JP3390359B2 - 広帯域高調波除去フィルタ - Google Patents

広帯域高調波除去フィルタ

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JP3390359B2
JP3390359B2 JP04941499A JP4941499A JP3390359B2 JP 3390359 B2 JP3390359 B2 JP 3390359B2 JP 04941499 A JP04941499 A JP 04941499A JP 4941499 A JP4941499 A JP 4941499A JP 3390359 B2 JP3390359 B2 JP 3390359B2
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嘉昭 橋浦
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用電力を供給す
る高圧/低圧配電線路などの電力線路をデータ信号の伝
送路として使用し、変調された搬送信号を電力波に重畳
させて各種の監視・制御・計測データを伝送する電力線
搬送方式における、電力線搬送信号受信装置に好適な広
帯域高調波除去フィルタの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力線搬送方式においては、一般に配電
線路に商用周波の歪みに起因する高調波が存在するの
で、配電線路に存在する高調波の除去と、高速のデータ
伝送のための広帯域の伝送特性の両立性が重要となる。
【0003】従来、データ信号に対する雑音となる商用
周波の高調波を除去するための公知の方法としては、商
用周波数に同期させて搬送信号から商用周波の1周期前
の搬送信号を減算する差分フィルタが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年における配電系統
の自動制御化の著しい進展に伴い、伝送すべきデータ信
号量が飛躍的に増加しつつあり、データ伝送速度をより
一層高速化する要求が高まっている。ここで、差分フィ
ルタを用いて高調波を除去する場合は、伝送帯域中に商
用周波の高調波次数毎にゲインの零点が存在することか
ら、この零点の存在を前提とした変復調方式とせざるを
得ず、すなわち、信号伝送帯域中に差分フィルタの零点
が含まれないように、使用する伝送帯域として商用周波
の各高調波間の狭い帯域に限定する必要があり、変調速
度は25〜30ボー程度の低速度に制限される。
【0005】また、商用周波に同期した変調区間の配置
を行い、商用周波の1周期前の情報を元に符号化した情
報で変調を行う変調方式も考えられるが、本方式は現時
点の情報と商用周波の1周期前の情報とを用いるので、
雑音から受ける影響が現時点と1周期前の2回となる結
果、雑音から受ける影響が大きい。 (発明の目的)本発明の目的は、上述の課題を解決し、
電力線搬送方式に必要な電力波の高調波の除去特性、な
らびに、高速データ伝送のための広帯域信号伝送特性の
両立を可能とする広帯域高調波除去フィルタを提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電力線路の電力波に重畳される搬送信号
を受信する際に、前記電力波の高調波を広帯域に除去す
る広帯域高調波除去フィルタであって、前記電力波の周
波数に同期して、現時点の受信信号から前記電力波周波
数の1周期前の受信信号を減算する差分フィルタ処理手
段と、該差分フィルタ処理手段の出力を、前記搬送信号
の到来を検出しない時には積分せずにそのまま出力し、
前記搬送信号の到来を検出した時には前記電力波周波数
の1周期前から積分して出力する積分手段とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態を
示す、電力線搬送信号受信用の広帯域高調波除去フィル
タのブロック図である。
【0008】広帯域高調波除去フィルタ1は、電力波の
周波数、たとえば商用周波数に同期させて受信信号(搬
送信号+高調波ノイズ)から商用周波数の1周期(1サ
イクル)前の受信信号を減算するための遅延要素Dおよ
