JP2586133Y2 - スクリュープレス用共回り防止治具及びそれを装着したスクリュープレス機 - Google Patents

スクリュープレス用共回り防止治具及びそれを装着したスクリュープレス機

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JP2586133Y2 JP1992083091U JP8309192U JP2586133Y2 JP 2586133 Y2 JP2586133 Y2 JP 2586133Y2 JP 1992083091 U JP1992083091 U JP 1992083091U JP 8309192 U JP8309192 U JP 8309192U JP 2586133 Y2 JP2586133 Y2 JP 2586133Y2
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知之 龍崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は豆乳等の固液分離や汚泥
等の脱水、又は各種製品の製造過程での固液分離等に使
用されるスクリュープレス機の原料流動の際の抵抗用又
は空廻り防止用又は肥料等の造粒に使用される成型機の
逆送防止又は背圧調整用に使用されるスクリュープレス
用共回り防止治具及びそれを装着したスクリュープレス
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種製品の製造時の固液分離や造
粒等にスクリュープレス機が使用されている。これら固
液分離や造粒の際、被処理物や原料の固形分がスクリュ
ーと共に共回りし処理効率を下げていた。そこで、これ
らの処理効率を上げるため各種の共回り防止方法が開示
されている。例えば、実公昭57−45119号公報,
特公昭63−62320号公報,特開昭63−1712
98号公報,特開平4−59199号公報等がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、いずれも原料や被処理物中の固形分がスク
リューのスクリュー軸部にまとわりつき共回り現象の防
止効果が不十分で、特に固形分の粒子が大きく嵩密度が
大きい被処理物では共回り現象の防止効率が極めて低い
ので、バレルやスクリュー軸を長くせねばならないとい
う問題点を有していた。また、これらは機構が複雑で、
各単位要素間例えば固定板と駆動板間に被処理物が入り
こみ作動不能になり易いという問題点があった。更に、
この場合一々機械を分解しなければならず保守管理に多
大の労力と時間を要し作業性に欠けるという問題点があ
った。
【0004】本考案は上記従来の問題点を解決するもの
で、共回り現象の防止効果が極めて高く、かつ被処理物
の嵩密度等の内容に応じて取り換えが極めて容易にでき
作業性を著しく向上させるとともに、機構が簡単なので
保守管理が極めて容易なスクリュープレス用共回り防止
治具及びそれを装着した生産性の極めて向上したスクリ
ュープレス機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案のスクリュープレス用共回り防止治具は、フラ
ンジ材と、前記フランジ材の内側に1乃至複数の突起部
が装着又は突設形成された構成を有している。請求項2
のスクリュープレス機は短管又はバレル間に配設された
請求項1に記載のスクリュープレス用共回り防止治具
と、スクリュー軸と、前記スクリュー軸に固定され前記
スクリュープレス用共回り防止治具の突起部との当接部
に切り欠き部が形成されたブレードと、を備えた構成を
有している。請求項3のスクリュープレス機は請求項2
において、前記スクリュープレス用共回り防止治具の突
起部の先端がスクリュー軸に近接して配設された構成を
有している。
【0006】ここで、フランジ材は2乃至複数に分割形
成されるとスクリュープレス機等への装着作業が容易に
行えるので好ましい。但し、スクリュー軸が短かったり
ブレードの径が小さいときは分割しなくてもよい。ま
た、突起部を螺着等で装着するときはフランジ材を分割
しなくてもよい。フランジ材を該プレス機の所定部に配
置した後に突起部を装着等してもよいからである。突起
部の装着はフランジ材等への螺着や嵌合等により行われ
る。突起部はフランジ材等の重心を考慮してフランジ材
の対称位置等に配設される。突起部はフランジ材や短管
又はバレルに一体に形成してもよく、又は螺式に形成さ
