JP3382875B2 - 2軸押出機のスクリュー羽根構造 - Google Patents

2軸押出機のスクリュー羽根構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種プラスチッ
ク等の廃棄物を混練圧縮(減容化)し高密度物として排
出したり、又は各種プラスチック等の廃棄物を混練圧
縮、加熱(自己発熱や外部加熱)して、熱可塑性処理物
を軟化、溶融させて非溶融物(木くず、紙くずその他)
等と混合し固形化、減容化して排出する2軸押出機にお
ける、その減容化などを行うスクリュー羽根構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の2軸押出機は、各種プラスチッ
ク等の廃棄物の減容のみならず、それらの固形燃料化に
も幅広く使用されており、例えば特開平3−56152
号公報にその一例を挙げることができる。この2軸押出
機は図15に示すように本体ケース02の上部一側に供
給口03を設けるとともに、他側に押出し用金型04を
設置し、該押出し用金型04に複数個の三角形状の排出
ノズル05を形成し、本体ケース02の内部に回転方向
の異なる2本のスクリュー06を平行に設置し、該スク
リューの先端部に延設した短軸07を押出し用金型04
から突出させて、その先端部に切断刃08を取付けたも
のである。
【0003】そして、供給口03から本体ケース02内
に投入された処理物(原料)aはスクリュー06により
破砕されると同時に混練圧縮されながら排出側に向かっ
て送られ、押出し用金型04の排出ノズル05を通過し
て外部に押出し成形される。押出し成形された処理物
(製品)bは押出し用金型04の外側で回転している切
断刃08によって切断される。
【0004】この2軸押出機において、そのスクリュー
06は、一般に、スクリュー羽根09を有するスリーブ
06aを回転軸01に回転不能に嵌め込んで構成され
る。そのスリーブ06aへのスクリュー羽根09の従来
の取付けは、図16に示すように、スリーブ06aの外
周面軸方向にらせん状のスクリュー羽根09を溶接等に
より固定したり、図17に示すように、スリーブ06a
を軸方向においてその垂直面で複数に分割するととも
に、その分割スリーブ06aにそれぞれスクリュー羽根
09を分割して溶接等により固着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図16に示すスクリュ
ー羽根09は、スリーブ06a(スクリュー06)全長
に亘り連続して取付けるため、その溶接などの取付作業
が煩わしいうえに、部分的な損傷が生じても、全ての羽
根09を取替えなければならず、経済的でない。
【0006】このため、図17に示すように、スリーブ
06a及び羽根09を分割するのが一般的であるが、そ
の分割した羽根09の連結部(接続部)は、同図のごと
く、同一厚さの分割羽根09aの端部を重ねている(特
開平6−2962664号公報参照)。これは端部の補
強のためである。しかし、この重ね合わせは、その羽根
09aの端部がらせん面から突出して没部cが形成され
る。この没部cは、処理物aが留って押出し作用を妨げ
るとともに、処理物aが固化し、異なる処理物の処理に
おいて、その除去が煩わしいものとなる。
【0007】ここで、分割羽根09aの端部(端面)を
突き合わせて連結させれば、上記没部cはなくなるが、
スリーブ06aの分割面で羽根09も分割すれば、その
羽根09の連結端部は、図18に示すように徐々に薄く
なる尖状となる。尖状は耐久性に問題がある。
【0008】また、上記従来の2軸押出機において、ス
クリュー06の製作性等の理由から、ケース02の一端
から他端に至るスクリュー06の羽根06aは、排出ノ
ズル05を有する端板04に接せずに、かなりの空隙s
を持って設けられている。このため、スクリュー06で
混練圧縮されながら移動して来た処理物aはその空隙s
でスクリュー羽根06aによる直接の送り作用を受けな
くなり、排出ノズル05から円滑に押し出されない。
【0009】さらに、従来のスクリュー06はその全長
に亘ってスクリュー羽根06aのリード角が一定であ
る。このため、上記隙間sの存在と相俟って、処理物b
の円滑な排出がなされていない。
【0010】この発明は、上記没部cのない分割スクリ
ュー羽根の強度ある連続構造とすることを第1の課題と
し、排出ノズルからの処理物の排出を円滑にするととも
に、上記排出用金型全域から排出し得るようにすること
を第2の課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、この発明は、まず、分割スクリュー羽根はそ
の端部端面を突き合わせて連続するようにしたのであ
