JP3378199B2 - 抗ピリング性を有する紡績糸の製造方法 - Google Patents

抗ピリング性を有する紡績糸の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、獣毛繊維とポリエ
ステル短繊維からなり、抗ピリング性に優れた紡績糸に
関するものであり、特にニット製品に用いるに好適な紡
績糸の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、羊毛等の獣毛繊維が有する風
合い,ふくらみ感,吸放湿特性,保温性等や、ポリエス
テル繊維が有する寸法安定性等の優れた機能の両者を活
かすため、これらを混紡し、製織して織物を製造するこ
とが行われてきた。
【0003】しかしながら、獣毛繊維に対し、ポリエス
テル短繊維は単繊維強度が強いため、ピリングが発生し
やすい、また一度発生したピリングが脱落しない等の問
題を有していた。織物表面に発生するピリングは、繊維
製品の品質を低下させるものとしてその対策がなされて
いるが、かかる対策をニット製品用途に用いても十分な
抗ピリング性が得られないため、ニット分野においては
上記の様な獣毛繊維とポリエステル短繊維の混紡品はあ
まり用いられていなかった。
【0004】上記のピリングは、(1)毛羽の発生,
(2)毛羽の絡み合い(=ピリングの発生),(3)ピ
リングの脱落、という過程により形成されるものであ
り、具体的には、衣料品の場合、第1段階で、着用中ま
たは洗濯時の摩擦によって布帛の表面でまずループが形
成され、次いで該ループが引き出されて遊離端を形成し
て毛羽になる。この場合、毛羽は布帛間の摩擦特性と、
曲げ硬さに影響を受ける。次に、第2段階では、発生し
た毛羽が摩擦によって絡み合いピリングが形成される。
一般に繊維の剛性が絡み傾向に関係している。そして、
第3段階では、ピリングと布帛との結合部の繊維が摩擦
によって切断され脱落していくが、このピリングの磨耗
は、繊維の物理的特質、特に強度に左右される。
【0005】しかして、この様なピリングの問題を解決
するための発明は種々なされており、特にポリエステル
の抗ピリング性繊維構造物としては、例えば、特開平9
−95859号公報には、「単繊維繊度が0.01から
10デニール、単繊維強度が2.5g/デニール以上の
ポリエステル短繊維を含むスパン織編物であって、該織
編物の表面毛羽には毛焼き加工による溶融玉がなく、表
面毛羽の平均毛羽長が1.1mm以上50mm以下で、
かつ平均毛羽密度が200本/cm以上有していること
を特徴とするポリエステルスパン織編物」が、また、特
公昭62−62184号公報には、「1mμ〜500m
μの直径を持つ粉体を0.5〜10重量%混合したポリ
エステルが繊維表面の30%以上を覆うように複合して
溶融紡糸し、該紡糸後の未延伸繊維を二次転移点以下の
温度で少なくとも3時間放置し、その後該未延伸繊維の
引っ張り試験における第1降伏点応力の50%〜95%
の張力で、二次転移点以下の温度で微細なひび割れが発
生するに十分な時間緊張処理し、しかる後延伸し、得ら
れた繊維をそれ以降の工程においてアルカリ性液体によ
り、0.1重量%以上減量することを特徴とする抗ピル
性ポリエステル繊維の製造方法」が開示されている。さ
らに、特公平6−63155号公報には、抗ピリング性
に優れたウールとポリエステルの混紡紡毛服地として、
「平均繊維長が30〜150mmである紡毛用ウール
と、平均繊維長が45〜75mm、繊度が2〜5デニー
ルであるポリエステル繊維とを、15:85〜85:1
5の割合(重量比)で混紡し、これを調合・紡毛用カー
ディング・紡毛用精紡に経由せしめてなる紡毛糸を原糸
とする織布であって、前記ポリエステル繊維が高粘度ポ
リエステル成分と低粘度ポリエステル成分を並列的また
は偏芯的に接合せしめた複合繊維であることを特徴とす
るウールとポリエステルの混紡紡毛服地」が開示されて
いる。
【0006】しかしながら、編物用紡績糸は織物用紡績
糸に比べて少ない撚で紡出されるため、特開平9−95
859号公報に記載される「単繊維強度が2.5g/デ
ニール以上のポリエステル短繊維」を用いた紡績糸を使
ってニット製品を製造した場合、撚で毛羽が押さえ込ま
れていないためにピリングが発生し易い上、単繊維強度
が強いために発生した毛羽が脱落せず、実用的には不十
