JP3387584B2 - 文書処理方法及び装置 - Google Patents
文書処理方法及び装置Info
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- JP3387584B2 JP3387584B2 JP29780193A JP29780193A JP3387584B2 JP 3387584 B2 JP3387584 B2 JP 3387584B2 JP 29780193 A JP29780193 A JP 29780193A JP 29780193 A JP29780193 A JP 29780193A JP 3387584 B2 JP3387584 B2 JP 3387584B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばかなで入力され
た文書からかな漢字混じりの文書への変換等を行なう文
書処理方法及び装置に関するものである。
た文書からかな漢字混じりの文書への変換等を行なう文
書処理方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、かな文字列をかな漢字混じり文字
列に変換する手順は、かな等で入力される読み文字列
を、同音語を既に記憶されている優先度で選択してかな
漢字混じりの文字列に変換して出力する通常変換ステッ
プと、出力された結果から指定された文節を更に変換し
て同音の他の文字列に置換する同音語変換ステップとを
有している。この両ステップにおける変換は、同一の辞
書を用いて行われていた。
列に変換する手順は、かな等で入力される読み文字列
を、同音語を既に記憶されている優先度で選択してかな
漢字混じりの文字列に変換して出力する通常変換ステッ
プと、出力された結果から指定された文節を更に変換し
て同音の他の文字列に置換する同音語変換ステップとを
有している。この両ステップにおける変換は、同一の辞
書を用いて行われていた。
【0003】その一例を図16から図21を用いて説明
する。
する。
【0004】図16は、従来技術の通常変換と同音語変
換での、辞書の参照を表した概念図である。
換での、辞書の参照を表した概念図である。
【0005】通常変換及び同音語変換とも、それぞれの
変換で使用する辞書として、ユーザ辞書,システム辞
書,分野別辞書A,Bという全く同じ4つの辞書を用い
ている。
変換で使用する辞書として、ユーザ辞書,システム辞
書,分野別辞書A,Bという全く同じ4つの辞書を用い
ている。
【0006】次に、従来の文書処理装置による通常変換
の処理手順を、図17および図19を参上して説明す
る。図17は、従来技術における通常変換の、一例の処
理の流れ図であり、図19は、「ゆにゅうじゆうかのこ
うかにより、」と入力した場合の入力変換結果および辞
書の中身を表したものである。この例では辞書としてユ
ーザ辞書お及びシステム辞書を用いている。なお、本装
置は入力手段としてキーボードを備え、出力手段として
ディスプレイ等の表示部を備えているものとする。
の処理手順を、図17および図19を参上して説明す
る。図17は、従来技術における通常変換の、一例の処
理の流れ図であり、図19は、「ゆにゅうじゆうかのこ
うかにより、」と入力した場合の入力変換結果および辞
書の中身を表したものである。この例では辞書としてユ
ーザ辞書お及びシステム辞書を用いている。なお、本装
置は入力手段としてキーボードを備え、出力手段として
ディスプレイ等の表示部を備えているものとする。
【0007】通常変換では、まず、ステップS171で
キーボードから入力されたキーコードを取り込み、ステ
ップS172で入力されたキーコードが変換の対象とな
っているコードかどうかチェックする。
キーボードから入力されたキーコードを取り込み、ステ
ップS172で入力されたキーコードが変換の対象とな
っているコードかどうかチェックする。
【0008】ステップS172で変換対象と判断された
時には、ステップS173で入力文字列に対応した単語
を辞書から抽出し、ステップS174で文節を作成し、
ステップS175で変換結果を出力し、ステップS17
1に戻る。
時には、ステップS173で入力文字列に対応した単語
を辞書から抽出し、ステップS174で文節を作成し、
ステップS175で変換結果を出力し、ステップS17
1に戻る。
【0009】この様子が図19に示されている。入力の
かな文字列に対して「輸入自由化の黄禍により、」なる
文字列が出力されている。このとき、参照した辞書はユ
ーザ辞書とシステム辞書で、「こうか」に関して図19
に示した通りの単語が登録されている。通所変換では、
ユーザ辞書の最初に登録されている「黄禍」を用いてい
る。
かな文字列に対して「輸入自由化の黄禍により、」なる
文字列が出力されている。このとき、参照した辞書はユ
ーザ辞書とシステム辞書で、「こうか」に関して図19
に示した通りの単語が登録されている。通所変換では、
ユーザ辞書の最初に登録されている「黄禍」を用いてい
る。
【0010】ステップS172で変換対象でないと判断
された時には、ステップS176で入力キーコードに対
応した処理を行い、ステップS171に戻る。
された時には、ステップS176で入力キーコードに対
応した処理を行い、ステップS171に戻る。
【0011】こうして通所変換された結果に対する同音
語変換の処理手順を、図18および図20を参照して説
明する。図18は、従来技術における同音語変換の、一
例の処理の流れ図であり、図20は、従来技術で同音語
変換を行った時の、同音語の一覧と辞書の中身を表した
ものである。
語変換の処理手順を、図18および図20を参照して説
明する。図18は、従来技術における同音語変換の、一
例の処理の流れ図であり、図20は、従来技術で同音語
変換を行った時の、同音語の一覧と辞書の中身を表した
ものである。
【0012】同音語変換では、まず、オペレータが同音
語変換の対象とする文節を指定し、同音語変換する旨の
入力をキーボードから行なう。ステップS181ではそ
れらのキーコード入力を取り込み、ステップS182で
入力キーコードをチェックする。
語変換の対象とする文節を指定し、同音語変換する旨の
入力をキーボードから行なう。ステップS181ではそ
れらのキーコード入力を取り込み、ステップS182で
