JPH0544524Y2 - - Google Patents

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JPH0544524Y2
JPH0544524Y2 JP10203488U JP10203488U JPH0544524Y2 JP H0544524 Y2 JPH0544524 Y2 JP H0544524Y2 JP 10203488 U JP10203488 U JP 10203488U JP 10203488 U JP10203488 U JP 10203488U JP H0544524 Y2 JPH0544524 Y2 JP H0544524Y2
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idle switch
counter
vehicle
switch
internal combustion
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は車両用内燃機関のスロツトル弁全閉状
態を検出するアイドルスイツチが正常に作動して
いるか否かを診断する装置に関する。
<従来の技術> 例えば電子制御燃料噴射式内燃機関では、スロ
ツトル弁の全閉時にONとなるアイドルスイツチ
を設けてアイドル状態の検出を行い、アイドル時
の燃料噴射量補正や減速時のフユーエルカツトな
どを行つている。
従つて、上記アイドルスイツチが接触不良や断
線などの故障を生じていると正常な燃料噴射量の
制御が不可能となり、排気成分の悪化などを来す
惧れがあり、しかも、この種の故障は、運転性の
悪化を生じない範囲では一般に運転者が気付きに
くい。
そこで、近年この種の故障を自己診断して何ら
かの表示を行い、あるいは制御装置のメモリに記
憶して必要時に容易に点検できるようにした故障
診断装置が要請されており、その一つとして、ス
ロツトル弁全開時にON信号を発するフルスイツ
チを用い、このフルスイツチのON信号と前記ア
イドルスイツチのON信号とが同時に入力された
とき「異常」と診断する装置が考えられている。
しかし、上記のフルスイツチを用いた診断装置
にあつては、アイドルスイツチの故障かフルスイ
ツチの故障かが明確に判別できない。しかも、ア
イドルスイツチがON状態となつたままの故障し
か検出することができず、アイドルスイツチの不
作動や断線などON信号が発せられない故障につ
いては診断が不可能であつた。
このため、本出願人は内燃機関が始動されたこ
とをイグニツシヨンスイツチなどから検出する始
動検出手段と、この機関の始動の度に順次インク
リメントされ、かつアイドルスイツチの作動信号
によつてクリアされるカウンタと、このカウンタ
のカウント値を所定値と比較する手段と、前記カ
ウント値が所定値以上であるときに警報を発する
手段とを備えた診断装置を考案している(実開昭
61−122674号公報参照)。
<考案が解決しようとする課題> 即ち、この診断装置においては、内燃機関が始
動されると通常は機関が停止されるまでの間に少
なくとも1回はスロツトル弁が全閉にされるのを
基本的な考えとしており、アイドルスイツチが正
常であれば、これの作動信号が1回は入力される
ので、カウンタ値がクリアされて増えることは無
いが、アイドルスイツチが故障していれば該カウ
ンタ値がクリアされずに増え続けるので、カウン
タ値を監視していれば故障を判断できる。
ところで、アクセルペダルを踏んだまま、即ち
アイドルスイツチOFFの状態のままで内燃機関
を始動する場合が想定される。この場合は、始動
直後にアクセルペダルを踏んだままイグニツシヨ
ンスイツチをOFFとすると、機関が始動された
のでカウンタはインクリメントされるが、アイド
ルスイツチは作動しないので、該カウンタをクリ
アすることはない。従つて、この始動方法が続け
て行われることでカウンタ値が所定値以上に達し
た場合は、アイドルスイツチの故障でなくとも、
警報を発することがある。
そこで本考案では、内燃機関の始動方法に係わ
らず、アイドルスイツチの不作動や断線などON
信号が発せられない故障について確実に診断する
ことができる車両用内燃機関のアイドルスイツチ
故障診断装置を提供するこを目的とする。
<課題を解決するための手段> このため本考案は第1図に示すように車両が走
行したことを検出する走行検出手段Aと、車両の
前記走行の度に順次インクリメントされ、かつア
イドルスイツチ14の作動信号によつてクリアさ