分な点があった。
【0007】また、特公昭62−62184号公報や特
公平6−63155号公報に記載の発明の場合、「粉体
を混合したポリエステルが繊維表面を覆うように複合し
て溶融紡糸し、放置及び緊張処理を経た後、減量を行っ
て得た抗ピル性ポリエステル繊維」や「高粘度ポリエス
テル成分と低粘度ポリエステル成分を並列的または偏芯
的に接合せしめた複合繊維であるポリエステル繊維」の
様な特殊なポリエステル繊維が必要となるため、生産性
及びコスト面での問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の実状に
鑑みなされたものであって、獣毛繊維とポリエステル短
繊維からなり、ピリングの発生を抑え、またピリングが
発生した場合に脱落可能な、抗ピリング性に優れた紡績
の製造法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は次の構成をとる。なお、本発明で用いら
れる獣毛繊維とは主に羊毛を指すが、これに限定するも
のではなく、カシミア、モヘア、アルパカ、ラクダ、ウ
サギなども用いることが可能である。
【0010】まず、第1の発明は、繊維表面のスケール
の少なくとも一部を除去した親水性獣毛繊維に、粘度が
150CPS以下であるアクリル樹脂エマルジョンから
なる接着剤または粘着剤を付与し、アルカリ溶液を用い
て減量加工を施し単繊維強度2.0g/d以上、2.
5g/d未満としたポリエステル短繊維と混紡すること
を特徴とする抗ピリング性を有するニット製品用紡績糸
の製造法を要旨とするものである。
【0011】このとき、上記混紡糸におけるポリエステ
ル短繊維の含有率は、30〜65重量%であることが好
ましい。上記ポリエステル短繊維の含有率が30重量%
未満の場合、寸法安定性等のポリエステル短繊維の性質
があまり発揮されず、また65重量%を超えると、獣毛
繊維の持つ優れた風合いやボリューム感が損なわれる様
になる。
【0012】上記ポリエステル短繊維としては、単繊維
強度が2.0g/d以上、2.5g/dのものを用い、
繊維長50〜100mm(平均繊維長75mm程度)、
繊度1.5〜5.0dのものが好ましい。該ポリエステ
ル短繊維の単繊維強度が2.5g/d以上になると、そ
の強さのため、ピリングが発生した際に該ピリングの脱
落・除去が困難となり、また2.0未満であると糸とし
ては弱すぎるため、衣料品等に用いるには不適切であ
る。また、十分な抗ピリング性の確保及び混紡糸の均斉
度という点において、ポリエステル短繊維の繊維長と繊
度は上記の範囲が好ましい。
【0013】紡糸・切断の直後のポリエステル短繊維
が、特殊な製法によって単繊維強度が上記の範囲となっ
ている場合はそのまま本発明に使用することが可能であ
るが、通常のポリエステル短繊維の単繊維強度は4.5
〜5.0g/dであるため、この様な場合は苛性ソー
ダ,苛性カリ等のアルカリ溶液を用いてポリエステル短
繊維表面を加水分解・溶融せしめ、ポリエステル短繊維
本来の持つ剛直性を無くする、いわゆる減量加工を施
し、単繊維強度を2.0g/d以上、2.5g/d未満
とする。
【0014】また、本発明に用いる獣毛繊維は、繊維表
面のスケールの少なくとも一部が除去されているものを
使用する。ここで、該獣毛繊維の繊維長は、60〜90
mmであることが好ましい。
【0015】上記の様な獣毛繊維を得るには、塩素もし
くは酸素を用いた酸化処理により、繊維表面にアニオン
および/またはカチオンを生じさせて親水性を与える方
法、すなわち獣毛繊維の表面スケールのうちの最外層で
あるエピクチクル層を損傷もしくは溶出除去して繊維表
面の撥水性を除去し、さらに上記スケールの中間層であ
るエキソクチクル層にも損傷を与えて繊維表面にアニオ
ン,カチオンを生じさせ、その表面を最内層であるエン
ドクチクル層と同程度の親水性に改質せしめる方法を用
いる。
【0016】この様に、酸化処理により獣毛繊維のスケ
ールの少なくとも一部を除去した場合、単繊維強度を弱
めるだけでなく、スケールの絡み合いによって洗濯時に
発生する収縮(フェルト化)を防止することをも可能に
なるので、衣料用として好適であると共に、繊維が親水
性となるので、後の工程で処理剤を付与する場合等にお
いても効果的である。
【0017】スケールが全く除去されていない獣毛繊維
