JP2666416B2 - ビス類の供給装置 - Google Patents
ビス類の供給装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ビス、リベット等のように軸部とこの軸
部よりも大きい径の頭部とを有するビス又はその類似物
（以下単にビス類と総称する）をシュータによって所定
の取出位置に供給するようにしたビス類の供給装置に関
し、特に、シュータ上に一定量のビス類が整列されたこ
とを検出する光センサーに関するものである。
部よりも大きい径の頭部とを有するビス又はその類似物
（以下単にビス類と総称する）をシュータによって所定
の取出位置に供給するようにしたビス類の供給装置に関
し、特に、シュータ上に一定量のビス類が整列されたこ
とを検出する光センサーに関するものである。
本発明は、ビス類を所定の取出位置へ供給するシュー
タ上に一定量のビス類が整列されたことを検出して、上
記シュータ上へのビス類の供給を一時停止させる光セン
サーを具備するビス類の供給装置において、上記光セン
サーの発光素子と受光素子との間の光軸が上記スリット
の上面開口内をその上側および下側の一方から他方へと
通過するように、これらの発光素子および受光素子の一
方および他方を上記所定の検出位置における上面開口の
上側および下側にそれぞれ配置するとともに、上記光セ
ンサーのうちの上記上面開口の下側に配置する発光素子
または受光素子を、平面的に見て上記上面開口の長さ方
向に対して側方に片寄らせて、上記上面開口に対する斜
め下方位置に配置することによって、シュータ上に整列
されたビス類の頭部どうしの重なりによってできる隙間
に影響されることなく、また、上面開口からスリット内
に落下するゴミにより光センサーの性能が阻害されるこ
となく、上記光センサによるビス類の検出をきわめて安
定して行うことができるようにしたものである。
タ上に一定量のビス類が整列されたことを検出して、上
記シュータ上へのビス類の供給を一時停止させる光セン
サーを具備するビス類の供給装置において、上記光セン
サーの発光素子と受光素子との間の光軸が上記スリット
の上面開口内をその上側および下側の一方から他方へと
通過するように、これらの発光素子および受光素子の一
方および他方を上記所定の検出位置における上面開口の
上側および下側にそれぞれ配置するとともに、上記光セ
ンサーのうちの上記上面開口の下側に配置する発光素子
または受光素子を、平面的に見て上記上面開口の長さ方
向に対して側方に片寄らせて、上記上面開口に対する斜
め下方位置に配置することによって、シュータ上に整列
されたビス類の頭部どうしの重なりによってできる隙間
に影響されることなく、また、上面開口からスリット内
に落下するゴミにより光センサーの性能が阻害されるこ
となく、上記光センサによるビス類の検出をきわめて安
定して行うことができるようにしたものである。
本発明の出願人は、先に、特願昭61−50222号におい
て、ビス類をシュータを介して所定の取出位置に供給す
るビス類の供給装置に関する新規かつ独創的な考案を提
案した。
て、ビス類をシュータを介して所定の取出位置に供給す
るビス類の供給装置に関する新規かつ独創的な考案を提
案した。
この先願例は、ビス類の軸部をスリットで案内しなが
ら、ビス類の頭部をそのスリットの上面開口の両側の傾
斜面上ですべらせるようにして、ビス類を自重にて所定
の取出位置へ移送するシュータと、上記シュータ上にビ
ス類を供給するビス類供給機構と、上記シュータ上に一
定量以上のビス類が整列されたことを検出して上記ビス
類供給機構の作動を一時停止させる光センサーとを具備
するビス類供給装置である。
ら、ビス類の頭部をそのスリットの上面開口の両側の傾
斜面上ですべらせるようにして、ビス類を自重にて所定
の取出位置へ移送するシュータと、上記シュータ上にビ
ス類を供給するビス類供給機構と、上記シュータ上に一
定量以上のビス類が整列されたことを検出して上記ビス
類供給機構の作動を一時停止させる光センサーとを具備
するビス類供給装置である。
そして、第６図に示すように、先願例の光センサー１
は、発光素子２と受光素子３との間の光軸４を、シュー
タ５によるビス類６の移送方向に対して直角でかつ、水
平に配置して、ビス類６の頭部6aを側面から水平方向に
検出するようにしていた。なお、図中、７はビス類６の
軸部6bを案内するスリット、８はビス類６の頭部6aをす
べらせるようにスリット７の上面開口7aの両側に設けら
れた傾斜面、９はシュータカバーである。
