JP3389782B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP3389782B2
JP3389782B2 JP13991296A JP13991296A JP3389782B2 JP 3389782 B2 JP3389782 B2 JP 3389782B2 JP 13991296 A JP13991296 A JP 13991296A JP 13991296 A JP13991296 A JP 13991296A JP 3389782 B2 JP3389782 B2 JP 3389782B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
type
region
semiconductor device
type well
buried region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13991296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09321150A (ja
Inventor
豊 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP13991296A priority Critical patent/JP3389782B2/ja
Priority to US08/867,764 priority patent/US5969391A/en
Publication of JPH09321150A publication Critical patent/JPH09321150A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3389782B2 publication Critical patent/JP3389782B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/08Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind
    • H01L27/085Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only
    • H01L27/088Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only the components being field-effect transistors with insulated gate
    • H01L27/092Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only the components being field-effect transistors with insulated gate complementary MIS field-effect transistors
    • H01L27/0921Means for preventing a bipolar, e.g. thyristor, action between the different transistor regions, e.g. Latchup prevention
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に係り、
特に、相補型絶縁ゲート電界効果トランジスタ(CMO
S)等の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置に関しては、例えば、
図8および図9に示すものがある(特開昭58−201
353号公報)。以下、図8、図9を基に従来例の構造
について説明する。P型半導体基板1の主面に、N型ウ
エル2とP+型基板コンタクト9を形成する。N型ウエ
ル2の主面に、N+型ウエルコンタクト8と、N型ウエ
ル2底面の全体にN+型埋込領域3を形成する。そし
て、P型半導体基板1の主面にNチヤネル(Nch)M
OSFET(絶縁ゲート電界効果トランジスタ)4を形
成すると共に、N型ウエル2主面にPチヤネル(Pc
h)MOSFET5を形成する。この際、PchMOS
FET5のソース領域をエミッタ、N型ウエル2とN+
型埋込領域3ををベース、P型半導体基板1をコレクタ
とするPNPバイポーラTr(トランジスタ)6が生じ
ると共に、NchMOSFET4のソース領域をエミッ
タ、P型半導体基板1をベース、N型ウエル2とN+
埋込領域3をコレクタとするNPNバイポーラTr10
が生じる。ここで、第1のシャント抵抗7は、PNPバ
イポーラTr6のエミッタ・ベース間シャント抵抗であ
り、第2のシャント抵抗11は、NPNバイポーラTr
10のエミッタ・ベース間シャント抵抗である。PNP
バイポーラTr6とNPNバイポーラTr10、および
第1のシャント抵抗7と第2のシャント抵抗11からな
る寄生サイリスタが、Vdd端子13とVss端子14の間
に接続される。さらに、入力(出力)端子12と、Vdd
端子13およびVss端子14の間には、プルアップダイ
オードとプルダウンダイオードあるいは外部に信号を出
力する出力CMOS回路の寄生ダイオードからなる保護
素子15が接続される。次に、従来例の動作を図9に基
づいて説明する。入力(出力)端子12に過大サージ電
圧が印加されても、N+型埋込領域3の存在により、 (1)PNPバイポーラTr6のhFE(電流増幅率)が
小さくなる。 (2)シャント抵抗7の値が小さくなる。 したがって、いわゆるラッチアップ現象が起きにくい、
という効果がある。しかしながら、このような従来の半
導体装置においては、以下に示す問題点があった。第1
の問題点を、入力(出力)端子12に静電サージ(ES
D)が印加された場合を例に挙げ説明する。入力(出
力)端子12とVss端子14間にESDが印加される
と、ESD電流の一部分は保護素子15内のプルダウン
ダイオードを流れ、残りのESD電流は保護素子15内
のプルアップダイオードとバーティカルTrであるPN
PバイポーラTr6を流れることが知られている(例え
ば、RCJ第3回EOS/ESDシンポジウム予稿集,
pp.13〜20,1993年11月,日本電子部品信
頼性センタ)。入力(出力)端子12とVdd端子13間
にESDが印加されても、同様にESD電流の一部分は
PNPバイポーラTr6を流れる。したがって、PNP
