JP3387981B2 - 薄膜トランジスタマトリクス装置の製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタマトリクス装置の製造方法

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JP3387981B2 JP22164593A JP22164593A JP3387981B2 JP 3387981 B2 JP3387981 B2 JP 3387981B2 JP 22164593 A JP22164593 A JP 22164593A JP 22164593 A JP22164593 A JP 22164593A JP 3387981 B2 JP3387981 B2 JP 3387981B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画素毎に設けられた薄
膜トランジスタにより、表示制御を行うアクティブマト
リクス型液晶表示装置に用いられる薄膜トランジスタマ
トリクス装置の製造方法に関する。アクティブマトリク
ス型液晶表示装置は、単純マトリクス型液晶表示装置と
共に薄形の情報端末用表示装置として使用されている。
アクティブマトリクス型液晶表示装置はマトリクス状に
配置された多数ある画素をそれぞれ独立に駆動させるこ
とができる。このため、画素数の増大に伴い、駆動すべ
きライン数が増大しても、単純マトリクス型液晶表示装
置のように駆動信号のデューティ比が低下したり、コン
トラストが低下したり、視野角の減少をきたしたりする
等の問題が生じないという利点を有している。このた
め、アクティブマトリクス型液晶表示装置は、陰極線管
(CRT)並みのカラー表示を得ることが可能であり、
薄型のフラットディスプレイとして用途を拡げつつあ
る。
【0002】しかし、アクティブマトリクス型液晶表示
装置に用いる薄膜トランジスタマトリクス基板では、画
素毎にスイッチング素子として薄膜トランジスタを設け
るという複雑な構造をとる必要があり、その製造工程も
複雑である。このため、特に大型のアクティブマトリク
ス型液晶表示装置の場合には、製造歩留りが非常に低下
し、コスト高となるという問題がある。そこで、アクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置の構造を簡略化して、そ
の製造コストを低減させる試みが行われている。
【0003】また、アクティブマトリクス型表示装置の
大画面化に伴って、外部の駆動回路からの信号を伝える
バスラインの配線長が長くなり、バスラインの負荷とな
る液晶容量や寄生容量も増大する。このため、バスライ
ンの抵抗と負荷容量により決定される信号遅延が大きく
なり、この信号遅延により表示品質の低下を招いてい
る。したがって、表示品質の低下を抑えるために、バス
ライン抵抗を低減し、信号遅延の発生を小さくすること
が必要となってきている。
【0004】本発明は、かかるアクティブマトリクス型
液晶表示装置に用いる薄膜トランジスタマトリクス装置
を簡略な工程により高い歩留まりで製造できるように
し、同時にバスライン抵抗の低減を可能とし高い表示品
質を得られるようにした薄膜トランジスタマトリクス装
置の製造方法を提供しようとするものである。
【0005】
【従来の技術】従来のアクティブマトリクス型液晶表示
装置に用いる薄膜トランジスタマトリクス装置を図21
乃至図23を用いて説明する。図21(a)、(b)
は、公表特許昭59−501562号公報、公表特許昭
62−500745号公報等に開示されている簡略な形
成方法によって作製した薄膜トランジスタマトリクス装
置を示したものである。
【0006】この簡略な形成方法による薄膜トランジス
タマトリクス装置では、絶縁基板40上に、第1のマス
クを用いて、透明導電膜5からなるソース電極1、ドレ
イン電極2、ドレインバスライン21、画素電極4の各
部分をパターン形成し、その上に半導体層6、絶縁体層
7、ゲート電極層8を積層した後、第2のマスクを用い
て、ゲート電極層8、絶縁体層7、半導体層6をエッチ
ング除去し、ゲート電極3を兼ねたゲートバスライン3
1のパターン形成および薄膜トランジスタの素子分離を
行っている。
【0007】図21(b)は、図21(a)の平面図に
おけるL−L′線に沿うドレインバスライン21の断面
を示している。図21(b)に示すように、ドレインバ
スライン21は、画素電極4と同一の透明導電膜5によ
って構成されている。また、図22(a)、(b)は、
図21に示す従来例におけるドレインバスラインの抵抗
を低減させた薄膜トランジスタマトリクス装置を示した
ものである。
【0008】この薄膜トランジスタマトリクス装置で
は、第1のマスクによってパターン形成を行う電極層
を、透明導電膜5と金属膜9からなる積層膜としてい
る。そして、図21の場合と同様に、第2のマスクを用
いてゲート電極3を兼ねたゲートバスライン31a、3
1bのパターン形成と、絶縁体層7、半導体層6のエッ
チングによる素子分離を行った後に、画素電極4上の金
属膜9をエッチングすることによって画素電極4の透明
化を行う。
【0009】ドレインバスラインの低抵抗化を行うため
に、ゲートバスライン31a、31b間のドレインバス
ライン21上の領域24にゲート電極層8を残すことに
よって、その下に位置する金属膜9を残す構造としてい
る。図21、図22に示した従来の簡略化された工程に
よる薄膜トランジスタマトリクス装置では、ドレインバ
スラインの抵抗が高くなるという問題が有った。
【0010】すなわち、図21に示す従来例では、ドレ
インバスライン21が金属膜に較べて比抵抗の高い透明
導電膜により構成されているため、ドレインバスライン
の抵抗が高くなる。低抵抗化のために透明導電膜の膜厚
を厚くすると、透明電極膜上に形成される半導体層6の
被覆性が低下し、TFTのオン特性に悪影響を及ぼすた
めにその膜厚は200nm厚程度に制限され、その結
果、ドレインバスライン21の抵抗は高くならざるを得
ない。
【0011】また、図22に示す従来例では、ドレイン
バスライン21が、ゲートバスライン31a、31b間
のドレインバスライン21上の領域24と、ゲートバス
ライン31a、31bと重なる領域23a、23bで
は、透明導電膜5と金属膜9からなる積層構造となり、
図21の従来例に較べ抵抗値が低くなる。しかし、ゲー
トバスライン31a、31b間のドレインバスライン2
1上の領域24にゲート電極層8が残されており、この
ゲート電極層8と少なくとも一本のゲートバスライン3
1a又は31bが電気的に接続されると、バスライン間
の容量結合が増大して駆動波形の歪みが生じたり、バス
ライン間の短絡が生じ易くなるなどの問題がある。この
ため、ドレインバスライン21上の領域24とゲートバ
スライン31a、31bとの間にはゲート電極層8を残
さない領域25、26を存在させる必要があった。
【0012】ゲート電極層8を残さない領域25、26
を設けると、透明導電膜5上に積層した金属膜9を除去
して画素電極4の透明化を図る工程で、これら領域2
5、26上の金属層9も同時にエッチング除去されてし
まう。このため、図22(b)に示すように、ゲート電
極層8を残さない領域25、26では、ドレインバスラ
イン21が透明導電膜5のみとなり、この部分の透明導
電膜5の抵抗によりドレインバスライン31a、31b
の抵抗値が増大することは避けられなかった。
【0013】また、他の従来の薄膜トランジスタマトリ
クス装置の製造方法について、図23を用いて説明す
る。薄膜トランジスタマトリクス装置には、通常、明る
い表示を得るための透明な画素電極部と、低い抵抗を得
るためのドレインバスライン部とが設けられる。そのた
め、画素電極を透明導電膜により形成し、ドレインバス
ラインを透明導電膜上に金属膜を積層して形成する。
【0014】まず、絶縁基板50全面に透明導電膜52
を形成し、第1のレジスト54を画素電極とドレインバ
スラインを形成するようにパターニングする。続いて、
この第1のレジスト54をマスクとして透明導電膜52
をエッチングし、画素電極56とドレインバスライン5
8を形成する(図23(a))。次に、全面に金属膜6
0を形成し(図23(b))、第2のレジスト62をド
レインバスラインを形成するようにパターニングする。
続いて、この第2のレジスト62をマスクとして金属膜
60をエッチングし、ドレインバスライン58を形成す
る(図23(c))。
【0015】このように画素電極56を透明導電膜52
のみにより形成することにより画素電極の透明性を確保
すると共に、ドレインバスライン58に金属膜60を積
層することによりドレインバスラインの抵抗値を低くし
ている。しかしながら、図23に示す従来の製造方法で
は、異なるレジスト54、62を用いて2回のフォトリ
ソグラフィ工程により、画素電極とドレインバスライン
を形成するため、第1のレジスト54と第2のレジスト
62の合せマージンを考慮して設計する必要があり、バ
スラインに必要な面積が大きくなり、開口率が減少する
という問題があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、図21、
図22に示す従来例では、簡略化された製造工程により
簡単に製造することができるものの、ドレインバスライ
ンの抵抗が高くなるという問題があった。また、図23
に示す従来例では、画素電極の透明性を確保し、ドレイ
ンバスラインの抵抗値を低くすることができるものの、
ドレインバスラインの形成に必要な面積が大きくなり、
画素電極の面積が小さくなって、開口率が減少するとい
う問題があった。
【0017】本発明の目的は、ドレインバスラインの抵
抗値が低く、簡単に製造することができる薄膜トランジ
スタマトリクス装置の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、ドレインバスラインの形成に必要
な面積を小さくして、画素電極の面積を増大させること
ができる薄膜トランジスタマトリクス装置の製造方法を
提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は、絶縁基板
と、前記絶縁基板上にマトリクス状に配置された複数の
画素電極と、前記各画素電極にソース電極が接続された
複数の薄膜トランジスタと、前記画素電極間に第1の方
向に配線され、前記薄膜トランジスタのドレイン電極を
共通接続するドレインバスラインと、前記画素電極間に
前記第1の方向と直交する第2の方向に前記ドレインバ
スラインと交差して配線され、前記薄膜トランジスタの
ゲート電極を共通接続するゲートバスラインとを有する
薄膜トランジスタマトリクス装置の製造方法において、
前記絶縁基板上に透明導電膜及び金属膜を積層し、前記
透明導電膜及び金属膜を、少なくとも前記ドレインバス
ライン又は前記ゲートバスラインと前記画素電極とを含
む形状にパターニングする工程と、電解溶液中で前記ド
レインバスライン又は前記ゲートバスラインに通電する
ことにより、前記ドレインバスライン又は前記ゲートバ
スラインと前記ドレインバスライン又は前記ゲートバス
ラインに電気的に接続されたパターンにのみ膜を形成す
る工程と、前記ドレインバスライン又は前記ゲートバス
ライン及び前記ドレインバスライン又は前記ゲートバス
ラインと電気的に接続されたパターンにのみ形成された
膜をマスクとして前記画素電極上の前記金属膜をエッチ
ング除去する工程とを有することを特徴とする薄膜トラ
ンジスタマトリクス装置の製造方法によって達成され
る。
【0019】
【0020】上記目的は、前記絶縁基板上に透明導電膜