る。突き合わせ接続であれば、スクリュー側面(スクリ
ュー面)も連続して没部cも生じなくし得るからであ
る。この突き合わせは嵌め込み上の隙間が生じる場合も
含む(図14参照)。
【0012】つぎに、この発明は、スクリュー羽根を、
スリーブの分割面において羽根のらせん方向にほぼ垂直
な面で分割し、その分割面の幅方向ほぼ中央にスリーブ
の分割面が位置するようにしたのである。ほぼ垂直であ
れば、羽根の厚みの減少もほとんどなく、強度を十分に
維持できるからである。また、隣接する分割スクリュー
羽根の連結部(接続部)において、その突き合わせ端面
ほぼ中央にスリーブ分割面が位置すれば、相手の分割ス
リーブ側に突出する両分割スクリュー羽根の端部分はほ
ぼ半分づつとなり、強度負担が均等となって設計上の無
駄がない。
【0013】また、上記第2の課題を解決するために、
この発明は、まず、排出ノズルを有する端板(排出用金
型)付近(スクリューの終端付近)の処理物の押し出し
圧を高めるようにしたのである。押し出し圧が高まれ
ば、排出ノズルからの処理物の排出効率は高くなるとと
もに、排出される処理物の圧縮率も向上する。その押し
出し圧の向上は、スクリュー羽根の終端端面をスクリュ
ー羽根半径方向全長に亘って端板に接しさせること、等
により得ることができる。スクリュー羽根の終端端面が
端面に接すれば、上記隙間sの存在がなくなり、そのス
クリュー羽根の回転により押圧力が働くとともに、その
スクリュー羽根の終端端面と端板との間で摩砕作用が行
われる。ここで、「接する」とは摺接のみならず、わず
かの隙間をもって近接し、端板との間で摩砕作用を行う
程度の場合も含む。
【0014】つぎに、この発明は、上記端部のスクリュ
ー羽根をボス部に切込みを形成して喰い込ませたのであ
る。スクリュー羽根がボス部に喰い込めば、スクリュー
羽根によって中心近くまで処理物を押し込むことがで
き、このため、その部分にも排出ノズルを形成できるこ
ととなって、押し出し面積の拡大を図り得る。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の上記第1の課題を解決
する一実施形態としては、両端面が閉塞された筒状胴体
内にその筒軸方向の2本の回転軸を平行に設け、この両
回転軸にその外面軸方向のスクリュー羽根を有するスリ
ーブを回転不能に嵌め込み、前記胴体の一端から原料を
胴体内に供給し、前記回転軸を回転させて、前記スクリ
ュー羽根によって前記原料を混練圧縮して他端の端板の
排出ノズルから処理物を排出する2軸押出機において、
前記スリーブを軸方向においてその垂直面で複数に分割
するとともに、上記スクリュー羽根を各スリーブの分割
部においてその羽根のらせん方向にほぼ垂直な面で分割
し、かつ、そのスクリュー羽根の分割面の幅方向ほぼ中
央にスリーブの分割面が位置するようにした構成を採用
し得る。
【0016】上記第2の課題を解決する一実施形態とし
ては、上記構成の2軸押出機において、前記胴体の一端
から他端に至るスクリュー羽根のその他端部はボス部に
切込みが形成されて喰い込んでおり、かつ、そのスクリ
ュー羽根の他端端面は、スクリュー羽根の半径方向全長
に亘って上記端板に接している構成を採用し得る。
【0017】上記スクリュー羽根の端面には周方向一定
長さの端板に接するフラット面を連続して設けることが
できる。このようにすれば、そのフラット面が端板に接
して回転されるため、このフラット面と端板間で処理物
の挽臼作用が生じて、可溶融物原料(処理物)に内部摩
擦作用を発生させて自己発熱を誘導し、効率よく軟化溶
融させることができるばかりか、非溶融物との効率的な
混合作用も行い、排出後に嵩の戻りが起こらない充分な
減容、固形化を実現することができる。
【0018】上記スクリュー羽根の端板への近接(摺
接)の具体的構成としては、上記スクリュー羽根の他端
と上記端板の間の上記回転軸にボスを嵌め込み、このボ
スの外周にその周方向の扇状板を設け、この扇状板の前
記端板側側面を、前記スクリュー羽根のスクリュー面に
連続するスクリュー状として、スクリュー羽根の上記切
込み及び端板に接する一部としたものとし得る。
【0019】この構成であると、従来のスクリュー羽根
を設計変更する必要なく、この発明の作用・効果を得る
ものとすることができ、また、ボス部の軸方向長さの調
整によって、端板との嵌め合い調整をし得る。
【0020】因みに、スクリュー羽根の他端端面と端板
の間で摩砕作用が行われることは、特開平6−2962
664号公報(公報A)記載の掻き取り刃と同様の作用
を行う。すなわち、比較的長いひも状の処理物や平板状
の原料でも摩砕作用によって破砕、切断することがで
き、このため、そのひも状処理物の存在によって排出ノ