バイポーラTr6の働きにより、ESD電流がプルアッ
プダイオードまたはプルダウンダイオードのいずれか一
方に集中することがないので、ESD電流による破壊は
起きにくくなる。従来例では、N+型埋込領域3の存在
のためにPNPバイポーラTr6のベース濃度が高くな
っている。その結果、PNPバイポーラTr6のh
FE(電流増幅率)が低下する。したがって、PNPバイ
ポーラTr6のESD電流をバイパスする能力が小さく
なり、ESD電流が保護素子15内のプルアップダイオ
ードまたはプルダウンダイオードのいずれか一方に集中
してしまう。したがって、半導体素子のESD電流に対
する破壊耐量は低下することになる。第2の問題点とし
て、一般にN型ウエル2の深さは数μm程度と浅いの
で、半導体装置の作製工程における高温アニールによっ
て、N+型埋込領域3中のN型不純物が上方に拡散し
て、N型ウエル2の表面濃度が高くなる可能性がある。
このためPchMOSFET5の耐圧低下や、しきい値
制御が難しいという問題が生じる。第3の問題点を、図
10に示す半導体装置を例に挙げ説明する。P型半導体
基板1の主面に形成されたN型ウエル21の部分に、ソ
ース、ゲートおよびドレインが同一平面上に設けられた
横型パワーTr20を形成する。そして、N型ウエル2
1底面に、横型パワーTr20のドレインと電気的に接
続されたN+型埋込領域22を設けると共に、横型パワ
ーTr20と、NchMOSFET4と、PchMOS
FET5からなる制御回路とによって、インテリジェン
トパワーデバイス(IPD)が構成される。上記横型パ
ワーTr20のオン抵抗を小さくするために、上記N+
型埋込領域3とN+型埋込領域22を同時に形成し高濃
度化すると、上記第2の問題点がいっそう顕著になっ
て、PchMOSFET5のTr特性が悪化する。した
がって、横型パワーTr20の低オン抵抗化のためにN
+型埋込領域22を十分に高濃度化、すなわち、横型パ
ワーTr20を十分に低オン抵抗化することはできなく
なる。一方、N+型埋込領域3とN+型埋込領域22とを
別々に形成すれば、半導体装置の製造工程が複雑とな
り、その結果、製作コストが増加する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の相補型絶縁ゲート電界効果トランジスタにおいて、第
1の問題点として、PNPバイポーラTrのESD電流
をバイパスする能力が小さくなり、ESD電流が保護素
子内のプルアップダイオードまたはプルダウンダイオー
ドのいずれか一方に集中してしまうので、半導体装置の
ESD電流に対する破壊耐量が低下する。第2の問題点
として、半導体装置の形成工程における高温アニールに
よって、N+型埋込領域中のN型不純物が上方に拡散し
て、N型ウエルの表面濃度が高くなる可能性があり、こ
のためPchMOSFETの耐圧が低下し、しきい値制
御が難しくなる。第3の問題点として、横型パワーTr
を低オン抵抗化するために、N+型埋込領域を十分に高
濃度化することができなくなる。一方、二つのN+型埋
込領域を別々に形成すれば製造工程が複雑となり、その
結果、製作コストが増加するという問題がある。本発明
の目的は、上記従来技術における問題点を解消し、ES
D電流に対する耐量を低下させることなく、ラッチアッ
プを十分に起こりにくくし、PchMOSFETもしく
はNchMOSFETのTr特性を損なわずにN+型埋
込領域もしくはP+型埋込領域を高濃度化して、ラッチ
アップ耐量を高くすると共に、横型パワーTrを十分に
低オン抵抗化することが可能で、製作コストが安価な半
導体装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するために、本発明は特許請求の範囲に記載のような構
成とするものである。すなわち、本発明は請求項1に記
載のように、P型もしくはN型の半導体基板の主面に、
少なくとも相補型絶縁ゲート電界効果トランジスタ(C
MOS)回路を設け、該CMOS回路を構成するN型ウ
エル領域もしくはP型ウエル領域の底面の端部に、不純
物の高濃度領域であるN型もしくはP型の埋込領域
を配設し、静電サージ電流に対する耐量を低下すること
なく、寄生バーティカルトランジスタのシャント抵抗を
小さくしてラッチアップを防止する構造の半導体装置と
するものである。また、本発明は請求項2に記載のよう
に、P型もしくはN型の半導体基板の主面に、少なくと
もパワートランジスタと、相補型絶縁ゲート電界効果ト
ランジスタ(CMOS)回路とが共に組み込まれたイン
テリジェントパワーデバイス(IPD)を形成し、上記
CMOS回路を構成するN型ウエル領域もしくはP型ウ
エル領域の底面の端部に、不純物の高濃度領域であるN
型もしくはP型の埋込領域を配設し、静電サージ電
流に対する耐量を低下することなく、寄生バーティカル
トランジスタのシャント抵抗を小さくしてラッチアップ
を防止する構造の半導体装置とするものである。また、
本発明は請求項3に記載のように、請求項1または請求
項2に記載の半導体装置おいて、不純物の高濃度領域で
あるN型もしくはP型埋込領域上に、N型もしくは
P型高濃度ウエルコンタクト領域を配設し、静電サージ
耐量およびトランジスタ特性を損なうことなく、ラッチ
アップをさらに防止する半導体装置とするものである。
また、本発明は請求項4に記載のように、P型半導体基
板の主面にN型のウエル領域を形成し、上記半導体基板
の主面および上記ウエル領域の主面に、相補型絶縁ゲー
ト電界効果トランジスタ(CMOS)回路を設けると共
に、該CMOS回路を構成するPチャネル絶縁ゲート電
界効果トランジスタ(MOSFET)が形成されるN型
ウエル領域の底面の端部に、第1のN型埋込領域を配
設した構造の半導体装置とするものである。また、本発
明は請求項5に記載のように、N型半導体基板の主面に
P型のウエル領域を形成し、上記半導体基板の主面およ
び上記ウエル領域の主面に、相補型絶縁ゲート電界効果
トランジスタ(CMOS)回路を設けると共に、該CM
OS回路を構成するNチャネル絶縁ゲート電界効果トラ
ンジスタ(MOSFET)が形成されるP型ウエル領域
の底面の端部に、第1のP型埋込領域を配設した構造
の半導体装置とするものである。また、本発明は請求項
6に記載のように、請求項4に記載の半導体装置におい
て、N型ウエル領域の底面の端部に、第1のN型埋込
領域を連続的に、もしくは断続的に配設するか、もしく
はN型ウエル領域の底面の端部において、CMOS回路
を構成するNチャネルMOSFETと近接して隣合って
