JP3377558B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP3377558B2
JP3377558B2 JP14634193A JP14634193A JP3377558B2 JP 3377558 B2 JP3377558 B2 JP 3377558B2 JP 14634193 A JP14634193 A JP 14634193A JP 14634193 A JP14634193 A JP 14634193A JP 3377558 B2 JP3377558 B2 JP 3377558B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、CCD(受光素子)を
用いる画像読取装置に係り、特に、受光素子列におい
て、画像データ出力の偶数画素、奇数画素に分かれてい
るCCDの駆動方式に関する。 【0002】 【従来の技術】受光素子列において、画像データ出力の
偶数画素、奇数画素に分かれているCCDの駆動方式を
図3に示す。CCDの1ライン分の蓄積時間を決めるシ
フト信号SHの周期TSHは、装置全体の1ライン時間と
なり、その他の画像処理やキャリッジの速度制御の基準
時間となるものである。リセットパルスRS1,RS2
は、偶数列、奇数列の画素の出力タイミングを示すもの
である。画素クロックφは、偶数列、奇数列のシフトレ
ジスタのシフト駆動速度を決めるものである。この画素
クロックφが装置全体の画素転送スピードの基となり、
画像処理スピードやI/F速度を決める基準時間とな
る。 【0003】画像データEVEN/ODDは、偶数列、
奇数列のそれぞれの画像出力アナログデータであり、そ
れらの偶奇画素ごとにサンプリングしてA/D変換を行
い、画像デジタルデータVDを得る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の駆動方式
は、回路でタイミングを生成するのであるが、基準とな
る1ライン周期TSH及び画素スピードTφは固定であ
り、装置が処理する画素数が変化しても、この基準クロ
ック(画素クロックφ)は固定のままである。 【0005】例えば、縮小処理で1/2縮小を行った場
合、1ラインの処理画素数は1/2になるのに、1ライ
ン周期TSHと画素スピードTφは固定であるため、本装
置の1ライン処理時間は変わらないことになる。 【0006】このように処理画素数が変わっても処理時
間が変わらないため、装置全体の高速処理にはつながら
ないという欠点があった。 【0007】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、画
像処理の高速化を図ることができる画像読取装置を提供
することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的は、受光素子列
の偶数列、奇数列に分かれて画像データが出力されるC
CDを有する画像読取装置において、CPUからの制御
信号により、CCDから次段のA/D変換器に転送され
る画素の転送タイミングを設定する画素転送スピードタ
イミング生成部と、1ラインのCCDの蓄積タイミング
設定する1ライン蓄積タイミング生成部を備え、
ラインの処理画素数が1/2である場合には、前記CC
Dから次段のA/D変換器に転送されるサンプリングデ
ータを前記受光素子列の偶数列あるいは奇数列の一方と
して、前記画素転送スピードタイミングと1ラインの蓄
積時間をそれぞれ1/2に短縮させることにより達成さ
れる。 【0009】 【作用】上記手段では、1ラインの処理画素数が1/2
である場合には、CCDから次段のA/D変換器に転送
されるサンプリングデータを受光素子列の偶数列あるい
は奇数列の一方として、画素転送スピードタイミングと
1ラインの蓄積時間をそれぞれ1/2に短縮させる
で、高速で画像処理できる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 【0011】図1は実施例に係る画像読取装置の要部ブ
ロック図、図2は実施例に係る画像読取装置の画像デー
タ出力の偶数画素、奇数画素に分かれているCCDの駆
動方式のタイミングチャートである。 【0012】1は受光素子列において偶数列(EVE
N)、奇数列(ODD)に分かれて出力するCCD、2
は切り換えスイッチで、切り換えスイッチ2はスイッチ
片が端子A側にある時、偶数画素を次段のA/D変換器
3に導き、端子B側にある時、奇数画素をA/D変換器
3に導く。4はCPU、5はCPU4からの制御信号F
MODEによって画素転送スピードタイミングを可変と
する画素転送スピードタイミング生成部、6は同じくC
PU4からの制御信号FMODEによって1ラインの蓄
積タイミングを可変とする1ライン蓄積タイミング生成
部である。 【0013】このような構成において、処理画素数が1
/2になった時、CPU4からFMODE=1という信
号を受けると、CCD1の画素クロックφのタイミング
が変化する。それを示したのが図2であり、CCDの1
ライン分の蓄積時間を決めるシフト信号SHの周期TSH
は、装置全体の1ライン時間となり、その他の画像処理
やキャリッジの速度制御の基準時間となるものである。
リセットパルスRS1,RS2は、偶数列、奇数列の画
素の出力タイミングを示すものである。画素クロックφ
は、偶数列、奇数列のシフトレジスタのシフト駆動速度
を決めるものである。この画素クロックφが装置全体の
画素転送スピードの基となり、画像処理スピードやI/
F速度を決める基準時間となる。画像データEVEN/
ODDは、偶数列、奇数列のそれぞれの画像出力アナロ
グデータであり、それらの偶奇画素ごとにサンプリング
してA/D変換を行い、画像デジタルデータVDを得
る。 【0014】本実施例における出力画像アナログデータ
のサンプリングは、画像データEVEN、画像データO
DDどちらか一方として画素数を1/2にする。そのた
め、シフト信号SHの周期TSHも1/2となり、画素ス
ピードTφも1/2となる。したがって、1ラインの処
理時間も1/2となる。 【0015】このように構成された前記実施例にあって
は、CPU4からの制御信号により、画素転送スピード
タイミングを可変とする画素転送スピードタイミング生
成部5と、1ラインの蓄積タイミングを可変とする1ラ
イン蓄積タイミング生成部6を備えたため、画素転送ス
ピードタイミングと1ライン蓄積タイミングを可変とし
たので、1ラインの処理画素数が減った場合、それに応
じて1ラインの処理時間も短くなり、画像処理の高速化
を図ることができる。 【0016】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1ラインの処理画素数が1/2である場合には、CCD
から次段のA/D変換器に転送されるサンプリングデー
タを受光素子列の偶数列あるいは奇数列の一方として、
画素転送スピードタイミングと1ラインの蓄積時間をそ
れぞれ1/2に短縮させるので、画像処理の高速化を図
ることができる
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例に係る画像読取装置の要部ブロ
ック図である。 【図2】本発明の実施例に係るCCD駆動方式のタイミ
ングチャートである。 【図3】従来例に係るCCD駆動方式のタイミングチャ
ートである。 【符号の説明】 1 CCD 4 CPU 5 画素転送スピードタイミング生成部 6 1ライン蓄積タイミング生成部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 受光素子列の偶数列、奇数列に分かれて
    画像データが出力されるCCDを有する画像読取装置に
    おいて、 CPUからの制御信号により、CCDから次段のA/D
    変換器に転送される画素の転送タイミングを設定する
    素転送スピードタイミング生成部と、 1ラインのCCDの蓄積タイミングを設定する1ライン
    蓄積タイミング生成部と、 を備え、 1ラインの処理画素数が1/2である場合には、前記C
    CDから次段のA/D変換器に転送されるサンプリング
    データを前記受光素子列の偶数列あるいは奇数列の一方
    として、前記画素転送スピードタイミングと1ラインの
    蓄積時間をそれぞれ1/2に短縮させることを特徴とす
    る画像読取装置。
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