JP2001089951A - 強撚織物 - Google Patents

強撚織物

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JP2001089951A
JP2001089951A JP26809099A JP26809099A JP2001089951A JP 2001089951 A JP2001089951 A JP 2001089951A JP 26809099 A JP26809099 A JP 26809099A JP 26809099 A JP26809099 A JP 26809099A JP 2001089951 A JP2001089951 A JP 2001089951A
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fabric
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boiling water
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JP26809099A
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Takashi Ochi
隆志 越智
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリエステル強撚織物において、優れたストレ
ッチ性を示し、染め斑、布帛表面の審美性に優れた強撚
織物を提供するものである。 【解決手段】本発明の上記の目的は、沸騰水収縮率が5
〜20%、沸騰水収縮率の標準偏差が0.50以下、ウ
ースター斑が1.5%以下である実質的にポリブチレン
テレフタレートからなる糸に撚り係数Kが15000以
上の強撚を施した強撚糸を経糸および/または緯糸に用
いた織物であって、30%伸長時の伸長回復率が95%
以上、伸長応力が392cN/cm以下であることを特
徴とする強撚織物により達成される。ただし、撚り係数
K=T×D1/2 、T:糸長1m当たりの撚数、D:繊維
糸条の繊度(デシテックス×0.9)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れたストレッチ
性を有し、染め斑、布帛表面の審美性に優れた強撚織物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート(以下PE
Tと略す)糸は耐熱性、機械的特性に優れるのみなら
ず、糸加工が容易であり最も汎用的な合成繊維である。
しかしながら、PET糸使いの布帛では、天然繊維使い
の布帛に比べ審美性、風合いが劣ってしまう。このた
め、天然繊維をターゲットとし、繊維や布帛設計に対し
様々な技術開発がなされてきた。布帛設計の技術開発の
一環として、強撚織物にも様々な工夫がなされてきた。
強撚織物とは、ポリエステルに撚り係数Kが15000
以上の強撚−撚り止めセットを施して製織することによ
って得られるが、製織後に撚り止めセットより高い熱履
歴を与えることにより、解撚を発生させ布帛表面に微細
な糸形態斑、いわゆるシボ立てにより絹織物の持つ繊細
な外観やドライ感を狙ったものである。そして、強撚織
物に対する技術開発は如何に美しいシボを立てるかとい
うことに焦点が絞られてきたのであった。
【0003】しかしながら、PET糸使いの強撚織物で
は、ある程度良好なシボ立ちが得られるのであるが、P
ET糸の初期引っ張り抵抗度が90〜100cN/dt
ex程度と高く、繊維基質として硬いため、強撚した際
撚りが均一に入りづらく、解撚や収縮が不均一に発生
し、絹の強撚織物に比較するとシボの美しさという点で
は全く及ばなかった。絹は湿潤時の初期引っ張り抵抗度
が低いため均一に強撚が入れられ、美しいシボ織物が得
られるのである。さらに、PET糸使い強撚織物では、
織物風合いが硬化してしまう問題があった。このため、
衣料にした場合、布帛が硬くなりドレープ性が低く、美
しいシルエットを表現できず安物のイメージが払拭でき
ないという問題があった。これを解決するため、PET
糸を製造する際、延伸倍率を低くして初期引っ張り抵抗
度を低くした糸を強撚する方法があるが、該方法では強
撚糸の解撚が不充分となるためシボが立たず、かえって
満足な強撚織物が得られなかった。
【0004】また、PET糸使い強撚織物では特有の
“ジャリジャリ”した触感となり、織物表面タッチとし
ても粗硬感が強いものであった。これは、天然繊維や半
合成繊維、例えばレーヨン等の強撚織物と比較すると、
無機的な粗硬感が強く、レーヨン強撚織物の持つビビッ
ドな“プリプリ感”、“織物表面タッチとしてのソフト
感”が得られず商品として高級感に劣るものであった。
【0005】さらに、PET糸使い強撚織物は織物とし
てのストレッチ性が低いため体の動きに対する追従性が
悪いといった実用特性にも問題があった。特に最近はス
トレッチ性はスポーツ用途のみでなく、衣料の快適性を
向上させるための基本機能として認知されてきており、
シャツ、パンツ、スカート、スーツ等にも広く求められ
るものとなっている。さらに、快適性のみならず、布帛
