JPH118951A - 軸方向空隙型ファンモータ - Google Patents

軸方向空隙型ファンモータ

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JPH118951A
JPH118951A JP17525397A JP17525397A JPH118951A JP H118951 A JPH118951 A JP H118951A JP 17525397 A JP17525397 A JP 17525397A JP 17525397 A JP17525397 A JP 17525397A JP H118951 A JPH118951 A JP H118951A
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fan motor
stator
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Kazuo Noguchi
一男 野口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構造で確実にモータを起動
させることができ、それによって生産性が損なわれるこ
となく、コスト的にも安価なファンモータを提供する。 【解決手段】 ステータ(S)に、ヨーク(3b)と共
に一体形成され、ロータ(R)を所定位置に停止させる
ための位置規制手段(3f、3g)を設けるようにして
上記課題を解決してなるものであって、これにより、モ
ータの部品点数の増加を防ぐことができ、組立工数も増
やさないで済むので、生産性は損なわれることなく、コ
ストも高コスト化せずに安価なファンモータを実現でき
る。しかも、この位置規制手段はヨークをプレス加工す
るだけの簡単な構造で足りるので、金型上で同時に加工
することができ、加工の際の手間を省ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報機器あるいは電源
装置等に用いられる軸方向空隙型ファンモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のファンモータの構成としては、図
5に示すようなものがあった。図5は軸方向空隙型ファ
ンモータの要部断面図であり、同図において、シャフト
21に対し軸方向に配された2個のボールベアリング2
2を介して軸受ホルダを兼ねた合成樹脂製のフレーム2
3が配され、このフレーム23には空心コイル25が載
置されており、ステータSを構成している。
【0003】また、円板状のロータヨーク26には、シ
ャフト21の一端21aを保持するためにその中央部に
バーリング加工が施され、このロータヨーク26の内面
には空心コイル25に所定の空隙を介するようにして界
磁マグネット27が取り付けられており、ロータRを構
成している。さらに、このロータRには、ヨーク26の
外周に複数のインぺラ28が等間隔に設けられている。
【0004】また、界磁マグネット27による磁気回路
を効率良く形成させるために、フレーム23と空心コイ
ル25との間には回路基板と共にヨーク29が装着され
ている。なお、30はこの回路基板上に搭載された電子
部品であり、フレーム23はインペラ28の旋回空間外
周を覆うよう樹脂成形されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成においては起動性が問題となってくる。すな
わち、ロータRとステータSとの位置関係によってロー
タが起動できない点、デットポイントが生じていたた
め、この位置でロータが停止してしまった場合には、次
に給電したときにもはやロータRを起動させることはで
きなかった。
【0006】そのため、回路基板又はヨーク上に、ロー
タRの停止位置を意図的に規制させるための部品を別途
設けなければならないものであった。それは、例えば磁
気吸引/反発性を有するような部品を取り付け、ロータ
Rに配された界磁マグネットとの吸引位置を所定の回転
方向に意図的にずらしてなるものであるが、この場合だ
と部品点数の増加を招いてしまい、それに併せて工数も
増加することになり、生産性を損ねるだけでなく、コス
ト的にも高価なものとなってしまう。このことは、軸固
定型のファンモータについても同様に言える。
【0007】そこで、本発明は、上述した問題を解決し
て、簡単な構造で確実にモータを起動させることがで
き、それによって生産性が損なわれることなく、コスト
的にも安価なファンモータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステータに、
