JP3377423B2 - 小型モータのブラシ装置とその製造方法 - Google Patents

小型モータのブラシ装置とその製造方法

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JP3377423B2 JP33112297A JP33112297A JP3377423B2 JP 3377423 B2 JP3377423 B2 JP 3377423B2 JP 33112297 A JP33112297 A JP 33112297A JP 33112297 A JP33112297 A JP 33112297A JP 3377423 B2 JP3377423 B2 JP 3377423B2
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忠男 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型モータのブラシ
装置とその製造方法に係り、特に一対のブラシを精度よ
く組立ができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より合成樹脂製のブラシベースにタ
ーミナルを介して一対の板ブラシを植設してなる小型モ
ータのブラシ装置は広く一般的に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
小型モータのブラシ装置は、ブラシの配置空間が6ミリ
以下の超小型化サイズのものが要求されるようになる
と、個々にターミナルにブラシをスポットしたものを圧
入などの手段によってブラシベースにブラシを植設する
場合、各部品が小さく非常に作業性が悪く困難を極めて
いる。しかも、ブラシとターミナルを個々にスポットす
るものであると、その相対的な位置が一定とならず、整
流子に摺接する条件が一定とならず、品質的な問題を常
時包含していた。また、ターミナル自体のコストや加工
の手間などでコスト上の問題も有していた。
【0004】この発明の目的は、超小型化されたブラシ
配置スペースにブラシを載置するにあたってブラシの配
着位置や摺接開角を一定にしてコミュテータ摺接時にバ
ラツキが出ないようにすることにより高品質を得ようと
するものである。また、この発明の別の目的は、部品点
数を減らしてコストダウンを図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、回転軸を中
心とした所定の摺接開角を有する一対のブラシを、所定
の摺接開角が変化しないように中間部分をサンドイッチ
状に一体成形により連結した保持部材を介してブラケッ
トに取り付ける手段を執ればターミナルなどの他の部材
を用いなくても取り付けでき、ブラシの開角が変化する
恐れがないものとなる。
【0006】
【発明の実施の態様】上記の課題を実施するには、請求
項1に示す発明のように、金属薄板からなり、回転軸を
中心とした所定の摺接開角を有する一対のブラシは基部
を連結した状態に形成され、供用時に前記基部を連結部
(2、22)から切り離してなる小型モータのブラシ装
置において、前記一対のブラシ(1、11)前記所定の
摺接開角が変化しないように中間部分がサンドイッチ状
に一体成形により保持部材(3、33)で互いに連結し
た状態で形成され、この保持部材をブラケット(4)に
取り付けることによって前記一対のブラシが前記ブラケ
ットに配されるようにしたもので達成できる。このよう
なブラシ装置は、請求項2に示す発明のように、前記保
持部材の一部は中央に延ばされ、前記ブラケットの軸ホ
ルダに嵌着されているものにしてもよい。このようなブ
ラシ装置は、請求項3に示す発明のように、金属薄板か
らなる一対のブラシ(1、11)は基部(1a、11
a)を連結した状態に形成され、供用時に前記基部を連
結部分から切り離してなる小型モータのブラシ装置の製
造方法において、金属薄板からなる一対のブラシ(1、
11)を前記小型モータの回転軸を中心とした所定の摺
接開角で、かつ所定のピッチで基部(1a、11a)を
介して複数個連結形成する工程と、この連結形成した
記一対のブラシを金型にセットし、この一対のブラシが
サンドイッチ状に連結された保持部材(3、33)を一
体成形する工程と、その後、前記一対のブラシ(1、1
1)の基部(1a、11a)を前記連結部分から切り離
すようにした工程とを含む製造方法で達成できる。この
ような発明の構成によって一対のブラシは連結された状
態のままとなり、ブラシをブラケットに取り付けるに
たってブラシの配着位置や摺接開角を一定にできるブラ
シ装置が得られる。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例として90
度摺接開角の軸方向摺接型ブラシ装置の要部平面図であ
る。すなわち、1,1‥‥は金属薄板からなる一対のブ
ラシで、基部1b、1bを介して所定のピッチで連結部
2によって複数個連結形成してある。これらのブラシを
金型にセットして平坦な中間部分1aにサンドイッチ状
にポリフェニレンサルファイド樹脂で一体成形すること
によって保持部材3‥‥を形成する。その後、基部1b
より連結部2を切り離すことによって保持部材3によっ
てつながった一対のブラシとなる。保持部材3の一部3
aはさらに中央に延設されており、このようなブラシ装
置をブラケット4に取付するときブラケット4から立ち
上げられた軸ホルダ5と軸6に嵌着される。このように
したので、一対のブラシ1,1は保持部材3によって中
間部分1aで連結されているので、摺接開角の変形を防
止できることになる。
【0008】図2は、図1のブラシ装置を用いた軸方向
空隙型軸固定方式の偏心ロータを内蔵したコアレスモー
タの要部断面図である。すなわち、図1のブラシ装置
は、ブラケット4の中央に軸ホルダ5を介して細手の軸
6を固定し、この軸ホルダ5と軸6に前記の保持部材3
の一部3aを嵌着することによって取り付けられ、ブラ
ケット4に設けたガイド孔4aに保持部材3の一部3b
を装着することによって位置決めができるようになって
いる。連結部2を切り離された基部1aは下方に折り曲
げられてブラケット4より外方に突き出され、接触電極
7aを形成した端子板7に半田付けされる給電電極とな
っている。前記軸6には、低摩擦係数でかつ密度1.5
程度の高摺動性樹脂で内側を一体化した偏心ロータ8を
回転自在に支承され、この偏心ロータ8には、さらに3
個の電機子コイルa,bおよびcが配置ピッチ60゜で
互いに重畳しないように片側に偏倚して配される。これ
らの電機子コイルa,bおよびcの外周よりでないよう
にした印刷配線板からなる平板コミュテータ9を一体化
し、その外方に高密度複合エンジニアリングプラスチッ
クからなる凸部Aを延在させている。なお、細手の軸6
の先端は、ケース10の透孔10aに食い込ませて側方
の衝撃に耐えられるようになっている。図中、Mは前記
偏心ロータ8に空隙を介して磁束を与えるマグネットで
ある。
【0009】この実施例の変形として保持部材の材質を
柔軟な樹脂にすれば、ブラシのダンピング効果も得るこ
とができる。
【0010】図3は、この発明の第2の実施例として摺
接開角が180度の径方向摺接型ブラシ装置の要部平面
図で、ブラシ11、11は相対向して平坦な中間部分1
1aと同平面上に一体の基部11bと前記中間部分11
aより折り立てられた摺接部11cからなり、前記基部
11bを介して連結部22によって一体に連結されてい
る。このようにしたブラシ11、11は金型にセットさ
れ、前記中間部分11aを液晶樹脂などの耐熱性合成樹
脂からなる保持部材33で一体成形される。その後、前
記基部11bを残して連結部22で切り離してなるもの
である。なお、この場合も強度確保のため保持部材33
の一部33aを中央の軸ホルダまで延設して嵌着するの
がよい。
【0011】このようなブラシ装置の製造方法をまとめ
ると、金属薄板からなる一対のブラシ1、1、11、1
1を所定のピッチで基部1b、11bを介して複数個連
結形成する工程と、この連結形成したものを金型にセッ
トしてサンドイッチ状に一体成形により連結した保持部
材3、33を成形する工程と、前記基部を切り離すこと
により一対のブラシ装置として完成させる工程をとれば
製造できる。
【0012】
【発明の効果】この発明の小型モータのブラシ装置は、
上述のように金属薄板からなる一対のブラシを保持部材
で摺接部分の開角が変化しないように中間部分をサンド
イッチ状に一体成形により連結し、この連結状態のまま
保持部材を介してブラケットに取り付けるという簡単な
構成と製造方法により、超小型化されたブラシ配置スペ
ースにブラシを載置するにあたってブラシの配着位置を
一定にしてコミュテータ摺接時にバラツキが出ないよう
にすることにより高品質を得ることができ、しかもター
ミナルなどをなくすことにより部品点数を減らしてコス
トダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小型モータのブラシ装置の第1の実施
例の要部平面図である。
【図2】図1のブラシ配着部で切断した要部断面図であ
る。
【図3】本発明の同装置の第2の実施例の要部平面図で
ある。
【符号の説明】
1、11 ブラシ 1a、11a 中間部分 2、22 連結部 3、33 保持部材 4 ブラケット 5 軸ホルダ 6 軸 7 端子板 8 偏心ロータ 9 平板コミュテータ 10 ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−215277(JP,A) 特開 平8−275463(JP,A) 実開 昭59−8275(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 13/00 - 13/14 H02K 5/00 - 5/26 H01R 39/00 - 39/64

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属薄板からなり、回転軸を中心とした
    所定の摺接開角を有する一対のブラシは基部を連結した
    状態に形成され、供用時に前記基部を連結部(2、2
    2)から切り離してなる小型モータのブラシ装置におい
    て、前記一対のブラシ(1、11)は前記所定の摺接開
    が変化しないように中間部分がサンドイッチ状に一体
    成形により保持部材(3、33)で互いに連結した状態
    で形成され、この保持部材をブラケット(4)に取り付
    ることによって前記一対のブラシが前記ブラケットに
    配されるようにした小型モータのブラシ装置。
  2. 【請求項2】 前記保持部材の一部は中央に延ばされ、
    前記ブラケットの軸ホルダに嵌着されている請求項1に
    記載の小型モータのブラシ装置。
  3. 【請求項3】 金属薄板からなる一対のブラシ(1、1
    1)は基部(1a、11a)を連結した状態に形成さ
    れ、供用時に前記基部を連結部分から切り離してなる小
    型モータのブラシ装置の製造方法において、金属薄板か
    らなる一対のブラシ(1、11)を前記小型モータの回
    転軸を中心とした所定の摺接開角で、かつ所定のピッチ
    で基部(1a、11a)を介して複数個連結形成する工
    程と、この連結形成した前記一対のブラシを金型にセッ
    トし、この一対のブラシがサンドイッチ状に連結された
    保持部材(3、33)を一体成形する工程と、その後、
    前記一対のブラシ(1、11)の基部(1a、11a)
    を前記連結部分から切り離すようにした工程とを含む小
    型モータのブラシ装置の製造方法。
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JP3519706B2 (ja) * 2001-07-18 2004-04-19 東京パーツ工業株式会社 ブラシ制振装置とこのブラシ制振装置の製造方法及びこのブラシ制振装置を備えた扁平型振動モータ
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