JP3385124B2 - 積層シート - Google Patents
積層シートInfo
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- JP3385124B2 JP3385124B2 JP01143895A JP1143895A JP3385124B2 JP 3385124 B2 JP3385124 B2 JP 3385124B2 JP 01143895 A JP01143895 A JP 01143895A JP 1143895 A JP1143895 A JP 1143895A JP 3385124 B2 JP3385124 B2 JP 3385124B2
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- sheet
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層シート、詳しくは
発酵性食品の包装材料として好適な積層シートに関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、生味噌、納豆等の発酵食品やコー
ヒー豆などの貯蔵中に多くのガスを発生する物質の包装
は、包装容器がガスで膨張する問題がある。このためこ
うした物質の包装方法として、ふた材等に微孔性の通気
性フィルムが使用された容器を利用することが知られて
いる。その場合、容器内部に発生するガスは上記通気性
フィルムより容易に容器外部に排出され好適である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる容器
の場合、発生したガスが外部へ排出される一方で、同時
に容器外部の空気(酸素)も、前記通気性フィルムを通
って逆に容器内部へ流入してくる。その結果、長期の保
存等の場合には包装される物質の品質が低下し、例えば
食品の色変や賞味の変化がおきる問題を生じていた。以
上から、発酵食品等貯蔵中にガスを発生する物質の包装
材料として、該発酵食品等の品質の劣化、変質が生じ
ず、且つ発生するガスが容易に抜ける安価な包装材料を
開発することが望まれていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決すべく鋭意研究を行ってきた。その結果、特定の樹
脂組成物よりなる層と伸縮性不織布とが積層されてなる
積層シートが、わずかな応力で伸張すると同時にシート
に通気性が付与でき、かつ応力が減衰するとこの通気性
が低減することを見いだし、本発明を提示するに至っ
た。 【0005】即ち、本発明は、 (a)密度が0.86〜0.90g/cm3、Mw/M
nで示される分子量分布が3以下であるエチレン−α−
オレフィン共重合体 100重量部、(b)スチレン系
エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレ
タン系エラストマーよりなる群から選ばれた少なくとも
一種の熱可塑性エラストマー 10〜80重量部及び (c)上記(a)および(b)の合計量100重量部に
対して80〜400重量部の無機充填材よりなる層と破
断伸度が200〜600%の伸縮性不織布とが積層され
たシートであって、該シートの伸長時に通気性が付与さ
れる積層シートである。 【0006】本発明における(a)のエチレン−αオレ
フィン共重合体とは、ASTMD−1505による密度
が0.86〜0.90g/cm3 、ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフ法分子量測定による重量平均分子量
(Mw)と数平均分子量(Mn)の比で示される分子量
分布(Mw/Mn)が3以下であるエチレン−αオレフ
ィン共重合体である。密度が0.86g/cm3 未満で
は得られるシートが耐熱性や強度に劣るものとなる。ま
た0.90g/cm3 を越えると、後述する熱可塑性エ
ラストマーを添加しても十分な伸縮性が得られず、加圧
により伸長した後圧力が減衰してもシートに歪が残留