入力キーコードをチェックする。
【0013】ステップS182で同音変換対象と判断さ
れた時には、ステップS183で変換対象の文節に含ま
れる単語を辞書から読み出し、ステップS184で文節
を作成し、ステップS185で変換結果を同音語一覧と
して出力して、ステップS181に戻る。
れた時には、ステップS183で変換対象の文節に含ま
れる単語を辞書から読み出し、ステップS184で文節
を作成し、ステップS185で変換結果を同音語一覧と
して出力して、ステップS181に戻る。
【0014】この様子が図20に示されている。すなわ
ち、「黄禍」なる単語が同音語変換の対象として選択さ
れ、その旨のキーコードが入力されたために、図19に
示した2つの辞書から6つの候補を読み出して、欄20
1として表示する。オペレータはこの中から所望の単語
を選択する。図では下線の付いた単語が選択された単語
となる。
ち、「黄禍」なる単語が同音語変換の対象として選択さ
れ、その旨のキーコードが入力されたために、図19に
示した2つの辞書から6つの候補を読み出して、欄20
1として表示する。オペレータはこの中から所望の単語
を選択する。図では下線の付いた単語が選択された単語
となる。
【0015】オペレータは、所望の単語を選んだなら、
その単語を置き換える旨の入力を行なう。その入力がス
テップS181で取り込まれ、ステップS182で選択
キーと判断された時には、ステップS186でその時点
での変換結果「黄禍」を、同音語一覧から選択された候
補「効果」に置き換えて処理を終了する。このとき、ユ
ーザ辞書202の内容は「黄禍」が削除されて「効果」
が追加される。また、削除された「黄禍」は、削除され
た単語を登録しておく削除ユーザ辞書203に追加され
る。
その単語を置き換える旨の入力を行なう。その入力がス
テップS181で取り込まれ、ステップS182で選択
キーと判断された時には、ステップS186でその時点
での変換結果「黄禍」を、同音語一覧から選択された候
補「効果」に置き換えて処理を終了する。このとき、ユ
ーザ辞書202の内容は「黄禍」が削除されて「効果」
が追加される。また、削除された「黄禍」は、削除され
た単語を登録しておく削除ユーザ辞書203に追加され
る。
【0016】ステップS182で上記のいずれでもない
と判断された時には、ステップS187で入力に対応し
た処理を行い、ステップS181に戻る。
と判断された時には、ステップS187で入力に対応し
た処理を行い、ステップS181に戻る。
【0017】このように、従来の技術では、通常変換も
同音語変換も同じ辞書を利用して、変換結果を得てい
た。その為、変換解析部分では特に通常変換なのか同音
語変換なのかの区別もなく処理が行われていた。これ
は、従来は辞書は通常ただ1つだけであり、2つ以上存
在したとしても処理に与える影響は微々たるものであっ
た為と思われる。
同音語変換も同じ辞書を利用して、変換結果を得てい
た。その為、変換解析部分では特に通常変換なのか同音
語変換なのかの区別もなく処理が行われていた。これ
は、従来は辞書は通常ただ1つだけであり、2つ以上存
在したとしても処理に与える影響は微々たるものであっ
た為と思われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、変換率向上
の為に、利用される辞書も、ユーザ辞書、システム辞
書、分野別辞書という様に種類が増え、それぞれに格納
されている単語数も増加の一途をたどっている。これに
より、処理に対する影響も増大し、それぞれの辞書をア
クセスする為に必要なメモリサイズの増加、処理時間の
増加による応答性の低下が問題になっている。例えば、
図19の様に複数の辞書それぞれに単語が格納されてい
るとすると、ユーザ辞書だけの時と比べて単語数が3倍
に増え、それによる応答性能の低下やメモリサイズの増
大を招いている。
の為に、利用される辞書も、ユーザ辞書、システム辞
書、分野別辞書という様に種類が増え、それぞれに格納
されている単語数も増加の一途をたどっている。これに
より、処理に対する影響も増大し、それぞれの辞書をア
クセスする為に必要なメモリサイズの増加、処理時間の
増加による応答性の低下が問題になっている。例えば、
図19の様に複数の辞書それぞれに単語が格納されてい
るとすると、ユーザ辞書だけの時と比べて単語数が3倍
に増え、それによる応答性能の低下やメモリサイズの増
大を招いている。
【0019】また、例えばサーバクライアントシステム
において、システム辞書や分野別辞書等、クライアント
が共有する辞書をサーバにおき、各クライアントはユー
ザ辞書のみを有する場合など、変換の際に全ての辞書を
参照することになれば、変換処理にかかる時間や要する
資源は非常に大きなものとなっていまう。
において、システム辞書や分野別辞書等、クライアント
が共有する辞書をサーバにおき、各クライアントはユー
ザ辞書のみを有する場合など、変換の際に全ての辞書を
参照することになれば、変換処理にかかる時間や要する
資源は非常に大きなものとなっていまう。
【0020】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、豊富な種類の辞書と単語数を利用しつつ、迅速に変
換処理を行なえ、また、変換処理のために必要なメモリ
サイズも、辞書の種類や単語数の増加に影響されず、最
小限の容量で実現できる文書処理方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
で、豊富な種類の辞書と単語数を利用しつつ、迅速に変
換処理を行なえ、また、変換処理のために必要なメモリ
サイズも、辞書の種類や単語数の増加に影響されず、最
小限の容量で実現できる文書処理方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の文書処理装置は次のような構成からなる。
に、本発明の文書処理装置は次のような構成からなる。
【0022】入力データに対応する単語データを記憶す
る複数の辞書と、前記複数の辞書のうちの少なくとも1
つを参照して、入力データを単語データに変換する変換
手段と、前記複数の辞書のうちの少なくとも1つを参照
して、前記変換手段により単語データに変換された入力
データを更に他の単語データに変換する再変換手段と、