は、発光素子２と受光素子３との間の光軸４を、シュー
タ５によるビス類６の移送方向に対して直角でかつ、水
平に配置して、ビス類６の頭部6aを側面から水平方向に
検出するようにしていた。なお、図中、７はビス類６の
軸部6bを案内するスリット、８はビス類６の頭部6aをす
べらせるようにスリット７の上面開口7aの両側に設けら
れた傾斜面、９はシュータカバーである。
しかし、第３図及び第４図に示すように、ビス類６は
その軸部6bがスリット７で案内されながら、頭部6aが傾
斜面８上をすべるようにして、自重にてシュータ５上を
移送される際、シュータ５上に整列されたビス類６は、
シュータ５の傾斜面８の傾斜によって、後続ビス類６の
頭部6aの前側が先行ビス類６の頭部6bの後側の上部に重
なる姿勢になる傾向を示す。
その軸部6bがスリット７で案内されながら、頭部6aが傾
斜面８上をすべるようにして、自重にてシュータ５上を
移送される際、シュータ５上に整列されたビス類６は、
シュータ５の傾斜面８の傾斜によって、後続ビス類６の
頭部6aの前側が先行ビス類６の頭部6bの後側の上部に重
なる姿勢になる傾向を示す。
このため、先願例の光センサー１のように、ビス類６
の頭部6aを側面から水平方向に検出するものでは、その
光センサー１の光軸４が第４図に示したビス類６の頭部
6aどうしの重なりによってできる隙間10を水平に横切る
ために、光が漏れ易く、光センサー１によるビス類６の
検出動作が不安定になり易かった。なお、光センサー１
によるビス類６の検出動作が不安定になると、ビス類供
給機構によるシュータ５上へのビス類６の供給及び供給
停止の動作が不安定となり、シュータ５上に整列される
ビス類６の量が過大又は過小になって、シュータ５の取
出位置でのビス類６の取出し操作に支障を来し易いと言
う問題点があった。
の頭部6aを側面から水平方向に検出するものでは、その
光センサー１の光軸４が第４図に示したビス類６の頭部
6aどうしの重なりによってできる隙間10を水平に横切る
ために、光が漏れ易く、光センサー１によるビス類６の
検出動作が不安定になり易かった。なお、光センサー１
によるビス類６の検出動作が不安定になると、ビス類供
給機構によるシュータ５上へのビス類６の供給及び供給
停止の動作が不安定となり、シュータ５上に整列される
ビス類６の量が過大又は過小になって、シュータ５の取
出位置でのビス類６の取出し操作に支障を来し易いと言
う問題点があった。
本発明は、シュータ上に整列されたビス類の頭部どう
しの重なりによってできる隙間（第４図の隙間10）に影
響されることなく、光センサーによるビス類の検出動作
を安定して行えるようにしたビス類の供給装置を提供す
ることを目的としている。
しの重なりによってできる隙間（第４図の隙間10）に影
響されることなく、光センサーによるビス類の検出動作
を安定して行えるようにしたビス類の供給装置を提供す
ることを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のビス類の供給装置
は、上記光センサーの発光素子と受光素子との間の光軸
が上記スリットの上面開口内をその上側および下側の一
方から他方へと通過するように、これらの発光素子およ
び受光素子の一方および他方を上記所定の検出位置にお
ける上面開口の上側および下側にそれぞれ配置するとと
もに、上記光センサーのうちの上記上面開口の下側に配
置する発光素子または受光素子を、平面的に見て上記上
面開口の長さ方向に対して側方に片寄らせて、上記上面
開口に対する斜め下方位置に配置したものである。
は、上記光センサーの発光素子と受光素子との間の光軸
が上記スリットの上面開口内をその上側および下側の一
方から他方へと通過するように、これらの発光素子およ
び受光素子の一方および他方を上記所定の検出位置にお
ける上面開口の上側および下側にそれぞれ配置するとと
もに、上記光センサーのうちの上記上面開口の下側に配
置する発光素子または受光素子を、平面的に見て上記上
面開口の長さ方向に対して側方に片寄らせて、上記上面
開口に対する斜め下方位置に配置したものである。
上記のように構成されたビス類の供給装置は、シュー
タ上に整列されたビス類の頭部が光センサーの光軸を常
に確実に遮断することになり、シュータ上に整列された
ビス類の頭部どうしの重なりによってできる隙間（第４
図の隙間10）を光軸が水平に横切って光が漏れるような
ことが全くない。また、シュータのスリットの上面開口
から上記スリット内に落下するゴミが光センサーの発光
