JP3389963B2 - 竪型穀粒除糠装置 - Google Patents

竪型穀粒除糠装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀粒、特に搗精装
置により外皮が除去された搗精穀粒(例えば、白米、精
白麦等)に付着する糠分を除去するための竪型穀粒除糠
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、搗精された穀粒に水を添加すると
ともに撹拌し、穀粒の表面に付着する糠などの不純物を
除去する装置としては、本出願人による特公昭60−4
4017号公報に開示された竪型加湿精米機58があ
り、この装置は、給米口50から精白室51内に供給さ
れた白米に、噴霧装置52からの霧(水)を通風口53
及び射風溝孔54を介して噴霧するとともに精白転子5
5により撹拌し、白米表面に付着する糠分を摩擦作用に
より剥(は)ぎ取り、水とともに多孔壁精白筒56から
排出することにより、光沢のあるきれいな白米が得られ
ることが記載してある。
【0003】しかしながら、上記装置においては、供給
される白米の穀温が精米作用により上昇しているにもか
かわらず(約40℃)、給米口50から精白室51内に
供給された白米は、排米口57から装置外に排出される
まで常に精白転子55により比較的高圧力で摩擦作用を
受けるために穀温が下がることがなく、排米口57から
排出される除糠済みの白米は急速に品質が低下するとと
もに、歩留りが低下し、また、白米に添加された水(白
米重量の0.1〜2%)は、精白室51内で糠分と練り
込まれて装置外に流出するため流動性が悪く、この水を
再利用することが困難であるという問題点があった。
【0004】また、精白室51全体が多孔壁精白筒56
により包囲されているために、射風溝孔54から白米に
噴霧された霧(水)は、少量であっても十分に摩擦作用
を向上させることができるにもかかわらず、白米に接触
すると直ちに糠分と共に多孔壁精白筒56から流出し、
水が有効に利用されていないという問題点があった。
【0005】また、多孔壁精白筒56との接触により剥
ぎ取られた糠分は直ちに多孔壁精白筒56から除去され
るのに対し、精白転子55との接触によるか、又は粒々
摩擦により剥ぎ取られた糠分の多孔壁精白筒56からの
排出には時間がかかり、この間に、添加水により糠分か
ら溶出する可溶性物質、例えば可溶性タンパク及び可溶
性デンプン等が白米に付着することにより食味が低下す
るという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
かんがみ、少量の水を有効に使用して穀粒どうしの粒々
摩擦作用を向上させることができ、大きな歩留りの低下
なしに搗精穀粒に付着する糠分、及び糠分からの可溶性
物質をより完全に除去することができ、除糠済みの穀粒
の品質及び食味を低下させず、除去された糠分とともに
流出する水を再利用することができる竪型穀粒除糠装置
を提供することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の竪型穀粒除糠装置は、上部に搗精した穀粒
の給穀口を下部に排穀口を有する機枠と、該機枠内に回
転可能に立設され、穀粒を撹拌する撹拌翼を有する撹拌
転子と、穀粒に加水するための噴水口とを備えた竪型穀
粒除糠装置において、前記撹拌転子の上部を無孔壁で包
囲して撹拌摩擦室に形成する一方、前記撹拌転子の下部
を多孔壁で包囲して撹拌洗浄室に形成し、前記撹拌摩擦
室の上端部に第一噴水口を設けるとともに、前記撹拌洗
浄室の上端部に第二噴水口を設け、更に、前記撹拌摩擦
室の圧力を、穀粒どうしの粒々摩擦により穀粒表層部が
僅かに剥離される圧力とし、前記撹拌洗浄室の圧力を、
前記撹拌摩擦室の圧力よりも小さくする、という技術的
手段を講じた。
【0008】また、第一噴水口及び第二噴水口からの給
水量の総量を、穀粒重量に対し2〜5%とするととも
に、前記第二噴水口からの給水量を、前記第一噴水口か
らの給水量よりも多くするとよい。
【0009】また、前記撹拌洗浄室の撹拌転子の径を、
前記撹拌摩擦室の撹拌転子の径よりも大きく形成すると
よい。
【0010】更に、撹拌洗浄室に、多孔壁からの流出物
を吸引するための吸引装置を接続するとより効果的であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照しながら
本発明の実施の形態を説明する。図1は竪型穀粒洗浄装
置1の縦断面図であって、符号2は軸受3、4が内設さ
れた支持枠であり、内腔28を有する主軸5の上部は、
