JP3386991B2 - エンジンにおける潤滑油の昇温低減装置 - Google Patents

エンジンにおける潤滑油の昇温低減装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、クランク室内に配
設した歯車による潤滑油の飛散により、潤滑油が過度に
上昇することを低減させる装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、エンジンの全高を低くするため、
あるいは搭載スペース上の制約から、例えば図2に示す
ように、エンジンのシリンダ軸方向を垂直軸、水平軸に
対して傾斜させた傾斜型エンジンが提案されている。こ
の傾斜型エンジン(1)では、クランク歯車(42)によって
動弁カム歯車(32)やガバナ歯車(50)などを駆動するが、
クランク室(3)内でのスペースの制約から動弁カム歯車
(32)をクランク室(3)の下部に配置してある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このため、上述の傾斜
型エンジン(1)では、クランク室(3)内の潤滑油が上限
レベル近くにあると、上記動弁カム歯車(32)の下端が上
記潤滑油内に浸かってしまう。すると、動弁カム歯車(3
2)の回転で上記潤滑油が、跳ね上げられてクランク室
(3)全体に拡散してしまう。 【0004】これにより、上記動弁カム歯車(32)によっ
て跳ね上げられた潤滑油の一部が、シリンダ(46)の内面
やクランク軸(20)に過剰に届いてしまい、そのシリンダ
(46)やクランク軸(20)によって暖められてしまってから
クランク室(3)の下部に戻ってくる。 【0005】この結果、上記クランク室(3)の下部に溜
まっている潤滑油の温度が過剰に上昇し、潤滑油の劣化
などを招いてしまう。本発明は、クランク室内に配設し
た歯車による潤滑油の飛散を低減させ、潤滑油の温度の
過度の上昇を抑えて潤滑油の劣化を低減させることを目
的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】[請求項1の発明] 請求項1の発明は、上記の目的を達成するために、例え
ば図1から図3に示すように、次のように構成したもの
である。エンジン(1)のクランク軸(20)の回転が伝達さ
れる歯車(32)をクランク室(3)内に配置し、歯車(32)の
側方に位置するクランク室(3)の内壁部分(41)を歯車(3
2)に沿った形状に形成し、歯車(32)がクランク室(3)内
に溜めた潤滑油(13)を跳ね上げたときには、その潤滑油
(13)が歯車(32)とクランク室(3)の内壁部分(41)との間
を通ってクランク室(3)内に飛散しようとするエンジン
であって、クランク室(3)の内壁部分(41)の上部(41a)
に仕切板(5)を配置し、その仕切板(5)とクランク室
(3)の内壁部分(41)の上部(41a)とで、歯車(32)とクラ
ンク室(3)の内壁部分(41)との間隔よりも大きな奥行き
を有する空間(16)を形成したものである。【0007】 【作用】[請求項1] 上記請求項1の発明は、例えば図1から図3に示すよう
に、次のように作用する。エンジン(1)のクランク軸(2
0)が回転すると、その回転力が歯車(32)に伝達され、歯
車(32)が回転する。そして、上記歯車(32)の回転によっ
てクランク室(3)内に溜まった潤滑油(13)が跳ね上げら
れたときには、その潤滑油(13)は、上記歯車(32)とクラ
ンク室(3)の内壁部分(41)との間を通ってクランク室
(3)内での上部側へ向かおうとする。【0008】 ところが、その潤滑油(13)は、上記歯車(3
2)の回転による遠心力で上記クランク室(3)の内壁部分
(41)の上部(41a)に位置する空間(16)の奥側へ入り込ん
で溜まってしまい、それ以上上方へは流れにくくなる。
しかも、その空間(16)に溜まった潤滑油(13)が、上記歯
車(32)の回転によって上記歯車(32)と上記クランク室
(3)の内壁部分(41)との間を通って上方へ向かおうとす
る潤滑油(13)の流れを妨げる。この結果、上記歯車(32)
の回転によってクランク室(3)内へ飛散しようとする潤
滑油(13)の量が低減される。【0009】 【発明の効果】[請求項1] 上記請求項1の発明は、上記のように構成され作用する
ことから次の効果を奏する。即ち、歯車によって跳ね上
げられた潤滑油がクランク室内へ飛散しようとすること
が、クランク室の内壁部分の上部に位置する空間によっ