し、通気性が十分に低減しないものとなる。好ましい密
度は0.87〜0.89g/cm3 である。また、分子
量分布(Mw/Mn)が3を越えるエチレン−αオレフ
ィン共重合体は、例え密度が低くて、低応力で伸長する
としても、得られるシートは通気性に乏しく、また伸縮
後の回復性が乏しいものとなる。 【0007】本発明で使用されるエチレン−αオレフィ
ン共重合体の190℃におけるメルトフローインテック
スは、加圧下で伸長された場合、通気性の生じ易さか
ら、0.5〜30g/10分の範囲が好ましく、1〜2
0g/10分であることがより好ましい。 【0008】本発明で用いられる(a)のエチレン−α
−オレフィンの共重合体のα−オレフィンとしては、上
記した密度、分子量分布とするためには炭素数4〜10
のα−オレフィンが好ましい。炭素数4〜10のα−オ
レフィンとしては、例えば、ブテン−1、4−メチルペ
ンテン−1等を例示することができる。また、該α−オ
レフィンの含有量は、本発明の積層シートを柔軟性およ
び伸縮性の良好なものにするためには2〜40モル%、
さらには5〜20モル%であることが好ましい。また、
融点は、60〜100℃であるのが好ましい。さらに、
X線による結晶化度は、多孔化を良好に行うためには5
〜25%の範囲であることが好ましい。 【0009】次に本発明では、特定のエラストマーを上
述したエチレン−α−オレフィン共重合体に配合するこ
とが、伸縮性及び伸長時に通気性に優れた層を得るため
に必要である。 【0010】使用し得る熱可塑性エラストマーはスチレ
ン系エラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリウ
レタンエラストマーより選ばれるが、より好ましくはス
チレン系エラストマーである。 【0011】スチレン系エラストマーは、ポリスチレン
ブロックをハードセグメントとし、ポリブタジエン、ポ
リイソプレン、ポリエチレン−ポリブチレン、ポリエチ
レン−ポリプロピレン等をソフトセグメントとするもの
で、具体的には、スチレン−ブタジエンブロック共重合
体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン
−エチレン−プロピレンブロック共重合体、スチレン−
エチレンブテン共重合体等を挙げることができる。 【0012】これらの内、スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体、およびスチレン−イソプレンブロック共重
合体は、それぞれスチレン−ブタジエンブロック共重合
体、およびスチレン−イソプレンブロック共重合体中に
残存するブタジエンユニットまたはイソプレンユニット
に由来する不飽和結合に水素を付加反応させたものであ
る。本発明においては、成形性や伸縮性等を向上させる
ために、これらの水素付加されたスチレン系エラストマ
ーを好適に使用できる。水素付加の程度は、共重合体中
に残存する不飽和結合の数の99%以上が水素添加され
ていることが好ましい。 【0013】また、スチレン系エラストマーは、ソフト
セグメントの含有割合が多いほうが、成形性や伸縮性の
点から好ましく、通常は、スチレン含有量が10〜20
重量%の範囲であることが好ましい。 【0014】さらに、スチレン系エラストマーは、流動
性のよいものが成形性が良好であるために好ましく、例
えば190℃(荷重2160g)でのメルトフローイン
デックスが0.1〜20g/10分の範囲のものが好適
である。 【0015】ポリエステル系エラストマーは、ハードセ
グメントに結晶性ポリエステル、ソフトセグメントにポ
リエーテルまたは脂肪族ポリエステルを有するブロック
共重合体を挙げることができる。これらもソフトセグメ
ント成分の多い柔軟性を有するものから選ぶものが好ま
しい。 【0016】更にポリウレタン系エラストマーはポリオ
ールとジイソシアネートからなるソフトセグメントとグ
リコールとジイソシアネートから成るハードセグメント
より構成される熱可塑性エラストマーである。 【0017】これら熱可塑性エラストマーの混合割合は