の場合、繊維表面が疎水性を示すため、後述の接着剤等
のノリが悪くなり、単繊維が糸組織から抜け落ちる、い
わゆる素抜けが発生しピリングの原因となり易い上に、
単繊維強度が強いため、ポリエステル短繊維の場合と同
様に、ピリングが発生した際に該ピリングの脱落・除去
が困難となる。
【0018】次に、本発明は、獣毛繊維に接着剤または
粘着剤が付与されていることを特徴とするものである。
本発明のように、接着剤または粘着剤を用いることによ
り、単繊維の抜けを抑えると共に、ポリエステル短繊維
及び獣毛繊維の表面に発生した毛羽を押さえ込んで、こ
れらの毛羽同士の絡み合いを防止し、ひいてはピリング
の発生を防止するのである。
【0019】そして、本発明は、接着剤または粘着剤が
アクリル樹脂エマルジョンであることを特徴とするもの
である。一般的に、獣毛繊維の樹脂加工としては、エピ
クロルヒドリル等のナイロン系樹脂,ウレタン系樹脂が
用いられるが、これらを用いた繊維製品の場合、風合い
が硬化し衣料用としては品質上問題があった。しかしな
がら本発明の様に接着剤または粘着剤としてアクリル樹
脂エマルジョンを用いた場合、上記の様な風合いの硬化
がなく、耐候性に優れているため衣料用途等に好適な
上、適度な粘性及び保持力を有しているため毛羽の発生
防止という目的には最適である。加えて、該アクリル樹
脂エマルジョンは、無公害,無溶剤系,無毒性であるた
め、環境保全上においても好適である。上記のアクリル
樹脂エマルジョンとしては、プライマルN−580s,
プライマルTR−934(ローム・アンド・ハース・ジ
ャパン株式会社製)等が例示される。
【0020】さらに、発明は、粘度が150CPS以
下であるアクリル樹脂エマルジョンを用いることを特徴
とするものである。ここで、該アクリル樹脂エマルジョ
ンの粘度が150CPSを超える場合、粘度が高すぎる
ため、紡績,編成等の後の工程において、作業性の悪化
の原因となり、生産性の低下を招く様になるのである。
【0021】また第番目の発明は、上記第番目の発
明において、シリコン系化合物エマルジョンが付与され
ていることを特徴とするものである。該シリコン系化合
物エマルジョンを付与するにあたっては、紡績工程を経
た糸染工程の後が適切である。
【0022】紡績後の仕上げ剤としては、一般的にポリ
エーテル型水系ポリウレタン等のウレタン系樹脂も用い
られるが、この場合、風合い及び毛羽発生防止の点にお
いては、上記シリコン系化合物エマルジョンに劣るた
め、本発明の様に、紡績糸にシリコン系化合物エマルジ
ョンを付与することにより、表面に平滑性を与え、毛羽
の発生を防止してピリングの発生を抑えるのである。
【0023】
【発明の実施の形態】以上が、本発明の構成であるが、
次に本発明の紡績糸の製造方法を詳細に説明する。
【0024】まず、通常の洗毛工程,カード工程に供給
して得た獣毛繊維のスライバーに酸化処理を施すもので
あるが、該酸化処理としては、次亜塩素酸塩,亜塩素酸
塩,ジクロルイソシアヌル酸塩,過マンガン酸塩,過酸
化水素,モノ過硫酸およびその塩等,各種の酸化剤を用
いることができるが、特に次亜塩素酸塩,ジクロルイソ
シアヌル酸塩,過マンガン酸塩が好適である。このと
き、上記酸化剤の使用量は、1.0〜6.0%owfと
することが好ましい。
【0025】次いで、上記獣毛繊維を、洗浄−脱塩−洗
浄の工程に経由せしめ、次いで、アクリル樹脂エマルジ
ョンを付与する。ここで、該アクリル樹脂エマルジョン
の使用量は0.1〜0.5%owfが好適である。この
様にして、酸化処理及びアクリル樹脂エマルジョン付与
が施された獣毛繊維スライバーを形成する。
【0026】また、ポリエステル短繊維に対しては、苛
性ソーダ,苛性カリ等のアルカリ溶液を用いて繊維表面
を加水分解・溶融せしめる、いわゆる減量加工を施すも
のであるが、一般的には苛性ソーダ(NaOH)が用い
られる。
【0027】ポリエステル繊維に減量加工を施すには、
ウールと混紡するに先立ってエステル綿単独で処理す
る、いわゆる原綿法が好適である。なお、本発明の減量
加工においては、ポリエステル短繊維スライバーを、苛
性ソーダ濃度5〜20重量%,温度120〜140℃,
処理時間60〜90分の加工条件に設定して処理するこ
とにより、単繊維強度を2.0g/d以上、2.5g/
dとすることが可能となる。
【0028】上記の工程を経て、スケールの一部が除去
