JPH11215786A - 直流電動機のブラシホルダ構造体及びその製造方法 - Google Patents

直流電動機のブラシホルダ構造体及びその製造方法

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JPH11215786A
JPH11215786A JP2646398A JP2646398A JPH11215786A JP H11215786 A JPH11215786 A JP H11215786A JP 2646398 A JP2646398 A JP 2646398A JP 2646398 A JP2646398 A JP 2646398A JP H11215786 A JPH11215786 A JP H11215786A
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JP
Japan
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brush holder
brush
motor
armature
holder structure
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JP2646398A
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Yoshiyuki Iwaki
良之 岩城
Yoshikuni Nozawa
義邦 野澤
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ENTAC KK
DB Seiko Co Ltd
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ENTAC KK
DB Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシホルダ構造体の部品点数を減らして組
立作業性を改善し、成形時の多数個取りを可能にし、も
って高信頼性の直流電動機、例えば偏平型振動モータを
安価に製造する。 【解決手段】 ブラシホルダ構造体(7) を構成するブラ
シホルダ相当部分(71)及び電気子軸(4) の固定部材(73)
を合成樹脂材料で一体成形し、ブラシホルダ相当部分に
ブラシ(6) を埋込み支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は直流電動機のブラ
シホルダ構造体及びその製造方法に関し、特にモータの
組立性を向上できるようにした構造体及び製造方法に関
する。以下では説明の便宜上、偏平型振動モータを例に
説明する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機端末やページャー(以下、携
帯電話機という)等には振動モータが用いられている。
例えば、この種の振動モータには電機子鉄心及びこれに
巻装した電機子巻線を電機子軸の中心に対して非点対称
に偏在配置することによって振動力を発生するようにし
た偏平型の振動モータが提案されている(例えば、特開
平9ー192366号公報、参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来公報
記載の構造ではブラシホルダ、ブラシ及び電機子軸の固
定部材が各々別個の部品となっているので、ブラシホル
ダが金属である場合にはこれとブラシとを絶縁するため
にブラシとブラシホルダとの間に絶縁板を挟みつけ、接
着等の手段で固定する必要があり、部品点数が多く、ブ
ラシの固定に際して位置決め用の治工具が必要であっ
た。
【0004】また、ブラシは整流子との摺接部分でアー
ル状をなした状態で組立てられるので、組立て作業の過
程で摺接部分が誤って曲げられてしまう等の不具合が生
じていた。
【0005】本発明の目的は上記欠点を解消するもの
で、第1には部品点数を低減し、第2には組立工程での
治工具を不要にし、第3には多種類の部品を準備せず
に、必要な加工を後工程における切断分離処理で対応で
きるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る直
流電動機のブラシホルダ構造体は、ハウジング及びブラ
シホルダには固定部材によって電機子軸を固定し、該電
機子軸には電機子鉄心に電機子巻線を巻装してなる電機
子を回転自在に支承し、上記電機子に固定された整流子
にはブラシホルダに保持されたブラシを摺接させる一
方、上記ハウジングには磁石を上記電機子の外周面で対
向して保持するようにした直流電動機において、上記ブ
ラシホルダに相当する部分と固定部材に相当する部分と
が合成樹脂材料を用いて一体形成され、上記ブラシホル
ダ相当部分には上記ブラシが埋込み支持されていること
を特徴とする。
【0007】本発明の特徴の1つはブラシホルダ及び固
定部材を合成樹脂材料で一体成形し、ブラシホルダ内に
ブラシを埋込み支持するようにした点にある。これによ
り、個別の3つの部品を組み立てる作業をなくすことが
できる。
【0008】具体的には、ブラシホルダに相当する部分
と固定部材に相当する部分とを合成樹脂材料を用いて一
体形成し、ブラシホルダ相当部分には絶縁板としての機
能を付与する一方、ブラシを摺接部とリード部とから構
成し、リード部をブラシホルダ相当部分内に埋込み支持
するとともに、その一部をブラシホルダ相当部分から露
出させて外部接続端子部を形成し、摺接部を整流子に摺
接しうるようにブラシホルダ相当部分から露出させかつ
所定の曲率をもって突設するのが好ましい。
【0009】ブラシはリード部と摺接部とを一体化した
形状であればどのような形状でもよいが、摺接部の機能
を確保する上で、ブラシのリード部を摺接部から両側方
に延長された形状となし、リード部の両端を短絡回路部
によって摺接部と並列に接続するのがよい。
【0010】本発明は電機子鉄心及び/又は電機子巻線
が電機子軸の中心に関して非点対称に偏在配置されるこ
とによって振動力を発生するように構成された偏平型振
動モータのブラシホルダ構造体に適用すればその効果が
大きいが、一般的な直流電動機のブラシホルダ構造体に
も適用できる。
【0011】また、ブラシホルダ相当部分にはブラシが
埋込み支持されるので、ハウジング相当部分とブラシと
を高精度に位置決めすることができる結果、ブラシホル
ダ相当部分にハウジングに対する位置決め部を形成する
と、ブラシホルダ構造体のハウジングに対する組立てが
完了すると、ブラシと磁石との間に正確な位置決めが済
むこととなる。
【0012】即ち、ブラシホルダ相当部分には取付けら
れるべきハウジングに対する位置決め部が形成されてい
るのが望ましい。
【0013】本発明によれば、直流電動機のブラシホル
ダ構造体を製造するにあたり、リード部と摺接部とを一
体化してなるブラシを作製する工程と、該ブラシをイン
サート部品として成形型内にセットし、合成樹脂材料を
成形型内に注入し、上記ブラシの摺動部を露出させた状
態で上記リード部を埋込み支持するブラシホルダ相当部
分及び該ブラシホルダ相当部分と一体化された固定部材
相当部分を成形する工程と、を備えた直流電動機用ブラ
シホルダ構造体の製造方法を提供できる。
【0014】ブラシは個別に製作してインサート部品と
して成形型内にセットするようにしてもよいが、複数の
ブラシが互いに連なったリードフレーム体として作製
し、型成形後に複数のブラシに切断分離することもでき
る。
【0015】整流子との摺接性を確保すべく、ブラシの
摺接部にはアール状の曲面を付与するが、この曲面は成
形型にセットする前に付与しておいてもよい。しかし、
その場合には型成形中に変形するおそれがある。そこ
で、かかる曲面をブラシの摺動部に付与することなく、
成形型にセットし、成形型から取り出してブラシの摺接
部にアール状の曲面を付与するようにするのがよい。こ
の場合、ブラシの摺接部に対してアール状曲面を付与す
る方向を変えることによって左回転用と右回転用の構造
体を製造することができる。
【0016】また、リード部には外部接続用端子を後付
けするようにしてもよいが、作業が煩雑である。そこ
で、ブラシのリード部を摺接部から両側方に延長された
形状となし、リード部の延長部分を外部接続用端子部と
して選択的に切断分離するようにするのがよい。また、
この場合、リード部の延長部分を後加工で折り曲げて外
部接続用端子部を形成するようにするのがよい。
【0017】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、ブラシホルダ
と固定部材と合成樹脂材料で一体成形してブラシホルダ
に絶縁板の機能を付与する一方、ブラシをインサートと
してブラシホルダに埋込み支持するようにしたので、個
別の3つの部品を組み立てる作業を省略することができ
る。
【0018】また、ブラシホルダ相当部分には磁石を保
持するハウジングに対する位置決め部を容易に形成でき
るので、ブラシホルダ構造体の成形が完了するとブラシ
は所定の位置に保持できることになり、従来必要であっ
た治工具を省略することができる。
【0019】従来の独立した部品は複雑な形状をしてお
り、組立ての際に細心の注意を払っても引っかけたり、
当てたりして必要な形状を維持できない不具合が発生し
ていたが、本発明では一体成形するようにしているの
で、これらの問題点は解消されることとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す具体例
に基いて説明する。図1ないし図3は本発明に係る偏平
型振動モータのブラシホルダ構造体の好ましい実施形態
を、図4及び図5は多数個取りを行う場合のブラシホル
ダ構造体とブラシのリードフレームの構成例を、図6は
成形後にブラシの整流子摺接部(以下、ブラシ部とい
う)にアール状曲面を与える後加工を、図7はリード部
を適当な形状に切断分離する後加工を、図8は外部端子
としてのリード部の構成例を、図9は従来のこの種偏平
型振動モータの構造例を、図10は従来のブラシホルダ
構造体の例を示す。
【0021】まず、本発明の理解を容易にすべく、偏平
型振動モータの構造を説明する。図9において、11は
電機子鉄心、12は電機子鉄心11に巻装された電機子
巻線、13は整流子、14は軸受であり、これらによっ
て電機子1が構成されている。4は電機子1の軸受14
に回転自在に挿通支持された電機子軸、21は上面が開
口したハウジング、22はハウジング21内に固定され
た磁石、23は電機子軸4の一端を固定保持する第1の
固定部材で、上記ハウジング21、磁石22及び第1の
固定部材23によってハウジング構造体2が構成されて
いる。
【0022】また、31はハウジング21の上面開口に
嵌合固定されたブラシホルダ、32、33はブラシホル
ダ31に支持され、電機子1の整流子13と摺接される
ブラシ、34はブラシホルダ31に取付けられ、電機子
軸4の他端を固定保持する第2の固定部材、35はブラ
シ32、33とブラシホルダ31との間に挟持されて両
者を絶縁する絶縁板で、上記ブラシホルダ31、ブラシ
32、33、第2の固定部材34及び絶縁板35によっ
てブラシホルダ構造体3が構成されている。5は電機子
1の軸方向荷重を支承するライナーである。
【0023】図9から明らかな通り、従来の偏平型振動
モータのブラシホルダ構造体3はブラシホルダ31、ブ
ラシ32、33、第2の固定部材34及び絶縁板35の
5つの部品で構成され、部品点数が多い構造となってお
り、これがこの種の振動モータを安価に供給する上での
阻害要因となっていた。
【0024】次に、ブラシホルダ構造体3の組立手順を
説明すると、ブラシホルダ構造体3を組立てる場合、図
10に示されるように、第2の固定部材34の軸固定用
の穴41、ブラシホルダ31、絶縁板35及びブラシ3
2、33に明けられた組立用の捨て穴42、43に嵌合
するピンを備えた治工具を用い、該治工具にブラシホル
ダ31、両面に接着剤を塗布した絶縁板35、ブラシ3
2、33をその順にセットし、次いで第2の固定部材3
4を圧入等の手段で固定する。絶縁板35がブラシホル
ダ31の切り欠き311に嵌め込まれると、絶縁板35
がハウジング構造体2に対する位置決めとなる。なお、
図10において、36はハウジング21との短絡防止の
ために適宜追加される絶縁シートである。
【0025】上述のように各部品をセットして相互に押
圧した状態で適宜加熱処理等を施し、ブラシホルダ3
1、絶縁板35及びブラシ32、33が固着した後、治
工具を取り外すと、ブラシホルダ構造体3が完成する。
【0026】しかし、上記従来の組立手順ではブラシ3
2、33とブラシホルダ31の切り欠き311の電気的
及び機械的な相対位置関係を治工具を用いて合わせる必
要があり、作業が面倒であった。
【0027】本発明は上述の欠点を解消したもので、ブ
ラシホルダ構造体3のうち、ブラシホルダと固定部材と
を樹脂で一体成形し、しかもブラシホルダ相当部分にブ
ラシを埋込み支持し、治工具による位置決めを廃し、従
来に比して振動モータを安価に供給できるようにした。
【0028】図1ないし図3は本発明に係るブラシホル
ダ構造体の好ましい実施形態を示す。図において、6は
ブラシ部61及びリード部62を含むリードフレーム体
で、ブラシ部61は符号Rで示すアール部分(曲面)を
有している。7はブラシホルダ部71と位置決め用段部
72を備えたブラシホルダ構造体である。各実施形態で
はブラシ部61の形状及び配置が適宜設定できることを
示している。
【0029】ここで、図1ないし図3において、各図の
(d) は各図の(a) におけるブラシホルダ構造体7の上面
Aを除去してリードフレーム体6の構造を明確にした図
である。また、各図の(b) は各図の(a) の上面Aから見
て矢印で示すように、右回転電機子用として加工された
例で、ブラシ部61が上面Aに対して凸になる。また、
各図の(c) は左回転電機子用として加工された例で、ブ
ラシ部61が裏面に対して凸になっている。リードフレ
ーム体6とブラシホルダ構造体7は1種類で、後加工で
勝手違いの2種類を製作することができる。
【0030】リード部62は左右の両方向に延長されて
おり、その両端が短絡回路部63で相互に接続されてい
る。これは各図の(a) において符号Cの部位で切断分離
した場合にいずれの方向にも外部端子部64を形成でき
るようにするためのものである。
【0031】図4及び図5は多数個取りを行う成型加工
例を示す。図において、6はリードフレーム体、7はブ
ラシホルダ構造体、74はリードフレーム体6を成形型
で保持した後に出来た穴部分で、後加工を可能にする機
能が付与されている。75は製品キャビティ内に樹脂を
注入するためのランナーの部分である。
【0032】本例によれば、従来の構造に比して部品点
数が減り、治工具を使用する組立作業そのものがなくな
るという優れた効果を奏し、又一体成形を可能にしたの
で、多数のブラシホルダ構造体7を同時に成形すること
ができる。
【0033】また、図5に示されるリードフレーム体6
は平面においてプレスによる打抜きやケミカルエッチン
グ等の手段で加工される。このリードフレーム体6は成
形型(図示せず)に保持され、成形機(図示ぜす)から
ランナーを経て合成樹脂が成形型の製品キャビティ内に
注入され、ブラシホルダ構造体7が成形され、これによ
りブラシホルダ相当部分71、位置決め用段部72及び
固定部材部相当部分73が一体的に製作される。本例で
は同時に4つのブラシホルダ構造体7を製造する例を示
すが、構造体の数や配置は自由に選択できる。
【0034】図6はブラシホルダ構造体を成形し、リー
ドフレーム体6のブラシ部61を所定の位置で切断分離
した後、プレス金型10を用いてブラシ部61に符号R
で示す曲面を付与する状態を示す。例えば、金型10の
第1の部分101と第2の部分102とでリードフレー
ム体6とブラシホルダ構造体7の適切な箇所をホールド
し、第3の部分103が矢印の方向に動いて符号Rで示
すアール状部分が加工される。
【0035】図7は一体化された複数のブラシホルダ構
造体7を外部で切断分離する例を示し、プレス等の手段
で切断すると各々独立したブラシホルダ構造体に分離さ
れる。外部接続端子部64は(a) ないし(d) において符
号+−で示すように適宜プラス端子とマイナス端子の位
置を選択することができるので、後加工で必要な部品を
製作でき、種類の異なる部品を製造する必要がない。
【0036】また、外部端子部64は図8に示すように
後加工によって適宜選択した形状に成形することができ
る。図8の(c) は図8の(a) における外部端子部64を
上面又は下面に後加工で折り曲げた例を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るブラシホルダ構造体の第1の実
施形態における平面(a) 、断面側面(b) 、その変形例
(c) 及び内部構造(d) を示す図である。
【図2】 第2の実施形態における平面(a) 、断面側面
(b) 、その変形例(c) 及び内部構造(d) を示す図であ
る。
【図3】 第3の実施形態における平面(a) 、断面側面
(b) 、その変形例(c) 及び内部構造(d) を示す図であ
る。
【図4】 第1の実施形態におけるブラシホルダ構造体
を多数個取りする場合の配置例を示す図である。
【図5】 図4におけるブラシのリードフレーム体を示
す図である。
【図6】 成形後のブラシにアール状の曲面を付与する
後加工例を説明するための図である。
【図7】 後加工で切断分離したブラシホルダ構造体の
例(a)(b)(c)(d)を示す図である。
【図8】 外部接続端子部の形状例(a)(b)(c) を示す図
である。
【図9】 従来の偏平型振動モータの平面構造(a) 、側
面断面(b) 及び裏面構造(c) を示す図である。
【図10】 従来の偏平型振動モータ用のブラシホルダ
構造体の一例における断面側面(a) 及び裏面(b)を示す
図である。
【符号の説明】
1 電機子 2 ハウジング構造体 21 ハウジング 22 磁石 23 第1の固定部材 3 ブラシホルダ構造 31 ブラシホルダ 32、33 ブラシ 34 第2の固定部材 35 絶縁板 6 リードフレーム体 61 ブラシ部 62 リード部 63 短絡回路部 64 外部接続端子部 7 ブラシホルダ成形体 71 ブラシホルダ相当部分 72 段部 73 固定部材相当部分 74 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02K 23/58 H02K 23/58 A

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング及びブラシホルダには固定部
    材によって電機子軸を固定し、該電機子軸には電機子鉄
    心に電機子巻線を巻装してなる電機子を回転自在に支承
    し、上記電機子に固定された整流子にはブラシホルダに
    保持されたブラシを摺接させる一方、上記ハウジングに
    は磁石を上記電機子の外周面で対向して保持するように
    した直流電動機において、 上記ブラシホルダに相当する部分と固定部材に相当する
    部分とが合成樹脂材料を用いて一体形成され、上記ブラ
    シホルダ相当部分には上記ブラシが埋込み支持されてい
    ることを特徴とする直流電動機のブラシホルダ構造体。
  2. 【請求項2】 上記ブラシホルダに相当する部分と固定
    部材に相当する部分とが合成樹脂材料を用いて一体形成
    され、上記ブラシホルダ相当部分には絶縁板としての機
    能が付与されている一方、 上記ブラシが摺接部とリード部とからなり、上記リード
    部が上記ブラシホルダ相当部分内に埋込み支持されると
    ともに、その一部が上記ブラシホルダ相当部分から露出
    されて外部接続端子部が形成され、上記摺接部が上記整
    流子に摺接しうるように上記ブラシホルダ相当部分から
    露出しかつ所定の曲率をもって突設されている請求項1
    記載の直流電動機のブラシホルダ構造体。
  3. 【請求項3】 上記ブラシのリード部は摺接部から両側
    方に延長された形状をなし、該リード部の両端が短絡回
    路部によって上記摺接部と並列に接続されている請求項
    2記載の直流電動機のブラシホルダ構造体。
  4. 【請求項4】 上記直流電動機が上記電機子鉄心及び/
    又は電機子巻線が電機子軸の中心に関して非点対称に偏
    在配置されることによって振動力を発生するように構成
    された偏平型振動モータである請求項1ないし3のいず
    れかに記載の直流電動機のブラシホルダ構造体。
  5. 【請求項5】 上記ブラシホルダ相当部分には取付けら
    れるべきハウジングに対する位置決め部が形成されてい
    る請求項1又は2記載の直流電動機のブラシホルダ構造
    体。
  6. 【請求項6】 直流電動機のブラシホルダ構造体を製造
    するにあたり、 リード部と摺接部とを一体化してなるブラシを作製する
    工程と、 該ブラシをインサート部品として成形型内にセットし、
    合成樹脂材料を成形型内に注入し、上記ブラシの摺動部
    を露出させた状態で上記リード部を埋込み支持するブラ
    シホルダ相当部分及び該ブラシホルダ相当部分と一体化
    された固定部材相当部分を成形する工程と、を備えたこ
    とを特徴とする直流電動機用ブラシホルダ構造体の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 上記ブラシを複数が互いに連なったリー
    ドフレーム体として作製し、型成形後に複数のブラシに
    切断分離するようにした請求項6の直流電動機用ブラシ
    ホルダ構造体の製造方法。
  8. 【請求項8】 成形型から取り出して上記ブラシの摺接
    部にアール状の曲面を付与するようにした請求項6又は
    7記載の直流電動機用ブラシホルダ構造体の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記ブラシの摺接部に対してアール状曲
    面を付与する方向を変えることによって左回転用と右回
    転用の構造体を製造するようにした請求項8記載の直流
    電動機用ブラシホルダ構造体の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記ブラシのリード部を摺接部から両
    側方に延長された形状となし、該リード部延長部分を外
    部接続用端子部として選択的に切断分離するようにした
    請求項6又は7記載の直流電動機用ブラシホルダ構造体
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記リード部の延長部分を後加工で折
    り曲げて外部接続用端子部を形成するようにした請求項
    10記載の直流電動機用ブラシホルダ構造体の製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100444973B1 (ko) * 2002-05-09 2004-08-21 자화전자 주식회사 편평형 진동모터의 전원인가 구조
CN108964372A (zh) * 2018-08-25 2018-12-07 中船重工电机科技股份有限公司 大型直流电机换向器电刷刷握装配工装及装配方法

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