前述のエチレン−αオレフィン共重合体100重量部に
対し10〜80重量部、好ましくは10〜50重量部で
ある。 【0018】混合割合が10重量部未満であると、単独
のエチレン−αオレフィン共重合体の、伸縮性と差がな
く、加圧による伸長後においてもシートに歪が残り、圧
力が減衰しても通気性が低下しなくなる。一方、80重
量部を越えると、シートが加圧により伸長されても通気
性が生じなくなり好ましくない。 【0019】本発明に用いる無機充填材としては、一般
に樹脂またはゴム類に使用されている粒径が0.1〜5
0μm、好ましくは0.5〜10μmのものを特に制限
なく使用できる。具体的な無機充填材を挙げると、例え
ばAl,Si,Pb,Zn,Fe,Cu,Ni,Pd,
Co,Mn,Cr,Mo,W,Ti,Zrなどの金属;
アルミナ,シリカ,三酸化アンチモン,酸化亜鉛,酸化
マグネシウム,酸化カルシウム,酸化鉄,酸化銅,酸化
銀,酸化チタンなどの金属酸化物;水酸化マグネシウ
ム,水酸化カルシウム,水酸化アルミニウムなどの金属
水酸化物;炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,炭酸バ
リウム,炭酸ナトリウムなどの金属炭酸塩;硫酸ナトリ
ウム,硫酸カルシウム,硫酸バリウム,硫酸アルミニウ
ム,硫酸鉄などの金属硫酸塩;炭化ケイ素などの金属炭
化物;窒化ケイ素、窒化硼素などの金属窒化物;硫化亜
鉛,硫化水銀,硫化銅,硫化銀,硫化鉄,硫化セレンな
どの金属硫化物などである。これらのうち衛生性を考え
ると炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化ケイ素、酸化
チタン等が好ましく使われる。 【0020】これら無機充填材と前述した樹脂成分との
配合割合は、シートが加圧された際に速やかに伸長する
と共に通気性が付与されるためには、樹脂成分の合計量
100重量部に対して80〜400重量部の範囲に選定
することが必要である。 【0021】80重量部より少ない場合、加圧によりシ
ートが伸長しても孔が少なく通気性のある状態になら
ず、逆に400重量部を越えると、シートやフィルムへ
の成形が困難となる。 【0022】また、該無機充填材の他に顔料、安定剤、
界面活性剤、可塑剤、その他の添加剤を少量加えること
は必要に応じて行える。 【0023】本発明の積層シートは、以上の(a)エチ
レン−α−オレフィン共重合体、(b)熱可塑性エラス
トマーおよび(c)無機充填材よりなる層を有する。か
かる層では、シートに応力が加わり伸長すると、上記
(a)及び(b)の樹脂成分と含有される上記無機充填
材との間が界面剥離して多孔化し、通気性が付与され
る。そして、この層では、上記圧力が減衰し、シートが
元の大きさに収縮すると、上記柔軟な熱可塑性エラスト
マー成分に起因して、界面剥離した孔が塞がる。その結
果、本発明の積層シートでは、こうした応力の減衰によ
り、通気性が小さい値まで低減する。 【0024】本発明における(a)及び(b)の樹脂成
分と無機充填材との混合は、通常の手段が採用され、一
般にブレンダーなどによる混合の後、押出機やバンバリ
ーミキサーなどの溶融混合機により混合した後、必要に
応じてペレット化し、成形に供するのが好ましい。シー
トやフィルムの層に成形する方法は特に制限されない
が、一般にT−ダイ成形法やインフレーション成形法が
好ましく、特にT−ダイ成形法では後述する不織布との
押出ラミネーション法も採用でき好ましい。本発明にお
いて上記(a)及び(b)の樹脂成分と無機充填材から
なる層の厚さは特に限定されるものではないが、伸縮性
を勘案すると5〜50μmの範囲が好ましい。 【0025】本発明では、以上の樹脂成分と無機充填材
からなる層は、伸縮性不織布に積層される。ここで、伸
縮性不織布は、シートの強度を向上させる外、シートの
伸縮性、特に伸長したシートの収縮力を満足できるだけ
のものとするために必要である。伸縮性不織布として
は、公知のものが特に制限なく使用される。一般には、
ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラスト
マー、スチレン系エラストマー等の熱可塑性エラストマ
ーを原料としたものが好適である。 【0026】これらの不織布は、低応力で伸長し、かつ
永久歪の小さいものが好ましく、破断伸度が200〜6
00%のものが好ましい。また、50%伸長させた時の
引張強度が50〜500g/25mmであり、50%伸長後
の回復率が80〜100%のものが好適である。これら
の不織布の目付は、通常目付は10〜50g/m2の範
囲が好ましく使用される。本発明において好適に使用さ
れる不織布を具体的に示せば、ポリウレタン系不織布の
「エスペンシオーネ」(商品名、(株)鐘紡製)、スチ
レン系エラストマー不織布「ミクロフレックス(商品
名、(株)クラレ製)」等が挙げられる。 【0027】本発明において、不織布の積層方法は、通
常、一般のラミネート技術が利用される。前述したT−
ダイ押出ラミネーションの他、接着剤を利用したドライ
ラミネーション、ウェットラミネーション更にサーマル
ラミネーションにより行なうことができる。 【0028】以上により得られる本発明の積層シートの
厚みは、特に制限されるものではないが、一般には30
〜300μmが好適である。 【0029】 【発明の効果】本発明により得られる積層シートは、極
めて柔軟で伸縮性に富むものであり低応力で伸長し、ま
た応力が除かれると元の形状に戻る性質がある。そし
て、伸長時には、(a)及び(b)の樹脂成分と無機充
填材からなる層において、該樹脂成分と無機充填材の間
が界面剥離して表面から裏面に連通孔が形成されて通気
性を有するようになる。そうして、さらにこの層は応力
が除かれシートが収縮すると、熱可塑性エラストマー成
分の作用により、この通気性が小さい値まで低減され
る。 【0030】かかる性質は発酵食品の包装材料として適
している。即ち、本発明の積層シートをふた材等に使用
した容器により発酵食品を包装した場合、該発酵食品か
らのガスにより容器内の圧力が増加すると、上記積層シ
ートは伸長しガスを透過するようになる。また、ガスの
発生が弱くなり内圧が小さくなると、該積層シートは収
縮し、ガス透過性は小さくなる。その結果、容器内への
空気(酸素)の流入が阻止され、発酵食品の色度や劣化
が防止される。 【0031】また、本発明の積層シートは単に発酵食品
の包装材料だけでなく、他の貯蔵中にガスを発生する物
品の包装材料等、圧力の変化により通気性が変化するこ
とが要求される圧力応答性の素材として広く産業分野に
利用できるものである。 【0032】 【実施例】本発明を以下の実施例および比較例によりさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限
されるものではない。尚、以下の実施例および比較例に
おいて用いた成分を表1〜4に示した。ここで、伸縮性
不織布の各物性は、次の方法により測定された値であ
る。 【0033】(1)破断強度;JIS P8113に準
拠して測定した。 【0034】(2)50%伸長強度;50%伸長させた
時の引張強度(g/25mm)を測定した。 【0035】(3)50%伸長後の回復率;50%伸長
させ元に戻したときの長さをL、元の長さをL0とし
て、次の式で評価した。 【0036】 【数1】 【0037】 【表1】 【0038】 【表2】 【0039】 【表3】 【0040】 【表4】【0041】実施例1〜9,比較例1〜8 表1及び表2に示す樹脂成分及び無機充填材を表5に示
す組成割合でスーパーミキサーで混合し、次いで二軸押
出機でペレットとした。 【0042】この混合物をスクリュー径30mmのT−
ダイ押出機にて、表4に示す伸縮性不織布に積層し、積
層シートとした。この積層シートは目付50g/m2(但
し、実施例8は45g/m2)であり、厚さは150μで
あった。 【0043】次いで、得られた積層シートの圧力を変化
させた時の通気性の変化を、図1の試験装置により測定
した。即ち、図1の試験装置において、容器1内の圧力
(ゲージ圧)を0.02kg/cm2、0.07kg/cm2、0.
15kg/cm2、0.20kg/cm2とそれぞれ段階的に10分
間隔で上昇させた時の、各圧力段階における積層シート
2を透過して、0気圧である通気室3に透過してくる空
気量を測定した。 【0044】以上の測定後、積層シートを図1の試験装
置よりとり出し、JIS P8117によりその通気度
を調べた。そして、さらに該積層シートを再度図1の試
験装置に装着し、同様に加圧下での通気性試験に供し
た。以上の結果を、表5に示した。 【0045】 【表5】
発酵性食品の包装材料として好適な積層シートに関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、生味噌、納豆等の発酵食品やコー
ヒー豆などの貯蔵中に多くのガスを発生する物質の包装
は、包装容器がガスで膨張する問題がある。このためこ
うした物質の包装方法として、ふた材等に微孔性の通気
性フィルムが使用された容器を利用することが知られて
いる。その場合、容器内部に発生するガスは上記通気性
フィルムより容易に容器外部に排出され好適である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる容器
の場合、発生したガスが外部へ排出される一方で、同時
に容器外部の空気(酸素)も、前記通気性フィルムを通
って逆に容器内部へ流入してくる。その結果、長期の保
存等の場合には包装される物質の品質が低下し、例えば
食品の色変や賞味の変化がおきる問題を生じていた。以
上から、発酵食品等貯蔵中にガスを発生する物質の包装
材料として、該発酵食品等の品質の劣化、変質が生じ
ず、且つ発生するガスが容易に抜ける安価な包装材料を
開発することが望まれていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決すべく鋭意研究を行ってきた。その結果、特定の樹
脂組成物よりなる層と伸縮性不織布とが積層されてなる
積層シートが、わずかな応力で伸張すると同時にシート
に通気性が付与でき、かつ応力が減衰するとこの通気性
が低減することを見いだし、本発明を提示するに至っ
た。 【0005】即ち、本発明は、 (a)密度が0.86〜0.90g/cm3、Mw/M
nで示される分子量分布が3以下であるエチレン−α−
オレフィン共重合体 100重量部、(b)スチレン系
エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレ
タン系エラストマーよりなる群から選ばれた少なくとも
一種の熱可塑性エラストマー 10〜80重量部及び (c)上記(a)および(b)の合計量100重量部に
対して80〜400重量部の無機充填材よりなる層と破
断伸度が200〜600%の伸縮性不織布とが積層され
たシートであって、該シートの伸長時に通気性が付与さ
れる積層シートである。 【0006】本発明における(a)のエチレン−αオレ
フィン共重合体とは、ASTMD−1505による密度
が0.86〜0.90g/cm3 、ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフ法分子量測定による重量平均分子量
(Mw)と数平均分子量(Mn)の比で示される分子量
分布(Mw/Mn)が3以下であるエチレン−αオレフ
ィン共重合体である。密度が0.86g/cm3 未満で
は得られるシートが耐熱性や強度に劣るものとなる。ま
た0.90g/cm3 を越えると、後述する熱可塑性エ
ラストマーを添加しても十分な伸縮性が得られず、加圧
により伸長した後圧力が減衰してもシートに歪が残留
し、通気性が十分に低減しないものとなる。好ましい密
度は0.87〜0.89g/cm3 である。また、分子
量分布(Mw/Mn)が3を越えるエチレン−αオレフ
ィン共重合体は、例え密度が低くて、低応力で伸長する
としても、得られるシートは通気性に乏しく、また伸縮
後の回復性が乏しいものとなる。 【0007】本発明で使用されるエチレン−αオレフィ
ン共重合体の190℃におけるメルトフローインテック
スは、加圧下で伸長された場合、通気性の生じ易さか
ら、0.5〜30g/10分の範囲が好ましく、1〜2
0g/10分であることがより好ましい。 【0008】本発明で用いられる(a)のエチレン−α
−オレフィンの共重合体のα−オレフィンとしては、上
記した密度、分子量分布とするためには炭素数4〜10
のα−オレフィンが好ましい。炭素数4〜10のα−オ
レフィンとしては、例えば、ブテン−1、4−メチルペ
ンテン−1等を例示することができる。また、該α−オ
レフィンの含有量は、本発明の積層シートを柔軟性およ
び伸縮性の良好なものにするためには2〜40モル%、
さらには5〜20モル%であることが好ましい。また、
融点は、60〜100℃であるのが好ましい。さらに、
X線による結晶化度は、多孔化を良好に行うためには5
〜25%の範囲であることが好ましい。 【0009】次に本発明では、特定のエラストマーを上
述したエチレン−α−オレフィン共重合体に配合するこ
とが、伸縮性及び伸長時に通気性に優れた層を得るため
に必要である。 【0010】使用し得る熱可塑性エラストマーはスチレ
ン系エラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリウ
レタンエラストマーより選ばれるが、より好ましくはス
チレン系エラストマーである。 【0011】スチレン系エラストマーは、ポリスチレン
ブロックをハードセグメントとし、ポリブタジエン、ポ
リイソプレン、ポリエチレン−ポリブチレン、ポリエチ
レン−ポリプロピレン等をソフトセグメントとするもの
で、具体的には、スチレン−ブタジエンブロック共重合
体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン
−エチレン−プロピレンブロック共重合体、スチレン−
エチレンブテン共重合体等を挙げることができる。 【0012】これらの内、スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体、およびスチレン−イソプレンブロック共重
合体は、それぞれスチレン−ブタジエンブロック共重合
体、およびスチレン−イソプレンブロック共重合体中に
残存するブタジエンユニットまたはイソプレンユニット
に由来する不飽和結合に水素を付加反応させたものであ
る。本発明においては、成形性や伸縮性等を向上させる
ために、これらの水素付加されたスチレン系エラストマ
ーを好適に使用できる。水素付加の程度は、共重合体中
に残存する不飽和結合の数の99%以上が水素添加され
ていることが好ましい。 【0013】また、スチレン系エラストマーは、ソフト
セグメントの含有割合が多いほうが、成形性や伸縮性の
点から好ましく、通常は、スチレン含有量が10〜20
重量%の範囲であることが好ましい。 【0014】さらに、スチレン系エラストマーは、流動
性のよいものが成形性が良好であるために好ましく、例
えば190℃(荷重2160g)でのメルトフローイン
デックスが0.1〜20g/10分の範囲のものが好適
である。 【0015】ポリエステル系エラストマーは、ハードセ
グメントに結晶性ポリエステル、ソフトセグメントにポ
リエーテルまたは脂肪族ポリエステルを有するブロック
共重合体を挙げることができる。これらもソフトセグメ
ント成分の多い柔軟性を有するものから選ぶものが好ま
しい。 【0016】更にポリウレタン系エラストマーはポリオ
ールとジイソシアネートからなるソフトセグメントとグ
リコールとジイソシアネートから成るハードセグメント
より構成される熱可塑性エラストマーである。 【0017】これら熱可塑性エラストマーの混合割合は
前述のエチレン−αオレフィン共重合体100重量部に
対し10〜80重量部、好ましくは10〜50重量部で
ある。 【0018】混合割合が10重量部未満であると、単独
のエチレン−αオレフィン共重合体の、伸縮性と差がな
く、加圧による伸長後においてもシートに歪が残り、圧
力が減衰しても通気性が低下しなくなる。一方、80重
量部を越えると、シートが加圧により伸長されても通気
性が生じなくなり好ましくない。 【0019】本発明に用いる無機充填材としては、一般
に樹脂またはゴム類に使用されている粒径が0.1〜5
0μm、好ましくは0.5〜10μmのものを特に制限
なく使用できる。具体的な無機充填材を挙げると、例え
ばAl,Si,Pb,Zn,Fe,Cu,Ni,Pd,
Co,Mn,Cr,Mo,W,Ti,Zrなどの金属;
アルミナ,シリカ,三酸化アンチモン,酸化亜鉛,酸化
マグネシウム,酸化カルシウム,酸化鉄,酸化銅,酸化
銀,酸化チタンなどの金属酸化物;水酸化マグネシウ
ム,水酸化カルシウム,水酸化アルミニウムなどの金属
水酸化物;炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,炭酸バ
リウム,炭酸ナトリウムなどの金属炭酸塩;硫酸ナトリ
ウム,硫酸カルシウム,硫酸バリウム,硫酸アルミニウ
ム,硫酸鉄などの金属硫酸塩;炭化ケイ素などの金属炭
化物;窒化ケイ素、窒化硼素などの金属窒化物;硫化亜
鉛,硫化水銀,硫化銅,硫化銀,硫化鉄,硫化セレンな
どの金属硫化物などである。これらのうち衛生性を考え
ると炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化ケイ素、酸化
チタン等が好ましく使われる。 【0020】これら無機充填材と前述した樹脂成分との
配合割合は、シートが加圧された際に速やかに伸長する
と共に通気性が付与されるためには、樹脂成分の合計量
100重量部に対して80〜400重量部の範囲に選定
することが必要である。 【0021】80重量部より少ない場合、加圧によりシ
ートが伸長しても孔が少なく通気性のある状態になら
ず、逆に400重量部を越えると、シートやフィルムへ
の成形が困難となる。 【0022】また、該無機充填材の他に顔料、安定剤、
界面活性剤、可塑剤、その他の添加剤を少量加えること
は必要に応じて行える。 【0023】本発明の積層シートは、以上の(a)エチ
レン−α−オレフィン共重合体、(b)熱可塑性エラス
トマーおよび(c)無機充填材よりなる層を有する。か
かる層では、シートに応力が加わり伸長すると、上記
(a)及び(b)の樹脂成分と含有される上記無機充填
材との間が界面剥離して多孔化し、通気性が付与され
る。そして、この層では、上記圧力が減衰し、シートが
元の大きさに収縮すると、上記柔軟な熱可塑性エラスト
マー成分に起因して、界面剥離した孔が塞がる。その結
果、本発明の積層シートでは、こうした応力の減衰によ
り、通気性が小さい値まで低減する。 【0024】本発明における(a)及び(b)の樹脂成
分と無機充填材との混合は、通常の手段が採用され、一
般にブレンダーなどによる混合の後、押出機やバンバリ
ーミキサーなどの溶融混合機により混合した後、必要に
応じてペレット化し、成形に供するのが好ましい。シー
トやフィルムの層に成形する方法は特に制限されない
が、一般にT−ダイ成形法やインフレーション成形法が
好ましく、特にT−ダイ成形法では後述する不織布との
押出ラミネーション法も採用でき好ましい。本発明にお
いて上記(a)及び(b)の樹脂成分と無機充填材から
なる層の厚さは特に限定されるものではないが、伸縮性
を勘案すると5〜50μmの範囲が好ましい。 【0025】本発明では、以上の樹脂成分と無機充填材
からなる層は、伸縮性不織布に積層される。ここで、伸
縮性不織布は、シートの強度を向上させる外、シートの
伸縮性、特に伸長したシートの収縮力を満足できるだけ
のものとするために必要である。伸縮性不織布として
は、公知のものが特に制限なく使用される。一般には、
ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラスト
マー、スチレン系エラストマー等の熱可塑性エラストマ
ーを原料としたものが好適である。 【0026】これらの不織布は、低応力で伸長し、かつ
永久歪の小さいものが好ましく、破断伸度が200〜6
00%のものが好ましい。また、50%伸長させた時の
引張強度が50〜500g/25mmであり、50%伸長後
の回復率が80〜100%のものが好適である。これら
の不織布の目付は、通常目付は10〜50g/m2の範
囲が好ましく使用される。本発明において好適に使用さ
れる不織布を具体的に示せば、ポリウレタン系不織布の
「エスペンシオーネ」(商品名、(株)鐘紡製)、スチ
レン系エラストマー不織布「ミクロフレックス(商品
名、(株)クラレ製)」等が挙げられる。 【0027】本発明において、不織布の積層方法は、通
常、一般のラミネート技術が利用される。前述したT−
ダイ押出ラミネーションの他、接着剤を利用したドライ
ラミネーション、ウェットラミネーション更にサーマル
ラミネーションにより行なうことができる。 【0028】以上により得られる本発明の積層シートの
厚みは、特に制限されるものではないが、一般には30
〜300μmが好適である。 【0029】 【発明の効果】本発明により得られる積層シートは、極
めて柔軟で伸縮性に富むものであり低応力で伸長し、ま
た応力が除かれると元の形状に戻る性質がある。そし
て、伸長時には、(a)及び(b)の樹脂成分と無機充
填材からなる層において、該樹脂成分と無機充填材の間
が界面剥離して表面から裏面に連通孔が形成されて通気
性を有するようになる。そうして、さらにこの層は応力
が除かれシートが収縮すると、熱可塑性エラストマー成
分の作用により、この通気性が小さい値まで低減され
る。 【0030】かかる性質は発酵食品の包装材料として適
している。即ち、本発明の積層シートをふた材等に使用
した容器により発酵食品を包装した場合、該発酵食品か
らのガスにより容器内の圧力が増加すると、上記積層シ
ートは伸長しガスを透過するようになる。また、ガスの
発生が弱くなり内圧が小さくなると、該積層シートは収
縮し、ガス透過性は小さくなる。その結果、容器内への
空気(酸素)の流入が阻止され、発酵食品の色度や劣化
が防止される。 【0031】また、本発明の積層シートは単に発酵食品
の包装材料だけでなく、他の貯蔵中にガスを発生する物
品の包装材料等、圧力の変化により通気性が変化するこ
とが要求される圧力応答性の素材として広く産業分野に
利用できるものである。 【0032】 【実施例】本発明を以下の実施例および比較例によりさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限
されるものではない。尚、以下の実施例および比較例に
おいて用いた成分を表1〜4に示した。ここで、伸縮性
不織布の各物性は、次の方法により測定された値であ
る。 【0033】(1)破断強度;JIS P8113に準
拠して測定した。 【0034】(2)50%伸長強度;50%伸長させた
時の引張強度(g/25mm)を測定した。 【0035】(3)50%伸長後の回復率;50%伸長
させ元に戻したときの長さをL、元の長さをL0とし
て、次の式で評価した。 【0036】 【数1】 【0037】 【表1】 【0038】 【表2】 【0039】 【表3】 【0040】 【表4】【0041】実施例1〜9,比較例1〜8 表1及び表2に示す樹脂成分及び無機充填材を表5に示
す組成割合でスーパーミキサーで混合し、次いで二軸押
出機でペレットとした。 【0042】この混合物をスクリュー径30mmのT−
ダイ押出機にて、表4に示す伸縮性不織布に積層し、積
層シートとした。この積層シートは目付50g/m2(但
し、実施例8は45g/m2)であり、厚さは150μで
あった。 【0043】次いで、得られた積層シートの圧力を変化
させた時の通気性の変化を、図1の試験装置により測定
した。即ち、図1の試験装置において、容器1内の圧力
(ゲージ圧)を0.02kg/cm2、0.07kg/cm2、0.
15kg/cm2、0.20kg/cm2とそれぞれ段階的に10分
間隔で上昇させた時の、各圧力段階における積層シート
2を透過して、0気圧である通気室3に透過してくる空
気量を測定した。 【0044】以上の測定後、積層シートを図1の試験装
置よりとり出し、JIS P8117によりその通気度
を調べた。そして、さらに該積層シートを再度図1の試
験装置に装着し、同様に加圧下での通気性試験に供し
た。以上の結果を、表5に示した。 【0045】 【表5】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例で使用した、圧力を変
化させた時の積層シートの通気性の変化を調べる試験装
置の概略図である。 【符号の説明】 1 容器 2 積層シート 3 通気室 4 流量計 5 圧力計 6 圧力制御バルブ
化させた時の積層シートの通気性の変化を調べる試験装
置の概略図である。 【符号の説明】 1 容器 2 積層シート 3 通気室 4 流量計 5 圧力計 6 圧力制御バルブ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B32B 1/00 - 35/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】(a)密度が0.86〜0.90g/cm
3、Mw/Mnで示される分子量分布が3以下であるエ
チレン−α−オレフィン共重合体 100重量部、
(b)スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラス
トマー、ポリウレタン系エラストマーよりなる群から選
ばれた少なくとも一種の熱可塑性エラストマー 10〜
80重量部 及び (c)上記(a)および(b)の合計量100重量部に
対して80〜400重量部の無機充填材よりなる層(以
下、伸縮層ともいいます。)と破断伸度が200〜60
0%の伸縮性不織布とが積層されたシートであって、該
シートの伸長時に通気性が付与される積層シート。
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1995
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