JP5313982B2 - 米粉製造方法、及び米粉製造システム - Google Patents

米粉製造方法、及び米粉製造システム Download PDF

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Description

本発明は、和洋菓子、パン類、麺類に使用される米粉を、玄米及び白米(精米)の原料米から製造する米粉製造方法、及び米粉製造システムに関する。
従来、和洋菓子、パン類又は麺類の原材料は、小麦粉が用いられていた。近年、小麦粉に代わる原材料として、米を微粉砕した米粉が使用され、更に、健康志向から玄米に含まれるビタミン、ミネラル、食物繊維が注目されている。玄米は、籾から籾殻を除去し、精米される前の状態であって、栄養価が高いものである。
玄米は、この玄米に含まれる澱粉層に損傷を与えることなく、玄米を微粉砕する必要がある。
玄米から玄米粉を生成する技術は、乾式粉砕方式が採用され、乾式粉砕では高速回転するピンミルで玄米を粉砕して、玄米粉に生成するものである。
乾式粉砕では、澱粉層の損傷が高く、粒子も粗く、衛生的にも問題(玄米外皮に土壌菌等が付着)がある。
澱粉層の損傷率を下げる米粉製造システムとして、特許文献1に開示する技術は、原料米である白米(精米)に水分を浸透させて、微粉砕する湿式粉砕方式を採用している。特許文献1では、白米を湯水に浸漬して、白米に水分を浸透させている。水に浸漬された白米は、袋に収納されて、熟成(テンパリング)される。熟成した白米は、予め設定された水分率まで乾燥され、微粉砕される。
特許文献1に開示する技術において、玄米を湯水に浸漬しても、玄米の芯まで水分が浸透して飽和水分率になるまで、長時間(例、15〜16時間)を要する。
玄米は、外皮(糠)で被覆されており、玄米内に湯水が浸透し難いからである。
従って、特許文献1に開示する技術では、玄米の芯まで水分を浸透させるため、長時間を要し、米粉の製造効率が悪くなるという問題がある。
特開2008−154576号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題に鑑み、原料米である玄米及び白米(精米)、特に玄米を効率良く、微粉砕して米粉(玄米粉)を製造できる米粉製造方法、及び米粉製造システムに関するものである。
請求項2に係る発明は、白米を微粉砕して米粉を製造する米粉製造方法であって、前記白米を前記白米の表層に水が一部浸透し前記白米の表面が水濡れ状態となる程度に水洗浄する洗浄工程と、前記洗浄した白米を撹拌又は放置することにより該白米の表層に浸透させる水分を調節しつつ前記白米表面を乾燥させる一次テンパリング工程と、前記一次テンパリングした白米をグラインダにより粗砕して粗砕白米を生成する粗砕工程と、前記粗砕白米の表面および破断面に水を供給する加水工程と、前記粗砕白米の内層に浸透させる前記加水した水分を調節する二次テンパリング工程と、前記二次テンパリングした粗砕白米を微粉砕する微粉砕工程を含んでなる米粉製造方法に関する。
請求項2に係る発明は、白米を微粉砕して米粉を製造する米粉製造方法であって、前記白米を前記白米の表層に水が一部浸透し前記白米の表面が水濡れ状態となる程度に水洗浄する洗浄工程と、前記洗浄した白米の表層に浸透させる水分を調節しつつ前記白米表面を乾燥させる一次テンパリング工程と、前記一次テンパリングした白米を粗砕して粗米を生成する粗砕工程と、前記粗砕白米の表面および破断面に水を供給する加水工程と、前記粗の内層に浸透させる前記加水した水分を調節する二次テンパリング工程と、前記二次テンパリングした粗砕白米を微粉砕する微粉砕工程を含んでなる米粉製造方法に関する。
請求項3に係る発明は、玄米又は白米の原料米を微粉砕して米粉を製造する米粉製造システムであって、以下の(i)から(vi)の順に原料米を処理する装置を含んでなる米粉製造システムに関する。
(i)前記原料米を水洗浄する洗浄装置。
(ii)前記洗浄した原料米の表面の余剰の水分を除去又は乾燥して水分を調節する水分調節装置。
(iii)前記水分調節された原料米を粗砕して粗砕米を生成するためのグラインダを備える粗砕装置。
(iv)前記粗砕米の表面および破断面に水を供給する加水装置。
(v)前記粗砕米の内層に浸透させる前記加水した水分を調節するテンパリング装置。
(vi)前記水分率を調整した粗砕米を微粉砕する微粉砕装置。
請求項1に係る発明によれば、玄米を微粉砕して米粉を製造する米粉製造方法であって、前記玄米を前記玄米の内層に水が浸透せず前記玄米の外皮が水濡れ状態となる程度に水洗浄する洗浄工程と、前記洗浄した玄米の外皮に付着する余剰水分を除去して水分量を調節する水分調節工程と、前記水分調節した玄米を粗砕して粗砕玄米を生成する粗砕工程と、前記粗砕玄米の外皮および破断面に水を供給する加水工程と、前記粗砕玄米の内層に浸透させる前記加水した水分を調節するテンパリング工程と、前記テンパリングした粗砕玄米を微粉砕する微粉砕工程を含んでなるので、第1に、玄米は外皮(糠)で被覆されているため、玄米を水に浸漬し、又は玄米に水を加えても、短時間で玄米の芯まで水分が浸透せず、水分を浸透させるには、長時間(15〜16時間)を要する。玄米を粗砕(2〜4分割)すると、粗砕玄米に外皮(糠)で被覆されない破断面を形成できる(粗砕工程)。粗砕玄米の破断面に水を加えると、粗砕玄米の破断面等に水が付着する(加水工程)。加水された粗砕玄米は、破断面から水分が浸透され、この状態で熟成して水分を調整することで、粗砕玄米を所望の水分率(30%前後)にする(テンパリング工程)。
これにより、玄米(粗砕玄米)を、短時間で飽和水分率(30%前後)にでき、効率良く、米粉(玄米粉)を製造できる。特に、玄米に水分を浸透させる湿式粉砕を採用して、水分率30%前後の粗砕玄米を微粉砕しているので、澱粉層に与える損傷も少ない。玄米を粗砕するので、澱粉層に与える損傷を少なくできる。
第2に、玄米を粗砕する前に、水洗浄するので、玄米に付着する土壌菌、土壌等の汚染物を除去でき、衛生的である(洗浄工程)。
第3に、玄米の水洗浄後、玄米に付着する水分を調節するので、粗砕工程における粗砕玄米の粉化、糊状化を抑制できる(水分調整工程、粗砕工程)。
