JP3383392B2 - 建物の見切材 - Google Patents
建物の見切材Info
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Description
天井面と壁面との入隅部に用いることができる。
に示すように、天井部材51の天井面51Aに受材52
を固定し、この受材52の一方の側面に、石膏ボード等
の面材53を端面53Aと天井面51Aとの間に空間A
を空けて釘止めする。次に、受材52の他方の側面に面
材53を取り付ける。この場合、当材54の端面から下
方に位置ずれした側面に面材53を釘止めした組立体5
5を予め製造しておき、この組立体55を立て起こし、
組立体55の当材54の側面を受材52の側面に当接さ
せ釘止めして取り付ける。この時、当材54の端面54
Aと天井面51Aとの間には一定の隙間Sが形成され
る。この隙間Sは、組立体55を立て起こして受材52
に取り付ける際に当材54の角が天井面51Aに擦らな
いようにするためのものである。
側面上側から天井面51Aに亘って断面階段状に形成さ
れた合成樹脂製の見切材57が取り付けられている。そ
して、面材53から見切材57へと順次、壁クロス材5
8が貼り付けられる。この壁クロス材58の終端処理
は、天井面51Aに沿ってやや長めに延ばしてある壁ク
ロス材58の終端部分58Aを、見切材57の上端57
Aと天井面51Aとの内側の角部51Bに沿ってカッタ
ー59を用いて切断することにより行う。
見切材57の裏側に隙間Sがある場合の壁クロス材58
の終端処理は、カッター59を用いて壁クロス材58を
見切材57に押し付けるようにして切断作業を行うた
め、この見切材57の裏側には隙間Sがあると、切断時
の押し付ける力によって壁クロス材58と見切材57が
共に図中の仮想線に示すように裏側の隙間Sに倒れてし
まい、作業性が悪いという問題点があった。本発明の目
的は、建物の天井部材と壁部材との入隅部に配置される
見切材の上に貼られる壁クロス材の終端処理の作業性を
向上させると共に、必要に応じて一部分を切除すること
で異なる構造の場合にも兼用でき、省部材となる建物の
見切材を提供することにある。
材は、天井面に沿って配置された受材と、前記天井面と
の間に高さ方向の隙間を形成しつつ前記受材の側面に取
り付けられた面材とを有する壁において、前記隙間を覆
うように取り付けられる建物の見切材であって、前記面
材表面に取り付けられかつ前記受材側面から所定間隔お
いた状態で前記隙間を覆う本体部と、この本体部の上部
から前記天井面に沿って前記隙間の奥行き方向に延びて
設けられ前記受材に当接されることにより前記本体部の
隙間の奥行き方向への変形を規制する突片部とを有する
ことを特徴とする。以上において、前記本体部と前記突
片部との境界から前記突片部を切除可能に構成してもよ
い。また、前記境界に溝を形成してもよい。さらに、前
記境界に溝を形成し、この溝による前記境界を前記突片
部の突出方向に位置をずらせて複数設けてもよい。ま
た、前記本体部は、前記天井面と壁面との入隅部の形状
に沿った階段形状に形成してもよい。
うように取り付けられる見切材は、隙間の奥行き方向に
沿って設けられる突片部を有している。よって、例えば
この見切材上に貼られる壁クロス材を切断する際にこの
見切材に外力等がかかって本体部を隙間の奥行き方向に
変形させようとしても、突片部が壁の受材に当接されて
いるので、本体部は突片部を介して壁の受材に支持さ
れ、変形が規制される。 また、本体部で受材側面から所
定間隔おいた状態で隙間を覆ったので、本体部が隙間の
奥行き方向に引っ込み過ぎることがなく、見切材の外観
を良好にすることができる。また、見切材の本体部に厚
みを持たせる必要がないから、平板材を加工して見切材
を形成することができ、見切材を容易に製造できる。ま
た、本体部から突片部を切除可能に構成する場合には、
壁面の天井面と接する端部に沿って隙間が形成されてい
ない箇所にこの見切材を取り付ける時には、この突片部
を切除して用いることが出来るので、部材の兼用化を図
れる。また、本体部から突片部を切除する場合にあって
も、本体部と突片部との境界に形成してある溝を利用す
れば切除のための道具等も不要となる。また、境界に溝
を形成し、この溝による境界を突片部の突出方向に位置
をずらせて複数設けておけば、突片部の必要な長さに応
じて適宜な溝で切除することができる。また、前記本体
部を前記天井面と壁面との入隅部の形状に沿った階段形
状に形成しておけば、見切材の取付け作業が簡単に行え
る。
る。図1は、天井部材1に間仕切壁2を取り付けた状態
を示す断面図である。石膏ボード等で構成された天井部
材1の天井面1Aに受材3が固定されている。この受材
3の一方の側面3Aに、端面5Aと端面4A同士が位置
ずれして釘止めされた当材5と面材4とにより構成され
た組立体6が、釘止めで取り付けられている。この組立
体6の側面3Aへの取り付けは、当材5の端面5Aと天
井面1Aとが一定の隙間Sを空けるように行われ、この
隙間Sは、前述した通り、組立体6を立て起こして側面
3Aに取り付ける際に当材5の角が天井面1Aと擦らな
いようにするためのものである。
Aに亘って、図2に示すように階段状に形成された合成
樹脂製の見切材7が取り付けられている。この見切材7
は、面材4の側面4B上側に取り付けられる第1の垂直
部8Aと、面材4の端面4Aと平行に隙間S方向に水平
に折り曲げられた水平部8Bと、当材5の側面5Bに沿
って天井面1Aに向かって垂直に折り曲げられた第2の
垂直部8Cとから成る本体部8と、この本体部8の第2
の垂直部8Cから天井面1Aに沿って前記隙間S内に差
し込まれる突片部9とにより構成されている。図3に示
すように、第2の垂直部8Cと突片部9との境界には見
切材7の長手方向に連続したV字形の溝8Dが形成さ
れ、この溝8Dによって突片部9が折れ曲がり自在にな
っている。そして、隙間S内に差し込まれた突片部9の
先端9Aは受材3の側面3Aに当接するように配置され
る。そしてこの先端8Aが側面3Aに当接し、見切材7
の第2の垂直部8Cが外力により押された場合でも、背
後から支持して見切材7の変形が規制されるように構成
されている。
ボード等の面材14が、この面材14の端面14Aと天
井面1Aとの間に空間Aが形成されるように釘止めされ
ている。そして、上記と同様に見切材7が面材14の側
面14B上側から、空間A内を沿い、天井面1Aまで取
り付けられている。そして、この見切材7の取り付けに
際しては、見切材7の第2の垂直部8Cの裏側には隙間
Sが形成されてないので、突片部9は不要となる。この
不要な突片部9の切除作業は、第2の垂直部8Cと突片
部9との境界に形成されるV字形の溝8Dを利用して行
なわれる。すなわち、溝8Dの部分で突片部9を数回折
り曲げると、突片部9は本体部8から切除される。そし
て、両面材4、14には、その下部から見切材7を覆っ
て天井面1Aまで達する壁クロス材10が貼り付けられ
ている。そして天井面1Aと見切材7との内側の角部1
Bでの壁クロス材10の終端処理は、天井面1Aに沿っ
てやや長めに延ばしてある壁クロス材10の終端部分1
0Aを、内側の角部1Bに沿ってカッター11を用いて
切断する。
クロス材10の終端処理の際、上記したように第2の垂
直部8Cの裏側に隙間Sが形成されている場合でも、こ
の隙間S内には見切材7の突片部9が差し込まれ、その
先端8Aが受材3の側面3Aに当接しているため、カッ
ター11の作業による外力が第2の垂直部8Cに掛かっ
た場合でも、突片部9がこの第2の垂直部8Cを背後か
ら支持するので、第2の垂直部8Cが後方に倒れること
はなく、終端処理の作業性を良好に維持することができ
る。また、本体部8で受材側面から所定間隔おいた状態
で隙間Sを覆ったので、本体部8が隙間Sの奥行き方向
に引っ込み過ぎることがなく、見切材7の外観を良好に
することができる。また、見切材7の本体部8に厚みを
持たせる必要がないから、平板材を加工して見切材7を
形成することができ、見切材7を容易に製造できる。一
方、受材3の一方の面材14に取り付ける見切材7の場
合のように、見切材7の裏側に隙間Sが形成されていな
い時には、溝8Dで見切材8の突片部9を切除すれば使
用することができ、部材の兼用化が図れる。また、見切
材7の形状を上記したように取り付ける形状に応じた階
段状に形成することで取付作業が容易になる。尚、壁ク
ロス材10の貼り付け後、天井面1Aには天井クロス材
12が貼り付けられる。
したが、本発明はこの実施例に限定されるのではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能である。見切材7における本体部8
と突片部9との境界の変形例を図4(A)、(B)、
(C)に示す。すなわち、図4(A)はV字形の溝18
D、18Dを裏表に形成した例である。 また、図4
(B)は、境界部分に小孔28Dをミシン目状に形成し
た例であり、それぞれ切除作業を容易にするために設け
られている。また、図4(C)は、切り離す突片部9の
長さを調整できるように複数の溝38Dを突片部9の突
出方向に位置をずらして形成した例であり、隙間Sの奥
行きつまり当材5の端面5Aの長さ(厚さ)に応じて突
片部9の長さを調整できる。
物の天井部材と壁部材との入隅部に配置される見切材の
上に貼られる壁クロス材の終端処理の作業性を向上させ
ることができると共に、必要に応じて一部分を切除する
ことで異なる構造の入隅部にも兼用でき省部材となる。
す断面図である。
材の各変形例を示す要部拡大図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 天井面に沿って配置された受材と、前記
天井面との間に高さ方向の隙間を形成しつつ前記受材の
側面に取り付けられた面材とを有する壁において、前記
隙間を覆うように取り付けられる建物の見切材であっ
て、前記面材表面 に取り付けられかつ前記受材側面から所定
間隔おいた状態で前記隙間を覆う本体部と、この本体部
の上部から前記天井面に沿って前記隙間の奥行き方向に
延びて設けられ前記受材に当接されることにより前記本
体部の隙間の奥行き方向への変形を規制する突片部とを
有することを特徴とする建物の見切材。 - 【請求項2】 請求項1記載の建物の見切材において、 前記本体部と前記突片部との境界から前記突片部を切除
可能に構成したことを特徴とする建物の見切材。 - 【請求項3】 請求項2記載の建物の見切材において、 前記境界に溝を形成したことを特徴とする建物の見切
材。 - 【請求項4】 請求項2記載の建物の見切材において、 前記境界に溝を形成し、この溝による前記境界を前記突
片部の突出方向に位置をずらせて複数設けたことを特徴
とする建物の見切材。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の建物の
見切材において、 前記本体部は、前記天井面と壁面との入隅部の形状に沿
った階段形状であることを特徴とする建物の見切材。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP33727593A JP3383392B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 建物の見切材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33727593A JP3383392B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 建物の見切材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07197637A JPH07197637A (ja) | 1995-08-01 |
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Family
ID=18307081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33727593A Expired - Fee Related JP3383392B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 建物の見切材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3383392B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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JP6190314B2 (ja) * | 2014-04-25 | 2017-08-30 | 株式会社 サンキョウエポック | 巾木コーナー部材 |
JP6285385B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2018-02-28 | 株式会社 サンキョウエポック | 巾木のコーナー部材 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33727593A patent/JP3383392B2/ja not_active Expired - Fee Related
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