JP3466497B2 - 2軸押出機 - Google Patents

2軸押出機

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JP3466497B2
JP3466497B2 JP37242198A JP37242198A JP3466497B2 JP 3466497 B2 JP3466497 B2 JP 3466497B2 JP 37242198 A JP37242198 A JP 37242198A JP 37242198 A JP37242198 A JP 37242198A JP 3466497 B2 JP3466497 B2 JP 3466497B2
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hole
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screw
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/395Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders
    • B29C48/40Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders using two or more parallel screws or at least two parallel non-intermeshing screws, e.g. twin screw extruders
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C48/40Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders using two or more parallel screws or at least two parallel non-intermeshing screws, e.g. twin screw extruders

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種プラスチッ
ク等の廃棄物を圧縮(減容化)し高密度物として排出し
たり、又は各種プラスチック等の廃棄物を圧縮、加熱
(自己発熱や外部加熱)して、熱可塑性処理物を軟化、
溶融させて非溶融物(木くず、紙くずその他)等と混合
し固形化、減容化して排出する2軸押出機に関し、特に
排出ノズルの改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の押出機として、本出願人から提
案された特開平10−272628号公報に記載のもの
がある。この押出機は一端部に環状フランジを有し、他
端部外周におねじが形成された排出ノズルを、該フラン
ジが端板の貫通孔の入口に係止し、かつおねじが端板の
貫通孔の出口から外方に突出するように端板の貫通孔に
嵌挿し、この排出ノズルの外方に突出したおねじに固定
用ナットを螺合しており、これにより排出ノズルが機内
側へずれないように確実に固定する。
【0003】ところで、前記押出機において処理する原
料は加える水分等によって硬いものとなったり軟かいも
のとなったりして、排出ノズルから出てくる成形物の成
形状態も良好のときもあれば、不十分のときもある。こ
の不十分のときに対応するための一法として排出ノズル
の長さを成形物の成形状態に適合したものとすることが
考えられ、現状では長さの異なる数種類の排出ノズルを
予め製作し、予想される長さの排出ノズルを組み込んで
運転する一方、成形状態が不十分なときには運転を一時
停止し、端板を開けて排出ノズルを外方から打ち出し、
成形状態に適合する異なる長さの排出ノズルを取り付け
ている。このように従来の排出ノズルでは成形状態が不
十分なときに大変な作業によってノズルの取替えを行わ
なければならず、その作業性がきわめて悪かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、前
記のような従来の問題点を解決し、成形物の成形状態が
不十分なときでも排出ノズルを取り替える必要がなく、
そのままの排出ノズルに延長ノズルを接続することによ
り対応することができる2軸押出機を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、一端側の上部に原料供給口が設
