JPH07274444A - 小型dcモータ用コンミテータ組立体及びその製造方法 - Google Patents

小型dcモータ用コンミテータ組立体及びその製造方法

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JPH07274444A
JPH07274444A JP6062438A JP6243894A JPH07274444A JP H07274444 A JPH07274444 A JP H07274444A JP 6062438 A JP6062438 A JP 6062438A JP 6243894 A JP6243894 A JP 6243894A JP H07274444 A JPH07274444 A JP H07274444A
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俊秀 奥山
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昌弘 金子
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンミテータをコンミテータ台にインサート
モールド成形するときにコンミテータ組立体の小型化を
図る。 【構成】 コンミテータ台26にインサートモールド成
形される複数のコンミテータ片28をそれらの根元側の
仮結合部56にて一体に結合し、この結合されたコンミ
テータ結合体を金型に装着してインサートモールド成形
する。モールド成形後に、前記仮結合部は切断除去さ
れ、小型精密なコンミテータ組立体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型DCモータ用コン
ミテータ組立体及びその製造方法、特にコンミテータ台
にコンミテータ片をインサートモールド成形したコンミ
テータ組立体を用いて小型のDCモータを製造する際
に、インサートモールド成形が極めて容易にかつ歩留ま
りよく行うことの出来る改良されたコンミテータ組立体
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシとコンミテータを用いてロータコ
イルへの供給電流極性を切り替えながら回転を継続する
DCモータは直流モータとして極めて基本的であるが、
安価かつ製造が容易であることから現在においても広範
囲の分野において用いられている。このようなDCブラ
シモータにおいても効率の改善及び小型化のために常に
改良が加えられ、特に近年の永久磁石素材の研究は高出
力を維持しながらモータを小型化することに大きく寄与
した。
【0003】このようなモータの小型化はあらゆる産業
分野においてその応用範囲を広げているが、特に近年に
おいては携帯型機器において広く利用されている。この
種の携帯機器としては例えばペジャー用の振動モータ、
携帯型計時装置のアラーム振動源などが好適である。こ
うした携帯機器は通常その厚みをできるだけ小さくする
ことが要求され、特にペジャーその他の振動警報源とし
ては身体に密着して使用者に確実に警告を発するため、
衣服のポケットに収納できるだけの薄さが必要である。
【0004】従来におけるこのような小型DCブラシモ
ータの改良は主としてロータ及びステータの薄型化を目
指しており、本出願人による特願平5−42322号及
び特願平5−135745号において、改良されたモー
タが提案されている。
【0005】しかしながら、モータの小型化に際し、近
年のようにその厚みが数mmと極限に達してくると、ロ
ータあるいはステータばかりでなく、コンミテータ組立
体に関しても小型化が要求されるようになってきた。
【0006】従来において、コンミテータ組立体はコン
ミテータ台にコンミテータ片を固定して、ブラシとの接
触を確実に行うことが図られている。そして、コンミテ
ータ組立体を小型化するため、従来においても、各コン
ミテータ片はコンミテータ台に一体にインサートモール
ド成形されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、複数のコンミテータ片をそれぞれ金型に挿入
した状態でしっかりと固定しなければならないので、コ
ンミテータ片自体をあまり小さくすることができないと
いう問題があった。
【0008】本願出願人は、このような従来の問題を解
決するために、特願平5−301235号として小型モ
ータ用のコンミテータ製造方法を提案した。
【0009】この提案によれば、複数のコンミテータ片
を金属板材につながった状態でインサート成形可能とし
ている。したがって、この新たな製造方法によれば、作
業性を向上しコストダウンが可能となるが、一方におい
て、コンミテータ組立体の小型化という点に関しては依
然として制約が多かった。
【0010】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、簡単な金型構造によって超小型
のコンミテータ組立体を容易に製造することのできる小
型モータ用コンミテータ組立体及びその製造方法を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るコンミテータ組立体は、コンミテータ
台に複数のコンミテータ片が一体にインサートモールド
成形される小型DCモータ用コンミテータ組立体におい
て、モールド金型にインサートされる複数のコンミテー
タ片はそれらの根元側で互いに一体に結合され完成時に
切り離される仮結合部を有することを特徴とする。
【0012】また、本発明に係るコンミテータ組立体
は、請求項1記載のコンミテータ組立体において、各コ
ンミテータ片の根元側には、コンミテータ台に喰い込み
成形され、コンミテータ片の剥れを防止する面押しが設
けられていることを特徴とする。
【0013】また、本発明に係るコンミテータ組立体の
製造方法は、仮接合部により根元側で一体に結合された
複数のコンミテータ片をほぼ完成コンミテータの形状に
折り曲げてコンミテータ結合体を形成する工程と、コン
ミテータ結合体をモールド金型に挿入してコンミテータ
台にインサートモード成形する工程と、仮結合部を切断
除去する工程と、を含むことを特徴とする。
【0014】また、本発明に係るコンミテータ組立体の
製造方法は、請求項3記載の製造方法において、コンミ
テータ結合体は完成コンミテータより僅かに外側に開い
た状態に折り曲げ形成され、モールド金型に挿入された
時にこの開きにより各コンミテータ片が金型に密着する
ことを特徴とする。
【0015】
【作用】従って、本発明によれば、複数のコンミテータ
片がインサートモールド時にはそれらの根元側で仮結合
部により互いに一体に結合されているので、モールド金
型への挿入が極めて容易となり、各コンミテータ片間の
絶縁ギャップも極めて精密に設定することができ、全体
のコンミテータ組立体を小型化することが可能となる。
【0016】また、本発明によれば、仮結合部は完成コ
ンミテータがモールド成形された後に各コンミテータ片
から切断除去されるが、コンミテータ片の根元側に面押
しを作り、この面押しがコンミテータ台に食い込みモー
ルド成形されるように配置することによって、コンミテ
ータ片がコンミテータ台から剥れることを確実に防止可
能である。
【0017】更に、本発明によれば、コンミテータ結合
体を金型に挿入するとき、僅かに外側に開いた状態で折
り曲げ形成することにより、モールド金型に挿入したと
きのコンミテータ片は確実に金型に密着することがで
き、成形時にコンミテータ片表面へ樹脂の流出を防ぎ、
インサートモールド成形時の誤差を少なくすることがで
きる。
【0018】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を
説明する。
【0019】図1には本発明に係るコンミテータ組立台
が組み込まれたペジャー用の振動モータの一例が示され
ている。また、図2はこのペジャー用の振動モータの振
動錘側から見た側面が示され、図1の断面は図2におけ
るモータ中心に対して90度異なる方向の断面を示す。
振動モータを薄型とするために、モータハウジング10
は軸方向に長く伸びたカップ形状からなり、ペジャーに
組み込まれたときの厚みを薄くするために、厚み方向に
おいては図2に詳細に示されるようにその外周にスライ
ス面10a、10bが形成されている。ハウジング10
は固定子のヨークを兼用するために磁性体から形成され
ており、このハウジング10には、これも磁性体からな
るほぼパイプ形状のマグネットホルダー12の一端が圧
入固定されている。マグネットホルダー12には軸方向
に長く伸びたパイプ形状の永久磁石14が固定されてお
り、ハウジング(ヨーク)10、マグネットホルダー1
2及び永久磁石14によってDCブラシモータのステー
タが形成されている。
【0020】前記マグネットホルダー12の他端及びハ
ウジング10のカップ底面にそれぞれ設けられた軸受け
16、18にはロータ軸20が軸支されており、このロ
ータ軸20の一端にはコンミテータ組立体22を介して
カップ状コイル24が一体に固定結合されている。従っ
て、カップ状コイル24は永久磁石14とハウジング1
0との間の円筒状の狭い間隙に回転自在に配置されるこ
とが理解される。コンミテータ組立体22は絶縁材から
なるコンミテータ台26とこのコンミテータ台26にイ
ンサート成形されたコンミテータ片28を含み、実施例
におけるコンミテータ片28は互いに絶縁された三極の
片からなり、それぞれ三極のロータコイルに順次電気的
に導通される。従って、ロータ軸20、コンミテータ組
立体22そしてカップ状コイル24によってロータが形
成されることとなる。
【0021】前記ハウジング10の開放端にはブラシ組
立体30が固定されており、このブラシ組立体30は、
絶縁材からなるブラシ台32に後述するごとくブラシ3
4(36)の二極のブラシがインサートモールド成形さ
れた形状から成り、その接触部が前記コンミテータ片2
8と接触し、ロータ回転時に順次各ロータコイルに直流
電流を極切り換えしながら供給することができる。前記
ブラシ34(36)と電気的に導通するリード端子3
8、40は図示のごとくリード線42、44が半田付け
などで固定され、外部に設けられた電池などからロータ
へ電流を供給することができる。
【0022】以上のようにしてペジャー用の直流ブラシ
モータが形成されており、これをペジャーに組み込んだ
状態で振動モータとするために、前記ロータ軸20の突
出端には振動錘46が固定されており、この振動錘46
は半月状の偏心構造からなり、モータ回転時にこの振動
錘の偏心によって図示していないが周知のペジャー全体
を振動させ使用者に呼出し信号の受信を報知することが
できる。
【0023】以上説明したように、本実施例が適用され
る振動モータはモータ自体を長手方向に引き伸ばしたカ
ップ状の薄型構造としており、その外径はスライス面1
0a、10b間にてほぼ4mm以下に縮小されている。
従って、このような薄型モータに適応可能なブラシ組立
体を簡単に製造することが要求される。
【0024】以下に本発明におけるコンミテータ組立体
22及びその製造方法について詳細に説明する。図3は
本発明に係るコンミテータ組立体のコンミテータ結合体
を打ち抜くコンミテータ原板50を示している。実施例
において、この原板50は120μm程度の厚さを有す
るリン青銅からなる。原板50には図示のごとく3個1
組となるコンミテータ片28a、28b、28cが順次
整列して型抜きされていく。原板50から型抜きされた
コンミテータ結合体は図4の斜視図、図5の正面図、そ
して図6の右側面図に示されている。各コンミテータ片
28は周知のようにブラシとの接触部52及びコイル端
子が半田付けされる端子部54を含み、図5から明らか
なように、端子部54はブラシ接触部52からコンミテ
ータ軸と直交する方向に折り曲げられている。また、前
記ブラシ接触部52は図6から明らかなように、その外
周がその回転時にブラシとスムーズに接触するように円
弧状に曲げ成形されている。更に、各コンミテータ片2
8相互間は完成コンミテータとして互いに電気的に絶縁
されなければならず、特にブラシ接触部52の部分にお
いては隣接するコンミテータ片28が電気的に絶縁され
る共にその絶縁ギャップ幅をできるだけ小さくすること
がコンミテータ組立体を小型化するために必要である。
図6におけるギャップGは従来の0.3mmに対して
0.1mmまで縮小されており、このような微少ギャッ
プ幅Gを有するコンミテータ組立体を得るために、本発
明においては、モールド成形時に各コンミテータ片28
の根元部を仮結合部によって互いに一体に結合したこと
を特徴とする。この仮結合部は符号56で示され、3個
のコンミテータ片28a、28b、28cをそれらの根
元部において結合し、以下に述べる型抜き、面押しによ
ってコンミテータ結合体を形成した時に各コンミテータ
片間の寸法精度を厳密に維持する作用を行う。この仮結
合部56はインサートモールド成形後に切断除去され、
図4及び図5にはこの切断線が符号Cによって示されて
いる。
【0025】図3に示したコンミテータ原板50からコ
ンミテータ結合体を打ち抜くための工程を以下に簡単に
説明する。
【0026】帯状の原板50にはまず所定の間隔でパイ
ロット穴が抜き成形され、次にこのパイロット穴を基準
として各コンミテータ片28の外径が窓抜きされる。こ
の窓抜き時に、各コンミテータ片28a、28b、28
cにはそれぞれ開口穴29a、29b、29cが設けら
れ、後に説明するインサート成形時にコンミテータ台を
形成する樹脂が前記開口穴29に流れ込み、各コンミテ
ータ片28a、28b、28cがコンミテータ台26に
確実に固定される。次にコンミテータ片28の必要な部
分に面押しが行われる。第1の面押しは前記ブラシ接触
部52の円弧曲げを施した時に、図7で示されるよう
に、そのまま円弧曲げすると破線のように内周側が傾い
て接触してしまう恐れがあり、このために、必要なギャ
ップGを正確に与えることができなくなってしまう。し
たがって、このような円弧曲げ時の内周側を予めトリミ
ングするために第1の面押しが行われている。
【0027】第2の面押しは、後に説明するようにコン
ミテータ結合体をインサートモールド成形した後、仮結
合部を切断すると各コンミテータ片28、特にその細長
く伸びたブラシ接触部52の根元部とコンミテータ台と
が剥れる恐れがあり、このような剥れを防止するため、
各コンミテータ片28の根元側にはコンミテータ台に喰
い込み成形される面押しが形成される。図8は、このよ
うな面押しを示し、符号58の面押し部分にモールド成
形時に樹脂が回り込み、コンミテータ台との喰い込み成
形によってコンミテータ台からコンミテータ片28が剥
れることを確実に防止可能である。
【0028】必要な面押しが完了すると、次にブラシ接
触部52の部分に円弧曲げが施される。そして、各コン
ミテータ片28に対してそれぞれの端子部54が曲げら
れ、更に仮結合部56から各コンミテータ片が立ち曲げ
される。そして最後に仮結合部が原板50から切り離さ
れ、図4、図5、図6に示されるコンミテータ結合体を
得ることができる。
【0029】実施例において、このコンミテータ結合体
は図4で誇張して示されるように、仮結合部56から僅
かに開いた状態で折り曲げ形成されており、この結果、
後に説明するモールド金型への挿入時にこの開きによっ
て各コンミテータ片28が金型に確実に密着可能とな
る。図4に示した開きは実施例において折り曲げ時のス
プリングバックを利用しており、すなわち、立ち曲げを
目標値90度でおこなった場合においても、金属の撓み
その他によって成形後のコンミテータ結合体は僅かに戻
りが生じ、このスプリングバック量が前述した開きを与
える。
【0030】以上のようにして構成されたコンミテータ
結合体は次に図9に示されるように下型60に挿入され
る。前述したように、コンミテータ結合体は僅かに開き
をもって折り曲げ形成されているので、下型60に各コ
ンミテータ片28は確実に密着することができる。図9
において、上型62が閉じられた状態で、周知のインサ
ートモールド成形が行われ、図10に示されるように、
各コンミテータ片28がコンミテータ台26にインサー
ト成形され、コンミテータ組立体22が完成する。もち
ろん、このモールド状態では、各コンミテータ片28は
仮結合部56によって電気的に結合されたままである
が、この先端部は切断面Cによって切断除去される。ま
た、コンミテータ台28に設けられた受穴64にはスリ
ーブ66が接着固定され、このスリーブ66にロータ軸
20が嵌合固定される。
【0031】このようにして得られたコンミテータ結合
体の全体図が図11に示されている。
【0032】前述したように、仮結合部56を切断した
後においても、コンミテータ片28の根元部には前述し
た図8の面押し部58が設けられており、図12に示さ
れるように、この面押し部58にコンミテータ台26の
樹脂が回り込み、両者の喰い込み成形によってコンミテ
ータ台26からコンミテータ片28が剥れることを防止
している。
【0033】図13には、コンミテータ組立体にコイル
24が装着された状態を示し、コイル端末24aはコン
ミテータ台26に設けられた逃げ68から更にリード溝
70を通って端子部54に引き出され、端子部54に半
田付け固定される。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンミテータ台にインサートモールド成形されるコンミ
テータ片はモールド成形時にその根元側が仮接合部によ
って互いに一体結合されており、この結果、コンミテー
タ片自体が微細な形状を有し、かつ各片間のギャップが
小さく設定されていても、このような形状及び配置を高
精度に行うことができ、装置の小型化が容易となる利点
がある。
【0035】本発明によるコンミテータ結合体は極めて
容易に金型内に挿入され、簡単に精度よく各コンミテー
タ片を位置決めしながらインサートモールド成形を行う
ことができ、薄型のDCモータ用には最適のコンミテー
タ組立体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンミテータ組立体が組み込まれ
たペジャー用の小型DCモータの要部断面図である。
【図2】図1に示したペジャー用モータの振動錘側から
見た側面図である。
【図3】本発明において特徴的なコンミテータ結合体を
打ち抜き形成するコンミテータ原板を示す平面図であ
る。
【図4】本発明に係るコンミテータ結合体の好適な実施
例を示す概略斜視図である。
【図5】本実施例におけるコンミテータ結合体の正面図
である。
【図6】図5におけるコンミテータ結合体の右側面図で
ある。
【図7】本実施例におけるコンミテータ片のブラシ接触
部の断面図である。
【図8】本実施例におけるコンミテータ片の面押し部を
示す要部断面図である。
【図9】本実施例において、コンミテータ結合体を金型
に装着した状態を示す断面図である。
【図10】本実施例において、インサートモールドさ
れ、仮結合部が切断される前の状態を示すコンミテータ
組立体の断面図である。
【図11】本実施例における完成コンミテータ組立体の
正面図である。
【図12】図11におけるコンミテータ台とコンミテー
タ片の面押し部における喰い込み状態を示す断面図であ
る。
【図13】本実施例の完成コンミテータ組立体にコイル
を装着した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
22 コンミテータ組立体 26 コンミテータ台 32 ブラシ台 28a、28b、28c コンミテータ片 50 コンミテータ原板 56 仮結合部 58 面押し部 60 下型 62 上型
フロントページの続き (72)発明者 都築 守正 埼玉県狭山市富士見2丁目15番1号 狭山 精密工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンミテータ台に複数のコンミテータ片
    が一体にインサートモールド成形される小型DCモータ
    用コンミテータ組立体において、 モールド金型にインサートされる複数のコンミテータ片
    はそれらの根元側で互いに一体に結合され完成時に切り
    離される仮結合部を有することを特徴とする小型DCモ
    ータ用コンミテータ組立体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンミテータ組立体にお
    いて、 各コンミテータ片の根元側には、コンミテータ台に喰い
    込み成形され、コンミテータ片の剥れを防止する面押し
    が設けられていることを特徴とする小型DCモータ用コ
    ンミテータ組立体。
  3. 【請求項3】 仮接合部により根元側で一体に結合され
    た複数のコンミテータ片をほぼ完成コンミテータの形状
    に折り曲げてコンミテータ結合体を形成する工程と、 コンミテータ結合体をモールド金型に挿入してコンミテ
    ータ台にインサートモード成形する工程と、 仮結合部を切断除去する工程と、 を含む小型DCモータ用コンミテータ組立体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の製造方法において、コン
    ミテータ結合体は完成コンミテータより僅かに外側に開
    いた状態に折り曲げ形成され、モールド金型に挿入され
    た時にこの開きにより各コンミテータ片が金型に密着す
    ることを特徴とする小型DCモータ用コンミテータ組立
    体の製造方法。
JP6062438A 1994-03-31 1994-03-31 小型dcモータ用コンミテータ組立体及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2985039B2 (ja)

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