JP3379982B2 - 住宅外壁への瓦葺き庇当り部防水構造 - Google Patents

住宅外壁への瓦葺き庇当り部防水構造

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JP3379982B2 JP03642293A JP3642293A JP3379982B2 JP 3379982 B2 JP3379982 B2 JP 3379982B2 JP 03642293 A JP03642293 A JP 03642293A JP 3642293 A JP3642293 A JP 3642293A JP 3379982 B2 JP3379982 B2 JP 3379982B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、住宅において、バルコ
ニー部等の外壁部分に瓦葺きの庇が当たって固定される
部分の防水構造を完全にするものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、住宅の外壁へ庇が当たる部位
において、該部分に横目地を設け、該横目地部におい
て、防水構造とする技術は公知とされているのである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記の如く、外壁に庇
が当たる部分に横目地がある場合には、この従来の方法
で横目地を利用して防水構造を構成することができ、ま
た横目地の方が防水構造を簡単に構成することが出来る
のである。しかし、丁度、庇が当たる部分に横目地が無
い場合には、縦目地部分を利用して防水構造を作る必要
があるのである。本発明はこのような瓦葺きの庇部分
が、外壁に当たる部分の構成における防水構造を完全に
かつ簡潔に構成するものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。瓦Mを葺いた庇Hが外壁と当たる部分
で、縦目地部分に防水部を設ける構成において、庇Hの
野地板4の上に、上下に連通した外壁である外壁パネル
1の側面から、庇Hの部分で防水構造を構成する為に下
方が切断された載置外壁パネル3が載置される凹部の下
方に至る部分に、アスファルトルーフィング12を載置
し、該アスファルトルーフィング12の上に捨て谷鉄板
10を載置し、該捨て谷鉄板10の上に瓦Mを載置する
空間Aを開けて壁際水切板9を固定し、該壁際水切板9
の上にのし水切鉄板24を載置し、該空間Aに載置した
瓦Mとの間においてのし水切鉄板24を挟持すべく載置
外壁パネル3を固定し、外壁パネル1と載置外壁パネル
3との間に出来る縦目地にシールジョイント8を介装し
ものである。 【0005】 【作用】次に作用を説明する。外壁部分に庇Hを当てた
構造において、縦目地部分に防水構造を構成すると、3
方向からの水の流れが考えられるのである。第1は縦目
地から来る水の流れであり、第2は瓦Mの下の水の流れ
であり、第3はのし水切鉄板の上の水の流れの3方向の
流れである。本発明においては、縦目地から来る水の流
れは、アスファルトルーフィング12と捨て谷鉄板10
により防水し、瓦Mの下の水の流れは捨て谷鉄板10に
より防水し、のし水切鉄板の上の水の流れは壁際水切板
9とのし水切鉄板24により防水することが出来るの
で、住宅外壁への庇当り部防水構造を完全にすることが
出来るのである。 【0006】 【実施例】次に実施例を説明する。図1はベランダの外
壁に庇が当たる場合の防水構造を示す斜視図、図2は同
じく図1の防水部分の下面斜視図、図3は同じく本発明
の住宅外壁への庇当り部防水構造の側面断面図、図4は
外壁パネル1の縦目地近傍にルーフィング添板11とア
スファルトルーフィング12を取り付ける工程の斜視
図、図5は捨て谷鉄板10をルーフィング添板11とア
スファルトルーフィング12の上に取り付ける工程の斜
視図、図6は壁際水切板9の取付工程を示す斜視図、図
7は壁際水切板9の上部に載置外壁パネル3を取り付け
る状態の斜視図、図8はシールジョイント8とシリコン
シーリング材7の注入によるシール工程の斜視図、図9
は化粧カバー6をタッピングビス5により固定する工程
の斜視図、図10は捨て谷鉄板10の斜視図、図11は
壁際水切板9の斜視図、図12はのし水切鉄板24の斜
視図、図13は化粧カバー6の斜視図である。 【0007】図1・図2において説明する。図1と図2
においては、外壁はベランダ部分の外壁部分とし、この
ベランダの外壁に瓦葺きの庇Hが当る部分に、縦目地を
利用して防水構造が成されている。外壁パネル1は上下
に連通した外壁であり、載置外壁パネル3は庇Hの部分
で防水構造を構成する為に下方が切断されている。外壁
パネル1の表面部分に化粧カバー6が露出されている。
図3は、庇Hの右側にベランダの外壁が配置されている
状態の側面断面図を示している。 【0008】図4において説明する。庇Hは先端の下部
に配置した軒先母屋14と二階梁15の上の二階軸組の
間に、野地板4を張設している。該野地板4の先端の位
置に、広小舞13aと広小舞水切13bが配置されてい
る。該野地板4は上下に連続した外壁パネル1の側面部
分に接当する位置に配置されており、該野地板4の上
に、図4において示す如く、まずルーフィング添板11
を配置する。該ルーフィング添板11は縦軸組2a・2
bの位置まで入れ込んで配置されている。 【0009】そして、該野地板4の上に、ルーフィング