いる部分以外に、第1のN型埋込領域を配設するか、
もしくはN型ウエル領域の底面の端部において、少なく
とも半導体基板主面に形成された入力回路もしくは出力
回路と近接して隣合っている部分に、第1のN型埋込
領域を配設した構造の半導体装置とするものである。ま
た、本発明は請求項7に記載のように、請求項5に記載
の半導体装置において、P型ウエル領域の底面の端部
に、第1のP型埋込領域を連続的に、もしくは断続的
に配設するか、もしくはP型ウエル領域の底面の端部に
おいて、CMOS回路を構成するPチャネルMOSFE
Tと近接して隣合っている部分以外に、第1のP型埋
込領域を配設するか、もしくはP型ウエル領域の底面の
端部において、少なくとも半導体基板主面に形成された
入力回路もしくは出力回路と近接して隣合っている部分
に、第1のP型埋込領域を配設した構造の半導体装置
とするものである。また、本発明は請求項8に記載のよ
うに、請求項4または請求項6に記載の半導体装置おい
て、半導体基板主面に、パワートランジスタと、制御回
路であるCMOS回路が共に組み込まれた、いわゆるイ
ンテリジェントパワーデバイス(IPD)が配設され、
かつ上記パワートランジスタのソース、ゲート、ドレイ
ンが共に同一平面に設けられた横型パワートランジスタ
であると共に、該パワートランジスタ部分の半導体基板
内部に、ドレインと電気的に接続された第2のN型埋
込領域を有し、さらに第1のN型埋込領域と、上記第
2のN型埋込領域は、同時に形成された埋込領域とす
るものである。また、本発明は請求項9に記載のよう
に、請求項5または請求項7に記載の半導体装置おい
て、半導体基板主面に、パワートランジスタと、制御回
路であるCMOS回路が共に組み込まれた、いわゆるイ
ンテリジェントパワーデバイスが配設され、かつ該パワ
ートランジスタのソース、ゲート、ドレインが共に同一
平面横型のパワートランジスタであり、該パワートラン
ジスタ部分の半導体基板の内部に、ドレインと電気的に
接続された第2のP型埋込領域を有し、さらに第1の
型の埋込領域と、上記第2のP型埋込領域は、同
時に形成された埋込領域とするものである。また、本発
明は請求項10に記載のように、請求項4、請求項6お
よび請求項8のいずれか1項に記載の半導体装置におい
て、N型ウエル領域の主面で、かつ第1のN型埋込領
域に当たる部分の一部分もしくは全部に、N型ウエル
コンタクト領域を設けるか、もしくはN型ウエルコン
タクト領域を設けると共に、該N型ウエルコンタクト
領域と、該第1のN型埋込領域との間に、N型領域
を設け、かつ上記N型ウエルコンタクト領域を、Vdd
端子に接続した構造の半導体装置とするものである。ま
た、本発明は請求項11に記載のように、請求項5、請
求項7および請求項9のいずれか1項に記載の半導体装
置において、P型ウエル領域の主面で、かつ第1のP
型埋込領域に当たる部分の一部分もしくは全部に、P
型ウエルコンタクト領域を設けるか、もしくはP型ウ
エルコンタクト領域を設けると共に、該P型ウエルコ
ンタクト領域と、該第1のP型埋込領域との間に、P
型領域を設け、かつ上記P型ウエルコンタクト領域
を、Vss端子に接続した構造の半導体装置とするもので
ある。
【0005】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、請求項1
に記載のように、P型もしくはN型の半導体基板の主面
に、少なくとも相補型絶縁ゲート電界効果トランジスタ
(CMOS)回路を設け、該CMOS回路を構成するN
型ウエル領域もしくはP型ウエル領域の底面の端部に、
不純物の高濃度領域であるN型もしくはP型の埋込
領域を配設する構造としているので、ラッチアップの原
因となる過大サージ電圧による電流は、主にN型ウエル
もしくはP型ウエル端部に注入され、この端部の部分
に、不純物の高濃度領域である低抵抗の埋込領域がある
ために、寄生バーティカルTrのシャント抵抗が小さく
なるので、ラッチアップを十分に防止することができ
る。さらに、ESD電流はプルアップダイオードとプル
ダウンダイオードに分流されるので、寄生バーティカル
TrのESD電流バイパス能力は損なわれず、ESD耐
量は低下しない効果がある。また、本発明は請求項2に
記載のように、P型もしくはN型の半導体基板の主面
に、少なくともパワートランジスタと、相補型絶縁ゲー
ト電界効果トランジスタ(CMOS)回路とが共に組み
込まれたインテリジェントパワーデバイス(IPD)を
形成し、上記CMOS回路を構成するN型ウエル領域も
しくはP型ウエル領域の底面の端部に、不純物の高濃度
領域であるN型もしくはP型の埋込領域を配設する
構造としているので、上記請求項1と同様に、ESD耐
量の低下が起きることなく、ラッチアップを効果的に防
止でき、トランジスタ特性を損なうことなく、パワート
ランジスタを低オン抵抗化できる効果がある。また、本
発明は請求項3に記載のように、請求項1または請求項
2に記載の半導体装置おいて、不純物の高濃度領域であ
るN型もしくはP型埋込領域上に、N型もしくはP
型高濃度ウエルコンタクト領域を配設する構造としてい
るので、上記請求項1および2と同様に、ESD耐量の
低下が起きることなく、ラッチアップを効果的に防止で
きる効果がある。また、本発明は請求項4に記載のよう
に、P型半導体基板の主面にN型のウエル領域を形成
し、上記半導体基板の主面および上記ウエル領域の主面
に、相補型絶縁ゲート電界効果トランジスタ(CMO
S)回路を設けると共に、該CMOS回路を構成するP
チャネル絶縁ゲート電界効果トランジスタ(MOSFE
T)が形成されるN型ウエル領域の底面の端部に、第1
のN型埋込領域を配設した構造としているので、上記
請求項1と同様に、寄生バーティカルTrのhFE(電
流増幅率)が低下しないのでESD電流をバイパスする
ことができ、ESD電流がプルアップダイオードとプル
ダウンダイオードに分流されることにより、ESD耐量
の低下が起きない。かつ、ラッチアップの原因となる過
大サージ電圧による電流は基板表面を経てウエル端部に
注入されるので、ウエル端部に設けた埋込領域によりラ
ッチアップを効果的に防止できる効果がある。また、本
発明は請求項5に記載のように、N型半導体基板を用い
て相補型絶縁ゲート電界効果トランジスタ(CMOS)
回路を形成し、該CMOS回路を構成するP型ウエル領
域の底面の端部に、第1のP型埋込領域を配設した場
合においても、上記請求項4と同様に、ESDに対する
破壊耐量を下げることなく、ラッチアップを十分に起こ
りにくくできる効果がある。また、本発明は請求項6に