れ突起部の高さを調整自在にフランジ材に螺装するよう
にしてもよい。突起部の形状は丸棒状又は多角形棒状と
してもよいが、背圧の高いものや固形分の大きいものを
処理するときは丸棒状のものが好ましい。突起部は被処
理物の種類に応じて一つのフランジ材に1乃至複数個形
成してもよい。短管やバレルへの突起部の形成は溶接等
で固定するか螺孔を形成し突起部を螺着してもよい。な
お、螺着するときは螺着部近傍を肉厚にすることで耐剪
断応力性を強化することができ、かつ全体として軽量化
を図ることができる。短管やバレルは割り型としてもよ
い。突起部とスクリュー軸との距離は原料の種類にもよ
るが小さく形成されるのが望ましい。
【0007】
【作用】この構成によって、フランジやバレル等に固着
された突起部の先端がスクリュー軸のブレード部とブレ
ード部の間の棒軸の近傍まで達するのでスクリュー軸に
まとわりつこうとする被処理物に強力な剪断応力を与え
るため被処理物を掻き取る等してスクリュー軸から剥離
させることができる。突起部が装着式の場合突起部の取
り換えが自由にできるので、突起部の先端とスクリュー
軸間のクリアランスを自由に変更させることも可能なの
で被処理物の種類や濃度等の内容に応じた該クリアラン
スを設定でき作業性を著しく向上させることができる。
突起部により背圧が調整できるので肥料等の造粒の際に
粒状物の形状を均一にし製品収率を向上させることがで
きる。
【0008】
【実施例】以下本考案の共回り防止具について、図面を
参照しながら説明する。 (実施例1) 図1(a)は本考案の第1の実施例におけるスクリュー
プレス用共回り防止具の正面図であり、(b)はそのA
−A′線の断面端面図である。1は鉄等の金属やカーボ
ン繊維やボロン繊維等の配合された合成樹脂で形成され
分割ライン1′で上下に2分割されたフランジ材、2,
2′は分割されたフランジ材、3はフランジ材2,2′
の各内側に補強等のためフランジ面の両面又は片面に膨
出形成された補強面、4は分割された各フランジ材2,
2′の補強面3円周方向の中央部でかつ幅方向の中央に
突設された突起部、5はボルト孔、6は各フランジ材
2,2′のセンター合わせ等を行うセンター調整孔であ
る。センター調整孔6は分割されたフランジ材1の円周
方向の中心部に形成されている。フランジ材1の位置合
わせを容易に行うためである。以上のように構成された
第1の実施例のスクリュープレス用共回り防止具につい
て、以下図2を用いてその動作を説明する。図2はスク
リュープレス機に装着された状態を示す模式図である。
7は上流側Aから排出側Bへ行くにつれブレードのピッ
チが狭く形成されたスクリュー軸、8,8′はブレー
ド、9はブレード8,8′間のブレードが形成されてい
ない切り欠き部、10はバレルである。フランジ材1の
突起部4がスクリュー軸7の近傍まで延び、クリアラン
スが極めて小さくなるように配設されているので、上流
側から送出されスクリュー軸7にからまりそうになった
繊維状のものや大形の固形分等は突起部4で強力な剪断
力が与えられスクリュー軸7から掻き取られるとともに
スクリュー軸7の回転により排出側Bに送出されるので
固形分等の共回りを防止するとともに背圧を調整するこ
とができる。これを豆乳製造機に用いたところ、大豆カ
スがスクリュー軸にからまることなく排出でき生産性を
約60%向上させることができた。また豆乳の得率も2
0%向上させることができた。
【0009】 (実施例2) 以下本考案の第2の実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。図3は本考案の第2の実施例の肥料造粒用
のスクリュープレス機の全体平面図であり、図4はその
プレス部の断面模式図である。1a,1bは各々2分割
されたフランジ材、4a,4bは各フランジ材1a,1
bの上下対称位置に各2本フランジ材と一体に形成され
た突起部、7はスクリュー軸、8は突起部4の当接面が
切り欠かれたブレード、9はブレード8の切り欠き部で
あり、これらは図1と同様なものなので同一の符号を付
し説明を省略する。11は牛糞や鶏糞を主原料として径
が15〜20mm、長さが15〜20mmのペレット状の肥
料粒を製造する肥料造粒用のスクリュープレス機のスク
リュー駆動部、12は原料投入口、13a,13bはフ
ランジ材1を介して接合されたバレル、14は多数の穿
孔が幅方向に形成されたブレーカープレート、15はブ
レーカープレート14から押し出されるストランド状の