支持枠2内の上下の軸受3、4により垂直に、かつ回転
自在に設けられ、主軸5の上部にはプーリー6を設け、
このプーリー6と図外のモータのプーリーとをVベルト
で連結することにより、主軸5は適宜な速度(約900
〜1000rpm)で回転される。また、内腔28に
は、穀粒に添加して摩擦作用を増加させるための水を供
給する給水管16と、穀粒に付着する糠分を洗い流すた
めの水を供給する給水管23とが各々挿通されている。
【0012】支持枠2の下端には、上部に搗精済み穀粒
の給穀口7を、下部に洗浄済み穀粒の排穀口8を備えた
機枠9が固設され、機枠9のほぼ中心部には、主軸5の
下部が支持枠2から下方へ突き出した状態で垂直に内設
されており、機枠9内における主軸5の上部には、給穀
口7からの穀粒を下方に搬送するための螺旋転子10が
軸着されている。
【0013】螺旋転子10の下方には、複数の撹拌翼1
1を有する撹拌転子12が軸着されており、この撹拌転
子12と無孔壁である機枠9とで囲まれる空間は撹拌摩
擦室14に形成されている。撹拌転子12の上端部に
は、撹拌摩擦室14に流入する穀粒に加水するための第
一噴水口13が複数設けられており、第一噴水口13
は、主軸5に設けられた第一給水口15と連通し、給水
管16からの水が第一給水口15及び第一噴水口13を
介して穀粒に添加される。
【0014】撹拌摩擦室14の下方には、末広がりに形
成された連結部材32を介して撹拌摩擦室14の撹拌転
子12よりも大径の撹拌転子17が軸着されるととも
に、この撹拌転子17は多孔壁18で包囲されており、
撹拌転子17と多孔壁18とで囲まれる空間は撹拌洗浄
室19に形成されている。また、撹拌転子17の周面に
は穀粒を撹拌するための複数の撹拌翼20が固着される
とともに、上端には穀粒に加水するための第二噴水口2
1が複数設けられている。第二噴水口21は、主軸5に
設けられた第二給水口22と連通しており、給水管23
からの水が第二給水口22及び第二噴水口21を介して
穀粒に添加される。また、機枠9と多孔壁18とで囲ま
れた空間を除糠室24に形成し、除糠室24はダクト2
5を介して吸引装置26に接続されている(図3参
照)。
【0015】なお、撹拌摩擦室14は、穀粒どうしの粒
々摩擦による糠分の剥離が行われる程度の圧力となるよ
うに、例えば、撹拌翼11が逆リードに形成され、撹拌
洗浄室19は、穀粒が粗状態で広がりをもつことによ
り、全穀粒に均一に水が供給されて洗浄が行われるよう
に、撹拌転子17が撹拌摩擦室14の撹拌転子12より
も大径に形成されるとともに、粒々摩擦作用が生じない
程度の低圧力となるように、例えば撹拌翼20が順リー
ド、又は主軸5の軸方向と同じ方向となるように設けら
れてる。そして、撹拌摩擦室14においては、第一噴水
口13から粒々摩擦作用が助長される程度の少量の水が
供給され、撹拌洗浄室19においては、穀粒に付着する
糠分が洗い流されるように、第一噴水口13に比べ多量
の水が第二噴水口21から供給され、第一吸水口13と
第二吸水口21との総加水量は、搗精済みの穀粒重量に
対して2〜5%となるように制御されている。
【0016】図2において、符号27は、給水管16か
らの水を全て第一給水口15から排出するために、第一
給水口15の下端の内腔28に固着して設けられた仕切
壁である。
【0017】図3において、符号29は搗精前に原料穀
粒に水分を添加して調質するための加水タンク、符号3
0は水分添加ノズル、符号31は搗精装置であり、加水
タンク29内に供給された原料穀粒(玄米、原麦等)
は、水分添加ノズル30から穀粒重量の1〜3%の水分
添加を受け調質されるとともに、搗精の3〜5分前に穀
粒重量の0.5〜1%の水分添加を受けた後、搗精装置
31に供給される。搗精装置31では、加水により軟化
した外皮が搗精作用により除去され、搗精済みの穀粒が
竪型穀粒除糠装置1に供給される。
【0018】以下、竪型穀粒除糠装置1の具体的作用に
ついて説明する。
【0019】竪型穀粒除糠装置1の給穀口7に投入され
た搗精済みの穀粒は、螺旋転子10により撹拌摩擦室1
4に供給される。撹拌摩擦室14に供給された穀物は第
一噴水口13から水が添加されるとともに、撹拌翼11
により撹拌されるのであるが、撹拌翼11が逆リードに
形成されているために、穀粒の下方への移送が妨げられ
て密状態となり、穀粒どうしの粒々摩擦によって穀粒に
付着する糠分が効果的に剥離される。また、撹拌摩擦室
14は撹拌転子12と無孔壁である機枠9とで囲まれて
いるために、添加された水及び剥離された糠分は装置外