のドレープ性や可縫製を向上させるためにも重要な機能
であることが認知されてきており、ストレッチは欠くべ
からざるものとなってきつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
たストレッチ性を有し、染め斑、布帛表面の審美性に優
れた強撚織物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の目的は、
沸騰水収縮率が5〜20%、沸騰水収縮率の標準偏差が
0.50以下、ウースター斑が1.5%以下である実質
的にポリブチレンテレフタレートからなる糸に撚り係数
Kが15000以上の強撚を施した強撚糸を経糸および
/または緯糸に用いた織物であって、30%伸長時の伸
長回復率が95%以上、伸長応力が392cN/cm以
下であることを特徴とする強撚織物により達成される。 ただし、撚り係数K=T×D1/2 T:糸長1m当たりの撚数 D:繊維糸条の繊度(デシテックス×0.9)である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明でいうポリブチレンテレフ
タレート(以下PBTと略す)とは、1,4−ブタンジ
オールとテレフタル酸の重縮合により合成されるポリエ
ステルである。また、ジオール成分および酸成分の一部
が各々15mol%以下の範囲で他の共重合可能な成分
で置換されたものであってもよい。なお、共重合成分が
ポリエチレングリコールの場合は15重量%以下である
ことが好ましい。また、これらは他ポリマ、艶消剤、難
燃剤、帯電防止剤、顔料などの添加物を含有していても
よい。
【0009】本発明の強撚織物は、撚り係数K1500
0以上の強撚を施したPBT糸を経糸および/または緯
糸に使用した織物である。織物に充分なストレッチ性、
ドライ感を与えるためにはKは15000以上とするこ
とが重要である。Kは20000以上であれば織物のス
トレッチ性が向上するため、ドレープ性が高くなり好ま
しい。また、強撚織物の場合、残留トルクが過度に強く
発現し、織物表面が荒れる場合があるので、PBT強撚
糸は経糸および/または緯糸においてS撚り/Z撚りの
交互配置とすることが好ましい。
【0010】また、強撚の原糸として使用するPBT糸
の初期引っ張り抵抗度は50cN/dtex以下であれ
ば、強撚織物であっても布帛がソフトとなり、優れたド
レープ性を有する織物とすることが可能となるので好ま
しい。PBT糸の初期引っ張り抵抗度は30cN/dt
ex以下であれば、強撚を施しても撚りが均一に入り、
より好ましい。また、充分な織物引き裂き強力を得るた
めには原糸として使用するPBT糸の強度は3.0cN
/dtex以上であることが好ましい。また、収縮応力
は0.30cN/dtex以上であれば、織物拘束下で
も充分な収縮が入り、織物のふくらみ感を増し、好まし
い。
【0011】従来、PBT糸は熱セット性が悪く、撚り
止めセットが効かない、寸法安定性が不良といった問題
があり、高次加工工程で様々なトラブルを引き起こして
いた。しかし、発明者らが鋭意検討した結果、これらが
PBTの結晶転移に起因していることを突き止めた。P
BTは分子が伸びた形のβ型と縮んだ形のα型の2種類
の結晶形を有し、互いに応力、熱により転移することが
知られている(Macromolecules,vo
l.9,266(1976).等に記載)。そして、高
結晶化したPBTではより顕著にこの結晶転移が発現す
るが、この時に10%程度の糸長手方向の寸法変化を伴
う。すなわち、PBT糸が十分高結晶化している場合に
は、糸に撚りをかけると縮んだα型から伸びたβ型への
結晶転移が起こり、撚りによる糸の伸びを吸収する。そ
して、撚糸の際の応力を取り除くとβ型からα型へ戻る
際糸の収縮が起こり“ビリ”が発生したり、寸法安定性
が不良となるのである。そして、この結晶転移は結晶化
しているほど顕著となるので、結果的に熱セットが全く
効果を奏さないのである。
【0012】この結晶転移による問題点を解決するため
には、PBTの結晶化を抑制し結晶転移を発生し難くす
ることが重要である。そのためには、強撚用原糸として
使用するPBT糸を過度に結晶化させないことが必要で
ある。結晶化の程度は沸騰水収縮率で見積もることが可
能であり、本発明では沸騰水収縮率が5%以上となるよ
うにすることが重要である。沸騰水収縮率は好ましくは
7%以上である。一方、強撚糸の撚り止めセットや織物
の加工工程での収縮斑による布帛表面の荒れを防ぐため
には、PBT糸の沸騰水収縮率は20%以下であること
が重要である。
【0013】ところで、強撚織物では強撚糸の解撚トル
クを利用してシボを立てるものであるが、この時、解撚
斑が発生すると布帛表面が荒れたり染色斑が発生すると
いう問題が発生する。そのため、強撚用原糸として用い
る繊維は糸斑が小さいことが重要な要件となる。この問
題を解決するためには、糸長手方向の沸騰水収縮率の標
準偏差は0.50以下であることが重要である。糸長手
方向の沸騰水収縮率の標準偏差は好ましくは0.40以
下、さらに好ましくは0.35以下である。加えて、糸
長手方向の太細斑を示すウースター斑は1.5%以下で
あることが重要である。ウースター斑は好ましくは1.