て低減されるので、その跳ね上げられた潤滑油の一部
が、シリンダの内面やクランク軸に過剰に届いて、その
シリンダやクランク軸によって暖められて潤滑油の温度
が過剰に上昇することが低減される。従って、上記歯車
による跳ね上げによる潤滑油の温度の異常上昇で潤滑油
が劣化することなどを低減できる。【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるエンジンに
おける潤滑油の昇温低減装置の実施形態について図1か
ら図3を用いて説明する。図1は上記昇温低減装置を適
用した傾斜型エンジンの一例を示す概略縦断面図、図2
は上記エンジンの要部を示す概略正面縦断面図、図3
(A)は上記エンジンの概略横断面図、図3(B)は上記エ
ンジンの遠心式ガバナ装置の概略断面図、図3(C)は上
記エンジンの動弁カム軸の中間部の拡大断面図である。【0011】 この傾斜型エンジン(1)は、図2に示すよ
うに、シリンダ本体(2)の下側にクランク室(3)が一体
成型されてシリンダブロック(4)を形成し、そのクラン
ク室(3)の下部位置には、エンジン(1)を基台(6)に取
り付けるための取付足部(7)を形成してある。上記シリ
ンダ本体(2)は、上記クランク室(3)の水平軸(8)に対
して、例えば30゜〜35゜の範囲の傾斜角度(θ)で上側に
傾斜してある。【0012】 また、上記シリンダ本体(2)の上側にはシ
リンダヘッド(10)とヘッドカバー(11)とを順に組み付け
てあり、そのシリンダヘッド(10)の底面にはクサビ形状
のヘッド側燃焼室(12)を形成してある。そのヘッド側燃
焼室(12)には点火プラグ(14)と、吸気弁及び排気弁[以
下、吸排気弁という](15)とをそれぞれ臨ませて設けて
あり、その吸排気弁(15)は動弁機構(17)によって作動さ
れるように構成してある。なお、吸排気弁(15)の弁軸
は、シリンダ軸線(65)に対して、例えば20゜〜30゜の範
囲の傾斜角度(φ)で下方側へ傾斜してある。【0013】 また、シリンダ本体(2)のシリンダ(46)に
はピストン(18)を昇降摺動自在に内嵌してあり、そのピ
ストン(18)は、コンロッド(19)を介してクランク軸(20)
と連動連結してある。一方、図3(A)に示すように、ク
ランク室(3)の前側[図3(A)中では左側]にはクランク
室カバー(9)を組み付けてある。【0014】 上記クランク軸(20)には一対の前後クラン
クアーム(21)(22)を設けてあり、それらの前後クランク
アーム(21)(22)の間にクランクピン(23)を架設してあ
る。また、前後クランクアーム(21)(22)にはカウンタウ
エイト(21a)(22a)をそれぞれ設けてある。さらに、前
後クランクアーム(21)(22)の前後には前後クランクシャ
ーナル(24)(25)を突設してあり、それらの前後クランク
ジャーナル(24)(25)は、上記クランク室カバー(9)と上
記クランク室(3)の後壁(26)とで軸受される。【0015】 上記クランクピン(23)には軸受メタル(27)
を介してピストン(18)のコンロッド(19)の大端部(28)を
外嵌してあり、そのコンロッド大端部(28)は、図2に示
すように、コンロッドキャップ(29)をコンロッドボルト
(30)で固定してある。また、上記コンロッド大端部(28)
でのクランク室(3)の下側端部には、下方に突出した
「ノ」字状のオイルデッパ(33)を一体形成してあり、そ
のオイルデッパ(33)によって、クランク室(3)の下部に
溜められた潤滑油(13)を飛沫させて潤滑させるようにし
てある。【0016】 上記動弁機構(17)は、図2に示すように、
次のように構成してある。即ち、上記ヘッドカバー(11)
内での動弁室(38)内にロッカーアーム(34)を収容してあ
り、そのロッカーアーム(34)の出力端部(34a)を吸排気
弁(15)の弁軸頭部に接当させ、入力端部(34b)をプッシ
ュロッド(35)の頭部に接当させてある。そのプッシュロ
ッド(35)の下端部は、タペット(36)を介して動弁カム軸
(39)に設けた動弁カム(37)のカム面に当接させてある。【0017】 上記動弁カム軸(39)は、図3(A)に示すよ
うに、その前後端部がクランク室カバー(9)の壁とクラ
ンク室(3)の後壁(26)とによってそれぞれ軸受されてお
り、調時伝動装置(40)を介してクランク軸(20)と連動す
るようにしてある。なお、動弁カム軸(39)の中間部(59)
は、図3(C)に示すように、オイルデッパ(33)と干渉し