に流出することなく流路32へ流下する。なお、撹拌摩
擦室14における水の添加量は、穀粒どうしの粒々摩擦
作用を助長させる程度の少量でよく、しかも添加された
水は装置外に流出しないため、例えば、搗精済みの穀粒
重量に対して0.2〜0.5%が添加され、一部は穀粒
内に浸透し、それ以外は糠分に吸収される。
【0020】穀粒と穀粒から剥離された糠分とは、撹拌
摩擦室14から末広がりに形成された連結部材32を流
下するにつれて密状態から粗状態となり、撹拌摩擦室1
4の撹拌転子12よりも大径に形成された撹拌転子17
を備えた撹拌洗浄室19へ広がりをもって流入する。
【0021】撹拌洗浄室19では、広がりをもって流入
する穀粒及び糠分に対して、給水管23からの水が第二
給水口22及び第二噴水口21を介して撹拌摩擦室14
よりも多量に供給される。そして、穀粒は粒々摩擦作用
を受けることなく水と撹拌されることにより糠分、及び
糠分から溶出して穀粒表面に付着している可溶性物質
(可溶性タンパク及び可溶性デンプン等)が洗い流され
ると同時に冷却される。そして、撹拌転子17の回転に
よる遠心作用、及び吸引装置26の吸引作用を受け、糠
分及び可溶性物質を含んだ水は直ちに多孔壁18から除
糠室24を介して吸引装置26に回収され、除糠済みの
穀粒は排穀口8から排出される。なお、除糠済み穀粒の
穀温は、除糠装置1に投入されたときの穀温に比べ、少
なくとも5℃冷却されており、この冷却が穀粒品質の劣
化速度を遅らせることができる。
【0022】吸引装置26に回収された水は、撹拌洗浄
室19において、単に糠分を洗い流した水であり、糠分
を有するものの糠分に練り込まれておらず流動性が良
く、しかも、噴水口13及び噴水口21から搗精済み穀
粒重量に対して2〜5%の水が供給されるものの、その
約半分が穀粒中に吸収され、吸引装置26で回収される
水は搗精済み穀粒重量に対して約1〜2.5%となるた
め、これら全回収水を加水タンク29の添加水(搗精前
の穀粒重量の1〜3%)、及び搗精前の直前加水用の添
加水(穀粒重量の0.5〜1%)として使用することが
できるとともに、回収水中に含まれる糠分は、搗精装置
31により原料穀粒から除去される糠分と共に処理する
ことができる。また、回収水は穀粒を冷却することによ
り温度が上昇しているため、この回収水を用いることに
より原料穀粒の調温(10〜35℃好ましくは15〜2
5℃)を容易に行うことができるとともに、原料穀粒の
調質時間を短縮することができる。
【0023】なお、上記竪型穀粒除糠装置1の後工程
に、水分添加手段を備えるとともに、穀粒を撹拌しなが
ら振動搬送する搬送装置を設け、更に、この搬送装置の
後工程に穀粒の水分、又はこの穀粒から得られる粉砕物
の水分を測定する水分測定装置を設けた場合には、竪型
穀粒除糠装置1からの除糠済み穀粒は、搬送装置を通過
する間に表面に付着する水分が良好に穀粒内部に浸透
し、穀粒どうしが固着することがなく、また、水分測定
装置の測定値が目標とする値でない場合には、搬送装置
の水分添加手段から水分を添加することにより、確実に
穀粒水分を調整することができる。
【0024】
【発明の効果】上端に搗精した穀粒の給穀口を下端に排
穀口を有する機枠と、該機枠内に回転可能に設けられ、
穀粒を撹拌する撹拌翼を有する撹拌転子と、穀粒に加水
するための噴水口とを備えた竪型穀粒洗浄装置におい
て、撹拌転子の上部を無孔壁で包囲して撹拌摩擦室に形
成する一方、撹拌転子の下部を多孔壁で包囲して撹拌洗
浄室に形成し、撹拌摩擦室の上端部に第一噴水口を設け
るとともに、撹拌洗浄室の上端部に第二噴水口を設け、
更に、撹拌摩擦室の圧力を、穀粒どうしの粒々摩擦によ
り穀粒表層部が僅かに剥離される圧力とし、撹拌洗浄室
の圧力を、撹拌摩擦室の圧力よりも小さくしたことによ
り、撹拌摩擦室においては、穀粒に供給される水が装置
外に流出することがないために、少量で穀粒どうしの粒
々摩擦作用を向上させて、穀粒表層部が僅かに剥離され
て糠分が分離され、撹拌洗浄室においては、穀粒どうし
の粒々摩擦作用が生じることなく、供給される水により
穀粒が冷却されるとともに、糠分及び可溶性物質(可溶
性タンパク及び可溶性デンプン)が洗い流されて多孔壁
から流出するため、除糠済みの穀粒の品質を低下させる
ことがなく、大きな歩留りの低下なしに穀粒から糠分を
剥離、除去することができるとともに、撹拌洗浄室で供
給され、多孔壁から流出する水は、穀粒と接触して直ち
に糠分と共に多孔壁から流出するため、糠分と練り込ま
れておらず流動性が良く、容易に再利用することができ
る。
【0025】第一噴水口及び第二噴水口からの給水量の
総量を、穀粒重量に対し2〜5%とするとともに、第二
噴水口からの給水量を、第一噴水口からの給水量よりも
多くしたことにより、撹拌洗浄室において多量の水で穀
粒から糠分を洗い流すことができるとともに、多孔壁か
ら流出する水量が穀粒重量に対して1〜2.5%となる
ため、その全量を搗精前の穀粒への添加水(搗精前の穀
粒重量の1〜3%)及び搗精の直前加水用の添加水(穀
粒重量の0.5〜1%)として使用することができる。
【0026】撹拌洗浄室の撹拌転子の径を、撹拌摩擦室
の撹拌転子の径よりも大きく形成したことにより、撹拌
洗浄室内の穀粒は、撹拌摩擦室内の穀粒に比べ、粗状態
で広がりをもって流動するため、穀粒全体に均一に水を
供給することができ、斑なく除糠を行うことができる。
【0027】撹拌洗浄室に、多孔壁からの流出物を吸引
するための吸引装置を接続したことにより、撹拌転子の
回転による遠心作用に加え、吸引装置の吸引作用によ
り、穀粒表面から洗い流された糠分、及び糠分から溶け
出した可溶性物質を水と共に強制的に多孔壁から流出さ
せることができるため、穀粒表面から剥ぎ取られた糠分
を確実に穀粒から分離することができるとともに、可溶
性物質を穀粒に付着させることなく良好に流出させるこ
とができ、除糠済みの穀粒の食味が低下することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦型穀粒除糠装置の縦断面図である。
【図2】主軸の一部拡大断面図である。
【図3】縦型穀粒除糠装置を用いた製粉前処理方法の説
明図である。
【図4】従来の除糠装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 縦型穀粒除糠装置 2 支持枠 3 軸受 4 軸受 5 主軸 6 プーリー 7 給穀口 8 排穀口 9 機枠 10 螺旋転子 11 撹拌翼 12 撹拌転子 13 第一噴水口 14 撹拌摩擦室 15 第一給水口 16 給水管 17 撹拌転子 18 多孔壁 19 撹拌洗浄室 20 撹拌翼 21 第二噴水口 22 第二給水口 23 給水管 24 除糠室 25 ダクト 26 吸引装置 27 仕切壁 28 内腔 29 加水タンク 30 水分添加ノズル 31 精穀装置 32 連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宗貞 健 広島県東広島市西条西本町2番30号 株 式会社佐竹製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−33551(JP,A) 実開 平7−21126(JP,U) 特公 昭60−44017(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02B 1/00 - 3/14 B02B 5/00 - 7/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に搗精した穀粒の給穀口を、下部に
    排穀口を有する機枠と、該機枠内に回転可能に立設さ
    れ、穀粒を撹拌する撹拌翼を有する撹拌転子と、穀粒に
    加水するための噴水口とを備えた竪型穀粒除糠装置にお
    いて、前記撹拌転子の上部を無孔壁で包囲して撹拌摩擦
    室に形成する一方、前記撹拌転子の下部を多孔壁で包囲
    して撹拌洗浄室に形成し、前記撹拌摩擦室の上端部に第
    一噴水口を設けるとともに、前記撹拌洗浄室の上端部に
    第二噴水口を設け、更に、前記撹拌摩擦室の圧力を、前
    記穀粒どうしの粒々摩擦により穀粒表層部が僅かに剥離
    される圧力とし、前記撹拌洗浄室の圧力を、前記撹拌摩
    擦室の圧力よりも小さくしたことを特徴とする竪型穀粒
    除糠装置。
  2. 【請求項2】 前記第一噴水口及び前記第二噴水口から
    の給水量の総量を、穀粒重量に対し2〜5%とするとと
    もに、前記第二噴水口からの給水量を、前記第一噴水口
    からの給水量よりも多くしてなる請求項1記載の竪型穀
    粒除糠装置。
  3. 【請求項3】 前記撹拌洗浄室の撹拌転子の径を、前記
    撹拌摩擦室の撹拌転子の径よりも大きく形成してなる請
    求項1又は2記載の竪型穀粒除糠装置。
  4. 【請求項4】 前記撹拌洗浄室に、前記多孔壁からの流
    出物を吸引するための吸引装置を接続してなる請求項
    1、2、又は3記載の竪型穀粒除糠装置。
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