0%以下である。
【0014】また、原糸として使用するPBT糸の繊度
は特に限定されるものではないが、単糸繊度10dte
x以下であることが好ましい。なお、通常のPET糸で
は単糸繊度2.5dtex以下でないと布帛の粗硬化が
顕著となってしまうが、本発明ではソフト性に優れるP
BT糸を使用するため単糸繊度をPET糸に比べ太く設
定しても充分なソフト性が得られる。また、原糸として
使用するPBT糸の単糸横断面形態も特に限定されるも
のではなく、丸断面、扁平断面、多葉断面、中空断面等
目的に応じて自由に設定することが可能である。
【0015】また、体の動きに対する追従性を高め、快
適な織物とするためには織物のストレッチ性が高いこと
が重要である。通常の衣料に要求される織物の伸びは2
0〜30%程度あれば充分であると言われているため、
本発明で言うストレッチ性は、織物を30%伸長した場
合の伸長回復率、伸長応力で評価する。ここで、伸長回
復率とは荷重−伸長ヒステリシス曲線における回復率を
示すものであり(図1)、値が高いほど伸長に対し可逆
的な変化をする、すなわちストレッチ性が高いことを示
す。また、伸長応力とは織物を30%伸長した場合の発
生応力であり、小さいほど伸長に対する抵抗力が小さ
い、すなわち楽に衣服が伸びるソフトストレッチ性が高
いことを示すものである。これは、快適性には重要な特
性である。本発明では伸長回復率は95%以上とするも
のであり、好ましくは97%以上である。また、伸長応
力は392cN/cm(400gf/cm)以下とする
ものであり、好ましくは196cN/cm(200gf
/cm)以下、より好ましくは98cN/cm(100
gf/cm)以下である。
【0016】このように、本発明は従来のPET糸使い
強撚織物にはないソフトストレッチ性を示すのである
が、これに吸湿性を付加する目的でセルロース系繊維を
混用するとさらに風合いが向上し、好ましい。また、セ
ルロース系繊維として接触冷感を有するビスコースレー
ヨン、銅アンモニアレーヨンを混用すると、さらにドラ
イ感が向上し好ましい。混用方法は特に限定されるもの
ではないが、PBT糸条中にセルロース系繊維を混繊し
たり、織物中に経糸および/または緯糸として、セルロ
ース系繊維糸条を交織したりすることができるが、経糸
にセルロース系繊維糸条を使用する交織が、セルロース
系繊維の特徴を発現させやすく好ましい。セルロース系
繊維糸条の混率は布帛で、10〜70重量%であること
が好ましい。
【0017】本発明の織物の製造方法は特に限定される
ものではないが、例えば以下の製造方法で得ることがで
きる。まず、極限粘度[η]≧0.80のPBTを紡糸
温度255℃で紡糸し、2500m/分以上の速度で引
き取る。その後、延伸熱処理を行い強撚用原糸となるP
BT延伸糸を得る。この時、引き取った繊維をそのまま
延伸熱処理し、巻き取る、いわゆる紡糸直接延伸法や、
一旦繊維を巻き取り、その後改めて延伸熱処理を施すい
わゆる2工程法を採用することができる。
【0018】ここで、PBT糸の沸騰水収縮率が5%未
満とならないように紡糸、延伸、熱処理することが重要
である。このためには熱セット温度は155℃以下とす
ることが好ましい。また、紡糸温度は265℃以下、紡
糸速度は2500m/分以上、延伸温度は85℃以下と
すると糸斑が減少し好ましい。
【0019】図2は、未延伸糸巻き取りの様子を示す概
略図である。図2において、1はスピンブロックであ
り、該スピンブロック1には、不織布よりなるフィルタ
ー2および口金3が装着されている。4はチムニーであ
り、口金3より吐出された糸条5を冷却している。紡糸
糸条5は給油ガイド6により紡糸油剤を付与され、交絡