ヨークと共に一体形成され、ロータを所定位置に停止さ
せるための位置規制手段を設けるようにして上記課題を
解決してなるものであって、これにより、モータの部品
点数の増加を防ぐことができ、組立工数も増やさないで
済むので、生産性は損なわれることなく、コストも高コ
スト化せずに安価なファンモータを実現できる。しか
も、この位置規制手段はヨークをプレス加工するだけの
簡単な構造で足りるので、金型上で同時に加工すること
ができ、加工の際の手間を省ける。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の軸方向空隙型ファンモー
タは、複数のインペラとNS着磁された界磁マグネット
を有するロータと、このロータに所定の空隙を介してフ
レーム上に載置された電機子コイルを有するステータと
からなり、このステータは、前記界磁マグネットの磁界
を受けるヨークを具備してなる軸方向空隙型ファンモー
タにおいて、前記ステータは、前記ヨークと共に一体形
成され、前記ロータを所定位置に停止させるための位置
規制手段を有するものである。
【0010】また、前記位置規制手段は、金属板のプレ
ス加工によって少なくとも前記フレームを形成するとと
もに、このフレームの一部を前記ヨークに兼用させ、こ
のヨークの一部を前記ロータ側に突き出すようにして形
成された立ち上げ部であるのが好適である。また、前記
位置規制手段は、金属板のプレス加工によって少なくと
も前記フレームを形成するとともに、このフレームの一
部を前記ヨークに兼用させ、このヨークの一部に設けら
れた凹部であるのが好適である。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例における軸方向空
隙型ファンモータの要部縦断面図であり、図2は、図1
における軸方向空隙型ファンモータの要部横断面図であ
る。また、図3は、本発明におけるプレス加工によるフ
レームを示した図である。すなわち、図1及び図2にお
いて、シャフト1に対して軸方向に配された2個のボー
ルベアリング2を介して軸受ホルダを兼ねた金属板から
なるフレーム3が配され、このフレーム3には空心コイ
ル5が載置されており、ステータSを構成している。
【0012】また、円板状のロータヨーク6には、シャ
フト1の一端1aを保持するためにその中央部にバーリ
ング加工が施され、このロータヨーク6の内面には空心
コイル5に所定の空隙を介するようにして界磁マグネッ
ト7が取り付けられており、ロータRを構成している。
さらに、このロータRには、ヨーク6の外周に複数のイ
ンぺラ8が等間隔に設けられている。なお、9は回路基
板であり、この回路基板9上には各種の電子部品10が
搭載され、空心コイル5の端末が回路基板9に形成され
た回路パターンに接続されている。
【0013】本実施例では、磁性材からなる鉄板等を抜
き加工することによって円板状にロータヨーク6を形成
したもので、その外周において同時に抜き加工されたイ
ンペラ8を曲線状に曲げ起こすことにより、ロータヨー
ク6とインペラ8を一体化したヨーク兼用インペラを形
成させたものである。
【0014】また、図3に示すように、フレーム3につ
いても金属板、ここでは磁性板をプレス加工することに
よって、まず、磁性材からなる平板を絞り加工すること
によって内周面に軸受が配される軸受部3a並びにイン
ペラ8の旋回空間外周を覆うカバー部3cを形成し、そ
の後抜き加工すればヨーク部3b及び機器等に取り付け
るための取付部3dを形成することができる。なお、3
eはヨーク部3bとカバー部3cとを連結して一体にし
た4本のステー部であり、このステー部3eには、その
うちの一ヶ所に突部33eが形成されており、図2に示
すように、この部分にリード線11をとおした後この突
部33eを内方にまで折り曲げることにより、リード線
11をステー部3eに固定することができる。
【0015】そして、同図に示すように、ステータRは
60゜開角の空心コイルを120゜間隔で2個、円周上
を偏奇するようにして配したものである。そして、上記
実施例と同様に、ステータRの反対側に形成されたスペ
ースに回路部品10を載置させることにより、モータの
厚みを抑えることができる。この場合には、ロータRに
配された界磁マグネット7を着磁開角60゜で6極着磁
させておけば、60゜回転毎にホール素子の出力が切り
替わることになり、単相による全波駆動が可能となる。
【0016】ここで、図2あるいは図3に示すように、
3fはヨーク3bの一部を切り欠き、この部分を立ち上
げるようにしてヨーク3bと一体形成された立ち上げ部
であり、円周上の2ヶ所に形成されている。この立ち上
げ部3fによってロータRの停止位置を電機子コイル5
との基準位置(デットポイント)に対して10゜ほど回
転方向にずらすことにより、ロータRの停止位置を意図
的に規制させている。このようにすれば、ロータRのデ
ットポイントをなくすことができ、ロータRを確実に必
ず起動させることができる。
【0017】また、図4に示すように、ヨーク3bに立
ち上げ部3fに代えて凹部3gを設けてもよい。この場
合には、ヨーク3bの一部を穿設することによって孔と
しても、また、プレス加工することによって袋状として
も差し支えない。このようにして、電機子コイルの磁気
的駆動力が働く部分にはヨーク3bを残しておき、少な
くともその部分以外のところで凹部3gを形成させれ
ば、上記と同様にロータRの停止位置を意図的に規制さ
せてロータRのデットポイントをなくすことができる。
【0018】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において
適宜変更して実施可能である。例えば、上記実施例では
バックヨーク部に回路基板を載せ、その回路基板上に空
心コイルや電子部品を載置させる点について詳述した
が、これに限らず、回路基板を印刷配線付きの鉄基板と
して構成すれば、回路基板をもヨークと兼用できること
になり、更なる薄型化を望める。また、上記実施例では
シャフト回転型について詳述したが、シャフト固定型に
も適用できるのは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ステ
ータに、ヨークと共に一体形成され、ロータを所定位置
に停止させるための位置規制手段を設けるようにしたも
のであって、位置規制手段として立ち上げ部や凹部を形
成したので、簡単な構造でロータの停止位置を規制して
ロータのデットポイントをなくすことができ、確実をロ
ータを起動させることができる。
【0020】さらに、上記構成により、モータの部品点
数の増加を防ぐことができ、組立工数も増やさないで済
むので、生産性は損なわれることなく、コストも高コス
ト化せずに安価なファンモータを実現できる。しかも、
この位置規制手段はヨークをプレス加工するだけの簡単
な構造で足りるので、金型上で同時に加工することがで
き、加工の際の手間を省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における軸方向空隙型ファン
モータの要部縦断面図である。
【図2】図1における軸方向空隙型ファンモータの要部
横断面図である。
【図3】本発明におけるプレス加工によるフレームの一
例を示した図である。
【図4】本発明におけるプレス加工によるフレームの他
の一例を示した図である。
【図5】従来におけるファンモータの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1,21‥‥シャフト 3,23‥‥フレーム 3b,29‥‥ヨーク 3f‥‥立ち上げ部 3g‥‥凹部 R‥‥ロータ S‥‥ステータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインペラとNS着磁された界磁マ
    グネットを有するロータと、このロータに所定の空隙を
    介してフレーム上に載置された電機子コイルを有するス
    テータとからなり、このステータは、前記界磁マグネッ
    トの磁界を受けるヨークを具備してなる軸方向空隙型フ
    ァンモータにおいて、前記ステータは、前記ヨークと共
    に一体形成され、前記ロータを所定位置に停止させるた
    めの位置規制手段を有することを特徴とする軸方向空隙
    型ファンモータ。
  2. 【請求項2】 前記位置規制手段は、金属板のプレス加
    工によって少なくとも前記フレームを形成するととも
    に、このフレームの一部を前記ヨークに兼用させ、この
    ヨークの一部を前記ロータ側に突き出すようにして形成
    された立ち上げ部である請求項1記載の軸方向空隙型フ
    ァンモータ。
  3. 【請求項3】 前記位置規制手段は、金属板のプレス加
    工によって少なくとも前記フレームを形成するととも
    に、このフレームの一部を前記ヨークに兼用させ、この
    ヨークの一部に設けられた凹部である請求項1記載の軸
    方向空隙型ファンモータ。
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