素子または受光素子に付着する恐れがほとんどない。し
たがって、上記隙間や上記ゴミに影響されることなく、
ビス類の検出動作をきわめて安定して行える。
タ上に整列されたビス類の頭部が光センサーの光軸を常
に確実に遮断することになり、シュータ上に整列された
ビス類の頭部どうしの重なりによってできる隙間（第４
図の隙間10）を光軸が水平に横切って光が漏れるような
ことが全くない。また、シュータのスリットの上面開口
から上記スリット内に落下するゴミが光センサーの発光
素子または受光素子に付着する恐れがほとんどない。し
たがって、上記隙間や上記ゴミに影響されることなく、
ビス類の検出動作をきわめて安定して行える。
以下、本発明を適用したビス類の供給装置の一実施例
を図面を参照して説明する。なお、先願例と同一構造部
には同一の符号を付してその説明を省略した。
を図面を参照して説明する。なお、先願例と同一構造部
には同一の符号を付してその説明を省略した。
まず、第５図はビス類６の供給装置全体を示したもの
であって、基台12上に取付けられたケース13にビス類６
を収納したホッパー14が設けられている。そして、シュ
ータ５がホッパー14内とそれより外方下方の取出位置15
との間を下り勾配で接続するように基台12上に斜めに設
置されている。また、ホッパー14内に収納されているビ
ス類６をシュータ５上に順次供給するビス類供給機構16
が基台12上に設置されている。このビス類供給機構16
は、シュータ５の円弧状端面17に沿って上下方向である
矢印ａ、ｂ方向に往復動されるディッパ18と、そのディ
ッパ18を往復駆動するモータ19及び駆動アーム20等によ
って構成されている。また、取出位置15はケース13の外
部に露呈されていて、この取出位置15にはビス類６のス
トッパー21と、ドライバーガイド22とが設けられてい
る。なお、ストッパー21は支点軸23を中心にばね24によ
って矢印ｃ方向に回動付勢されている。また、シュータ
５の上部に沿ってシュータカバー９が平行に取付けられ
ている。そして、光センサー26がシュータ５の傾斜途中
に設けられている。なお、第１図及び第２図に示すよう
に、シュータ５の上面にはスリット７と、そのスリット
７の上面開口7aの両側に設けた傾斜面８とを有してお
り、スリット７の巾T1はビス類６の頭部6aの直径D1より
充分に小さく、かつ軸部6bの直径D2より僅かに大きく構
成されている。
であって、基台12上に取付けられたケース13にビス類６
を収納したホッパー14が設けられている。そして、シュ
ータ５がホッパー14内とそれより外方下方の取出位置15
との間を下り勾配で接続するように基台12上に斜めに設
置されている。また、ホッパー14内に収納されているビ
ス類６をシュータ５上に順次供給するビス類供給機構16
が基台12上に設置されている。このビス類供給機構16
は、シュータ５の円弧状端面17に沿って上下方向である
矢印ａ、ｂ方向に往復動されるディッパ18と、そのディ
ッパ18を往復駆動するモータ19及び駆動アーム20等によ
って構成されている。また、取出位置15はケース13の外
部に露呈されていて、この取出位置15にはビス類６のス
トッパー21と、ドライバーガイド22とが設けられてい
る。なお、ストッパー21は支点軸23を中心にばね24によ
って矢印ｃ方向に回動付勢されている。また、シュータ
５の上部に沿ってシュータカバー９が平行に取付けられ
ている。そして、光センサー26がシュータ５の傾斜途中
に設けられている。なお、第１図及び第２図に示すよう
に、シュータ５の上面にはスリット７と、そのスリット
７の上面開口7aの両側に設けた傾斜面８とを有してお
り、スリット７の巾T1はビス類６の頭部6aの直径D1より
充分に小さく、かつ軸部6bの直径D2より僅かに大きく構
成されている。
このビス類６の供給装置は、ホッパー14内に収納され
ているビス類６をビス類供給機構16の矢印ａ、ｂ方向に
往復動されるディッパ18によって順次シュータ５上に供
給する。供給されたビス類６は、第１図及び第２図に示
すように、軸部6bがシュータ５のスリット７内に挿入さ
れて、このスリット７で案内され、頭部6aが両傾斜面８
上をすべるようにして、シュータカバー９の下を自重に
て取出位置15まで矢印ｅ方向に順次移送され、ストッパ
ー21にて停止される。そして、シュータ５上に一定量以
上のビス類６が整列されると（但し、光センサー26の検
出位置より上方までビス類６が整列されたことを意味す
る。）光センサー26が検出して、ビス類供給機構16のモ