記載のように、請求項4に記載の半導体装置において、
N型ウエル領域の底面の端部に、第1のN型埋込領域
を連続的に、もしくは断続的に配設するか、もしくはN
型ウエル領域の底面の端部において、CMOS回路を構
成するNチャネルMOSFETと近接して隣合っている
部分以外に、第1のN型埋込領域を配設するか、もし
くはN型ウエル領域の底面の端部において、少なくとも
半導体基板主面に形成された入力回路もしくは出力回路
と近接して隣合っている部分に、第1のN型埋込領域
を配設した構造としているので、上記請求項4と同様
に、ESDに対する破壊耐量を下げることなく、ラッチ
アップを十分に起こりにくくできる効果がある。また、
本発明は請求項7に記載のように、請求項5に記載の半
導体装置において、P型ウエル領域の底面の端部に、第
1のP型埋込領域を連続的に、もしくは断続的に配設
するか、もしくはP型ウエル領域の底面の端部におい
て、CMOS回路を構成するPチャネルMOSFETと
近接して隣合っている部分以外に、第1のP型埋込領
域を配設するか、もしくはP型ウエル領域の底面の端部
において、少なくとも半導体基板主面に形成された入力
回路もしくは出力回路と近接して隣合っている部分に、
第1のP型埋込領域を配設した構造としているので、
上記請求項5と同様に、ESDに対する破壊耐量を下げ
ることなく、ラッチアップを十分に起こりにくくできる
効果がある。また、本発明は請求項8に記載のように、
請求項4または請求項6に記載の半導体装置おいて、半
導体基板主面に、パワートランジスタと、制御回路であ
るCMOS回路が共に組み込まれた、いわゆるインテリ
ジェントパワーデバイス(IPD)が配設され、かつ上
記パワートランジスタのソース、ゲート、ドレインが共
に同一平面に設けられた横型パワートランジスタである
と共に、該パワートランジスタ部分の半導体基板内部
に、ドレインと電気的に接続された第2のN型埋込領
域を有し、さらに第1のN型埋込領域と、上記第2の
型埋込領域は、同時に形成された埋込領域とするも
のであって、このように埋込領域を高濃度化できるの
で、上記請求項4または請求項6と同様に、ラッチアッ
プ耐量や、トランジスタ特性を損なうことなく、パワー
トランジスタを低オン抵抗化した素子を安価に製造でき
る効果がある。また、本発明は請求項9に記載のよう
に、請求項5または請求項7に記載の半導体装置おい
て、半導体基板主面に、パワートランジスタと、制御回
路であるCMOS回路が共に組み込まれた、いわゆるイ
ンテリジェントパワーデバイスが配設され、かつ該パワ
ートランジスタのソース、ゲート、ドレインが共に同一
平面横型のパワートランジスタであり、該パワートラン
ジスタ部分の半導体基板の内部に、ドレインと電気的に
接続された第2のP型埋込領域を有し、さらに第1の
型の埋込領域と、上記第2のP型埋込領域は、同
時に形成された埋込領域とするものであり、上記請求項
5または請求項7と同様に、ラッチアップ耐量や、トラ
ンジスタ特性を損なうことなく、パワートランジスタを
低オン抵抗化した素子を安価に製造できる効果がある。
また、本発明は請求項10に記載のように、請求項4、
請求項6および請求項8のいずれか1項に記載の半導体
装置において、N型ウエル領域の主面で、かつ第1のN
型埋込領域に当たる部分の一部分もしくは全部に、N
型ウエルコンタクト領域を設けるか、もしくはN
ウエルコンタクト領域を設けると共に、該N型ウエル
コンタクト領域と、該第1のN型埋込領域との間に、
型領域を設け、かつ上記N型ウエルコンタクト領
域をVdd端子に接続して、N型埋込領域上に、N型高
濃度コンタクト領域を設けた構造としているので、上記
請求項4、請求項6および請求項8と同様に、ESDに
対する耐量や、トランジスタ特性を損なうことなく、ラ
ッチアップ耐量も十分に高くできる効果がある。また、
本発明は請求項11に記載のように、請求項5、請求項
7および請求項8のいずれか1項に記載の半導体装置に
おいて、P型ウエル領域の主面で、かつ第1のP型埋
込領域に当たる部分の一部分もしくは全部に、P型ウ
エルコンタクト領域を設けるか、もしくはP型ウエル
コンタクト領域を設けると共に、該P型ウエルコンタ
クト領域と、該第1のP型埋込領域との間に、P
領域を設け、かつ上記P型ウエルコンタクト領域をV
ss端子に接続して、P型埋込領域上に、P型高濃度コ
ンタクト領域を設けた構造としているので、上記請求項
5、請求項7および請求項8と同様に、ESDに対する
耐量や、トランジスタ特性を損なうことなく、ラッチア
ップ耐量も十分に高くできる効果がある。
【0006】
【発明の実施の形態】
〈第1の実施の形態〉図1は、本実施の形態で例示する
半導体装置の断面構造を示す模式図であり、図2は、図
1に示す半導体装置の平面構造を示す模式図である。ま
ず、図1と図2に基づき、半導体装置の構成を説明す
る。P型半導体基板1の主面に、N型ウエル2と、P+
型基板コンタクト9を形成する。そして、P型半導体基
板1の主面に、NchMOSFET(Nチャネル絶縁ゲ
ート電界効果トランジスタ)4を設けると共に、N型ウ
エル2の主面に、PchMOSFET(Pチャネル絶縁
ゲート電界効果トランジスタ)5を設ける。N型ウエル
2の底面の端部に、N+型埋込領域100を連続的に、もし
くは断続的に形成する。そして、N型ウエル2の主面の
一部に、N+型ウエルコンタクト101を設けると共に、N
+型ウエルコンタクト101と、N+型埋込領域100との間
に、N+型領域102を設ける。この結果、NchMOSF
ET4のソース領域をエミッタ、P型半導体基板1をベ
ース、N型ウエル2をコレクタとするNPNバイポーラ
Tr(トランジスタ)10が形成されると共に、Pch
MOSFET5のソース領域をエミッタ、N型ウエル2
をベース、P型半導体基板1をコレクタとするPNPバ
イポーラTr105が形成される。ここで、抵抗103は、N
+型領域102内におけるPNPバイポーラTr105のエミ
ッタ・ベース間のシャント抵抗であり、抵抗104は、N+
型埋込領域100内におけるPNPバイポーラTr105のエ
ミッタ・ベース間のシャント抵抗である。次に、本実施
の形態における作用、効果について説明する。図3は、
本実施の形態におけるPNPバイポーラTr105の部分
と、入力(出力)端子12に接続されている保護素子1
5内のプルダウンダイオード111の位置関係を示す図で
ある。なお、プルダウンダイオード111のアノードは、
P+型基板コンタクト110に接続されている。そして、プ
ルダウンダイオード111のカソードをエミッタ、P型半