ガイド7により交絡が付与され、第1ゴデットローラー
(1GD)8および第2ゴデットローラー(2GD)9
を介して巻き取り糸10として巻き取られる。
【0020】また、図3は、延伸熱処理の様子を示す概
略図である。図3において、未延伸糸11は、フィード
ローラー(FR)12とドローローラー(DR)15と
の間に設けられた第1ホットローラー(1HR)13、
第2ホットローラー(2HR)14で延伸熱処理され、
延伸糸16として巻き取られる。
【0021】また、図4は、未延伸糸を紡糸/巻き取り
過程で熱処理する様子あるいは紡糸直接延伸の様子を示
す概略図である。図4において、1はスピンブロックで
あり、該スピンブロック1には、不織布よりなるフィル
ター2および口金3が装着されている。4はチムニーで
あり、口金3より吐出された糸条5を冷却している。紡
糸糸条5は給油ガイド6により紡糸油剤を付与され、交
絡ガイド7により交絡が付与され、第1ホットネルソン
ローラー(1HNR)17および第2ホットネルソンロ
ーラー(2HNR)18を介して巻き取り糸19として
巻き取られる。
【0022】このようにして得た強撚用原糸にダブルツ
イスターなどを用いて強撚を施し、次いで例えば95℃
スチームにより撚り止めセットを施す。その後、製織、
精練、中間セットを施し、必要に応じてアルカリ減量、
染色を施し、本発明の織物を得ることができる。
【0023】本発明の織物は、ブラウス、シャツ等の薄
地からパンツ、スカート、コート等の中厚地まで衣料用
途全般に使用することが可能である。さらに、衣料用途
のみだけでなく、靴、特にストレッチブーツのような資
材用途にも適用可能である。なお、本発明は強撚織物で
あるが、本発明で使用したPBT強撚糸をニットに適用
しても優れたストレッチ性ニットが得られ好ましい。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例で詳細に説明する。な
お、実施例中の測定方法は以下の方法を用いた。 A.極限粘度[η] オルソクロロフェノール中25℃で測定した。 B.伸長回復率 JIS L1096において、サンプルの伸長(L10
を30%伸長とした以外は、JIS L1096の伸長
回復率測定法のA法にしたがい伸長回復率を求めた(図
1、JIS L1096から転載)。この時のサンプル
のつかみ間隔は20cmとした。 C.伸長応力 JIS L1096の6.14.1のA法にしたがい荷
重−伸長曲線を描かせた。そして、30%伸長時の応力
(織物幅1cmあたりの力)を求めた。この時のサンプ
ルのつかみ間隔は20cmとした。 D.強度および初期引っ張り抵抗度 JIS L1013にしたがい測定した。 E.沸騰水収縮率 沸騰水収縮率(%)=[(L0 −L1 )/L0 )]×1
00 L0 :糸をかせ取りし、初荷重0.09cN/dtex
下で測定したかせの原長 L1 :L0 を測定したかせを実質的に荷重フリーの状態
で沸騰水中で15分間処理し、風乾後初荷重0.09c
N/dtex下でのかせ長 F.糸長手方向の沸騰水収縮率の標準偏差 東レエンジニアリング社製FTA−500を用いて、繊
維の糸長手方向の沸騰水収縮率の連続測定を行った。こ
の時、糸の供給速度20m/分、走行糸応力0.01c
N/dtexで長さ15.5cmの100℃に加熱した
湿熱処理装置に通した。そして10分間測定を行い、収
縮率の標準偏差を求めた。この時、測定糸長3.3cm
毎に生の収縮率をポイントデータとして取り込み、これ
を6点合わせて平均し1データとした。そしてそれを1
000データ集め標準偏差を計算した。このようにし
て、ノイズの測定値への影響を抑制した。 G.ウースター斑(U%) Zellweger社製USTER TESTER 1