され、なおかつアクリル樹脂エマルジョンが付与された
獣毛繊維のスライバーと、減量加工を施されたポリエス
テル単繊維からなるスライバーの両者を前紡工程で混ぜ
合わせ、次いで精紡機に供給して精紡単糸を紡出し、さ
らに該精紡単糸を2本引き揃えて合撚し、双糸とするの
である。このとき、上撚の撚数は、下撚の撚数の50〜
70%程度とすることが肝要であり、60%程度が最も
好ましい。
【0029】以上の工程により本発明の紡績糸は製造さ
れるが、さらに糸染をする場合においては、染色後にシ
リコン系化合物エマルジョンを約5%owf付与するこ
とにより、さらなる抗ピリング性が得られるのである。
【0030】
【実施例】(実施例1)NaOH12%owf,130
℃×80分で減量加工し、単繊維強度2.06g/dと
したポリエステル短繊維からなるスライバー50重量%
と、次亜塩素酸ソーダ1.6%owfで塩素酸化処理を
施してスケールの一部を除去し、さらにアクリル樹脂エ
マルジョン(プライマルN−580s;ローム・アンド
・ハース・ジャパン株式会社製)0.1%owfを付与
した羊毛繊維スライバー50重量%を下撚470T/
m,上撚250T/mで混紡し、40番手双糸を紡出
し、さらに糸染を施した後、シリコン系化合物エマルジ
ョン(ニッカシリコーンAPL;日華化学工業株式会社
製)を5%owf付与し、実施例1の紡績糸を得た。
【0031】(実施例2)シリコン系化合物エマルジョ
ンの代替として、ポリエーテル型水系ポリウレタン(B
AYPRET USV;バイエル株式会社製)5%ow
fを用いた他は実施例1と同様の工程にて実施例2の紡
績糸(40番手双糸)を製造した。
【0032】(比較例1)減量加工を施していない単繊
維強度4.77g/dのポリエステル短繊維60重量%
と、実施例1と同様にアクリル樹脂エマルジョン0.0
9%owfが付与された羊毛繊維スライバー40重量%
を下撚450T/m,上撚250T/mで混紡し、比較
例1の紡績(40番手双糸)を紡出した。
【0033】以上の様にして得た実施例1,実施例2,
比較例1の紡績糸を用い、12ゲージ/インチの横編機
により天竺編で400g/m2のニット地を編成し、該
ニット地の抗ピリング性能をJIS−L−1076−A
法(ICI形法)で測定した。以下にその結果を示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明方法によれば、上述の様に抗ピリ
ング性に優れている上、風合いが良く、高い防縮性とい
う卓越した性能を有しており、特にニット製品に使用し
た場合に効果的であるとともに、特殊な製法を用いて得
たポリエステル繊維でないものであっても用いることが
可能であるので、PETボトル等から再生されたポリエ
チレンテレフタレートを用いたポリエステル短繊維の使
用が可能となるため、環境保全という効果をも奏するの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−182935(JP,A) 特開 昭63−190039(JP,A) 特開 昭51−28095(JP,A) 特開 平1−8996(JP,A) 特開 平9−95868(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 1/00 - 3/48 D01C 3/00 D06M 15/263 D06M 15/643

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維表面のスケールの少なくとも一部を
    除去した親水性獣毛繊維に、粘度が150CPS以下で
    あるアクリル樹脂エマルジョンからなる接着剤または粘
    着剤を付与し、アルカリ溶液を用いて減量加工を施し
    繊維強度2.0g/d以上、2.5g/d未満とした
    ポリエステル短繊維と混紡することを特徴とする抗ピリ
    ング性を有するニット製品用紡績糸の製造法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の紡績糸にシリコン系化
    合物エマルジョンを付与することを特徴とする抗ピリン
    グ性を有する紡績糸の製造法。
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