ータ19を一時停止させて、ディッパ18によるシュータ５
上ヘのビス類６の供給動作を一時停止させる。そして、
取出位置15では、作業者等によって操作されるマグネッ
トドライバーがドライバーガイド22で案内されて上方か
ら矢印ｆ方向に下降されてビス類６の頭部6aに係合され
た後、そのマグネットドライバーによってビス類６が矢
印ｇ方向に１本づつ順次取出される。この時、ストッパ
ー21はビス類６が１本づつ矢印ｇ方向に取出される度に
矢印ｃ、ｄ方向に１往復されて、後続するビス類６を取
出位置15に順次停止させる。そして、取出位置15でのビ
ス類６の取付し動作によって、シュータ５上のビス類６
が一定量を切ると（但し、光センサー26の検出位置より
下方にビス類６が下がったことを意味する。）ビス類供
給機構16のモータ19が再び作動されて、ディッパ18によ
るシュータ５上へのビス類６の供給動作が再び開始され
るように動作する。
ているビス類６をビス類供給機構16の矢印ａ、ｂ方向に
往復動されるディッパ18によって順次シュータ５上に供
給する。供給されたビス類６は、第１図及び第２図に示
すように、軸部6bがシュータ５のスリット７内に挿入さ
れて、このスリット７で案内され、頭部6aが両傾斜面８
上をすべるようにして、シュータカバー９の下を自重に
て取出位置15まで矢印ｅ方向に順次移送され、ストッパ
ー21にて停止される。そして、シュータ５上に一定量以
上のビス類６が整列されると（但し、光センサー26の検
出位置より上方までビス類６が整列されたことを意味す
る。）光センサー26が検出して、ビス類供給機構16のモ
ータ19を一時停止させて、ディッパ18によるシュータ５
上ヘのビス類６の供給動作を一時停止させる。そして、
取出位置15では、作業者等によって操作されるマグネッ
トドライバーがドライバーガイド22で案内されて上方か
ら矢印ｆ方向に下降されてビス類６の頭部6aに係合され
た後、そのマグネットドライバーによってビス類６が矢
印ｇ方向に１本づつ順次取出される。この時、ストッパ
ー21はビス類６が１本づつ矢印ｇ方向に取出される度に
矢印ｃ、ｄ方向に１往復されて、後続するビス類６を取
出位置15に順次停止させる。そして、取出位置15でのビ
ス類６の取付し動作によって、シュータ５上のビス類６
が一定量を切ると（但し、光センサー26の検出位置より
下方にビス類６が下がったことを意味する。）ビス類供
給機構16のモータ19が再び作動されて、ディッパ18によ
るシュータ５上へのビス類６の供給動作が再び開始され
るように動作する。
次に、第１図及び第２図によって、光センサー26の詳
細を説明する。
細を説明する。
まず、光センサー26は発光ダイオード等からなる発光
素子27と、フォトトランジスタ等からなる受光素子28と
を有している。そして、発光素子27がシュータ５の傾斜
途中におけるスリット７の上面開口7aの斜め下方位置に
斜め上向きに配置され、受光素子28は発光素子27と対向
されるように、スリット７の上面開口7aの斜め上方位置
に斜め下向きに配置されている。この際、発光素子27は
ホルダ29に取付けられてシュータ５の一側面に設けられ
た切欠き30（又は孔）内に挿入された状態に配置され、
切欠き30の外側は光通路カバー31で覆われている。ま
た、受光素子28はホルダ32に取付けられてシュータカバ
ー９上に配置され、シュータカバー９には光通過用のピ
ンホール33が設けられている。なお、シュータカバー９
は取付位置調整板34によってシュータ５に対する上下方
向に位置調整自在に構成されている。
素子27と、フォトトランジスタ等からなる受光素子28と
を有している。そして、発光素子27がシュータ５の傾斜
途中におけるスリット７の上面開口7aの斜め下方位置に
斜め上向きに配置され、受光素子28は発光素子27と対向
されるように、スリット７の上面開口7aの斜め上方位置
に斜め下向きに配置されている。この際、発光素子27は
ホルダ29に取付けられてシュータ５の一側面に設けられ
た切欠き30（又は孔）内に挿入された状態に配置され、
切欠き30の外側は光通路カバー31で覆われている。ま
た、受光素子28はホルダ32に取付けられてシュータカバ
ー９上に配置され、シュータカバー９には光通過用のピ
ンホール33が設けられている。なお、シュータカバー９
は取付位置調整板34によってシュータ５に対する上下方
向に位置調整自在に構成されている。
このように構成されて光センサー26によれば、第１図
に示すように、発光素子27と受光素子28との間の光軸35