を形成し、前記透明導電膜を、前記画素電極と、前記薄
膜トランジスタのソース電極及びドレイン電極と、前記
ドレインバスラインの形状にパターニングする工程と、
電解溶液中で前記ドレインバスラインに通電することに
より、前記ドレインバスラインの前記透明導電膜表面に
選択的に金属膜を電着する工程と、半導体層、ゲート絶
縁層及びゲート電極層を積層し、前記半導体層、ゲート
絶縁層及びゲート電極層を、前記ドレインバスラインに
交差する前記ゲートバスラインの形状にパターニングす
ると共に、前記画素電極の前記透明導電膜を露出させる
工程とを有することを特徴とする薄膜トランジスタマト
リクス装置の製造方法によって達成される。
【0021】上記目的は、前記絶縁基板上に透明導電膜
と第1の金属膜を形成し、前記透明導電膜及び第1の金
属膜を、前記画素電極と、前記薄膜トランジスタのソー
ス電極及びドレイン電極と、前記ドレインバスラインの
形状にパターニングする工程と、電解溶液中で前記ドレ
インバスラインに通電することにより、前記ドレインバ
スラインの前記第1の金属膜表面に選択的に保護膜を電
着する工程と、電着された保護膜をマスクとして、前記
画素電極上の前記第1の金属膜をエッチング除去して前
記透明導電膜を露出させる工程と、半導体層、ゲート絶
縁層及びゲート電極層を積層し、前記半導体層、ゲート
絶縁層及びゲート電極層を、前記ドレインバスラインに
交差する前記ゲートバスラインの形状にパターニングす
ると共に、前記画素電極の前記透明導電膜を露出させる
工程とを有することを特徴とする薄膜トランジスタマト
リクス装置の製造方法によって達成される。
【0022】上記目的は、前記絶縁基板上に透明導電膜
と第1の金属膜を形成し、前記透明導電膜及び第1の金
属膜を、前記画素電極と、前記薄膜トランジスタのソー
ス電極及びドレイン電極と、前記ドレインバスラインの
形状にパターニングする工程と、電解溶液中で前記ドレ
インバスラインに通電することにより、前記ドレインバ
スラインの前記第1の金属膜表面に選択的に第2の金属
膜を電着する工程と、半導体層、ゲート絶縁層及びゲー
ト電極層を積層し、前記半導体層、ゲート絶縁層及びゲ
ート電極層を、前記ドレインバスラインに交差する前記
ゲートバスラインの形状にパターニングする工程と、前
記ゲートバスラインの前記ゲート電極層をマスクとし
て、前記画素電極上の前記第1の金属膜を選択的にエッ
チング除去して前記透明導電膜を露出させる工程とを有
することを特徴とする薄膜トランジスタマトリクス装置
の製造方法によって達成される。
【0023】上記薄膜トランジスタマトリクス装置の製
造方法において、電界溶液中における前記ドレインバス
ラインの通電時に、前記ゲートバスラインにも通電する
ことが望ましい。上記目的は、前記絶縁基板上に前記ゲ
ートバスラインを形成する工程と、ゲート絶縁層及び半
導体層を積層し、前記半導体層を前記薄膜トランジスタ
のゲート電極及び前記ゲートバスラインの形状にパター
ニングする工程と、透明導電膜と第1の金属膜を形成
し、前記透明導電膜及び前記第1の金属膜を、前記画素
電極と、前記薄膜トランジスタのソース電極及びドレイ
ン電極と、前記ドレインバスラインの形状にパターニン
グする工程と、電解溶液中で前記ドレインバスラインに
通電することにより、前記ドレインバスラインの前記第
1の金属膜表面に選択的にレジストを電着する工程と、
前記レジストをマスクとして、前記画素電極上の前記第
1の金属膜を選択的にエッチング除去して前記透明導電
膜を露出させる工程とを有することを特徴とする薄膜ト
ランジスタマトリクス装置の製造方法によって達成され
る。
【0024】上記目的は、前記絶縁基板上に透明導電膜
と第1の金属膜を形成し、前記透明導電膜、前記第1の
金属膜を、前記画素電極と、前記薄膜トランジスタのゲ
ート電極と、前記ゲートバスラインの形状にパターニン
グする工程と、電解溶液中で前記ゲートバスラインに通
電することにより、前記ゲートバスラインの前記第1の
金属膜表面に選択的にレジストを電着する工程と、ゲー
ト絶縁層及び半導体層を積層し、前記ゲート絶縁膜及び
前記半導体層を前記薄膜トランジスタの形状にパターニ
ングして素子分離する工程と、第2の金属膜を形成し、
前期第2の金属膜を前記ドレインバスライン及び前記ソ
ース電極の形状になるようにパターニングする工程とを
有することを特徴とする薄膜トランジスタマトリクス装
置の製造方法によって達成される。
【0025】上記目的は、前記絶縁基板上に第1の金属
膜を形成し、前記第1の金属膜を、前記ドレインバスラ
インと、前記薄膜トランジスタのドレイン電極及びソー
ス電極の形状にパターニングする工程と、半導体層、ゲ
ート絶縁層及びゲート電極層を積層し、前記半導体層、
ゲート絶縁層及びゲート電極層を、前記ゲートバスライ
ンと、前記ゲート電極の形状にパターニングする工程
と、透明導電膜及び第2の金属膜を形成し、前記透明導
電膜及び第2の金属膜を、前記画素電極と、前記ゲート
バスラインの形状にパターニングする工程と、電解溶液
中で前記ゲートバスラインに通電することにより、前記
ゲートバスラインの前記第2の金属膜及び前記ゲート電
極表面に選択的にレジストを電着する工程と、前記レジ
ストをマスクとして、前記画素電極上の前記第2の金属
膜を選択的にエッチング除去して前記透明導電膜を露出
させる工程とを有することを特徴とする薄膜トランジス
タマトリクス装置の製造方法によって達成される。
【0026】上記薄膜トランジスタマトリクス装置の製
造方法において、前記ドレインバスライン又は前記ゲー
トバスラインのバスライン端子部を遮蔽しながら、電着
された前記レジストを紫外線を照射し、現像時に前記バ
スライン端子部上の前記レジストを除去し、前記レジス
トをマスクとして、前記バスライン端子部上の前記第2
の金属膜をも選択的にエッチング除去して前記透明導電
膜を露出させることが望ましい。
【0027】上記薄膜トランジスタマトリクス装置の製
造方法において、前記レジストを電着する電着電圧を約
3V〜50Vの範囲内にすることが望ましい。また、電
着された前記レジストを約40℃〜75℃の範囲内で乾
燥することが望ましい。さらに、電着時の前記電界溶液
の温度を約5℃〜20℃の範囲内にすることが望まし
い。
【0028】
【作用】本発明によれば、ドレインバスライン抵抗を低
減でき、大面積表示におけるクロストークの発生やコン
トラストの低下等の表示品質の低下の無い、高画質のア
クティブマトリクス型表示装置が実現できる。また、簡
略な工程で、高い歩留まりによって製造出来るようにな
るため、低コストのアクティブマトリクス型表示装置の
実現が可能となる。
【0029】さらに、表示電極部の金属層をエッチング
除去するレジストをバスライン部のみに選択的に自己整
合的に形成することができるため、ステッパなどを使っ
た高い精度の合わせを必要とするフォトリソ工程を減少
させることができ、製造工程を簡素化できる。また、パ
ターン設計に際し前記合わせのマージンを考慮する必要
がないので表示電極パターンの面積を大きくでき、開口
率を増大させることができる。
【0030】
【実施例】
[第1の実施例]本発明の第1の実施例による薄膜トラ
ンジスタマトリクス装置を図1及び図2に基づいて説明
する。図1は本実施例による薄膜トランジスタマトリク
ス装置の構造を示し、図1(a)はその平面図、図1
(b)は図1(a)のL−L′線での断面図、図1
(c)は図1(a)のl−l′線での断面図を示してい
る。
【0031】絶縁基板40上に複数の画素電極4がマト
リクス状に配置されている。各画素電極4間には、図1
(a)に示すように、縦方向にドレインバスライン21
が配線され、横方向にゲートバスライン31が配線さ
れ、ドレインバスライン21とゲートバスライン31の
交差する位置に薄膜トランジスタが配置されている。薄
膜トランジスタのソース電極1は、ゲートバスライン3
1下に、画素電極4の左上部から突出するように形成さ
れている。薄膜トランジスタのドレイン電極2は、ソー
ス電極1の左右両側のゲートバスライン31下に形成さ
れている。ソース電極1の左側のドレイン電極2はドレ
インバスライン21に連続して形成され、右側のドレイ
ン電極はドレインバスライン21に接続されている。
【0032】ドレインバスライン21は、図1(b)の
L−L′線断面図に示すように、ゲートバスライン31
との交差部において、透明導電膜5上に、第1の金属膜
10a、10b、半導体膜6、ゲート絶縁膜7、ゲート
電極膜8が積層されており、これら交差部間では、透明
導電膜5上に第2の金属膜11が積層されている。交差
部間に形成された第2の金属膜11は、交差部の第1の
金属膜10a、10bに連結している。
【0033】薄膜トランジスタのソース電極1上には、
図1(c)に示すように、第1の金属膜10、半導体膜
6、ゲート絶縁膜7、ゲート電極膜8が積層されたゲー
トバスライン31が交差している。一方、ドレイン電極
2を接続する透明導電膜5は第2の金属膜11により覆
われている。このように、本実施例によれば、ドレイン
バスライン21上の、ゲートバスライン31との交差部
間にも透明導電膜5上に第2の金属膜11が形成され、
この第2の金属膜11は交差部の第1の金属膜10a、
10bに連結しているので、ドレインバスライン21の
抵抗値を低くすることができる。
【0034】次に、本実施例の薄膜トランジスタマトリ
クス装置の製造方法を図2を用いて説明する。図2
(a)〜(e)は、各製造工程における図1(a)のl
−l′線断面を示す工程断面図である。まず、絶縁基板
40上に、スパッタ法により、膜厚50nmのITOか
らなる透明導電膜5と、膜厚150nmのCrからなる
第1の金属膜10を積層し、続いて、この積層膜をパタ
ーニングして、ソース電極部、ドレイン電極部、ドレイ
ンバスライン部及び画素電極部を形成する(図2
(a))。
【0035】次に、絶縁基板40及び第1の金属膜10
上に、プラズマCVD法により、膜厚30nmのアモル
ファスシリコン(a−Si)からなる半導体膜6と、膜
厚400nmの窒化シリコン(SiN)からなるゲート
絶縁膜7を積層し、更に、スパッタ法により、膜厚20
0nmのCrからなるゲート電極膜8を形成する(図2
(b))。
【0036】次に、全面にレジストを形成し、ゲート電
極を含むゲートバスラインを形成すべき領域上に残存す
るようにパターニングして、レジスト15を形成する
(図2(c))。次に、このレジスト15をマスクとし
て選択的にゲート電極膜8、ゲート絶縁膜7、半導体膜
6をエッチング除去し、続いて、レジスト15をマスク
として第1の金属膜10もエッチング除去する(図2
(d))。
【0037】次に、レジスト15を除去した後、Crイ
オンを含む電解溶液中で、薄膜トランジスタマトリクス
装置のドレインバスライン21を陰極とし、Cr板を陽
極として電着を行うことにより、Crからなる膜厚20
0nmの第2の金属膜11をドレインバスライン21の
露出した部分のみに形成し、透明電極膜5周囲に第2の
金属膜11を形成する(図2(e))と共に、ゲートバ
スライン31との交差部間のドレインバスライン21の
透明導電膜5上に第2の金属膜11を形成する(図1
(b))。この第2の金属膜11により、交差部の第1
の金属膜10a、10bが電気的に連結される。
【0038】このようにして薄膜トランジスタマトリク
ス装置が完成する。その後、液晶の配向制御のための薄
膜トランジスタマトリクス装置の全面にポリイミド膜
(図示せず)を塗布し、対向電極基板(図示せず)を張
り合わせ、薄膜トランジスタマトリクス装置と対向電極