請求項2に係る発明によれば、白米を微粉砕して米粉を製造する米粉製造方法であって、前記白米を前記白米の表層に水が一部浸透し前記白米の表面が水濡れ状態となる程度に水洗浄する洗浄工程と、前記洗浄した白米を撹拌又は放置することにより該白米の表層に浸透させる水分を調節しつつ前記白米表面を乾燥させる一次テンパリング工程と、前記一次テンパリングした白米をグラインダにより粗砕して粗砕白米を生成する粗砕工程と、前記粗砕白米の表面および破断面に水を供給する加水工程と、前記粗砕白米の内層に浸透させる前記加水した水分を調節する二次テンパリング工程と、前記二次テンパリングした粗砕白米を微粉砕する微粉砕工程を含んでなるので、第1に、白米を水洗浄すると、水分が白米表面から内部に浸透する。このとき、白米表層に浸透する水分を調節することで、水分率を22%前後にする(一次テンパリング工程)。一次テンパリング工程において、白米の表層及び内層で硬度差(水分率差)を生じさせることで、白米表層側に自然亀裂(クラック)を形成する。
亀裂が形成された白米は、無理な外力を加えることなく、粗砕できる(粗砕工程)。
水洗浄された白米の水分を調節しつつ、白米表面を乾燥すると、白米表層が糊化するのを防止できる。これにより、白米を粗砕するとき、糊化した米が粗砕装置に付着して、粗砕装置を破損等することを抑制できる。
第2に、白米を粗砕(2〜4分割)すると、白米に破断面を形成でき、単位米粒当りの表面積を増加できる(粗砕工程)。粗砕白米の表面及び破断面に水を加えると、粗砕白米の表面及び破断面に水分が付着する(加水工程)。加水された粗砕白米は、表面及び破断面から水分が浸透され、この状態で熟成して水分を調節することで、粗砕白米を所望の水分率(30%前後)にする(二次テンパリング工程)。
これにより、白米(粗砕白米)を、短時間で飽和水分率(30%前後)にでき、効率良く、米粉(白米粉)を製造できる。特に、白米に水分を浸透させる湿式粉砕を採用して、水分率30%前後の粗砕白米を微粉砕しているので、澱粉層に与える損傷も少ない。白米を粗砕(2〜4分割)するので、澱粉層に与える損傷を少なくできる。
請求項3に係る発明によれば、玄米又は白米の原料米を微粉砕して米粉を製造する米粉製造システムであって、(i)前記原料米を水洗浄する洗浄装置と、(ii)前記洗浄した原料米の表面の余剰の水分を除去又は乾燥して水分を調節する水分調節装置と、(iii)前記水分調節された原料米を粗砕して粗砕米を生成するためのグラインダを備える粗砕装置と、(iv)前記粗砕米の表面および破断面に水を供給する加水装置と、(v)前記粗砕米の内層に浸透させる前記加水した水分を調節するテンパリング装置と、(vi)前記水分率を調整した粗砕米を微粉砕する微粉砕装置の順に原料米が処理されるので、加水装置によって原料米に水を加える前に、原料米を粗砕することで、原料米に破断面を形成でき、水分が浸透する単位米粒当りの表面積を増加できる。
これにより、粗砕米に水を加えると、粗砕米の破断面等から水分が浸透し、短時間で原料米全体に水分を浸透させることが可能となる。
原料米を粗砕するので、澱粉層に与える損傷も少ない。
粗砕、微粉砕する前に、原料米を水洗浄するので、原料米に付着する土壌、土壌菌、埃等を除去でき、衛生的である。
本発明に係る米粉製造システムを示す概略図である。 本発明に係る米粉製造システムを示す図であって、粗砕装置、加水装置及びテンパリング装置を示す拡大図である。 本発明に係る米粉製造システムを構成する水分調節装置の正面図である。 本発明に係る米粉製造システムを構成する水分調節装置の上面図である。 本発明に係る米粉製造システムを構成する水分調節装置の左側面図である。 本発明に係る米粉製造システムを構成する水分調節装置の右側面図である。 図4のA−A断面図である。 図7のB−B断面図である。 本発明に係る米粉製造システムを構成する粗砕装置の正面図である。 本発明に係る米粉製造システムを構成する粗砕装置の上面図である。 本発明に係る米粉製造システムを構成する粗砕装置の左側面図である。 本発明に係る米粉製造システムを構成する粗砕装置の右側面図である。 図10のC−C断面図である。 図13のD−D断面図である。 本発明に係る米粉製造システムを構成する加水装置の正面図である。 本発明に係る米粉製造システムを構成する加水装置の上面図である。 図16のE−E断面図である。 本発明に係る米粉製造システムを構成するテンパリング装置の正面図である。 本発明に係る米粉製造システムを構成するテンパリング装置の上面図である。 本発明に係る米粉製造システムを構成するテンパリング装置の右側面図である。 図19のF−F断面図である。 図21のG−G断面図である。 本発明に係る米粉製造システムの他の実施形態の構成を示す概略図である。 本発明に係る米粉製造システムの他の実施形態を示す図であって、粗砕装置、加水装置及びテンパリング装置を示す拡大図である。
本発明に係る米粉製造方法、及び米粉製造システムについて、図1乃至図24を参照して説明する。
先ず、本発明に係る米粉製造システムの構成について説明して、続いて米粉製造方法について説明する。
<米粉製造システム>
図1において、米粉製造システム(X)は、玄米又は白米の原料米から米粉を製造するもので、特に、水を浸透させた原料米を微粉砕することで米粉を生成する湿式粉砕方式を採用する。
米粉製造システム(X)は、図1に示すように、洗浄装置(R)、水分調節装置(S:スクリュー式水分調節装置)、粗砕装置(T:グラインダ)、加水装置(U)、テンパリング装置(V:スクリュー式テンパリング装置)及び微粉砕装置(W)を含んで構成されている。
<洗浄装置(R)の構成>
洗浄装置(R)は、図1に示すように、投入口(1)、洗浄ドラム(2:洗浄浴槽)、給水蛇口(3)及び排出口(5)を備え、原料米の土壌菌、土壌等の汚染物を水洗浄する。
投入口(1)は、洗浄ドラム(2)内に開口しており、原料米を洗浄ドラム(2)内に投入(供給)する。洗浄ドラム(2)は、駆動モータ(図示しない)に連結され、駆動モータの駆動によって回転される。給水蛇口(3)は、洗浄ドラム(2)内に連通しており、開状態によって洗浄ドラム(2)内に給水する。排出口(5)は、洗浄した原料米(以下、「洗浄済原料米」と称する)を洗浄ドラム(2)内から排出する。
上記構成の洗浄装置(R)は、図1に示すように、投入口(1)から原料米を洗浄ドラム(2)内に投入(供給)し、給水蛇口(3)から洗浄ドラム(2)内に給水する。この状態で、駆動モータ(図示しない)を駆動して、洗浄ドラム(2)を回転することで、原料米を洗浄(洗米)する。洗浄済原料米は、洗浄装置(R)の排出口(5)から水分調節装置(S)に排出される。
<水分調節装置(S)の構成>