けられているとともに、他端側に複数個の貫通孔を有す
る端板が取付けられた胴体と、この胴体内に対向する方
向に回転可能に設けられた1対の回転軸と、この回転軸
に設けられた送りスクリューと、回転軸の端板側の端部
に端板と近接して設けられた掻取部材と、この掻取部材
と対向する端板の上流側面に設けられた摩砕板とを具
え、この摩砕板に前記端板の貫通孔とそれぞれ連通する
複数個の貫通孔を同軸上に配置して設けた2軸押出機に
おいて、一端部に環状フランジを有し、他端部外周にね
じが形成された排出ノズルを、該フランジが端板の貫通
孔の入口に係止し、かつねじが端板の貫通孔の出口から
外方に突出するように端板の貫通孔に嵌挿固定し、この
排出ノズルの外方に突出したねじに継ぎ足し用延長ノズ
ルに形成したねじを螺合したことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、一端側の上部に原料供
給口が設けられているとともに、他端側に複数個の貫通
孔を有する端板が取付けられた胴体と、この胴体内に対
向する方向に回転可能に設けられた1対の回転軸と、こ
の回転軸に設けられた送りスクリューと、回転軸の端板
側の端部に端板と近接して設けられた掻取部材と、この
掻取部材と対向する端板の上流側面に設けられた摩砕板
とを具え、この摩砕板に端板の貫通孔とそれぞれ連通す
る複数個の貫通孔を同軸上に配置して設けた2軸押出機
において、一端部に環状フランジを有し、他端部外周に
ねじが形成された排出ノズルを、該フランジが端板の貫
通孔の入口に係止し、かつねじが端板の貫通孔の出口か
ら外方に突出するように端板の貫通孔に嵌挿固定し、こ
の排出ノズルの外方に突出したねじにナットを螺合し、
さらにこのナットに継ぎ足し用延長ノズルに形成したね
じを螺合したことを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、端板の貫通孔に嵌挿された排出ノズルが、貫通孔の
出口部に取り付けた抜け出し防止用の割りリングによっ
て固定されていることを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、一端側の上部に原料供
給口が設けられているとともに、他端側に複数個の貫通
孔を有する端板が取付けられた胴体と、この胴体内に対
向する方向に回転可能に設けられた1対の回転軸と、こ
の回転軸に設けられた送りスクリューと、回転軸の端板
側の端部に端板と近接して設けられた掻取部材と、この
掻取部材と対向する端板の上流側面に設けられた摩砕板
とを具え、この摩砕板に前記端板の貫通孔とそれぞれ連
通する複数個の貫通孔を同軸上に配置して設けた2軸押
出機において、一端部に環状フランジを有し、他端側の
外周面に軸方向溝が該他端面から所定長さ一端部側まで
形成されているととも、該溝の一端部側位置から所定長
さ周方向に係止溝が連続して形成された排出ノズルを、
該フランジが端板の貫通孔の入口に係止し、かつ軸方向
溝のある他端側が端板の貫通孔の出口から外方に突出す
るように端板の貫通孔に嵌挿し、この排出ノズルの外方
に突出した他端側に継ぎ足し用延長ノズルをその内周面
に形成した突起が軸方向溝に摺動可能に係合し、かつ周
方向に回動することにより係止溝に係止するように嵌合
したことを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項4において、排
出ノズルに嵌合された継ぎ足し用延長ノズルが、貫通孔
の出口部に取り付けた抜け出し防止用の割りリングによ
って固定されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は2軸押出機を示す部分的に破
断した正面図、図2は同上の一部省略し、かつ部分的に
破断した平面図、図3は同上の部分的に破断した側面図
である。なお図3においてA部は図1のA−A線に沿う
部分破断部、B部は同B−B線に沿う部分破断部、C部
は同C−C線に沿う部分破断部である。1は2軸押出機
で、ベースプレート2上に設置された胴体3を具えてい
る。胴体3は側断面形状が2つの略円形をなした細長の
形状を呈しており、その長さ方向及び上下方向とも2分
割され、ボルトナット等により連結されて組み立てられ
ている。胴体3の閉塞された一端側の上部にはプラスチ
ック系廃棄物などの被処理物(原料)の供給口4が設け
られている。胴体3の他端側は開口して排出口に形成さ
れ、該排出口は端板5で閉塞されている。端板5は、そ
の一側に突設したブラケット7が胴体3に設けたブラケ
