JP3385744B2 - エンジンの冷却装置の診断装置 - Google Patents

エンジンの冷却装置の診断装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンの冷却装置の
診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの冷却装置では、ベルトを介し
クランク軸などにより駆動されるウォーターポンプで冷
却水をシリンダーブロックおよびシリンダーヘッドのウ
ォータージャケットに送り込み、熱を吸収して温度の上
昇した水は、ラジエーターに導いてその熱を大気に放出
するようになっている。
【0003】ラジエーターはラジエーターファンと、車
速に対応した送行風によって冷却されるわけであるが、
最近は登坂時および渋滞時の車速、エンジン回転数とも
に低い条件でも所定の風量を供給できる電気モーター駆
動によるラジエーターファンの採用車が増えている(内
燃機関26巻第7号第86頁参照)。燃料インジェクタ
ーからの噴射量をECU(エレクトロニックコントロー
ルユニット)によって集中的に電子制御するとともに、
電動のラジエーターファンについても、ECUからの指
令信号により駆動可能に構成し、ECUにより車速、冷
却水温、エアコンの作動状態に応じてON、OFF制御
するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、登坂時や夏
期にラジエーターファンが故障しラジエーターが発熱を
さばききれなくなると、冷却水温が沸騰点に達し、水蒸
気の気泡が発生してオーバーフローパイプからあふれ出
す、いわゆるオーバーヒートの現象が生じる。
【0005】このオーバーヒートを防止するため、冷却
水温が所定値(たとえば100℃)以上に上昇したとき
は、燃料インジェクターからの供給燃料を増量補正(高
水温増量補正といわれる)するようにしたものや冷却水
温が所定値(たとえば145℃)以上に上昇したときは
どのような運転状態においても燃料カットを行うように
したもの(後者について特開平4−143438号公報
参照)が公知である。
【0006】しかしながら、前者の高水温増量補正で
は、空燃比が理論空燃比よりリッチ側にされることから
CO,HCの排出量が増加してしまうし、後者において
加速したいときに燃料カットされているのでは、運転者
の望む加速が得られない。
【0007】そこで、エンジン温度があらかじめ定めた
判定値以上になったとき、ラジエーターファンの故障と
して運転者に警告することが考えられる。しかしなが
ら、診断許可条件の成立が所定時間以上続くことを条件
としていないと、ホットリスタート直後は、ラジエータ
ーファンが正常に作動していても、エンジン温度が予め
定めた判定値以上になることがあり、ラジエーターファ
ンの故障であると誤診断されることになる。そこでこの
発明では、診断許可条件の成立が所定時間以上続かない
ときは、ラジエーターファンの故障判定を行わないとす
ることにより、ホットリスタート時の誤診断を防止する
ことを目的とする。一方、走行中はラジエーターファン
が故障している場合でも、走行風による冷却によって冷
却水温の上昇が鈍くなるので、上記の判定値を走行中に
も用いたのでは故障の判定が難しくなる。そこでこの発
明では、走行時に走行風を考慮して、第1の判定値(上
記の判定値)よりも低い第2の判定値を設定し、この第
2の判定値以上になったとき、ラジエータファンの故障
と診断することにより、走行時の診断精度を高めること
をも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図5に示
すように、エンジン温度(たとえば冷却水温)を検出す
る手段11と、診断許可条件の成立時にこのエンジン温
度が第1の判定値TWRFDG#以上となったときラジ
エーターファンの故障と常時判定する手段12と、この
判定結果よりラジエーターファンの故障と判定されたと
き運転者に警告する手段13とを設け、前記診断許可条
件の成立が所定時間TMRFD1#以上続かないとき
は、ラジエーターファンの故障判定を行わない
【0009】第2の発明は、第1の発明において、前記
診断許可条件の成立時にエンジン温度が第1の判定値T
WRFDG#以上である状態が所定時間TMRFD3#
以上続かないときは、ラジエーターファンの故障と判定
しない。
【0010】
【0011】第の発明は、図6に示すように、エンジ
