JP3374282B2 - 電話応対業務分析ツール - Google Patents

電話応対業務分析ツール

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JP3374282B2
JP3374282B2 JP2000168499A JP2000168499A JP3374282B2 JP 3374282 B2 JP3374282 B2 JP 3374282B2 JP 2000168499 A JP2000168499 A JP 2000168499A JP 2000168499 A JP2000168499 A JP 2000168499A JP 3374282 B2 JP3374282 B2 JP 3374282B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機のACD機能
を利用した電話応対業務分析ツールに関する。
【0002】
【従来の技術】ACD(Automatic Call Distribution)機能
とは、PBX(private branch exchange)等の交換機が有す
る自動着信呼分配機能又は着信呼均等分配機能のことで
ある。
【0003】ボタン電話装置が有するACD(着信呼均等
分配)機能に、電話応対業務を支援するソフトを組み合
わせた従来の電話応対業務分析ツールでは、着信応答し
た受付台オペレータが応対困難時に監督台を呼出す緊急
(EMG)コール(即ち、EMG(emergency)コール)の各オ
ペレータの現状表示や記録としては、各オペレータが何
回、緊急コール(EMGコール)を行ったかの回数の集計
しか実現出来ない。
【0004】図4には、上述の従来の電話応対業務分析
ツールが示されている。この電話応対業務分析ツールで
は、PBX(private branch exchange)等の交換機1を介し
て外線着信に応答した電話機20のオペレータ200
(オペレータIDが200であるオペレータ)は、応対困
難時に、その電話機20の一ボタンに割り付けられてい
る緊急ボタン([EMG]ボタン)を押下して緊急コール
(EMGコール)を発し、電話機10に割当てられている
監督台100(監督台IDが100である監督台)を呼出
す。呼び出された監督台100はその緊急コール(EMG
コール)に応答する。
【0005】この従来の電話応対業務分析ツールでは、
外線着信、オペレータ応答、監督台呼出等の各イベント
が発生する度に、交換機1からACD-MIS(Management Inf
ormation System:管理情報システム)として作用するPC
(パーソナルコンピュータ)30に対しコマンドを、電
話機40を介して送出する方法であった。
【0006】ACD-MISとしてのPC30と接続されている
電話機40は、実際には電話機として機能しておらず、
電話機40のデータポートコネクタRS-232CがPC30に
接続されて交換機1とPC30との間に各種情報を流すア
ダプタとして機能している。
【0007】また、ACD-MISとしてのPC30が接続され
ている電話機40は、あらかじめ交換機1側のポートと
しての設定にして当該ツールを結成している。
【0008】上述したように、外線着信に応答したオペ
レータが緊急コール(EMGコール)をする度に、交換機
1からPC30にそのイベントを通知するコマンドが送ら
れる。そのコマンドはPC30内のデータベースのEMGコ
ール情報テーブルに逐次セットされる。
【0009】図5の上方には、緊急ボタン([EMG]ボ
タン)押下にてPC30内のデータベースのEMGコール情
報テーブルに書き込むEMGコール情報が例示されてい
る。EMGコール情報テーブルにおいて、DATEは年月日、T
IMEは時分秒、TRKは外線トランク番号、ACDGはACDグル
ープ番号、OPIDはオペレータID、EMGIDは監督台IDであ
る。
【0010】図5の下方には、ACD-MISとしてのPC30
において集計処理された結果を示すオペレータ応対状況
帳票が例示されている。なお、オペレータ応対状況帳票
は、ACD-MISとしてのPC30に接続されたプリンタ50
から出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図5からも明らかなよ