が、シュータ５のスリット７のセンサーＰに対して所定
の角度θ1に傾斜された状態で、そのスリット７の上面
開口7a内でセンターＰをほぼ上下方向に通るように設定
される。但し、第２図に示すように、光軸35のシュータ
５の傾斜面８に対する角度θ2は90°又はそれより小さ
い角度に設定するのが好ましい。
に示すように、発光素子27と受光素子28との間の光軸35
が、シュータ５のスリット７のセンサーＰに対して所定
の角度θ1に傾斜された状態で、そのスリット７の上面
開口7a内でセンターＰをほぼ上下方向に通るように設定
される。但し、第２図に示すように、光軸35のシュータ
５の傾斜面８に対する角度θ2は90°又はそれより小さ
い角度に設定するのが好ましい。
以上の如く構成されたビス類６の供給装置において、
シュータ５の傾斜面８上でビス類６を自重により円滑に
流す（移送すること）ための条件としては、第４図に示
すようにシュータ５の傾斜面８とシュータカバー９との
間の隙間寸法Ｈを、ビス類６の頭部6aの厚さT2＋頭部6a
の直径D1の10％前後増の寸法が必要となる。このため
に、第３図及び第４図に示すように、シュータ５上に整
列されたビス類６は、後続ビス類６の頭部6aの前側（矢
印ｅ方向側）が先行ビス類６の頭部6aの後側（矢印ｅ方
向とは反対側）の上部に巾Ｗで重なる姿勢になる傾向を
示す。しかも、第１図及び第２図に示したように、ビス
類６の頭部6aの直径D1はスリット７の巾T1より充分に大
きいので、第３図に示すように、シュータ５上に整列さ
れたビス類６の頭部6aはスリット７の上面開口7aを上方
から完全に覆う状態で、矢印ｅ方向に流れることにな
る。
シュータ５の傾斜面８上でビス類６を自重により円滑に
流す（移送すること）ための条件としては、第４図に示
すようにシュータ５の傾斜面８とシュータカバー９との
間の隙間寸法Ｈを、ビス類６の頭部6aの厚さT2＋頭部6a
の直径D1の10％前後増の寸法が必要となる。このため
に、第３図及び第４図に示すように、シュータ５上に整
列されたビス類６は、後続ビス類６の頭部6aの前側（矢
印ｅ方向側）が先行ビス類６の頭部6aの後側（矢印ｅ方
向とは反対側）の上部に巾Ｗで重なる姿勢になる傾向を
示す。しかも、第１図及び第２図に示したように、ビス
類６の頭部6aの直径D1はスリット７の巾T1より充分に大
きいので、第３図に示すように、シュータ５上に整列さ
れたビス類６の頭部6aはスリット７の上面開口7aを上方
から完全に覆う状態で、矢印ｅ方向に流れることにな
る。
これに対して、第１図に示すように、光センサー26の
光軸35が、シュータ５のスリット７の上面開口7a内のセ
ンサーP1をほぼ上下方向に通るように設定されていて、
その光軸35がシュータ５上のビス類６の頭部6aをほぼ上
下方向から検出するので、シュータ５上に整列されたビ
ス類６の頭部6aが光軸35を常に確実に遮断することにな
り、光センサー26によるビス類６の検出動作を安定して
行える。
光軸35が、シュータ５のスリット７の上面開口7a内のセ
ンサーP1をほぼ上下方向に通るように設定されていて、
その光軸35がシュータ５上のビス類６の頭部6aをほぼ上
下方向から検出するので、シュータ５上に整列されたビ
ス類６の頭部6aが光軸35を常に確実に遮断することにな
り、光センサー26によるビス類６の検出動作を安定して
行える。
なお、使用するビス類６の頭部6aの厚さT2に応じて、
シュータカバー９を第１図で上下方向に位置調整する必
要があるが、シュータカバー９を第１図で上側に移動調
整すれば、光軸35が発光素子27を中心に第１図で左側へ
移動し、シュータカバー９を第１図で下側に移動調整す
れば、光軸35が発光素子27を中心に第１図で右側に移動
する。しかし、この光軸35の移動に拘らず、ビス類６の
頭部6aは光軸35を常に確実に遮断できるから、シュータ
カバー９の上下方向の位置調整に拘らず、光センサー26
によるビス類６の検出動作を安定して行える。
シュータカバー９を第１図で上下方向に位置調整する必
要があるが、シュータカバー９を第１図で上側に移動調
整すれば、光軸35が発光素子27を中心に第１図で左側へ
移動し、シュータカバー９を第１図で下側に移動調整す
れば、光軸35が発光素子27を中心に第１図で右側に移動
する。しかし、この光軸35の移動に拘らず、ビス類６の
頭部6aは光軸35を常に確実に遮断できるから、シュータ
カバー９の上下方向の位置調整に拘らず、光センサー26
によるビス類６の検出動作を安定して行える。