ズル付近の処理物の渋滞がなくなり、処理物を円滑かつ
確実に排出ノズルから排出することができ、排出能力の
向上を図ることができる。
【0021】また、スクリュー羽根の終端部(他端部)
のリード角を他に比べて小さくすれば、送り速度が遅く
なる分、スクリュー羽根の押圧力が増大し、排出効率を
向上させ得る。
【0022】
【実施例】図1乃至図6にこの発明の一実施例に係る2
軸押出機を示し、その図1は部分的に破断した正面図、
図2は同上の一部を省略し、かつ部分的に破断した平面
図である。この図において、1は2軸押出機で、ベース
プレート2上に設置された胴体3を備えている。胴体3
は側断面形状が2つの略円形をなした細長の形状を呈し
ており、その長さ方向及び上下方向とも2分割され、ボ
ルトナット等により連結されて組み立てられている。胴
体3の閉塞された一端側の上部にはプラスチック系廃棄
物などの処理物(原料)aの供給口4が設けられてい
る。胴体3の他端側は開口して排出口に形成され、該排
出口は端板5で閉塞されている。端板5は、その一側に
突設したブラケット7が胴体3に設けたブラケット8と
連結ピン9で連結され(図2参照)、該ピン9を支点と
して回動し、前記排出口を開閉するようになっており、
また端板5は閉塞した状態で油圧クランプ機構11によ
り胴体3に締め付けられるようになっている(図1鎖線
参照)。このクランプ機構11の詳細は上記公報Aの記
載と同じであり、締め付け部材40の図示矢印の進退に
よって端板5を胴体3に着脱する。
【0023】端板5には胴体3の断面形状各円を中心と
する内外2つの円周上に多数個の貫通孔13が設けられ
ている。胴体3の内面には長さ方向及び上下方向とも複
数に分割され、耐摩耗性を有する分割形胴体ライナー
(内張材)15がコッタ16により取付けられている。
胴体ライナー15内には1対の回転軸17,18が互い
に平行に、かつ対向する方向に回転可能に設けられてい
る。この回転軸17,18は胴体ライナー15内部分の
断面が六角形であり、その外面にそれぞれ5枚の分割形
送りスクリュー羽根21を有する各スリーブ20……が
この羽根21が互いに噛み合うように嵌挿固定されてス
クリュー19が設けられている。その各送りスクリュー
羽根21は連続した螺旋状となるように組み付けられ
る。回転軸17,18はこの例では断面六角形とした
が、円形としてこれに送りスクリュー19をキー等で連
結してもよい。また、送りスクリュー19を5枚に分割
したが、分割数は任意である。
【0024】図3、図4には、そのスリーブ20とスク
リュー羽根21から成る分割スクリュー19を示し、こ
の分割スクリュー19は、鋳造によって一体成形する。
羽根21の端部はその幅方向の半分がスリーブ20の端
面から突出するまでらせん形状を有している。このた
め、この分割スクリュー19を回転軸17、18に嵌め
ると、図4鎖線及び図1で示すように、隣り合う羽根2
1はその端面22が突き当たるとともに、その端面22
はその半分が隣りのスリーブ20に突出する。図中、2
1aは干渉をなくすための切欠きである。
【0025】この分割スクリュー19は一端側から4個
嵌められ、他端側、すなわち端板5に接しては図5に示
す端末分割スクリュー19eが嵌められる。この端末分
割スクリュー19eは、スリーブ20一端の嵌合軸部2
4と、他端のボス部25と、その外周の所定範囲に形成
した羽根21eに連続する扇状押し込み板部26とから
成る。その押し込み板部26は、後記排出ノズル33に
相対していて、端板5側の側面がスクリュー部(捩れ
面)26aとこれに続くフラット部(フラット面)26
bとからなる。
【0026】この実施例では、スクリュー羽根21eに
対しその押し込み板部26のスクリュー部26aのリー
ド角は2度小さくなっている。このリード角の減少度合
は、実験・実操業に基づき、最適な排出効率を得ること
ができるように適宜に設定する。また、スクリュー部2
6aはボス部25に切込み25aを形成して喰い込んで
いる。この喰い込み量は、実験等により排出効果を考慮
して適宜に選定する。回転軸17、18に固定された各
分割スクリュー19、19eは対称で180°位相して
配置されている点を除けば同一構造である。
【0027】これらの分割スクリュー19、19eは回
転軸17、18に順々に嵌挿した後、図1に示すよう
に、端末分割スクリュー19eのボス部25にボルト3
0を挿し通して回転軸17、18にねじ込むことによ
り、回転軸17、18にスクリュー19を取付ける。
【0028】上記端板5は、その上流側面(端末分割ス
クリュー19eと対向する面)の凹所に耐摩耗性を有す
る摩砕板28が嵌合されており、この摩砕板28には端
板5の貫通孔13に装着された排出ノズル33が貫通し
