬送手段2,2の間に隙間があっても、上方からの調整作業には大した支障とはならないため、ラインの片側からだけの作業で一対の搬送手段2,2の両方について搬送ベルト3のテンション調整を容易に行なうことができるのである。
以上のように、くさび状の斜面で接する変向部材15、16を用い、上方からの調整軸14の操作によって一方の変向部材15で他方の変向部材16を押して搬送ベルト3のテンションを調整する実施形態の構成を示したが、搬送ベルト3のテンション調整のためにテンションローラ11を移動させるための機構は係る構造に限らず、例えば図8に示すような歯車機構を利用することもできる。この図8に示す機構では、調整軸14に設けられたウォーム30が、所定位置に回動可能に設けられたウォームホイール31に噛み合っており、このウォームホイール31と同軸に設けられたピニオン32が支持部材12に固定されたラック33に係合している。ラック33は、図示しないテンションローラ11を搭載した支持部材12と共に左右方向に直動可能とされている。係る構成によれば、装置の上方から調整軸14を回動すれば、ウォーム30とウォームホイール31とピニオン32の連動によってラック33を左右方向に移動させることができ、これによって支持部材12及びテンションローラ11を移動して搬送ベルト3のテンションを調整することができる。この際、各歯車等の歯数比(減速比)を適切に設定することにより、要求されるテンションの調整範囲と調整精度に応じて、調整軸14の操作回転量に対する変向移動量の比を任意に設定することができる。
1…搬送装置
2…搬送手段
3…搬送ベルト
8…搬送ローラ
11…テンションローラ
12…支持部材
13…回動軸
14…移動手段としての調整軸
15…移動手段としての第1変向部材
16…移動手段としての第2変向部材
30…移動手段としての歯車機構を構成するウォーム
31…移動手段としての歯車機構を構成するウォームホイール
32…移動手段としての歯車機構を構成するピニオン
33…移動手段としての歯車機構を構成するラック

Claims (3)

  1. 少なくとも2つの搬送ローラ(8)に回動可能にベルト(3)を掛け回した少なくとも一対の搬送手段(2)によって被搬送物を挟んで搬送する搬送装置(1)において、
    前記搬送手段の前記ベルトの内側で前記搬送ローラと平行に配置されたテンションローラ(11)と、
    前記搬送手段の前記ベルトの内側に配置されて前記テンションローラの回動軸(13)の上端と下端を支持するとともに、前記ベルトの移動方向に対して交差する方向に移動可能とされた支持部材(12)と、
    前記支持部材を移動させることにより前記テンションローラによって前記ベルトを内側から押して前記ベルトのテンションを調整する移動手段(14、15、16)と、
    を有することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記移動手段(14、15、16)は、
    前記テンションローラ(11)の回動軸(13)と平行に前記搬送手段(2)に設けられた回動可能な調整軸(14)と、前記調整軸に取り付けられ前記調整軸の回動に伴って前記調整軸に沿って移動する第1変向部材(15)と、前記第1変向部材に接触するように前記支持部材(12)に取り付けられ、移動する前記第1変向部材に押圧されて前記支持部材を移動させる第2変向部材(16)と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の搬送装置(1)。
  3. 前記移動手段は、
    前記テンションローラ(11)の回動軸(13)と平行に前記搬送手段(2)に設けられた回動可能な調整軸(14)と、前記調整軸と前記支持部材(12)の間に設けられ前記調整軸の回動によって前記支持部材を移動させる歯車機構(30、31、32、33)と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
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