JPH09294646A - 可動シート - Google Patents

可動シート

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JPH09294646A
JPH09294646A JP13769496A JP13769496A JPH09294646A JP H09294646 A JPH09294646 A JP H09294646A JP 13769496 A JP13769496 A JP 13769496A JP 13769496 A JP13769496 A JP 13769496A JP H09294646 A JPH09294646 A JP H09294646A
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JP
Japan
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seat
pan
guide
seat cushion
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP13769496A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Gohara
智宏 郷原
Yasuhiro Takaoka
泰弘 高岡
Katsuaki Urahama
克明 浦濱
Narimichi Ikegame
然理 池亀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NANBA PRESS KOGYO KK
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
NANBA PRESS KOGYO KK
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by NANBA PRESS KOGYO KK, Mitsubishi Motors Corp filed Critical NANBA PRESS KOGYO KK
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Publication of JPH09294646A publication Critical patent/JPH09294646A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用シートにおいて、シートクッションが
シートバックと別個に前後方向へ変位できるようにし、
着座フィーリングを向上させる。 【解決手段】 車両用シートのシートクッションが取り
付けられたシートパン3の下面四隅に、それぞれ前後方
向の長孔8を設けたガイド板7が固定され、シートパン
3の下方に配置されてシートバック等が取り付けられた
シートフレームの四隅にそれぞれガイドピン16が立て
られて、各ガイドピン16がそれぞれ長孔8と摺動自在
に係合する一方、軸10によりシートパン3に枢支され
た調整レバー11の溝13に、シートフレーム側に固定
されたロックピン20が係脱自在に嵌入している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等において、
シートクッションが前後に可動なシートの構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用シートにあっては、スライ
ドレールによりシート全体を前後に移動させて、シート
の前後位置を調整するように構成されており、そのシー
トバック前面とシートクッション前端との前後距離が常
に一定であるため、シートに座った運転者がシート全体
の前後移動によりシートとペダルとの間隔を運転しやす
いように調整したとき、その運転者が長身でとくに足の
長いような場合には、膝の裏側とシートクッション前端
との間にかなりの隙間が生じる結果、運転者にとっては
シートクッションの奥行きが狭く感じられて、着座フィ
ーリング上好ましくない欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、車両
等のシートにおいて、簡単な構成によりシートクッショ
ンがシートバックと別個に前後方向へ変位できるように
して、いかなる着座者に対しても着座フィーリングを良
好にできる可動シートを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る可動シートは、シートフレーム側に連結されたシート
バック、上記シートフレームの上方に配置されシートク
ッションが取り付けられたシートパン、上記シートフレ
ームと上記シートパンとの間で相互に係合した一方が上
記シートフレームに取り付けられ他方が上記シートパン
に取り付けられて上記一方が上記他方と相対的に前後方
向へ変位可能なガイド機構、及び、上記シートフレーム
と上記シートパンとの間の相対的な前後方向変位を規制
するロック機構を有している。
【0005】すなわち、シートフレーム側に連結された
シートバックに対し、シートフレームの上方に配置され
てシートクッションが取り付けられたシートパンは、シ
ートフレームとシートパンとの間のガイド機構により、
シートフレームと相対的に前後方向へ変位可能となって
おり、従って、シートクッションがシートバックと相対
的に前後方向へ移動できるため、シートクッション前端
とシートバック前面との前後距離を変更することが可能
であって、シートクッションの実質的な前後方向長さを
着座者の体格等に応じて適宜選択することができ、ま
た、ロック機構によりシートクッションとシートバック
との間の相対的な前後方向変位を規制することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の各実施
形態例について、同等部分にはそれぞれ同一符号を付け
て説明する。図1〜図5において、車両用シート1のシ
ートクッション2はシートパン3に取り付けられている
一方、シートバック4はシートパン3の下方に配置され
たシートフレーム5に対して両側方の支柱6を介し起倒
自在に連結されており、シートフレーム5は図示しない
シートレールにより車両フロア上を前後方向へ摺動自在
に支持されている。
【0007】また、シートパン3の下面四隅にそれぞれ
断面ハット状のガイド板7が固定され、各ガイド板7に
は前後方向に延びる長孔8が設けられて、その後端に接
続して径大孔部9が形成されていると共に、シートパン
3の前端下面に固定された軸10により調整レバー11
が水平面内で回動自在に枢支され、調整レバー11には
先端のつまみ12と、前後方向に適宜の間隔をおいた3
列の溝13とが設けられており、さらに、調整レバー1
1はばね14により軸10を中心として図5の反時計方
向へ回転するように付勢されている。
【0008】他方、シートフレーム5の上面四隅にはそ
れぞれ円板状のスライダ15を挿通したガイドピン16
が立てられて、シートフレーム5に対して抜け止めさ
れ、ガイドピン16の上端には径大の頭部17が形成さ
れていて、図3に示されているように、各ガイドピン1
6の頭部17をガイド板7の径大孔部9へ下方より挿通
させてから、各ガイドピン16をガイド板7の長孔8内
へ挿入させることによりガイド板7及びガイドピン16
が組み立てられ、このとき、長孔8の両縁部がガイドピ
ン頭部17及びスライダ15間に挟まれて、各ガイドピ
ン16がガイド板7の長孔8に沿いガイド板7と相対的
に前後方向へ変位自在にガイドされ、ガイド板7及びガ
イドピン16によりガイド機構18が構成されている。
【0009】また、シートフレーム5の前方連結材19
上に1本のロックピン20が立てられていて、ロックピ
ン20はばね14の付勢力により調整レバー11におけ
るいずれかの溝13に嵌入し、ロックピン20に対して
調整レバー11が前後方向へ変位しないように係止し、
従って、シートフレーム5に対してシートパン3が前後
方向に変位することが規制されていて、調整レバー11
及びロックピン20によりロック機構21が構成されて
いる。
【0010】図1の実線は、図5のようにロックピン2
0が前端の溝13に嵌入して、シートフレーム5に対し
シートパン3が最も後方に位置し、従って、シートバッ
ク4に対してシートクッション2が最も後方に配置され
た状態が示されており、この状態から調整レバー11の
つまみ12をばね14の付勢力に抗して図4の左方へ移
動させることにより、軸10を中心として調整レバー1
1を図6の2点鎖線で示すように回動させて、前端の溝
13とロックピン20との係合を外すと、ガイド機構1
8のガイドピン16が相対的にガイド板7の長孔8に沿
って後方へ変位できるので、シートフレーム5に対しシ
ートパン3及びシートクッション2を適宜前方へ移動さ
せて、調整レバー11のつまみ12から手を離すと、ば
ね14の付勢力により調整レバー11は元の位置に回動
して、図6のようにロックピン20が中央の溝13に嵌
入することにより、シートフレーム5に対してシートク
ッション2を前方位置へロックすることができる。
【0011】さらに、上記と同様に調整レバー11のつ
まみ12を操作してロック機構21のロック作用を外
し、ガイド機構18によりシートフレーム5に対してシ
ートパン3及びシートクッション2を一層前方へ移動さ
せ、調整レバー11のつまみ12から手を離せば、ロッ
クピン20が調整レバー11の後端溝13に嵌入して、
シートフレーム5に対しシートクッション2が最も前方
の位置へロックされるので、図1に2点鎖線で示されて
いるように、シートクッション2はシートバック4に対
して最も前方の位置へ移動したこととなり、従って、シ
ートクッション2前端とシートバック4前面との前後方
向の距離が最も大きくなり、また、上記と逆に操作する
ことにより、シートバック4に対しシートクッション2
を適宜の後方位置へ移動させることができる。
【0012】上記のように、ロック機構21の係脱作用
とガイド機構18によるシートクッション2の選択的な
前後方向変位とによって、シートクッション2がシート
バック4に対し前後方向へ移動してその位置に拘束され
たとき、シート1に座った運転者等の臀部が通常はシー
トクッション2後端部とシートバック4下端との近接部
分に入り込むことはなく、従って、シートクッション2
の後端部上に運転者等が座ることはないので、シートク
ッション2の前記前後方向変位によりシートクッション
2の実質的な前後方向長さ、すなわち、シートクッショ
ン2の実質的な奥行き長さが伸縮されたこととなる。
【0013】このため、シート1に座った運転者等の体
格や好みに応じてシートクッション2の実質的な奥行き
長さを適宜選定することにより、着座者の膝の裏側とシ
ートクッション2前端との隙間が常に適当な大きさとな
るようにして、運転者等がシート1にゆったりと座るこ
とができるようになる結果、シート1に対する着座フィ
ーリングを容易に改善することができる。
【0014】また、ガイド機構18及びロック機構21
はいずれも小型で簡単な構造であり、かつ、従来のシー
トに対しても容易に適用することができる利点があっ
て、大層便利である。
【0015】図7(A)、(B)、(C)はそれぞれガ
イド機構18の変形例を示し、それぞれシートパン下面
の四隅に固定されたガイド板7における前後方向の長孔
8に、シートフレーム上面の四隅に立てられたガイド部
材16が上下に挿通して、ガイド板7と相対的に前後方
向への変位が可能となっており、ガイド部材16の頭部
17が長孔8の縁部に係合するようにされていて、それ
ぞれガイド機構18と同等のガイド機能及び上下方向の
変位抑制機能を果たすことができる。
【0016】また、図8もガイド機構18の変形例を示
し、図8(A)のように、断面が折り巻かれ状で前後方
向に延びる第1ガイド部30がシートパン下面の四隅に
固定されると共に、図8(B)のように、同じく断面が
折り巻かれ状で前後方向に延びる第2ガイド部31がシ
ートフレーム上面の四隅に立てられ、両ガイド部30、
31が図8(C)のように組み合わされることにより、
ガイド機構18と同様に前後方向のガイド機能及び上下
方向の変位抑制機能を果たすことができる。
【0017】なお、上記各実施形態例におけるガイド機
構の各部材を、シートパンとシートフレームに対して上
記各実施形態例の場合とそれぞれ逆に取り付けるように
しても、それぞれ上記各実施形態例と同等の作用効果を
奏することができるのはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】本発明にかかる可動シートにあっては、
シートフレームとシートパンとの間のガイド機構によ
り、シートクッションがシートバックと相対的に前後方
向へ移動できるため、シートクッション前端とシートバ
ック前面との前後距離が変更可能で、シートクッション
の実質的な奥行き長さを着座者の体格等に応じて適宜選
択することができるので、常にゆったりとした着座感が
得られて、着座フィーリングを容易に改善することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における概略縦断面図。
【図2】上記実施形態例の要部分解斜視図。
【図3】上記要部の一部拡大図。
【図4】上記実施形態例の要部正面図。
【図5】上記実施形態例の要部平面図。
【図6】上記実施形態例の要部作用説明図。
【図7】本発明の他の実施形態例における要部斜視図。
【図8】本発明のさらに他の実施形態例における要部説
明斜視図。
【符号の説明】
2 シートクッション 3 シートパン 4 シートバック 5 シートフレーム 7 ガイド板 8 長孔 10 調整レバー 13 溝 16 ガイドピン 18 ガイド機構 20 ロックピン 21 ロック機構 30 第1ガイド部 31 第2ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦濱 克明 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 池亀 然理 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレーム側に連結されたシートバ
    ック、上記シートフレームの上方に配置されシートクッ
    ションが取り付けられたシートパン、上記シートフレー
    ムと上記シートパンとの間で相互に係合した一方が上記
    シートフレームに取り付けられ他方が上記シートパンに
    取り付けられて上記一方が上記他方と相対的に前後方向
    へ変位可能なガイド機構、及び、上記シートフレームと
    上記シートパンとの間の相対的な前後方向変位を規制す
    るロック機構を有する可動シート。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記ガイド機構が上
    記シートフレームと上記シートパンとの間の相対的な上
    下変位を規制する可動シート。
JP13769496A 1996-05-07 1996-05-07 可動シート Pending JPH09294646A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136385A (ja) * 2000-11-02 2002-05-14 Okamura Corp 椅子における座の取付装置
JP2011092244A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Takano Co Ltd 可逆式回転伝達機構及びそれを用いた椅子の可動構造物
JP2011092770A (ja) * 2011-02-14 2011-05-12 Okamura Corp 座の前後位置調整装置
JP2016011026A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 日本発條株式会社 車両用シートクッション固定機構

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 19990520