また、第１図に示すように、光センサー26の発光素子
27がシュータ５のスリット７の上面開口7aの真下位置を
避けて、平面的に見て上面開口7aの長さ方向に対して側
方に片寄らせられることによって、この上面開口7aに対
する斜め下方位置に配置されているため、スリット７の
上面開口7aから落下するゴミが発光素子27に付着される
ことを防止できて、そのゴミが発光素子27に付着したた
めに光センサー26の性能が阻害されるようなことを防止
できる。
27がシュータ５のスリット７の上面開口7aの真下位置を
避けて、平面的に見て上面開口7aの長さ方向に対して側
方に片寄らせられることによって、この上面開口7aに対
する斜め下方位置に配置されているため、スリット７の
上面開口7aから落下するゴミが発光素子27に付着される
ことを防止できて、そのゴミが発光素子27に付着したた
めに光センサー26の性能が阻害されるようなことを防止
できる。
以上、本発明の実施例に付き述べたが、本発明は上記
実施例に限定されることなく、本発明の術的思想に基づ
いて、各種の有効な変更が可能である。
実施例に限定されることなく、本発明の術的思想に基づ
いて、各種の有効な変更が可能である。
例えば実施例では、光センサー26の発光素子27を下側
に配置し、受光素子28を上側に配置したが、これらを上
下逆に配置しても良い。
に配置し、受光素子28を上側に配置したが、これらを上
下逆に配置しても良い。
また本発明は、ビスに類似する各種の類似物（リベッ
ト等）の供給装置に適用可能である。
ト等）の供給装置に適用可能である。
本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
載する効果を奏する。
シュータ上に整列されたビス類の頭部どうしの重なり
によってできる隙間（第４図の隙間10）に影響されるこ
となく、光センサーによるビス類の検出動作を安定して
行えるようにしたので、ビス類供給機構によるシュータ
上へのビス類の供給及び供給停止の動作を常に安定良く
行えて、シュータ上に常に一定量のビス類を正確に整列
させることができるので、シュータの取出位置でのビス
類の取出し操作を円滑に行える。
によってできる隙間（第４図の隙間10）に影響されるこ
となく、光センサーによるビス類の検出動作を安定して
行えるようにしたので、ビス類供給機構によるシュータ
上へのビス類の供給及び供給停止の動作を常に安定良く
行えて、シュータ上に常に一定量のビス類を正確に整列
させることができるので、シュータの取出位置でのビス
類の取出し操作を円滑に行える。
光センサーの発光素子および受光素子のうちのシュー
タのスリットの上面開口の下側に配置する発光素子また
は受光素子を、平面的に見て上記上面開口の長さ方向に
対して側方に片寄らせて、上記上面開口に対する斜め下
方位置に配置したので、上面開口からスリット内に落下
されるゴミによる光センサーの性能阻害を防止できて、
光センサーによるビス類の検出動作をより一層安定して
行える。
タのスリットの上面開口の下側に配置する発光素子また
は受光素子を、平面的に見て上記上面開口の長さ方向に
対して側方に片寄らせて、上記上面開口に対する斜め下
方位置に配置したので、上面開口からスリット内に落下
されるゴミによる光センサーの性能阻害を防止できて、
光センサーによるビス類の検出動作をより一層安定して
行える。
第１図〜第５図は本発明の一実施例を示したものであっ
て、第１図は要部の断面図、第２図は第１図でII−II矢
視での断面図、第３図はシュータ上でのビス類の整列状
態を示す平面図、第４図は第３図でIV−IV矢視での側面
図、第５図はビス類の供給装置全体を示す斜視図であ
る。 第６図は先願例の要部の断面図である。 なお図面に用いた符号において、 ５……シュータ ６……ビス類 6a……ビス類の頭部 6b……ビス類の軸部 ７……スリット 7a……スリットの上面開口 ８……傾斜面 16……ビス類供給機構 26……光センサー 27……発光素子 28……受光素子 35……光軸 である。
て、第１図は要部の断面図、第２図は第１図でII−II矢
視での断面図、第３図はシュータ上でのビス類の整列状
態を示す平面図、第４図は第３図でIV−IV矢視での側面
図、第５図はビス類の供給装置全体を示す斜視図であ
る。 第６図は先願例の要部の断面図である。 なお図面に用いた符号において、 ５……シュータ ６……ビス類 6a……ビス類の頭部 6b……ビス類の軸部 ７……スリット 7a……スリットの上面開口 ８……傾斜面 16……ビス類供給機構 26……光センサー 27……発光素子 28……受光素子 35……光軸 である。