前記複数の辞書のうちから参照すべき1または複数の辞
書を前記変換手段と前記再変換手段とで独立に設定する
設定手段と、前記変換手段及び再変換手段を、前記複数
の辞書のうちからそれぞれについて前記設定手段に設定
された辞書を参照して変換を行うように制御する変換制
御手段とを備える。
る複数の辞書と、前記複数の辞書のうちの少なくとも1
つを参照して、入力データを単語データに変換する変換
手段と、前記複数の辞書のうちの少なくとも1つを参照
して、前記変換手段により単語データに変換された入力
データを更に他の単語データに変換する再変換手段と、
前記複数の辞書のうちから参照すべき1または複数の辞
書を前記変換手段と前記再変換手段とで独立に設定する
設定手段と、前記変換手段及び再変換手段を、前記複数
の辞書のうちからそれぞれについて前記設定手段に設定
された辞書を参照して変換を行うように制御する変換制
御手段とを備える。
【0023】また、本発明の文書処理方法は次のような
構成からなる。
構成からなる。
【0024】複数の辞書を参照して、入力データをそれ
に対応する単語データに変換する文書処理方法であっ
て、前記複数の辞書のうちの少なくとも1つを参照し
て、入力データを単語データに変換する変換工程と、前
記複数の辞書のうちの少なくとも1つを参照して、前記
変換工程により単語データに変換された入力データを更
に他の単語データに変換する再変換工程と、前記複数の
辞書のうちから参照すべき1または複数の辞書を前記変
換工程における変換と前記再変換工程における変換とで
独立に設定する設定工程とを備え、前記変換工程及び再
変換工程では、前記複数の辞書のうちからそれぞれにつ
いて前記設定工程に設定された辞書を参照して変換を行
う。
に対応する単語データに変換する文書処理方法であっ
て、前記複数の辞書のうちの少なくとも1つを参照し
て、入力データを単語データに変換する変換工程と、前
記複数の辞書のうちの少なくとも1つを参照して、前記
変換工程により単語データに変換された入力データを更
に他の単語データに変換する再変換工程と、前記複数の
辞書のうちから参照すべき1または複数の辞書を前記変
換工程における変換と前記再変換工程における変換とで
独立に設定する設定工程とを備え、前記変換工程及び再
変換工程では、前記複数の辞書のうちからそれぞれにつ
いて前記設定工程に設定された辞書を参照して変換を行
う。
【0025】
【作用】上記構成により、本発明の文書処理方法及び装
置は、複数の辞書のうちから参照すべき1または複数の
辞書を、入力データを単語データに変換する変換と、単
語データに変換された入力データを更に他の単語データ
に変換する再変換とで独立に設定し、変換及び再変換
を、それぞれについて設定された辞書を参照して行なう
ようにしたので、全体として数多くの単語を利用できる
ようにしつつ、変換と再変換とでそれぞれについて必要
な辞書を設定に応じて参照して入力データを単語データ
に変換する。
置は、複数の辞書のうちから参照すべき1または複数の
辞書を、入力データを単語データに変換する変換と、単
語データに変換された入力データを更に他の単語データ
に変換する再変換とで独立に設定し、変換及び再変換
を、それぞれについて設定された辞書を参照して行なう
ようにしたので、全体として数多くの単語を利用できる
ようにしつつ、変換と再変換とでそれぞれについて必要
な辞書を設定に応じて参照して入力データを単語データ
に変換する。
【0026】
【実施例】次に、本発明の一実施例である文書処理シス
テムについて図面を参照して詳細に説明する。
テムについて図面を参照して詳細に説明する。
【0027】<システムの構成>>図2は、本実施例の
文書処理システムを実現する情報処理システムの構成を
示すブロック図である。この情報処理システムには、シ
ステム全体を制御する中央演算処理装置1があり、それ
に付随する装置や処理がある。出力装置2は、例えばデ
ィスプレイやプリンタ等であり、中央演算処理装置1に
よる処理の結果などが出力される。入力装置3は、例え
ばキーボードや、マウス,タブレットといった座標入力
装置等であり、キーコードなどのデータを入力する。記
憶装置4は、例えばRAMあるいはディスク装置などで
あり、中央処理装置1が処理を実行するためのプログラ
ムやデータ、辞書等の情報を格納しており、ここに格納
されている情報を中央処理装置1が読み込む事で処理が
実行される。
文書処理システムを実現する情報処理システムの構成を
示すブロック図である。この情報処理システムには、シ
ステム全体を制御する中央演算処理装置1があり、それ
に付随する装置や処理がある。出力装置2は、例えばデ
ィスプレイやプリンタ等であり、中央演算処理装置1に
よる処理の結果などが出力される。入力装置3は、例え
ばキーボードや、マウス,タブレットといった座標入力
装置等であり、キーコードなどのデータを入力する。記
憶装置4は、例えばRAMあるいはディスク装置などで
あり、中央処理装置1が処理を実行するためのプログラ
ムやデータ、辞書等の情報を格納しており、ここに格納
されている情報を中央処理装置1が読み込む事で処理が
実行される。
【0028】図1は、本実施例の通常変換と同音語変換
での辞書の参照の様子を表した概念図である。通常変換
及び同音語変換ともに、使用辞書指定データ113によ
る指定に従って、通常変換及び同音語変換それぞれで指
定された辞書を用い、変換を行なう。図1では、通常変
換はユーザ辞書111を用い、同音語変換ではユーザ辞
書111の他に、システム辞書121と分野別辞書12
2を用いている。
での辞書の参照の様子を表した概念図である。通常変換
及び同音語変換ともに、使用辞書指定データ113によ
る指定に従って、通常変換及び同音語変換それぞれで指
定された辞書を用い、変換を行なう。図1では、通常変
換はユーザ辞書111を用い、同音語変換ではユーザ辞
書111の他に、システム辞書121と分野別辞書12
2を用いている。
【0029】なお、図1はサーバクライアントシステム
における文書処理システムを示している。文書処理シス
テムはクライアント11上にあって、システム辞書およ
び分野別辞書はサーバ21が、ユーザ辞書はクライアン
ト11が保有している。クライアント11からユーザ辞
書以外の辞書を参照する場合には、サーバ21に対して