ット8と連結ピン9で連結され(図3)、該ピンを支点
として回動し、前記排出口を開閉するようになってお
り、また端板5は閉塞した状態で油圧クランプ機構11に
より胴体3に締め付けられるようになっている(図
1)。
【0011】端板5には胴体3の各円を中心とする同一
円周上に複数個の貫通孔13が、またその中心に同様な貫
通孔14が設けられている。胴体3の内面には長さ方向及
び上下方向とも複数に分割され、耐摩耗性を有する分割
形胴体ライナー(内張材)15がコッタ16により取付けら
れている。胴体ライナー15内には1対の回転軸17,18が
互いに平行に、かつ対向する方向に回転可能に設けられ
ている。この回転軸17,18は胴体ライナー15内部分の断
面が六角形であり、その外面にそれぞれ6枚の分割形送
りスクリュー201〜206が互いに噛み合うように嵌挿固定
されている。そして各送りスクリュー201〜206は連続し
た螺旋状となるように組み付けられる。回転軸17,18は
この例では断面六角形としたが、円形としてこれに送り
スクリュー201〜206をキー等で連結してもよい。また、
送りスクリュー201〜206を6枚に分割したが、一体もの
の1本の送りスクリューを回転軸17,18に嵌挿固定する
ようにしてもよい。
【0012】図4は回転軸17,18の端板5側の端部にボ
ルト22により端板5と近接して固定された掻取部材23を
示すものである。この掻取部材23は後記排出ノズル33を
閉塞しようとする比較的長い被処理物や平板状の原料を
切断する掻き取り刃24を外周に複数個有し、回転軸17,
18の回転により図示のように回転する。また、回転軸1
7,18に固定された掻取部材23は左右対称に配置されて
いる点を除けば同様な構造であるので、以下にはその一
方である回転軸17に固定された掻取部材23につき、図5
ないし図8により説明することとする。なお図6は図5
のD−D線に沿う断面図、図8は図7のE−E線に沿う
部分拡大図である。掻取部材23の下流側面(端板5と対
向する面)には凹溝25が形成されている。この凹溝25の
向きは掻取部材23の中心を通る半径方向軸線aに対して
掻取部材23の回転方向側に所定角度θ1傾斜(図示の場
合は6°)しており、これにより掻き取り刃24で切断し
た被処理物を掻取部材23の回転に伴い排出ノズル33側に
案内して移送する。
【0013】図9は端板5の上流側面(掻取部材22と対
向する面)に形成した凹所27に嵌合配設された耐摩耗性
を有する摩砕板28を示すもので、該摩砕板には端板5の
貫通孔13,14と連通する貫通孔30,31が同軸上に設けら
れている。これら貫通孔30,31は貫通孔13,14より大き
い径になっている。そして、これら貫通孔30,31と端板
5の貫通孔13,14間には図1〜3のように排出ノズル33
が嵌挿して装着されている。排出ノズル33は図10にも詳
しく示したように一端部に環状フランジ33aを有し、他
端部外周におねじ33bが形成されており、装着に際して
フランジ33aを端板5の貫通孔13,14の入口に貫通孔3
0,31にすっぽり嵌った形で係止し、かつおねじ33bが
端板5の貫通孔13,14の出口から外方に突出するように
され、この外方に突出したおねじ33bには継ぎ足し用延
長ノズル75に形成しためねじ76が螺合されている。77は
貫通孔13,14の出口部に取り付けられた円周1つ割り
(円周方向の1個所に切欠き部が形成されている)の割
りリングであり、この割りリング77によって排出ノズル
33は端板5の貫通孔13,14から抜け出ることなく、しっ
かりと固定される。割りリング77は排出ノズル33の外周
面に形成した切り込み溝に嵌め込まれている。延長ノズ
ル75は前記のように機外側から排出ノズル33にねじ螺合
という手段により簡単に着脱可能に接続される。この図
示した延長ノズル75は排出される成形物が最も硬い場合
を想定して、排出ノズル33とで全長がLとなるように形
成されているが、成形物が軟らかい場合も想定して他に
これよりも長さの長いものを数種類用意している。ま
た、延長ノズル75は図示では1個を接続したが、順次
2,3個と継ぎ足して接続してもよいことは言うまでも
ない。また、前記では排出ノズル33に形成したおねじ33
bに延長ノズル75に形成しためねじ76を螺合したが、お
ねじとめねじの形成位置はこの逆であってもよい。
【0014】また摩砕板28の上流側面には凹溝35,36が
形成されている。図11,12にも示すように凹溝35の向き
は摩砕板28の中心を通る半径方向軸線bに対して掻取部