ン温度(たとえば冷却水温)を検出する手段11と、
断許可条件の成立時にこのエンジン温度が第1の判定値
以上となったときラジエーターファンの故障と常時判定
する手段12と、前記診断許可条件の成立時に走行中で
あって前記エンジン温度が前記第1の判定値より低い第
2の判定値以上となったときラジエーターファンの故障
と判定する手段21と、これらの判定結果よりラジエー
ターファンの故障と判定されたとき運転者に警告する手
段13とを設けた。第4の発明は、第3の発明におい
て、前記診断許可条件の成立時にエンジン温度が第1の
判定値以上である状態が所定時間TMRFD3#以上続
かないときは、ラジエーターファンの故障と判定しな
い。
【0012】第5の発明は、第3または第4の発明にお
いて、前記診断許可条件の成立時にエンジン温度が前記
第2の判定値以上である状態が所定時間TMRFD4#
以上続かないときは、ラジエーターファンの故障と判定
しない。
【0013】第6の発明は、第3の発明から第5の発明
までのいずれか一つにおいて、吸気温度TANが非常に
高い場合は吸気温度TANが通常の場合より前記第2の
判定値を高くする。
【0014】第7の発明は、第の発明から第6の発明
までのいずれか一つにおいて、前記診断許可条件の成立
時に走行中であって前記エンジン温度が前記第2の判定
値以上となったかどうかを判定するための診断領域は高
速ギヤ比(たとえば最小のギヤ比や2番目に小さいギヤ
比)の場合である。
【0015】第8の発明は、第の発明から第6の発明
までのいずれか一つにおいて、前記診断許可条件の成立
時に走行中であって前記エンジン温度が前記第2の判定
値以上となったかどうかを判定するための診断領域はエ
ンジンの低負荷域である。
【0016】第9の発明は、第の発明から第6の発明
までのいずれか一つにおいて、前記診断許可条件の成立
時に走行中であって前記エンジン温度が前記第2の判定
値以上となったかどうかを判定するための診断領域はエ
ンジンの低中回転域である。
【0017】
【作用】第1の発明では、ラジエーターファンに故障が
生じたことが運転者に警告されることから、これを認識
した運転者がアクセルペダルを離すことなどにより、オ
ーバーヒートが未然に防止されるとともにホットリスタ
ート時の誤診断が防止される
【0018】ラジエーターファンが正常に作動していて
も、瞬間的にエンジン温度が第1の判定値TWRFDG
#以上になることは通常起こり得ることで、ラジエータ
ーファンの故障でない。このような場合に第2の発明で
はラジエーターファンの故障と判断されないので、誤診
断が防止される。
【0019】
【0020】第の発明では、走行中にもラジエーター
ファンに故障が生じたことが運転者に警告されることか
ら、これを認識した運転者がスピードを緩めることなど
により、オーバーヒートが未然に防止されるとともに、
走行中に用いる第2の判定値を常時診断に用いる第1の
判定値TWRFDG#より低くして、走行風の影響を考
慮しているので、走行時の診断精度が高まる。第4の発
明では、ホットリスタート時の誤診断が防止される。
【0021】走行中にラジエーターファンが正常に作動
していても瞬間的にエンジン温度が第2の判定値以上に
なることは通常起こり得ることである。このような場合
に第5の発明ではラジエーターファンの故障と判断され
ないので、誤診断が防止される。
【0022】第6の発明では、吸気温度が非常に高い場
合にも診断の精度が高まる。
【0023】高速ギヤ比の場合はエンジンの温度条件が
厳しくない条件である。この条件で第7の発明では診断
を行うので、低速ギヤ比の場合を診断領域とするときよ
り診断の精度がよくなる。
【0024】エンジンの低負荷域もエンジンの温度条件
が厳しくない条件である。この条件で第8の発明では診
断を行うので、エンジンの中高負荷域を診断領域とする
ときより診断の精度がよくなる。
【0025】エンジンの低中回転域もエンジンの温度条
件が厳しくない条件である。この条件で第の発明では
診断を行うので、エンジンの高回転域を診断領域とする
ときより診断の精度がよくなる。
【0026】
【実施例】図1において、電動のラジエーターファンで
は、ファンモーター1がラジエーターファンリレー2の
常開接点2Aを介してバッテリー3に接続され、ラジエ
ーターファンリレーの電磁コイル2Bのほうは、一方が
フューズ4を介してキースイッチ5に、他方がECU6
に接続される。