ないように断面を、例えば小判状に形成してある。【0018】 上記調時伝動装置(40)は、次のように構成
してある。クランク軸(20)の前クランクジャーナル(24)
には、図3(A)に示すように、クランク歯車(42)を固定
してある。一方、上記動弁カム軸(39)の前ジャーナル(4
3)には動弁カム歯車(32)を固定してあり、その動弁カム
歯車(32)とクランク歯車(42)とが噛合している。また、
上記クランク歯車(42)には遊び歯車(45)が噛合してお
り、その遊び歯車(45)にはガバナ歯車(50)が噛合してい
る。なお、遊び歯車(45)は上記クランク室カバー(9)の
壁で軸受される。【0019】 一方、上記ガバナ歯車(50)は、図3(B)に
示すように、遠心式ガバナ装置のガバナケース(49)の外
周部に設けられており、そのガバナケース(49)はガバナ
軸(48)に回転自在に軸支される。また、上記ガバナケー
ス(49)の内底部には、フライウエイト(51)の基端部が枢
支されており、そのフライウエイト(51)の基端部に形成
した爪(55)は、スライドキャップ(52)を介してガバナレ
バー軸(53)の先端部に接当してある。上記スライドキャ
ップ(52)は、上記ガバナ軸(48)の先端部に揺動自在に嵌
められている。そして、上記ガバナ歯車(50)の回転によ
って上記フライウエイト(51)の先端部が外向きに揺動す
ることで、フライウエイト(51)の爪(55)がスライドキャ
ップ(52)を介してガバナレバー軸(53)の先端部が押さ
れ、図示しない伝達機構を介して気化器のスロットルバ
ルブの開度が調整される。【0020】 一方、上記クランク室(3)の内壁のうち、
上記動弁カム歯車(32)の側方に位置する部分(41)[図1
中では動弁カム歯車(32)の右側]は、クランク室(3)の
小型化のため、動弁カム歯車(32)とほぼ同心円状にして
動弁カム歯車(32)に沿った形状に形成してあり、且つ、
動弁カム歯車(32)との間隔を比較的狭く形成してある。
そして、そのクランク室(3)の内壁部分(41)の上部(41
a)に仕切板(5)を配置してあり、その仕切板(5)と上
記クランク室(3)の内壁部分(41)の上部(41a)とで空間
(16)を形成してある。その空間(16)は、動弁カム歯車(3
2)とクランク室(3)の内壁部分(41)との間隔よりも大き
な奥行きを有するようにしてある。【0021】 また、仕切板(5)は湾曲させてあり、上記
潤滑油(13)が仕切板(5)の先端からクランク室(3)の内
方へ飛び出しにくくしてある。なお、上記仕切板(5)
は、上記空間(16)を形成できるものであればよく、例え
ばクランク室(3)内でのシリンダ(46)の外壁(47)から突
出するように構成してもよい。【0022】 一方、上記動弁カム歯車(32)は、上記クラ
ンク歯車(42)が回転したときには、図1中での矢印(D)
に示す反時計方向に回転するようになっている。また、
上記動弁カム歯車(32)の下端は、クランク室(3)内の潤
滑油(13)が上限レベル近くにあると[例えば図1の状
態]、その潤滑油(13)内に浸かってしまうようになって
いる。【0023】 そして、動弁カム歯車(32)が回転したとき
には、動弁カム歯車(32)によって潤滑油(13)が跳ね上げ
られ、その潤滑油(13)の一部は、動弁カム歯車(32)とク
ランク室(3)の内壁部分(41)との間を通って動弁カム歯
車(32)の上方へ飛散しようとする。ところが、その潤滑
油(13)は、動弁カム歯車(32)の回転による遠心力でクラ
ンク室(3)の内壁部分(41)の上部(41a)に位置する空間
(16)の奥側へ入り込んで溜まってしまい、それ以上上方
へは流れにくくなる。しかも、その空間(16)に溜まった
潤滑油(13)が、動弁カム歯車(32)の回転によって動弁カ
ム歯車(32)とクランク室(3)の内壁部分(41)との間を通
って上方へ向かおうとする潤滑油(13)の流れを妨げる。
この結果、動弁カム歯車(32)の回転によってクランク室
(3)内へ飛散しようとする潤滑油(13)の量が低減され
る。【0024】 これにより、動弁カム歯車(32)によって跳
ね上げられた潤滑油(13)が、シリンダ(46)の内面やクラ
ンク軸(20)に過剰に付着して暖められたのち、クランク
室(3)の下部へ戻って、そのクランク室(3)の下部に溜
まっている潤滑油(13)の温度を過度に上昇させることを
低減できる。【0025】 続いて、エンジンにおける潤滑油の昇温低