材23の回転方向の反対側に所定角度θ2傾斜(図示の場
合は60°)し、凹溝36の向きは半径方向軸線bに対して
ほぼ平行であり、これにより処理物を掻取部材23の回転
に伴い掻取部材23の凹溝25と協働して排出ノズル33側に
案内して移送する。
【0015】図13は端板5の油圧クランプ機構11の詳細
を示すもので(A)は締め付け状態、(B)は締め付け前の
状態である。40は胴体3のフランジ部3aと端板5の上
下部に配設した締め付け部材で、この締め付け部材40の
凹所43に形成された傾斜側面41,42と胴体3のフランジ
部3aに形成された傾斜面3b及び端板5に形成された
傾斜面5aとがくさび状に嵌合又は離脱するようになっ
ている。締め付け部材40の凹所43と反対側には油圧シリ
ンダ45が配設されている。この油圧シリンダ45のロッド
46は締め付け部材40の通孔47に遊嵌されるとともに、端
板5に埋込固定した連結材48に連結されている。50,51
はシリンダ内に油圧を供給排出するための孔で、供排孔
50から油圧を入れると、締め付け部材40の凹所43の傾斜
側面41,42が(A)のように胴体3のフランジ部3aの傾
斜面3b及び端板5の傾斜面5aに嵌合して胴体3のフ
ランジ部3aと端板5の上下部を締め付け、供排孔51か
ら油圧を入れると、締め付け部材40の凹所43の傾斜側面
41,42が(B)のように胴体3のフランジ部3aの傾斜面
3b及び端板5の傾斜面5aから離脱して前記締め付け
を解除する。
【0016】図1〜3において55は処理物の定寸切断機
構である。56は端板5と適宜の間隔を有して平行にボル
ト57で並設された支持台、ボルト57の基端は端板5の一
側部から突出したブラケット58と連結ピン59を介して回
動可能に連結されている。したがってボルト57を外せば
支持台56はピン59を支点として回動する。この支持台59
の回動軸線より若干ずれた位置に2個の回転刃61が回転
可能に設けられ、この回転刃61の軸62上のスプロケット
間をチェーン63等を介して連動するとともに、一方の軸
62にカップリング等を介してモータ65が設けられてい
る。67は供給口4側の直下の胴体ライナー15の内面に設
けた解砕用突起で、送りスクリュー201,202と対応した
位置に設けられている。68は蓋板69により端板5の下流
側面に形成した熱媒油ジャケットで、プラスチックの発
熱が不充分な場合に熱媒油を供給して該プラスチックを
半溶融させる。73,74はその熱媒油の入口と出口であ
る。また71は冷却用注水口、72は熱電対である。尚、回
転軸17,18の供給口4側の端部は胴体3を貫通してお
り、モータ等の原動機(図示せず)により回転駆動され
るようになっている。
【0017】次に前記実施の形態の作用を説明する。被
処理物が供給口4から送りスクリュー201〜206の供給ゾ
ーンへ投下されると、該処理物はまず平面からみて互い
に外側となる対向方向に回転する回転軸17,18上の送り
スクリュー201,202と解砕用突起67により粗砕される。
粗砕後、さらに送りスクリュー201〜206により端板5側
へ移送され、この間に回転軸17,18の回転力により圧
縮、破砕され、かつ摩砕板28により摩砕される。そして
端板5の近くに到達して排出ノズル33から順次排出され
るのであるが、被処理物が比較的長いひも状のものの場
合、該排出ノズルに引っ掛かったり、或いは排出ノズル
33のない部分で渋滞することがある。このような場合、
この長いひも状の被処理物は回転軸17,18により回転さ
れる掻取部材23の掻き取り刃24により掻き取られて切断
され、細かくされた後に凹溝25に案内されて排出ノズル
33側に移送される。この際、摩砕板28の対向面にも凹溝
35,36があり、この凹溝25と凹溝35,36との間の隙間
(図示の場合は約5mm程度ある)の協働による挽臼作用
により前記被処理物に対する摩砕効果を一層高め、排出
ノズル33側に移送するので、排出がきわめて円滑とな
る。また、可溶融物原料に内部摩擦作用を発生させて自
己発熱を誘導し、効率よく軟化溶融させることができる
とともに、非溶融物原料との効率的な混合作用も行い、
排出後に嵩の戻りが起こらない充分な減容、固形化を実
現することができる。
【0018】前記において排出ノズル33から排出される
処理物の成形状態が不十分であるとき、つまり成形物が
軟らかい場合は延長ノズル76を排出ノズル33から取外
し、この延長ノズル76よりも長さの長い図示しない延長
ノズルを接続する。この際に接続作業はすべて機外側か
ら行うことができ、しかも、排出ノズル33はそのまま利