基板間に液晶(図示せず)を封入するとTFTアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置が完成する。
【0039】なお、上述した製造方法において、第2の
金属膜11を電着する際に、ゲートバスライン31にも
電流を残すことにより、ゲートバスライン31上に第2
の金属膜11を被覆し、ゲートバスライン31の保護や
低抵抗化を行うことができる。また、上述した製造方法
においては、第2の金属膜11を電着する前にレジスト
15を除去したが、レジスト15を残した状態で第2の
金属膜11を電着するようにすれば、電着時の電解液と
の接触によるゲート電極膜8の汚染等を防止することが
できる。
【0040】このように、本実施例の製造方法によれ
ば、電解溶液中でドレインバスライン21を陰極として
金属を電着することにより、ドレインバスライン21と
ゲートバスライン31の交差部間のドレインバスライン
上に選択的に第2の金属膜11を堆積することができ
る。したがって、第2の金属膜11を形成するためのレ
ジストを形成することなく、簡単な製造工程により自己
整合的に第2の金属膜11を形成することができる。 [第2の実施例]本発明の第2の実施例による薄膜トラ
ンジスタマトリクス装置を図3に基づいて説明する。図
1及び図2に示す第1の実施例と同一の構成要素には同
一の符号を付して説明を省略又は簡略にする。
【0041】本実施例の薄膜トランジスタマトリクス装
置の平面図は図1(a)と同一であり、図3(a)〜
(d)は各製造工程における図1(a)のl−l′線断
面を示す工程断面図であり、図3(e)は図1(a)の
L−L′線での断面図である。最初に、本実施例の薄膜
トランジスタマトリクス装置の構造について、図1
(a)、図3(d)、図3(e)を用いて説明する。
【0042】絶縁基板40上に縦方向に配線されたドレ
インバスライン21として、図3(e)のL−L′線断
面図に示すように、透明導電膜5上にAlからなる膜厚
150nmの第1の金属膜10が形成されている。ゲー
トバスライン31との交差部上には、半導体膜6、ゲー
ト絶縁膜7、ゲート電極膜8が積層されており、これら
交差部間では、透明導電膜5上の第1の金属膜10表面
が陽極酸化膜12により覆われている。第1の金属膜1
0はドレインバスライン21全体にわたって連続的に形
成されている。
【0043】薄膜トランジスタのソース電極1上には、
図3(d)に示すように、第1の金属膜10、半導体膜
6、ゲート絶縁膜7、ゲート電極膜8が積層されたゲー
トバスライン31が交差している。一方、ドレイン電極
2を接続する透明導電膜5上には第1の金属膜10が形
成され、第1の金属膜10表面が陽極酸化膜12により
覆われている。
【0044】このように、本実施例によれば、ドレイン
バスライン21全体にわたって連続的に第1の金属膜1
0が形成されているので、ドレインバスライン21の抵
抗値を低くすることができる。また、本実施例によれ
ば、ドレインバスライン21やゲートバスライン31が
陽極酸化膜12により被覆された構造となるため、陽極
酸化膜12を、ドレインバスライン21やゲートバスラ
イン31を液晶の影響から保護するパッシベーション膜
として機能させることができ、液晶表示パネルの表示動
作中に電流が流れて表示不良が発生したり、液晶の寿命
が短縮したりする等の影響を防止することができ、液晶
表示装置の信頼性を高めることができる。
【0045】次に、本実施例の薄膜トランジスタマトリ
クス装置の製造方法について図3を用いて説明する。ま
ず、第1の実施例における図2(a)乃至(c)の工程
と同様にして、ゲート電極膜8上の、ゲート電極を含む
ゲートバスラインを形成すべき領域上に残存するように
パターニングされたレジスト15を形成する(図3
(a))。
【0046】次に、このレジスト15をマスクとして選
択的にゲート電極膜8、ゲート絶縁膜7、半導体膜6を
エッチング除去する(図3(b))。次に、レジスト1
5を除去した後、第1の実施例のように第1の金属膜1
0をエッチング除去することなく、電解溶液中でドレイ
ンバスライン21を陽極として第1の金属膜10を陽極
酸化する。これにより、ドレインバスライン21の第1
の金属膜10表面に選択的に陽極酸化膜12が形成され
る。ソース電極1及び画素電極4上の第1の金属膜10
表面には陽極酸化膜が形成されない(図3(c))。本
実施例では第1の金属膜10の材料としてAlを用いた
ので、その表面に緻密な膜質の陽極酸化膜12が形成さ
れる。
【0047】次に、陽極酸化膜12をマスクとしてドレ
インバスライン21上以外の第1の金属膜10をエッチ
ング除去する。ソース電極1及び画素電極4上の第1の
金属膜10がエッチング除去される(図3(d))。ド
レインバスライン21の第1の金属膜10表面には陽極
酸化膜12が形成されているので、エッチング除去され
ることなく、ドレインバスライン21全体にわたって第
1の金属膜10が連続的に形成され、ドレインバスライ
ン21の低抵抗化を実現できる。
【0048】なお、上述した製造方法において、第1の
金属膜10を陽極酸化する際に、ゲートバスライン31
にも電流を残すことにより、ゲートバスライン31表面
にも陽極酸化膜を形成してもよい。その後の第1の金属
膜10のエッチング除去の際のゲートバスライン31の
浸食を防ぐことができる。また、上述した製造方法にお
いては、第1の金属膜10を陽極酸化する前にレジスト
15を除去したが、レジスト15を残した状態で第1の
金属膜10を陽極酸化するようにすれば、陽極酸化時の
電解液との接触によるゲート電極膜8の汚染等を防止す
ることができる。
【0049】このように、本実施例の製造方法によれ
ば、ドレインバスライン21を陽極として第1の金属膜
10を陽極酸化し、第1の金属膜10表面に形成された
陽極酸化膜12をマスクとして、ドレインバスライン2
1上以外の第1の金属膜10を選択的にエッチング除去
したので、簡単な製造工程により、ドレインバスライン
21全体にわたって第1の金属膜10を自己整合的に連
続的に形成することができる。 [第3の実施例]本発明の第3の実施例による薄膜トラ
ンジスタマトリクス装置を図4に基づいて説明する。図
3に示す第2の実施例と同一の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略又は簡略にする。
【0050】本実施例の薄膜トランジスタマトリクス装
置の平面図は図1(a)と同一であり、図4(a)〜
(c)は各製造工程における図1(a)のl−l′線断
面を示す工程断面図であり、図4(d)は図1(a)の
L−L′線での断面図である。最初に、本実施例の薄膜
トランジスタマトリクス装置の構造について、図1
(a)、図4(c)、図4(d)を用いて説明する。
【0051】絶縁基板40上に縦方向に配線されたドレ
インバスライン21として、図4(d)のL−L′線断
面図に示すように、透明導電膜5上に第1の金属膜10
が形成されている。ゲートバスライン31との交差部上
には、半導体膜6、ゲート絶縁膜7、ゲート電極膜8が
積層されており、これら交差部間では、第1の金属膜1
0表面が樹脂膜13により覆われている。第1の金属膜
10はドレインバスライン21全体にわたって連続的に
形成されている。
【0052】薄膜トランジスタのソース電極1上には、
図4(c)に示すように、第1の金属膜10、半導体膜
6、ゲート絶縁膜7、ゲート電極膜8が積層されたゲー
トバスライン31が交差している。一方、ドレイン電極
2を接続する透明導電膜5上には第1の金属膜10が形
成され、第1の金属膜10表面が樹脂膜13により覆わ
れている。
【0053】このように、本実施例によれば、ドレイン
バスライン21全体にわたって連続的に第1の金属膜1
0が形成されているので、ドレインバスライン21の抵
抗値を低くすることができる。また、本実施例によれ
ば、ドレインバスライン21やゲートバスライン31が
樹脂膜13により被覆された構造となるため、樹脂膜1
3を、ドレインバスライン21やゲートバスライン31
を液晶の影響から保護するパッシベーション膜として機
能させることができ、液晶表示パネルの表示動作中に電
流が流れて表示不良が発生したり、液晶の寿命が短縮し
たりする等の影響を防止することができ、液晶表示装置
の信頼性を高めることができる。
【0054】次に、本実施例の薄膜トランジスタマトリ
クス装置の製造方法について図4を用いて説明する。ま
ず、第2の実施例における図4(a)及び(b)の工程
と同様にして、ゲート電極膜8上にゲート電極を含むゲ
ートバスライン31として、積層されたゲート電極膜
8、ゲート絶縁膜7、半導体膜6がパターニングされて
いる(図4(a))。この状態で、樹脂のエマルジョン
溶液中でドレインバスライン21に電圧を印加して、第
1の金属膜10上に樹脂を電着する。これにより、ドレ
インバスライン21の第1の金属膜10表面に選択的に
樹脂膜13が形成される。ソース電極1及び画素電極4
上の第1の金属膜10表面には樹脂膜が形成されない
(図4(b))。
【0055】次に、樹脂膜13をマスクとしてドレイン
バスライン21上以外の第1の金属膜10をエッチング
除去する。ソース電極1及び画素電極4上の第1の金属
膜10がエッチング除去される(図4(c))。ドレイ
ンバスライン21の第1の金属膜10表面には樹脂膜1
3が形成されているので、エッチング除去されることな
く、ドレインバスライン21全体にわたって第1の金属
膜10が連続的に形成され、ドレインバスライン21の
低抵抗化を実現できる(図4(d))。
【0056】なお、上述した製造方法において、第1の
金属膜10に樹脂を電着する際に、ゲートバスライン3
1にも電圧を印加することにより、ゲートバスライン3
1表面に樹脂膜13を形成してもよい。その後の第1の
金属膜10のエッチング除去の際のゲートバスライン3
1の浸食を防ぐことができる。また、上述した製造方法
においては、第1の金属膜10に樹脂膜13を電着する
前にレジスト15を除去したが、レジスト15を残した
状態で第1の金属膜10に樹脂膜13を電着するように
すれば、樹脂のエマルジョン溶液との接触によるゲート
電極膜8の汚染等を防止することができる。
【0057】このように、本実施例の製造方法によれ
ば、ドレインバスライン21に電圧を印加して第1の金
属膜10に樹脂膜13を電着し、第1の金属膜10表面
に形成された樹脂膜13をマスクとして、ドレインバス
ライン21上以外の第1の金属膜10を選択的にエッチ
ング除去したので、簡単な製造工程により、ドレインバ
スライン21全体にわたって第1の金属膜10を自己整
合的に連続的に形成することができる。 [第4の実施例]本発明の第4の実施例による薄膜トラ
ンジスタマトリクス装置を図5に基づいて説明する。図
1及び図2に示す第1の実施例と同一の構成要素には同
一の符号を付して説明を省略又は簡略にする。
【0058】本実施例の薄膜トランジスタマトリクス装
置の平面図は図1(a)と同一であり、図5(a)〜
(e)は各製造工程における図1(a)のl−l′線断
面を示す工程断面図であり、図5(f)は図1(a)の
L−L′線での断面図である。最初に、本実施例の薄膜
トランジスタマトリクス装置の構造について、図1
(a)、図5(e)、図5(f)を用いて説明する。
【0059】絶縁基板40上に縦方向に配線されたドレ
インバスライン21として、図5(f)のL−L′線断
面図に示すように、透明導電膜5上に第3の金属膜16
が形成されている。ゲートバスライン31との交差部上
には、半導体膜6、ゲート絶縁膜7、ゲート電極膜8が
積層されている。第3の金属膜16はドレインバスライ
ン21全体にわたって連続的に形成されている。
【0060】薄膜トランジスタのソース電極1上には、
図5(e)に示すように、半導体膜6、ゲート絶縁膜
7、ゲート電極膜8が積層されたゲートバスライン31
が交差している。一方、ドレイン電極2を接続する透明
導電膜5上には第3の金属膜16が形成されている。こ
のように、本実施例によれば、ドレインバスライン21
全体にわたって連続的に第3の金属膜16が形成されて
いるので、ドレインバスライン21の抵抗値を低くする
ことができる。
【0061】次に、本実施例の薄膜トランジスタマトリ
クス装置の製造方法を図5を用いて説明する。上述した
第1乃至第3の実施例では、電気化学的方法による皮膜
の選択形成を、ゲート電極層8のパターン形成の後に行
っていたが、本実施例では、電気化学的な皮膜の選択形
成を、ゲート電極層8のパターン形成の前であって、ソ
ース電極部、ドレイン電極部、ドレインバスライン部お
よび画素電極部のパターン形成の後に行う点に特徴があ
る。
【0062】まず、絶縁基板40上に、スパッタ法によ
り、膜厚50nmのITOからなる透明導電膜5を形成
し、続いて、この透明導電膜5をパターニングして、ソ
ース電極1、ドレイン電極2、ドレインバスライン21
及び画素電極4を形成する(図5(a)、図1
(a))。次に、Crイオンを含む電解溶液中で、薄膜
トランジスタマトリクス装置のドレインバスライン21
を陰極とし、Cr板を陽極として電着を行うことによ
り、Crからなる膜厚200nmの第3の金属膜16を
ドレインバスライン21の露出した部分のみに電着し、
ドレインバスライン21の透明電極膜5上に第3の金属
膜16を形成する(図5(b)、図5(e))。
【0063】次に、絶縁基板40、第1の金属膜10、
第3の金属膜16上に、プラズマCVD法により、膜厚
30nmのアモルファスシリコン(a−Si)からなる
半導体膜6と、膜厚400nmの窒化シリコン(Si
N)からなるゲート絶縁膜7を積層し、更に、スパッタ
法により、膜厚200nmのCrからなるゲート電極膜
8を形成する(図5(c))。
【0064】次に、全面にレジストを形成し、ゲート電
極を含むゲートバスラインを形成すべき領域上に残存す
るようにパターニングして、レジスト15を形成する
(図5(d))。次に、このレジスト15をマスクとし
て選択的にゲート電極膜8、ゲート絶縁膜7、半導体膜
6をエッチング除去する(図5(e))。
【0065】このようにして薄膜トランジスタマトリク
ス装置が完成する。このように、本実施例の製造方法に
よれば、電解溶液中でドレインバスライン21を陰極と
して金属を電着することにより、ドレインバスライン2
1の透明電極膜5上に第3の金属膜16を選択的に形成
することができる。したがって、第3の金属膜16を形
成するためのレジストを形成することなく、簡単な製造
工程により自己整合的に第3の金属膜16を形成するこ
とができる。 [第5の実施例]本発明の第5の実施例による薄膜トラ
ンジスタマトリクス装置を図6に基づいて説明する。図
5に示す第4の実施例と同一の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略又は簡略にする。
【0066】本実施例の薄膜トランジスタマトリクス装
置の平面図は図1(a)と同一であり、図6(a)〜
(e)は各製造工程における図1(a)のl−l′線断
面を示す工程断面図であり、図6(f)は図1(a)の
L−L′線での断面図である。最初に、本実施例の薄膜
トランジスタマトリクス装置の構造について、図1
(a)、図6(e)、図6(f)を用いて説明する。
【0067】絶縁基板40上に縦方向に配線されたドレ
インバスライン21として、図6(f)のL−L′線断
面図に示すように、透明導電膜5上に膜厚200nmの
Crからなる第1の金属膜10と、膜厚200nmのN
iからなる第3の金属膜16が積層されている。ゲート
バスライン31との交差部上には、更に、半導体膜6、
ゲート絶縁膜7、ゲート電極膜8が積層されている。第
1の金属膜10、第3の金属膜16はドレインバスライ
ン21全体にわたって連続的に形成されている。
【0068】薄膜トランジスタのソース電極1上には、
図6(e)に示すように、半導体膜6、ゲート絶縁膜
7、ゲート電極膜8が積層されたゲートバスライン31
が交差している。一方、ドレイン電極2を接続する透明
導電膜5上には第1の金属膜10が形成され、第1の金
属膜10表面が第3の金属膜16により覆われている。
このように、本実施例によれば、ドレインバスライン2
1全体にわたって連続的に第1の金属膜10と第3の金
属膜16が形成されているので、ドレインバスライン2
1の抵抗値を低くすることができる。
【0069】次に、本実施例の薄膜トランジスタマトリ
クス装置の製造方法を図6を用いて説明する。まず、絶
縁基板40上に、スパッタ法により、膜厚50nmのI
TOからなる透明導電膜5、第1の金属膜10を積層
し、続いて、この積層膜をパターニングして、ソース電
極1、ドレイン電極2、ドレインバスライン21及び画
素電極4を形成する(図6(a)、図1(a))。
【0070】次に、Niイオンを含む電解溶液中で、薄
膜トランジスタマトリクス装置のドレインバスライン2
1を陰極とし、Ni板を陽極として電着を行うことによ
り、Niからなる膜厚200nmの第3の金属膜16を
ドレインバスライン21の露出した部分のみに電着し、
ドレインバスライン21の第1の金属膜10上に第3の
金属膜16を形成する(図6(a)、図6(e))。
【0071】次に、Niからなる第3の金属膜16をマ
スクとして、Crからなる第1の金属膜10を選択的に
エッチングする。ソース電極部1及び画素電極部4の第
1の金属膜10がエッチング除去される(図6
(b))。次に、絶縁基板40、第1の金属膜10、第
3の金属膜16上に、プラズマCVD法により、膜厚3
0nmのアモルファスシリコン(a−Si)からなる半
導体膜6と、膜厚400nmの窒化シリコン(SiN)
からなるゲート絶縁膜7を積層し、更に、スパッタ法に
より、膜厚200nmのCrからなるゲート電極膜8を
形成する(図6(c))。
【0072】次に、全面にレジストを形成し、ゲート電
極を含むゲートバスラインを形成すべき領域上に残存す
るようにパターニングして、レジスト15を形成する
(図6(d))。次に、このレジスト15をマスクとし
て選択的にゲート電極膜8、ゲート絶縁膜7、半導体膜
6をエッチング除去する(図6(e))。
【0073】このようにして薄膜トランジスタマトリク
ス装置が完成する。このように、本実施例の製造方法に
よれば、電解溶液中でドレインバスライン21を陰極と
して金属を電着することにより、ドレインバスライン2
1の第1の金属膜10上に第3の金属膜16を選択的に
形成することができる。したがって、第3の金属膜16
を形成するためのレジストを形成することなく、簡単な
製造工程により自己整合的に第3の金属膜16を形成す
ることができる。 [第6の実施例]本発明の第6の実施例による薄膜トラ
ンジスタマトリクス装置を図7に基づいて説明する。図
6に示す第5の実施例と同一の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略又は簡略にする。
【0074】本実施例の薄膜トランジスタマトリクス装
置の平面図は図1(a)と同一であり、図7(a)〜
(d)は各製造工程における図1(a)のl−l′線断
面を示す工程断面図であり、図6(e)は図1(a)の
L−L′線での断面図である。最初に、本実施例の薄膜
トランジスタマトリクス装置の構造について、図1
(a)、図7(d)、図6(e)を用いて説明する。
【0075】絶縁基板40上に縦方向に配線されたドレ
インバスライン21として、図7(e)のL−L′線断
面図に示すように、透明導電膜5上に膜厚200nmの
Crからなる第1の金属膜10と、膜厚200nmのN
iからなる第3の金属膜16が積層されている。ゲート
バスライン31との交差部上には、更に、半導体膜6、
ゲート絶縁膜7、ゲート電極膜8が積層されている。第
1の金属膜10、第3の金属膜16はドレインバスライ
ン21全体にわたって連続的に形成されている。
【0076】薄膜トランジスタのソース電極1上には、
図6(d)に示すように、第1の金属膜10、半導体膜
6、ゲート絶縁膜7、ゲート電極膜8が積層されたゲー
トバスライン31が交差している。一方、ドレイン電極
2を接続する透明導電膜5上には第1の金属膜10が形
成され、第1の金属膜10表面が第3の金属膜16によ
り覆われている。
【0077】このように、本実施例によれば、ドレイン
バスライン21全体にわたって連続的に第1の金属膜1
0と第3の金属膜16が形成されているので、ドレイン
バスライン21の抵抗値を低くすることができる。次
に、本実施例の薄膜トランジスタマトリクス装置の製造
方法を図6を用いて説明する。
【0078】まず、絶縁基板40上に、スパッタ法によ
り積層した透明導電膜5及び第1の金属膜10をパター
ニングして、ソース電極1、ドレイン電極2、ドレイン
バスライン21及び画素電極4を形成する。続いて、N
iイオンを含む電解溶液中で、薄膜トランジスタマトリ
クス装置のドレインバスライン21を陰極とし、Ni板
を陽極として電着を行うことにより、Niからなる第3
の金属膜16をドレインバスライン21の露出した部分
のみに電着し、ドレインバスライン21の第1の金属膜
10上に第3の金属膜16を形成する(図7(a))。
ここまでの工程は第5の実施例と同様である。
【0079】次に、Crからなる第1の金属膜10を選
択的にエッチングすることなく、絶縁基板40、第1の
金属膜10、第3の金属膜16上に、プラズマCVD法
により、膜厚30nmのアモルファスシリコン(a−S
i)からなる半導体膜6と、膜厚400nmの窒化シリ
コン(SiN)からなるゲート絶縁膜7を積層し、更
に、スパッタ法により、膜厚200nmのCrからなる
ゲート電極膜8を形成する(図7(b))。
【0080】次に、全面にレジストを形成し、ゲート電
極を含むゲートバスラインを形成すべき領域上に残存す
るようにパターニングして、レジスト15を形成する
(図7(c))。次に、このレジスト15をマスクとし
て選択的にゲート電極膜8、ゲート絶縁膜7、半導体膜
6をエッチング除去する(図7(c))。
【0081】次に、レジスト15と、Niからなる第3
の金属膜16をマスクとして、Crからなる第1の金属
膜10をエッチング除去する(図7(d))。このよう
にして薄膜トランジスタマトリクス装置が完成する。こ
のように、本実施例の製造方法によれば、電解溶液中で
ドレインバスライン21を陰極として金属を電着するこ
とにより、ドレインバスライン21の第1の金属膜10
上に第3の金属膜16を選択的に形成することができ
る。したがって、第3の金属膜16を形成するためのレ
ジストを形成することなく、簡単な製造工程により自己
整合的に第3の金属膜16を形成することができる。 [第1乃至第6の実施例の変形例]上述した第1乃至第
6の実施例では、a−Si膜6を、下地となるソース電
極1、ドレイン電極2上に直接形成した構造および製造
方法について述べたが、薄膜トランジスタの特性の観点
からは半導体膜6とソース電極1およびドレイン電極2
との間には、3族又は5族の不純物(例えばリン(P)
やボロン(B))を高濃度に含むコンタクト層を介在さ
せることが望ましい。
【0082】例えば、ソース電極1、ドレイン電極2を
形成したのち、PH3 ガスを含むプラズマ中で処理を行
い、引き続いてa−Si膜6を形成することにより、ソ
ース電極1及びドレイン電極2上に選択的にリン(P)
を高濃度に含むn+ a−Si層を形成する方法が適用で
きる。 [第7の実施例]本発明の第7の実施例による薄膜トラ
ンジスタマトリクス装置の製造方法について、図8を用
いて説明する。
【0083】まず、絶縁基板50全面に透明導電膜5
2、金属膜60を順次積層する。続いて、レジスト(図
示せず)を画素電極とドレインバスラインを形成するよ
うにパターニングし、このレジストをマスクとして透明
導電膜52と金属膜60をエッチングし、画素電極56
とドレインバスライン58を形成する(図8(a))。
次に、図8(a)に示すように、電着レジスト液(日本
石油化学製:オリゴED−UV)中で、薄膜トランジス
タマトリクス装置のドレインバスライン58を陽極とし
て、正の電圧を印加する(図8(b2))。ドレインバ
スライン58の金属膜60のみにレジスト64が電着す
る(図8(b1))。
【0084】次に、電着したレジスト64をマスクとし
て、画素電極56の金属膜60を選択的にエッチング除
去する(図8(c))。その後、ドレインバスライン5
8上のレジスト64を除去する。このように、本実施例
の製造方法によれば、ドレインバスライン部をマスクす
るレジストを電着して自己整合的に形成したので、マス
ク合せのためのマージンを考慮する必要がなく、画素電
極部の面積を大きくして、開口率を増大させることがで
きる。 [第8の実施例]本発明の第8の実施例による薄膜トラ
ンジスタマトリクス装置の製造方法について、図9を用
いて説明する。図9(a)は平面図、図9(b)〜
(d)は各製造工程におけるA−A′線断面を示す工程
断面図である。
【0085】本実施例は、アクティブ素子としてスタガ
ー型薄膜トランジスタを用いた薄膜トランジスタマトリ
クス装置の製造方法である。ガラス基板である絶縁基板
50上に複数の画素電極56がマトリクス状に配置され
ている。各画素電極56間には、図9(a)に示すよう
に、縦方向にドレインバスライン58が配線され、横方
向にゲートバスライン66が配線され、ドレインバスラ
イン58とゲートバスライン66の交差する位置に薄膜
トランジスタ(TFT)68が配置されている。
【0086】絶縁基板50上に、例えばスパッタ法によ
り、ITOからなる約50nm厚の透明導電膜52を形
成し、続いて、透明導電膜52上に、Crからなる約1
50nm厚の金属膜60を積層する。次に、通常のフォ
トリソグラフィ技術により、積層された金属膜60と透
明導電膜52をエッチングし、画素電極56とドレイン
バスライン58を形成する(図9(b))。
【0087】次に、電着レジスト液(日本石油化学製:
オリゴED−UV)中で、薄膜トランジスタマトリクス
装置のドレインバスライン58を陽極として5Vの直流
電圧を20秒間印加すると、ドレインバスライン58の
金属膜60に選択的に約1μm厚のレジスト64が電着
する。約80℃でベーキングを行った後、紫外光を照射
してレジスト64を硬化させる(図9(c))。
【0088】次に、硬化したレジスト64をマスクとし
て、Crをエッチングすることにより、画素電極56上
の金属膜60を選択的にエッチング除去して、画素電極
56を透明化する(図9(c))。その後、ドレインバ
スライン58上のレジスト64を除去する。次に、プラ
ズマCVD法により、オーミックコンタクト層としてP
(燐)をドープした約30nm厚のa−Si層70を、
透明導電膜52と金属膜60上に選択的に形成する。次
に、プラズマCVD法により、全面に動作半導体層であ
る約50nm厚のa−Si層72、ゲート絶縁層である
約300nm厚の窒化シリコン層74を形成する。続い
て、スパッタ法により、ゲートバスライン66となる約
200nm厚のアルミニウム層76を形成する。
【0089】次に、通常のフォトリソグラフィ技術によ
り、ゲートバスライン66の形状にパターニングされた
レジスト(図示せず)を形成し、このレジストをマスク
として、アルミニウム層76、窒化シリコン層74、a
−Si層72、a−Si層70を順次エッチング除去す
る(図9(d))。このようにして薄膜トランジスタマ
トリクス装置が完成する。
【0090】このように、本実施例の製造方法によれ
ば、ドレインバスライン部をマスクするレジストを電着
して自己整合的に形成したので、マスク合せのためのマ
ージンを考慮する必要がなく、画素電極部の面積を大き
くして、開口率を増大させた、スタガー型薄膜トランジ
スタを用いた薄膜トランジスタマトリクス装置を製造す
ることができる。 [第9の実施例]本発明の第9の実施例による薄膜トラ
ンジスタマトリクス装置の製造方法について、図10を
用いて説明する。図9に示す第8の実施例の薄膜トラン
ジスタマトリクス装置と同一の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略又は簡略にする。図10(a)は平
面図、図10(b)〜(d)は各製造工程におけるA−
A′線断面を示す工程断面図である。
【0091】本実施例は、アクティブ素子として逆スタ
ガー型薄膜トランジスタを用いた薄膜トランジスタマト
リクス装置の製造方法である。ガラス基板である絶縁基
板50上に複数の画素電極56がマトリクス状に配置さ
れている。各画素電極56間には、図10(a)に示す
ように、縦方向にドレインバスライン58が配線され、
横方向にゲートバスライン66が配線されている。ゲー
トバスライン66からゲート66aが突出し、ゲート6
6a上でドレインバスライン58の突出部と画素電極5
6の突出部とが相対し、逆スタガー型の薄膜トランジス
タ(TFT)が設けられている。
【0092】まず、ガラス基板である絶縁基板50上
に、スパッタ法により約100nm厚のアルミニウム層
78と約50nm厚のチタン層80とを積層し、通常の
フォトリソグラフィ技術により、ゲート66aを含むゲ
ートバスライン66の形状になるようにパターニングす
る。次に、プラズマCVD法により、ゲート絶縁層であ
る約300nm厚の窒化シリコン層82、半導体動作層
である約100nm厚のa−Si層84、オーミックコ
ンタクト層であるPをドープした約30nm厚のa−S
i層86を連続して順番に積層する。
【0093】次に、通常のフォトリソグラフィ技術によ
り、a−Si層84とa−Si層86とをパターニング
し、半導体動作層であるa−Si層84を素子分離する
(図10(a))。次に、スパッタ法により、ITOか
らなる約150nm厚の透明導電層52、Crからなる
約150nm厚の金属膜60により順番に積層する。続
いて、通常のフォトリソグラフィ技術により、ドレイン
バスライン58、画素電極56の形状になるようにパタ
ーニングする(図10(c))。
【0094】次に、薄膜トランジスタマトリクス装置を
電着レジスト液(日本石油化学製:オリゴED−UV)
に浸し、ドレインバスライン58を陽極として5Vの直
流電圧を約20秒間印加する。ドレインバスライン58
の金属膜60に選択的に約1μm厚のレジスト88が電
着する。約80℃でベーキングを行った後、紫外光を照
射してレジスト88を硬化させる(図10(c))。
【0095】次に、硬化したレジスト88をマスクとし
て、Crをエッチングすることにより、画素電極56上
の金属膜60を選択的にエッチング除去して、画素電極
56を透明化する(図10(d))。その後、ドレイン
バスライン58上のレジスト88を除去する。このよう
にして逆スタガー型薄膜トランジスタマトリクス装置が
完成する。
【0096】このように、本実施例の製造方法によれ
ば、ドレインバスライン部をマスクするレジストを電着
して自己整合的に形成したので、マスク合せのためのマ
ージンを考慮する必要がなく、画素電極部の面積を大き
くして、開口率を増大させた、逆スタガー型薄膜トラン
ジスタを用いた薄膜トランジスタマトリクス装置を製造
することができる。 [第10の実施例]本発明の第10の実施例による薄膜
トランジスタマトリクス装置の製造方法について、図1
1を用いて説明する。図10に示す第9の実施例の薄膜
トランジスタマトリクス装置と同一の構成要素には同一
の符号を付して説明を省略又は簡略にする。図11
(a)〜(d)は各製造工程における図10(a)のA
−A′線断面を示す工程断面図である。
【0097】本実施例は、アクティブ素子として逆スタ
ガー型薄膜トランジスタを用いた薄膜トランジスタマト
リクス装置の製造方法である。本実施例の逆スタガー型
薄膜トランジスタはいわゆるチャネルエッチングストッ
パ型といわれるものである。第9の実施例と同様にし
て、ガラス基板である絶縁基板50上にパターニングさ
れたアルミニウム層78とチタン層80とを形成する。
続いて、プラズマCVD法により、ゲート絶縁層である
窒化シリコン層82、半導体動作層であるa−Si層8
4、チャネルエッチングストッパ層である約100nm
厚の窒化シリコン層90を連続して順番に積層する。
【0098】次に、窒化シリコン層90上にポジ型レジ
スト92をスピンコートする。続いて、絶縁基板50の
裏面からレジスト92を露光することにより、ゲート6
6aを含むゲートバスライン66の形状にポジ型レジス
ト92を自己整合的にパターニングする(図11
(a))。次に、レジスト92をマスクとしてフッ酸を
含むエッチャント液により、窒化シリコン層90をオー
バーエッチングする。窒化シリコン層90はレジスト9
2端から0.5〜1.0μm程度サイドエッチングされ
る。続いて、レジスト92をマスクとして、BCl3
スとCl2 ガスを用いた反応性イオンエッチング(RI
E)によりa−Si層84を異方的エッチングする(図
11(b))。
【0099】次に、レジスト92を剥離した後、オーミ
ックコンタクト層であるPをドープした約30nm厚の
a−Si層86をプラズマCVDによりa−Si層84
上にのみ選択的に形成する。続いて、スパッタ法によ
り、ITOからなる約100nm厚の透明導電層52、
Crからなる約150nm厚の金属膜60により順番に
積層する。続いて、通常のフォトリソグラフィ技術によ
り、ドレインバスライン58、画素電極56の形状にな
るようにパターニングする(図11(c))。
【0100】次に、薄膜トランジスタマトリクス装置を
電着レジスト液(日本石油化学製:オリゴED−UV)
に浸し、ドレインバスライン58を陽極として5Vの直
流電圧を約20秒間印加する。ドレインバスライン58
の金属膜60に選択的に約1μm厚のレジスト88が電
着する。約80℃でベーキングを行った後、紫外光を照
射してレジスト88を硬化させる(図11(d))。
【0101】次に、硬化したレジスト88をマスクとし
て、Crをエッチングすることにより、画素電極56上
の金属膜60を選択的にエッチング除去して、画素電極
56を透明化する(図11(d))。その後、ドレイン
バスライン58上のレジスト88を除去する。このよう
にして逆スタガー型薄膜トランジスタマトリクス装置が
完成する。
【0102】このように、本実施例の製造方法によれ
ば、ドレインバスライン部をマスクするレジストを電着
して自己整合的に形成したので、マスク合せのためのマ
ージンを考慮する必要がなく、画素電極部の面積を大き
くして、開口率を増大させた、逆スタガー型薄膜トラン
ジスタ(チャネルエッチングストッパ型)を用いた薄膜
トランジスタマトリクス装置を製造することができる。 [第11の実施例]本発明の第11の実施例による薄膜
トランジスタマトリクス装置の製造方法について、図1
2を用いて説明する。図10に示す第9の実施例の薄膜
トランジスタマトリクス装置と同一の構成要素には同一
の符号を付して説明を省略又は簡略にする。図12
(a)は平面図、図12(b)〜(d)は各製造工程に
おけるA−A′線断面を示す工程断面図である。
【0103】本実施例は、アクティブ素子として逆スタ
ガー型薄膜トランジスタを用いた薄膜トランジスタマト
リクス装置の製造方法であって、ゲートバスラインにレ
ジストを電着させることを特徴としている。ガラス基板
である絶縁基板50上に、例えばスパッタ法により、I
TOからなる約50nm厚の透明導電膜52を形成し、
続いて、透明導電膜52上に、Crからなる約150n
m厚の金属膜60を積層する。
【0104】次に、通常のフォトリソグラフィ技術によ
り、積層された金属膜60と透明導電膜52をエッチン
グし、画素電極56とゲート66aを含むゲートバスラ
イン66を形成する(図12(b))。次に、電着レジ
スト液(日本石油化学製:オリゴED−UV)中で、薄
膜トランジスタマトリクス装置のゲートバスライン66
を陽極とし、5Vの直流電圧を20秒間印加すると、ゲ
ート66aを含むゲートバスライン66の金属膜60に
選択的に約1μm厚のレジスト94が電着する。約80
℃でベーキングを行った後、紫外光を照射してレジスト
94を硬化させる(図12(b))。
【0105】次に、硬化したレジスト94をマスクとし
て、Crをエッチングすることにより、画素電極56上
の金属膜60を選択的にエッチング除去して、画素電極
56が透明化する(図12(b))。その後、ゲートバ
スライン66上のレジスト94を除去する。次に、プラ
ズマCVD法により、ゲート絶縁層である約300nm
厚の窒化シリコン層82、半導体動作層である約100
nm厚のa−Si層84、オーミックコンタクト層であ
るPをドープした約30nm厚のa−Si層86を連続
して順番に積層する。
【0106】次に、通常のフォトリソグラフィ技術によ
り、窒化シリコン層82とa−Si層84とa−Si層
86とをパターニングし、半導体動作層であるa−Si
層84を素子分離する(図12(c))。次に、スパッ
タ法により、Moからなる約300nm厚の金属膜96
を形成する。続いて、通常のフォトリソグラフィ技術に
より、ドレインバスライン58とソース98の形状にな
るようにパターニングする(図12(d))。
【0107】このようにして逆スタガー型薄膜トランジ
スタマトリクス装置が完成する。このように、本実施例
の製造方法によれば、ゲートバスラインをマスクするレ
ジストを電着して自己整合的に形成したので、マスク合
せのためのマージンを考慮する必要がなく、画素電極部
の面積を大きくして、開口率を増大させた、逆スタガー
型薄膜トランジスタを用いた薄膜トランジスタマトリク
ス装置を製造することができる。 [第12の実施例]本発明の第12の実施例による薄膜
トランジスタマトリクス装置の製造方法について、図1
3乃至図16を用いて説明する。図13は平面図、図1
4(a1)、(b1)、図15(a1)、(b1)は各
製造工程におけるA−A′線断面を示し、図14(a
2)、(b2)、図15(a2)、(b2)は各製造工
程におけるB−B′線断面を示す工程断面図である。
【0108】本実施例は、アクティブ素子としてスタガ
ー型薄膜トランジスタを用いた薄膜トランジスタマトリ
クス装置の製造方法であって、ゲートバスラインにレジ
ストを電着させることを特徴としている。まず、ガラス
基板である絶縁基板50上に、例えばスパッタ法によ
り、Crからなる約150nm厚の金属膜100を形成
する。続いて、通常のフォトリソグラフィ法によりドレ
インバスライン58とソース98の形状になるように金
属膜100をパターニングする(図14(a1))。
【0109】次に、プラズマCVD法により、オーミッ
クコンタクト層であるPをドープした約30nm厚のa
−Si層101をCrからなる金属膜100上に選択的
に堆積する(図14(a1))。次に、プラズマCVD
法により、半導体動作層である約50nm厚のa−Si
層102、ゲート絶縁層である約300nm厚の窒化シ
リコン層104を堆積し、続いて、スパッタ法により、
ゲート層となるPをドープした約50nm厚の多結晶S
i層106を積層する(図14(a1)(a2))。
【0110】次に、多結晶Si層106上にネガ型レジ
スト108をスピンコートする。続いて、ゲート66a
を含むゲートバスライン66の部分が開口したフォトマ
スク109を用いて絶縁基板50の表面側からレジスト
108を露光すると共に、絶縁基板50の裏面側からレ
ジスト108を露光する。レジスト108は、ドレイン
バスライン58とソース98の形状に自己整合的に露光
光のまわり込みによる重なり幅0.5〜1μmの部分だ
け太くなった形状にパターニングされる(図14(a
1)(a2))。
【0111】次に、レジスト108をマスクとして、多
結晶Si層106、窒化シリコン層104、a−Si層
102、a−Si層101をエッチングする(図14
(b1)(b2))。次に、スパッタ法により、ITO
からなる約100nm厚の透明導電膜110、Moから
なる約200nm厚の金属膜112を順次積層する。続
いて、通常のフォトリソグラフィ法により、画素電極5
6とゲートバスライン66の形状に透明導電膜110と
金属膜112をパターニングする(図15(a1)、
(a2))。
【0112】次に、電着レジスト液(日本石油化学製:
オリゴED−UV)中で、薄膜トランジスタマトリクス
装置のゲートバスライン66を陽極とし、5Vの直流電
圧を20秒間印加すると、ゲート66aを含むゲートバ
スライン66の多結晶Si層106及び金属膜112に
選択的に約1μm厚のレジスト114が電着する。約8
0℃でベーキングを行った後、紫外光を照射してレジス
ト114を硬化させる(図15(b1)、(b2))。
【0113】次に、レジスト114をマスクとして、M
oをエッチングすることにより、画素電極56上の金属
膜112を選択的にエッチング除去して、画素電極56
が透明化する(図15(b1)、(b2))。その後、
多結晶Si層106及び金属膜112上のレジスト11
4を除去する。このようにしてスタガー型薄膜トランジ
スタマトリクス装置が完成する。
【0114】なお、図16に示すように、図15(a
1)、(a2)の工程において、ドレインバスライン5
8にも透明導電膜110と金属膜112を残してドレイ
ンバスライン58を低抵抗化するようにしてもよい。レ
ジスト電着時には、ドレインバスライン58にも直流電
圧を印加して、ドレインバスライン58の金属膜112
にも選択的にレジスト114を電着させる。レジスト1
14をマスクとしてMoをエッチングして、画素電極5
6上の金属膜112を選択的にエッチング除去する。ゲ
ートバスライン66との交差部以外では、ドレインバス
ライン58に透明導電膜110と金属膜112の積層膜
が形成され低抵抗化されるので、Crからなる金属膜1
00を薄くすることができる。
【0115】このように、本実施例の製造方法によれ
ば、ゲートバスラインをマスクするレジストを電着して
自己整合的に形成したので、マスク合せのためのマージ
ンを考慮する必要がなく、画素電極部の面積を大きくし
て、開口率を増大させた、スタガー型薄膜トランジスタ
を用いた薄膜トランジスタマトリクス装置を製造するこ
とができる。 [第7乃至第12の実施例の変形例]上述した第7乃至
第12の実施例においては、レジストを電着させた後、
ベーキングし、紫外光を照射して電着レジストを硬化さ
せたが、紫外光照射時に、図17(a)に示すように、
バスライン端子部120を遮蔽するマスク122を用い
て電着レジスト124に紫外光を照射し、紫外光照射後
に現像することにより、図17(b)に示すように、バ
スライン端子部120上の電着レジストを除去して、バ
スライン端子部120をITOからなる透明導電膜のみ
にすることができる。 [第13の実施例]本発明の第13の実施例による薄膜
トランジスタマトリクス装置の製造方法について図18
及び図20を用いて説明する。
【0116】上記第1乃至第12の実施例において詳述
したように電着レジストを用いることにより、フォトリ
ソグラフィ工程におけるフォトマスク数を減らすことが
でき、ドレインバスライン抵抗を低減したり、表示電極
パターンの面積を大きくして開口率を増大させたりする
ことができる。しかし、その電着条件によっては所望の
レジストが形成されないことがある。そこで、本実施例
では、最適な電着条件について具体的に検討した。
【0117】本実施例において電着条件を検討した製造
工程を図18に示す。この製造工程は、図9に示す薄膜
トランジスタマトリクス装置の製造工程である。図18
(a)〜(d)は、図9(a)のA−A′線の断面図で
ある。まず、絶縁基板130上に、スパッタ法により、
ITOからなる約50nm厚の透明導電膜132、Cr
からなる約100nm厚の金属膜134を順番に堆積す
る(図18(a))。
【0118】次に、通常のフォトリソグラフィ技術によ
り、積層された透明導電膜132と金属膜134をエッ
チングし、ソース電極を含む画素電極56と、ドレイン
電極を含むドレインバスライン58の形状にパターニン
グする(図18(a))。次に、電着レジスト液(日本
石油化学製:オリゴED−UV)中で、薄膜トランジス
タマトリクス装置のドレインバスライン58を陽極と
し、所定の直流電圧を所定時間だけ印加すると、ドレイ
ンバスライン58の金属膜134に選択的にレジスト1
36が電着する。所定温度でベーキングを行った後、紫
外光を照射してレジスト136を硬化させる(図18
(b))。
【0119】次に、硬化したレジスト136をマスクと
して、Crをエッチングすることにより、画素電極56
の金属膜134を選択的にエッチング除去して、画素電
極56を透明化する(図18(b))。その後、ドレイ
ンバスライン58上のレジスト136を除去する。次
に、プラズマCVD法により、全面に動作半導体層であ
る約30nm厚のa−Si層138、ゲート絶縁層であ
る約400nm厚の窒化シリコン層140を形成する
し、続いて、スパッタ法により、ゲートバスライン66
となる約200nm厚のクロム層142を堆積する(図
18(c))。
【0120】次に、通常のフォトリソグラフィ技術によ
り、ゲートバスライン66の形状にパターニングされた
レジスト144を形成し、このレジスト144をマスク
として、クロム層142、窒化シリコン層140、a−
Si層138を順次エッチング除去する(図18
(d))。このようにして薄膜トランジスタマトリクス
装置が完成する。
【0121】上述した製造方法において電着条件によっ
てレジスト136の電着状態が異なる。種々の電着状態
を図19(a)〜(c)に示す。適切な電着条件で電着
されると図19(a)に示すようにドレインバスライン
58の金属膜134周囲にのみ電着するが、電着条件に
よっては、図19(b)に示すようにレジスト136が
厚くなってゲート部分にもはみだしてくる。さらに、レ
ジスト136が厚くなると、図19(c)に示すよう
に、はみだしたレジスト136が画素電極56にまで達
してしまう。このようになると、ドレインバスライン5
8と画素電極56間のレジストの電着選択性がとれなく
なり、画素電極56の金属膜134の選択的エッチング
ができなくなる。
【0122】本実施例では、電着条件のうち、電着レジ
スト溶液の温度と、電着時に印加する電着電圧と、電着
後の乾燥温度について検討した。例えば、15℃の温度
に維持した電着レジスト溶液中に、薄膜トランジスタマ
トリクス装置を浸し、電着電圧を10Vとすると、約1
〜2μm厚と薄いレジストが電着され、通電されたドレ
インバスラインからのレジストのはみだしが殆ど無く、
ドレインバスラインと画素電極の選択性を向上させるこ
とができた。
【0123】図20(a)のグラフは、電着電圧を10
Vから70Vまで変化させた場合に、レジストが付着し