肥料を所定の長さにカットする回転刃、16は回転刃1
5を駆動させる回転刃駆動モータ、17は回転刃駆動部
をスクリュープレス機のブレーカープレート14の排出
面に回転刃15を配置する回転刃駆動モータ固定部であ
る。以上のように構成された第2の実施例の肥料造粒用
のスクリュープレス機を用いて、肥料の造粒を行った。
以下その動作及び結果を説明する。原料として牛糞や鶏
糞等の混合物1tを用いた。原料投入口12から投入さ
れた牛糞等は嵩密度が大きく、かつ繊維状の大きな固形
分が混在しているので、スクリュー軸7の回転によりブ
レード8間で圧縮されながら排出口側へ送出される。送
出の際該固形分がスクリュー軸7に巻き着き共回りを始
めるが、フランジ材1の突起部4a,4bがスクリュー
軸7近くまで延設されているので、固形分が掻き出され
て共回りを防止し送出をスムーズに行う。固形分の送出
に斑がないのでブレーカープレート14より押し出され
るストランド状の肥料粒は均一な太さ及び硬さを有して
いるので、回転刃15で所定の大きさにカットしても均
一な肥料粒が得られた。製品収率は95%であった。比
較例として突起部を有さない他は第2実施例と同様の従
来のスクリュープレス機を用いて同様にして肥料粒を生
産した。その結果、ストランドに疎密部が凹凸状になっ
て現れ、回転刃でストランドの疎部が粉砕されて粉状に
なりその結果製品収率は65%しかなかった。また、ス
トランドの密部分等がブレーカープレートが詰まったり
したので作業時間は実施例に比べ約1.4倍要した。以
上のように本実施例によれば、スクリュー軸の回りに固
形分が付着するのを防止して均一に送出するのでブレー
カープレートも詰まることなく、極めて高品質の肥料粒
を高収率で高い作業性で得ることができることがわかっ
た。
【0010】
【考案の効果】以上のように請求項1の考案は、フラン
ジ材の内径側に突起部が形成された簡単な構成でありな
がら極めて高い共回り防止効果を有し、作業性、生産性
を著しく高めることができ、かつ低原価で量産性を有す
る優れたスクリュープレス用共回り防止具を実現できる
ものである。また請求項2及び3の考案は、スクリュー
プレス用共回り防止具と前記スクリュープレス用共回り
防止具の装着部のブレードに切り欠き等を形成した構成
なので、原料の共回りを起こすことなく造粒や固液分離
を高い処理効率で処理でき高い生産性を有するとともに
保守管理の極めて容易な優れたスクリュープレス機を実
現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本考案の第1の実施例におけるスクリュ
ープレス用共回り防止具の正面図 (b)図1(a)のA−A′線の断面端面図
【図2】本考案の第1の実施例の共回り防止具がスクリ
ュープレス機に装着された状態を示す模式図
【図3】本考案の第2の実施例の肥料造粒用のスクリュ
ープレス機の全体平面図
【図4】本考案の第2の実施例のスクリュープレス機の
プレス部の断面模式図
【符号の説明】
1,1a,1b フランジ材 1′ 分割ライン 2,2′ フランジ材 3 補強面 4,4a,4b 突起部 5 ボルト孔 6 センター調整孔 7 スクリュー軸 8,8′ ブレード 9 切り欠き部 10 バレル 11 スクリュー駆動部 12 原料投入口 13a,13b バレル 14 ブレーカープレート 15 回転刃 16 回転刃駆動モータ 17 回転刃駆動モータ固定部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ材と、前記フランジ材の内側に1
    乃至複数の突起部が装着又は突設形成されていることを
    特徴とするスクリュープレス用共回り防止治具。
  2. 【請求項2】短管又はバレル間に配設された請求項1に
    記載のスクリュープレス用共回り防止治具と、スクリュ
    ー軸と、前記スクリュー軸に固定され前記スクリュープ
    レス用共回り防止治具の突起部との当接部に切り欠き部
    が形成されたブレードと、を備えたことを特徴とするス
    クリュープレス機。
  3. 【請求項3】前記スクリュープレス用共回り防止治具
    突起部の先端がスクリュー軸に近接して配設されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のスクリュープレス
    機。
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