【0027】主にマイクロコンピューターから構成され
るECU6には、その内部にラジエーターファンの電磁
コイル2Bへの通電をON,OFFするスイッチ(図示
せず)を付属しており、キースイッチ5のONの後で、
この付属スイッチをONにすると、ラジエーターファン
の電磁コイル2Bに通電されてリレー接点2Aが閉じ、
バッテリー3からの電流がファンモーター1に流れる
(電動ファンが作動する)。
【0028】車速センサー、水温センサー、エアコンス
イッチからの信号が入力されるECU6では車速、冷却
水温、エアコンの作動状態により、ラジエーターファン
リレー2をON、OFFする。この場合に、どの運転域
で電動ファンを働かせるかは、ラジエーターとエンジン
の組み合わせ、ラジエーター回りの形状と送行風との関
係および電動ファンの送風能力などにより異なってく
る。一例を示すと、0〜19km/hといった低車速時
では冷却水温が100℃以上になって電動ファンを作動
させるが、20〜79km/hといった車速域になる
と、冷却水温が95℃以上で電動ファンを作動させる。
80km/h以上の高車速域では、送行風による冷却が
期待できるため、105℃以上で電動ファンを作動させ
る。一方、79km/h以下の車速域でエアコンが作動
されたときは、冷却水温に関係なく電動ファンを作動さ
せている。
【0029】なお、ECU6に入力されるエアフローメ
ーターとクランク角度センサーからの信号は、燃料制御
に必要となる信号であり、ECU6によりこれらの信号
にもとづいて図示しない燃料インジェクターからの燃料
噴射量が制御される。
【0030】さて、断線などに起因してラジエーターフ
ァンが作動しなくなったときは、オーバーヒートの可能
性があるので、ECU6においてラジエーターファンに
ついての故障診断を行い、故障と判断したときは、運転
パネルに設けたランプを点灯することで、運転者に警告
する。
【0031】故障診断は以下の2つの場合に分けて診断
する。
【0032】(1)常時診断 ラジエーターファンが作動をしていれば、冷却水温がオ
ーバーヒートの生じる水温に達することはないはずであ
る。したがって、冷却水温がオーバーヒートの生じる限
界水温(たとえば145℃)を第1の判定値として設定
し、この判定値以上になったとき、ラジエーターファン
の故障と判断する。
【0033】(2)走行時診断 走行中はラジエーターファンが故障している場合でも、
送行風による冷却によって冷却水温の上昇が鈍くなるの
で、(1)の常時診断では、故障の判定が難しくなる。
そこで、走行時は走行風を考慮して、第1の判定値より
も低い第2の判定値を設定し、この第2の判定値以上に
なったとき、ラジエーターファンの故障と診断する。
【0034】図2は上記(1)の常時診断の流れ図で、
一定周期(たとえば2ms)で実行する。バックグラン
ドジョブで行わせようにしてもかまわない。一定周期
の時間割り込みと回転同期割り込みとが実行されないあ
いた時間がCPUに生じるので、その使われない時間を
用いて実行するのがバックグランドジョブである。
【0035】図2において、ステップ1,2は診断許可
条件が成立するかどうかをみる部分である。ステップ1
では診断フラグをみてこれがセット状態ときにステップ
2に進む。診断フラグを導入しているのは、診断が不要
な車両もあるからで、診断が不要な車両ではこの診断フ
ラグをあらかじめリセット状態にしておくわけである。
【0036】ステップ2では次の2つの条件、〈1〉水
温センサー、吸気温度センサー、クランク角度センサ
ー、車速センサーが各診断で故障だと判定されていない
こと、〈2〉エンジン回転中であることが成立するかど
うかみて、いずれか1つの条件でも成立しないときは、
ステップ3,4に進んで、2つのタイマーともクリアー
し、2つの条件とも成立したときにかぎってステップ5
に進む。
【0037】ステップ5ではタイマー値TMRFと所定
値(たとえば60秒)TMRFD1#を比較し、TMR
F<TMRFD1#のときは、ステップ6に進んでタイ
マー値TMRFをインクリメントする。ステップ1と2
が成立する限り、ステップ6でのタイマー値のインクリ
メントを繰り返し、TMRF≧TMRFD1#となって
からステップ7に進む。つまり、ステップ1と2が成立
してから所定時間待って、ステップ7に進ませるように
しているわけで、TMRFD1#は遅延時間である。
【0038】遅延時間を設けたのはホットリスタート時
の誤診断を防止するためである。ホットリスタート時に
は、ラジエーターファンが作動して冷却水温が低下する
までにある程度の時間がかかるので、ホットリスタート
直後に冷却水温TWNが後述する判定値TWRFDG#
以上となっても、ラジエーターファンの故障のせいでな
い。しかしながら、遅延時間を設けていないと、ステッ
プ1,2の診断許可条件の成立ですぐにステップ7に進
んでしまい、ラジエーターファンの故障と誤診断される
ことになるので、これを避けているわけである。遅延時
間は、ラジエーターファンが作動してから冷却水温があ
る温度に落ち着くまでの時間を目安にして定めることに
なる。
【0039】ステップ7と8はラジエーターファンが故
障であるかどうかを判断する部分で、〈1〉冷却水温T
WNが第1の判定値TWRFDG#以上であること(ス
テップ7)、〈2〉タイマー値TMRFAが所定値TM
RFD3#以上であること(ステップ8)の両方を満た
す場合に、ラジエーターファンの故障であると判断して
ステップ10に進む。
【0040】ステップ7の判定値TWRFDG#はエン
ジン温度の上限値で、たとえば145℃を設定する。
【0041】ステップ8での所定値TMRFD3#は遅
延時間で、たとえば60秒である。TWN≧TWRFD
G#の条件の成立が連続してTMRFD3#以上継続す
ることをも故障判断の条件に加えているのは、瞬間的に
TWN≧TWRFDG#の条件が満たされる場合を除く
ためである。したがって、ステップ8でTMRFA<T
MRFD3#のときは、ステップ9に進んでタイマー値
TMRFAをインクリメントして次回に備える。
【0042】ステップ10では診断コードをみる。診断
コード(初期値は“0”)が“0”であれば、今回初め
て故障と判断されたときであり、ステップ11で診断コ
ードを“1”に設定し、今回の運転時における診断を終
了する。この診断コードの値は、エンジン停止後もバッ
クアップしておく。
【0043】この診断の終了後にエンジンが停止され、
つぎの運転時においてふたたび故障と判断されステップ
10に進んだときは、前回運転時の診断で診断コードが
“1”にストアされているため、ステップ12に進むこ
とになり、車室内の運転パネルに設けた警告ランプを点
灯する。警告ランプの点灯に代えて、警告ブザーを鳴ら
すとか、他の警告方法でもかまわない。
【0044】図3は上記(2)の走行時診断の流れ図
で、これも一定周期(たとえば2ms)で実行する。図
2との関係では、常時診断のフローと走行時のフローが
並列的に走ることになる。なお、図2と同一の部分には
同一のステップ番号をつけて説明を省略する。
【0045】ステップ21〜29は走行時の診断領域で
あるかどうかをみる部分である。走行時の診断領域は高
速ギヤ比の領域(たとえばオーバードライブ領域とトッ
プ領域)における各低負荷低中回転域である。
【0046】ここで、自動変速機つきの車両では、最小
のギア比の領域がオーバードライブ領域、2番目にギア
比の小さい領域がトップ領域である。たとえば5段変速
機では5速がオーバードライブ領域、4速がトップ領域
になる。ただし、3段変速機のような場合はオーバード
ライブ領域がないので、3速をトップ領域として扱えば
よい。
【0047】なお、手動変速機つきの車両に対しては、
オーバードライブ領域という表現は不適切であるが、こ
の走行時診断におけるかぎり手動変速機つきの車両に対
しても、最小のギア比の領域をオーバードライブ領域、
2番目にギア比の小さい領域をトップ領域として扱う。
【0048】ステップ21ではエンジン回転数NRPM
〔rpm〕と車速VSP〔km/h〕×オーバードライ
ブ判定ギア比KIFRFO#(ただし、KIFRFO#
の値には回転数〔rpm〕への換算値を含む)を比較し
て、NRPM≦VSP×KIFRFO#であれば、オー
バードライブ領域にあると判断してステップ22,23
に進む。車速〔km/h〕にオーバードライブのギア比
を積算し、これを回転数単位〔rpm〕に換算した値
は、オーバードライブ領域の境界を定めるエンジン回転
数になり、この境界の回転数より小さい側がオーバード
ライブ領域であるというわけである。
【0049】ステップ22,23では回転数NRPMが
所定の範囲にあるかどうかみて、NRFDGL#≦NR
PM<NRFDOH#であれば、低中回転域にあると判
断してステップ24に進む。NRFDGL#は回転域の
下限を定める値(エンジンが回っている回転でたとえば
1000rpm)、NRFDOH#は回転域の上限を定