うに、上述した従来の電話応対業務分析ツールでは、各
オペレータの現状表示や記録としては、各オペレータが
何回、緊急コール(EMGコール)を行ったかの回数の集
計しか実現出来ない。また、上述した従来の電話応対業
務分析ツールでは、各オペレータがどの業種に弱いかど
の様な質問に弱いかのような判断ができない。
【0012】本発明の課題は、緊急コール(EMGコー
ル)の内訳(業種、質問内容)の判別を可能にし、オペ
レータの人員配置を的確に行うことを可能する電話応対
業務分析ツールを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、交換機
(1)と、該交換機に接続された受付台用電話機(2
0)と、前記交換機に接続された監督台用電話機(1
0)とを有する電話装置に組合されて動作する電話応対
業務分析ツールにおいて、顧客電話番号に対応して顧客
情報を格納している顧客マスターテーブルと緊急(EM
G)コール情報テーブルとを有する管理情報コンピュー
タ(30”)と、前記受付台用電話機及び前記管理情報
コンピュータに接続された受付台用コンピュータ(6
0)と、前記監督台用電話機及び前記管理情報コンピュ
ータに接続された監督台用コンピュータ(30’)とを
有し、着信を受けた前記交換機は、前記受付台用コンピ
ュータに、前記着信の発信元電話番号を取得させると共
に、取得した発信元電話番号に一致する顧客電話番号に
対応した顧客情報を、前記管理情報コンピュータの前記
顧客マスターテーブルから前記受付台用コンピュータの
画面にポップアップさせるものであり、前記受付台用コ
ンピュータのオペレータが、前記受付台用コンピュータ
の画面に前記顧客情報と共に表示されている応答ボタン
を押下して、応対し、質問に対する応答困難時に、前記
受付台用コンピュータの画面に前記顧客情報と共に表示
されている質問内容の種別を押下選択して、前記受付台
用コンピュータの画面に前記顧客情報と共に表示されて
いる緊急(EMG)ボタンを押下すると、前記受付台用コ
ンピュータは、前記受付台用電話機を介して前記監督台
用電話機に緊急(EMG)コールを送ると共に、前記管理
情報コンピュータの前記緊急(EMG)コール情報テーブ
ルに、押下選択された前記質問内容の種別を、前記発信
元電話番号及び前記受付台用コンピュータのオペレータ
の識別番号と共に書き込むことを特徴とする電話応対業
務分析ツールが得られる。
【0014】更に本発明によれば、前記管理情報コンピ
ュータに接続されたプリンタ(50)を更に有し、前記
管理情報コンピュータは、前記管理情報コンピュータの
前記緊急(EMG)コール情報テーブルに書き込まれた前
記受付台用コンピュータの前記オペレータに関する前記
質問内容の種別毎の緊急(EMG)コール発生回数を集計
処理して、集計処理内容をオペレータ応対状況帳票とし
て前記プリンタから打ち出すことを特徴とする電話応対
業務分析ツールが得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
を参照して説明する。
【0016】図1には、本発明の一実施例による電話応
対業務分析ツールが示されている。
【0017】図1を参照して、本発明は、交換機1のAC
D機能とCTI(Computer Telephony Integration)によるデ
ータベース機能とを利用した電話応対業務分析ツールで
ある。
【0018】本発明では、CTI機能により、着信1(発
信ID(発信識別番号)が“0448111234”の電話番号であ
る着信)時に、発信ID(発信識別番号)が“044811123
4”の電話番号である顧客情報を空きオペレータ200
のクライアントPC60上にポップアップさせた状態で、
前記着信1に応答し、その画面内に顧客からの問合わせ
内容(クレームや受注等)を先に選択してから、[EMG]
ボタン押下して緊急コール(EMGコール)を行う。
【0019】[EMG]ボタン押下のタイミングで、ACD-MI
S(Management Information System:管理情報システム)
として作用するPC30”のデータベース内のEMGコール
情報テーブル(図2に図示)にクライアントPC60がEM
Gコール情報を書き込むことで、PC30”に接続された
プリンタ50からの帳票打ち出し時にどの顧客からの電
話(CALLER IDフィールドから顧客マスターテーブルを検
索)でどの様な内容でEMGコールを行ったか(SYUBETUフィ
ールドより)の情報を出力する。
【0020】この帳票により、今までEMGコールの回数
しかわからなかったことが、対応内容とリンクさせ細や
かなオペレータの適正配置分析を行うことが可能とな
る。
【0021】以下、図1の電話応対業務分析ツールにつ
いてより詳細に説明する。
【0022】PBX(private branch exchange)等の交換機
1には、オペレータ200(オペレータIDが200であ
るオペレータ)に割当てられた受付台としての電話機2
0と、オペレータ201(オペレータIDが201である
オペレータ)に割当てられた受付台としての電話機21
と、監督台100としての電話機10とが接続されてい
る。電話機20、21、及び10にはクライアントPC
(パーソナルコンピュータ)60、61、及び30’が
それぞれ接続されている。クライアントPC60、61、
及び30’には、ACD-MISとして作用するPC30”が接
続されている。PC30”にはプリンタ50が接続されて
いる。
【0023】発ID(発信ID)“0448111234”からの着信
を交換機1が受けると、交換機1は、空き電話機(20
とする)に接続されているクライアントPC60に、CTI
機能により発ID“0448111234”を取得させ、発ID“0448
111234”の顧客情報を空きオペレータ200のクライア
ントPC60上にポップアップさせる。この際、空きオペ
レータ200のクライアントPC60の画面には、図1の
下方に示したように、発ID“0448111234”の顧客情報が
ポップアップされる。
【0024】この発ID“0448111234”の顧客情報は、ク
ライアントPC60がPC30”のデータベース内の顧客マ
スターテーブルを発ID“0448111234”で検索することに
より得られる。
【0025】PC30”のデータベース内の顧客マスター
テーブルは、図2に示されるように、顧客ID(KOKYKI
D)、顧客名(KOKYKNAME)、及び業種(GYUSYU)が、顧
客電話番号(CALLERID)に対応して顧客情報として格納
されている。クライアントPC60は、発ID“044811123
4”に一致する顧客電話番号(CALLERID)に対応して格
納されている顧客情報を検索する。
【0026】図1に戻って、オペレータ200は、クラ
イアントPC60の画面の電話機操作パネル内にある[応
答]ボタンを押下し、電話機20の送受機を用いて通話
し応対する。オペレータ200は、応答困難時には、ク
ライアントPC60の画面の電話機操作パネル内にある種
別コンボボックスから質問内容(例えば、クレーム)を
選択して、クライアントPC60の画面の電話機操作パネ
ル内にある[EMG]ボタンを押下して、クライアントPC6
0から電話機20を介して監督台100としての電話機
10に緊急コール(EMGコール)を送る。この際、クラ
イアントPC60は、[EMG]ボタンが押下されたタイミン
グで、PC30”のデータベース内のEMGコール情報テー
ブル(図2に図示)にEMGコール情報を書き込む。図2
のEMGコール情報テーブルには、EMGコール情報として、
年月日(DATE)、時分秒(TIME)、外線トランク番号
(TRK)、ACDグループ番号(ACDG)、OPID(オペレータ
ID)、監督台ID(EMGID)、種別(呼出理由)(SYUBET
U)、発ID(CALLERID)がクライアントPC60によって
書き込まれる。図示の種別(呼出理由)(SYUBETU)に
おいて、1は例えば受注であり、2は例えばクレームで
ある。
【0027】図1において、監督台100が電話機10
の送受機をとってオペレータ200からの緊急コール
(EMGコール)に応答すると、以降は監督台100が従
来同様に顧客に応対する。この際、監督台100は、ク
ライアントPC60上にポップアップさせた発ID“044811
1234”の顧客情報と同じ発ID“0448111234”の顧客情報
を、PC30”のデータベースからクライアントPC30’
にポップアップさせて、顧客に応対しても良い。
【0028】監督台100が応答した時点で電話機10
に接続されたクライアントPC30’は、図2のEMGコー
ル情報テーブルのオペレータ200のOPID(オペレータ
ID)の現時点の該当レコードにEMGFLGを立てる。監督台
100が応答できない(呼出側オペレータは話中音)場
合にはEMGFLGが立たないNULL状態となる。
【0029】図2のEMGコール情報テーブルにおいて、N
ULL状態が多い場合には、監督台が少ない目安となる。
【0030】図1のPC30”のデータベース内には、更
に、オペレータマスターテーブルがある。オペレータマ
スターテーブルには、図2に示されるように、オペレー
タID(OPID)に対応してとオペレータ名(OPNAME)、AC
Dグループ番号(ACDG)、オペレータ適性ランク(LEBE
L)が格納されている。
【0031】ACD-MISとして作用するPC30”が集計処
理して、図2に示すようなオペレータID200に関する
オペレータ応対状況帳票(EMGコール分析)を、PC30”
内のデータベースからプリンタ50で打ち出す時に、CA
LLERIDから顧客マスターテーブル(図2)の会社名を抽
出し、応対内容(図2のEMGコール情報テーブルのSYUBE
TUフィールド)とEMG回数(図2のEMGコール情報テーブ
ルのEMG IDの回数計算)で詳細を記録させる。
【0032】図2に図示のオペレータ応対状況帳票(EMG
コール分析)からは、オペレータID200の田中花子オ
ペレータは、○○商事へのクレーム対応に弱いというこ
とがわかる。このように、本電話応対業務分析ツールを
用いれば、どの業種に弱いか判断でき、どの様な質問に
弱いか判断できる。
【0033】次に図1の電話応対業務分析ツールの動作
を、図3をも参照して、詳細に説明する。
【0034】本発明は、CTI(Computer Telephony Integ
ration)という電話(音声)とコンピュータ(データベ
ース)の融合した技術をベースに考えているものであ
る。
【0035】このCTIの基本機能は、交換機1の持つ、 a.「呼」の状態通知(発信、着信、保留、転送、切断
等) b.接続の制御(着信や発信に対して、どの電話機と接
続させるか等) c.多機能電話機のファンクションキー/ディスプレイ
情報(ボタンを押下した時の外線の捕捉等機能やその時
の電話機ディスプレイの表示内容)の制御を、関数(コ
ンピュータ60、61、30’、30”が処理出来る
形)を通してコンピュータ60、61、30’、30”
に情報表示や制御を行わせる技術のことである。
【0036】ACDは、従来からある交換機1側の機能で
あるが、CTI機能と連動(ACDモードでの電話機操作を、
関数の形でコンピュータ60、61、30’、30”に
情報を渡したり制御が可能である。)することで交換機
1だけでは実現出来なかったサービスが可能となる。
【0037】図3のフローチャート(EMGコール操作及
びEMGコール情報テーブルヘの書き込み)は、交換機1
に着信が入り、オペレータ(電話応答する人)200が
応答等の操作を行うと、この関数にてPC60や、PC3
0”内のデータベースに情報を渡したり(応対などのイ
ベントをデータベースに書き込んだりする。)、逆に情
報を参照(PC30”内のデータベースを参照して、必要
なデータを抽出してPC60の画面に表示させたりす
る。)したりする動きを表現している。
【0038】以下、図3の各ステップ毎に説明する。
【0039】・着信1有り 交換機1に着信が入る。
【0040】・発ID:044-811-1234の顧客情報を表示 発信者番号表示サービスにて電話をかけてきた(発信
者)からの電話番号(発ID)を交換機1が受けて、空き
電話機20に接続されているPC60に、先の説明の関数
にてPC30”内のデータベース(図2の顧客マスターテ
ーブルを有するデータベースであり、その顧客マスター
テーブルには、発IDが登録されている。)を検索し、そ
の顧客情報を空きオペレータ200のPC60の画面に表
示させる。
【0041】・[応答]ボタン押下 従来の応答では、電話機20の[応答]ボタン押下で行
っていたことを、PC60の画面にある[応答]ボタンを
クリックすることで応答する(先の説明のb.)。
【0042】・種別コンボボックスより、クレーム選択 オペレータ200のPC60上の画面には、着信を受けた
(発信先相手)情報をPC30”内のデータベースから発
IDにより抽出し、表示させている。種別コンボボックス
は、予めデータベースの登録済みの(複数のクレーム内
容)情報で選択することが出来る。
【0043】・[EMG]ボタン押下 これも従来では、電話機20の[EMG]ボタン(先の説
明のc.)押下で行っていたことを、PC60の画面にあ
る[EMG]ボタンをクリックすることで行う。この操作
にて、オペレータ200は、相手と通話中状態で、監督
台電話機10を呼出す。
【0044】・排他制御 監督台書き込み無し(判断ル
ーチン) このステップでは監督台100のPC30’がPC30”内
のデータベースに書き込みを行っていないかを判断す
る。監督台100のPC30’がPC30”内のデータベー
スに書き込みを行っていない場合のみ、次のステップ
(EMGコール情報テーブルに書き込み)に進む。監督台
100のPC30’がPC30”内のデータベースに書き込
みを行っていれば、その書き込みが終わるまで、次のス
テップ(EMGコール情報テーブルに書き込み)に進むこ
とが待たされる。
【0045】なお、他のオペレータ201用の電話機2
1が存在する場合は、このステップで他のオペレータ2
01の電話機21に接続されたPC61がPC30”内のデ
ータベースに書き込みを行っていないかをも判断し、PC
61もPC30”内のデータベースに書き込みを行ってい
ない場合のみ、次のステップ(EMGコール情報テーブル
に書き込み)に進む。
【0046】・EMGコール情報テーブルに書き込み オペレータ200がEMGコールを行った時に、PC60
は、PC30”内のデータベースの図2のEMGコール情報
テーブルに、以下の情報を書き込む。書き込み情報:DA
TE、TIME、TRK、ACDG、OPID、EMGID、SYUBETU、CALLERI
D
【0047】・監督台応答 EMGコールに監督台100が応答しているかの判断であ
る。EMGコールに監督台100が応答していなければ、
前述の[応答]ボタン押下のステップに戻る。EMGコー
ルに監督台100が応答していれば、次のステップ(排
他制御 オペレータ書き込み無し)に進む。
【0048】・排他制御 オペレータ書き込み無し このステップではオペレータ200のPC60及び他のオ
ペレータ201のPC61のいずれもがPC30”内のデー
タベースに書き込みを行っていないかを判断する。PC6
0及び61のいずれもがPC30”内のデータベースに書
き込みを行っていない場合のみ、次のステップ(書き込
みフラグ=ON)に進む。PC60及び61のいずれか一方
でもPC30”内のデータベースに書き込みを行っていれ
ば、その書き込みが終わるまで、次のステップ(書き込
みフラグ=ON)に進むことが待たされる。
【0049】・書き込みフラグ=ON オペレータ200がEMGコールを行い、そのコールに監
督台100が応答した場合、監督台100の電話機10
に接続されたPC30’は、PC30”内のデータベースの
図2のEMGコール情報テーブルのEMGFLGをONにする。
【0050】尚、上述の排他制御 監督台書き込み無し
のステップは、他のオペレータ201用の電話機21が
存在しない場合、オペレータ200のEMGコールの前に
監督台100の応答が先行することはないので、必ずし
も必要ないが、データベースヘの書き込みで発生するタ
イムラグを考慮して、他のオペレータ201用の電話機
21が存在しない場合も、行うこととする。
【0051】この様にEMGコールで呼出しているオペレ
ータと呼出されている監督台が応答する時に、同一テー
ブルに双方から書き込みを行うので、排他制御(この場
合、監督台が応答にてこのテーブルに書き込んでいる間
は待たされる)が必要となる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、交
換機のACD機能とCTI(Computer Telephony Integration)
を利用したデータベース機能により、緊急コール(EMG
コール)の内訳(業種、質問内容)の判別を可能にし、
オペレータの人員配置を的確に行うことを可能する電話
応対業務分析ツールが得られる。
【0053】更に本発明によれば、オペレータ毎のEMG
コール履歴を残すことで、各オペレータの顧客種別毎の
自己回答比率を算出し、その顧客への対応適正を判断す
ることが可能となる。
【0054】又、本発明によれば、各オペレータがどの
様な業種や問合わせに弱いかのウィークポイントを分析
出来、オペレータのスキルアップ教育の教材作成にも利
用出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電話応対業務分析ツー
ルのブロック図である。
【図2】図1の電話応対業務分析ツールのPC30”内の
データベースのEMGコール情報テーブル、顧客マスター
テーブル、及びオペレータマスターテーブルの内容と、
図1の電話応対業務分析ツールのプリンタ50から出力
されたオペレータ応対状況帳票の内容を示す図である。
【図3】図1の電話応対業務分析ツールにおけるEMGコ
ール操作及びEMGコール情報テーブルヘの書き込みを示
したフローチャートである。
【図4】従来の電話応対業務分析ツールのブロック図で
ある。
【図5】図4の電話応対業務分析ツールのPC30内のデ
ータベースのEMGコール情報テーブルの内容と、図4の
電話応対業務分析ツールのプリンタ50から出力された
オペレータ応対状況帳票の内容を示す図である。
【符号の説明】
1 交換機 10 電話機 20 電話機 21 電話機 50 プリンタ 60 クライアントPC 61 クライアントPC 30’ クライアントPC 30” PC(ACD−MIS)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/42 - 3/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機(1)と、該交換機に接続された
    受付台用電話機(20)と、前記交換機に接続された監
    督台用電話機(10)とを有する電話装置に組合されて
    動作する電話応対業務分析ツールにおいて、 顧客電話番号に対応して顧客情報を格納している顧客マ
    スターテーブルと緊急(EMG)コール情報テーブルとを
    有する管理情報コンピュータ(30”)と、 前記受付台用電話機及び前記管理情報コンピュータに接
    続された受付台用コンピュータ(60)と、 前記監督台用電話機及び前記管理情報コンピュータに接
    続された監督台用コンピュータ(30’)とを有し、 着信を受けた前記交換機は、前記受付台用コンピュータ
    に、前記着信の発信元電話番号を取得させると共に、取
    得した発信元電話番号に一致する顧客電話番号に対応し
    た顧客情報を、前記管理情報コンピュータの前記顧客マ
    スターテーブルから前記受付台用コンピュータの画面に
    ポップアップさせるものであり、 前記受付台用コンピュータのオペレータが、前記受付台
    用コンピュータの画面に前記顧客情報と共に表示されて
    いる応答ボタンを押下して、応対し、質問に対する応答
    困難時に、前記受付台用コンピュータの画面に前記顧客
    情報と共に表示されている質問内容の種別を押下選択し
    て、前記受付台用コンピュータの画面に前記顧客情報と
    共に表示されている緊急(EMG)ボタンを押下すると、
    前記受付台用コンピュータは、前記受付台用電話機を介
    して前記監督台用電話機に緊急(EMG)コールを送ると
    共に、前記管理情報コンピュータの前記緊急(EMG)コ
    ール情報テーブルに、押下選択された前記質問内容の種
    別を、前記発信元電話番号及び前記受付台用コンピュー
    タのオペレータの識別番号と共に書き込むことを特徴と
    する電話応対業務分析ツール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電話応対業務分析ツー
    ルにおいて、 前記管理情報コンピュータに接続されたプリンタ(5
    0)を更に有し、 前記管理情報コンピュータは、前記管理情報コンピュー
    タの前記緊急(EMG)コール情報テーブルに書き込まれ
    た前記受付台用コンピュータの前記オペレータに関する
    前記質問内容の種別毎の緊急(EMG)コール発生回数を
    集計処理して、集計処理内容をオペレータ応対状況帳票
    として前記プリンタから打ち出すことを特徴とする電話
    応対業務分析ツール。
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