読みを送り付けるなどしてその旨要求し、それに対する
応答を受けるという手順を踏むことになる。もちろんク
ライアントは複数でも良く、サーバは独立した装置であ
ってクライアントとは通信を介して接続されていても良
いし、クライアントと同一の装置内にあってソフトウエ
アモジュールとして論理的に独立しているものであって
も良い。通信により接続されている場合には、図2の構
成に通信制御装置が付加され、これを介して他の装置と
せ通信する。
における文書処理システムを示している。文書処理シス
テムはクライアント11上にあって、システム辞書およ
び分野別辞書はサーバ21が、ユーザ辞書はクライアン
ト11が保有している。クライアント11からユーザ辞
書以外の辞書を参照する場合には、サーバ21に対して
読みを送り付けるなどしてその旨要求し、それに対する
応答を受けるという手順を踏むことになる。もちろんク
ライアントは複数でも良く、サーバは独立した装置であ
ってクライアントとは通信を介して接続されていても良
いし、クライアントと同一の装置内にあってソフトウエ
アモジュールとして論理的に独立しているものであって
も良い。通信により接続されている場合には、図2の構
成に通信制御装置が付加され、これを介して他の装置と
せ通信する。
【0030】また、以下では、図1に即して説明する
が、サーバクライアントシステムでなく、単一のシステ
ム内に複数の辞書を保有している場合であっても本実施
例と同様に有効であることはいうまでもない。
が、サーバクライアントシステムでなく、単一のシステ
ム内に複数の辞書を保有している場合であっても本実施
例と同様に有効であることはいうまでもない。
【0031】<使用辞書指定データの更新>つぎに、使
用辞書指定データ113を作成する手順を説明する。図
5は、使用辞書指定の一例の処理の流れ図である。この
処理手順は、中央処理装置1によって記憶装置4内のプ
ログラムを実行することによって実現されるもので、図
1のクライアント11による処理である。これは、本実
施例で説明する全ての流れ図について同様である。ま
た、図7は使用辞書指定データの一例、図14は使用辞
書指定の表示画面の例である。以下、図5に沿って説明
する。
用辞書指定データ113を作成する手順を説明する。図
5は、使用辞書指定の一例の処理の流れ図である。この
処理手順は、中央処理装置1によって記憶装置4内のプ
ログラムを実行することによって実現されるもので、図
1のクライアント11による処理である。これは、本実
施例で説明する全ての流れ図について同様である。ま
た、図7は使用辞書指定データの一例、図14は使用辞
書指定の表示画面の例である。以下、図5に沿って説明
する。
【0032】まず、使用辞書の指定を行なう旨指示され
ると、ステップS51で使用辞書指定用の画面140
(図14)を表示する。この表示は図7に示された使用
辞書指定データ113を所定の形式で出力したものであ
る。使用辞書指定データは、本文書処理システムが保有
する辞書全てについて、通常変換での使用の有無と、同
音語変換での使用の有無と、保有しているのがサーバか
クライアントかの別とを指定するデータである。図7で
は、ユーザ辞書は通常変換および同音語変換に用いら
れ、削除ユーザ辞書は変換には用いられず、他の辞書は
同音語変換だけに用いられることが指定されている。ま
た、それら辞書の格納先も、ユーザ辞書および削除ユー
ザ辞書はクライアントに、他の辞書はサーバに保有され
ていることが指定されている。なお、これらの指定を便
宜的にスイッチと呼ぶことにする。なお、削除ユーザ辞
書とは、ユーザ辞書から削除された単語を登録しなおす
ために用いる。
ると、ステップS51で使用辞書指定用の画面140
(図14)を表示する。この表示は図7に示された使用
辞書指定データ113を所定の形式で出力したものであ
る。使用辞書指定データは、本文書処理システムが保有
する辞書全てについて、通常変換での使用の有無と、同
音語変換での使用の有無と、保有しているのがサーバか
クライアントかの別とを指定するデータである。図7で
は、ユーザ辞書は通常変換および同音語変換に用いら
れ、削除ユーザ辞書は変換には用いられず、他の辞書は
同音語変換だけに用いられることが指定されている。ま
た、それら辞書の格納先も、ユーザ辞書および削除ユー
ザ辞書はクライアントに、他の辞書はサーバに保有され
ていることが指定されている。なお、これらの指定を便
宜的にスイッチと呼ぶことにする。なお、削除ユーザ辞
書とは、ユーザ辞書から削除された単語を登録しなおす
ために用いる。
【0033】次に、ユーザは使用辞書指定の表示140
を見て、カーソル141を移動しつつ各辞書について指
定の変更を行なう。これらのキーコードが入力される
と、ステップS52でそれを取り込み、ステップS53
で入力されたキーコードをチェックする。
を見て、カーソル141を移動しつつ各辞書について指
定の変更を行なう。これらのキーコードが入力される
と、ステップS52でそれを取り込み、ステップS53
で入力されたキーコードをチェックする。
【0034】ステップS53でカーソル移動キーと判断
された時には、ステップS54でカーソルを指示した方
向に移動し、ステップS51に戻る。
された時には、ステップS54でカーソルを指示した方
向に移動し、ステップS51に戻る。
【0035】ステップS53で指示選択されたと判断さ
れた時には、カーソル位置のスイッチを反転させ、ステ
ップS56で指定された通りに使用辞書指定データを更
新する。その後ステップS51に戻る。
れた時には、カーソル位置のスイッチを反転させ、ステ
ップS56で指定された通りに使用辞書指定データを更
新する。その後ステップS51に戻る。
【0036】ステップS53で選択または取り消しによ
り処理の終了が指示された時には、処理を終了する。
り処理の終了が指示された時には、処理を終了する。
【0037】ステップS53で上記のいずれでもないと
判断された時には、ステップS57で入力に対応した処
理を行い、ステップS51に戻る。
判断された時には、ステップS57で入力に対応した処
理を行い、ステップS51に戻る。
【0038】このようにして、使用辞書指定データを維
持管理する。
持管理する。
【0039】<変換処理>次に、かななどによる読みの