用でき、迅速に作業ができる。このようにして排出ノズ
ル33から排出される成形物の成形状態をみてそれに適合
する延長ノズルを選択して接続し、対応することができ
る。
【0019】図14は別の実施形態を示し、この実施形態
では一端部に環状フランジ80aを有し、端板5の貫通孔
13,14の出口から外方に突出した排出ノズル80のおねじ
80bにナット82が螺合され、このナットに継ぎ足し用延
長ノズル83に形成したおねじ84が螺合されている。この
ようにナット82を用いる点で、前記実施の形態と基本構
成が相違する。割りリング85によって排出ノズル33を端
板5の貫通孔13,14から抜け出ることなく、しっかりと
固定する点は同様である。その他の作用も同様である。
【0020】図15,16はさらに別の実施形態を示す。こ
の実施形態において排出ノズル87は、一端部に環状フラ
ンジ87aを有し、他端側の外周面に軸方向溝88が該他端
面から所定長さ一端部側まで形成されているととも、該
溝の一端部側位置から所定長さ周方向に係止溝89が連続
して形成されている。これら軸方向溝88と係止溝89は径
方向の相対向する位置にそれぞれ形成され、これら両溝
が形成されている外周面87bはフランジ87aと隣接する
外周面87cに対してさらに小径になっているとともに、
他端側に向け徐々に縮径に形成されている。排出ノズル
87に装着される継ぎ足し用延長ノズル91は一端側の内周
面91aが排出ノズル87の外周面87bに密着して嵌合可能
なようにその径が形成され、かつ他端側の内周面91bが
排出ノズル87の内周面と連続可能なように、他端側に向
け徐々に拡径に形成されている。そして、内周面91aの
相対向する位置には軸方向溝88に摺動可能に係合し、か
つ係止溝89に係止可能な角型突起92が設けられている。
装着に際しては、排出ノズル87は該フランジが端板5の
貫通孔13,14の入口に係止され、かつ軸方向溝88のある
他端側が端板5の貫通孔13,14の出口から外方に突出す
るように端板5の貫通孔13,14に嵌挿される。また延長
ノズル91は内周面91aに設けた突起92を軸方向溝88に摺
動可能に係合し、かつ周方向に回動することにより係止
溝89に係止する。この実施の形態では延長ノズル91が貫
通孔13,14の出口部に取り付けた割りリング93によって
固定されている。この実施の形態の作用も前記と同様で
ある。
【0021】
【発明の効果】請求項1ないし5の発明は前記のような
構成からなるので、排出ノズルから排出される成形物の
成形状態が不十分なときでも排出ノズルを取り替える必
要がなく、そのままの排出ノズルに延長ノズルを接続す
ることにより対応することができるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の2軸押出機を示す部
分的に破断した正面図である。
【図2】同上の一部省略し、かつ部分的に破断した平面
図である。
【図3】同上の部分的に破断した側面図である。
【図4】掻取部材の側面図である。
【図5】掻取部材の上流側面の側面図である。
【図6】図5のD−D線に沿う断面図である。
【図7】掻取部材の下流側面の側面図である。
【図8】図7のE−E線に沿う部分拡大図である。
【図9】端板に組み込まれた摩砕板の上流側面の側面図
である。
【図10】排出ノズルの取付状態を示す拡大図である。
【図11】図9の一部拡大側面図である。
【図12】図11の線Fに沿う部分図である。
【図13】油圧クランプ機構の拡大断面図で、(A)は締
め付け状態、(B)は締め付け前の状態を示す。
【図14】別の実施形態を示す拡大図である。
【図15】さらに別の実施形態を示す拡大図である。
【図16】同上の分解図である。
【符号の説明】
1 2軸押出機 3 胴体 4 供給口 5 端板 11 油圧クランプ機構 13,14 貫通孔 15 胴体ライナー 17,18 回転軸 201〜206 送りスクリュー 23 掻取部材 25 凹溝 28 摩砕板 30,31 貫通孔 33,80,87 排
出ノズル 33a 環状フランジ 33b,80b,84
おねじ 34,82 ナット 35,36 凹溝 40 締め付け部材 45 油圧シリン
ダ 67 解砕用突起 75 延長ノズル 76 めねじ 77,85,93 割