れるカウンタ21と、このカウンタ21のカウン
ト値を所定値と比較する比較手段Bと、上記カウ
ント値が所定値以上であるときに警報を発する警
報手段Cとを、備えて構成される。
<作用> かかる構成によると、走行検出手段により車両
の走行が検出されると、カウンタをインクリメン
トする一方、アイドルスイツチの作動信号が入力
されたら該カウンタをクリアするようにしてい
る。内燃機関が一旦走行すると、通常は該内燃機
関が停止されるまで間に少なくとも1回はスロツ
トル弁が全閉にされるものと考えられる。従つ
て、アイドルスイツチが正常に作動していれば、
機関の停止時点ではカウント値は0となる。これ
に対し、アイドルスイツチが故障していれば、走
行を重ねる度に該カウント値が増加し、いずれ所
定値に達する。これによつて所定の警報が発せら
れる。
<実施例> 以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図にハードウエアの概略構成を示す。
図示しない車両に搭載されたイグニツシヨンス
イツチ10によつてON・OFFされる内燃機関1
1の吸気通路12にはスロツトル弁13が介装さ
れ、該スロツトル弁13の全閉状態を検出するア
イドルスイツチ14が設けられている。このアイ
ドルスイツチ14は、スロツトル弁13全閉時に
ON状態となるもので、その検出信号はマイクロ
コンピユータシステムを用いた制御回路15に入
力されている。また、制御回路15には前記イグ
ニツシヨンスイツチ10からの内燃機関11の
ON・OFF信号、機関回転数を検出するクランク
角センサ16が吸入空気量を検出するエアフロメ
ータ17からの検出信号、更には車速センサ18
からの車両の速度信号が入力され、それら信号に
基づいて、燃料噴射弁19から噴射される燃料噴
射量、及び点火栓20によつて点火される点火時
期を制御している。
本考案に係る構成として前記制御回路15には
車両の走行の度に順次インクリメントされ、かつ
アイドルスイツチ14の作動信号によつてクリア
されるカウンタ21が設けられており、該制御回
路15はアイドルスイツチ14の故障を診断し、
「故障」と判断した場合は図示しない運転席等に
設けられるアイドルスイツチ14の異常を報知す
る警報ランプ22を点灯させるようになつてい
る。
次に、マイクロコンピユータによつて前記制御
回路15において実行されるアイドルスイツチ1
4の故障診断プログラムを、第2図に示したフロ
ーチヤートに従つて説明する。
ステツプ(図ではSと記す。以下同様)1〜ス
テツプ4では図示しない車両が走行したか否か
を、イグニツシヨンスイツチ10のOFFからON
への変化ならびに車速に基づいて判断している。
即ち、ステツプ1においてイグニツシヨンスイツ
チ10の信号IGNがOFFからONへ変化したこと
を検出すると、ステツプ2でフラツグFをF=1
とし、且つ車速センサ18によつて検出される車
速VSPが例えば40Km/H以上となるのを待つて
ステツプ4へ進む。
ステツプ4ではイグニツシヨンスイツチ10が
OFFからONへの変化した後、始めて車速VSPが
40Km/H以上となつたか否かを判断する。
そして、ステツプ5に進み、カウンタ21のカ
ウンタ値CIDNGをインクリメントする。
従つて、内燃機関11が始動され、車両が走行
する度にカウンタ21にカウンタ値CIDNGがイ
ンクリメントされることになる。しかし、完全に
始動せず単にイグニツシヨンスイツチ10の
ON・OFFを繰り返す操作だけや、アクセルペダ
ルを踏んだまま、即ちアイドルスイツチ14
OFFの状態のままで内燃機関11を始動し、始
動直後にアクセルペダルを踏んだままイグニツシ
ヨンスイツチ10をOFFとするような、走行を
伴わない内燃機関11の始動や、もし走行を伴う
としても車速が殆ど0Kg/Hに近い走行等では、
カウンタ値CIDNGはインクリメントされない。
また、カウンタ21のカウンタ値CIDNをインク
リメントする車速は40Kg/Hである必要は無く、
走行したと判断できる車速であれば良い。
尚、カウンタ21のカウンタ値CIDNGをイン
クリメントした後、走行において再度カウンタが
インクリメントされることのないように、ステツ
プ6においてフラツグFがリセツトされる。
即ち、ステツプ1〜4及びステツプ6が走行検
出手段Aに相当する。
ステツプ7では、前記カウンタ値CIDNGを所
定値C1(例えば3〜5程度に設定される)と比較
して、これが所定値C1以上となれば「故障」と
判断して、ステツプ9においてIDNG=1として
メモリに記憶する。即ちステツプ7が比較手段B
に相当する。
この「故障」の記憶は、イグニツシヨンスイツ
チのOFFによつても消去されず、これに基づい
て警報手段Cとしての警報ランプ22が点灯す
る。
一方、ステツプ7において前記カウンタ値
CIDNGが所定値C1未満の場合は、ステツプ8に
進む。ステツプ8では、アイドルスイツチ14の
作動信号の有無、具体的には該スイツチ14の信
号がOFFからONへ変化したか否かを判定してい
る。スロツトル弁13が開いている状態から全閉
状態に戻されたときに、アイドルスイツチ14が
正常に作動していれば、このOFFからONへの変
化が検出される。ステツプ8で、この変化が検出
されるとステツプ10に進み、カウンタ21のカ
ウンタ値CIDNGをクリアする。
一方、ステツプ8においてアイドルスイツチ1
4の作動信号を検出しない場合はそのままリター
ンする。
従つて、アイドルスイツチ14が正常であれ
ば、カウンタ値CIDNGは“1”もしくは“0”
に保たれ、遅くとも機関停止時には“0”になる
と考えられる。これに対して、アイドルスイツチ
14が故障していれば、始動から車速が40Km/H
以上になる走行を複数回繰り返すうちに、ステツ
プ10におけるカウンタ値CIDNGのクリア動作
が行われない為、カウンタ値VIDNGが増大し、
前述したように警報ランプ22を点灯するように
なる。
尚、本実施例ではアイドルスイツチ14の作動
信号として、OFFからONへの変化を検出した際
にカウンタ値CIDNGをクリアしているが、ON
からOFFへ変化した際にクリアするようにして
も良い。またアイドルスイツチ14の故障が主に
断線等によりOFF状態のままとなることが多い
ことに鑑みて、単にON信号を検出した場合にク
リアする構成としても良い。
従つて、本考案によれば、内燃機関11の始動
方法に係わらず、アイドルスイツチ14の不作動
や断線などON信号が発せられない故障について
確実に診断することができる。
<考案の効果> 以上の説明で明らかなように、この考案に係る
車両用内燃機関のアイドルスイツチ故障診断装置
によれば、各種制御の基礎となるアイドルスイツ
チの接触不良や断線等の故障を内燃機関の始動方
法に係わらず確実に検出して運転者に報知するこ
とができ、アイドルスイツチの故障に伴う排気成
分の悪化や燃費の悪化等を未然に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示す機能ブロツク図、
第2図は本考案の一実施例を示す構成説明図、第
3図は上記実施例における故障診断プログラムを
示すフローチヤートである。 11……内燃機関、13……スロツトル弁、1
4……アイドルスイツチ、15……制御回路、1
8……車速センサ、21……カウンタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両が走行したことを検出する走行検出手段
    と、車両の前記走行の度に順次インクリメントさ
    れ、かつアイドルスイツチの作動信号によつてク
    リアされるカウンタと、このカウンタのカウント
    値を所定値と比較する比較手段と、上記カウント
    値が所定値以上であるときに警報を発する警報手
    段とを、備えてなる車両用内燃機関のアイドルス
    イツチ故障診断装置。
JP10203488U 1988-08-02 1988-08-02 Expired - Lifetime JPH0544524Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10203488U JPH0544524Y2 (ja) 1988-08-02 1988-08-02

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JP10203488U JPH0544524Y2 (ja) 1988-08-02 1988-08-02

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Publication Number Publication Date
JPH0224052U JPH0224052U (ja) 1990-02-16
JPH0544524Y2 true JPH0544524Y2 (ja) 1993-11-11

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