水分調節装置(S)は、洗浄済原料米の水分を調節する。水分調節装置(S)は、図1に示すように、洗浄装置(R)の下方側に配置されている。
水分調節装置(S)は、図1、図3乃至図8に示すように、投入ホッパ(11)、水分調節本体(12)、搬送手段(13)及び排出口(17)を含んで構成されている。
投入ホッパ(11)は、図1に示すように、洗浄装置(R)の排出口(5)の下方側に位置して、水分調節本体(12)上に配置されている。
この投入ホッパ(11)は、図1、図3乃至図7に示すように、洗浄装置(R)の排出口(5)から排出され、落下する洗浄済原料米を水分調節本体(12)内に投入(供給)する。
水分調節本体(12)は、図3乃至図8に示すように、両端閉鎖の円筒部(16)及び水受部(18)を備えている。円筒部(16)は、一端側(16A)で上方に開口して投入ホッパ(11)内に連通している。この円筒部(16)は、図3及び図7に示すように、一端側(16A)が支持部材(19)で支持され、他端側(16B)に向うに連れて上方側に傾斜されている。円筒部(16)は、図7に示すように、一端側(16A)で下方に開口する複数の水切り穴(図示しない)を有している。
水受部(18)は、図1、図3及び図7に示すように、円筒部(16)の一端側(16A)に位置して、円筒部(16)の下方側に配置されている。この水受部(18)は、図7に示すように、複数の水切り穴(図示しない)を通して円筒部(16)内に連通されている。上記水切り穴は洗浄済原料米が通過しない大きさに形成されている。水受部(18)には、排水管(21)が接続されている。
搬送手段(13)は、図1及び図7に示すように、スクリュー部材(22)及び駆動モータ(15)を含んで構成されている。
スクリュー部材(22)は、図1及び図7に示すように、円筒部(16)内に配置され、円筒部(16)の両端側(16A)、(16B)で回転自在に軸支されている。このスクリュー部材(22)は、図4及び図7に示すように、スクリュー羽根(23)を有している。スクリュー羽根(23)は、スクリュー部材(22)外周に配置され、円筒部(16)の両端側(16A)、(16B)にわたって螺旋状に形成されている。
駆動モータ(15)は、図3、図4及び図7に示すように、円筒部(16)の一端側(16A)に配置されている。駆動モータ(15)の駆動軸(15A)は、円筒部(16)の一端から円筒部(16)内に突出して、スクリュー部材(22)の一端に連結されている。
排出口(17)は、図3及び図7に示すように、円筒部(16)の他端側(16B)に配置され、円筒部(16)内に開口している。この排出口(17)は、円筒部(16)から下方側に開口している。
上記構成の水分調節装置(S)は、図1に示すように、洗浄装置(R)の排出口(5)から排出される洗浄済原料米を円筒部(16)内に投入(供給)する。洗浄済原料米は、投入ホッパ(11)を通して円筒部(16)の一端側(16A)内に投入される。
水分調節装置(S)は、図7に示すように、駆動モータ(15)の駆動軸(15A)を駆動して、スクリュー部材(22)を回転させる。この状態(回転状態)で、スクリュー部材(22)は、螺旋状のスクリュー羽根(23)によって洗浄済原料米を円筒部(16)の一端側(16A)から排出口(17)まで搬送する。洗浄済原料米は、排出口(17)から粗砕装置(T)に排出される。
<粗砕装置(T)の構成>
粗砕装置(T:グラインダ)は、水分調整した原料米を粗砕して、粗砕原料米を生成する。粗砕装置(T)は、図1に示すように、水分調節装置(S)の下方側に配置されている。
粗砕装置(T)は、図1、図2及び図9乃至図14に示すように、投入ホッパ(31)、粗砕本体(32)、搬送手段(33)、グラインダ(34)及び排出口(39)を含んで構成されている。
投入ホッパ(31)は、図1に示すように、水分調節装置(S)の排出口(17)の下方側に位置して、粗砕本体(32)上に配置されている。
投入ホッパ(31)は、図2、図10及び図13に示すように、水分調整装置(S)の排出口(17)から排出される原料米を粗砕本体(32)内に投入(供給)する。
粗砕本体(32)は、図2、図9乃至図14に示すように、円筒部(37)及び粗砕部(38)で構成され、円筒部(37)は一端(37A)が閉鎖され、他端(37B)が開口されている。この円筒部(37)は、図10及び図13に示すように、上方で開口して投入ホッパ(31)内に連通している。
粗砕部(38)は、円筒部(37)の他端(37B)に連続して配置され、円筒部(37)内に連通されている。
搬送手段(33)は、図2、図10及び図13に示すように、スクリュー部材(40)及び駆動モータ(43)を含んで構成されている。
スクリュー部材(40)は、図2、図10及び図13に示すように、円筒部(37)内に配置され、円筒部(37)の一端(37A)で回転自在に軸支されている。このスクリュー部材(40)は、図2、図10及び図13に示すように、スクリュー羽根(41)を有している。スクリュー羽根(41)は、スクリュー部材(40)外周に配置され、円筒部(37)の両端にわたって螺旋状に形成されている。
また、スクリュー部材(40)は、円筒部(37)から粗砕部(38)内に突出されている。
駆動モータ(43)は、円筒部(37)の一端(37A)外側に配置されている。駆動モータ(43)の駆動軸(43A)は、円筒部(37)の一端(37A)から円筒部(37)内に突出しており、スクリュー部材(40)の一端に連結されている。
グラインダ(34)は、図2、図13及び図14に示すように、一対の粗砕円盤板(45)、(46)及び調整ハンドル(47)を含んで構成されている。
一対の粗砕円盤板(45)、(46)は、粗砕部(38)内に配置され、相互の端面(45A)、(46A)間に空隙(t)を持って対峙されている。
粗砕円盤板(45)は、スクリュー部材(40)の他端に連結され、環状の鋸状波形(48)及び複数の連通穴(49)を備えている。
環状の鋸状波形(48)は、図13及び図14に示すように、粗砕円盤板(45)の端面(45A)に配置され、粗砕円盤板(45)の軸心(a)を中心として円周方向に連続形成されている。また、環状の鋸状波形(48)は、図14に示すように、軸心(a)から外周方向に放射状に延設されている。
複数の連通穴(49)は、環状の鋸状波形(48)内側に位置して、粗砕円盤板(45)の両端にわたって形成されている。各連通穴(49)は、粗砕円盤板(45)の周方向に均等に配置されて、円筒部(37)内及び粗砕部(38)内に連通している。