導体基板1をベース、N型ウエル2をコレクタとするN
PNバイポーラTr112が形成される。ここで、入力
(出力)端子12に、負極性の過大サージが印加された
場合における本実施の形態の半導体装置の効果について
説明する。プルダウンダイオード111が順バイアスされ
るのと同時に、NPNバイポーラTr112のエミッタ・
ベース接合がターンオンして、P型半導体基板1の内部
に電子が注入される。ここで、プルダウンダイオード11
1と、N型ウエル2は、P型半導体基板1の主面近傍に
形成されているため、NPNバイポーラTr112もP型
半導体基板1の主面に形成される。したがって、図4に
示すように、NPNバイポーラTr112(図3参照)に
よる電子の流束115は、大部分がN型ウエル2の側面お
よびN+型埋込領域100の側面に注入される。ここで、抵
抗103と、抵抗104の抵抗値は小さいので、電流の流束11
5の内、大部分が電子の流束117として、抵抗103と抵抗1
04の部分を流れる。したがって、N型ウエル2の内部を
流れる電子の流束116の大きさは、電子の流束115のごく
一部分となる。この結果、抵抗103と抵抗104の部分での
電位差はほとんど無く、かつN型ウエル2の内部での電
圧勾配もほとんど生じない。したがって、PNPバイポ
ーラTr105はターンオンせず、ラッチアップは十分に
起こりにくくなる。図5は、N型ウエル2の側面を示す
模式図である。抵抗103の値が十分に小さいので、N+
埋込領域100の内部に電位差はほとんど生じない。した
がって、N型ウエル2の側面にも電位差はほとんど生じ
ない。このため、N+型ウエルコンタクト101と、N+
領域102を、N型ウエル2の端部の一部分のみに設けて
も、N型ウエル2の内部の電位変化を抑制でき、ラッチ
アップを防止することができる。しかもこの場合は、N
型ウエル2の主面におけるN+型ウエルコンタクト101お
よびN+型領域102の面積が減るので、半導体装置の集積
度にはほとんど影響を与えない。また、本実施の形態で
は、N型ウエル2の底面の端部以外に、N+型埋込領域1
00が形成されていないので、バーティカルTrであるP
NPバイポーラTr105のhFE(電流増幅率)は低下し
ない。したがって、従来技術で説明したような、PNP
バイポーラTr105のESD電流をバイパスする能力の
低下がないので、入力(出力)端子12に、ESDが印
加された際の破壊耐量の低下は生じない。さらに、Pc
hMOSFET5の下に、不純物濃度の高いN+型埋込
領域100が存在しないので、半導体装置の作製工程中の
高温熱処理によって、N+型埋込領域100の不純物が上方
に拡散し、PchMOSFET5が形成される部分のN
型ウエル2の主面の不純物濃度が高くなることがない。
したがって、従来技術のようなPchMOSFET5の
Tr特性が悪化するという問題は生じない。さらに、N
+型埋込領域100の上方拡散の抑制、またはN型ウエル2
の表面濃度の制御等、半導体装置の製造工程を複雑に、
かつ困難にすることはない。また、上述したごとく、ラ
ッチアップの原因となる電子の流束は、 保護素子15
からP型半導体基板1の主面近傍を経て、N型ウエル2
の側面に注入される。したがって、(1)N型ウエル2
の底面の端部において、NchMOSFET4と近接し
て隣合っている部分以外に、N+型埋込領域100、N+
ウエルコンタクト101、N+型領域102を形成する。
(2)N型ウエル2の底面の端部において、少なくとも
保護素子15と近接して隣合っている部分に、N+型埋
込領域100、N+型ウエルコンタクト101、N+型領域102
を形成する構成にしても、ラッチアップに対する耐量を
十分に高くすることができる。そして、N+型埋込領域1
00、N+型ウエルコンタクト101、N+型領域102が形成さ
れる面積が小さくなるので、半導体装置の集積度に与え
る影響がますます小さくなる。なお、N+型埋込領域100
を断続的に形成しても上記と同様の効果が得られる。こ
の場合も、半導体装置の集積度に与える影響は小さくな
る。このように、P型半導体基板に形成されるCMOS
において、PchMOSFETが形成されるN型ウエル
の底面の一部分または端部に、N+型埋込領域を設ける
構成にすることによって、ESDに対する破壊耐量を下
げることなく、ラッチアップを十分に起こりにくくする
ことができる効果がある。また、N+型ウエルコンタク
ト101の面積を大きくすることによって、N+型ウエルコ
ンタクト101とN+型埋込領域100の間の抵抗を十分に小
さくできれば、N+型領域102を形成しなくても同様の効
果が生じる。また、PchMOSFET5のゲート電極
構造がストレート型、ストライプ型のいずれであっても
効果は全く同様である。なお、本発明の実施の形態にお
いて、P型半導体基板を用いた場合について述べたが、
N型半導体基板を用いる場合には、本実施の形態におい
て、N型とP型を入れ替え、かつVdd電位とVss電位を
入れ替えればよく、本実施の形態と同様の効果がある。
【0007】〈第2の実施の形態〉図6に、本実施の形
態で例示する半導体装置の断面構造を示す。まず、半導
体装置の構成について説明する。第1の実施の形態にお
いて、P型半導体基板1の主面にN型ウエル21を設け
る。そして、N型ウエル21の主面に、ソース、ゲート
およびドレインが同一平面上に設けられた横型パワーT
r20を形成する。また、N型ウエル21の底面に、横
型パワーTr20のドレインと電気的に接続されたN+
型埋込領域22を設けると共に、横型パワーTr20
と、NchMOSFET4と、PchMOSFET5か
らなる制御回路とによって、IPDを構成する。その他
の構成は、第1の実施の形態と同様である。次に、本実
施の形態で示した半導体装置の作用、効果について述べ
る。本実施の形態で例示した半導体装置は、上記第1の
実施の形態で述べた半導体装置のすべての効果が含まれ
ると共に、さらに、以下に示す効果がある。 (1)N+型埋込領域22と、N+型埋込領域100を同時
に形成する場合に、横型パワーTr20のオン抵抗を小
さくするために、N+型埋込領域22と、N+型埋込領域
100の不純物濃度を高くしても、PchMOSFET5
のTr特性に悪影響を与えない。したがって、横型パワ
ーTr20の低オン抵抗化と、制御回路のラッチアップ
に対する耐量を高くすることを両立させることができ
る。また、N+型埋込領域100を形成するための特別な製
造工程を追加する必要がない。 (2)横型パワーTr20のオン抵抗を小さくするため
に、横型パワーTr20のドレイン領域と、N+型埋込
領域22との間に、新たなN+型領域(図示せず)を設
ける場合、N+型領域102を、上記新たなN+型領域とを
同時に形成することができ、N+型領域102を形成するた
めの特別な製造工程の追加を必要としない。このよう
に、CMOSがIPDの一部として構成され、上記N+
型埋込領域がIPD内のパワーTr部分にも用いられる
場合、PchMOSFETのTr特性を損なわずにN+
型埋込領域を高濃度化してラッチアップに対する耐量を
高くすると共に、パワーTrを低オン抵抗化できる効果
がある。さらに、N+型ウエルコンタクト101の面積を大
きくすることによって、N+型ウエルコンタクト101とN
+型埋込領域100の間の抵抗が十分に小さくなるならば、
+型領域102を形成しなくても同様の効果が生じる。ま
た、PchMOSFET5のゲート電極構造がストレー
ト型、ストライプ型のいずれであっても効果は全く同様
である。なお、本発明の実施の形態において、すべてP
型半導体基板を用いた場合について述べたが、N型半導
体基板を用いる場合には、本実施の形態において、N型
とP型を入れ替え、かつVdd電位とVss電位を入れ替え
ればよく、本実施の形態と同様の効果がある。
【0008】〈第3の実施の形態〉本実施の形態で例示
する半導体装置の平面構造を図7に示す。まず、半導体
装置の構成について説明する。第1の実施の形態、また
は第2の実施の形態において、PchMOSFET5の
反転層が形成される領域の下以外のN型ウエル2の底面
の一部分または大部分に、N+型埋込領域100を設け、か
つ、N++型埋込領域100と、N型ウエル2の主面に設け
たN+型ウエルコンタクト101の間に、N+型領域102を形
成する点が異なる。その他の構成は第1の実施の形態ま
たは第2の実施の形態と同様である。次に、本実施の形
態における半導体装置の作用、効果について説明する。
本実施の形態における半導体装置は、第1の実施の形態
または第2の実施の形態の項で述べた効果、すなわち、
P型半導体基板に形成されるCMOSにおいて、Pch
MOSFETが形成されるN型ウエルの底面の一部分ま
たは端部に、N+型埋込領域を設ける構成にすることに
よって、ESDに対する破壊耐量を下げることなく、ラ
ッチアップを十分に起こりにくくすることができ、また
CMOSがIPDの一部として構成され、N+型埋込領
域が、IPD内のパワーTr部分にも用いられる場合、
PchMOSFETのTr特性を損なわずにN+型埋込
領域を高濃度化してラッチアップに対する耐量を高く
し、パワーTrを低オン抵抗化できる効果、等をすべて
含み、さらにN+型埋込領域100のレイアウトの自由度が
増加するので、半導体装置の集積度に与える影響が少な
くなり、半導体装置の面積を大きくすることなく集積化
をはかることができる効果がある。なお、本発明の実施
の形態において、P型半導体基板を用いた場合について
述べたが、N型半導体基板を用いる場合には、本実施の
形態においてN型とP型を入れ替え、かつVdd電位とV
ss電位を入れ替えればよく、本実施の形態と同様の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態で例示した半導体装
置の断面構造を示す模式図。
【図2】本発明の第1の実施の形態で例示した半導体装
置の平面構造を示す模式図。
【図3】本発明の第1の実施の形態で例示した半導体装
置のラッチアップ防止作用示す説明図。
【図4】本発明の第1の実施の形態で例示した半導体装
置の電子の流束を示す説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態で例示した半導体装
置のN型ウエルの側面部分の構成を示す模式図。
【図6】本発明の第2の実施の形態で例示した半導体装
置の断面構造を示す模式図。
【図7】本発明の第3の実施の形態で例示した半導体装
置の平面構造を示す模式図。
【図8】従来の半導体装置の断面構造の一例を示す模式
図。
【図9】従来の半導体装置の等価回路の一例を示す図。
【図10】従来のIPDを構成した半導体装置の断面構
造の一例を示す模式図。
【符号の説明】
1…P型半導体基板 2…N型ウエル 3…N+
埋込領域 4…NchMOSFET(Nチヤネル絶縁ゲート電界効
果トランジスタ) 5…PchMOSFET(Pチヤネル絶縁ゲート電界効
果トランジスタ) 6…PNPバイポーラTr 7…第1のシャント抵抗 8…N+型ウエルコンタクト 9…P+型基板コンタク
ト 10…NPNバイポーラTr 11…第2のシャント抵
抗 12…入力(出力)端子 13…Vdd端子 14…
Vss端子 15…保護素子 20…横型パワーTr 21…
N型ウエル 22…N+型埋込領域 100…N+型埋込領域 101…N+
型ウエルコンタクト 102…N+型領域 103、104…抵抗 105…PNPバイポ
ーラTr 110…P+型基板コンタクト 111…プルダウンダイオ
ード 112…NPNバイポーラTr 115、116、117…電子の
流束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8238 H01L 27/092 H01L 29/78

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】P型もしくはN型の半導体基板の主面に、
    少なくとも相補型絶縁ゲート電界効果トランジスタ(C
    MOS)回路を設け、該CMOS回路を構成するN型ウ
    エル領域もしくはP型ウエル領域の底面の端部に、不純
    物の高濃度領域であるN型もしくはP型の埋込領域
    を配設し、静電サージ電流に対する耐量を低下すること
    なく、寄生バーティカルトランジスタのシャント抵抗を
    小さくしてラッチアップを防止することを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】P型もしくはN型の半導体基板の主面に、
    少なくともパワートランジスタと、相補型絶縁ゲート電
    界効果トランジスタ(CMOS)回路とが共に組み込ま
    れたインテリジェントパワーデバイス(IPD)を形成
    し、上記CMOS回路を構成するN型ウエル領域もしく
    はP型ウエル領域の底面の端部に、不純物の高濃度領域
    であるN型もしくはP型の埋込領域を配設し、静電
    サージ電流に対する耐量を低下することなく、寄生バー
    ティカルトランジスタのシャント抵抗を小さくしてラッ
    チアップを防止することを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の半導体装
    置おいて、不純物の高濃度領域であるN+型もしくはP+
    型埋込領域上に、N型もしくはP型高濃度ウエルコンタ
    クト領域を配設し、静電サージ耐量およびトランジスタ
    特性を損なうことなく、ラッチアップをさらに防止する
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】P型半導体基板の主面にN型のウエル領域
    を形成し、上記半導体基板の主面および上記ウエル領域
    の主面に、相補型絶縁ゲート電界効果トランジスタ(C
    MOS)回路を設けると共に、該CMOS回路を構成す
    るPチャネル絶縁ゲート電界効果トランジスタ(MOS
    FET)が形成されるN型ウエル領域の底面の端部に、
    第1のN型埋込領域を配設して成ることを特徴とする
    半導体装置。
  5. 【請求項5】N型半導体基板の主面にP型のウエル領域
    を形成し、上記半導体基板の主面および上記ウエル領域
    の主面に、相補型絶縁ゲート電界効果トランジスタ(C
    MOS)回路を設けると共に、該CMOS回路を構成す
    るNチャネル絶縁ゲート電界効果トランジスタ(MOS
    FET)が形成されるP型ウエル領域の底面の端部に、
    第1のP型埋込領域を配設して成ることを特徴とする
    半導体装置。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の半導体装置において、N
    型ウエル領域の底面の端部に、第1のN+型埋込領域を
    連続的に、もしくは断続的に配設するか、もしくはN型
    ウエル領域の底面の端部において、CMOS回路を構成
    するNチャネルMOSFETと近接して隣合っている部
    分以外に、第1のN+型埋込領域を配設するか、もしく
    はN型ウエル領域の底面の端部において、少なくとも半
    導体基板主面に形成された入力回路もしくは出力回路と
    近接して隣合っている部分に、第1のN+型埋込領域を
    配設して成ることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の半導体装置において、P
    型ウエル領域の底面の端部に、第1のP+型埋込領域を
    連続的に、もしくは断続的に配設するか、もしくはP型
    ウエル領域の底面の端部において、CMOS回路を構成
    するPチャネルMOSFETと近接して隣合っている部
    分以外に、第1のP+型埋込領域を配設するか、もしく
    はP型ウエル領域の底面の端部において、少なくとも半
    導体基板主面に形成された入力回路もしくは出力回路と
    近接して隣合っている部分に、第1のP+型埋込領域を
    配設して成ることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】請求項4または請求項6に記載の半導体装
    置おいて、半導体基板主面に、パワートランジスタと、
    制御回路であるCMOS回路が共に組み込まれた、いわ
    ゆるインテリジェントパワーデバイス(IPD)が配設
    され、かつ上記パワートランジスタのソース、ゲート、
    ドレインが共に同一平面に設けられた横型パワートラン
    ジスタであると共に、該パワートランジスタ部分の半導
    体基板内部に、ドレインと電気的に接続された第2のN
    +型埋込領域を有し、さらに第1のN+型埋込領域と、上
    記第2のN+型埋込領域は、同時に形成された埋込領域
    であることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】請求項5または請求項7に記載の半導体装
    置おいて、半導体基板主面に、パワートランジスタと、
    制御回路であるCMOS回路が共に組み込まれた、いわ
    ゆるインテリジェントパワーデバイスが配設され、かつ
    該パワートランジスタのソース、ゲート、ドレインが共
    に同一平面に設けられた横型のパワートランジスタであ
    り、該パワートランジスタ部分の半導体基板の内部に、
    ドレインと電気的に接続された第2のP+型埋込領域を
    有し、さらに第1のP+型の埋込領域と、上記第2のP+
    型埋込領域は、同時に形成された埋込領域であることを
    特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】請求項4、請求項6および請求項8のい
    ずれか1項に記載の半導体装置において、N型ウエル領
    域の主面で、かつ第1のN+型埋込領域に当たる部分の
    一部分もしくは全部に、N+型ウエルコンタクト領域を
    設けるか、もしくはN+型ウエルコンタクト領域を設け
    ると共に、該N+型ウエルコンタクト領域と、該第1の
    +型埋込領域との間に、N+型領域を設け、かつ上記N
    +型ウエルコンタクト領域を、Vdd端子に接続して成る
    ことを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】請求項5、請求項7および請求項9のい
    ずれか1項に記載の半導体装置において、P型ウエル領
    域の主面で、かつ第1のP+型埋込領域に当たる部分の
    一部分もしくは全部に、P+型ウエルコンタクト領域を
    設けるか、もしくはP+型ウエルコンタクト領域を設け
    ると共に、該P+型ウエルコンタクト領域と、該第1の
    +型埋込領域との間に、P+型領域を設け、かつ上記P
    +型ウエルコンタクト領域を、Vss端子に接続して成る
    ことを特徴とする半導体装置。
JP13991296A 1996-06-03 1996-06-03 半導体装置 Expired - Fee Related JP3389782B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13991296A JP3389782B2 (ja) 1996-06-03 1996-06-03 半導体装置
US08/867,764 US5969391A (en) 1996-06-03 1997-06-03 Complementary insulated-gate field-effect transistors having improved anti-latchup characteristic

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13991296A JP3389782B2 (ja) 1996-06-03 1996-06-03 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09321150A JPH09321150A (ja) 1997-12-12
JP3389782B2 true JP3389782B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=15256543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13991296A Expired - Fee Related JP3389782B2 (ja) 1996-06-03 1996-06-03 半導体装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5969391A (ja)
JP (1) JP3389782B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3348782B2 (ja) 1999-07-22 2002-11-20 日本電気株式会社 半導体装置の製造方法
JP3317345B2 (ja) 1999-07-23 2002-08-26 日本電気株式会社 半導体装置
US6864536B2 (en) * 2000-12-20 2005-03-08 Winbond Electronics Corporation Electrostatic discharge protection circuit
US6787858B2 (en) * 2002-10-16 2004-09-07 Freescale Semiconductor, Inc. Carrier injection protection structure
US20050085028A1 (en) * 2003-10-21 2005-04-21 International Business Machines Corporation Method and structure to suppress external latch-up
US20070120196A1 (en) * 2005-11-28 2007-05-31 Via Technologies, Inc. Of R.O.C. Prevention of latch-up among p-type semiconductor devices
US8018002B2 (en) * 2009-06-24 2011-09-13 Globalfoundries Inc. Field effect resistor for ESD protection

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58201353A (ja) * 1982-05-20 1983-11-24 Toshiba Corp 半導体装置
JPS60767A (ja) * 1983-06-17 1985-01-05 Hitachi Ltd 半導体装置
US4683488A (en) * 1984-03-29 1987-07-28 Hughes Aircraft Company Latch-up resistant CMOS structure for VLSI including retrograded wells

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09321150A (ja) 1997-12-12
US5969391A (en) 1999-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20070082506A (ko) 반도체장치
US4922317A (en) CMOS device having Schottky diode for latch-up prevention
US6670678B2 (en) Semiconductor device having ESD protective transistor
KR100749231B1 (ko) 반도체 장치
US7196378B2 (en) Electrostatic-protection dummy transistor structure
JP3389782B2 (ja) 半導体装置
JP3317345B2 (ja) 半導体装置
JP3559075B2 (ja) Cmos技術の集積電子回路用の極性反転保護装置
JP4403292B2 (ja) 半導体装置
US6894320B2 (en) Input protection circuit
JP3317285B2 (ja) 半導体保護装置とこれを含む半導体装置及びそれらの製造方法
US6320229B1 (en) Semiconductor device
JP2003060059A (ja) 保護回路および保護素子
US6084272A (en) Electrostatic discharge protective circuit for semiconductor device
JP4435672B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP3425574B2 (ja) 半導体集積回路の入出力保護装置
US20040120085A1 (en) Semiconductor device with surge protection circuit
JPH11251533A (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法
JP2728453B2 (ja) 出力回路
JPH0715010A (ja) 半導体装置の保護回路
JP2003179226A (ja) 半導体集積回路装置
JPS62115764A (ja) 半導体集積回路装置
JPS61174672A (ja) 縦型mosトランジスタ
JPH0478018B2 (ja)
JPS62279675A (ja) 半導体集積回路の保護回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees