JP2757145B2 - 瓦屋根の天窓取付け構造 - Google Patents
瓦屋根の天窓取付け構造Info
- Publication number
- JP2757145B2 JP2757145B2 JP16547495A JP16547495A JP2757145B2 JP 2757145 B2 JP2757145 B2 JP 2757145B2 JP 16547495 A JP16547495 A JP 16547495A JP 16547495 A JP16547495 A JP 16547495A JP 2757145 B2 JP2757145 B2 JP 2757145B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wooden frame
- roof
- drainer
- tile
- base plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、瓦屋根に天窓を取付け
る構造に関する。
る構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】屋根に天窓を取付ける構造としては種々
のものが知られている。例えば、実開平１−１５３０３
４号公報に示すように屋根下地材に開口部を設け、この
開口部に木枠を取付け、その木枠と屋根下地材に亘って
上水切り材、左右の側水切り材、下水切り材をそれぞれ
取付けて開口部内に雨水が浸入しないようにし、前記各
水上り材の上に屋根材を重ね合せて取付け、前記木枠に
採光窓本体を取付けた天窓の取付け構造が知られてい
る。
のものが知られている。例えば、実開平１−１５３０３
４号公報に示すように屋根下地材に開口部を設け、この
開口部に木枠を取付け、その木枠と屋根下地材に亘って
上水切り材、左右の側水切り材、下水切り材をそれぞれ
取付けて開口部内に雨水が浸入しないようにし、前記各
水上り材の上に屋根材を重ね合せて取付け、前記木枠に
採光窓本体を取付けた天窓の取付け構造が知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】瓦屋根は野地板に瓦棧
を設け、その瓦棧に瓦を引掛けて取付けているので、瓦
屋根の屋根下地材は野地板に瓦棧を屋根こう配方向と直
交方向に向うと共に、屋根こう配方向に間隔を置いて複
数設けたものとなっている。
を設け、その瓦棧に瓦を引掛けて取付けているので、瓦
屋根の屋根下地材は野地板に瓦棧を屋根こう配方向と直
交方向に向うと共に、屋根こう配方向に間隔を置いて複
数設けたものとなっている。
【０００４】また、前記各水切り材は薄板により縦片と
横片により断面ほぼＬ字状となり、その縦片を木枠に連
結し、横片を屋根下地材に接して取付けている。
横片により断面ほぼＬ字状となり、その縦片を木枠に連
結し、横片を屋根下地材に接して取付けている。
【０００５】このために、瓦屋根の場合には左右の側水
切り材の横片が複数の瓦棧に跨って接し、その側水切り
材の横片と野地板との間に空間があるので、その側水切
り材の横片に上から外力が加わった際に変形し易く、瓦
と側水切り材の横片との間に充填したモルタルが簡単に
剥離し、そのモルタルが剥離した部分から雨水が野地板
に浸入して瓦と側水切り材との間の水密性が低下する。
切り材の横片が複数の瓦棧に跨って接し、その側水切り
材の横片と野地板との間に空間があるので、その側水切
り材の横片に上から外力が加わった際に変形し易く、瓦
と側水切り材の横片との間に充填したモルタルが簡単に
剥離し、そのモルタルが剥離した部分から雨水が野地板
に浸入して瓦と側水切り材との間の水密性が低下する。
【０００６】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした瓦屋根の天窓取付け構造を提供することを目
的とする。
ようにした瓦屋根の天窓取付け構造を提供することを目
的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】野地板の開口部に取付け
た木枠と、この木枠の上部に取付けた採光窓本体と、前
記木枠の左右側部と瓦棧の端面との間の野地板に、木枠
の左右側部に沿って設けた左右の側部支持材と、この側
部支持材と瓦棧に亘って接する横片及び木枠の左右側部
に連結される縦片より成る左右の側部水切り材と、前記
木枠の上部と野地板に亘って取付けた上水切り材と、前
記木枠の下部と野地板に亘って取付けた下水切り材と、
前記瓦棧に引掛けて野地板に設けられる瓦を備え、前記
側水切り材の横片と瓦との間に充填材を充填した瓦屋根
の天窓取付け構造。
た木枠と、この木枠の上部に取付けた採光窓本体と、前
記木枠の左右側部と瓦棧の端面との間の野地板に、木枠
の左右側部に沿って設けた左右の側部支持材と、この側
部支持材と瓦棧に亘って接する横片及び木枠の左右側部
に連結される縦片より成る左右の側部水切り材と、前記
木枠の上部と野地板に亘って取付けた上水切り材と、前
記木枠の下部と野地板に亘って取付けた下水切り材と、
前記瓦棧に引掛けて野地板に設けられる瓦を備え、前記
側水切り材の横片と瓦との間に充填材を充填した瓦屋根
の天窓取付け構造。
【０００８】
【作 用】側水切り材の横片は木枠の側部に沿って野
地板に設けた側部支持材と瓦棧に亘って接しているか
ら、その側水切り材の横片は側部支持材を介して野地板
に支持され、その横片が薄肉であっても上から力が加え
られた際に変形することがなく、その横片と瓦との間に
充填した充填材が剥離しない。これにより、側水切り材
と瓦との間の水密性が向上する。
地板に設けた側部支持材と瓦棧に亘って接しているか
ら、その側水切り材の横片は側部支持材を介して野地板
に支持され、その横片が薄肉であっても上から力が加え
られた際に変形することがなく、その横片と瓦との間に
充填した充填材が剥離しない。これにより、側水切り材
と瓦との間の水密性が向上する。
【０００９】
【実 施 例】図１と図２に示すように、たる木１に取
付けた野地板２に瓦棧３を設けて屋根下地材４となり、
その瓦棧３に瓦５を引掛けて取付けて瓦屋根としてあ
る。
付けた野地板２に瓦棧３を設けて屋根下地材４となり、
その瓦棧３に瓦５を引掛けて取付けて瓦屋根としてあ
る。
【００１０】前記野地板２に矩形状の開口部６が形成さ
れ、この開口部６の周縁部に方形枠状の木枠７が取付け
てあり、この木枠７の上部に採光窓本体８が取付けら
れ、この採光窓本体８は方形枠８ａに透光板８ｂを装着
したガラス障子となっている。
れ、この開口部６の周縁部に方形枠状の木枠７が取付け
てあり、この木枠７の上部に採光窓本体８が取付けら
れ、この採光窓本体８は方形枠８ａに透光板８ｂを装着
したガラス障子となっている。
【００１１】前記木枠７は上部枠材１０と下部枠材１１
と左右の側部枠材１２により方形枠状となり、その左右
の側部枠材１２の外側面下部と野地板２の左右の開口縁
寄り部分とに亘って図２に示すようにＬ型の金具１３が
連結されている。
と左右の側部枠材１２により方形枠状となり、その左右
の側部枠材１２の外側面下部と野地板２の左右の開口縁
寄り部分とに亘って図２に示すようにＬ型の金具１３が
連結されている。
【００１２】前記野地板２の開口部６より上流側には第
１上部支持材１４と第２上部支持材１５が設けられ、野
地板２の開口部６より下流側には下部支持材１６が設け
てあり、この第１・第２上部支持材１４，１５と下部支
持材１６は図３に示すように木枠７の上部枠材１０、下
部枠材１１と相対向し、瓦棧３と同一厚さで、かつ瓦棧
３よりも幅広くなっている。
１上部支持材１４と第２上部支持材１５が設けられ、野
地板２の開口部６より下流側には下部支持材１６が設け
てあり、この第１・第２上部支持材１４，１５と下部支
持材１６は図３に示すように木枠７の上部枠材１０、下
部枠材１１と相対向し、瓦棧３と同一厚さで、かつ瓦棧
３よりも幅広くなっている。
【００１３】図１に示すように、前記木枠７の上部枠材
１０の外側面に上水切り材１７の縦片１８が連結され、
この上水切り材１７の横片１９は第１上部支持材１４と
第２上部支持材１５の上面に接し、その横片１９の上に
瓦５が上部スポンジ２０を介して接し、その瓦５と横片
１９との間にモルタルやコンクリート等の充填材２１が
充填してある。
１０の外側面に上水切り材１７の縦片１８が連結され、
この上水切り材１７の横片１９は第１上部支持材１４と
第２上部支持材１５の上面に接し、その横片１９の上に
瓦５が上部スポンジ２０を介して接し、その瓦５と横片
１９との間にモルタルやコンクリート等の充填材２１が
充填してある。
【００１４】図１に示すように、前記木枠７の下部枠材
１１の外側面に下水切り材２２の縦片２３が連結され、
その下水切り材２２の横片２４が下部支持材１６の上面