粗砕円盤板(46)は、図13に示すように、軸心(a)方向に移動自在(調整自在)に配置されている。粗砕円盤板(46)の端面(46A)は、粗砕円盤板(45)と同一構成の環状の鋸状波形(48)が連続形成されている。
調整ハンドル(47)は、図9乃至図11、及び図13に示すように、粗砕部(38)の一端外側に配置されている。この調整ハンド(47)は、螺子軸(50)の一端に取付けられ、螺子軸(50)は粗砕部(38)のナット部材(51)に螺着されている。この螺子軸(50)は、各粗砕円盤板(45)、(46)の軸心(a)に位置して、軸心(a)方向に延設されている。
また、螺子軸(50)は、粗砕部(38)内に突出して、粗砕円盤板(46)に連結されている。
調整ハンドル(47)を回転すると、粗砕円盤板(46)が軸心(a)方向に移動され、空隙(t)を調整できる。
排出口(39)は、図2及び図13に示すように、粗砕部(38)の下方に配置され、粗砕部(38)内に開口している。
上記構成の粗砕装置(T)は、図1に示すように、水分調節装置(S)の排出口(17)から排出される原料米を円筒部(37)内に投入(供給)する。
続いて、粗砕装置(T)は、図2及び図13に示すように、駆動モータ(43)の駆動軸(43A)を駆動して、スクリュー部材(40)及び粗砕円盤板(45)を回転させる。
この状態(回転状態)で、スクリュー部材(40)は、螺旋状のスクリュー羽根(41
)によって原料米を粗砕部(38)側へ搬送し、粗砕円盤板(45)の各連通穴(49)を通して粗砕部(38)内へ導入する。
原料米は、図13に示すように、粗砕円盤板(45)の回転によって空隙(t)間に入り込み、各粗砕円盤板(45)、(46)の鋸状波形(48)で粗砕される。
これにより、粗砕装置(T)は、原料米を一対の粗砕円盤板(45)、(46)で粗砕して、粗砕原料米を生成する。
また、調整ハンドル(47)を回転することで、一対の粗砕円盤板(45)、(46)間の空隙(t)を調整できる。
これにより、原料米を粗砕する力を調整でき、最適な粗砕が可能となる。最適な粗砕は、原料米の澱粉損傷を低く抑えるため、原料米を2〜4分割にすることが好ましい。粗砕原料米は、排出口(39)から加水装置(U)に排出される。
<加水装置(U)の構成>
加水装置(U)は、粗砕原料米に水を加える。加水装置(U)は、図1に示すように、粗砕装置(T)の下方側に配置されている。
加水装置(U)は、図1、図2及び図15乃至図17に示すように、投入ホッパ(55)、加水タンク(56)、噴射ノズル(57)を含んで構成されている。
米投入ホッパ(55)は、図1及び図2に示すように、粗砕装置(T)の排出口(39)の下方側に位置して、加水タンク(56)上に配置されている。この投入ホッパ(55)は、粗砕装置(T)の排出口(39)から排出され、落下する粗砕原料米を加水タンク(56)内に投入(供給)する。
加水タンク(56)は、上端(56A)が投入ホッパ(55)に開口し、下端(56B)が開口している。この加水タンク(56)は、図1及び図2に示すように、テンパリング装置(V)上に配置されている。
噴射ノズル(57)は、図2及び図17に示すように、投入ホッパ(55)を通して加水タンク(56)内に配置されている。この噴射ノズル(57)は、加水タンク(56)内の上方に位置して、加水タンク(56)下方側の開口に向けて水を噴射する。
噴射ノズル(57)は、給水管(58)に接続されて、給水管(58)を通して水が供給される。給水管(58)には、開閉弁(58A)及び流量調整器(58B)が設けられている。流量調整器(58B)は、噴射ノズル(57)から噴射する水量(噴射力)を調整する。
上記構成の加水装置(U)は、図1及び図2に示すように、粗砕装置(T)の排出口(39)から排出され、落下する粗砕原料米を加水タンク(56)内に投入(供給)する。粗砕原料米は、投入ホッパ(55)を通して加水タンク(56)内に投入される。
粗砕原料米が粗砕装置(T)から排出されると、これに同期して、噴射ノズル(57)から加水タンク(56)内に水を噴射する。
この状態(噴射状態)で、加水タンク(56)内を落下する粗砕原料米は、噴射ノズル(57)から水が加えられる。
加水された粗砕原料米は、加水タンク(56)の排出口(39)からテンパリング装置(V)内に投入される。
<テンパリング装置(V)の構成>
テンパリング装置(V)は、加水した粗砕原料米の水分を調節する。テンパリング装置(V)は、図1及び図2に示すように、加水装置(U)の下方側に配置されている。
テンパリング装置(V)は、図2、図18乃至図22に示すように、テンパリング本体(61)、搬送手段(62)及び排出口(63)を含んで構成されている。
テンパリング本体(61)は、図2、及び図18乃至図22に示すように、両端閉鎖のテンパリング円筒部(64)及びドレン受部(65)を備えている。
テンパリング円筒部(64)は、一端側(64A)で上方に開口する連通口(66)を有し、連通口(66)を通して加水タンク(56)内に連通している。このテンパリング円筒部(64)は、図2、図19及び図21に示すように、他端側(64B)に向うに連れて上方側に傾斜されている。また、テンパリング円筒部(64)は、図2に示すように、一端側(64A)で下方に開口する複数のドレン穴(図示しない)を有している。上記ドレン穴は、粗砕原料米が通過しない大きさに形成されている。
ドレン受部(65)は、図2に示すように、テンパリング円筒部(64)の一端側(64A)に位置して、テンパリング円筒部(64)の下方側に配置されている。このドレン受部(65)は、図2に示すように、各ドレン穴(図示しない)を通過してテンパリング円筒部(64)内に連通している。ドレン受部(65)には、ドレン排水管(68)が接続されている。
搬送手段(62)は、図2、図19及び図21に示すように、スクリュー部材(69)、駆動モータ(70)及び複数の伝達部材(71)を含んで構成される。
スクリュー部材(69)は、図2及び図21に示すように、テンパリング円筒部(64)内に配置され、テンパリング円筒部(64)の両端で回転自在に軸支されている。このスクリュー部材(69)は、スクリュー羽根(72)を有している。スクリュー羽根(72)は、スクリュー部材(69)外周に配置され、テンパリング円筒部(64)の両端にわたって螺旋状に形成されている。
駆動モータ(70)は、図19に示すように、テンパリング円筒部(64)の一端側(64A)外側に配置されている。駆動モータ(70)の駆動軸(図示しない)は、複数の伝達部材(71)を介在してスクリュー部材(69)の一端側に接続されている。
排出口(63)は、図2、図18及び図21に示すように、テンパリング円筒部(64)の他端側(64B)に配置され、テンパリング円筒部(64)内に開口している。この排出口(63)は、テンパリング円筒部(64)から下方側へ延設されている。
上記構成のテンパリング装置(V)は、図1及び図2に示すように、加水タンク(56)から排出される粗砕原料米をテンパリング円筒部(64)内に投入(供給)する。
テンパリング装置(V)は、図19に示すように、駆動モータ(70)を駆動して、スクリュー部材(69)を回転させる。この状態(回転状態)で、スクリュー部材(69)は、螺旋状のスクリュー羽根(72)によって粗砕原料米をテンパリング円筒部(64)の一端側(64A)から排出口(63)まで搬送する。
粗砕原料米は、スクリュー部材(69)の回転で攪拌、接触しながら搬送され、水分が調節される。また、粗砕原料米の余剰水は、テンパリング円筒部(64)内を流れて、ドレン穴(図示しない)からドレン受部(65)内に流入する。
これにより、テンパリング装置(V)は、粗砕原料米に水を浸透(熟成)させながら粗砕原料米を排出口(63)まで搬送する。このとき、スクリュー部材(69)の回転によって、粗砕原料米は、互いに接触して攪拌され、この接触、攪拌作用によって、粗砕原料米相互にムラのない、飽和水分率(30%前後)に調節される。
水分率が調節した粗砕原料米は、排出口(63)から微粉砕装置(W)に排出される。
<微粉砕装置(W)の構成>
微粉砕装置(W)は、図1に示すように、テンパリング装置(V)の排出口(63)から排出される粗砕原料米を微粉砕して米粉にする。この微粉砕装置(W)は、例えば、粉砕室に配置された多数の回転ピン、及び粉砕室を開閉するドアに配置された多数の固定ピンで構成され、ドアを閉じると、多数の固定ピンが多数の回転ピン間に挿入される。
粗砕原料米は、微粉砕装置(W)の粉砕室内に投入され、微粉砕装置(W)は粉砕室側の回転ピンを高速回転することで、粉砕室に乱気流を発生させる。粉砕室の粗砕原料米は、各ピンとの接触及び乱気流によって微粉砕されて米粉にされる。
微粉砕した米粉は、乾燥装置(図示しない)に導入され、乾燥作用によって水分率が調節される。水分率が調節された米粉は、捕集サイロ(図示しない)に捕集される。
(米粉製造方法)
次に、本発明に係る米粉製造方法について、(i)玄米を微粉砕して米粉(玄米粉)を製造する方法、(ii)白米(精米)を微粉砕して米粉(白米粉)を製造する方法を説明する。
上記(i)、(ii)の製造方法は、玄米又は白米に水分を浸透させて、微粉砕する湿式粉砕方法を採用する。
(i)玄米を微粉砕して米粉(玄米粉)を製造する方法:
米粉製造方法(玄米)は、洗浄工程、水分調節工程、粗砕工程、加水工程、テンパリング工程(熟成工程)、及び微粉砕工程を含んでなる。
玄米は、籾から籾殻を除いたもので、白米を玄米外皮(糠)で被覆する。玄米の水分率は、14%前後である。
(洗浄工程:玄米)
洗浄工程は、玄米を水洗浄することで、玄米に付着した土壌、土壌菌及び埃等の汚染物を除去する。水洗浄は、玄米を水に浸漬等して、水を流動させることで揉み洗いする。
玄米は、玄米外皮(糠)で被覆されているので、玄米を水に浸漬等しても、短時間では、玄米表面から水が浸透しない(玄米外皮(糠)は水濡れ状態である)。
洗浄した玄米の水分率は、14%前後に維持される。
米粉製造システム(X)において、図1に示すように、一定量の玄米を洗浄装置(R)に投入する。
洗浄装置(R)は、洗浄ドラム(2)内に一定量の玄米を投入し、洗浄水を給水する。洗浄ドラム(2)を回転して、洗浄ドラム(2)内の玄米及び洗浄水を流動することで、玄米を水洗浄する。
(水分調節工程:玄米)
水分調節工程は、洗浄した玄米の表面(外皮:糠)に付着する水分を調節する。洗浄した玄米は、外皮(糠)が水濡れた状態になっている。水分調節工程では、玄米外皮に付着する余剰水分を除去して、玄米外皮に付着する水分を最適にする。
水分調節した玄米の水分率は、14%前後に維持される。
米粉製造システム(X)において、図1及び図7に示すように、一定量の洗浄した玄米(洗浄済玄米)を水分調節装置(S)に投入する。
水分調節装置(S)は、スクリュー部材(22)を回転することで、スクリュー羽根(23)によって排出口(17)まで搬送する。
洗浄した玄米は、スクリュー羽根(23)によって攪拌、接触され、玄米表面に付着した余剰水分が除去される。余剰水分は、円筒部(16)内、水受部(18)及び排水管(21)を通して装置(X)外に排水される。
(粗砕工程:玄米)
粗砕工程は、水分調節した玄米を粗砕して、粗砕玄米を生成する。玄米の粗砕数(分割数)は、玄米の澱粉層に与える損傷を考慮して決定され、澱粉層の損傷の少ない、2〜4分割にする。洗浄した玄米を粗砕すると、玄米外皮(糠)で被覆されない破断面が形成される。粗砕工程において、水分調節した玄米を粗砕しても、玄米に付着する水分によって玄米の粉化を抑制できる。
米粉製造システム(X)において、図1、図2及び図13に示すように、一定量の水分調節した玄米(水分調節済玄米)を粗砕装置(T)内に投入する。
粗砕装置(T)は、図2及び図13に示すように、スクリュー部材(40)及び粗砕円盤板(45)を回転することで、水分調節した玄米を各粗砕円盤板(45)、(46)間の空隙(t)に搬送する。空隙(t)に搬送された玄米は、粗砕円盤板(45)と粗砕円盤板(46)によって粗砕される。
粗砕装置(T)は、粗砕円盤板(45)の回転速度及び空隙(t)を調節することで、水分調節した玄米を2〜4分割に粗砕する。
(加水工程:玄米)
加水工程は、粗砕玄米に水を加える。粗砕玄米の水分率を30%前後(飽和水分率)にするため、水を粗砕玄米に加える。粗砕玄米の加水は、粗砕玄米を水に浸漬し、又は粗砕玄米に水をかける(噴射する)。
米粉製造システム(X)において、図1及び図2に示すように、一定量の粗砕玄米を加水装置(U)内に投入する。
加水装置(U)は、図2に示すように、加水タンク(56)内を落下する粗砕玄米に噴射ノズル(57)から水を噴射することで、粗砕玄米に水を加える。
加水した粗砕玄米は、玄米外皮及び破断面に水分が付着する。
(テンパリング工程:玄米)
テンパリング工程は、加水した粗砕玄米を熟成(テンパリング)することで、粗砕玄米の破断面から内層に浸透させる水分を調節する。
熟成(テンパリング)とは、粗砕玄米の破断面から水を浸透させるため、水濡れ粗砕玄米を攪拌又は放置することである。
テンパリング工程では、熟成時間(テンパリング時間:T1)を調節することで、粗砕玄米の表層及び内層(粗砕玄米全体)に水を浸透させる。粗砕玄米の水分率は、30%前後(飽和水分率)にする。粗砕玄米の水分率を30%前後にすると、玄米組織が剥がれ易い状態になる。
米粉製造システム(X)において、図1、図2及び図21に示すように、一定量の加水した粗砕玄米をテンパリング装置(V:スクリュー式)内に投入する。
テンパリング装置(V)は、図2に示すように、スクリュー部材(69)を回転することで、スクリュー羽根(72)によって排出口(63)まで搬送する。
加水した粗砕玄米は、スクリュー羽根(72)によって攪拌、接触され、粗砕玄米の破断面から水が浸透する。
テンパリング装置(V)は、スクリュー部材(69)の回転速度を制御することで、排出口63に搬送する粗砕玄米の搬送速度(搬送時間)を調節する。
これにより、加水した粗砕玄米は、熟成時間(T1)が調節され、粗砕玄米の水分率を30%前後にする。
(微粉砕工程:玄米)
微粉砕工程は、テンパリングした粗砕玄米を微粉砕して、米粉(玄米粉)を生成する。テンパリングした粗砕玄米は、玄米外皮(糠)、白米組織が剥がれ易い状態になっているので、粗砕玄米を微粉砕しても白米の澱粉層の損傷を抑えることができる。
なお、微粉砕した米粉(玄米粉)は、乾燥によって水分率が調節される。
米粉製造システム(X)において、図1に示すように、一定量のテンパリングした粗砕玄米を微粉砕装置(W)内に投入する。
微粉砕装置(W)は、多数の回転ピン及び固定ピン(図示しない)によって粗砕玄米を微粉砕して、米粉(玄米粉)を生成する。
微粉砕した玄米粉は、乾燥によって水分率が調節され、捕集サイロ(図示しない)に捕集される。
(ii)白米(精米)を微粉砕して米粉(白米粉)を製造する方法:
米粉製造方法(白米)は、洗浄工程、一次テンパリング工程、粗砕工程、加水工程、二次テンパリング工程及び微粉砕工程を含んでなる。
白米(精米)は、玄米外皮(糠)を除去したもので、水分率14%前後である。
(洗浄工程:白米)
洗浄工程は、白米(精米)を水洗浄することで、白米に付着する埃等を除去する。水洗浄は、白米を水に浸漬等して、水を流動させることで揉み洗いする。
洗浄工程では、白米表層に水(洗浄水)を浸透させる。白米は、玄米外皮(糠)を除去して生成されるので、白米を水に浸漬等すると、白米表面から水が浸透する。
米粉製造システム(X)において、図1に示すように、一定量の白米(精米)を洗浄装置(R)内に投入する。
洗浄装置(R)は、洗浄ドラム(2)内に一定量の白米を投入し、洗浄水を給水する。洗浄ドラム(2)を回転して、洗浄ドラム(2)内の白米及び洗浄水を流動することで、白米を洗浄する。洗浄される白米は、白米表面から洗浄水が表層に浸透する。
(一次テンパリング工程:白米)
一次テンパリング工程は、水洗浄した白米を一次熟成(一次テンパリング)することで、白米表層に水を浸透させる。一次熟成(一次テンパリング)とは、白米表面から水を浸透させるため、水濡れ白米(精米)を攪拌又は放置することである。
一次テンパリング工程では、一次熟成時間(一次テンパリング時間:T2)を調節することで、白米表層に水を浸透させる。例えば、熟成時間T2=5分で白米表層の水分率を22%前後にする。白米表層の水分率は、22%前後に限定されず、20%〜30%程度にする。
一次テンパリングした白米は、白米表層及び白米内層(白米の芯側)で水分率が相違し、水分率の相違によって白米表層及び白米内層間で硬度差が生じる。
水分率の相違は、白米表層:22%前後、白米内層:14%前後である。
硬度差は、白米表層が柔らかく、白米内層が硬い状態である(白米表層及び内層の水分率に起因する)。水分率の相違に起因する硬度差によって、一次テンパリングした白米表面には、多数の自然亀裂(クラック)が形成される。
一次テンパリング工程は、白米を一次熟成して水を浸透させつつ、白米表面を乾燥させる。一次テンパリングした白米は、白米表面が乾燥し、白米表層に水が浸透(水分率:22%前後)した状態になる。これにより、白米表層の糊化を抑制できる。
米粉製造システム(X)において、図1及び図7に示すように、一定量の洗浄した白米(洗浄済白米)を水分調節装置(S)内に投入する。
水分調節装置(R)は、スクリュー部材(22)を回転することで、スクリュー羽根(24)によって洗浄した白米を排出口(17)まで搬送しつつ、一次熟成(一次テンパリング)する。洗浄した白米は、スクリュー羽根(24)によって攪拌、接触され、白米表面から洗浄水が表層に浸透する。
水分調節装置(R)は、スクリュー部材(22)の回転速度を制御することで、洗浄した白米の搬送速度を調節する。これにより、洗浄した白米の一次熟成時間(一次テンパリング時間:T2)を最適条件に設定でき、洗浄した白米の水分を調節して、例えば、白米表層の水分率を22%前後にして、白米内層(白米の芯側)の水分率を14%前後に維持する。
水分調節装置(R)は、スクリュー部材(22)の回転速度、即ち、一時熟成時間(T2)を調節することで、洗浄した白米表層に水を浸透させつつ、白米表面を乾燥させる。これにより、白米表面に多数の自然亀裂(クラック)が形成される。
(粗砕工程:白米)
粗砕工程は、一次テンパリングした白米を粗砕して、粗砕白米を生成する。一次テンパリングした白米は、白米表面に多数の自然亀裂(クラック)が形成されているので、白米に無理な外力を与えることなく粗砕できる。
白米の粗砕数(分割数)は、白米の澱粉層に与える損傷を考慮して決定され、澱粉層の損傷の少ない2〜4分割にする。白米を粗砕すると、白米表面に加えて破断面が形成され、単位粒当りの表面積が増加する。
粗砕工程において、一次テンパリングした白米を粗砕しても、白米表層に浸透した水分によって、白米の粉化、糊状化を抑制できる。
米粉製造システム(X)において、図1、図2及び図13に示すように、一次テンパリングした白米を粗砕装置(T)内に投入する。
粗砕装置(V)は、スクリュー部材(40)及び粗砕円盤板(45)を回転することで、一次テンパリングした白米を各粗砕円盤板(45)、(46)間の空隙(t)に搬送する。
一次テンパリングした白米は、各粗砕円盤板によって粗砕することで、粗砕白米に生成される。
一次テンパリングした白米は、白米表層に水が浸透し、白米表面が乾燥している。これにより、粗砕装置(V)によって、一次テンパリングした白米を粗砕しても、粗砕玄米の糊化を抑制でき、粗砕装置(V)の空隙(t)に付着したりして、粗砕効率を低下させることを防止できる。また、一次テンパリングした白米を粗砕しても、白米表層の水分によって粉化することも抑制できる。
粗砕装置(V)は、粗砕円盤板(45)の回転速度、及び空隙(t)を制御することで、一次テンパリングした白米の粗砕を調整でき、これにより、白米の澱粉層に与える損傷を抑制する粗砕数(分割数)にできる。一次テンパリングした白米は、例えば、2〜4分割する。粗砕白米は、白米表面に加えて破断面が形成され、単位米粒当りの表面積が増加される。
(加水工程:白米)
加水工程は、粗砕白米に水を加える。粗砕白米の水分率を30%前後(飽和水分率)にするため、洗浄水で不足する水分を粗砕白米に加える。粗砕白米の加水は、粗砕白米を水に浸漬し、又は粗砕白米に水を噴射する。
米粉製造システム(X)において、図1及び図2に示すように、一定量の粗砕白米を加水装置(U)内に投入する。
加水装置(U)は、図2に示すように、加水タンク(56)内を落下する粗砕白米に噴射ノズル(57)から水を噴射することで、粗砕白米に水を加える。
加水した粗砕白米は、白米表面及び破断面に水分が付着する。
(二次テンパリング工程:白米)
二次テンパリング工程は、加水した粗砕白米を二次熟成(二次テンパリング)することで、粗砕白米の表面及び破断面から内層に浸透させる水分を調節する。
二次熟成(二次テンパリング)とは、粗砕白米の表面及び破断面から水を浸透させるため、水濡れ粗砕白米を攪拌又は放置することである。
二次テンパリング工程では、二次熟成時間(二次テンパリング時間:T3)を調節することで、粗砕白米の表層及び内層(粗砕白米全体)に水を浸透させる。粗砕白米の水分率は、30%前後(飽和水分率)にする。粗砕白米の水分率を30%前後にすると、白米組織が剥がれ易い状態になる。
米粉製造システム(X)において、図1、図2及び図21に示すように、一定量の加水した粗砕白米をテンパリング装置(V)内に投入する。
テンパリング装置(V)は、図2に示すように、スクリュー部材(69)を回転することで、スクリュー羽根(72)によって粗砕白米を排出口(63)まで搬送しつつ、二次熟成(二次テンパリング)する。
加水した粗砕白米は、スクリュー羽根(72)によって攪拌、接触され、粗砕白米の表面及び破断面から水が浸透する。
テンパリング装置(V)は、スクリュー部材(69)の回転速度を制御することで、排出口(63)に搬送する粗砕白米の搬送速度(搬送時間)を調節する。
これにより、加水した粗砕白米は、二次熟成時間(二次テンパリング時間:T3)が調整され、粗砕白米の水分率を30%前後(飽和水分率)にする。
(微粉砕工程:白米)
微粉砕工程は、二次テンパリングした粗砕白米を微粉砕して、米粉(白米粉)を生成する。二次テンパリングした粗砕白米は、白米組織が剥がれ易い状態なので、微粉砕しても白米の澱粉層の損傷を抑えることができる。
なお、微粉砕した米粉(白米粉)は、乾燥によって水分率が調節される。
米粉製造システム(X)において、図1に示すように、一定量の二次テンパリングした粗砕白米を微粉砕装置(W)内に投入する。
微粉砕装置(W)は、多数の回転ピン及び固定ピン(図示しない)によって粗砕白米を微粉砕して、米粉(白米粉)を生成する。
微粉砕した白米粉は、乾燥によって水分率が調節され、捕集サイロ(図示しない)に捕集される。
<米粉製造システム、米粉製造方法の他の実施形態>
次に、本発明に係る米粉製造システム、及び米粉製造方法の他の実施形態について、図23及び図24を参照して説明する。
なお、図23及び図24において、図1乃至図22と同一符号は同一部材、構成であるので、その説明は省略する。
<米粉製造システム>
粉製造システム(X1)は、図23及び図24に示すように、水分調整装置及びテンパリング装置について、ベルトコンベアを採用する。
<水分調節装置の構成>
水分調節装置(S1)は、図23に示すように、洗浄装置(R)下側及び粗砕装置(T)上側の間に配置されている。水分調整装置(S1)は、洗浄装置(R)下側から粗砕装置(T)に向うに連れて上側に傾斜されている。
この水分調節装置(S1)は、図23に示すように、駆動ローラ(101)、従動ローラ(102)及び無端ベルト(103)を含んで構成されている。
各ローラ(101)、(102)は、間隔を隔てて回転自在に配置され、無端ベルト(103)は各ローラ(101)、(102)に架け渡されている。
水分調節装置(S1)は、洗浄した原料米(玄米、白米)を投入ホッパ(11)から無端ベルト(103)上に投入する。
水分調節装置(S1)は、駆動モータ(図示しない)の駆動によって駆動ローラ(101)を回転することで、洗浄した原料米を無端ベルト(103)によって粗砕装置(T)に搬送する。
<テンパリング装置の構成>
テンパリング装置(V1)は、図23及び図24に示すように、加水装置(U)下側及び微粉砕装置(W)上側の間に配置されている。テンパリング装置(V1)は、図23に示すように、加水装置(U)下側から微粉砕装置(W)に向うに連れて上側へ傾斜されている。
このテンパリング装置(V1)は、図23及び図24に示すように、駆動ローラ(111)、従動ローラ(112)及び無端ベルト(113)を含んで構成されている。
各ローラ(111)、(112)は、間隔を隔てて回転自在に配置され、無端ベルト(113)は各ローラ(111)、(112)に架け渡されている。
テンパリング装置(V1)は、加水した粗砕米(玄米、白米)を無端ベルト(103)上に投入する。
テンパリング装置(V1)は、駆動モータ(図示しない)の駆動によって駆動ローラ(111)を回転することで、加水した粗砕米を無端ベルト(113)によって微粉砕装置(W)に搬送する。
(米粉製造方法)
米粉製造方法について、(ia)玄米を微粉砕して米粉(玄米粉)を製造する方法、(iia)白米(精米)を微粉砕して米粉(白米粉南)を製造する方法を説明する。
上記(ia)、(iia)の製造方法は、玄米又は白米に水分を浸透させて、微粉砕する湿式粉砕方法を採用する。
なお、上記(ia)、(iia)の製造方法において、上記(i)、(ii)の製造方法とは、基本的に同一であり、相違する点のみ説明する。
(ia)玄米を微粉砕して米粉(玄米粉)を製造する方法と、上記(i)の製造方法と相違する点は、水分調節装置、テンパリング装置について、ベルトコンベアを採用した点である。