Claims (1)
- 【請求項１】ビス類の軸部をそのスリットで案内しなが
ら、ビス類の頭部を上記スリットの上面開口の両側の傾
斜面上ですべらせるようにして、ビス類を自重にて所定
の取出位置へ移送するシュータと、 上記シュータ上にビス類を供給するビス類供給機構と、 上記シュータ上に一定量以上のビス類が整列したことを
検出して上記ビス類供給機構の作動を一時停止させるた
めに、上記シュータ上の所定の検出位置におけるビス類
の存否を検出する光センサーとを具備するビス類の供給
装置において、 上記光センサーの発光素子と受光素子との間に光軸が上
記スリットの上面開口内をその上側および下側の一方か
ら他方へと通過するように、これらの発光素子および受
光素子の一方および他方を上記所定の検出位置における
上面開口の上側および下側にそれぞれ配置するととも
に、 上記光センサーのうちの上記上面開口の下側に配置する
発光素子または受光素子を、平面的に見て上記上面開口
の長さ方向に対して側方に片寄らせて、上記上面開口に
対する斜め下方位置に配置したことを特徴とするビス類
の供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63264901A JP2666416B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | ビス類の供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63264901A JP2666416B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | ビス類の供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02110017A JPH02110017A (ja) | 1990-04-23 |
| JP2666416B2 true JP2666416B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=17409793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63264901A Expired - Fee Related JP2666416B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | ビス類の供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2666416B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4582480B2 (ja) * | 2005-05-09 | 2010-11-17 | 好高 青山 | 頭部付き軸状部品の搬送ガイド構造 |
| JP4721131B2 (ja) * | 2006-01-21 | 2011-07-13 | 好高 青山 | フランジ付き部品用パーツフィーダ |
| JP6963989B2 (ja) * | 2017-12-20 | 2021-11-10 | 株式会社熊谷組 | 爆薬装填装置 |
| JP6963990B2 (ja) * | 2017-12-20 | 2021-11-10 | 株式会社熊谷組 | 爆薬装填装置 |
| CN110509047B (zh) * | 2019-10-22 | 2020-02-21 | 遨博（江苏）机器人有限公司 | 机器人视觉螺丝锁付工作站及其工作方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6150686A (ja) * | 1984-08-15 | 1986-03-12 | 日本発条株式会社 | 小部品の検査装置 |
| JPH0753328B2 (ja) * | 1986-03-07 | 1995-06-07 | ソニー株式会社 | ビス類の供給装置 |
-
1988
- 1988-10-20 JP JP63264901A patent/JP2666416B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02110017A (ja) | 1990-04-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |