JP2023104570A - 構内交換機、電話転送システム、構内電話交換方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 容易に構内交換できる構内交換機を提供する。【解決手段】 転送先情報を含む発信者情報を保持するデータベースと、プレゼンスサーバとに接続された構内交換機は、収容電話端末の着信先に着信処理を行う着信処理部と、発信者電話端末の電話番号に紐づけられた発信者情報を、データベースから取得して収容電話端末の着信先に提示する発信者情報提示部と、着信先の収容電話端末から直接又は入力された転送先情報を受け付ける際、当該転送先情報に対応する転送先のプレゼンス情報をプレゼンスサーバから取得するプレゼンス情報取得部と、転送先端末対応人物のプレゼンス情報に基づいて、転送先で転送が可能か否かを判定する転送可否判定部と、転送可否判定部が転送可能と判定した場合に、転送先電話端末に転送処理を行うと共に発信者情報に基づく発信元の情報を通知する転送処理部と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、構内交換システムにおける構内交換機、電話転送システム、構内電話交換方法及びプログラムに関する。
従来の構内交換機では、ユーザのプレゼンスに基づいて転送先を自動的に変更することができるコミュニケーション交換システムの技術が知られていた(特許文献1、参照)。
従来の技術では、複数人で共有する電話端末に着信した場合に、どの電話端末に転送すればよいか分からない場合がある。また、相手先の状態により着信を転送しても相手が電話を取る事ができるかどうかを確認する事ができないという問題があった。
本発明は、以上の従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、複数人で共有する電話端末に着信した場合でも転送先電話端末が分かり、転送先電話端末の状態により着信の転送の可能性を確認できる構内交換機、電話転送システム、構内電話交換方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の構内交換機は、発信元の電話番号に紐づけられた前記発信元の名称と前記発信元に対応する収容電話端末の転送先情報を含む発信者情報を保持するデータベースと、収容電話端末に対応する端末対応人物のプレゼンス情報を保持するプレゼンスサーバとに接続された構内交換機であって、1の発信者電話端末からの着信を受け、前記収容電話端末のうちのいずれかを着信先として着信処理を行う着信処理部と、発信した前記1の発信者電話端末の電話番号に紐づけられた発信者情報を含む提示情報を、前記データベースから取得して前記収容電話端末の着信先に提示する発信者情報提示部と、着信先の前記収容電話端末から直接又は前記提示情報に基づいて入力された前記転送先情報を受け付ける際、当該転送先情報に対応する転送先の収容電話端末に対応する転送先端末対応人物のプレゼンス情報を前記プレゼンスサーバから取得するプレゼンス情報取得部と、前記転送先端末対応人物のプレゼンス情報に基づいて、前記転送先の収容電話端末に転送が可能か否かを判定する転送可否判定部と、前記転送可否判定部が転送可能と判定した場合に、前記転送先の収容電話端末に転送処理を行うと共に前記発信者情報に基づく発信元の情報を通知する転送処理部と、を有することを特徴とする。
本発明の電話転送システムは、上記に記載の構内交換機と、前記収容電話端末の着信先に接続され且つ前記1の発信者電話端末との対話音声信号を録音する通話録音機器と、メールを作成して当該メールを送信するメールサーバと、を備え、前記転送可否判定部が、前記転送先端末対応人物のプレゼンス情報に基づいて、前記転送が不可能と判定した際、前記転送処理部は、前記発信した前記1の発信者電話端末からの発信者の要件が前記通話録音機器に録音されている場合、当該要件の録音の情報及び着信情報を前記メールサーバに転送して、前記要件の録音の情報及び前記着信情報を添付したメールを、前記メールサーバに作成させ、前記転送先端末対応人物のメールアドレスに送信させる機能を有することを特徴とする。
本発明の構内電話交換方法は、発信元の電話番号に紐づけられた前記発信元の名称と前記発信元に対応する収容電話端末の転送先情報を含む発信者情報を保持するデータベースと、収容電話端末に対応する端末対応人物のプレゼンス情報を保持するプレゼンスサーバとに接続された構内交換機における構内電話交換方法であって、1の発信者電話端末からの着信を受け、前記収容電話端末のうちのいずれかを着信先として着信処理を行う着信処理ステップと、発信した前記1の発信者電話端末の電話番号に紐づけられた発信者情報を含む提示情報を、前記データベースから取得して前記収容電話端末の着信先に提示する発信者情報提示ステップと、着信先の前記収容電話端末から直接又は前記提示情報に基づいて入力された前記転送先情報を受け付ける際、当該転送先情報に対応する転送先の収容電話端末に対応する転送先端末対応人物のプレゼンス情報を前記プレゼンスサーバから取得するプレゼンス情報取得ステップと、前記転送先端末対応人物のプレゼンス情報に基づいて、前記転送先の収容電話端末に転送が可能か否かを判定する転送可否判定ステップと、転送が可能と判定された場合に、前記転送先の収容電話端末に転送処理を行うと共に前記発信者情報に基づく発信元の情報を通知する転送処理ステップと、を有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、発信元の電話番号に紐づけられた前記発信元の名称と前記発信元に対応する収容電話端末の転送先情報を含む発信者情報を保持するデータベースと、収容電話端末に対応する端末対応人物のプレゼンス情報を保持するプレゼンスサーバとに接続された構内交換機に搭載されたコンピュータに、1の発信者電話端末からの着信を受け、前記収容電話端末のうちのいずれかを着信先として着信処理を行う着信処理ステップと、発信した前記1の発信者電話端末の電話番号に紐づけられた発信者情報を含む提示情報を、前記データベースから取得して前記収容電話端末の着信先に提示する発信者情報提示ステップと、着信先の前記収容電話端末から直接又は前記提示情報に基づいて入力された前記転送先情報を受け付ける際、当該転送先情報に対応する転送先の収容電話端末に対応する転送先端末対応人物のプレゼンス情報を前記プレゼンスサーバから取得するプレゼンス情報取得ステップと、前記転送先端末対応人物のプレゼンス情報に基づいて、前記転送先の収容電話端末に転送が可能か否かを判定する転送可否判定ステップと、転送が可能と判定された場合に、前記転送先の収容電話端末に転送処理を行うと共に前記発信者情報に基づく発信元の情報を通知する転送処理ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、複数人で共有する電話端末に着信した場合でも転送先電話端末が分かり、転送先電話端末の状態により着信の転送の可能性を確認できる効果が得られる。
以下、本発明の実施例による構内交換機(Private Branch eXchange: PBX)について、図面を参照して説明する。
(構成の説明)
図1は、本実施例における、構内交換機10を含む構内交換システムである転送システムの構成の一例を示す概略説明図である。
図1は、本実施例における、構内交換機10を含む構内交換システムである転送システムの構成の一例を示す概略説明図である。
転送システム構成は、構内交換機10とこれに通信可能に収容された内線の複数の収容電話端末(収容端末ともいう)MFTとを含む。また、構内交換機10は、電話局を介して局線の電話端末CTTやスマートフォン等の通信端末(図示しない)に接続され得る通信網NWの1つ以上の局線をも収容している。
構内交換機10は、一般的に搭載される機能ユニットに応じて構内交換機10に接続された収容端末MFTの操作を介してその機能(ACR発信、PB発信、内線外線通話制御、通話録音、代理応答、昼夜切替等)を実現できる。例えば、通話録音機能の為に、構内交換機10には通話を録音する通話録音機器110(通話録音データベース)が接続され、対応する通話録音機能ユニットが構内交換機10に搭載される。通話録音機器110は、例えば発信者電話端末HTELからの着信を応答者が収容端末MFTで受けた際に、応答者が収容端末MFTの操作を介して通話録音機器110で対話の内容を録音できるように構成されている。
さらに、構内交換機10にはデータ管理のための会社名データベース111及びプレゼンスサーバ112も接続される。転送システム構成は、会社名データベース111及びプレゼンスサーバ112の他にメールサーバ113を含んで構成される。なお、会社名データベース111、プレゼンスサーバ112及びメールサーバ113は、構内交換機10とは例えばTCP/IPインターフェイスI/Fで接続される。さらに、構内交換機10のTCP/IPインターフェイスI/Fにはデータ設定のための保守コンソールPCもLANケーブル等で接続され得る。