める値(たとえば2800〜3200rpm)である。
【0050】ステップ24では基本パルス幅(エンジン
負荷相当量)Tpと所定値TPRFDOを比較し、Tp
<TPRFDOであれば定常走行負荷(ロード−ロード
負荷)における低負荷域にあると判断して、ステップ2
9に進む。
【0051】所定値TPRFDOは定常走行負荷を噴射
パルス幅に換算した値である。したがって、この値は、
理想的には図4に示したように、回転数の上昇ととも
に、右上がりの特性(簡単に直線で示す)となる。
【0052】基本パルス幅Tpは、燃料噴射量制御にお
いて基本となる値である。図示しない燃料噴射量の制御
ルーチンにおいてエアフローメーターで検出した空気流
量Qと回転数NRPMとからTp=(Q/NRPM)×
K(ただし、Kは定数)の式により4ms周期で計算さ
れているので、その結果を用いている。
【0053】ステップ29では車速VSPと所定値VS
RFDG#を比較し、VSRFDG#≦VSPであれば
走行中と判断してステップ30に進む。走行中であるか
どうかを判断できればよいので、所定値VSRFDG#
には、たとえば2km/hを設定しておけばよい。
【0054】ステップ25,26,27,28は、ステ
ップ21,22,23,24と同様で、次の条件のすべ
てを満たす場合に、トップ領域での低負荷低中回転域に
あると判断してステップ29に進む。
【0055】〈1〉NRPM≦VSP×KIFRFT#
であること(ステップ25)。つまりトップ領域にある
ことである。ただし、トップ領域判定ギア比KIFRF
T#はステップ21のオーバードライブ領域判定ギア比
KIFRFO#より大きい。
【0056】〈2〉NRFDGL#≦NRPM<NRF
DTH#であること(ステップ26,27)。つまり低
中回転域であることである。ただし、上限値NRFDT
H#のほうがステップ23の上限値NRFDOH#より
小さく、たとえば1800〜2000rpmである。
【0057】〈3〉Tp<TPRFDTであること(ス
テップ28)。つまり定常走行負荷における低負荷域で
あることである。所定値TPRFDTも、図4に示した
ように回転数NRPMの上昇につれて大きくなる値であ
る。ただし、所定値TPRFDTのほうがステップ24
の所定値TPRFDOより小さい。
【0058】ここで、ステップ21〜28をまとめる
と、オーバードライブ領域であること、低中回転域
であること、低負荷領域であることのすべてが成立す
る場合と、トップ領域であること、低中回転域であ
ること、低負荷領域であることのすべてが成立する場
合とを走行時の診断領域としているわけである。ギヤ位
置からは、高速ギヤ比の領域(オーバードライブ領域と
トップ領域)が低速ギヤ比の領域より、エンジンの回転
域では低中回転域が高回転域より、エンジンの定常走行
負荷域では低負荷域が中高負荷域よりそれぞれエンジン
の温度条件が厳しくない領域であるから、高速ギヤ比の
領域、定常走行負荷における低負荷域、低中回転域のす
べてを満たす場合が走行条件のうちエンジンの温度条件
が最も厳しくない領域である。このような領域に限って
診断することにしたのは、エンジン温度条件が厳しい条
件をわざわざ選んで診断を行う必要がないこと、診断の
頻度は1回の運転で1回でよいことのためである。
【0059】図4に走行時の診断領域を示すと、同図は
一般的に予想される場合(つまりTPRFDT<TPR
FDOであるということ)で描いているが、実際に各種
の車両で実験してデータをとってみると、図示のように
は単純でなく、部分的にTPRFDT>TPRFDOと
なる車両もあることを確認している。所定値TPRFD
TやTPRFDOの位置は、最終的にはエンジンとラジ
エーターの組み合わせ、ラジエーターファンの能力の違
い、ラジエーター回りの形状などによって相違してくる
ものと思われる。
【0060】ステップ30,31,32は走行時におけ
る診断を行う部分で、吸気温度TANと所定値(たとえ
ば40℃)TANRFB#を比較し、吸気温度が通常の
場合(TAN<TANRFB#の条件)と吸気温度が非
常に高い場合(TAN≧TANRFB#の条件)とで第
2の判定値を変えて判断する。
【0061】i)吸気温度が通常の場合:冷却水温TW
Nが第2の判定値TWRFD2#以上となったときラジ
エーターファンに故障があると判断する。
【0062】ii)吸気温度が非常に高い場合: 冷却水温TWNが第の判定値TWRFD1#以上でラ
ジエーターファンに故障があると判断する。
【0063】ここで、走行時診断の場合の判定値(TW
RFD2#とTWRFD1#)は常時診断の判定値TW
RFD#より小さい。走行時診断の場合の判定値を常
時診断の判定値より小さくしているのは、走行時は送行
風によってもラジエーターが冷やされるので、その分を
考慮したためである。
【0064】また、吸気温度が非常に高い場合の判定値
TWRFD1#は通常の場合の判定値TWRFD2#よ
り高い(たとえばTWRFD2#は120℃、TWRF
D1#は130℃)。吸気温度が非常に高い場合の判定
値を吸気温度が通常の場合の判定値より高くするのは、
吸気温度が高いほどラジエーターファンによる冷却能力
が低下するのに、吸気温度が通常の場合と同じ判定値を
吸気温度が非常に高い場合にも用いたのでは、誤診断さ
れる可能性があるからである。
【0065】ラジエーターファンに故障があると判断し
たときは、ステップ34でタイマー値TMRFDと所定
値(たとえば30秒)TMRFD4#を比較し、TMR
FD<TMRFD4#であれば、ステップ35に進ん
で、タイマー値TMRFDをインクリメントし、TMR
FD≧TMRFD4#となったタイミングでステップ1
0に進む。ステップ34の所定値TMRFD4#も、ス
テップ8の所定値TMRFD3#と同様に遅延時間であ
る。したがって、TMRFD≧TMRFD4#となる前
に、吸気温度が判定値を下回ったときは、ステッップ3
3に進んでタイマー値TMRFDをクリアーすることに
なる。
【0066】遅延時間を経過することも診断の条件に加
えているのは、瞬間的に冷却水温が判定値以上になって
ラジエーターファンが故障と判断される場合は除くため
である。また、所定値TMRFD4#を常時診断の所定
値TMRFD3#の半分としているのは、送行風を考慮
してのことである。
【0067】ここで作用を説明する。
【0068】却水温TWNが第1の判定値TWRFD
G#以上となったとき、ラジエーターファンに故障が生
じたとして運転者に警告されることから、これを認識し
た運転者がアクセルペダルを離すことなどをすれば、オ
ーバーヒートが未然に防止されるのであるが、診断許可
条件の成立が所定時間TMRFD1#以上続くことを条
件としていないと、ホットリスタート直後は、ラジエー
ターファンが正常に作動していても、冷却水温が第1の
判定値以上になることがあり、ラジエーターファンの故
障であると誤診断されることになる。この場合にこの例
では、診断許可条件の成立が所定時間TMRFD1#以
上続かないとき、ラジエーターファンの故障判定を行わ
ないので、ホットリスタート時の誤診断が防止される。
【0069】また、ラジエーターファンが正常に作動し
ていても、瞬間的に冷却水温が第1の判定値TWRFD
G#以上になることは、通常起こり得ることであり、こ
の場合にもラジエーターファンの故障と判断したのでは
誤診断になる。これに対して、このような場合にこの例
ではラジエーターファンの故障であると判断されないの
で、誤診断が防止される。
【0070】
【0071】一方、走行中にもラジエーターファンに故
障が生じたことが運転者に警告されることから、これを
認識した運転者がスピードを緩めることなどにより、オ
ーバーヒートが未然に防止されるとともに、走行時診断
の判定値(TWRFDG2#とTWRFDG1#)を常
時診断の判定値TWRFDG#より低くすることで走行
風による冷却分が考慮されることになり、走行中の診断
精度を高めることができる。
【0072】走行中においても、ラジエーターファンの
作動状態で瞬間的に冷却水温が走行時診断の判定値以上
になることが通常起こり得る。このような場合にこの例
ではラジエーターファンの故障と判断されないので、誤
診断が防止される。
【0073】また、吸気温度TANが非常に高い場合は
吸気温度TANが通常の場合より走行時診断の判定値を
高くしているので、吸気温度が非常に高い場合にも診断
の精度が向上する。
【0074】また、走行中は高速ギヤ比の領域(オーバ
ードライブ領域とトップ領域)かつ定常走行負荷におけ
る低負荷域かつ低中回転域を診断領域としているので、
低速ギヤ比(たとえば1速や2速)の領域、定常走行負
荷における中高負荷域あるいは高回転域を診断領域とす
るときより診断の精度がよくなる。
【0075】実施例では冷却水温でエンジン温度を代表
させたが、これに限るものでなく、油温などでも代用す
ることができる。実施例では電動のラジエーターファン