て開口している。
【0029】55は処理物の定寸切断機構であり、56
は端板5と適宜の間隔を有して平行にボルト57で並設
された支持台であり、そのボルト57の基端は端板5の
一側部から突出したブラケット58とピンを介して回動
可能に連結されている。したがってボルト57を外せば
支持台56はピンを支点として回動する。この支持台5
6の回動軸線より若干ずれた位置に2個の回転刃61が
回転可能に設けられ、この回転刃61の軸62上のスプ
ロケット間をチェーン63等を介して連動するととも
に、一方の軸62にカップリング等を介してモータ65
が設けられている。68は蓋板69により端板5の下流
側面に形成した熱媒油ジャケットで、プラスチックの発
熱が不充分な場合に熱媒油を供給して該プラスチックを
半溶融させる。尚、回転軸17,18の供給口4側の端
部は胴体3を貫通しており、モータ等の原動機(図示せ
ず)により回転駆動されるようになっている。この定寸
切断機構55は上記公報Aに記載のものとほぼ同様であ
る。
【0030】つぎに、この実施例の作用を説明する。処
理物aが供給口4から送りスクリュー19の供給ゾーン
へ投下されると、処理物aはまず平面からみて互いに内
側となる対向方向に回転する回転軸17,18上の送り
スクリュー19により粗砕される。粗砕後、さらに送り
スクリュー19により端板5側へ移送され、この間に回
転軸17,18の回転力により混練圧縮、破砕されなが
ら摩砕板28に押し付けられると共に排出ノズル33か
ら順次排出される。また、端末分割スクリュー19eの
フラット部26bにより、前記圧縮された処理物bが確
実に排出ノズル33に押し込まれると共に摩砕板28と
の間ですり潰されて細かくされる。
【0031】このとき、スクリュー部26aをボス部2
5の一部まで切り込んで、末広状としたので、処理物b
を摩砕板28全面にほぼ均一に押しつけることができ、
全ての排出ノズル33から均等に排出することができ、
従来のような排出の不均等による過大な電力の振れがな
くなり消費電力を大幅に低減することができる。また、
ボス部25と摩砕板28との間に入り込んだ処理物b
は、両対向面の協動による挽臼作用により、摩砕されて
外方(排出ノズル33側)に移送される。また、スクリ
ュー部26aによって、処理物aは排出ノズル33側に
押し出され、この作用により、内外2列に排出ノズル3
3を多数形成した場合であっても、処理物bを確実に排
出ノズル33に押し込むことが可能となり、排出能力を
大幅に高めることができる。
【0032】図6乃至図8には他の実施例を示し、この
実施例は、端末分割スクリュー19eに代えて、別途に
押し込み部材23を設けたものである。すなわち、図
3、図4で示した分割スクリュー19を一端から5個連
続し、その端に図8に示す押し込み部材23を摩砕板2
8に接して設けたものである。図8において、図5と同
一符号は同一物を示し、同一の作用をなす。なお、スク
リュー部(押し込み部)26の端面26cも各分割スク
リューのスクリュー羽根21の端面22と同一構成とな
っている。
【0033】図9乃至図14には、さらに他の実施例を
示し、この実施例は、胴体3の一端から他端に向かって
スクリュー羽根21のリード角を順々に小さくしたもの
である。すなわち、一端から他端に向かって、図10に
示す分割スクリュー19b、図11に示す切欠きスクリ
ュー19c、図12に示す分割スクリュー19d、図
3、図4に示す分割スクリュー19a及び図13に示す
分割スクリュー19eを順々に回転軸17、18に嵌挿
取付けしたものである。この実施例では、図14の羽根
すじの展開図で示すように、徐々に羽根21のリード角
が小さくなっていることにより、他端に向かう程、送り
速度が遅くなって、羽根21の押圧力が増大して排出効
率がよい。図中の羽根21において、白抜きが回転軸1
8側、点入れが回転軸17側を示す。
【0034】
【発明の効果】この発明は、以上のように、スクリュー
羽根を連続状態で分割し、かつ分割端面を半分程突出さ
せて連続するようにしたので、十分な強度をもって円滑
な作用を行い得る。
【0035】また、端板(排出ノズル)付近の押し出し
力を向上させたので、処理物の円滑な排出作用を得るこ
とができるとともに、圧縮効果も向上する。さらに、処
理物を回転軸心側へも押し込むようにしたので、排出面
積を広くすることができ、消費電力の削減を図る得ると
ともに、処理物(成形物)の径を小さくし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の2軸押出機を示す部分的
に破断した正面図
【図2】同上の一部を省略し、かつ部分的に破断した平
面図