会社名データベース111及びプレゼンスサーバ112の他にメールサーバ113の各々はコンピュータ装置である。それらのハードウェア構成は、図示しないが、データバス等を介して相互に接続されている、各種プログラムに従い処理を行うCPU(Central Processing Unit)を含む制御部と、該CPUによって実行される各種のプログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶部と、外部とのインターネット信号の入出力を行うインターフェイス部とを含む。
会社名データベース111は、図2に示すテーブルのような、着信時の相手の電話番号毎に電話をかけてくる会社情報(会社名)とその中の担当者(発信者氏名)の発信元の情報を対応付けて保持している。さらに、会社名データベース111には、図3に示すように、当該発信元の情報の担当者から電話がかかってくる可能性(通話相手となる可能性)のあるユーザの会社の社員(通話相手)の情報(チームメンバー、部メンバー、識別番号等)が登録されている。すなわち、会社名データベース111は、発信元の電話番号に紐づけられた発信元の名称と発信元に対応する当該通話相手の収容端末MFTの転送先情報(転送先候補)を含む発信者情報を保持する。会社名データベース111の発信者情報は発信元の組織名、発信元の発信者及び転送先情報のそれぞれの候補リストLST1、2を含むことができる。
発信元の名称は、発信元において特定される当該発信元自体の名称及び発信元に所属する所属人物の名称であり、該所属人物が発信元の発信者である。
プレゼンスサーバ112は、収容端末MFTに対応する、すなわち割り当てられている社員等の転送先人物のプレゼンス情報を保持する。
プレゼンスサーバ112には、構内交換機10での収容端末MFT同士の通話路接続及び内線・局線の通話路接続や、収容端末MFTの状態の監視等に利用する回線テーブルTBが記録されている。回線テーブルTBには、構内交換機10での収容端末MFTのグループの設定も記録されている。回線テーブルTBには、構内交換機10で呼出する呼出先端末の状態を示す状態も記録されている。
図4は、プレゼンスサーバ112に記憶される登録された収容端末MFTの回線テーブルTB(転送先情報)の一例を示したものである。回線テーブルTBには、既定情報として収容端末MFTの収容位置情報と、登録情報としての収容端末MFTに割り当てられる電話番号(内線番号)、部署情報、担当情報(氏名)と、端末種別、端末状態情報としてそれぞれの空き/話中/着信中等の情報等が、内線番号毎に関係付けられて一意的に格納される。
メールサーバ113は、転送処理部TPDの制御の下で、メールを作成して当該メールを所定アドレス先へ送信する。転送可否判定部TJPが転送先人物のプレゼンス情報に基づいて、転送が不可能と判定した際、転送処理部TPDは、着信した発信者電話端末HTELからの発信者の要件が通話録音機器に録音されている場合、当該要件の録音の情報及び着信情報をメールサーバ113に転送して、要件の録音の情報及び着信情報を添付したメールを、メールサーバ113に作成させ、転送先電話端末tMFTで着信転送に応答できない判定された転送先人物のメールアドレスに送信させる機能を有する。
発信者1は、通話を開始する局線の発信者電話端末HTELを操作する。応答者2は、収容端末MFTである着信先電話端末cMFTを操作する。
収容端末MFTとしては、多機能電話機や通常の固定電話機の他、無線基地局を介した無線電話端末も挙げられる。
構内交換機10は、装置全体を制御する主制御部10mや、収容端末MFTのグループ毎にまとめて制御する内線トランクモジュールISL、局線の加入電話回線や専用線を接続する局線トランクモジュールOSL、通話路を生成するスイッチトランクモジュールSWT等の種々の機能モジュールを備える。
主制御部10mは、通信網NWと通信ができる局線トランクモジュールOSL、内線トランクモジュールISL、およびスイッチトランクモジュールSWTを制御して発着信制御を行う。
構内交換機10は、収容端末MFTが多機能電話機であれば、これに対応した内線トランクモジュールISLを介して、各収容端末MFTの内線機能、例えば、ACR発信、PB発信、内線局線通話制御、通話録音、代理応答、昼夜切替、着信転送等を実現できる。
構内交換機10に搭載された主制御部10mも一種のコンピュータ装置であり、CPUと、図示しないがRAM、HDDやSSD等のメモリ装置と、LANケーブルやシリアルケーブルを介して通信するネットワーク接続部を含み、メモリ装置に格納されたプログラムに従い、CPUが、搭載された種々の機能モジュールを制御するように構成されている。
図1に示す、会社名データベース111とプレゼンスサーバ112のそれぞれは、コンピュータ装置であり、図示しないが内部バスで互いに接続された、RAM、HDDやSSD等の記憶装置と、記憶装置に格納されたプログラムに従い機器設定機能を実行するCPUと、LANケーブルで通信するネットワーク接続部を有している。
プレゼンスサーバ112の記憶装置にインストールされたオペレーティングシステム(OS)ソフトウェアのプログラムと機器設定用のアプリケーション(以下、機器設定アプリという)に従うCPUによって会社名データベース111及びプレゼンスサーバ112の全体動作を制御する。
プレゼンスサーバ112は、例えば、Webサーバとしても機能し、収容端末MFTの使用状況等のデータに基づき、当該収容端末MFTの使用状況等を、構内交換機10を介して利用者に通知できる。
このように本実施例においては、構内交換機10とプレゼンスサーバ112の間は接続され、プレゼンスサーバ112へアクセス可能とする。プレゼンスサーバ112は、構内交換機10による通知に基づいて複数の収容端末MFTの各々の呼状態や転送状態やそれら状態のテキスト情報を告知する装置として機能する。収容端末MFTの表示部は、構内交換機10を経由して接続される会社名データベース111とプレゼンスサーバ112が告知すベき収容端末状態を、構内交換機10を介して各種電話端末へ表示する。
構内交換機10では、主制御部10mの記憶部にインストールされたオペレーティングシステム(OS)ソフトウェアのプログラムと機器設定用のアプリケーションプログラムに従うCPUによって、着信転送処理を制御する。
アプリケーションプログラムは主制御部10mにインストールされ記憶部に展開されて、着信処理部CPD、発信者情報提示部HDP、プレゼンス情報取得部PDG、転送可否判定部TJP、転送処理部TPDを構成する。
着信処理部CPDは、構内交換機10のネットワーク接続部I/Fを介して、例えば、発信者1の電話端末HTELから複数の収容端末MFTの中の応答者2の着信先電話端末cMFTへの着信を受け付ける。着信処理部CPDは、発信者電話端末HTELからの着信を受け、収容端末MFTのうちのいずれかを着信先電話端末cMFTとして着信処理を行う。
発信者情報提示部HDPは、発信した発信者電話端末HTELの電話番号に紐づけられた発信者情報cHDTを含む提示情報を、会社名データベース111から取得して着信先電話端末cMFTに提示する。なお、提示情報には氏名まで取得しなくても会社名まで取得できればよく、氏名を選択する処理は除外して良い場合もある。発信者情報提示部HDPは候補リストLST1、2を含む提示情報を提示する。
プレゼンス情報取得部PDGは、着信先電話端末cMFTから直接又は提示情報に基づいて入力された転送先情報を受け付ける際、当該転送先情報に対応する転送先電話端末tMFTに対応する転送先人物のプレゼンス情報をプレゼンスサーバ112から取得する。なお、応答者2が転送先人物の候補リストLST1、2から選択する処理に限らず、応答者2が転送先情報を直接入力してもよい場合には、該候補リストLSTから選択する処理は除外してもよい。
プレゼンス情報取得部PDGは、転送先情報の候補リストLSTから1つの転送先人物を選択された場合、選択された転送先人物の転送先情報を受け付ける。
転送可否判定部TJPは、転送先人物のプレゼンス情報に基づいて、転送先人物が転送先電話端末tMFTの近傍に居て受話器をとれる在席時など、転送が可能か否かを判定する。転送可否判定部TJPは、転送先人物のプレゼンス情報に基づいて、転送先電話端末tMFT(希望する通話相手3)について通話可か通話不可かを判定する。転送可否判定部TJPの判定結果に基づいて転送処理部TPDが制御される。
転送処理部TPDは、転送可否判定部TJPが転送先人物のプレゼンス情報に基づいて、転送が不可能と判定した場合、転送先人物のプレゼンス情報に基づく転送が不可能である理由を、着信先電話端末cMFTに、提示する。
転送処理部TPDは、転送が可能と判定された場合に、転送先電話端末tMFTに着信転送処理を行うと共に発信者情報cHDTに基づく発信元の情報を通知する。
(動作の説明)
図5は、実施例の構内交換機10を含む構内交換システムにおける各種情報の流れを示す概略ブロック図である。図6に本実施例の構内交換機10における転送可能な正常動作シーケンスを示す。ここで、発信者1、応答者2及び転送先人物(通話相手3)において応答した場合の動作例を示す。
図5は、実施例の構内交換機10を含む構内交換システムにおける各種情報の流れを示す概略ブロック図である。図6に本実施例の構内交換機10における転送可能な正常動作シーケンスを示す。ここで、発信者1、応答者2及び転送先人物(通話相手3)において応答した場合の動作例を示す。
まず、発信者1が発信者電話端末HTELから発信し、構内交換機10は、着信先電話端末cMFTに着信させ、応答者2が応答した後に、発信者1が応答者2へ会社名、発信者名、要件のある人の転送先人物の名前を伝える(S1)。
構内交換機10は発信者電話端末HTELの電話番号を会社名データベース111に送信する(S2)。
会社名データベース111は送られてきた発信者電話端末HTELの電話番号を参照し、会社名・氏名候補リストLST1を構内交換機10に送り返す(S3)。
なお、発信者電話端末HTELの電話番号から会社名又は氏名がみつからない場合は未登録とし、別途PC経由で登録を実施して、データの補充を行う。
構内交換機10は会社名・氏名候補リストLST1を着信先電話端末cMFTに送り(S4)、着信先電話端末cMFTが該会社名・氏名候補リストLST1を表示する。例えば、図7に示すように、〇〇会社から候補リストの中から×〇氏を選択できるように、着信先電話端末cMFTのディスプレイ画面に会社名・氏名候補リストLST1を表示する(S4)。
そして、応答者2は構内交換機10から送られて来た、会社名・氏名候補リストLST1から会社名又は氏名を着信先電話端末cMFTで選択する。
着信先電話端末cMFTは選択された会社名又は氏名を構内交換機10に送り(S5)、構内交換機10はこれを会社名データベース111に送る(S6)。
会社名データベース111は送られてきた会社名又は氏名から、転送先人物の候補リストLST2(転送先社員識別番号、氏名)を構内交換機10に送る(S7)。
構内交換機10は送られてきた転送先人物の候補リストLST2を着信先電話端末cMFTに送り(S8)、着信先電話端末cMFTが該転送先人物の候補リストLST2を表示する。例えば、図8に示すように、〇〇会社の×〇さんの転送候補リストの中からを一人選択できるように、着信先電話端末cMFTのディスプレイ画面に転送先人物の候補リスト2を表示する(S8)。
応答者は着信先電話端末cMFT に表示された転送先人物の候補リストLST2から転送先人物(転送先情報)一人Bさんを選択する。
着信先電話端末cMFTは選択された転送先人物を構内交換機10に送り(S9)、構内交換機10はこれをプレゼンスサーバ112に送る(S10)。
プレゼンスサーバ112は選択された転送先人物に対応する収容電話端末MFT(転送先電話端末tMFT)の状態を構内交換機10に送り(S11)、構内交換機10はこれを着信先電話端末cMFTに送り(S12)、着信先電話端末cMFTが該転送状態を表示する。例えば、図9に示すように、着信先電話端末cMFTのディスプレイ画面に転送先中、自動転送と表示する(S12)。
転送先電話端末tMFTが転送可能の場合、着信先電話端末cMFTは構内交換機10へ転送指示を行う(S13)。
構内交換機10は転送先電話端末tMFTへ転送のための呼び出しを行う(S14)と共に、該転送状態を表示する。例えば、図10に示すように、転送先電話端末tMFTのディスプレイ画面に「(転送)〇〇会社の×〇さん」と表示する(S14)。
(転送不可時動作1)
転送先電話端末tMFTへ転送不可の場合、図11に示すように、着信元電話端末cMFTに転送不可の理由を表示する(S15)。例えば、図12に示すように、着信先電話端末cMFTのディスプレイ画面に「電話の繋がらないところにいる為」と表示する(S15)。応答者は発信者に対して取次できない理由を通話で説明し(S15)取次作業を終了させる。
転送先電話端末tMFTへ転送不可の場合、図11に示すように、着信元電話端末cMFTに転送不可の理由を表示する(S15)。例えば、図12に示すように、着信先電話端末cMFTのディスプレイ画面に「電話の繋がらないところにいる為」と表示する(S15)。応答者は発信者に対して取次できない理由を通話で説明し(S15)取次作業を終了させる。
(転送不可時動作2)
転送先電話端末tMFTへ転送不可の場合、図13に示すように、応答者は、応答者は発信者に対して取次できない理由を説明し(S15)、その際、発信者から伝言を頼まれた場合(S16)、着信先電話端末cMFTの録音キーを押下して録音を実施する(S17)。
転送先電話端末tMFTへ転送不可の場合、図13に示すように、応答者は、応答者は発信者に対して取次できない理由を説明し(S15)、その際、発信者から伝言を頼まれた場合(S16)、着信先電話端末cMFTの録音キーを押下して録音を実施する(S17)。
録音実施時の通話終了後、着信先電話端末cMFTは録音データを構内交換機10へ送る(S18)。
構内交換機10は受け取った録音データと転送先電話端末tMFTの社員識別番号をメールサーバ113へ送る(S19)。
メールサーバ113は受け取った社員識別番号から対応する転送先人物のメールアドレスを判別して、当該メールアドレスへ録音データをメールに添付して送信する(S20)。
メールサーバ113は受け取った社員識別番号から対応する転送先人物のメールアドレスを判別して、当該メールアドレスへ録音データをメールに添付して送信する(S20)。
(転送不可時動作3)
なお、転送先電話端末tMFTへ転送不可で録音未実施の場合、図14に示すように、応答者は発信者に対して取次できない理由を説明している(S15)前後に、構内交換機10は転送先電話端末tMFTの社員識別番号をメールサーバ113へ送り、メールサーバ113は受け取った社員識別番号から対応する転送先人物のメールアドレスを判別して、当該メールアドレスへ着信通知をメールにて送信することもできる。
なお、転送先電話端末tMFTへ転送不可で録音未実施の場合、図14に示すように、応答者は発信者に対して取次できない理由を説明している(S15)前後に、構内交換機10は転送先電話端末tMFTの社員識別番号をメールサーバ113へ送り、メールサーバ113は受け取った社員識別番号から対応する転送先人物のメールアドレスを判別して、当該メールアドレスへ着信通知をメールにて送信することもできる。
上記図11、13及び14に示すシーケンスでは、それぞれ説明した以外のステップは上記図6に示すステップと同一である。
(効果の説明)
以上の様に、「会社名情報」、「発信者情報」、話したい転送先人物である「転送先社員情報」の3つのキーワードを構内交換機10が管理する会社名データベース111に登録しておくことで、転送先電話端末tMFTが取次可能かを自動で判断できる。
以上の様に、「会社名情報」、「発信者情報」、話したい転送先人物である「転送先社員情報」の3つのキーワードを構内交換機10が管理する会社名データベース111に登録しておくことで、転送先電話端末tMFTが取次可能かを自動で判断できる。
転送可の場合、転送先電話端末tMFTを会社名データベース111に事前に登録しておくことにより転送ボタン1回操作で転送する事が可能になる。
転送不可の場合、発信者の通話を録音し、要件のある転送先人物の社員へ伝言をメールにて転送することで間違いなく要件を伝達できる。
着信時間、会社名情報、発信者情報を随時、社員にメールで転送することで返信忘れを防ぐことができる。
また、会社名データベース111に発信者電話端末HTELの電話番号に紐づいて会社名、発信者、及び転送先電話端末tMFTをあらかじめ複数登録しておくことで、着信先電話端末cMFTへ転送先電話端末tMFTのプレゼンスを表示することで出社しているかわかる。
更に、発信者電話端末の電話番号から上記の登録データを着信先の収容端末MFTに転送し、その候補リストから発信者情報、転送先電話端末tMFTを容易に選択する事ができる。会社名データベース111に転送先情報を登録しておくことで、内線番号がわからなくとも転送することができる。
また、転送先電話端末tMFTに発信者情報を転送し転送先電話端末tMFTに誰からの電話を転送されたのかを表示できる。また、転送不可でも発信者の伝言通話を録音しメールで転送することで、要件を正確に素早く伝えられる。
更に、プレゼンスサーバ112から転送先社員の状態を取得し着信先の収容端末cMFTに転送可否及び転送不可の場合の理由を表示することが出来る。
また、転送不可の際、発信者の要件及び着信をメールにて転送先社員に知らせることが出来る。
また、実施例では会社名データベース111、プレゼンスサーバ112等を構内交換機10とは別体としてケーブル接続しているが、構内交換機10内部にそれらの機能を備えるようにしてもよい。
10 構内交換機
10m 主制御部
111 会社名データベース
112 プレゼンスサーバ
113 メールサーバ
cMFT 着信元電話端末
tMFT 転送先電話端末
CPD 着信処理部
HDP 発信者情報提示部
PDG プレゼンス情報取得部
TJP 転送可否判定部
TPD 転送処理部
TB 回線テーブル
HTEL 発信者電話端末
LST1 会社名・氏名候補リスト
LST2 転送先人物の候補リスト
10m 主制御部
111 会社名データベース
112 プレゼンスサーバ
113 メールサーバ
cMFT 着信元電話端末
tMFT 転送先電話端末
CPD 着信処理部
HDP 発信者情報提示部
PDG プレゼンス情報取得部
TJP 転送可否判定部
TPD 転送処理部
TB 回線テーブル
HTEL 発信者電話端末
LST1 会社名・氏名候補リスト
LST2 転送先人物の候補リスト
Claims (7)
- 発信元の電話番号に紐づけられた前記発信元の名称と前記発信元に対応する収容電話端末の転送先情報を含む発信者情報を保持するデータベースと、収容電話端末に対応する端末対応人物のプレゼンス情報を保持するプレゼンスサーバとに接続された構内交換機であって、
1の発信者電話端末からの着信を受け、前記収容電話端末のうちのいずれかを着信先として着信処理を行う着信処理部と、
発信した前記1の発信者電話端末の電話番号に紐づけられた発信者情報を含む提示情報を、前記データベースから取得して前記収容電話端末の着信先に提示する発信者情報提示部と、
着信先の前記収容電話端末から直接又は前記提示情報に基づいて入力された前記転送先情報を受け付ける際、当該転送先情報に対応する転送先の収容電話端末に対応する転送先端末対応人物のプレゼンス情報を前記プレゼンスサーバから取得するプレゼンス情報取得部と、
前記転送先端末対応人物のプレゼンス情報に基づいて、前記転送先の収容電話端末に転送が可能か否かを判定する転送可否判定部と、
前記転送可否判定部が転送可能と判定した場合に、前記転送先の収容電話端末に転送処理を行うと共に前記発信者情報に基づく発信元の情報を通知する転送処理部と、
を有することを特徴とする構内交換機。 - 前記発信者情報は前記発信元の組織名、前記発信元の発信者及び前記転送先情報のそれぞれの候補リストを含み、
前記発信者情報提示部は前記候補リストを含む前記提示情報を提示し、
前記プレゼンス情報取得部は、前記転送先情報の前記候補リストから1つの転送先端末対応人物を選択された場合、選択された前記転送先端末対応人物の転送先情報を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の構内交換機。 - 前記発信元の名称は、前記発信元において特定される当該発信元自体の名称及び前記発信元に所属する所属人物の名称であり、該所属人物が前記発信元の発信者であることを特徴とする請求項2に記載の構内交換機。
- 前記転送処理部は、前記転送可否判定部が、前記転送先端末対応人物のプレゼンス情報に基づいて、前記転送が不可能と判定した場合、前記転送先端末対応人物のプレゼンス情報に基づく転送が不可能である理由を、着信先の前記収容電話端末に、提示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の構内交換機。
- 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の構内交換機と、
前記収容電話端末の着信先に接続され且つ前記1の発信者電話端末との対話音声信号を録音する通話録音機器と、
メールを作成して当該メールを送信するメールサーバと、を備え、
前記転送可否判定部が、前記転送先端末対応人物のプレゼンス情報に基づいて、前記転送が不可能と判定した際、前記転送処理部は、前記発信した前記1の発信者電話端末からの発信者の要件が前記通話録音機器に録音されている場合、当該要件の録音の情報及び着信情報を前記メールサーバに転送して、前記要件の録音の情報及び前記着信情報を添付したメールを、前記メールサーバに作成させ、前記転送先端末対応人物のメールアドレスに送信させる機能を有することを特徴とする電話転送システム。 - 発信元の電話番号に紐づけられた前記発信元の名称と前記発信元に対応する収容電話端末の転送先情報を含む発信者情報を保持するデータベースと、収容電話端末に対応する端末対応人物のプレゼンス情報を保持するプレゼンスサーバとに接続された構内交換機における構内電話交換方法であって、
1の発信者電話端末からの着信を受け、前記収容電話端末のうちのいずれかを着信先として着信処理を行う着信処理ステップと、
発信した前記1の発信者電話端末の電話番号に紐づけられた発信者情報を含む提示情報を、前記データベースから取得して前記収容電話端末の着信先に提示する発信者情報提示ステップと、
着信先の前記収容電話端末から直接又は前記提示情報に基づいて入力された前記転送先情報を受け付ける際、当該転送先情報に対応する転送先の収容電話端末に対応する転送先端末対応人物のプレゼンス情報を前記プレゼンスサーバから取得するプレゼンス情報取得ステップと、
前記転送先端末対応人物のプレゼンス情報に基づいて、前記転送先の収容電話端末に転送が可能か否かを判定する転送可否判定ステップと、
転送が可能と判定された場合に、前記転送先の収容電話端末に転送処理を行うと共に前記発信者情報に基づく発信元の情報を通知する転送処理ステップと、
を有することを特徴とする構内電話交換方法。 - 発信元の電話番号に紐づけられた前記発信元の名称と前記発信元に対応する収容電話端末の転送先情報を含む発信者情報を保持するデータベースと、収容電話端末に対応する端末対応人物のプレゼンス情報を保持するプレゼンスサーバとに接続された構内交換機に搭載されたコンピュータに、
1の発信者電話端末からの着信を受け、前記収容電話端末のうちのいずれかを着信先として着信処理を行う着信処理ステップと、
発信した前記1の発信者電話端末の電話番号に紐づけられた発信者情報を含む提示情報を、前記データベースから取得して前記収容電話端末の着信先に提示する発信者情報提示ステップと、
着信先の前記収容電話端末から直接又は前記提示情報に基づいて入力された前記転送先情報を受け付ける際、当該転送先情報に対応する転送先の収容電話端末に対応する転送先端末対応人物のプレゼンス情報を前記プレゼンスサーバから取得するプレゼンス情報取得ステップと、
前記転送先端末対応人物のプレゼンス情報に基づいて、前記転送先の収容電話端末に転送が可能か否かを判定する転送可否判定ステップと、
転送が可能と判定された場合に、前記転送先の収容電話端末に転送処理を行うと共に前記発信者情報に基づく発信元の情報を通知する転送処理ステップと、を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022005638A JP2023104570A (ja) | 2022-01-18 | 2022-01-18 | 構内交換機、電話転送システム、構内電話交換方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022005638A JP2023104570A (ja) | 2022-01-18 | 2022-01-18 | 構内交換機、電話転送システム、構内電話交換方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023104570A true JP2023104570A (ja) | 2023-07-28 |
Family
ID=87379229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022005638A Pending JP2023104570A (ja) | 2022-01-18 | 2022-01-18 | 構内交換機、電話転送システム、構内電話交換方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023104570A (ja) |
-
2022
- 2022-01-18 JP JP2022005638A patent/JP2023104570A/ja active Pending
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