で述べたが、クランク軸などにより駆動されるメカニカ
ルなラジエーターファンにも適用できる。
【0076】走行時診断において診断領域を決定する際
の負荷に定常走行負荷を用いたが、簡単にはエンジンの
負荷でかまわない。つまり、エンジンの低負荷域を診断
領域とするのである。
【0077】
【発明の効果】第1の発明は、エンジン温度を検出する
手段と、診断許可条件の成立時にこのエンジン温度が第
1の判定値以上となったときラジエーターファンの故障
と常時判定する手段と、この判定結果よりラジエーター
ファンの故障と判定されたとき運転者に警告する手段と
を設け、前記診断許可条件の成立が所定時間以上続かな
いときは、ラジエーターファンの故障判定を行わないよ
うにしたので、ラジエーターファンに故障が生じたこと
を認識した運転者がアクセルペダルを離すことなどによ
ってオーバーヒートを未然に防止することができるとと
もにホットリスタート時の誤診断を防止できる
【0078】第2の発明は、第1の発明において、前記
診断許可条件の成立時にエンジン温度が第1の判定値以
上である状態が所定時間以上続かないときは、ラジエー
ターファンの故障と判定しないので、ラジエーターファ
ンが正常に作動していても、瞬間的にエンジン温度が第
1の判定値以上になる場合のようにラジエーターファン
の故障でないときの誤診断を防止できる。
【0079】
【0080】第の発明は、エンジン温度を検出する手
段と、診断許可条件の成立時にこのエンジン温度が第1
の判定値以上となったときラジエーターファンの故障と
常時判定する手段と、前記診断許件の成立時に走行中で
あって前記エンジン温度が前記第1の判定値より低い第
2の判定値以上となったときラジエーターファンの故障
と判定する手段と、これらの判定結果よりラジエーター
ファンの故障と判定されたとき運転者に警告する手段と
を設けたので、ラジエーターファンに故障が生じたこと
が運転者に警告されることから、これを認識した運転者
がスピードを緩めることなどにより、走行中のオーバー
ヒートを未然に防止できるとともに、走行中の診断の精
度も高まる。第4の発明は、第3の発明において、前記
診断許可条件の成立時にエンジン温度が第1の判定値以
上である状態が所定時間以上続かないときは、ラジエー
ターファンの故障と判定しないので、ラジエータファン
が正常に作動していても、瞬間的にエンジン温度が第1
の判定値以上になる場合のようにラジエータファンの故
障でないときの誤診断を防止できる。
【0081】第5の発明は、第3または第4の発明にお
いて、前記診断許可条件の成立時にエンジン温度が前記
第2の判定値以上である状態が所定時間以上続かないと
きは、ラジエーターファンの故障と判定しないので、ラ
ジエーターファンが正常に作動していても、走行中に瞬
間的にエンジン温度が第2の判定値以上になる場合のよ
うにラジエーターファンの故障でないときの誤診断を防
止できる。
【0082】第6の発明は、第3の発明から第5の発明
までのいずれか一つにおいて、吸気温度が非常に高い場
合は吸気温度が通常の場合より前記第2の判定値を高く
するので、吸気温度が非常に高い場合にも診断の精度が
高まる。
【0083】第7の発明は、第の発明から第6の発明
までのいずれか一つにおいて、前記診断許可条件の成立
時に走行中であって前記エンジン温度が前記第2の判定
値以上となったかどうかを判定するための診断領域は高
速ギヤ比の場合であるので、低速ギヤ比の場合を診断領
域とするときよりも診断の精度がよくなる。
【0084】第8の発明は、第の発明から第6の発明
までのいずれか一つにおいて、前記診断許可条件の成立
時に走行中であって前記エンジン温度が前記第2の判定
値以上となったかどうかを判定するための診断領域はエ
ンジンの低負荷域であるので、エンジンの中高負荷域を
診断領域とするときよりも診断の精度がよくなる。
【0085】第9の発明は、第の発明から第6までの
発明のいずれか一つにおいて、前記診断許可条件の成立
時に走行中であって前記エンジン温度が前記第2の判定
値以上となったかどうかを判定するための診断領域はエ
ンジンの低中回転域であるので、エンジンの高回転域を
診断領域とするときよりも診断の精度がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のシステム図である。
【図2】常時診断を説明するための流れ図である。
【図3】走行時診断を説明するための流れ図である。