添板11を配置し、該ルーフィング添板11が野地板4
の上から、縦軸組2a・2bに至る凹部の位置まで配置
された上に、アスファルトルーフィング12を貼設して
いる。アスファルトルーフィング12は防水効果を具備
した屋根下材である。該アスファルトルーフィング12
の上に、水切シート25を付設している。該水切シート
25によっても、瓦Mの下の防水を完全にしている。 【0010】図5においては、図4の状態でルーフィン
グ添板11とアスファルトルーフィング12と水切シー
ト25を張設した上に、捨て谷鉄板10を載置してい
る。該捨て谷鉄板10は上方から載置外壁パネル3を載
せる部分の最下位置に、三角案内面20が構成されてい
る。該三角案内面20は、上方から外壁パネル1と載置
外壁パネル3の間に沿って下降してくる水を捨て谷鉄板
10の水流溝10aの方へ案内する為の面である。該三
角案内面20の部分に水の流れの勾配を設ける為に、シ
ーリング材をコーキングしている。 【0011】図6においては、該捨て谷鉄板10の上
に、壁際水切板9を配置している。該壁際水切板9の上
に瓦Mを挿入する空間Aを開けて、のし水切鉄板24が
載置付設されている。該のし水切鉄板24の下端部分が
外壁パネル1の外側に接触する部分にシールガイド材2
4bを付設している。また該のし水切鉄板24から瓦M
の上方に瓦被覆縁部24aが延出されており、この瓦被
覆縁部24aにより、のし水切鉄板24の上の水流を、
瓦Mの上面に案内すべく構成している。次に図7に示す
如く、前記のし水切鉄板24の上に、縦軸組2bに沿っ
た状態で載置外壁パネル3を上方から取り付ける。そし
て該載置外壁パネル3と外壁パネル1との間に出来る溝
部分に、シールジョイント8を嵌入して、防水を行って
いる。 【0012】次に図8に示す如く、前記のし水切鉄板2
4と外壁パネル1の間に挟持したシールガイド材24b
に、シリコンシーリング材7を注入する。そして図9に
示す如く、シールガイド材24bの部分の上に、同一形
状の化粧カバー6を被覆し、該化粧カバー6はタッピン
グビス5により外壁パネル1に固定している。 【0013】 【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、外壁部分に瓦Mの
庇Hを当てた構造において、縦目地部分に防水構造を構
成すると、3方向からの水の流れが考えられるのであ
る。第1の縦目地から来る水の流れと、第2の瓦Mの下
の水の流れと、第3ののし水切鉄板の上の水の流れの3
方向の流れである。本発明においては、縦目地から来る
水の流れは、アスファルトルーフィング12と捨て谷鉄
板10により防水し、瓦Mの下の水の流れは捨て谷鉄板
10により防水し、のし水切鉄板の上の水の流れは壁際
水切板9とのし水切鉄板24により防水することが出来
るので、住宅外壁への庇当り部防水構造を完全にするこ
とが出来るのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】ベランダの外壁に庇が当たる場合の防水構造を
示す斜視図。 【図2】同じく図1の防水部分の下面斜視図。 【図3】同じく本発明の住宅外壁への庇当り部防水構造
の側面断面図。 【図4】外壁パネル1の縦目地近傍にルーフィング添板
11とアスファルトルーフィング12を取り付ける工程
の斜視図。 【図5】捨て谷鉄板10をルーフィング添板11とアス
ファルトルーフィング12の上に取り付ける工程の斜視
図。 【図6】壁際水切板9の取付工程を示す斜視図。 【図7】壁際水切板9の上部に載置外壁パネル3を取り
付ける状態の斜視図。 【図8】シールジョイント8とシリコンシーリング材7
の注入によるシール工程の斜視図。 【図9】化粧カバー6をタッピングビス5により固定す
る工程の斜視図。 【図10】捨て谷鉄板10の斜視図。 【図11】壁際水切板9の斜視図。 【図12】のし水切鉄板24の斜視図。 【図13】化粧カバー6の斜視図。 【符号の説明】 H 庇 A 瓦Mを挿入する空間 M 瓦 1 外壁パネル 2a,2b 縦軸組 3 載置外壁パネル 4 野地板 6 化粧カバー 7 シリコンシーリング材 8 シールジョイント 9 壁際水切板 10 捨て谷鉄板 10a 水流溝 11 ルーフィング添板 12 アスファルトルーフィング 24 のし水切鉄板 25 水切シート

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 瓦Mを葺いた庇Hが外壁と当たる部分
    で、縦目地部分に防水部を設ける構成において、庇Hの
    野地板4の上に、上下に連通した外壁である外壁パネル
    1の側面から、庇Hの部分で防水構造を構成する為に下
    方が切断された載置外壁パネル3が載置される凹部の下
    方に至る部分に、アスファルトルーフィング12を載置
    し、該アスファルトルーフィング12の上に捨て谷鉄板
    10を載置し、該捨て谷鉄板10の上に瓦Mを載置する
    空間Aを開けて壁際水切板9を固定し、該壁際水切板9
    の上にのし水切鉄板24を載置し、該空間Aに載置した
    瓦Mとの間においてのし水切鉄板24を挟持すべく載置
    外壁パネル3を固定し、外壁パネル1と載置外壁パネル
    3との間に出来る縦目地にシールジョイント8を介装し
    ことを特徴とする住宅外壁への瓦葺き庇当り部防水構
    造。
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