文字列をかな漢字混じりの文字列に変換する通常変換の
手順を図3および図9を参照して説明する。図3は通常
変換の一例の処理の流れ図であり、図9は「ゆにゅうじ
ゆうかのこうかにより、」と入力した場合の入力文字列
と変換結果の文字列および辞書の内容の一部を表した図
である。
文字列をかな漢字混じりの文字列に変換する通常変換の
手順を図3および図9を参照して説明する。図3は通常
変換の一例の処理の流れ図であり、図9は「ゆにゅうじ
ゆうかのこうかにより、」と入力した場合の入力文字列
と変換結果の文字列および辞書の内容の一部を表した図
である。
【0040】通常変換では、まず、ステップS31でキ
ーコードを取り込んで、ステップS32で入力されたキ
ーコードが変換の対象となっているコードかどうかチェ
ックする。
ーコードを取り込んで、ステップS32で入力されたキ
ーコードが変換の対象となっているコードかどうかチェ
ックする。
【0041】ステップS32で変換対象と判断された時
には、ステップS33で、入力文字列に対応した単語
を、使用辞書指定データ113により通常変換で使用す
ると指定された辞書、すなわち図7の例でいえばクライ
アントにあるユーザ辞書から読み出し、ステップS34
で文節を作成し、ステップS35でかな漢字混じりの文
字列として変換結果を出力し、ステップS31に戻る。
には、ステップS33で、入力文字列に対応した単語
を、使用辞書指定データ113により通常変換で使用す
ると指定された辞書、すなわち図7の例でいえばクライ
アントにあるユーザ辞書から読み出し、ステップS34
で文節を作成し、ステップS35でかな漢字混じりの文
字列として変換結果を出力し、ステップS31に戻る。
【0042】図9は、入力かな文字列と、変換後のかな
漢字文字列と、使用したユーザ辞書に等録された「こう
か」に対応する単語とを示している。「こうか」に対応
する文字列は、ユーザ辞書に「こうか」として登録され
た「黄禍」「校歌」のうち先頭の「黄禍」に変換されて
いる。
漢字文字列と、使用したユーザ辞書に等録された「こう
か」に対応する単語とを示している。「こうか」に対応
する文字列は、ユーザ辞書に「こうか」として登録され
た「黄禍」「校歌」のうち先頭の「黄禍」に変換されて
いる。
【0043】一方、ステップS32で変換対象でないと
判断された時には、ステップS36で入力に対応した処
理を行って、ステップS31に戻る。
判断された時には、ステップS36で入力に対応した処
理を行って、ステップS31に戻る。
【0044】このように変換された結果をユーザは見
て、同音語変換の必要があればその処理を開始する。図
4は同音語変換の一例の処理の流れ図であり、図10は
同音語変換を行った場合の、同音語の一覧と辞書の中身
を表したものである。
て、同音語変換の必要があればその処理を開始する。図
4は同音語変換の一例の処理の流れ図であり、図10は
同音語変換を行った場合の、同音語の一覧と辞書の中身
を表したものである。
【0045】同音語変換では、まず、同音語変換の対象
となっている文節のキーコードをステップS41で入力
し、ステップS42でキーコードをチェックする。
となっている文節のキーコードをステップS41で入力
し、ステップS42でキーコードをチェックする。
【0046】ステップS42で変換対象と判断された場
合には、ステップS43で、使用辞書指定データ113
を参照して、同音語変換で使用すると指定されたクライ
アントにあるユーザ辞書と、サーバにあるシステム辞
書,分野別辞書A,分野別辞書Bとから入力に対応した
単語を抽出し、ステップS44で文節を作成して、ステ
ップS45で変換結果を同音語一覧として出力してステ
ップS41に戻る。
合には、ステップS43で、使用辞書指定データ113
を参照して、同音語変換で使用すると指定されたクライ
アントにあるユーザ辞書と、サーバにあるシステム辞
書,分野別辞書A,分野別辞書Bとから入力に対応した
単語を抽出し、ステップS44で文節を作成して、ステ
ップS45で変換結果を同音語一覧として出力してステ
ップS41に戻る。
【0047】図10は、通常変換の結果の「黄禍」を同
音語変換対象とし、変換後の単語の候補として欄100
1のように表示されている例である。
音語変換対象とし、変換後の単語の候補として欄100
1のように表示されている例である。
【0048】一方、ステップS42で削除キーと判断さ
れた時には、ステップS49で、表示されている同音語
一覧から選択された候補をユーザ辞書から削除し、ステ
ップS4Aに進む。
れた時には、ステップS49で、表示されている同音語
一覧から選択された候補をユーザ辞書から削除し、ステ
ップS4Aに進む。
【0049】ステップS4Aでは、選択された候補を削
除ユーザ辞書へ登録し、ステップS4Bでユーザ辞書か
ら削除したという情報を図8の単語更新データに登録
し、処理を終了する。単語更新データは、辞書の状態を
管理するためのデータであり、登録や削除といった更新
履歴が記録される。
除ユーザ辞書へ登録し、ステップS4Bでユーザ辞書か
ら削除したという情報を図8の単語更新データに登録
し、処理を終了する。単語更新データは、辞書の状態を
管理するためのデータであり、登録や削除といった更新
履歴が記録される。
【0050】図10は、同音語一覧1001から」黄
禍」を削除する例を示している。ユーザが、変換された
結果の「黄禍」は、今後使う事が無いと判断した場合、
ユーザはそれを削除する指示をする。削除の結果、通常
変換で用いられたユーザ辞書901(図9)の内容から
単語「黄禍」が削除され、ユーザ辞書1002に示した
内容「校歌」のみの登録となり、また、ユーザ削除辞書
1003として「黄禍」が登録される。また、図8の単
語更新データ801には、この時点で欄802が追加さ
れる。
禍」を削除する例を示している。ユーザが、変換された
結果の「黄禍」は、今後使う事が無いと判断した場合、
ユーザはそれを削除する指示をする。削除の結果、通常
変換で用いられたユーザ辞書901(図9)の内容から
単語「黄禍」が削除され、ユーザ辞書1002に示した
内容「校歌」のみの登録となり、また、ユーザ削除辞書
1003として「黄禍」が登録される。また、図8の単
語更新データ801には、この時点で欄802が追加さ
れる。
【0051】一方、ステップS42で選択キーと判断さ