び反転要素(インバータ)Iを有する差分フィルタ2
と、該差分フィルタ2と同一の遅延要素Dおよびスイッ
チSWを有する積分器3とを縦続に接続することにより
構成され、かつ、差分フィルタ2の出力点に搬送波到来
判定回路4を接続するとともに、搬送波到来判定回路4
のオン出力により積分器3のスイッチSWをオンにし、
強制復帰用時限回路5の動作を開始させ、さらに、その
一定時限後に強制復帰用時限回路5により積分器3のス
イッチSWをオフにすると同時に搬送波到来判定回路4
のオン出力を停止させるように構成される。なお、積分
器3の出力側で搬送信号の消滅を検出することにより、
積分器3のスイッチSWのオフおよび搬送波到来判定回
路4のオン出力の停止を行わせるようにしてもよい。
【0009】差分フィルタ2と積分器3とを縦続に接続
して構成した広帯域高調波除去フィルタ1は、その前段
を構成する差分フィルタ2が各高調波に対してゲインの
零点を有しているので、定常的な高調波すなわちレベル
および位相が変化しない高調波を完全に除去する特性を
もつ。しかし、実際の高調波成分は、電力系統に接続さ
れる様々な負荷の開閉により時々刻々変化するものであ
り、このような非定常的な高調波は前段の差分フィルタ
2を通過して後段の積分器3において蓄積されることに
なり、信号に対しては継続的な雑音となって、電力線搬
送方式の信頼性に大きな影響を与える。
【0010】したがって、本課題に対する対策として、
後段の積分器3に設けたスイッチSWを常時オフにして
おき、搬送波の到来の判定を前段の差分フィルタ2の出
力点において行い、搬送波の到来中のみ積分器3が積分
動作するように制御することにより、搬送波が到来する
以前の平常時は、高調波に変化があってもこれが積分器
3をそのまま通りすぎて蓄積されることがない。
【0011】また、差分フィルタ2と積分器3とを縦続
に接続して構成した系を使用するためには、差分フィル
タ2の出力により搬送波の到来を判定するため、差分フ
ィルタ2のゲイン零点の間の周波数の、一定長以上の無
変調搬送波を変調された搬送信号の先頭に付加する。な
お、搬送波到来検出後は積分器3が積分動作するため、
常に平坦な伝達特性が得られることから、搬送信号の変
調方式に特段の制約は生じない。
【0012】図2は、図1の広帯域高調波除去フィルタ
1の動作を説明する図である。図2(a)に示すよう
に、広帯域高調波除去フィルタ1を動作させるために
は、送信側で変調されるデータ信号の先頭に、差分フィ
ルタ2のゲイン零点の間の周波数fA の、一定長以上の
無変調先行搬送波Aを付加する。したがって、図2
(b)に示すように、配電線路上を到来する受信信号
は、無変調先行搬送波Aと、それに続くデータ信号S
に、商用周波の高調波Hが相加された形として到来す
る。
【0013】このような受信信号による差分フィルタ2
の出力は、レベルおよび位相が変化しない定常的な高調
波の場合は図2(c)に示すようなものとなるので、差
分フィルタ2の出力点に接続されている搬送波到来判定
回路4において一定長以上の無変調先行搬送波Aを検出
することで搬送波の到来を判定し、搬送波到来判定回路
4から積分器3のスイッチSWに対してオン出力を送っ
て積分器3のスイッチSWをオンとすれば、積分器3が
積分動作を開始するので、積分器3の出力は、図2
(d)に示すように、そのゲインが2から1に変化する
とともに、その特性は平坦特性となる。なお、搬送波到
来判定回路4の出力は図2(e)のようになる。
【0014】図3は、差分フィルタ2の構成および伝達
特性を示す図であり、図3(a)は差分フィルタの構成
を示すブロック図、図3(b)は同じく周波数−ゲイン
特性を示す図である。ここでは信号変換系の特性を記述
するために有用なz変換を用いて差分フィルタ2の特性
を説明する。
【0015】図3(a)において、入力信号をX
(z)、出力信号をY(z)、k単位時間の遅延要素を
-k、反転要素を−1とすると、 Y(z)=X(z)−z-kX(z) (k:整数) であるから、X(z)→Y(z)の伝達特性HC (z)
は、 HC (z)=Y(z)/X(z)=1−z-k となり、z=exp(j2πf/F)(F:標本化周波
数)を代入してHC (z)の周波数−ゲイン特性|HC
(f)|を求めると、 |HC (f)|=2|sin{(2πf/F)・(k/
2)}| となり、図3(b)に示すように、|HC (f)|はf
=F/kおよびその整数倍の周波数において零点を有す
る特性となる。なお、電力線搬送方式に用いられる差分
フィルタ2の場合には、F/k=ω0 /2π(ω0 :商
用角速度)であって、ゲインの零点はω0 およびその整
数倍となる。
【0016】図4は、積分器の構成および伝達特性を示
す図であり、図4(a)はスイッチSWを有しない積分
器の構成を示すブロック図、図4(b)は同じく周波数
−ゲイン特性を示す図である。差分フィルタ2の場合と
同様に、z変換を用いて積分器の特性を説明する。
【0017】図4(a)において、図3の差分フィルタ
2の場合と同様に、入力信号をX(z)、出力信号をY
(z)、k単位時間の遅延要素をz-kとすると、 Y(z)=X(z)+z-kY(z) (k:整数) であるから、X(z)→Y(z)の伝達特性HI (z)
は、 HI (z)=Y(z)/X(z)=1/(1−z-k) となり、z=exp(j2πf/F)を代入して同様に
I (z)の周波数−ゲイン特性|HI (f)|を求め
ると、 |HI (f)|=1/2|sin{(2πf/F)・
(k/2)}| となって、図4(b)に示すように、|HI (f)|は
f=F/kおよびその整数倍の周波数において無限大に
発散する特性となり、すなわち、差分フィルタ2と逆特
性を有するものとなる。
【0018】なお、図4(c)に示すように、遅延要素
Dを含む回路にスイッチSWを加えた積分器3の場合に
は、スイッチSWがオフとなっている状態ではY(z)
=X(z)であり、積分器3の伝達特性HI (z)は常
に1となる。
【0019】以上の差分フィルタ2と積分器3とを縦続
に接続した伝達系を構成すると、同じ遅延要素Dを有す
る差分フィルタ2と積分器3とは、伝達特性において互
いに逆特性を有することから、これら両者を縦続に接続
した場合の伝達特性は、 HCI(z)=(1−z-k)/(1−z-k)=1 となって、差分フィルタ2と積分器3とを縦続に接続す
ることにより、常に広帯域に平坦な伝達特性が実現でき
る。
【0020】したがって、図2(d)に示す積分器3の
出力は、無変調先行搬送波Aの到来の検出以前は、積分
器3が積分動作していないことから、差分フィルタ2の
伝達特性によってゲインが2の出力が得られているが、
搬送波到来判定回路4において一定長以上の無変調先行
搬送波Aを検出することで搬送波の到来を判定し、搬送
波到来判定回路4から積分器3のスイッチSWに対して
オン出力を送って積分器3が積分動作を開始すると、以
降、差分フィルタ2と積分器3との縦続接続系の出力は
ゲイン1の平坦特性となる。
【0021】図2(d)および図2(e)に示すよう
に、定常的な高調波、すなわちレベルおよび位相が変化
しない高調波が受信信号に加わっている場合は、前段の
差分フィルタ2により高調波が完全に除去されるので、
搬送信号に関する差分フィルタ2の出力の積分値は搬送
信号の消滅とともに零に収束する。しかし、実際の高調
波成分は、電力系統に接続される様々な負荷の開閉によ
り時々刻々変化しており、高調波のレベルまたは位相に
ある時点で変化が生じ、元の状態に戻らない場合や、長
い周期で変化する場合は、変化分が差分フィルタ2を通
過して出力され、さらに後段の積分器3において蓄積さ
れて、最終的に元の高調波のレベルまたは位相に戻る
間、定常時からの変化分が連続的に出力され、搬送信号
に対する継続的な雑音となる。
【0022】すなわち、図2(d)に示す積分器3のス
イッチSWがオンとされて積分器3が積分動作を開始し
た後、搬送信号の消滅以前に高調波に非定常な変化が発
生すると、図2(f)に示すように、積分器3のゲイン
が再び2となって、搬送波消滅の検出が不能となること
から、強制復帰機能が必要となる。
【0023】したがって、強制復帰用時限回路5は、無
変調先行搬送波Aを検出したことを搬送波到来判定回路
4から報知されると時間の計数を開始し、無変調先行搬
送波Aとデータ信号Sの継続時間を少し超える一定時限
が経過したとき、積分器3のスイッチSWをオフにする
と共に搬送波到来判定回路4のオン出力を停止させ、図
2(f)および図2(g)に示すように、積分器3のス
イッチSWおよび搬送波到来判定回路4を強制的に原状
復帰させる。
【0024】図5は、差分フィルタ2、積分器3、搬送
波到来判定回路4および強制復帰用時限回路5による広
帯域高調波除去フィルタ1を用いて構成した電力線搬送
信号受信回路の一例を示すブロック図であり、ここでは
変調方式として、直交位相偏移変復調方式を採用したも
のを示している。
【0025】図5において、配電線路Lを経由して伝送
されてきた搬送信号を受けて、バンドパスフィルタ6に
より所要の周波数帯域の受信信号のみを通過させ、差分
フィルタ2および積分器3の縦続接続により広帯域高調
波除去および安定したゲインの搬送信号検出を行い、同
相の検波器7および直交相の検波器8によりそれぞれ乗
算検波を行い、ローパスフィルタ10,9を通過させて
高周波成分を除去し、4象限掛算器11および位相補正
データの記憶回路12において直交軸を修正する演算を
行う。このようにして得られた信号の同相成分および直
交成分に対して、符号判定回路13,14によって符号
を判定して対応するデータ信号に変換し、データ出力端
子RDから出力する。なお、17はローパスフィルタ
9,10の出力を用いて搬送波の消滅を検出する搬送波
消滅判定回路、18は商用周波逓倍回路、19はπ/2
移相回路、20はオアゲート、CDは搬送波検出端子で
ある。
【0026】図5に示される電力線搬送信号受信回路
は、バンドパスフィルタ6および商用周波逓倍回路18
を除いてソフトウエア(コンピュータ)により構成する
ことができる。図6はソフトウエアにより構成された電
力線搬送信号受信回路の動作を示すフローチャートであ
る。バンドパスフィルタ6の出力をサンプリングするご
とに割り込み処理により図6の動作を行う。ステップ1
でA/D変換処理を行い、ステップ2で差分フィルタ処
理を行い、ステップ3で搬送波検出中のフラグがセット
されているか否かを判別し、セットされていなければ、
ステップ4に進んで搬送波到来判定処理を行う。その結
果、搬送波到来を判定すると、ステップ5を経てステッ
プ6に進み、搬送波検出端子CDの出力をハイレベルに
し、搬送波検出中のフラグをセットする。このフラグの
セットは積分器3のスイッチSWのオンに相当する。同
時に、ステップ8で強制復帰用時限回路5に相当するタ
イマをリセットし、タイマの計時を開始する。搬送波検
出中のフラグがセットされていなければ、ステップ9か
らステップ11へ進み、レジスタAを0にし、搬送波検
出中のフラグがセットされていれば、ステップ9からス
テップ10へ進み、レジスタAに商用周波の1周期前の
積分器3の出力を格納する。そして、ステップ12で差
分フィルタ2の出力とレジスタAの値とを加算して、積
分器3の出力として出力する。この出力に対してステッ
プ13でバンドパスフィルタ処理を行い、ステップ14
で同期検波処理(検波器7,8での処理に相当する)を
行い、ステップ15でローパスフィルタ処理(ローパス
フィルタ9,10での処理に相当する)を行い、ステッ
プ16で位相補正処理(4象限掛算器11および記憶回
路12による処理)を行い、ステップ17でデータ出力
端子RDから同相データ信号と直交相データ信号を出力
する。ステップ18を経てステップ19で強制復帰用の
タイマを歩進させた後、ステップ20で搬送波消滅判定
処理を行う。その結果、ステップ21で搬送波の消滅を
判定すると、ステップ23で搬送波検出端子CDの出力
をローレベルに復帰させ、ステップ24で搬送波検出中
のフラグのセットをクリアし、この割り込み処理を終了
する。ステップ21で搬送波の消滅を判定しない場合で
も、ステップ22で強制復帰用のタイマがタイムアップ
すると、ステップ23で搬送波検出端子CDの出力をロ
ーレベルに復帰させ、ステップ24で搬送波検出中のフ
ラグのセットをクリアする。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電力線搬送方式に必要な電力波の高調波の除去特性、な
らびに、高速データ伝送のための広帯域信号伝送特性の
両立を可能とする広帯域高調波除去フィルタを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である、電力線搬送信号
受信用の広帯域高調波除去フィルタを示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示す広帯域高調波除去フィルタの動作を
説明する図である。
【図3】差分フィルタの構成および伝達特性を示す図で
ある。
【図4】積分器の構成および伝達特性を示す図である。
【図5】本発明による広帯域高調波除去フィルタを用い
て構成した電力線搬送信号受信回路の一例を示すブロッ
ク図である。
【図6】図5の電力線搬送信号受信回路をソフトウエア
により構成した場合の動作の一例を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 広帯域高調波除去フィルタ 2 差分フィルタ 3 積分器 4 搬送波到来判定回路 5 強制復帰用時限回路 6 バンドパスフィルタ 7 検波器 8 検波器 9 ローパスフィルタ 10 ローパスフィルタ 11 4象限掛算器 12 記憶回路 13 符号判定回路 14 符号判定回路 17 搬送波消滅判定回路 18 商用周波逓倍回路 19 移相回路 A 無変調先行搬送波 D 遅延要素 F 標本化周波数 H 高調波 HC (z) 差分フィルタの伝達特性 HI (z) 積分器の伝達特性 HCI(z) 差分フィルタと積分器を縦続接続した場合
の伝達特性 I 反転回路 k 整数(単位時間) L 配電線路 RD データ出力端子 S データ信号 SW スイッチ X(z) 入力信号 Y(z) 出力信号
フロントページの続き (72)発明者 橋浦 嘉昭 宮城県仙台市青葉区一番町三丁目7番1 号 東北電力株式会社内 (72)発明者 駒沢 聰 東京都品川区東五反田2丁目2番7号 大崎電気工業株式会社内 (72)発明者 江守 崇 東京都品川区東五反田2丁目2番7号 大崎電気工業株式会社内 (72)発明者 浜組 剛 東京都品川区東五反田2丁目2番7号 大崎電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−200095(JP,A) 特開 平5−63614(JP,A) 特開 昭62−14508(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/76 H04B 3/00 H04B 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力線路の電力波に重畳される搬送信号
    を受信する際に、前記電力波の高調波を広帯域に除去す
    る広帯域高調波除去フィルタであって、前記電力波の周
    波数に同期して、現時点の受信信号から前記電力波周波
    数の1周期前の受信信号を減算する差分フィルタ処理手
    段と、該差分フィルタ処理手段の出力を、前記搬送信号
    の到来を検出しない時には積分せずにそのまま出力し、
    前記搬送信号の到来を検出した時には前記電力波周波数
    の1周期前から積分して出力する積分手段とを有するこ
    とを特徴とする広帯域高調波除去フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記搬送信号の到来検出を前記差分フィ
    ルタ処理手段の出力を用いて行うようにした請求項1記
    載の広帯域高調波除去フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記搬送信号の到来を検出した時から一
    定時限後に、前記積分手段を、入力を積分せずにそのま
    ま出力する状態に復帰させるようにした請求項1記載の
    広帯域高調波除去フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記搬送信号の到来検出以後、該搬送信
    号の消滅を検出した時に、前記積分手段を、入力を積分
    せずにそのまま出力する状態に復帰させるようにした請
    求項1記載の広帯域高調波除去フィルタ。
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