た画素電極の比率を示すものである。なお、ドレインバ
スラインと画素電極の間隔は5μmであった。電着電圧
が70Vであると、ほぼ全ての画素にレジストが付着し
ているのに対し、電着電圧が10〜20Vではレジスト
が付着した画素電極の比率が非常に小さく良好な選択性
が得られることがわかった。
【0124】また、電着レジスト溶液の温度を5℃〜2
0℃と低めに設定することにより電着時のレジスト電気
抵抗を上げることができ、他の電着条件が同一であれば
電着するレジストの膜厚を薄くすることができることが
わかった。電着後にはレジストをオーブン中で5分程度
乾燥するが、通常の乾燥温度よりも低い温度で行うこと
により、電着したレジストが必要以上にパターンサイド
方向に流れ出す現象(リフロー)が小さくなり電着精度
をさらに向上させることができることがわかった。
【0125】図20(b)のグラフは、電着レジスト溶
液の温度が15℃で電着電圧が15Vの同じ条件で電着
した場合の、レジストの乾燥温度による、設計パターン
からのレジストのリフロー幅を示すものである。レジス
トの乾燥温度を80℃から40℃に下げることによりリ
フロー幅が5μmから1μmに減少させることができる
ことがわかった。
【0126】本実施例によれば、薄膜トランジスタマト
リクス装置における微細な電極パターンに対し選択的に
電着レジストの電着を行う際、電着電圧を3〜50Vと
低くすることで電着レジストの膜厚を薄くでき、通電パ
ターンに対し精度のよい電着を行なうことができる。ま
た、電着時の電着レジスト溶液の温度を5℃〜20℃と
することによりレジスト抵抗が上がり電着レジスト膜厚
を薄くすることができる。さらに、電着後の乾燥温度を
40℃〜75℃に下げることにより、熱による通電パタ
ーンからのレジストのはみ出し(リフロー)の幅を小さ
くすることができる。
【0127】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ドレイン
バスライン抵抗を低減でき、大面積表示におけるクロス
トークの発生やコントラストの低下等の表示品質の低下
の無い、高画質のアクティブマトリクス型表示装置が実
現できる。また、簡略な工程で、高い歩留まりによって
製造出来るようになるため、低コストのアクティブマト
リクス型表示装置の実現が可能となる。
【0128】また、本発明によれば、表示電極部の金属
層をエッチング除去するレジストをバスライン部のみに
選択的に自己整合的に形成することができるため、ステ
ッパなどを使った高い精度の合わせを必要とするフォト
リソ工程を減少させることができ、製造工程を簡素化で
きる。また、パターン設計に際し前記合わせのマージン
を考慮する必要がないので表示電極パターンの面積を大
きくでき、開口率を増大させることができる。したがっ
て、簡略化されたプロセスでしかも明るい表示が得ら
れ、アクティブマトリクス型液晶ディスプレイのコスト
低減、表示品質向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による薄膜トランジスタ
マトリクス装置を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例による薄膜トランジスタ
マトリクス装置の製造方法の工程断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例による薄膜トランジスタ
マトリクス装置を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施例による薄膜トランジスタ
マトリクス装置を示す図である。
【図5】本発明の第4の実施例による薄膜トランジスタ
マトリクス装置を示す図である。
【図6】本発明の第5の実施例による薄膜トランジスタ
マトリクス装置を示す図である。
【図7】本発明の第6の実施例による薄膜トランジスタ
マトリクス装置を示す図である。
【図8】本発明の第7の実施例による薄膜トランジスタ
マトリクス装置の製造方法を示す図である。
【図9】本発明の第8の実施例による薄膜トランジスタ
マトリクス装置の製造方法を示す図である。
【図10】本発明の第9の実施例による薄膜トランジス
タマトリクス装置の製造方法を示す図である。
【図11】本発明の第10の実施例による薄膜トランジ
スタマトリクス装置の製造方法を示す図である。
【図12】本発明の第11の実施例による薄膜トランジ
スタマトリクス装置の製造方法を示す図である。
【図13】本発明の第12の実施例による薄膜トランジ
スタマトリクス装置の製造方法を示す図(その1)であ
る。
【図14】本発明の第12の実施例による薄膜トランジ
スタマトリクス装置の製造方法を示す図(その2)であ
る。
【図15】本発明の第12の実施例による薄膜トランジ
スタマトリクス装置の製造方法を示す図(その3)であ
る。
【図16】本発明の第12の実施例による薄膜トランジ
スタマトリクス装置の製造方法を示す図(その4)であ
る。
【図17】本発明の第7乃至第12の実施例の変形例の
説明図である。
【図18】本発明の第13の実施例による薄膜トランジ
スタマトリクス装置の製造方法を示す図である。
【図19】本発明の第13の実施例による薄膜トランジ
スタマトリクス装置の種々の電着状態を示す図である。
【図20】本発明の第13の実施例による薄膜トランジ
スタマトリクス装置の電着条件による電着状態を示すグ
ラフである。
【図21】従来の薄膜トランジスタマトリクス装置を示
す図である。
【図22】従来の薄膜トランジスタマトリクス装置を示
す図である。
【図23】従来の薄膜トランジスタマトリクス装置の製
造方法を示す図である。
【符号の説明】
1…ソース電極 2…ドレイン電極 3…ゲート電極 4…画素電極 5…透明導電膜 6…半導体膜 7…ゲート絶縁膜 8…ゲート電極膜 10、10a、10b…第1の金属膜 11…第2の金属膜 12…陽極酸化膜 13…樹脂膜 15…レジスト 16…第3の金属膜 21…ドレインバスライン 23,23a,23b…交差部 31、31a、31b…ゲートバスライン 40…絶縁基板 50…絶縁基板 52…透明導電膜 54…第1のレジスト 56…画素電極 58…ドレインバスライン 60…金属膜 62…第2のレジスト 64…電着レジスト 66…ゲートバスライン 66a…ゲート 68…薄膜トランジスタ(TFT) 70…a−Si層 72…a−Si層 74…窒化シリコン層 76…アルミニウム層 78…アルミニウム層 80…チタン層 82…窒化シリコン層 84…a−Si層 86…a−Si層 88…電着レジスト 90…窒化シリコン層 92…ポジ型レジスト 94…電着レジスト 96…金属膜 98…ソース 100…金属膜 101…a−Si層 102…a−Si層 104…窒化シリコン層 106…多結晶Si層 108…ネガ型レジスト 109…フォトマスク 110…透明導電膜 112…金属膜 114…電着レジスト 120…バスライン端子部 122…マスク 124…電着レジスト 130…絶縁基板 132…透明導電膜 134…金属膜 136…電着レジスト 138…a−Si層 140…窒化シリコン層 142…クロム層 144…レジスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大形 公士 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 瀧沢 裕 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 岡部 正博 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−2523(JP,A) 特開 昭61−179486(JP,A) 特開 平3−49237(JP,A) 特開 平2−44318(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1362 G02F 1/1343 H01L 29/78

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板と、前記絶縁基板上にマトリク
    ス状に配置された複数の画素電極と、前記各画素電極に
    ソース電極が接続された複数の薄膜トランジスタと、前
    記画素電極間に第1の方向に配線され、前記薄膜トラン
    ジスタのドレイン電極を共通接続するドレインバスライ
    ンと、前記画素電極間に前記第1の方向と直交する第2
    の方向に前記ドレインバスラインと交差して配線され、
    前記薄膜トランジスタのゲート電極を共通接続するゲー
    トバスラインとを有する薄膜トランジスタマトリクス装
    置の製造方法において、 前記絶縁基板上に透明導電膜及び金属膜を積層し、前記
    透明導電膜及び金属膜を、少なくとも前記ドレインバス
    ライン又は前記ゲートバスラインと前記画素電極とを含
    む形状にパターニングする工程と、 電解溶液中で前記ドレインバスライン又は前記ゲートバ
    スラインに通電することにより、前記ドレインバスライ
    ン又は前記ゲートバスラインと前記ドレインバスライン
    又は前記ゲートバスラインに電気的に接続されたパター
    ンにのみ膜を形成する工程と、 前記ドレインバスライン又は前記ゲートバスライン及び
    前記ドレインバスライン又は前記ゲートバスラインと電
    気的に接続されたパターンにのみ形成された膜をマスク
    として前記画素電極上の前記金属膜をエッチング除去す
    る工程とを有することを特徴とする薄膜トランジスタマ
    トリクス装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の薄膜トランジスタマトリ
    クス装置の製造方法において、 前記ドレインバスライン又は前記ゲートバスライン及び
    前記ドレインバスライン又は前記ゲートバスラインと電
    気的に接続されたパターンにのみ形成された膜は、電着
    された樹脂膜又は電着されたレジスト膜であることを特
    徴とする薄膜トランジスタマトリクス装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の薄膜トランジスタマトリ
    クス装置の製造方法において、 前記ドレインバスライン又は前記ゲートバスライン及び
    前記ドレインバスライン又は前記ゲートバスラインと電
    気的に接続されたパターンにのみ形成された膜は、前記
    金属膜の陽極酸化膜であることを特徴とする薄膜トラン
    ジスタマトリクス装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の薄膜トランジスタマトリ
    クス装置の製造方法において、 前記ドレインバスライン又は前記ゲートバスライン及び
    前記ドレインバスライン又は前記ゲートバスラインと電
    気的に接続されたパターンにのみ形成された膜は、電着
    された金属膜であることを特徴とする薄膜トランジスタ
    マトリクス装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 絶縁基板と、前記絶縁基板上にマトリク
    ス状に配置された複数の画素電極と、前記各画素電極に
    ソース電極が接続された複数の薄膜トランジスタと、前
    記画素電極間に第1の方向に配線され、前記薄膜トラン
    ジスタのドレイン電極を共通接続するドレインバスライ
    ンと、前記画素電極間に前記第1の方向と直交する第2
    の方向に前記ドレインバスラインと交差して配線され、
    前記薄膜トランジスタのゲート電極を共通接続するゲー
    トバスラインとを有する薄膜トランジスタマトリクス装
    置の製造方法において、 前記絶縁基板上に透明導電膜と第1の金属膜を形成し、
    前記透明導電膜及び第1の金属膜を、前記画素電極と、
    前記薄膜トランジスタのソース電極及びドレイン電極
    と、前記ドレインバスラインの形状にパターニングする
    工程と、 電解溶液中で前記ドレインバスラインに通電することに
    より、前記ドレインバスラインの前記第1の金属膜表面
    に選択的に保護膜を電着する工程と、 電着された保護膜をマスクとして、前記画素電極上の前
    記第1の金属膜をエッチング除去して前記透明導電膜を
    露出させる工程と、 半導体層、ゲート絶縁層及びゲート電極層を積層し、前
    記半導体層、ゲート絶縁層及びゲート電極層を、前記ド
    レインバスラインに交差する前記ゲートバスラインの形
    状にパターニングすると共に、前記画素電極の前記透明
    導電膜を露出させる工程とを有することを特徴とする薄
    膜トランジスタマトリクス装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項記載の薄膜トランジスタマトリ
    クス装置の製造方法において、 前記保護膜は、電着された第2の金属膜であることを特
    徴とする薄膜トランジスタマトリクス装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項記載の薄膜トランジスタマトリ
    クス装置の製造方法において、 前記保護膜は、電着されたレジストであることを特徴と
    する薄膜トランジスタマトリクス装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 絶縁基板と、前記絶縁基板上にマトリク
    ス状に配置された複数の画素電極と、前記各画素電極に
    ソース電極が接続された複数の薄膜トランジスタと、前
    記画素電極間に第1の方向に配線され、前記薄膜トラン
    ジスタのドレイン電極を共通接続するドレインバスライ
    ンと、前記画素電極間に前記第1の方向と直交する第2
    の方向に前記ドレインバスラインと交差して配線され、
    前記薄膜トランジスタのゲート電極を共通接続するゲー
    トバスラインとを有する薄膜トランジスタマトリクス装
    置の製造方法において、 前記絶縁基板上に透明導電膜と第1の金属膜を形成し、
    前記透明導電膜及び第1の金属膜を、前記画素電極と、
    前記薄膜トランジスタのソース電極及びドレイン電極
    と、前記ドレインバスラインの形状にパターニングする
    工程と、 電解溶液中で前記ドレインバスラインに通電することに
    より、前記ドレインバスラインの前記第1の金属膜表面
    に選択的に第2の金属膜を電着する工程と、 半導体層、ゲート絶縁層及びゲート電極層を積層し、前
    記半導体層、ゲート絶縁層及びゲート電極層を、前記ド
    レインバスラインに交差する前記ゲートバスラインの形
    状にパターニングする工程と、 前記ゲートバスラインの前記ゲート電極層をマスクとし
    て、前記画素電極上の前記第1の金属膜を選択的にエッ
    チング除去して前記透明導電膜を露出させる工程とを有
    することを特徴とする薄膜トランジスタマトリクス装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至4のいずれかに記載の薄膜
    トランジスタマトリクス装置の製造方法において、 電界溶液中における前記ドレインバスラインの通電時
    に、前記ゲートバスラインにも通電することを特徴とす
    る薄膜トランジスタマトリクス装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 絶縁基板と、前記絶縁基板上にマトリ
    クス状に配置された複数の画素電極と、前記各画素電極
    にソース電極が接続された複数の薄膜トランジスタと、
    前記画素電極間に第1の方向に配線され、前記薄膜トラ
    ンジスタのドレイン電極を共通接続するドレインバスラ
    インと、前記画素電極間に前記第1の方向と直交する第
    2の方向に前記ドレインバスラインと交差して配線さ
    れ、前記薄膜トランジスタのゲート電極を共通接続する
    ゲートバスラインとを有する薄膜トランジスタマトリク
    ス装置の製造方法において、 前記絶縁基板上に前記ゲートバスラインを形成する工程
    と、 ゲート絶縁層及び半導体層を積層し、前記半導体層を前
    記薄膜トランジスタの形状にパターニングして素子分離
    する工程と、 透明導電膜と第1の金属膜を形成し、前記透明導電膜及
    び前記第1の金属膜を、前記画素電極と、前記薄膜トラ
    ンジスタのソース電極及びドレイン電極と、前記ドレイ
    ンバスラインの形状にパターニングする工程と、 電解溶液中で前記ドレインバスラインに通電することに
    より、前記ドレインバスラインの前記第1の金属膜表面
    に選択的にレジストを電着する工程と、 前記レジストをマスクとして、前記画素電極上の前記第
    1の金属膜を選択的にエッチング除去して前記透明導電
    膜を露出させる工程と を有することを特徴とする薄膜トランジスタマトリクス
    装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 絶縁基板と、前記絶縁基板上にマトリ
    クス状に配置された複数の画素電極と、前記各画素電極
    にソース電極が接続された複数の薄膜トランジスタと、
    前記画素電極間に第1の方向に配線され、前記薄膜トラ
    ンジスタのドレイン電極を共通接続するドレインバスラ
    インと、前記画素電極間に前記第1の方向と直交する第
    2の方向に前記ドレインバスラインと交差して配線さ
    れ、前記薄膜トランジスタのゲート電極を共通接続する
    ゲートバスラインとを有する薄膜トランジスタマトリク
    ス装置の製造方法において、 前記絶縁基板上に透明導電膜と第1の金属膜を形成し、
    前記透明導電膜、前記第1の金属膜を、前記画素電極
    と、前記薄膜トランジスタのゲート電極と、前記ゲート
    バスラインの形状にパターニングする工程と、 電解溶液中で前記ゲートバスラインに通電することによ
    り、前記ゲートバスラインの前記第1の金属膜表面に選
    択的にレジストを電着する工程と、 前記選択的に電着されたレジストをマスクとして、前記
    画素電極上の前記第1の金属を選択的にエッチング除去
    して前記透明導電膜を露出させる工程と、 ゲート絶縁層及び半導体層を積層し、前記ゲート絶縁膜
    及び前記半導体層を前記薄膜トランジスタの形状にパタ
    ーニングして素子分離する工程と、 第2の金属膜を形成し、前期第2の金属膜を前記ドレイ
    ンバスライン及び前記ソース電極の形状になるようにパ
    ターニングする工程とを有することを特徴とする薄膜ト
    ランジスタマトリクス装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 絶縁基板と、前記絶縁基板上にマトリ
    クス状に配置された複数の画素電極と、前記各画素電極
    にソース電極が接続された複数の薄膜トランジスタと、
    前記画素電極間に第1の方向に配線され、前記薄膜トラ
    ンジスタのドレイン電極を共通接続するドレインバスラ
    インと、前記画素電極間に前記第1の方向と直交する第
    2の方向に前記ドレインバスラインと交差して配線さ
    れ、前記薄膜トランジスタのゲート電極を共通接続する
    ゲートバスラインとを有する薄膜トランジスタマトリク
    ス装置の製造方法において、 前記絶縁基板上に第1の金属膜を形成し、前記第1の金
    属膜を、前記ドレインバスラインと、前記薄膜トランジ
    スタのドレイン電極及びソース電極の形状にパターニン
    グする工程と、 半導体層、ゲート絶縁層及びゲート電極層を積層し、前
    記半導体層、ゲート絶縁層及びゲート電極層を、前記ゲ
    ートバスラインと、前記ゲート電極の形状にパターニン
    グする工程と、 透明導電膜及び第2の金属膜を形成し、前記透明導電膜
    及び第2の金属膜を、前記画素電極と、前記ゲートバス
    ラインの形状にパターニングする工程と、 電解溶液中で前記ゲートバスラインに通電することによ
    り、前記ゲートバスラインの前記第2の金属膜及び前記
    ゲート電極表面に選択的にレジストを電着する工程と、 前記レジストをマスクとして、前記画素電極上の前記第
    2の金属膜を選択的にエッチング除去して前記透明導電
    膜を露出させる工程とを有することを特徴とする薄膜ト
    ランジスタマトリクス装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の薄膜トランジスタマ
    トリクス装置の製造方法において、 前記透明導電膜及び第2の金属膜を、前記ドレインバス
    ラインを含めた形状にパターニングし、 電界溶液中における前記ゲートバスラインの通電時に、
    前記ドレインバスラインにも通電して、前記ドレインバ
    スラインの前記第2の金属膜表面にも選択的に前記レジ
    ストを電着することを特徴とする薄膜トランジスタマト
    リクス装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項4、7、9、10、11、1
    2、又は13いずれかに記載の薄膜トランジスタマトリ
    クス装置の製造方法において、 前記ドレインバスライン又は前記ゲートバスラインのバ
    スライン端子部を遮蔽しながら、電着された前記レジス
    トを紫外線を照射し、 現像時に前記バスライン端子部上の前記レジストを除去
    し、 前記レジストをマスクとして、前記バスライン端子部上
    の前記第2の金属膜をも選択的にエッチング除去して前
    記透明導電膜を露出させることを特徴とする薄膜トラン
    ジスタマトリクス装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項7、9、10、11、12、1
    3、又は14のいずれかに記載の薄膜トランジスタマト
    リクス装置の製造方法において、 前記レジストを電着する電着電圧を約3V〜50Vの範
    囲内にすることを特徴とする薄膜トランジスタマトリク
    ス装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の薄膜トランジスタマ
    トリクス装置の製造方法において、 電着された前記レジストを約40℃〜75℃の範囲内で
    乾燥することを特徴とする薄膜トランジスタマトリクス
    装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16記載の薄膜トラン
    ジスタマトリクス装置の製造方法において、 電着時の前記電界溶液の温度を約5℃〜20℃の範囲内
    にすることを特徴とする薄膜トランジスタマトリクス装
    置の製造方法。
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