ModelCを使用し、200m/分の速度で糸を給
糸しながらノーマルモードで測定を行った。 H.収縮応力 カネボウエンジニアリング社製熱応力測定器で、昇温速
度150℃/分で測定した。サンプルは10cm×2の
ループとし、初期張力は繊度(デシテックス)×0.9
×(1/30)gfとした。 I.カバーファクター(CF) 織物の経方向、緯方向のカバーファクターをCF=N×
1/2 で計算し、経方向のCFと緯方向のCFの和を織
物のCFとした。
【0025】 N:織物中の糸密度(本数/インチ) D:繊維糸条の繊度(デシテックス×0.9) J.布帛風合い評価 実施例、比較例で得られた織物に、98℃でリラックス
精練を施し、170℃で中間セットした。さらに常法に
より10%のアルカリ減量処理を施した後染色、170
℃で仕上げセットを行った。このようにして得られた布
帛を、曲げに対するソフト感、布帛表面タッチ、染め
斑、布帛表面の審美性について1〜5級で官能評価し
た。3級以上を合格とした。 実施例1 [η]=0.83の酸化チタンを含まないPBTを紡糸
温度255℃で丸断面吐出孔(48ホール)から紡糸
し、3000m/分の速度で一対のゴデットローラー
(以下GDと略す)を介し、巻き取った(図2)。その
後、一対のホットローラー(以下HRと略す)を有する
延伸機を利用し、延伸熱処理を行った(図3)。この
時、1HR温度を80℃、2HR温度を140℃、1H
R/2HR間延伸倍率を1.35倍とした。
【0026】得られた延伸糸は111dtex、48フ
ィラメントであり、物性値は表1に示すが、初期引っ張
り抵抗度25cN/dtex、沸騰水収縮率8%、糸長
手方向の沸騰水収縮率の標準偏差0.33、ウースター
斑0.8%であった。
【0027】このPBT延伸糸にK=20000の強撚
を施し、95℃スチームで撚り止めセットを行った。経
糸として沸騰水収縮率が−2%の低収縮PET繊維(5
5dtex、24フィラメント)と18%の高収縮PE
T繊維(33dtex、12フィラメント)からなる異
収縮混繊糸(撚り数200T/m)を114本/インチ
で整経し、該PBT強撚糸を緯糸とし、S撚、Z撚糸を
交互に105本/インチで打ち込み、3/1ツイルを製
織した。この織物のカバーファクターは2065であっ
た。これを風合い評価したところ、布帛の曲げに対する
ソフト感、柔らかな表面タッチ、染め斑、布帛表面の審
美性に優れていた。また、この染色した織物の緯糸方向
のストレッチ性を評価したところ伸長回復率98%、伸
長応力115cN/cmであり、優れたストレッチ性を
示した(表2)。また、経糸に使用した異収縮混繊糸の
効果によりふくらみ感にも優れたものであった。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】 比較例1 PBTに代えて[η]=0.63の酸化チタンを含まな
いPETを紡糸温度290℃で丸断面吐出孔(48ホー
ル)から紡糸した以外は実施例1と同様に未延伸糸を巻
き取った。その後、1HR温度を90℃、1HR/2H
R間延伸倍率を1.80倍とした以外は実施例1と同様
に延伸を行った。得られた延伸糸は111dtex、4
8フィラメントであり、物性値は表1に示すが、初期引
っ張り抵抗度91cN/dtex、沸騰水収縮率7%、
糸長手方向の沸騰水収縮率の標準偏差0.35、ウース
ター斑0.8%であった。
【0030】このPET延伸糸を用い実施例1と同様に
織物を作成した後、風合い評価を行ったところ、布帛の
曲げに対するソフト感、布帛表面タッチとしてのソフト
感に乏しいものであった。また、伸長回復率45%、伸
長応力3920cN/cmであり、ストレッチ性に乏し