【図4】走行時の診断領域図である。
【図5】第1の発明のクレーム対応図である。
【図6】第の発明のクレーム対応図である。
【符号の説明】
1 ファンモーター 2 ラジエーターファンリレー 6 ECU 11 エンジン温度検出手段 12 常時判定手段 13 警告手段 21 常時判定手段 21 走行時判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 射落 淳 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−259562(JP,A) 実開 昭52−77351(JP,U) 実開 昭58−151318(JP,U) 実開 昭61−27922(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01P 11/16 F01P 7/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン温度を検出する手段と、 診断許可条件の成立時にこのエンジン温度が第1の判定
    値以上となったときラジエーターファンの故障と常時判
    定する手段と、 この判定結果よりラジエーターファンの故障と判定され
    たとき運転者に警告する手段とを設け 前記診断許可条件の成立が所定時間以上続かないとき
    は、ラジエーターファンの故障判定を行わない ことを特
    徴とするエンジンの冷却装置の診断装置。
  2. 【請求項2】前記診断許可条件の成立時にエンジン温度
    が第1の判定値以上である状態が所定時間以上続かない
    ときは、ラジエーターファンの故障と判定しないことを
    特徴とする請求項1に記載のエンジンの冷却装置の診断
    装置。
  3. 【請求項3】エンジン温度を検出する手段と、診断許可条件の成立時にこのエンジン温度が第1の判定
    値以上となったときラジエーターファンの故障と常時判
    定する手段と、 前記 診断許可条件の成立時に走行中であって前記エンジ
    ン温度が前記第1の判定値より低い第2の判定値以上と
    なったときラジエーターファンの故障と判定する手段
    と、 これらの判定結果よりラジエーターファンの故障と判定
    されたとき運転者に警告する手段とを設けたことを特徴
    とするエンジンの冷却装置の診断装置。
  4. 【請求項4】前記診断許可条件の成立時にエンジン温度
    が第1の判定値以上である状態が所定時間以上続かない
    ときは、ラジエーターファンの故障と判定しないことを
    特徴とする請求項3に記載のエンジンの冷却装置の診断
    装置。
  5. 【請求項5】前記診断許可条件の成立時にエンジン温度
    が前記第2の判定値以上である状態が所定時間以上続か
    ないときは、ラジエーターファンの故障と判定しないこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載のエンジンの冷
    却装置の診断装置。
  6. 【請求項6】吸気温度が非常に高い場合は吸気温度が通
    常の場合より前記第2の判定値を高くすることを特徴と
    する請求項3から5までのいずれか一つに記載のエンジ
    ンの冷却装置の診断装置。
  7. 【請求項7】前記診断許可条件の成立時に走行中であっ
    て前記エンジン温度が前記第2の判定値以上となったか
    どうかを判定するための診断領域は高速ギヤ比の場合で
    あることを特徴とする請求項から6までのいずれか一
    つに記載のエンジンの冷却装置の診断装置。
  8. 【請求項8】前記診断許可条件の成立時に走行中であっ
    て前記エンジン温度が前記第2の判定値以上となったか
    どうかを判定するための診断領域はエンジンの低負荷域
    であることを特徴とする請求項から6までのいずれか
    一つに記載のエンジンの冷却装置の診断装置。
  9. 【請求項9】前記診断許可条件の成立時に走行中であっ
    て前記エンジン温度が前記第2の判定値以上となったか
    どうかを判定するための診断領域はエンジンの低中回転
    域であることを特徴とする請求項から6までのいずれ
    か一つに記載のエンジンの冷却装置の診断装置。
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