減装置の参考例について図4を用いて説明する。図4は
図1に相当する図である。この参考例では、上述の実施
形態とほぼ同様の構成をなしており、異なる点は、上述
の仕切板(5)を設けることに代えて、クランク室(3)の
内壁部分(41)の一部(44)をクランク室(3)の外方へ膨出
させた点である。【0026】 これにより、上述の膨出部(44)でのみ、動
弁カム歯車(32)とクランク室(3)の内壁部分(41)との間
隔が大きくなる。なお、上記膨出部(44)の上端面は、図
4に示すように、動弁カム歯車(32)の周縁に対する傾斜
角度を大きくし、潤滑油(13)が膨出部(44)の上端から流
れ出にくくしてある。【0027】 つまり、動弁カム歯車(32)によって跳ね上
げられた潤滑油(13)は、動弁カム歯車(32)とクランク室
(3)の内壁部分(41)との間を通ってクランク室(3)内で
の上部側へ向かおうとするが、その潤滑油(13)は、動弁
カム歯車(32)の回転による遠心力で上記膨出部(44)の奥
側へ入り込んでしまう。そして、潤滑油(13)の自重によ
ってクランク室(3)の下部へ戻ろうとする。【0028】 すると、この戻ろうとする潤滑油(13)が、
動弁カム歯車(32)の回転によって動弁カム歯車(32)とク
ランク室(3)の内壁部分(41)との間を通って上方へ向か
おうとする潤滑油(13)の流れを妨げる。この結果、動弁
カム歯車(32)の回転によってクランク室(3)内へ飛散し
ようとする潤滑油(13)の量が低減される。【0029】 なお、上記説明では、動弁カム歯車(32)が
クランク室(3)内の潤滑油(13)に浸かってしまう場合に
ついて説明したが、例えば、ガバナ歯車(50)がクランク
室(3)内の潤滑油(13)に浸かってしまうエンジンの場合
でも、上述の仕切板(5)あるいは膨出部(44)と同様のも
のをクランク室(3)の内壁部分(41)に設けることで、ガ
バナ歯車(50)の回転によってクランク室(3)内へ飛散し
ようとする潤滑油(13)の量を低減できる。また、上述の
実施形態では、傾斜型エンジンについて説明したが、本
発明は、例えば縦型エンジンや横型エンジンにも適用可
能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかるエンジンにおける潤滑油の昇温
低減装置の実施形態を示すものであり、上記昇温低減装
置を適用した傾斜型エンジンの一例を示す概略縦断面図
である。 【図2】上記エンジンの要部を示す概略正面縦断面図で
ある。 【図3】図3(A)は上記エンジンの概略横断面図、図3
(B)は上記エンジンの遠心式ガバナ装置の概略断面図、
図3(C)は上記エンジンの動弁カム軸の中間部の拡大断
面図である。 【図4】ンジンにおける潤滑油の昇温低減装置の参考
を示す概略縦断面図である。 【符号の説明】 1…エンジン、3…クランク室、5…仕切板、13…潤滑
油、16…空間、20…クランク軸、32…動弁カム歯車、41
…クランク室の内壁部分、41a…クランク室の内壁部分
の上部、44…クランク室の内壁部分の膨出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01M 9/06 F01M 5/00 F01M 11/00 F02F 7/00 302

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジン(1)のクランク軸(20)の回転が
    伝達される歯車(32)をクランク室(3)内に配置し、 上記歯車(32)の側方に位置するクランク室(3)の内壁部
    分(41)を上記歯車(32)に沿った形状に形成し、 上記歯車(32)が上記クランク室(3)内に溜めた潤滑油(1
    3)を跳ね上げたときには、その潤滑油(13)が上記歯車(3
    2)と上記クランク室(3)の内壁部分(41)との間を通って
    上記クランク室(3)内に飛散しようとするエンジンであ
    って、 上記クランク室(3)の内壁部分(41)の上部(41a)に仕切
    板(5)を配置し、 その仕切板(5)と上記クランク室(3)の内壁部分(41)の
    上部(41a)とで、上記歯車(32)と上記クランク室(3)の
    内壁部分(41)との間隔よりも大きな奥行きを有する空間
    (16)を形成したことを特徴とするエンジンにおける潤滑
    油の昇温低減装置。
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