く体の動きに追従しにくい織物であった(表2)。 実施例2 PBT延伸糸の撚り係数Kを15000とした以外は実
施例1と同様に織物を作成し、評価を行ったところ、布
帛の曲げに対するソフト感、柔らかな表面タッチ、染め
斑、布帛表面の審美性に優れていた。また伸長回復率9
5%、伸長応力385cN/cmであり、優れたストレ
ッチ性を示した(表2)。また、経糸に使用した異収縮
混繊糸の効果によりふくらみ感にも優れたものであっ
た。 比較例2 PBT延伸糸の撚り係数Kを10000とした以外は実
施例1と同様に織物を作成し、評価を行ったところ、伸
長回復率75%、伸長応力1210cN/cmであり、
ストレッチ性に乏しいものであった(表2)。 実施例3 織り組織を平織りとした以外は実施例1と同様に織物を
作成し、評価を行ったところ、布帛の曲げに対するソフ
ト感、柔らかな表面タッチ、染め斑、布帛表面の審美性
に優れていた。また伸長回復率97%、伸長応力124
cN/cmであり、優れたストレッチ性を示した(表
2)。また、経糸に使用した異収縮混繊糸の効果により
ふくらみ感にも優れたものであった。 実施例4 口金、吐出量を変更した以外は実施例1に準じ、紡糸、
延伸を行い、111dtex、24フィラメント、丸中
空断面(中空率25%)のPBT延伸糸を得た。物性値
は表1に示すが、初期引っ張り抵抗度20cN/dte
x、沸騰水収縮率12%、糸長手方向の沸騰水収縮率の
標準偏差0.40、ウースター斑1.0%であった。
【0031】このPBT延伸糸を用い、糸使いを経糸、
緯糸とも2糸条合糸使い(経糸176dtex、72フ
ィラメント、緯糸222dtex、48フィラメント)
とした以外は実施例3と同様に織物を作成し、評価を行
ったところ、布帛の曲げに対するソフト感、柔らかな表
面タッチ、染め斑、布帛表面の審美性に優れていた。ま
た伸長回復率97%、伸長応力250cN/cmであ
り、優れたストレッチ性を示した(表2)。また、経糸
に使用した異収縮混繊糸の効果によりふくらみ感にも優
れたものであった。さらに中空断面による軽量感にも優
れていた。 実施例5 口金、吐出量を変更した以外は実施例1に準じ、紡糸、
延伸を行い、83dtex、24フィラメント、三葉断
面のPBT延伸糸を得た。物性値は表1に示すが、初期
引っ張り抵抗度20cN/dtex、沸騰水収縮率11
%、糸長手方向の沸騰水収縮率の標準偏差0.36、ウ
ースター斑1.0%であった。
【0032】このPBT延伸糸にK=20000の強撚
を施し、95℃スチームで撚り止めセットを行った。経
糸として沸騰水収縮率が−2%の低収縮PET繊維(3
3dtex、18フィラメント)と18%の高収縮PE
T繊維(33dtex、12フィラメント)からなる異
収縮混繊糸(撚り数200T/m)を120本/インチ
で整経し、該PBT強撚糸を緯糸とし、S撚、Z撚糸を
交互に70本/インチで打ち込み、デシンを製織した。
この織物のカバーファクターは1536であった。この
織物の評価を行ったところ、布帛の曲げに対するソフト
感、柔らかな表面タッチ、染め斑、布帛表面の審美性に
優れていた。また伸長回復率97%、伸長応力105c
N/cmであり、優れたストレッチ性を示した(表
2)。また、経糸に使用した異収縮混繊糸の効果により
ふくらみ感にも優れたものであった。 実施例6 紡糸速度を1500m/分、延伸倍率を2.90倍とし
た以外は実施例1に準じ、紡糸、延伸を行い、111d
tex、48フィラメント、丸断面のPBT延伸糸を得
た。これの物性値は表1に示すが、初期引っ張り抵抗度
40cN/dtex、沸騰水収縮率15%、糸長手方向
の沸騰水収縮率の標準偏差0.42、ウースター斑1.