りリング 83 延長ノズル 88 軸方向溝 89 係止溝 92 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−272628(JP,A) 特開 平11−342497(JP,A) 特開 平11−285898(JP,A) 特開 平10−264234(JP,A) 特開 平9−29206(JP,A) 特開 平6−285951(JP,A) 特開 平7−266403(JP,A) 特開 平6−262664(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 11/10 - 11/16 B29B 17/00 - 17/02 B09B 3/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側の上部に原料供給口が設けられて
    いるとともに、他端側に複数個の貫通孔を有する端板が
    取付けられた胴体と、この胴体内に対向する方向に回転
    可能に設けられた1対の回転軸と、この回転軸に設けら
    れた送りスクリューと、前記回転軸の端板側の端部に端
    板と近接して設けられた掻取部材と、この掻取部材と対
    向する端板の上流側面に設けられた摩砕板とを具え、こ
    の摩砕板に前記端板の貫通孔とそれぞれ連通する複数個
    の貫通孔を同軸上に配置して設けた2軸押出機におい
    て、 一端部に環状フランジを有し、他端部外周にねじが形成
    された排出ノズルを、該フランジが前記端板の貫通孔の
    入口に係止し、かつねじが端板の貫通孔の出口から外方
    に突出するように端板の貫通孔に嵌挿固定し、この排出
    ノズルの外方に突出したねじに継ぎ足し用延長ノズルに
    形成したねじを螺合したことを特徴とする2軸押出機。
  2. 【請求項2】 一端側の上部に原料供給口が設けられて
    いるとともに、他端側に複数個の貫通孔を有する端板が
    取付けられた胴体と、この胴体内に対向する方向に回転
    可能に設けられた1対の回転軸と、この回転軸に設けら
    れた送りスクリューと、前記回転軸の端板側の端部に端
    板と近接して設けられた掻取部材と、この掻取部材と対
    向する端板の上流側面に設けられた摩砕板とを具え、こ
    の摩砕板に前記端板の貫通孔とそれぞれ連通する複数個
    の貫通孔を同軸上に配置して設けた2軸押出機におい
    て、 一端部に環状フランジを有し、他端部外周にねじが形成
    された排出ノズルを、該フランジが前記端板の貫通孔の
    入口に係止し、かつねじが端板の貫通孔の出口から外方
    に突出するように端板の貫通孔に嵌挿固定し、この排出
    ノズルの外方に突出したねじにナットを螺合し、さらに
    このナットに継ぎ足し用延長ノズルに形成したねじを螺
    合したことを特徴とする2軸押出機。
  3. 【請求項3】 端板の貫通孔に嵌挿された排出ノズル
    が、貫通孔の出口部に取り付けた抜け出し防止用の割り
    リングによって固定されている請求項1又は2記載の2
    軸押出機。
  4. 【請求項4】 一端側の上部に原料供給口が設けられて
    いるとともに、他端側に複数個の貫通孔を有する端板が
    取付けられた胴体と、この胴体内に対向する方向に回転
    可能に設けられた1対の回転軸と、この回転軸に設けら
    れた送りスクリューと、前記回転軸の端板側の端部に端
    板と近接して設けられた掻取部材と、この掻取部材と対
    向する端板の上流側面に設けられた摩砕板とを具え、こ
    の摩砕板に前記端板の貫通孔とそれぞれ連通する複数個
    の貫通孔を同軸上に配置して設けた2軸押出機におい
    て、 一端部に環状フランジを有し、他端側の外周面に軸方向
    溝が該他端面から所定長さ一端部側まで形成されている
    ととも、該溝の一端部側位置から所定長さ周方向に係止
    溝が連続して形成された排出ノズルを、該フランジが前
    記端板の貫通孔の入口に係止し、かつ軸方向溝のある他
    端側が端板の貫通孔の出口から外方に突出するように端
    板の貫通孔に嵌挿し、この排出ノズルの外方に突出した
    他端側に継ぎ足し用延長ノズルをその内周面に形成した
    突起が軸方向溝に摺動可能に係合し、かつ周方向に回動
    することにより係止溝に係止するように嵌合したことを
    特徴とする2軸押出機。
  5. 【請求項5】 排出ノズルに嵌合された継ぎ足し用延長
    ノズルが、貫通孔の出口部に取り付けた抜け出し防止用
    の割りリングによって固定されている請求項4記載の2
    軸押出機。
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