JP3384161B2 - 乗り物用シート - Google Patents

乗り物用シート

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JP3384161B2
JP3384161B2 JP33775494A JP33775494A JP3384161B2 JP 3384161 B2 JP3384161 B2 JP 3384161B2 JP 33775494 A JP33775494 A JP 33775494A JP 33775494 A JP33775494 A JP 33775494A JP 3384161 B2 JP3384161 B2 JP 3384161B2
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headrest
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/64Back-rests or cushions
    • B60N2/643Back-rests or cushions shape of the back-rests
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/806Head-rests movable or adjustable
    • B60N2/865Head-rests movable or adjustable providing a fore-and-aft movement with respect to the occupant's head

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乗り物用シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のこの種のシートを示す全
体構成図である(特開平3−221005号公報参
照)。
【0003】図9に示すように、自動車のシート101
のシートバック103の上端103aには、ヘッドレス
ト105が配設されている。かかるヘッドレスト105
は、通常時には、乗員の頚部を安定させて疲労感を与え
ない最適な着座姿勢の確保に寄与し、車両の前方衝突時
等には、乗員の頭部を瞬時に支持し、頚部の胴体に対す
る相対的な後方移動を制限して、頚部への衝撃を緩和す
る。
【0004】このシート101は、ヘッドレスト105
を上下に昇降させるモータ107と、ヘッドレスト10
5を前後に移動させるモータ109とを備え、両モータ
107,109を駆動制御することによって、ヘッドレ
スト105の上下位置や前後位置を任意に設定可能とし
たものであり、乗員の好みや体格等に応じた最適な位置
にヘッドレスト105を設定することができる。
【0005】図10は、従来の他のシートを示す全体構
成図である(特開昭61−16058号公報、実開昭5
5−100558公報参照)。
【0006】このシート111は、シートバック103
を後方に倒すリクライニング装置113と、シートバッ
ク103のリクライニング角度に応じてヘッドレスト1
05を移動させるリンク機構115とを備えたものであ
り、シートバック103のリクライニング角度に応じた
最適な位置にヘッドレスト105を常に位置させること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、自動車の後部
座席の使い方に基づいて、シートバックとヘッドレスト
との関係から乗員の着座姿勢を分類すると、図11に実
線及び破線で示すように、二種類の姿勢に大別すること
ができる。このうち一つの姿勢(実線示)は、景色を眺
めたり、本や新聞等を読んだり、インストルメントパネ
ル内の時計を見たりするときのように、比較的上体を起
こした姿勢(以下、第1の姿勢と称する)であり、他の
姿勢(破線示)は、リラックスしたり、熟睡したりする
ときのように、比較的上体を倒して頭部をヘッドレスト
105に垂れかからせた姿勢(以下、第2の姿勢と称す
る)である。この図11は、図9のシート101を後部
座席に適用したものであり、ヘッドレスト105を、上
体を起こした第1の姿勢では前方に位置させ、上体を倒
した第2の姿勢では後方に位置させることによって、乗
員の頭部を的確に支持している。
【0008】ところが、このようにヘッドレスト105
のみを移動させるシート101では、第2の姿勢におい
て乗員の頭部を的確に支持するようにヘッドレスト10
5の位置を設定すると、第1の姿勢に対応してヘッドレ
スト105をシート前方に移動させたとき、シートバッ
ク103の上端103aとヘッドレスト105との間で
形状が急激に変化して両者の繁がりが悪くなる。このた
め、図11中A部に示すように、乗員の背部117の上
端側がシートバック103から離れてしまい、乗員を快
適な着座姿勢に保持することが難しかった。反対に、第
1の姿勢においてシートバック103の上端103aと
の繁がりが良好となるようにヘッドレスト105の位置
を設定すると、第2の姿勢に対応してヘッドレスト10
5をシート後方に移動させたとき、ヘッドレスト105
が落込んだ状態となり、乗員を快適な着座姿勢に保持す
ることが難しかった。
【0009】一方、図10に示すようなシート111を
後部座席に適用した場合は、図12に示すように、乗員
が第1の姿勢を採るべくシートバック103を起こした
場合(実線示)や、第2の姿勢を採るべくシートバック
103を倒した場合(破線示)は、リクライニング角度
に応じて都度ヘッドレスト105が前後するので、図1
1の場合に比しシートバック103の上端103aとヘ
ッドレスト105との繁がりを良好に維持することがで
きる。
【0010】しかしながら、このようなリクライニング
可能なシート111は、図12中B部に示すように、シ
ートバック103の倒れを許容する空間が必要であるた
め、車室内前後寸法の充分に取れる大型車には適用が容
易であるが、車室内前後寸法が制限される車両に対して
は適用が困難であった。
【0011】また、シートバック103の倒れを許容す
る空間が確保できた場合であっても、リクライニングの
前後でシートバック103の形状そのものは変わらない
ため、図12中C部に示すように、リクライニング角度
の変更に伴って乗員のヒップポイントPが前後に移動し
てしまい、安定した快適姿勢が保持されない可能性があ
った。さらに、ヒップポイントPが前方に移動すると、
乗員の膝周りを含む足元と前部座席117との空間(ニ
ールーム)119が狭められて、乗員に窮屈感を与え、
快適性を損なう恐れがあった。
【0012】そこで、本発明は、シート前後方向に空間
的余裕が無い場合であっても、乗員の多様な着座姿勢に
対応した的確な座面形状とすることができ、乗員に快適
な着座感を与えることができる乗り物用シートの提供を
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、シートバックの上端に
シート前後方向に沿って移動自在に設けられたヘッドレ
ストと、前記シートバックのメインフレームに回転自在
に設けられ該回転に伴って前記シートバックの座面形状
を変更するサブフレームと、前記ヘッドレストと前記サ
ブフレームとを連動させて、ヘッドレストの前後移動に
伴って前記シートバックの座面形状を変更する連結機構
とを備え、前記サブフレームは、シート上下方向に沿っ
た回転軸を有し、前記ヘッドレストのシート前方移動に
伴って前記シートバックの座面上部をシート前方に押出
す押圧部、又は前記ヘッドレストのシート前方移動に伴
って前記シートバックの座面下部をシート後方に引下げ
る引張部の少なくとも一方を備えていることを特徴とす
る。
【0014】請求項2に記載の発明は、シートバックの
上端にシート前後方向に沿って移動自在に設けられたヘ
ッドレストと、前記シートバックのメインフレームに回
転自在に設けられ該回転に伴って前記シートバックの座
面形状を変更するサブフレームと、前記ヘッドレストと
前記サブフレームとを連動させて、ヘッドレストの前後
移動に伴って前記シートバックの座面形状を変更する連
結機構とを備え、前記連結機構は、前記ヘッドレストに
設けられたラックと、前記サブフレームに設けられ前記
ラックと噛合うピニオンギヤであり、前記サブフレーム
は、シート上下方向に沿った回転軸を有し、前記ヘッド
レストのシート前方移動に伴って前記シートバックの座
面上部をシート前方に押出す押圧部、又は前記ヘッドレ
ストのシート前方移動に伴って前記シートバックの座面
下部をシート後方に引下げる引張部の少なくとも一方を
備えていることを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明は、シートバックの
上端にシート前後方向に沿って移動自在に設けられたヘ
ッドレストと、前記シートバックのメインフレームに回
転自在に設けられ該回転に伴って前記シートバックの座
面形状を変更するサブフレームと、前記ヘッドレストと
前記サブフレームとを連動させて、ヘッドレストの前後
移動に伴って前記シートバックの座面形状を変更する連
結機構とを備え、前記ヘッドレストの移動に伴って一方
向へ回転するサブフレームと他方向へ回転するサブフレ
ームとを交互に複数設けると共に、該複数のサブフレー
ムのうち同方向に回転するサブフレーム同士を接続して
該サブフレーム間のシートバックの座面形状を変更する
接続部材を設けたことを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1又は請
求項3に記載の乗り物用シートであって、前記連結機構
は、前記ヘッドレストに設けられたラックと、前記サブ
フレームに設けられ前記ラックと噛合うピニオンギヤで
あることを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項4のいずれかに記載の乗り物用シートであって、前記
ヘッドレスト、前記サブフレーム、又は前記連結機構の
うち少なくとも1つを駆動するアクチュエータを設けた
ことを特徴とするものである。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明では、ヘッドレストをシー
ト前後方向に移動させると、連結機構を介してサブフレ
ームが回転し、サブフレームによってシートバックの座
面形状が変更される。したがって、シートバックのメイ
ンフレームを傾動させることなく、サブフレームと連結
機構とを設けるという比較的簡単な構造によって、ヘッ
ドレストからシートバックの下方までの全体形状を乗員
の着座姿勢に合わせて変更することができる。また、サ
ブフレームが押圧部又は引張部の少なくとも一方を備え
ているので、ヘッドレストをシート前方に移動させたと
きは、シートバックの座面上部が押圧部によってシート
前方に押出され、又は座面下部が引張部によってシート
後方に引込まれた状態となる。したがって、ヘッドレス
トをシート前方に移動させた状態では、上体を起こした
着座姿勢に適した座面形状が得られ、ヘッドレストをシ
ート後方に移動させた状態では、比較的上体を倒した着
座姿勢に適した座面形状が得られる。
【0019】請求項2に記載の発明では、ヘッドレスト
をシート前後方向に移動させると、連結機構を介してサ
ブフレームが回転し、サブフレームによってシートバッ
クの座面形状が変更される。したがって、シートバック
のメインフレームを傾動させることなく、サブフレーム
と連結機構とを設けるという比較的簡単な構造によっ
て、ヘッドレストからシートバックの下方までの全体形
状を乗員の着座姿勢に合わせて変更することができる。
また、サブフレームが押圧部又は引張部の少なくとも一
方を備えているので、ヘッドレストをシート前方に移動
させたときは、シートバックの座面上部が押圧部によっ
てシート前方に押出され、又は座面下部が引張部によっ
てシート後方に引込まれた状態となる。したがって、ヘ
ッドレストをシート前方に移動させた状態では、上体を
起こした着座姿勢に適した座面形状が得られ、ヘッドレ
ストをシート後方に移動させた状態では、比較的上体を
倒した着座姿勢に適した座面形状が得られる。ピニオン
ギヤとラックとを設けるというさらに簡単な構造によっ
て、請求項1と同様の作用を得ることができる。
【0020】請求項3に記載の発明では、ヘッドレスト
をシート前後方向に移動させると、連結機構を介してサ
ブフレームが回転し、サブフレームによってシートバッ
クの座面形状が変更される。したがって、シートバック
のメインフレームを傾動させることなく、サブフレーム
と連結機構とを設けるという比較的簡単な構造によっ
て、ヘッドレストからシートバックの下方までの全体形
状を乗員の着座姿勢に合わせて変更することができる。
ヘッドレストの移動に伴って一方向へ回転するサブフレ
ームと他方向へ回転するサブフレームとを交互に複数設
けたため、互いに向い合う方向に回転するサブフレーム
がその間に着座した乗員に対して締め付け感を与えてし
まう可能性があるが、同方向に回転するサブフレーム同
士を接続して該サブフレーム間のシートバックの座面形
状を変更する接続部材を設けたので、乗員に対する前記
締め付け感を緩和することができると共に、接続部材に
よってシートバックの座面形状を広範囲に渡って変更す
ることができる。
【0021】請求項4に記載の発明では、請求項1又は
請求項3に記載の発明の作用に加えて、ピニオンギヤと
ラックとを設けるというさらに簡単な構造によって、請
求項1と同様の作用を得ることができる。
【0022】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、アクチ
ュエータによってヘッドレストのシート前後移動及びサ
ブフレームの回転を行うことができ、乗員は簡単な操作
で座面形状を変更することができる。要望する姿勢を保
持することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の請求項1〜請求項3に係る第
1実施例を、図面に基づいて説明する。図1は第1実施
例に係る乗り物用シートの内部構造を示した側面図、図
2は図1のシートのフレーム構造を示した分解斜視図、
図3は図1のJ−J断面図である。
【0024】図1に示すように、このシート1は、自動
車の後部座席用のものであり、乗員の尻部を支持するシ
ートクッション3と、背部を支持するシートバック5
と、頭部を支持するヘッドレスト7とを備え、ヘッドレ
スト7は、シートバック5の上端5aに設けられてい
る。
【0025】シートクッション3及びシートバック5
は、表面が着座面となるウレタン樹脂等からなるパット
材9,11と、パット材9,11を保持する骨格である
シートクッションフレーム13及びシートバックフレー
ム15とを備えている。ヘッドレスト7も同様に、パッ
ト材17と、パット材17を保持するヘッドレストフレ
ーム19とを備えている。シートクッションフレーム1
3及びシートバックフレーム15は、それぞれ車体パネ
ル21の水平部21a及び傾斜部21bに固定されてい
る。ヘッドレストフレーム19は、シートバックフレー
ム15に、スライドインナ23及びジョイント25を介
してシート前後方向にスライド移動自在に接続されてい
る。
【0026】図2に示すように、シートバックフレーム
15は、パイプ材を矩形枠体状に形成したシートバック
メインフレーム27と、シートバック5の座面形状を乗
員の着座姿勢に対応した形状に形作る2組4本のサブフ
レーム29,31とを備えている。ヘッドレスト7は、
後部座席の着座面に対応した左右の2箇所に設けられて
いる。前記ジョイント25は、ヘッドレスト7に対応し
た2箇所に設けられ、シートバックメインフレーム27
の上端部材27aにビス33等によって固定されてい
る。ジョイント25は、断面コ字状に形成されたスライ
ドレール35を上端に有し、ガイドレール35の内面は
シート前後方向に沿ったガイド溝37を構成している。
【0027】ヘッドレストフレーム19は、パイプ材を
矩形枠体状に形成したものであり、前記スライドインナ
23は、ヘッドレストフレーム19の下端部材19aに
ビス39等により固定されている。スライドインナ23
は、下端にスライド可動部41を有している。スライド
可動部41は、ジョイント25のスライドレール35の
ガイド溝37内を摺動可能なように、シート前後方向か
ら見た断面が略エ字状となるように形成されている。す
なわち、スライドレール35にスライド可動部41を嵌
め込むことにより、ヘッドレストフレーム19は、シー
トバックメインフレーム15にシート前後方向に沿って
摺動自在に取付けられた状態となる。
【0028】図3に示すように、スライドインナ23の
スライド可動部41には、スライドインナ23をジョイ
ント25に対して所定の位置で固定するためのロック機
構43が設けられている。ロック機構43は、ヘッドレ
ストフレーム19よりもシート前方側でスライド可動部
41の上面から突出するロックピン45を備えている。
ロックピン45は、スライド可動部41に上下方向に貫
通形成された孔部47を挿通し、スライド可動部41の
下面41bから突出自在となっている。孔部47は、中
間に段部47aを有し、上方の孔径が大きく形成されて
いる。ロックピン45の略中央の外面には鍔部49が突
設され、鍔部49が段部47aに当接することによっ
て、ロックピン45のスライド可動部41の下面41a
からの最大突出量が規制されると共に、ロックピン45
の抜けが阻止されている。鍔部49上方のロックピン4
5の外周には、コイル状のスプリング51が配設されて
いる。スプリング51上方では蓋体53がスライド可動
部41にネジ止めされ、孔部47のスライド可動部41
の上面41a側は、蓋体53によって閉塞されている。
これにより、スプリング51は鍔部49と蓋体53との
間に挟持された状態となり、スプリング51によってロ
ックピン45が下方に付勢される。スライドレール35
には、スライド可動部41の下面41bから突出したロ
ックピン45の下端が収容されるロック孔55が設けら
れている。ロック孔55は、特に図示しないがシート前
後方向に沿って複数箇所に設けられており、ロックピン
45をロック孔55に収容することによって、スライド
可動部41がスライドレール35に対し所定の位置に保
持され、いわゆるロック状態となる。すなわち、シート
バック5に対するヘッドレスト7の前後位置がロックピ
ン45とロック孔55によって決定される。ロックピン
45の上端には把手57が設けられ、把手57を上方へ
引くと突出していたロックピン45の下端が孔部47内
に引込んでロック状態が解除されてヘッドレスト7が前
後方向にスライド移動自在となり、把手57を放すとス
プリング51の付勢力によりロックピン45の下端が突
出してロック状態となる。前記ロック孔55は、ヘッド
レスト7を最前方に移動した位置と最後方に移動した位
置において、ロックピン45を収容するように少なくと
も前後の2箇所に設けられている。
【0029】図2に示すように、前記2組のサブフレー
ム29,31は、乗員の着座位置中央から等距離となる
ように、ヘッドレスト7の両側に配設されている。各サ
ブフレーム29,31は、シートバックメインフレーム
27の上端部材27aと下端部材27bの間を繋ぐよう
に設けられ、シートバックメインフレーム27に対して
上下方向に沿った回転軸を中心として回転自在となって
いる。上端部材27aと下端部材27bには上下の穴部
59a,59b,61a,61bがそれぞれ形成され、
サブフレーム29,31は、回転によるサブフレーム2
9,31の磨耗や異音の発生などを防ぐためのカラー6
3を介して、上下の穴部59a,59b,61a,61
bに挿通されている。上方の穴部59a,61aはジョ
イント25に近接して設けられ、シートバックメインフ
レーム27の上端部材27aは乗員の肩部近傍に、下端
部材27bは乗員の骨板付近にそれぞれ位置し、サブフ
レーム29,31は乗員のいわゆるトルソーラインと略
平行となっている。
【0030】サブフレーム29,31は、上部29a,
31aと下部29b,31bが相反する方向に突出する
ように略S字状に屈曲形成されており、サブフレーム2
9,31の上部29a,31aをシート前方に突出させ
た回転位置において下部29b,31bは後方に下がっ
た状態となる(図1参照)。すなわち、サブフレーム2
9,31の上部29a,31aが押圧部を構成し、下部
29b,31bが引張部を構成している。サブフレーム
29,31の上部29a,31a及び下部29b,31
bのシート前方には、パット材11(図1参照)が固定
されている。また、サブフレーム29,31は、シート
バックメインフレーム27への組み付けを容易とするた
め、上下のカラー63付近においてネジ等によって分割
可能に構成されている。
【0031】図3に示すように、サブフレーム29,3
1の上端部29c,31cは、シートバックメインフレ
ーム27の上端部材27aの上方に突出し、その先端に
は、外周にギヤ歯が刻設されサブフレーム29,31と
同軸に共回りするピニオンギヤ65,67が設けられて
いる。一方、スライドインナ23の上部両側面には、ピ
ニオンギヤ65,67と噛み合ってヘッドレスト7の前
後移動をサブフレーム29の回転運動に変えるラック6
9,71が刻設されている。これにより、ヘッドレスト
7の前後移動に伴ってピニオンギヤ65,67が回転
し、サブフレーム29,31が回転する。すなわち、ピ
ニオンギヤ65,67とラック69,71が連結機構を
構成し、4本のサブフレーム29,31は、ヘッドレス
ト7の移動に伴って一方向へ回転するサブフレーム29
と他方向へ回転するサブフレーム31とが交互に2本ず
つ設けられた状態となっている。ピニオンギヤ65,6
7とラック69,71との噛み合い位置は、ヘッドレス
ト7が最前方に位置したときにサブフレーム29,31
の上部29a,31aが前方に最も突出し、ヘッドレス
ト7が最後方に位置したときにサブフレーム29,31
の上部29a,31aがシートバックメインフレーム2
7から前後方向に突出しないように設定されている。サ
ブフレーム29,31の上部29a.31aが前方に最
も突出した状態(以下、第1の状態と称する)では、サ
ブフレーム29,31の下部29b,31bは最も後方
に下がり、サブフレーム29,31の上部29a,31
aがシートバックメインフレーム27から前後方向に突
出しない状態(以下、第2の状態と称する)では、サブ
フレーム29,31の下部29b,31bもシートバッ
クメインフレーム27から前後方向に突出せず、直線状
のサブフレームを設けた場合と同様の状態となる。
【0032】次に作用について説明する。
【0033】乗員が着座姿勢を変える場合には、ロック
ピン45の把手57を上方へ引いてロックピン45とロ
ック孔55とのロックを解除し、ヘッドレスト7を前後
にスライド移動させ、ヘッドレスト7の位置が決まった
ら把手57を放す。把手57を放すと、スプリング51
の付勢力によってロックピン45が他の穴部に入り、ヘ
ッドレスト7の位置が変更されて再びロックされる。こ
れにより、ヘッドレスト7をシート前後方向の任意位置
に設定することができる。
【0034】ヘッドレスト7を前後移動させると、ラッ
ク69,71及びピニオンギヤ65,67を介してサブ
フレーム29,31が回転する。ヘッドレスト7を最前
方に位置させた状態では、サブフレーム29,31は前
記第1の状態となり、シートバック5の座面は、上部で
はパット材11が押圧されて前方に押出され、下部では
パット材11が引張られて後方に引下げられた形状とな
る。反対に、ヘッドレスト7を最後方に位置させた状態
では、サブフレーム29,31は前記第2の状態とな
り、シートバック5の座面は、パット材11自身の形
状、すなわち前記第1の状態に比し上部が後方に引下げ
られ下部が前方に押出された形状となる。このように、
ヘッドレスト7の前後移動に伴って回転し座面形状を変
更するサブフレーム29,31を設けたので、ヘッドレ
スト7の位置に応じて乗員の着座姿勢を積極的に変え
て、ヘットレスト7からシートバック5の下部までの形
状を全体的に変更することができる。また、左右座席の
各ヘッドレスト19は独立して移動し、シートバック5
の座面形状も左右座席で独立して変更されるので、左右
の着座者のそれぞれに対応した座面形状とすることがで
きる。
【0035】例えば、景色を眺めたり、本や新聞等を読
んだり、インストルメントパネル内の時計を見たりする
場合には、比較的上体を起こした姿勢(第1の姿勢)が
乗員にとって快適であるので、図4中に実線で示すよう
に、ヘッドレスト7を最前方に位置させて、ヘッドレス
ト7によって乗員の頭部を的確に支持させる。係る状態
では、サブフレーム29,31が前記第1の状態とな
り、シートバック5の座面は、上部が前方に盛上がり下
部が後方に落込んだ形状となるので、シートバック5の
上端5aとヘッドレスト7との繋がりが良好となり、乗
員の背中の上部がシートバック5の上部によって的確に
支持され、また、乗員の腰椎と骨盤がシートバック5の
下部によって的確に支持される。したがって、乗員は快
適な着座感を得ることができる。
【0036】また、リラックスしたり、熟睡したりする
場合には、比較的上体を倒して頭部をヘッドレスト7に
垂れかからせた姿勢(第2の姿勢)が乗員にとって快適
であるので、図4中に破線で示すように、ヘッドレスト
7を最後方に位置させて、ヘッドレスト7によって乗員
の頭部を的確に支持させる。係る状態では、サブフレー
ム29,31が前記第2の状態となり、シートバック5
の座面は、第1の状態に比し上部が後方に下がり下部が
前方に出た形状となるので、乗員は上体を倒した姿勢を
採り易く、且つシートバック5の上端5aとヘッドレス
ト7との繋がりが良好となる。このため、乗員の背中全
体がシートバック5によって的確に支持され、乗員のヒ
ップポイントPが前方に移動することもない。したがっ
て、乗員は快適な着座感を得ることができる。
【0037】このように本実施例によれば、シートバッ
クバックメインフレーム27を傾動させることなく、ヘ
ッドレスト7の前後移動に応じて乗員の着座姿勢を変え
ることができるので、シートバック5の倒れを許容する
空間を要することなく、シートバック5を最適な座面形
状とすることができる。また、乗員のヒップポイントP
が前方に移動することもないので、乗員の膝周りを含む
足元と前部座席73との空間(ニールーム)74が狭め
られて乗員に窮屈感を与えることもない。したがって、
小型車のように車室内のシート前後に空間的余裕を大き
く取れない車両であっても、シートバック5を乗員の様
々な着座姿勢に対応した座面形状とすることができ、乗
員は快適な着座感を得ることができる。
【0038】次に、本発明の請求項4に係る第2実施例
を、図5及び図6に基づき説明する。図5は、第2実施
例に係る乗り物用シートの内部構造を示した側面図、図
6は図5のシートのフレーム構造を示した分解斜視図で
あり、第1実施例と同様の構成部分には同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0039】図5及び図6に示すように、第2実施例に
係るシート75は、接続部材としてのバックパネル7
7,79,81,83を設けたものであり、シートバッ
ク5の座面形状は左右の座席において同時に変更され
る。バックパネル77,79,81,83は、例えば左
右座席の左側のサブフレーム29同士、及び左右座席の
右側のサブフレーム31同士というように、ヘッドレス
ト7を左右の座席で同方向に移動させたときに、同方向
に回転するサブフレーム29,31同士を接続するよう
に、サブフレーム29,31の上部29a,31a及び
下部29b,31bに設けられている。バックパネル7
7,79,81,83にはサブフレーム29,31間の
パット材11が固定され、バックパネル77,79,8
1,83によってサブフレーム29,31間の座面形状
が積極的に変更される。また、サブフレーム29,31
の上部29a,31a及び下部29b,31bは、サブ
フレーム29,31の回転を妨げないようにサブフレー
ム29,31の回転軸に略平行となるように形成されて
いる。
【0040】本実施例によれば、バックパネル77,7
9,81,83を設けたので、互いに向い合う方向に回
転するサブフレーム29,31の間において、サブフレ
ーム29,31の回転による乗員の体への締め付け感を
緩和することができる。また、サブフレーム29,31
に加えてバックパネル77,79,81,83によって
もシートバック5の座面形状が変更されるので、シート
バック5の座面形状を広範囲に渡って変更することがで
きる。したがって、第1実施例の作用効果に加えて、乗
員に違和感を与えることなくシートバック5の座面形状
を変更させることができ、乗員はさらに快適な着座感を
得ることができる。
【0041】次に、本発明の請求項5に係る第3実施例
を、図7に基づき説明する。図7は、第3実施例に係る
乗り物用シートのフレーム構造を示した分解斜視図であ
り、第1実施例と同様の構成部分には同一の符号を付し
てその説明を省略する。
【0042】図7に示すように、第3実施例に係るシー
ト85は、ヘッドレスト7の前後移動とサブフレーム2
9の回転をアクチュエータとしての電動モータ91,9
3によって駆動するものである。電動モータ91,93
は左右のジョイント25の下部25aに固定され、電動
モータ91,93の駆動軸にはピニオンギヤ65,67
と噛み合う駆動ギヤ87,89が設けられている。図中
右側のジョイント25の下部25aには、パワーコント
ロールユニット95が設けられ、パワーコントロールユ
ニット95にはバッテリ97及びパワースイッチ99が
電気接続されている。このパワーコントロールユニット
95は、例えば車両に搭載されるパワーシートに使用さ
れるものと同様に比較的薄型でコンパクトなものであ
り、ジョイント25の下部25aのようなシートバック
メインフレーム27内側のサブフレーム29,31と干
渉しないデッドスペースに設けることが可能なため、空
間の効率的な利用を図ることができる。
【0043】乗員がパワースイッチ99を操作すると、
その信号がパワーコントロールユニット95に入力され
る。パワーコントロールユニット95はパワースイッチ
99からの入力信号に応じて電動モータ9を駆動制御す
る。電動モータ91,93が駆動すると、駆動ギヤ8
7,89が回転し、これと噛み合ったピニオンギヤ6
5,67が従動して回転し、ヘッドレスト7が前後移動
するとともにサブフレーム29,31の回動する。ジョ
イント25にはスライドリミットスイッチ88,90が
設けられ、駆動ギヤ87,89にはスライドリミットス
イッチ88,90と干渉するピン87a,89aが突設
されている。駆動ギヤ87,89が回転しピン87a,
89aがスライドリミットスイッチ88,90と干渉す
ると、スライドリミットスイッチ88,90からパワー
コントロールユニット95に信号が出力され、パワーコ
ントロールユニット95はこれを受けて電動モータ9
1,93の駆動を停止する。すなわち、スライドリミッ
トスイッチ88,90によって、ヘッドレスト7の前後
方向の最大移動量及びサブフレーム29,31の最大回
転角が規制されている。
【0044】本実施例によれば、第1実施例の作用効果
に加えて、パワースイッチ97の操作のみによって、ヘ
ッドレスト7の前後移動とサブフレーム29の回転を行
い、シートバック5の座面形状を変更することができる
ので、乗員は簡単な操作で座面形状を変更して要望する
姿勢を保持することができる。
【0045】なお、本実施例では駆動ギヤ87,89を
ピニオンギヤ65,67と噛み合わせたが、スライドイ
ンナ23のラック69,71と噛み合わせても同様の作
用効果を得ることができる。
【0046】図8は第3実施例の変形例を示すもので、
パワーコントロールユニット95を例えばトランク等の
シートから離れた場所に設けたものである。このよう
に、パワーコントロールユニット95は、車両中の任意
の場所に設けることができる。
【0047】また、第1〜第3実施例において、サブフ
レーム29,31は、前記略S字状に限定されるもので
はなく、上部に押圧部のみ設けて下部を直線状とする形
状や、下部に引張部のみ設けて上部を直線状とする形状
等、乗員の要求に応じた様々な形状とすることができ
る。すなわち、サブフレームに応じて様々なバリエーシ
ョンの座面形状を作ることができ、スポーティ車、一般
大衆車、高級車、商用車など自動車の使用目的に応じて
異なる乗員の着座姿勢に容易に対応することができる。
【0048】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に記
載の発明によれば、ヘッドレストをシート前後方向に移
動させると、連結機構を介してサブフレームが回転し、
サブフレームによってシートバックの座面形状が変更さ
れる。したがって、シートバックのメインフレームを傾
動させることなく、サブフレームと連結機構とを設ける
という比較的簡単な構造によって、ヘッドレストからシ
ートバックの下方までの全体形状を乗員の着座姿勢に合
わせて変更することができる。
【0049】また、サブフレームが押圧部又は引張部の
少なくとも一方を備えているので、ヘッドレストをシー
ト前方に移動させたときは、シートバックの座面上部が
押圧部によってシート前方に押出され、又は座面下部が
引張部によってシート後方に引込まれた状態となる。し
たがって、ヘッドレストをシート前方に移動させた状態
では、上体を起こした着座姿勢に適した座面形状が得ら
れ、ヘッドレストをシート後方に移動させた状態では、
比較的上体を倒した着座姿勢に適した座面形状が得られ
る。
【0050】請求項2に記載の発明では、ヘッドレスト
をシート前後方向に移動させると、連結機構を介してサ
ブフレームが回転し、サブフレームによってシートバッ
クの座面形状が変更される。したがって、シートバック
のメインフレームを傾動させることなく、サブフレーム
と連結機構とを設けるという比較的簡単な構造によっ
て、ヘッドレストからシートバックの下方までの全体形
状を乗員の着座姿勢に合わせて変更することができる。
また、サブフレームが押圧部又は引張部の少なくとも一
方を備えているので、ヘッドレストをシート前方に移動
させたときは、シートバックの座面上部が押圧部によっ
てシート前方に押出され、又は座面下部が引張部によっ
てシート後方に引込まれた状態となる。したがって、ヘ
ッドレストをシート前方に移動させた状態では、上体を
起こした着座姿勢に適した座面形状が得られ、ヘッドレ
ストをシート後方に移動させた状態では、比較的上体を
倒した着座姿勢に適した座面形状が得られる。ピニオン
ギヤとラックとを設けるというさらに簡単な構造によっ
て、請求項1と同様の作用を得ることができる。
【0051】請求項3に記載の発明では、ヘッドレスト
をシート前後方向に移動させると、連結機構を介してサ
ブフレームが回転し、サブフレームによってシートバッ
クの座面形状が変更される。したがって、シートバック
のメインフレームを傾動させることなく、サブフレーム
と連結機構とを設けるという比較的簡単な構造によっ
て、ヘッドレストからシートバックの下方までの全体形
状を乗員の着座姿勢に合わせて変更することができる。
ヘッドレストの移動に伴って一方向へ回転するサブフレ
ームと他方向へ回転するサブフレームとを交互に複数設
けたため、互いに向い合う方向に回転するサブフレーム
がその間に着座した乗員に対して締め付け感を与えてし
まう可能性があるが、同方向に回転するサブフレーム同
士を接続して該サブフレーム間のシートバックの座面形
状を変更する接続部材を設けたので、乗員に対する前記
締め付け感を緩和することができると共に、接続部材に
よってシートバックの座面形状を広範囲に渡って変更す
ることができる。
【0052】請求項4に記載の発明では、請求項1又は
請求項3に記載の発明の作用に加えて、ピニオンギヤと
ラックとを設けるというさらに簡単な構造によって、請
求項1と同様の作用を得ることができる。
【0053】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ア
クチュエータによってヘッドレストのシート前後移動及
びサブフレームの回転を行うことができ、乗員は簡単な
操作で座面形状を変更して要望する姿勢を保持し、快適
な着座感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の側面図である。
【図2】第1実施例の斜視図である。
【図3】図1のJ−J断面図である。
【図4】第1実施例の作用を説明する側面図である。
【図5】第2実施例の側面図である。
【図6】第2実施例の斜視図である。
【図7】第3実施例の斜視図である。
【図8】第3実施例の変形例の斜視図である。
【図9】従来例の構成図である。
【図10】他の従来例の構成図である。
【図11】従来の問題点を示す側面図である。
【図12】従来の問題点を示す側面図である。
【符号の説明】
1 シート 5 シートバック 7 ヘッドレスト 27 シートバックメインフレーム 29 サブフレーム 29a サブフレームの上部(押圧部) 29b サブフレームの上部(引張部) 31 サブフレーム 31a サブフレームの上部(押圧部) 31b サブフレームの上部(引張部) 65 ピニオンギヤ(連結機構) 67 ピニオンギヤ(連結機構) 69 ラック(連結機構) 71 ラック(連結機構) 77 フラットプレート(接続部材) 79 フラットプレート(接続部材) 81 フラットプレート(接続部材) 83 フラットプレート(接続部材) 91 電動モータ(アクチュエータ) 93 電動モータ(アクチュエータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 7/00 B60N 2/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの上端にシート前後方向に
    沿って移動自在に設けられたヘッドレストと、前記シー
    トバックのメインフレームに回転自在に設けられ該回転
    に伴って前記シートバックの座面形状を変更するサブフ
    レームと、前記ヘッドレストと前記サブフレームとを連
    動させて、ヘッドレストの前後移動に伴って前記シート
    バックの座面形状を変更する連結機構とを備え、 前記サブフレームは、シート上下方向に沿った回転軸を
    有し、前記ヘッドレストのシート前方移動に伴って前記
    シートバックの座面上部をシート前方に押出す押圧部、
    又は前記ヘッドレストのシート前方移動に伴って前記シ
    ートバックの座面下部をシート後方に引下げる引張部の
    少なくとも一方を備えている ことを特徴とする乗り物用
    シート。
  2. 【請求項2】 シートバックの上端にシート前後方向に
    沿って移動自在に設けられたヘッドレストと、前記シー
    トバックのメインフレームに回転自在に設けられ該回転
    に伴って前記シートバックの座面形状を変更するサブフ
    レームと、前記ヘッドレストと前記サブフレームとを連
    動させて、ヘッドレストの前後移動に伴って前記シート
    バックの座面形状を変更する連結機構とを備え、 前記連結機構は、前記ヘッドレストに設けられたラック
    と、前記サブフレームに設けられ前記ラックと噛合うピ
    ニオンギヤであり、 前記サブフレームは、シート上下方向に沿った回転軸を
    有し、前記ヘッドレストのシート前方移動に伴って前記
    シートバックの座面上部をシート前方に押出す押圧部、
    又は前記ヘッドレストのシート前方移動に伴って前記シ
    ートバックの座面下部をシート後方に引下げる引張部の
    少なくとも一方を備えている ことを特徴とする乗り物用
    シート。
  3. 【請求項3】 シートバックの上端にシート前後方向に
    沿って移動自在に設けられたヘッドレストと、前記シー
    トバックのメインフレームに回転自在に設けられ該回転
    に伴って前記シートバックの座面形状を変更するサブフ
    レームと、前記ヘッドレストと前記サブフレームとを連
    動させて、ヘッドレストの前後移動に伴って前記シート
    バックの座面形状を変更する連結機構とを備え、 前記ヘッドレストの移動に伴って一方向へ回転するサブ
    フレームと他方向へ回 転するサブフレームとを交互に複
    数設けると共に、該複数のサブフレームのうち同方向に
    回転するサブフレーム同士を接続して該サブフレーム間
    のシートバックの座面形状を変更する接続部材を設けた
    ことを特徴とする乗り物用シート。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項3に記載の乗り物用
    シートであって、前記連結機構は、前記ヘッドレストに設けられたラック
    と、前記サブフレームに設けられ前記ラックと噛合うピ
    ニオンギヤである ことを特徴とする乗り物用シート。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    乗り物用シートであって、 前記ヘッドレスト、前記サブフレーム、又は前記連結機
    構のうち少なくとも1つを駆動するアクチュエータを設
    けたことを特徴とする乗り物用シート。
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