3%であった。
【0033】この強撚用PPT延伸糸を使用し、実施例
1と同様に織物を作成し、評価を行ったところ、布帛の
曲げに対するソフト感、柔らかな表面タッチ、染め斑、
布帛表面の審美性に優れていた。また伸長回復率97
%、伸長応力150cN/cmであり、優れたストレッ
チ性を示した(表2)。また、経糸に使用した異収縮混
繊糸の効果によりふくらみ感にも優れたものであった。 実施例7 経糸および緯糸を実施例1で使用したPBT強撚糸とし
てジョーゼットを製織した。この時経糸密度は101本
/インチ、緯糸密度は90本/インチとし、織物のカバ
ーファクターは1910であった。この織物の評価を行
ったところ、布帛の曲げに対するソフト感、柔らかな表
面タッチ、染め斑、布帛表面の審美性に優れていた。ま
た伸長回復率98%、伸長応力103cN/cmであ
り、優れたストレッチ性を示した(表2)。 比較例3 紡糸温度を285℃とした以外は実施例1と同様に紡
糸、延伸を行い、111dtex、48フィラメントの
PBT延伸糸を得た。しかし、紡糸温度が高すぎるため
PBTの吐出が不安定となり紡糸調子が悪化し、糸切れ
が頻発した。さらに、紡出糸条の冷却も不安定となり固
化点変動が発生し、糸斑が大きくなった。これの物性値
は表1に示すが、糸長手方向の沸騰水収縮率の標準偏差
0.55、ウースター斑2.5%と糸斑が過大であっ
た。 このPBT延伸糸を用いて実施例1と同様に布帛
評価を行ったが、染色斑が大きく、さらに布帛表面も荒
れたものとなり品位の低いものであった。 比較例4 実施例1で得たPBT未延伸糸を1HR温度95℃とし
た以外は実施例1と同様に延伸し、111dtex、4
8フィラメントのPBT延伸糸を得た。しかし、1HR
温度が高すぎるため1HR上で糸揺れが発生し、糸切れ
が頻発した。これの物性値は表1に示すが、糸長手方向
の沸騰水収縮率の標準偏差0.60、ウースター斑3.
0%と糸斑が過大であった。
【0034】このPBT延伸糸を用いて実施例1と同様
に布帛評価を行ったが、染色斑が大きく、さらに布帛表
面も荒れたものとなり品位の低いものであった。 比較例5 実施例1で得たPBT未延伸糸を2HR温度165℃と
した以外は実施例1と同様に延伸し、111dtex、
48フィラメントのPBT延伸糸を得た。この時は2H
R温度が高すぎるため、糸切れが頻発した。これの物性
値は表1に示すが、沸収率が4%と低く結晶化が進行し
すぎていた。また、糸長手方向の沸騰水収縮率の標準偏
差0.50、ウースター斑1.5%であった。
【0035】このPBT延伸糸を用いて実施例1と同様
に布帛評価を行ったが、強撚用原糸段階でPBTの結晶
化が進行しすぎていたため熱セットが効かず、“ビリ”
が発生し製織の際、糸切れが頻発した。さらに、布帛の
高次加工工程でシワが発生し、さらに解撚斑により、染
色斑が過大で、布帛表面も荒れた品位の低い布帛しか得
られなかった。 実施例8 紡糸温度260℃とした以外は実施例1と同様に紡糸を
行い、3000m/分の速度で引き取り、そのまま紡糸
直接延伸法により巻き取った(図4)。この時、第1ホ
ットネルソンローラー(1HNR)温度を75℃、第2
ホットネルソンローラー(2HNR)温度を143℃、
1HNR/2HNR間延伸倍率を1.33倍とした。な
お、糸はHNRに6回巻き付けた。得られた延伸糸の物
性は表1に示すが、111dtex、48フィラメン
ト、初期引っ張り抵抗度23cN/dtex、沸騰水収
縮率7%、糸長手方向の沸騰水収縮率の標準偏差0.3
2、ウースター斑0.8%であった。
【0036】このPBT延伸糸にK=20000の強撚
を施し、95℃スチームで撚り止めセットを行った。
【0037】経糸としてセルロース系繊維である旭化成
工業(株)製銅アンモニアレーヨン“キュプラ”(83
dtex、45フィラメント)と太細を有するPET繊
維(55dtex、24フィラメント、丸断面、沸騰水
収縮率8%)を300T/mで合撚した複合糸を90本
/インチで整経し、該PBT強撚糸を緯糸とし、S撚、
Z撚糸を交互に105本/インチで打ち込み、3/1ツ
イルを製織した。この織物のカバーファクターは205
6であった。この織物を風合い評価したところ、布帛の
曲げに対するソフト感、柔らかな表面タッチ、染め斑、
布帛表面の審美性に優れていた。また、この染色した織
物の緯糸方向のストレッチ性を評価したところ伸長回復
率98%、伸長応力110cN/cmであり、優れたス
トレッチ性を示した(表2)。さらに、銅アンモニアレ
ーヨン繊維特有の大きな接触冷感による高度なドライ感
が発現しただけでなく、吸湿性にも優れておりポリエス
テル繊維だけでは得られない優れた風合いであった。 実施例9 経糸としてセルロース系繊維である旭化成工業(株)製
ビスコースレーヨン“Silmax”(83dtex、
38フィラメント)と太細を有するPET繊維(55d
tex、24フィラメント、丸断面、沸騰水収縮率8