【図3】同実施例の分割スクリューを示し、(a)は正
面図、(b)は平面図、(c)は左側面図
【図4】同分割スクリューの斜視図
【図5】同実施例の端末分割スクリューの斜視図
【図6】他の実施例の2軸押出機を示す部分的に破断し
た正面図
【図7】同上の一部を省略し、かつ部分的に破断した平
面図
【図8】同実施例の押し込み部材(スクリュー)の斜視
【図9】他の実施例の2軸押圧機を示す平面図
【図10】同実施例の分割スクリューを示し、(a)は
正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図
【図11】同実施例の分割スクリューを示し、(a)は
正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図
【図12】同実施例の分割スクリューを示し、(a)は
正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図
【図13】同実施例の分割スクリューを示し、(a)は
正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図
【図14】同実施例のスクリュー羽根の展開図
【図15】従来例の縦断正面図
【図16】従来例のスクリューの部分斜視図
【図17】従来例のスクリューの部分斜視図
【図18】従来例のスクリューの部分斜視図
【符号の説明】
1 2軸押出機 3 胴体 4 供給口 5 端板 11 油圧クランプ機構 19 スクリュー 19a、19b、19c、19d、19e 分割スクリ
ュー 20 スリーブ 21 スクリュー羽根 22 突き合わせ端面 23 押し込み部材 25 ボス部 25a 切込み 26 扇状押し込み板部(押し込み部) 26a スクリュー部 26b フラット部 28 摩砕板 33 排出ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29K 101:12 B09B 3/00 ZAB (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 47/00 - 47/96 B01F 7/08 B09B 3/00 B29B 17/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端面が閉塞された筒状胴体3内にその
    筒軸方向の2本の回転軸17、18を平行に設け、この
    両回転軸17、18にその外面軸方向のスクリュー羽根
    21を有するスリーブ20を回転不能に嵌め込み、前記
    胴体3の一端から原料aを胴体3内に供給し、前記回転
    軸17、18を回転させて、前記スクリュー羽根21に
    よって前記原料aを混練圧縮して他端の端板5の排出ノ
    ズル33から処理物bを排出する2軸押出機において、 上記スリーブ20を軸方向においてその垂直面で複数に
    分割するとともに、上記スクリュー羽根21を各スリー
    ブ20……の分割部においてその羽根21のらせん方向
    にほぼ垂直な面で分割し、かつ、そのスクリュー羽根2
    1……の分割面の幅方向ほぼ中央にスリーブ20……の
    分割面が位置するようにしたことを特徴とする2軸押出
    機のスクリュー羽根構造。
  2. 【請求項2】 上記胴体3の他端に臨むスクリュー羽根
    21eのその他端部26aはボス部25に切込み25a
    が形成されて喰い込んでおり、かつ、そのスクリュー羽
    根21eの他端端面は、そのスクリュー羽根21eの半
    径方向全長に亘って上記端板5に接していることを特徴
    とする請求項1に記載の2軸押出機のスクリュー羽根構
    造。
  3. 【請求項3】 上記胴体3の他端に臨むスクリュー羽根
    21eの端面には周方向一定長さの上記端板5に接する
    フラット面26bが連続して設けられていることを特徴
    とする請求項2に記載の2軸押出機のスクリュー羽根構
    造。
  4. 【請求項4】 上記胴体3の他端に臨むスクリュー羽根
    21と上記端板5の間の上記回転軸17、18にボス2
    5を嵌め込み、このボス25の外周にその周方向の扇状
    板26を設け、この扇状板26の前記端板5側側面を、
    前記スクリュー羽根21のスクリュー面に連続するスク
    リュー状とするとともに、上記スクリュー羽根21eの
    切込み25a及び端板5に接する一部26aとしたこと
    を特徴とする請求項2又は3に記載の2軸押出機のスク
    リュー羽根構造。
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