JP2744539B2 - デジタル信号受信装置 - Google Patents

デジタル信号受信装置

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JP2744539B2
JP2744539B2 JP4010692A JP1069292A JP2744539B2 JP 2744539 B2 JP2744539 B2 JP 2744539B2 JP 4010692 A JP4010692 A JP 4010692A JP 1069292 A JP1069292 A JP 1069292A JP 2744539 B2 JP2744539 B2 JP 2744539B2
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signal
frequency
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康則 末吉
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Kubota Corp
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話やLAN等の
高速デジタル信号伝送用の無線ネットワークで使用され
るデジタル信号受信装置に関し、受信高周波信号の周波
数FCとは異なる周波数FLの参照信号により周波数|F
C−FL|でビートするベースバンド信号を検波する位相
検波手段と、その位相検波手段による出力信号と1タイ
ムスロット前の出力信号とから変調デジタル信号を検波
するデジタル遅延検波手段とからなるデジタル信号受信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のデジタル信号受信装置は、受信高
周波信号を直交検波回路を用いて構成されていた従来装
置を小型化するために、図に示すように、前記位相検
波手段2により抽出された周波数|FC−FL|でビート
するベースバンド信号を、ビート周波数のπ/2間隔で
A/D変換して、直交する2成分を導出して、1タイム
スロット遅延させる直交成分導出手段36と、それによ
り導出された直交成分データと1タイムスロット前の直
交成分データとを演算して変調デジタル信号を検波する
加減乗算器でなる演算手段37とで遅延検波手段3を構
成するものが提案されている(特願平2−252338
号記載)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のデジタル信号受信装置よりも更に小型化、低価格化す
ることが望まれており、本発明の目的はこれら要求に鑑
みてなされた点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明によるデジタル信号受信装置の特徴構成は、受信
高周波信号と、搬送波の周波数F C 、変調デジタル信号
のシンボルレートF B 、正整数Nに対して、 |F C −F L |=N・F B なる関係を有する周波数F L の参照信号とから、周波数
C −F L でビートするベースバンド信号を検波する位相
検波手段と、 その位相検波手段による出力信号と1タイ
ムスロット前の出力信号とから変調デジタル信号を再生
するデジタル遅延検波手段とからなるデジタル信号受信
装置であって、 前記デジタル遅延検波手段を、|F C
L |・2 n (nは正整数)のクロック周期で計時する
カウンタと、前記ベースバンド信号のビート周期に同期
してサンプリングされた前記カウンタの値と、1タイム
スロット前に前記ベースバンド信号のビート周期に同期
してサンプリングされた前記リングの値から連続する2
シンボル間の位相変化を抽出するデータ判別回路を備
え、前記データ判別回路の出力に基づいて変調デジタル
信号を再生するように構成してある 点にある。
【0005】
【作用】位相検波手段から出力された周波数F C −F L
ビートの発生しているベースバンド信号に対して、カウ
ンタによりその周波数の2 n 倍で繰り返し計時すること
によりビートの1周期が複数周期にわたり繰り返し計時
される。前記ベースバンド信号のビート周期に同期して
前記カウンタによるカウント値をサンプリングすると、
原則的には同一シンボル内でビート周期に同期して得ら
れた複数回のサンプリング値は一定になる。連続する2
シンボル間でシンボルが切り替わると、前記ベースバン
ド信号の位相の変化(例えば、BPSKの場合であれば
πの位相の変化)に対応して前記カウンタのカウント値
には一定のオフセットが加わる結果、1シンボル目のサ
ンプリング値と2シンボル目のサンプリング値には前記
オフセット値に相当する値だけ差が生じることになる。
その結果、連続する2シンボル間で、1タイムスロット
離れたサンプリングタイミングにおけるカウント値が等
しければ両シンボルは同位相であり、異なれば両シンボ
ルは位相が異なっていると判別できる。 例えば、図2に
示すように、2相位相変調された信号では、ビートの発
生しているベースバンド信号の1タイムスロットの最初
の立ち上がりの所謂ゼロクロス点からからビート周波数
の1周期の間のカウンタ値と、次の1タイムスロットの
最初の立ち上がりの所謂ゼロクロス点からから同じく1
周期の間のカウンタ値から時間差を求め、前回とほぼ同
一であれば同相であり前回と異なればπの値だけずれて
いると判別するのである。詳述すると、所定の閾値、例
えば位相差がπ/2に相当するカウント値に対して、時
間差が小であれば同相であり、時間差が大であればπだ
けずれていると判別するのである。 本発明によれば、ベ
ースバンド信号のビート周期に同期してカウンタの出力
が複数回サンプリングされることになるので、サンプリ
ングタイミングを適宜選択すること等により、1シンボ
ル内で単一サンプリングする場合に問題となる搬送波等
の局所的周波数変動による影響が軽減されることにな
る。
【0006】
【発明の効果】本発明により、1シンボル内で単一サン
プリングする場合における搬送波等の局所的周波数変動
等に起因するビット誤り率の向上を達成しながらも、
来よりも更に小型化、低価格化が図られたデジタル信号
受信装置を提供することができるようになった。
【0007】
【実施例】以下に実施例を説明する。図1に示すよう
に、データ伝送速度(シンボルレート B )1Mbps
のデジタル信号で2相位相変調〔BPSK〕された周波
数150MHzの高周波信号を受信するデジタル信号受
信装置は、受信信号を増幅する高周波増幅手段1と、そ
の高周波増幅手段1の出力信号からベースバンド信号を
検波する位相検波手段2と、その位相検波手段2による
出力信号と1タイムスロット前の出力信号とから変調デ
ジタル信号を検波するデジタル遅延検波手段3とで構成
してある。
【0008】前記高周波増幅手段1は、アンテナからの
受信信号のうち搬送周波数150MHzの信号を検波す
るフィルタBPFと、その出力を増幅する高周波増幅器
10と、その高周波増幅器10の出力レベルを制御する
自動利得制御器AGCとで構成してある。
【0009】前記位相検波手段2は、搬送波の周波数F
Cとは異なる周波数FLの参照信号を生成する参照信号生
成手段20と、その参照信号と前記高周波増幅器10の
出力信号とからベースバンド信号を検波する位相検波器
21としてのリング復調器と、その出力のうち高周波成
分を除去するフィルタLPFと、フィルタLPF出力を
増幅する増幅手段とで構成してある。参照信号の周波数
Lは、Nを正整数として、|F C −F L |=N・F B を満たすように構成してあればよく、本実施例では14
6MHzに設定してあるので、検波されたベースバンド
信号は、周波数4MHz(=150MHz−146MH
z)でビートが発生する。前記増幅手段22は、AC結
合用のコンデンサ23と演算増幅器24とで構成してあ
り、その出力を前記自動利得制御器AGCに入力してあ
る。
【0010】前記デジタル遅延検波手段3は、周波数
(FC−FL)・2nの発振器31からのクロック信号を
00HからFFHまでをくり返しカウントするカウンタ
回路32と、ビートの発生している前記ベースバンド信
号をその中心電圧を基準に方形波に変換するリミッタ回
路30と、そのリミッタ回路30の出力信号の立ち上が
りエッジで前記カウンタ回路32の値を取り込むシフト
レジスタSR1と、前記発振器31の出力を1/2n
分周して得られる周波数(FC−FL)のクロックで前記
シフトレジスタSR1の値が伝達されるシフトレジスタ
SR2からシフトレジスタSR6と、シフトレジスタS
R2とシフトレジスタSR6の値の差を導出する減算器
33と、減算結果をシフトレジスタSR7に取り込む前
のカウント値と比較して位相を判別するデータ判別回路
34と、判別結果から変調デジタル信号を抽出するデー
タ生成手段35とから構成してある。つまり、シフトレ
ジスタSR2の値は、シフトレジスタSR6の値から1
タイムスロット経過した後のデータとなる訳で、前記ベ
ースバンド信号の前後の1シンボルの特定位相間の時間
から位相変化を抽出することになる。図1に示す“ア”
から“ク”の各ポイントでの信号波形は図2に示すよう
になり、前記デジタル遅延検波手段3は、リミック回路
30の出力信号のうち1タイムスロットの最初の立ち上
がりエッジからビート周波数の1周期の間のカウンタ値
と、次の1タイムスロットの最初の立ち上がりエッジか
ら同じく1周期の間のカウンタ値から時間差を求め、そ
の値が以下に示す値のいずれの範囲内かで位相変化を抽
出して変調デジタル信号を再生する。 “0”:C0H〜3FH “1”:40H〜BF
【0011】以下に別実施例を説明する。先の実施例で
は、発振器31の発振周波数(FC−FL)・2nを特に
指定していないが、nは正整数であればよく、一般的に
はその値が大なるほど精度が上がることになる。前記デ
ータ判別回路34による判別は、減算器33による出力
値が”0”、”1”に対応して予め設定された数値範囲
に入るか否かで判別するように構成すればよい。先の実
施例では、2相位相変調〔BPSK〕について説明した
が、これに限定するものではなく任意の位相変調に適用
でき、例えば4相位相変調〔QPSK〕であってもよ
い。この場合は、減算器33による出力値が”0
0”、”01”、”10”、”11”に対応して下記の
ように予め設定された数値範囲に入るか否かで判別する
ように構成すればよい。 (0,0):E0H〜1FH (0,1):20H〜5FH (1,1):60H〜9FH (1,0):A0H〜DFH
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】回路ブロック構成図
【図2】要部のタイミングチャート
【図3】従来例を示す回路ブロック構成図
【符号の説明】
2 位相検波手段 3 デジタル遅延検波手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信高周波信号と、搬送波の周波数
    C 、変調デジタル信号のシンボルレートF B 、正整数N
    に対して、 |F C −F L |=N・F B なる関係を有する周波数F L の参照信号とから、周波数
    C −F L でビートするベースバンド信号を検波する位相
    検波手段(2)と、 その位相検波手段(2)による出力信号と1タイムスロ
    ット前の出力信号とから変調デジタル信号を再生するデ
    ジタル遅延検波手段(3)とからなるデジタル信号受信
    装置であって、 前記デジタル遅延検波手段(3)を、|F C −F L |・2
    n (nは正整数)のクロック周期で計時するカウンタ
    と、前記ベースバンド信号のビート周期に同期してサン
    プリングされた前記カウンタの値と、1タイムスロット
    前に前記ベースバンド信号のビート周期に同期してサン
    プリングされた前記カウンタの値から連続する2シンボ
    ル間の位相変化を抽出するデータ判別回路(34)を備
    え、前記データ判別回路(34)の出力に基づいて変調
    デジタル信号を再生するように構成してあるデジタル信
    号受信装置。
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JPH05207084A JPH05207084A (ja) 1993-08-13
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