%)を300T/mで合撚した複合糸を用いた以外は実
施例8と同様に製織を行った。これを風合い評価したと
ころ、布帛の曲げに対するソフト感、柔らかな表面タッ
チ、染め斑、布帛表面の審美性に優れていた。また、こ
の染色した織物の緯糸方向のストレッチ性を評価したと
ころ伸長回復率98%、伸長応力111cN/cmであ
り、優れたストレッチ性を示した(表2)。さらに、ビ
スコースレーヨン繊維特有の優れた反発感、接触冷感に
よる優れたドライ感が発現しただけでなく、吸湿性にも
優れておりポリエステル繊維だけでは得られない優れた
風合いであった。 実施例10 経糸としてセルロース系繊維である東洋紡績(株)製ポ
リノジック繊維“タフセル”(単糸繊度1.7dte
x、丸断面、平均繊維長38mm、平均重合度500)
と太細を有するPET繊維(55dtex、24フィラ
メント、丸断面、沸騰水収縮率8%)を300T/mで
合撚した複合糸を用いた以外は実施例8と同様に製織を
行った。これを風合い評価したところ、布帛の曲げに対
するソフト感、柔らかな表面タッチ、染め斑、布帛表面
の審美性に優れていた。また、この染色した織物の緯糸
方向のストレッチ性を評価したところ伸長回復率98
%、伸長応力109cN/cmであり、優れたストレッ
チ性を示した(表2)。さらに、ポリノジック繊維特有
の優れた反発感が発現しただけでなく、吸湿性にも優れ
ておりポリエステル繊維だけでは得られない優れた風合
いであった。
【0038】
【発明の効果】本発明のソフトで、ストレッチ性および
ドライ感に優れた強撚織物により快適な衣料を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伸長回復率測定時の荷重−伸長曲線の概略図で
ある。
【図2】未延伸糸巻き取りの様子を示す概略図である。
【図3】延伸熱処理の様子を示す概略図である。
【図4】紡糸直接延伸の様子を示す概略図である。
【符号の説明】
1:スピンブロック 2:不織布フィルター 3:口金 4:チムニー 5:糸条 6:給油ガイド 7:交絡ガイド 8:第1ゴデットローラー 9:第2ゴデットローラー 10:巻き取り糸 11:未延伸糸 12:フィードローラー 13:第1ホットローラー 14:第2ホットローラー 15:ドローローラー 16:延伸糸 17:第1ホットネルソンローラー 18:第2ホットネルソンローラー 19:巻き取り糸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】沸騰水収縮率が5〜20%、沸騰水収縮率
    の標準偏差が0.50以下、ウースター斑が1.5%以
    下である実質的にポリブチレンテレフタレートからなる
    糸に撚り係数Kが15000以上の強撚を施した強撚糸
    を経糸および/または緯糸に用いた織物であって、30
    %伸長時の伸長回復率が95%以上、伸長応力が392
    cN/cm以下であることを特徴とする強撚織物。 ただし、撚り係数K=T×D1/2 T:糸長1m当たりの撚数 D:繊維糸条の繊度(デシテックス×0.9)
  2. 【請求項2】セルロース系繊維を混用していることを特
    徴とする請求項1記載の強撚織物。
  3. 【請求項3】ポリブチレンテレフタレート糸が紡速25
    00m/分以上の速度で紡糸され、その後延伸されたも
    のであることを特徴とする請求項1または2記載の強撚
    織物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001088239A1 (fr) * 2000-05-18 2001-11-22 Kanebo, Limited Etoffe presentant une surface concave et convexe et procede de fabrication associe, et produit fibreux presentant une surface concave et convexe et procede de fabrication associe

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001088239A1 (fr) * 2000-05-18 2001-11-22 Kanebo, Limited Etoffe presentant une surface concave et convexe et procede de fabrication associe, et produit fibreux presentant une surface concave et convexe et procede de fabrication associe

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