(水分調節工程:玄米)
米粉製造システム(X1)において、図23に示すように、一定量の洗浄した玄米を水分調節装置(S1)内に投入する。洗浄した玄米は、投入ホッパ(11)を通して無端ベルト(103)上に積層される。
水分調節装置(S1)は、駆動ローラ(101)を駆動することで、無端ベルト(103)によって積層状態の玄米を粗砕装置(T)に搬送する。
洗浄した玄米は、無端ベルト(103)の搬送途中で、玄米表面に付着した余剰水分が除去される。余剰水分は、無端ベルト(103)、水受部(18)及び排水管(21)を通して装置(X1)外に排水される。
(テンパリング工程:玄米)
米粉製造システム(X1)において、図23に示すように、一定量の加水した粗砕玄米をテンパリング装置(V1)の無端ベルト(113)上に積層する。
テンパリング装置(V1)は、駆動モータ(図示しない)を駆動することで、無端ベルト(113)によって積層状態の粗砕玄米を微粉砕装置(W)に搬送する。
粗砕玄米は、粗砕によって形成された破断面から水が浸透する。
テンパリング装置(V1)は、無端ベルト(113)の移動速度を制御することで、粗砕玄米の搬送速度(搬送時間)を調節する。
これにより、加水した粗砕玄米は、熟成時間が調節され、粗砕玄米の水分率を30%前後(飽和水分率)にする。
(iia)白米(精米)を微粉砕して米粉(白米粉)を製造する方法、及び上記(ii)の製造方法と相違する点は、水分調節装置、テンパリング装置について、ベルトコンベアを採用した点である。
(一次テンパリング工程:白米)
米粉製造システム(X1)において、図23に示すように、一定量の洗浄した白米を水分調節装置(R1)の無端ベルト(103)上に積層する。
水分調節装置(R1)は、駆動ローラ(101)を駆動することで、無端ベルト(103)によって積層状態の白米を粗砕装置(T)に搬送する。
洗浄した白米は、無端ベルト(103)の搬送途中で、白米表面から洗浄水が表層に浸透する。
水分調節装置(R1)は、無端ベルト(103)の移動速度を制御することで、洗浄した白米の一次熟成時間(一次テンパリング時間)を最適条件に設定でき、洗浄した白米の水分を調整して、例えば、白米表層の水分率を22%前後、白米内層(白米の芯側)の水分率を14%前後に維持する。
水分調節装置(R1)は、無端ベルト(103)の移動速度、即ち、一次熟成時間を制御することで、洗浄した白米表層に水を浸透させつつ、白米表面を乾燥させる。これにより、白米表面に多数の自然亀裂(クラック)が形成される。
(二次テンパリング工程:白米)
米粉製造システム(X1)において、図23及び図24に示すように、一定量の加水した粗砕白米をテンパリング装置(V1)の無端ベルト(113)上に積層する。
テンパリング装置(V1)は、駆動モータ(図示しない)を駆動することで、無端ベルト(113)によって積層状態の粗砕白米を微粉砕装置(W)に搬送する。
粗砕白米は、表面及び破断面から水が浸透される。
テンパリング装置(V1)は、無端ベルト(113)の移動速度を制御することで、粗砕白米の搬送速度(搬送時間)を調節する。
これにより、加水した粗砕白米は、二次熟成時間(T4)が調節され、粗砕玄米の水分率を30%前後(飽和水分率)にする。
本発明に係る米粉製造システム(X)、(X1)において、洗浄装置(R)、水分調節装置(S、S1)、粗砕装置(T)、加水装置(U)及びテンパリング装置(V、V1)及び微粉砕装置(W)に限定されるものでなく、水洗浄、水分調節(一次テンパリング)、粗砕、加水、テンパリング(二次テンパリング)及び微粉砕できる装置であれば、採用できるものである。
本発明は、玄米又は白米(精米)の原料米を微粉砕して製造する米粉製造方法、及び米粉製造システムに対して好適に利用されるものである。
X 米粉製造システム
X1 米粉製造システム
R 洗浄装置
S 水分調節装置(スクリュー式)
S1 水分調節装置(ベルトコンベア式)
T 粗砕装置
U 加水装置
V テンパリング装置(スクリュー式)
V1 テンパリング装置(ベルトコンベア式)
W 微粉砕装置

Claims (3)

  1. 玄米を微粉砕して米粉を製造する米粉製造方法であって、
    前記玄米を前記玄米の内層に水が浸透せず前記玄米の外皮が水濡れ状態となる程度に水洗浄する洗浄工程と、
    前記洗浄した玄米の外皮に付着する余剰水分を除去して水分量を調節する水分調節工程と、
    前記水分調節した玄米を粗砕して粗砕玄米を生成する粗砕工程と、
    前記粗砕玄米の外皮および破断面に水を供給する加水工程と、
    前記粗砕玄米の内層に浸透させる前記加水した水分を調節するテンパリング工程と、
    前記テンパリングした粗砕玄米を微粉砕する微粉砕工程を、
    含んでなる米粉製造方法。
  2. 白米を微粉砕して米粉を製造する米粉製造方法であって、
    前記白米を前記白米の表層に水が一部浸透し前記白米の表面が水濡れ状態となる程度に水洗浄する洗浄工程と、
    前記洗浄した白米を撹拌又は放置することにより該白米の表層に浸透させる水分を調節しつつ前記白米表面を乾燥させる一次テンパリング工程と、
    前記一次テンパリングした白米をグラインダにより粗砕して粗砕白米を生成する粗砕工程と、
    前記粗砕白米の表面および破断面に水を供給する加水工程と、
    前記粗砕白米の内層に浸透させる前記加水した水分を調節する二次テンパリング工程と、
    前記二次テンパリングした粗砕白米を微粉砕する微粉砕工程を、
    含んでなる米粉製造方法。
  3. 玄米又は白米の原料米を微粉砕して米粉を製造する米粉製造システムであって、以下の(i)から(vi)の順に原料米を処理する装置を含んでなる米粉製造システム。
    (i)前記原料米を水洗浄する洗浄装置。
    (ii)前記洗浄した原料米の表面の余剰の水分を除去又は乾燥して水分を調節する水分調節装置。
    (iii)前記水分調節された原料米を粗砕して粗砕米を生成するためのグラインダを備える粗砕装置。
    (iv)前記粗砕米の表面および破断面に水を供給する加水装置。
    (v)前記粗砕米の内層に浸透させる前記加水した水分を調節するテンパリング装置。
    (vi)前記水分率を調整した粗砕米を微粉砕する微粉砕装置。
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