れた時には、ステップS46で同音語変換の対象となる
文字列を、同音語一覧から選択された候補に置き換え
て、ステップS47に進む。ステップS47では選択さ
れた候補をユーザ辞書へ登録し、ステップS48でユー
ザ辞書に登録したという情報を図8の単語更新データ8
01に欄803として登録し、処理を終了する。
れた時には、ステップS46で同音語変換の対象となる
文字列を、同音語一覧から選択された候補に置き換え
て、ステップS47に進む。ステップS47では選択さ
れた候補をユーザ辞書へ登録し、ステップS48でユー
ザ辞書に登録したという情報を図8の単語更新データ8
01に欄803として登録し、処理を終了する。
【0052】図11は、「黄禍」がユーザ辞書から削除
された状態で、入力文字列を通常変換した例である。ユ
ーザ辞書には「校歌」だけが登録されているため、「こ
うか」の変換後の文字列は「校歌」となる。この文字列
について、同音語変換を行なう例が図12に示されてい
る。同音語一覧1201には、同音語変換に用いる辞書
から削除された「黄禍」は表示されない。この状態でユ
ーザが「効果」を選び、選択を指示すると、変換後文字
列の単語「校歌」は「効果」に置き換えられ、選択され
た単語「効果」がユーザ辞書に登録される。図8の単語
更新データ801にも欄803が追加され、単語「効
果」が追加された旨登録される。
された状態で、入力文字列を通常変換した例である。ユ
ーザ辞書には「校歌」だけが登録されているため、「こ
うか」の変換後の文字列は「校歌」となる。この文字列
について、同音語変換を行なう例が図12に示されてい
る。同音語一覧1201には、同音語変換に用いる辞書
から削除された「黄禍」は表示されない。この状態でユ
ーザが「効果」を選び、選択を指示すると、変換後文字
列の単語「校歌」は「効果」に置き換えられ、選択され
た単語「効果」がユーザ辞書に登録される。図8の単語
更新データ801にも欄803が追加され、単語「効
果」が追加された旨登録される。
【0053】この状態のユーザ辞書を用いて通常変換を
行なうと、図13の様に、「こうか」はユーザ辞書に登
録された「効果」に変換される。
行なうと、図13の様に、「こうか」はユーザ辞書に登
録された「効果」に変換される。
【0054】なお、ステップS42で上記のいずれでも
ないと判断された時には、ステップS4Cで入力に対応
した処理を行い、ステップS41に戻る。
ないと判断された時には、ステップS4Cで入力に対応
した処理を行い、ステップS41に戻る。
【0055】<単語更新確認>
図6は、本発明における単語更新確認の、一例の処理の
流れ図であり、図8は単語更新データの一例である。ま
た、図15は単語更新確認の表示画面の例である。
流れ図であり、図8は単語更新データの一例である。ま
た、図15は単語更新確認の表示画面の例である。
【0056】単語更新確認機能では、ステップS61で
単語更新確認用の画面1501(図15)を表示し、ス
テップS62でユーザが指定の変更を指示をするキーコ
ードを入力し、ステップS63でキーコードをチェック
する。
単語更新確認用の画面1501(図15)を表示し、ス
テップS62でユーザが指定の変更を指示をするキーコ
ードを入力し、ステップS63でキーコードをチェック
する。
【0057】ステップS63でカーソル移動キーと判断
された時には、ステップS64でカーソル1502を指
示された方向に移動し、ステップS61に戻る。
された時には、ステップS64でカーソル1502を指
示された方向に移動し、ステップS61に戻る。
【0058】ステップS63で指示選択されたと判断さ
れた時には、有効・無効を反転させ、ステップS61に
戻る。
れた時には、有効・無効を反転させ、ステップS61に
戻る。
【0059】ステップS63で選択又は取り消しにより
処理の終了が指示された時には、ステップS67で無効
にした単語を元通りに復帰させ、処理を終了する。
処理の終了が指示された時には、ステップS67で無効
にした単語を元通りに復帰させ、処理を終了する。
【0060】ステップS63で上記のいずれでもないと
判断された時には、ステップS68で入力に対応した処
理を行い、ステップS61に戻る。
判断された時には、ステップS68で入力に対応した処
理を行い、ステップS61に戻る。
【0061】以上のように、本実施例の文書処理システ
ムの通常変換はユーザ辞書のみを参照して変換するため
に、サーバの辞書を参照する必要がなく、迅速に変換が
行なえる。また、同音語変換処理で新たに置き換えられ
た単語はユーザ辞書に登録されるため、一旦同音語変換
の対象となった単語は、通常変換により得ることができ
るようになる。さらに、本実施例の文書処理システム
は、通常変換においては使用辞書指定データで指定され
たユーザ辞書のみをアクセスする為、すべての辞書にア
クセスする場合に比べて著しく少ない数の単語に対して
の処理で済む。
ムの通常変換はユーザ辞書のみを参照して変換するため
に、サーバの辞書を参照する必要がなく、迅速に変換が
行なえる。また、同音語変換処理で新たに置き換えられ
た単語はユーザ辞書に登録されるため、一旦同音語変換
の対象となった単語は、通常変換により得ることができ
るようになる。さらに、本実施例の文書処理システム
は、通常変換においては使用辞書指定データで指定され
たユーザ辞書のみをアクセスする為、すべての辞書にア
クセスする場合に比べて著しく少ない数の単語に対して
の処理で済む。
【0062】なお、本実施例のシステムには次のような
オプションがある。これらオプションは単独で上記実施
例に適用することもできるし、複数を組み合わせて適用
することもできる。
オプションがある。これらオプションは単独で上記実施
例に適用することもできるし、複数を組み合わせて適用
することもできる。
【0063】上記実施例では辞書がサーバとクライア
ントに分散しているが、もちろん同一の環境上にあって
も良い。
ントに分散しているが、もちろん同一の環境上にあって
も良い。
【0064】削除された単語を復帰させる必要がなけ
れば、削除ユーザ辞書は不要である。
れば、削除ユーザ辞書は不要である。
【0065】ユーザ辞書の他には辞書が1つでもあれ
ば良いので、システム辞書と分野別辞書A,Bの少なく
ともどれか1つだけで良い。
ば良いので、システム辞書と分野別辞書A,Bの少なく
ともどれか1つだけで良い。
【0066】意味用例辞書や慣用句辞書などその他の
辞書があっても良い。
辞書があっても良い。
【0067】上記実施例の処理手順を実行するための
プログラムは内部メモリに存在しても良いし、フロッピ
ーディスク等の外部記憶装置から読み込んで実行されて
も良い。
プログラムは内部メモリに存在しても良いし、フロッピ
ーディスク等の外部記憶装置から読み込んで実行されて
も良い。
【0068】変換の対象となる入力データはキーコー
ドに限らず、ペン入力によるデータでも音声でも、操作
の指示等ではマウスでも良い。
ドに限らず、ペン入力によるデータでも音声でも、操作
の指示等ではマウスでも良い。
【0069】削除の指定がユーザ辞書以外の辞書に対
して為されても良い。
して為されても良い。
【0070】単語の削除や追加等の変更前の状態に戻
す必要がなければ、単語更新データ及び単語更新データ
への登録処理は不要である。
す必要がなければ、単語更新データ及び単語更新データ
への登録処理は不要である。
【0071】それぞれの変換で使用される辞書が決ま
っていれば、その為の使用辞書指定機能は不要であり、
使用辞書指定データを固定した値とすることができる。
この場合には、辞書の指定はデータとしてでなく、プロ
グラムで行なうこともできる。
っていれば、その為の使用辞書指定機能は不要であり、
使用辞書指定データを固定した値とすることができる。
この場合には、辞書の指定はデータとしてでなく、プロ
グラムで行なうこともできる。
【0072】また、通常変換と同音語変換という区別で
なくとも構わない。
なくとも構わない。
【0073】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明の文書処理方
法及び装置では、複数の辞書のうちから参照すべき1ま
たは複数の辞書を、入力データを単語データに変換する
変換と、単語データに変換された入力データを更に他の
単語データに変換する再変換とで独立に設定し、変換及
び再変換を、それぞれについて設定された辞書を参照し
て行なうようにしたので、全体として豊富な種類の辞書
と数多くの単語を利用できるようにしつつ、変換と再変
換とでそれぞれについて必要な辞書のみを設定に応じて
参照することで、迅速に変換処理を行なえ、また、処理
のために必要なメモリサイズも少ない容量で済み、かつ
複雑な操作を要さずに実現できるという効果がある。
法及び装置では、複数の辞書のうちから参照すべき1ま
たは複数の辞書を、入力データを単語データに変換する
変換と、単語データに変換された入力データを更に他の
単語データに変換する再変換とで独立に設定し、変換及
び再変換を、それぞれについて設定された辞書を参照し
て行なうようにしたので、全体として豊富な種類の辞書
と数多くの単語を利用できるようにしつつ、変換と再変
換とでそれぞれについて必要な辞書のみを設定に応じて
参照することで、迅速に変換処理を行なえ、また、処理
のために必要なメモリサイズも少ない容量で済み、かつ
複雑な操作を要さずに実現できるという効果がある。
【0075】
【図1】本実施例の通常変換と同音語変換での辞書の参
照を表した概念図である。
照を表した概念図である。
【図2】本実施例の文書処理システムが実現される情報
処理システムの構成を示すブロック図である。
処理システムの構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例における通常変換の一例の処理の流れ
図である。
図である。
【図4】本実施例における同音語変換の一例の処理の流
れ図である。
れ図である。
【図5】本実施例における使用辞書指定の一例の処理の
流れ図である。
流れ図である。
【図6】本実施例における単語更新確認の一例の処理の
流れ図である。
流れ図である。
【図7】本実施例のおける使用辞書指定データの一例を
示す図である。
示す図である。
【図8】本実施例における単語更新データの一例を示す
図である。
図である。
【図9】本実施例で「ゆにゅうじゆうかのこうかによ
り、」と入力した場合の入力と変換結果と辞書の中身と
を表した図である。
り、」と入力した場合の入力と変換結果と辞書の中身と
を表した図である。
【図10】本実施例で同音語変換を行った場合の同音語
の一覧と辞書の中身を表した図である。
の一覧と辞書の中身を表した図である。
【図11】本実施例で「ゆにゅうじゆうかのこうかによ
り、」と入力した場合の入力と変換結果と辞書の中身と
を表した図である。
り、」と入力した場合の入力と変換結果と辞書の中身と
を表した図である。
【図12】本実施例で同音語変換を行った場合の同音語
の一覧と辞書の中身を表した図である。
の一覧と辞書の中身を表した図である。
【図13】本実施例で「ゆにゅうじゆうかのこうかによ
り、」と入力した場合の入力と変換結果と辞書の中身と
を表した図である。
り、」と入力した場合の入力と変換結果と辞書の中身と
を表した図である。
【図14】本実施例における使用辞書指定の表示画面の
例の図である。
例の図である。
【図15】本実施例における単語更新確認の表示画面の
例の図である。
例の図である。
【図16】従来技術の通常変換と同音語変換でのデータ
の流れを表した概念図である。
の流れを表した概念図である。
【図17】従来技術における通常変換の一例の処理の流
れ図である。
れ図である。
【図18】従来技術における同音語変換の一例の処理の
流れ図である。
流れ図である。
【図19】従来技術で「ゆにゅうじゆうかのこうかによ
り、」と入力した場合の入力と変換結果と辞書の中身と
を表した図である。
り、」と入力した場合の入力と変換結果と辞書の中身と
を表した図である。
【図20】従来技術で同音語変換を行った場合の、同音
語の一覧と辞書の中身を表した図である。
語の一覧と辞書の中身を表した図である。
11 クライアント
111 ユーザ辞書
112 削除ユーザ辞書
113 使用辞書指定データ
12 サーバ
121 システム辞書
122 分野別辞書
Claims (11)
- 【請求項1】 入力データに対応する単語データを記憶
する複数の辞書と、 前記複数の辞書のうちの少なくとも1つを参照して、入
力データを単語データに変換する変換手段と、前記複数の辞書のうちの少なくとも1つを参照して、前
記変換手段により単語データに変換された入力データを
更に他の単語データに変換する再変換手段と、 前記複数の辞書のうちから参照すべき1または複数の辞
書を前記変換手段と前記再変換手段とで独立に設定する
設定手段と、 前記変換手段及び再変換手段を、前記複数の辞書のうち
からそれぞれについて前記設定手段に設定された辞書を
参照して変換を行うように制御する変換制御手段と を備
えることを特徴とする文書処理装置。 - 【請求項2】 前記複数の辞書のうちから所望の辞書を
指定する指定手段を更に備え、前記設定手段は、当該指
定手段により指定された辞書を設定することを特徴とす
る請求項1記載の文書処理装置。 - 【請求項3】 前記指定手段は、前記変換手段の参照す
る辞書を指定する第1の指定と、前記再変換手段の参照
する第2の指定とを行なうことを特徴とする請求項2記
載の文書処理装置。 - 【請求項4】 前記文書処理装置はサーバクライアント
システムとして構成され、前記複数の辞書のうち一部は
サーバが有し、他はクライアントが有することを特徴と
する請求項1乃至請求項3いずれかに記載の文書処理装
置。 - 【請求項5】 前記変換手段は読みを表わす文字列を入
力データとしてかな漢字混じりの文字列の単語データに
変換することを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれ
かに記載の文書処理装置。 - 【請求項6】 前記再変換手段は、前記変換手段により
かな漢字混じりの文字列の単語データに変換された読み
を表す文字列を、同音のかな漢字混じりの文字列の単語
データに変換することを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれかに記載の文書処理装置。 - 【請求項7】 前記複数の辞書がサーバに有るかクライ
アントに有るかを示す手段を更に備えることを特徴とす
る請求項4記載の文書処理装置。 - 【請求項8】 複数の辞書を参照して、入力データをそ
れに対応する単語データに変換する文書処理方法であっ
て、 前記複数の辞書のうちの少なくとも1つを参照して、入
力データを単語データに変換する変換工程と、前記複数の辞書のうちの少なくとも1つを参照して、前
記変換工程により単語データに変換された入力データを
更に他の単語データに変換する再変換工程と、 前記複数の辞書のうちから参照すべき1または複数の辞
書を前記変換工程における変換と前記再変換工程におけ
る変換とで独立に設定する設定工程とを備え、 前記変換工程及び再変換工程では、前記複数の辞書のう
ちからそれぞれについて前記設定工程に設定された辞書
を参照して変換を行う ことを特徴とする文書処理方法。 - 【請求項9】 前記複数の辞書のうちから所望の辞書を
指定する指定工程を更に備え、前記設定工程では、当該
指定工程により指定された辞書を設定することを特徴と
する請求項8記載の文書処理方法。 - 【請求項10】 前記変換工程では、読みを表わす文字
列を入力データとしてかな漢字混じりの文字列の単語デ
ータに変換することを特徴とする請求項8または請求項
9記載の文書処理方法。 - 【請求項11】 前記再変換工程は、前記変換工程にお
いてかな漢字混じりの文字列の単語データに変換された
読みを表す文字列を、同音のかな漢字混じりの文字列の
単語データに変換することを特徴とする請求項10記載
の文書処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29780193A JP3387584B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 文書処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29780193A JP3387584B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 文書処理方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07152748A JPH07152748A (ja) | 1995-06-16 |
JP3387584B2 true JP3387584B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=17851351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29780193A Expired - Fee Related JP3387584B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 文書処理方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3387584B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0916563A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-01-17 | Nec Corp | コンピュータシステム、学習情報の保存方法および文字変換方法 |
JP3849160B2 (ja) * | 1995-08-31 | 2006-11-22 | セイコーエプソン株式会社 | 仮名漢字変換装置および仮名漢字変換方法 |
JP2010134575A (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-17 | Sony Corp | 情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体 |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP29780193A patent/JP3387584B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07152748A (ja) | 1995-06-16 |
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