に接し、この横片２４の端部に下部スカート２５が連結
され、この下部スカート２５は鉛製で瓦５の上面に重ね
合せてある。
１１の外側面に下水切り材２２の縦片２３が連結され、
その下水切り材２２の横片２４が下部支持材１６の上面
に接し、この横片２４の端部に下部スカート２５が連結
され、この下部スカート２５は鉛製で瓦５の上面に重ね
合せてある。
【００１５】図２に示すように、前記木枠７の左右の側
部枠材１２と瓦棧３の端面３ａとは離隔し、その離隔し
た部分の野地板２に左右の側部支持材２６が側部枠材１
２と平行で、かつ第１上部支持材１４と下部支持材１６
に接してそれぞれ設けてあり、この側部支持材２６は瓦
棧３と同一厚さで、幅広くなり、しかも側部支持材２６
は図３に示すように木枠７の側部枠材１２と略同一長さ
で、その側部支持材２６に複数の瓦棧３が相対向してい
る。
部枠材１２と瓦棧３の端面３ａとは離隔し、その離隔し
た部分の野地板２に左右の側部支持材２６が側部枠材１
２と平行で、かつ第１上部支持材１４と下部支持材１６
に接してそれぞれ設けてあり、この側部支持材２６は瓦
棧３と同一厚さで、幅広くなり、しかも側部支持材２６
は図３に示すように木枠７の側部枠材１２と略同一長さ
で、その側部支持材２６に複数の瓦棧３が相対向してい
る。
【００１６】図２に示すように、前記木枠７の左右の側
部枠材１２の外側面には左右の側水切り材２７の縦片２
８が連結され、この側水切り材２７の横片２９が側部支
持材２６の上面と複数の瓦棧３の上面に亘って接し、そ
の横片２９に瓦５が側部スポンジ３０を介して接し、そ
の瓦５と横片２９との間にモルタルやコンクリート等の
充填材３１が充填してある。
部枠材１２の外側面には左右の側水切り材２７の縦片２
８が連結され、この側水切り材２７の横片２９が側部支
持材２６の上面と複数の瓦棧３の上面に亘って接し、そ
の横片２９に瓦５が側部スポンジ３０を介して接し、そ
の瓦５と横片２９との間にモルタルやコンクリート等の
充填材３１が充填してある。
【００１７】前記上部スポンジ２０と左右の側部スポン
ジ３０，３０は連続して平面コ字状となっている。つま
り、左右の側水切り材２７を取付けた後に上水切り材１
７を取付けて側水切り材２７の横片２９に上水切り材１
７の横片１９を重ね合せ、この後に上部スポンジ２０と
側部スポンジ３０を連続して装着する。
ジ３０，３０は連続して平面コ字状となっている。つま
り、左右の側水切り材２７を取付けた後に上水切り材１
７を取付けて側水切り材２７の横片２９に上水切り材１
７の横片１９を重ね合せ、この後に上部スポンジ２０と
側部スポンジ３０を連続して装着する。
【００１８】
【発明の効果】側水切り材の横片は木枠の側部に沿って
野地板に設けた側部支持材と瓦棧に亘って接しているか
ら、その側水切り材の横片は側部支持材を介して野地板
に支持され、その横片が薄肉であっても上から力が加え
られた際に変形することがなく、その横片と瓦との間に
充填した充填材が剥離しない。したがって、側水切り材
と瓦との間の水密性が向上する。
野地板に設けた側部支持材と瓦棧に亘って接しているか
ら、その側水切り材の横片は側部支持材を介して野地板
に支持され、その横片が薄肉であっても上から力が加え
られた際に変形することがなく、その横片と瓦との間に
充填した充填材が剥離しない。したがって、側水切り材
と瓦との間の水密性が向上する。
【図１】本発明の実施例を示す天窓取付部の縦断面図で
ある。
ある。
【図２】本発明の実施例を示す天窓取付部の横断面図で
ある。
ある。
【図３】野地板に木枠と瓦棧と支持材を取付けた状態の
斜視図である。
斜視図である。
２…野地板、３…瓦棧、３ａ…端面、５…瓦、６…開口
部、７…木枠、８…採光窓本体、１７…上水切り材、２
２…下水切り材、、２６…側部支持材、２７…側水切り
材、２８…縦片、２９…横片、３０…側部スポンジ、３
１…充填材。
部、７…木枠、８…採光窓本体、１７…上水切り材、２
２…下水切り材、、２６…側部支持材、２７…側水切り
材、２８…縦片、２９…横片、３０…側部スポンジ、３
１…充填材。
Claims (1)
- 【請求項１】 野地板の開口部に取付けた木枠と、 この木枠の上部に取付けた採光窓本体と、 前記木枠の左右側部と瓦棧の端面との間の野地板に、木
枠の左右側部に沿って設けた左右の側部支持材と、 この側部支持材と瓦棧に亘って接する横片及び木枠の左
右側部に連結される縦片より成る左右の側部水切り材
と、 前記木枠の上部と野地板に亘って取付けた上水切り材
と、 前記木枠の下部と野地板に亘って取付けた下水切り材
と、 前記瓦棧に引掛けて野地板に設けられる瓦を備え、 前記側水切り材の横片と瓦との間に充填材を充填したこ
とを特徴とする瓦屋根の天窓取付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16547495A JP2757145B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 瓦屋根の天窓取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16547495A JP2757145B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 瓦屋根の天窓取付け構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0913596A JPH0913596A (ja) | 1997-01-14 |
| JP2757145B2 true JP2757145B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=15813101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16547495A Expired - Fee Related JP2757145B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 瓦屋根の天窓取付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2757145B2 (ja) |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP16547495A patent/JP2757145B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0913596A (ja) | 1997-01-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2757145B2 (ja) | 瓦屋根の天窓取付け構造 | |
| JPH0714514Y2 (ja) | 屋根パネルの接続部の構造 | |
| JP3268317B2 (ja) | 屋根パネルの接続部構造 | |
| JP2004003219A (ja) | 捨水切 | |
| JP2530563Y2 (ja) | けらば用屋根パネル | |
| JP2001182232A (ja) | 屋根の排水構造 | |
| JPH07150694A (ja) | 屋根の谷構造 | |
| JP3257190B2 (ja) | 瓦の葺き構造 | |
| JPS6214247Y2 (ja) | ||
| JP2630852B2 (ja) | 建築物用面板材 | |
| JP2002013193A (ja) | 簡易屋根 | |
| JP3509571B2 (ja) | 呼び樋の取り付け構造 | |
| JP3449202B2 (ja) | 屋根瓦の固定構造 | |
| JP2002194865A (ja) | 軒先水切り | |
| JPH0329457Y2 (ja) | ||
| JPH04360937A (ja) | 外壁目地部の防水構造 | |
| JP2000154619A (ja) | 隅棟瓦の固定構造とこれに用いる水切り板材 | |
| JP3206249B2 (ja) | 平板瓦を用いた瓦棒葺き構造 | |
| JPH09287268A (ja) | 外壁装置 | |
| JPH0336654Y2 (ja) | ||
| JPS587869Y2 (ja) | 軒先装置 | |
| JP3397074B2 (ja) | 採光窓の水切り防水構造 | |
| JPH0714516Y2 (ja) | 屋根パネルの接続部の構造 | |
| JP2528796Y2 (ja) | 瓦板接続用水切りシート | |
| JP2508274Y2 (ja) | 屋根パネル体の取付構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |