JP2000115254A - Ctiシステム及び分散型ctiシステム - Google Patents

Ctiシステム及び分散型ctiシステム

Info

Publication number
JP2000115254A
JP2000115254A JP28427098A JP28427098A JP2000115254A JP 2000115254 A JP2000115254 A JP 2000115254A JP 28427098 A JP28427098 A JP 28427098A JP 28427098 A JP28427098 A JP 28427098A JP 2000115254 A JP2000115254 A JP 2000115254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cti
terminal
data
client
customer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28427098A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoo Saito
智夫 齊藤
Taku Ouchi
卓 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP28427098A priority Critical patent/JP2000115254A/ja
Publication of JP2000115254A publication Critical patent/JP2000115254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声データ、画像データ、コードデータ等の
データ形態が異なる複数の情報を一括して取り扱い可能
とする。 【解決手段】 公衆電話網1を介して接続された電話端
末2又はPC端末4から入力された音声データ又はコー
ドデータをパケットデータに変換してLAN7に出力す
ると共に、LAN7に出力された各端末宛のパケットデ
ータを音声データ又はコードデータに変換して公衆電話
網1へ出力するマルチメディアルータ6と、LANに接
続され、マルチメディアルータを介して接続された各端
末との間で音声データ又はコードデータを用いて各種応
対業務を行う複数のCTIクライアント8と、LANに
接続され、マルチメディアルータを介した各端末との間
の接続関係を決定してマルチメディアルータに指示する
ゲートキーパー13とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆電話網を介し
て顧客の電話端末やPC端末やFAX端末に接続され、
顧客に対して種々の応対業務を行うCTIシステム及び
分散型CTIシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】電話を用いて市場調査等の各種調査業務
等の主催者側から電話を掛けるアウトバウンド業務にお
いては、不特定多数の人々から、例えば特定の年齢層や
性別や職業等の特定の属性を有した人を調査対象者とし
て調査対象者データファイルに登録して、この調査対象
者データファイルに登録されている調査対象者に対して
順番に電話を掛けて、調査目的に応じて予め設定された
複数の質問をして、この各質問に対する回答を得て記録
する。そして、多数の調査対象者からの回答を統計的に
集計する。
【0003】また、通信販売等の客(対象者)から電話
を受けるインバウンド業務においては、商品の説明や客
の希望を質問の形式で尋ね、客の要望や注文を回答の形
式で得て記録する。この場合、新規の客に対しては電話
番号を含む性別、年齢、職業、住所等の属性を聞取って
顧客データファイルに登録する。
【0004】なお、メーカや金融機関等の顧客相談窓口
等においては、販売商品の苦情や問合せが多いので、顧
客データファイルに各顧客に販売した商品の型式等の商
品情報が登録されており、応対者はこれらの情報に基づ
いて客に対する応対を行う。
【0005】また、近年、顧客との応対は、通常の電話
端末のみならず、PC(パーソナル・コンピユータ)端
末やFAX端末を用いて実施される場合も多くなってい
る。このような場合、音声ではなく、データの授受を行
う。もちろん、インターネットを用いて顧客との間で各
種の情報交換を実施する場合もある。
【0006】このような業務を行うCTI(Computer T
elephony Integration) システムにおいては、例えば電
話機等の音声通信端末をPBX(構内交換機)に内線端
末として収容し、これらの内線端末と公衆電話網などの
外部通信網との間及び内線端末相互間をPBXにより交
換接続して通話を可能にするものや、PC(パーソナル
・コンピユータ)端末をLAN(ローカル・エリア・ネ
ットワーク)に接続し、このLANを介して、PC端末
相互間で電子メールやデータの伝送を行うものがある。
また、PBXを用いた音声通信系とLANを用いたデー
タ通信系とをゲートウェイを用いることで連携されるシ
ステムも提唱されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のPBXを用いたCTIシステムにおいては、
音声通信系とデータ通信系とで別々の通信インフラを構
築する必要がある。また、音声通信系は、PBXによる
集中制御型であるためシステムダウンを起こしやすく、
これを回避するためには、PBXを二重化する必要があ
る。
【0008】このため、システムの構成が大がかりなも
のになるとともに、このCTIシステムの設置者の経済
的負担が大幅に増大する問題がある。さらに、CTIシ
ステム内の端末の増設や接続変更等を行う場合は保守作
業員による作業が必要であった。また、PBXによる音
声通信系とLANによるデータ通信系とで、保守・管理
形態が異なることから、保守・管理が複雑で費用が増大
する問題もある。
【0009】また、音声通信系とデータ通信系とを連携
させるゲートウェイを設置しなければならないために、
システム構成がさらに複雑で、かつ高価なものになる懸
念がある。
【0010】本発明は、このような事情に基づいたもの
であり、データ形態が異なる複数の情報を一括して取り
扱い可能なマルチメディアルータを用いることによっ
て、PBXやゲートウェイ等の大型の設備機器を不要と
し、これにより、構成が簡単で、保守・管理を容易にで
き、安価で信頼性の高いCTIシステム及び分散型CT
Iシステムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明のCTIシステムにおいては、公衆電話網を
介して接続された電話端末又はPC端末から入力された
音声データ又はコードデータをパケットデータに変換し
てLANに出力すると共に、このLANに出力された電
話端末宛又はPC端末宛のパケットデータを音声データ
又はコードデータに変換して公衆電話網へ出力するマル
チメディアルータと、LANに接続され、マルチメディ
アルータを介して接続された電話端末又はPC端末との
間で音声データ又はコードデータを用いて各種応対業務
を行う複数のCTIクライアントと、LANに接続さ
れ、マルチメディアルータを介した各電話端末又は各P
C端末との間の接続関係を決定してマルチメディアルー
タに指示するるゲートキーパーとを備えている。
【0012】このように構成されたCTIシステムにお
いては、このシステムを構築するLANに対して、マル
チメディアルータ、ゲートキーパー、複数のCTIクラ
イアントが接続されている。
【0013】そして、マルチメディアルータは、公衆電
話網とLANとを接続する機能を有している。すなわ
ち、マルチメディアルータは、電話端末又はPC端末か
ら入力された音声データ又はコードデータをパケットデ
ータに変換してLANに出力すると共に、このLANに
出力されたパケットデータを音声データ又はコードデー
タに変換して公衆電話網へ出力する。
【0014】したがって、電話端末又はPC端末は、マ
ルチメディアルータ及びLANを介して、このLANに
接続された各CTIクライアントに対して同一条件で通
話回線又は通信回線が形成される。
【0015】よって、各CITクライアントの担当者
は、電話端末又はPC端末を利用する顧客との間で音声
データ又はコードデータを用いて各種の応対業務を実施
できる。
【0016】このように、たとえPBXやゲートウェイ
を用いていなかったとしても、各CITクライアントは
電話端末又はPC端末に対して、正常に応対業務を実施
できる。
【0017】請求項2の発明は、上述した発明のCTI
システムにおいて、各クライアントに対して、マルチメ
ディアルータから受信した電話端末からの音声データを
音声出力すると共に音声ファイルに書込む音声記憶手段
と、電話端末に接続するCTIクライアントを自己CT
Iクライアントから他のCTIクライアントへの変更に
応じて、音声ファイルを変更後のCTIクライアントへ
転送するファイル転送手段と、他のCTIクライアント
から音声ファイルを受信すると、この受信した音声ファ
イルに記憶された音声データを音声出力する音声出力手
段とを付加している。
【0018】このように構成されたCTIシステムにお
いては、あるCTIクライアントの担当者が自己にマル
チメディアルータを介して接続された電話端末の顧客に
対する応対にて、顧客の要望を聞いている過程におい
て、該当顧客に対する応対を自己以外の他の担当者に応
対させた方がよい場合がある。このような場合は、該当
顧客に応対するCTIクライアントが変更される。
【0019】しかし、交代(変更)されたCTIクライ
アントの担当者は、受信した音声ファイルに記憶された
音声データの再生音を聞くことによって、顧客から同一
内容を聞く必要がないので、顧客に対するサービスを向
上できる。
【0020】請求項3の発明は、上述した発明のCTI
システムにおいて、ゲートキーパーに対して、各CTI
クライアントの正常/異常を監視する正常/異常監視手
段と、この正常/異常監視手段でCTIクライアントの
異常が検出されたとき、この異常検出されたCTIクラ
イアントが接続されていた電話端末又はPC端末を正常
な他のCTIクライアントへの切換をマルチメディアル
ータへ指示するCTIクライアント切換手段とを付加し
ている。
【0021】このように構成されたCTIシステムにお
いては、各CTIクライアントの正常/異常はゲートキ
ーパーが監視している。そして、異常が検出されると、
異常検出されたCTIクライアントが接続されていた電
話端末又はPC端末を正常な他のCTIクライアントへ
自動的に切換接続される。したがって、顧客に対して迷
惑をかけることはない。
【0022】請求項4の発明は、上述した発明のCTI
システムにおいて、ゲートキーパーに対して、各CTI
クライアントの動作状態を監視する動作状態監視手段
と、マルチメディアルータを介した電話端末又はPC端
末からのCTIクライアントに対する接続要求に対し
て、動作状態監視手段で待機状態が検出されたCTIク
ライアントとの接続関係をマルチメディアルータに指示
する接続関係指示手段とを付加している。
【0023】さらに、請求項5の発明は、上述の請求項
4の動作状態監視手段を、監視対象のCTIクライアン
トが電話端末又はPC端末と接続中か否かを監視する手
段と、監視対象のCTIクライアントの担当者に装着さ
れたヘッドセットに取付けられ、該当担当者が離席のた
めに該当ヘッドセットを取外したことを検出するセンサ
と、電話端末又はPC端末と接続中でなくかつヘッドセ
ットが装着されている状態を待機中の一部と判定する判
定手段とで構成されている。
【0024】このように構成されたCTIシステムにお
いては、各CTIクライアントの動作状態が、電話端末
又はPC端末と接続中か否か、担当者に装着されたヘッ
ドセットが取外されたか否かで判定される。
【0025】そして、電話端末又はPC端末からのCT
Iクライアントに対する接続要求が発生すると、待機状
態のCTIクライアントが直ちに選択されて、該当CT
Iクライアントに接続要求元の電話端末又はPC端末が
接続される。
【0026】したがって、電話端末又はPC端末は即座
に応対可能なCTIクライアントに接続されることにな
り、顧客を待たすことがないので、顧客に対するサービ
スをより一層向上できる。
【0027】請求項6の発明は、上述した発明のCTI
システムにおいて、ゲートキーパーは、CTIクライア
ントから発信元電話番号の変更指示に応じて、マルチメ
ディアルータにおいて公衆電話網に対して登録された複
数の発信元電話号のうち無作為に又は周期的に選択した
発信元電話番号をマルチメディアルータへ指定する。
【0028】また、マルチメディアルータは、CTIク
ライアントからの特定の電話端末又はPC端末に対する
発信要求に応じて、ゲートキーパーで指定された発信元
電話番号を用いて、指定された電話端末又はPC端末に
対する発信処理を行う。
【0029】一般に、CTIクライアントの担当者が特
定の電話端末又はPC端末の顧客に対して例えば債権に
対する取立の電話をかける場合、電話の発信者番号が顧
客側に記録されていて、今回前回と同一の発信者番号で
電話をかけると、今回の発信者番号を見て着信を拒否さ
れる懸念がある。
【0030】しかし、上記の構成のCTIシステムにお
いては、無作為に又は周期的に選択した発信元電話番号
を用いて該当顧客に対する発信が実施されるので、同一
の顧客に対して、前回と異なった発信者番号で電話がか
けられるので、発信者番号を見て着信を拒否される確率
が低くなる。
【0031】請求項7の発明は、上述した発明のCTI
システムにおいて、各CTIクライアントに対して、マ
ルチメディアルータから受信した各PC端末からのボイ
スメイルの音声データを音声データメモりへ順次書込む
ボイスメイル書込手段と、音声データメモりに書込まれ
た各音声データを音声認識して、テキストデータに変換
してテキストデータメモりへ書込む音声認識手段と、検
索操作入力されたキーワードが含まれるテキストデータ
をテキストデータメモりから読出して表示出力するキー
ワード検索手段とを付加している。
【0032】このように構成されたCTIシステムにお
いては、各PC端末から受信したボイスメイルの音声デ
ータは音声データメモりへ書込まれるとともに、音声認
識されてテキストデータとして保存される。この保存さ
れたテキストデータは、キーワードで検索可能である。
【0033】よって、CTIクライアントの担当者は、
自己が暇なときにキーワード検索を実施して、自己に関
係するテキストデータのみを効率的に読出して見ること
ができる。
【0034】請求項8の発明のCTIシステムは、公衆
電話網を介して接続された電話端末又はFAX端末又は
PC端末から入力された音声データ又は画像データ又は
コードデータをパケットデータに変換してLANに出力
すると共に、このLANに出力された電話端末宛又はF
AX端末宛又はPC端末宛のパケットデータを音声デー
タ又は画像データ又はコードデータに変換して公衆電話
網へ出力するマルチメディアルータと、LANに接続さ
れ、マルチメディアルータを介して接続された電話端末
又はFAX端末又はPC端末との間で音声データ又は画
像データ又はコードデータを用いて各種応対業務を行う
複数のCTIクライアントと、LANに接続され、マル
チメディアルータを介した各電話端末又は各FAX端末
又は各PC端末との間の接続関係を決定してマルチメデ
ィアルータに指示するるゲートキーパーとを備えてい
る。
【0035】このように構成された請求項6のCTIシ
ステムは、前述した請求項1のCTIシステムに対し
て、FAX端末からの画像データも送受信可能としたも
のである。
【0036】また、請求項9の発明は、上述した発明の
CTIシステムにおいて、各CTIクライアントに対し
て、マルチメディアルータから受信した各FAX端末か
らの画像データをFAXイメージデータメモりへ順次書
込むFAXデータ書込手段と、FAXイメージデータメ
モりに書込まれた各各画像データを文字認識して、テキ
ストデータに変換してテキストデータメモりへ書込む文
字認識手段と、検索操作入力されたキーワードが含まれ
るテキストデータをテキストデータメモりから読出して
表示出力するキーワード検索手段とを付加している。
【0037】このように構成されたCTIシステムにお
いては、各FAX端末から受信した画像データは画像デ
ータメモりへ書込まれるとともに、文字認識されてテキ
ストデータとして保存される。この保存されたテキスト
データは、キーワードで検索可能である。
【0038】よって、CTIクライアントの担当者は、
自己が暇なときにキーワード検索を実施して、自己に関
係するテキストデータのみを効率的に読出して見ること
ができる。
【0039】請求項10の発明のCTIシステムにおい
ては、先の発明のCTIシステムに対して、さらに、公
衆電話網を介してマルチメディアルータに接続される電
話端末又はFAX端末又はPC端末の利用者である各顧
客毎に、利用端末種別、CTIクライアントに対する接
続時間を含む接続実績を記憶する顧客データベースを備
えている。
【0040】さらに、CTIクライアントは、顧客を措
定した発信要求に応じて、顧客データベースから該当顧
客に対する最適時間及び最適端末種別を検索して、この
検索した時間及び端末種別を前記マルチメディアルータ
へ指定する。
【0041】そして、マルチメディアルータは、CTI
クライアントからの顧客を措定した発信要求に応じて、
同じくCTIクライアントで指定された端末種別を用い
て、CTIクライアントで指定された時間に該当顧客に
対する発信処理を行うようにしている。
【0042】請求項11の発明のCTIシステムにおい
ては、先の発明のCTIシステムに対して、さらに、公
衆電話網を介してマルチメディアルータに接続される電
話端末又はFAX端末又はPC端末の利用者である各顧
客毎に、利用端末種別、CTIクライアントに対する接
続時間を含む接続実績を記憶する顧客データベースを備
えている。
【0043】さらに、ゲートキーパーは、CTIクライ
アントからの顧客を措定した発信要求に応じて、顧客デ
ータベースから該当顧客に対する最適時間及び最適端末
種別を検索して、この検索した時間及び端末種別をマル
チメディアルータへ指定する。
【0044】そして、マルチメディアルータは、CTI
クライアントからの顧客を措定した発信要求に応じて、
ゲートキーパーで指定された端末種別を用いて、ゲート
キーパーで指定された時間に該当顧客に対する発信処理
を行うようにしている。
【0045】このように構成された請求項10,11の
CTIシステムにおいては、顧客データベース内に、各
顧客毎に、例えば電話端末やPC端末やFAX端末等の
利用端末種別、接続時間を含む接続実績が記憶保持され
る。
【0046】したがって、発信要求が生じた場合に、顧
客データベースに記憶たれた情報に基づいて得られた最
適時間及び最適端末種別に従って該当顧客に対して発信
操作が実施される。その結果、効率的に発信動作が実施
される。
【0047】請求項12の発明のCTIシステムにおい
ては、先の発明のCTIシステムは対して、さらに、L
ANに対して接続され、CTIクライアントとの間で各
種取引を行うマルチメディア端末と、このマルチメディ
ア端末を操作する利用者の動画像を撮影する動画像撮影
手段と、この動画像撮影手段で撮影された動画像撮から
スナップショット画像を抽出して、CTIクライアント
へ送信するスナップショット画像送信手段と付加してい
る。そして、CTIクライアントは、受信したスナップ
ショット画像を表示するこのように構成されたCTIシ
ステムにおいては、CTIクライアントとの間で各種取
引を行うマルチメディア端末が設けられている。
【0048】そして、このマルチメディア端末を操作す
る利用者の動画像が撮影され、そのなかのスナップショ
ット画像がLANを介してCTIクライアントへ送信さ
れる。CTIクライアントの担当者は、マルチメディア
端末の利用者の挙動を見ながら各種取引を行う必要があ
る場合、動画像ではなくてスナップショット画像で十分
である。
【0049】したがって、動画像の代わりにスナップシ
ョット画像を送信することによって、LANやCTIク
ライアントの負荷を低減できる。請求項13の発明の分
散型CTIシステムは、請求項1記載のCTIシステム
で構成された代表CTIシステムと、この代表CTIシ
ステムに対して通信回線を介して接続された請求項1記
載のCTIシステムで構成された複数の分散CTIシス
テムとで構成されている。
【0050】そして、各分散CTIシステムのCTIク
ライアントに対して、各分散CTIシステム毎に異なる
専門分野を割付けている。さらに、代表CTIシステム
の各CTIクライアントは、電話端末又はPC端末を介
して入力された問合わせの専門分野を判定して、電話端
末又はPC端末を該当専門分野の分散CTIシステムに
通信回線を介して接続する接続手段を有する。
【0051】このように構成された分散型CTIシステ
ムにおいては、各顧客はとりあえず代表CTIシステム
へ電話端末又はPC端末を用いてアクセスする。そし
て、各顧客はこの代表CTIシステムにおけるCTUク
ライアントの担当者で満足する応対が得られない場合
は、対応する専門分野の分散CTIシステムに回線が転
送され、この分散CTIシステムのCTIクライアント
の担当者と専門的応対が実施される。よって、全ての分
野の専門家を一つの代表CTIシステムに集める必要が
ない。
【0052】
【発明の実施の形態】以下本発明の各実施形態を図面を
用いて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係わる
CTIシステムの概略構成を示すブロック図である。
【0053】このCTIシステムは、電話と計算機とを
利用して種々の電話応対業務を行うシステムであり、こ
こでは、例えば市場調査や世論調査等のアウトバウンド
業務及び通信販売等のインバウンド業務に適用した例で
説明する。
【0054】例えばISDN回線網からなる公衆電話網
1に対して、それぞれこのCTIシステムの各顧客5が
操作する電話端末2、FAX端末3、PC端末4が接続
されている。さらに、この公衆電話網1に対して、この
CTIシステムを構成する複数台のマルチメディアルー
タ6が接続されている。各マルチメディアルータ6はL
AN7に接続されている。
【0055】そして、このLAN7には、前記各マルチ
メディアルータ6の他に、複数のCTIクライアント8
が接続されている。各CTIクライアント8内には情報
処理端末10と電話端末11a及びヘッドセット11b
が組込まれている。ヘッドセット11bは、このCTI
クライアント8でもって、各顧客5に対して応対する担
当者9が頭に装着する。そして、このヘッドセット11
bには、担当者9が装着しているか否かを常時検出する
センサが取付けられている。
【0056】各情報処理端末10はLAN7に接続され
るとともに、アウトバウンド業務及びインバウンド業務
を実行するホストコンピユータ12に接続される。前記
LAN7には、さらに、ゲートキーパー13、CTIサ
ーバ14、インターネット用のWWWサーバ15,顧客
データベース16、OCR端末17、及び無人店舗等に
設置されたマルチメディア端末18等が接続されてい
る。
【0057】顧客データベース16内には、図4に示す
ように、電話端末2、FAX端末3,PC端末4を有す
る各顧客5毎に、該当顧客のID、氏名、電話番号、F
AX番号、メールアドレス、端末機種、前回通信履歴、
通信指定時刻(指定時間帯)、取引情報等が記憶されて
いる。なお、前記通信履歴は該当顧客5との間で通信が
実施される毎に最新値に更新される。
【0058】OCR端末17は、各顧客5から電話端末
2,FAX端末3,PC端末4を用いずに、郵便で送付
されたアンケート結果等に記載されている文字データを
読取ってLAN7を介して、各CTIクライアント8又
はCTIサーバ14へ送信する。
【0059】WWWサーバ15は、インターネットにお
けるホームページの機能を有しており、PC端末4から
インターネットを介したアクセスに応じて、各種情報を
顧客5に提供する。
【0060】また、マルチメディア端末18は、LAN
7を介して任意のCTIクライアント8との間に通話回
線又は通信回線を形成して、このマルチメディア端末1
8の利用者18aとCTIクライアント8の担当者9と
の間で各種の相談又は取引を実施する。
【0061】そして、マルチメディア端末18には、こ
のマルチメディア端末18を操作する利用者18aの動
画像を撮影する監視カメラ18bが設けられている。こ
の監視カメラ18bで撮影された利用者18aの動画像
は動画像状態でCTIクライアント8へ送信されること
はなく、この動画像を所定周期でサンプリングしたスナ
ップショット画像に変換された状態でCTIクライアン
ト8へ送信される。
【0062】前記各マルチメディアルータ6は、公衆電
話網1を介して接続された電話端末2又はFAX端末3
又はPC端末4から入力された音声データ又は画像デー
タ又はコードデータをパケットデータに変換してLAN
7に出力すると共に、このLAN7に出力された電話端
末2宛又はFAX端末3宛又はPC端末4宛のパケット
データを音声データ又は画像データ又はコードデータに
変換して公衆電話網1へ出力する機能を有する。
【0063】図2は上記各マルチメディアルータ6の概
略構成を示すブロック図である。回線I/F1aは公衆
電話網1との間で各種情報の送受信を行う。回線プロト
コル処理部1eは公衆電話網1との間で規定された通信
プロトコルに従って通信を制御する。また、ネットワー
クI/F1bはLAN7との間で各種情報の送受信を行
う。ネットワークプロトコル処理部1cはLAN7との
間で規定された通信プロトコルに従って通信を制御す
る。
【0064】回線/ネットワークプロトコル変換部1d
は回線プロトコルとネットワークプロトコルとの間のプ
ロトコル変換を行う。接続制御部1fは、公衆電話網1
から回線1を介して入力された自己システム宛の通信回
線をどのCTIクライアント8に接続するかを制御す
る。
【0065】コードデータパケット制御部1gは、PC
端末4から回線I/F1aへ入力されたコードデータを
パケットデータに変換してネットワークI/F1bへ送
出すると共に、ネットワークI/F1bから入力された
PC端末4宛のパケットデータをコードデータに変換し
て回線I/F1aへ送出する。
【0066】音声データパケット制御部1hは、電話端
末2から回線I/F1aへ入力された音声データをパケ
ットデータに変換してネットワークI/F1bへ送出す
ると共に、ネットワークI/F1bから入力された電話
端末2宛のパケットデータを音声データに変換して回線
I/F1aへ送出する。
【0067】さらに、画像データパケット制御部1i
は、FAX端末3から回線I/F1aへ入力された画像
データをパケットデータに変換してネットワークI/F
1bへ送出すると共に、ネットワークI/F1bから入
力されたFAX端末4宛のパケットデータを画像データ
に変換して回線I/F1aへ送出する。
【0068】図3は、図1に示すCTIシステムにおけ
るゲートキーパー13と、CITサーバ14と、各CT
Iクライアント8の概略のハード構成を示す図である。
ゲートキーパー13は、マルチメディアルータ6を介し
た各電話端末2,各FAX端末3及び各PC端末4との
間の接続関係を決定してマルチメディアルータ6に指示
する機能を有する。そして、このゲートキーパ13は、
LAN7との接続を制御するOSであるソケット20
と、マルチメディア通信プロトコル21と、アプリケー
ションインタフェース(API)22と、アプリケーシ
ョンプログラムで構成されている交換制御部23と、ア
プリケーションプログラムで構成されている発信番号変
更部24とで構成されている。
【0069】前記交換制御部23内には、図5(a)に
示すように、各CTIクライアント8を操作する各担当
者9の現在の状態を記憶する担当者状態テーブル23a
が設けられている。この担当者状態テーブル23aに
は、各担当者9に付された担当者ID毎に、該当担当者
が顧客5と通話中であるか否か、待機中であるか否か、
一人の顧客5に対する応対が終了して情報処理端末10
に対して応対結果入力等の作業中であるか否か、ヘッド
セット11bを外して離席中であるか否か、及び該当担
当者9の担当者種別が記憶されている。
【0070】なお、ここで担当者種別においては、一般
的な応対業務を行う第1担当者と、この第1担当者では
対処できない専門的な応対業務を行う第2担当者とに分
類して登録されている。
【0071】さらに、交換制御部23内には、図5
(b)に示すように、異常が発生したCTIクライアン
ト8を記憶する異常発生クライアントメモリ23bが設
けられている。
【0072】CTIサーバ14は、各CTIクライアン
ト8が顧客5との間で行う応答業務に対する各種設定業
務を行う機能を有する。そして、このCTIサーバ14
は、LAN7との接続を制御するOSであるソケット2
0と、マルチメディアプロトコル通信プロトコル21
と、アプリケーションインタフェース(API)22
と、アプリケーションプログラムで構成された電子メー
ル送受信部30と、アプリケーションプログラムで構成
された交換制御部23と、アプリケーションプログラム
で構成された発信番号変更部24と、インバウンド業務
やアウトバウンド業務を実施するときに用いる定型的な
質問や回答の音声を記憶する応対音声メモり25と、同
様にインバウンド業務やアウトバウンド業務を実施する
ときに用いる定型的な質問や回答の文字(画像)を記憶
するFAXメッセージメモリ26と、インターネットを
介した応対を実施するためのWWW制御部26aと、管
理者が前記各メモリ25、26に対する音声データ及び
FAXデータを設定するための音声・FAXGUI設定
ツール27とで構成されている。
【0073】さらに、このCTIサーバ14内には、ア
ウトバウンド業務において、各顧客に対して自動的に電
話をかける場合における各電話番号をマルチメディアル
ータ6に対して指示するプレディクティブダイヤル部が
設けられている。
【0074】各CTIクライアント8は、マルチメディ
アルータ6を介して接続された各電話端末2,各FAX
端末3,各PC端末4との間で、音声データ、FAXデ
ータ、コードデータを用いて各種応対業務を行う機能を
有する。
【0075】そして、各CTIクライアント8は、LA
N7との接続を制御するOSであるソケット20と、音
声通信処理部28と、インターネット電話基本機能部2
9と、電子メール送受信部30と、アプリケーションイ
ンタフェース(API)22と、音声・画像処理部31
と、PC端末に電話端末の機能を実現させるためのSO
HO基本パッケージ32と、DDEパッケージ33と、
担当者9が顧客5との間で応対業務を実施するための応
対パッケージ34とで構成されている。
【0076】前記音声・画像処理部31内には、図6に
示す、ボイスメールボックス31a、音声ファイル31
b、FAXデータボックス31c、スナップショット保
存ファイル31dが設けられている。
【0077】ボイスメールボックス31a内には、ボイ
スメールの音声データを音声信号のまま記憶する複数の
音声データメモり31aaと、この音声データメモり3
1aaの音声データを音声認識したテキストデータを記
憶する複数の変換テキストデータメモり31abとが形
成されている。
【0078】また、FAXデータボックス31c内に
は、各FAX端末3から受信した画像データをイメージ
データのまま記憶する複数のFAXイメージデータメモ
り31caと、このFAXイメージデータメモリ31c
aの画像データを文字認識したテキストデータを記憶す
る複数の変換テキストデータメモり31cbとが形成さ
れている。
【0079】音声ファイル31b内には、このCTIク
ライアント8と電話端末21との間で通話回線が形成さ
れた状態で電話端末2から入力された顧客5が話した言
葉の音声データが例えば数分分だけ記憶される。
【0080】さらに、スナップショット保存ファイル3
1d内には、マルチメディア端末18から受信した該当
マルチメディア端末18の利用者18bのスナップショ
ット画像が記憶される。
【0081】そして、このように構成されたCTIシス
テムのマルチメディアルータ6は、図7に示す流れ図に
従って、公衆電話網1に接続された電話端末2,FAX
端末3、PC端末4と、LAN7に接続された各CTI
クライアント8との間の情報交換を実施させる。
【0082】例えば、顧客5から銀行等へダイヤルされ
るインバウド業務の動作として、回線I/F1aへ公衆
回線網1から自己のCTIシステムの電話番号を指定し
た接続要求(着信)が入力されると、すなわち、例え
ば、銀行のお客様窓口等の電話番号を顧客5がダイヤル
して、回線I/Fに接続要求が入力されると(S1)、
その通信種別が電話端末2からの音声データか、FAX
端末3からの画像データか、又はPC端末4からのコー
ドデータであるかを判定する(S2)。そして、この受
信したデータ(情報)を通信種別に対応したパケット制
御部1g、1h、1iでパケット化する(S3)。次
に、発信ID(発信端末2,3,4の番号、すなわち、
顧客5の電話番号、FAX番号、メールアドレス等)を
ネットワークI/F1bを介してLAN7へ出力する
(S4)。
【0083】ゲートキーパー(GP)13から該当デー
タ(情報)を送信するCTIクライアントを示す送信先
IDが入力されると(S5)、前記(S3)でパケット
化された該当データ(情報)を送信先IDのCTIクラ
イアント8へ送信する(S6)。
【0084】逆に、LAN7からネットワークI/F1
bへ回線接続状態の端末2,3,4に対する送信情報
(パケットデータ)を受信すると、すなわち、顧客5に
対して送信する情報を受信すると(S7)、情報種別
(データ種別)を判定して、対応したプロトコル変換を
行う(S8)。具体的には、受信したパケットデータを
コードデータ、音声データ、画像データに変換する(S
9)。そして、変換したデータを回線I/F1aを介し
て公衆電話網1へ送出する。すなわち、顧客5へ情報を
伝送する(S10)。
【0085】また、ゲートキーパー(GK)13から切
換先として指定されたIDを有するCTIクライアント
8への切換指令が入力されると(S11)、現在の顧客
5の端末2,3,4と回線が接続中のCTIクライアン
ト8に異常が発生したと判断する。そして、異常発生し
たCTIクライアント8に接続されている顧客5の端末
2,3,4からの通信(回線)を、指定されたIDのC
TIクライアント8へ切り換える(S12)さらに、例
えば、銀行等から顧客5へダイヤルするアウトバウンド
業務の動作例として、各CTIクライアント8から接続
先(顧客5)の端末2,3,4を指定した発信(発呼)
要求が入力されると(S13)、ゲートキーパー13か
ら発信元電話番号(すなわち、銀行側の電話番号)の指
定が有ると、故意に発信元電話番号を変更すると判断し
て(S14)、指定された電話番号の電話回線を用い
て、通話先の端末2,3,4を発呼する(S15)。
【0086】これにより、顧客が発信者の電話番号を確
認することができたとしても、電話番号により電話を拒
否するような行為に対する対応が可能となり、例えば催
促電話の場合であっても、確実に顧客との通話が可能と
なる。
【0087】なお、ゲートキーパー13から発信元電話
番号の指定がない場合は(S14)、予め定められてい
る電話番号(代表番号)の電話回線を用いて、通話先
(顧客5)の端末2,3,4を発呼する(S16)。
【0088】さらに、CTIクライアント8自体から他
のCTIクライアント8を指定したCTIクライアント
8の切換指令が入力されると(S17)、S12へ戻
り、現在のCTIクライアント8に接続されている顧客
5の端末2,3,4からの通信(回線)を、指定された
IDのCTIクライアント8へ切り換える。
【0089】また、ゲートキーパー13は、図8、図9
に示す流れ図に従ってマルチメディアルータ6に対する
顧客5の端末2,3,4と各CTIクライアント8との
間の接続指示を送出する処理を実施する。
【0090】例えば、1.0秒等の微少時間ΔTが経過
すると(R1)、各CTIクライアント8の各担当者9
の状態を検出する(R2)。具体的には、各CTIクラ
イアント8がマルチメディアルータ6を介して各端末
2,3,4と回線接続中であるか否か、各担当者9がヘ
ッドセット11bを装着中であるか否か、さらに情報処
理端末10が操作中であるか否かをLAN7を介して監
視し、通話中、待機中、作業中、離席中等を判断して、
図5(a)の担当者状態テーブル23aの記憶内容を最
新値に更新する(R3)。
【0091】さらに、各CTIクライアント8に対して
試験(診断)信号を送出して(R4)、各CTIクライ
アント8から正常応答が返信されるのを確認することに
よって、各CTIクライアント8の正常・異常を判定し
て(R5)、図5(b)の異常発クライアントメモり2
3bの記憶内容を更新する(R6)。
【0092】そして、現在各端末2,3,4と回線接続
中のCTIクライアント8に異常が発生している場合は
(R7)、担当者状態テーブル13a内における待機中
である担当者9のIDのCTIクライアント8へ接続中
の回線を切換接続するため、マルチメディアルータ6に
CTIクライアント8のIDを送信する(R8)。
【0093】また、R9にて、マルチメディアルータ6
から発信者ID(端末2,3,4の電話番号)がLAN
7へ出力されると、顧客データベース16から、該当顧
客5の要件を判断して(R10)、CTI業務の場合
(R11)、担当者状態テーブル13a内における待機
中の担当者9のCTIクライアント8を選択して(R1
2)、該当CTIクライアント8のIDをマルチメディ
アルータ6へ送信する(R13)。
【0094】さらに、任意のCTIクライアント8から
発信番号の変更要求が入力されると(R14)、このC
TIシステムが電話会社と契約している複数の電話番号
のうちからランダムに又は周期的に選択した一つの電話
番号を発信元電話番号として、マルチメディアルータ6
へ送信する(R15)。
【0095】さらに、第1担当者と指定された担当者9
のCTIクライアント8から第2担当者への切換要求が
入力されると(R16)、第1担当者が手に負えなくな
って、専門家である第2担当者に顧客5との応対業務を
引き継ぐと判断する。そして、担当者状態テーブル13
a内における待機中でかつ第2担当者と指定された担当
者9のCTIクライアント8を選択して(R17)、該
当CTIクライアント8のIDをマルチメディアルータ
6へ送信する(R18)。
【0096】また、各CTIクライアント8は、図1
0、図11、図12に示す流れ図に従って、各端末2,
3,4の顧客5及びマルチメディア端末18の利用者1
8aに対する応対業務を実行する。
【0097】各端末2,3,4からマルチメディアルー
タ6を介して、パケット化された情報(データ)が入力
されると(Q1)、入力データが音声データの場合(Q
2)、該当音声データをヘッドセット11bを介して音
声出力するとともに、音声ファイル31bへ書込む(Q
3)。そして、自己の担当者9が第1担当者であり(Q
4)、しかも自己の担当者9が第2担当者へ顧客5の応
対業務を渡す場合は(Q5)、ゲートキーパー13へ第
2担当者選択要求を送出する(Q6)。
【0098】そして、ゲートキーパー13から第2担当
者のCTIクライアント8のIDが入力されると(Q
7)、該当CTIクライアント8へ音声ファイル31b
をファイル転送すると同時に、ゲートキーパ13に対し
て、CTIクライアント8の変更要求を送出する(Q
8)。
【0099】図11のQ9において、マルチメディアル
ータ6からの受信データがボイスメイルの場合、このボ
イスメイルの音声データをボイスメールボックス31a
の空の音声データメモリ31aaへ書込む(Q10)。
そして、この音声データを音声認識してテキストデータ
に変換して(Q11)、変換テキストデータメモリ31
abへ書込む(Q12)。
【0100】図11のQ13において、マルチメディア
ルータ6からの受信データがFAX端末3からのFAX
データ(画像データ)の場合、このFAXデータをFA
Xデータボックス31cの空のFAXデータメモリ31
caへ書込む(Q14)。そして、この画像データを文
字認識してテキストデータに変換して変換テキストデー
タメモリ31cbへ書込む(Q15)。
【0101】また、図10において、他のCTIクライ
アント8から音声ファイル31bを受信すると(Q1
6)、この音声ファイル31bに記憶された音声データ
をヘッドセット11bを介して音声出力する(Q1
7)。そして、他のCTIクライアント8の回線の自己
に対する回線接続切換が終了すると(Q18)、接続先
の電話端末2の顧客5との通話が開始される(Q1
9)。
【0102】図12のQ20にて、担当者9が電話機1
1aを用いて発信先電話番号を指定した発呼操作を行
い、発信元電話番号変更の要求操作を行うと(Q2
1)、ゲートキーパー13へ発信元電話番号変更要求を
送信する(Q22)。
【0103】次に、顧客データベース16に記憶されて
いる該当顧客5の端末の機種を読出す(Q23)。さら
に、該当顧客5の前回通信履歴及び通信指定時刻(指定
時間帯)を読出す(Q24)。そして、該当顧客5に対
する端末種別で定まる音声データ、コードデータ、FA
Xデータ等の最適の通信種別、及び最適の通信時刻(通
信時間帯)を決定し(Q25)、マルチメディアルータ
6へ送出する(Q26)。
【0104】また、マルチメディア端末18からスナッ
プショット画像が入力されると(Q27)、このスナッ
プショット画像をスナップショット保存ファイル31d
へ書込む(Q28)。同時にこの利用者18aのスナッ
プショット画像を表示出力する(Q29)。また、第2
担当者への転送指令が入力されると(Q30)、指定し
た第2担当者のCTIクライアント8へスナップショッ
ト保存ファイル31dの記憶内容をファイル転送する
(Q31)。
【0105】また、プレディクティブダイヤル入力があ
ると(Q32)、顧客5に対する応対処理を実行する
(Q33)。次に、例えば、顧客が銀行における金融商
品に関する問い合わせをした場合を例に、本実施形態に
おけるCTIシステムの動作について説明する。
【0106】まず、顧客5が金融商品について問い合わ
せするために、銀行のお客様相談室に電話をかけると、
お客様相談室に設置されているCTIシステムのマルチ
メディアルータ6の回線I/F1aに公衆回線1から接
続要求がなされ、通信種別の判断が行われる。この場合
は電話でかけられたため音声データと判断される(図7
のS1、S2)。
【0107】そして、受信した音声データを音声データ
パケット制御部1hでパケット化して、回線/ネットワ
ークプロトコル1dにてプロトコル変換を行いLAN上
にパケット化されたデータを送信する(図7のS3、S
4)。
【0108】そして、ゲートキーパー(GK)13を介
してCTIサーバ14との接続が行われ、CTIサーバ
14の応対音声メモリ25に記憶されている各業務応対
に利用する定型的な質問や回答等の音声スクリプトに基
づき、CTIサーバ14との間で顧客5との音声応答が
行われる。
【0109】そして、CTIサーバ14との音声スクリ
プトに基づく音声応答の途中でオペレータとの応対が必
要と判断された場合には、マルチメディアルータ6に
て、電話をかけてきた顧客5の電話番号をネットワーク
I/F1b、LAN7を介して、ゲートキーパー13に
送信する(図7のS4)。
【0110】なお、顧客5の電話番号をゲートキーパー
13へ送信するタイミングとしては、上述のようにオペ
レータとの応対が必要と判断された時点ではなく、顧客
5からの電話を着信した時点で送信してもよい。
【0111】ゲートキーパー13は、交換制御部23に
て、常時、 CTIクライアント8の状態、すなわち、
顧客5と対応を行う担当者9が顧客5と通話中であるか
否か、待機中であるか否か、対応結果の入力等の作業中
であるか否か、離席中であるか否か等の状態を例えば、
所定時間毎に監視し、担当者状態テーブル23aにその
状態を記憶している(図8のR 1、R2、R3)。尚、
離席及び入力作業中か否かの状態については、CTIク
ライアント8からの通知に基づきゲートキーパー13に
て状態管理を行う。
【0112】また、担当者9の状態のみでなく、CTI
クライアント8自体の状態も確認するため試験信号を送
出し、CTIクライアント8から正常応答が返信された
か否かをを確認しながら異常状態を監視し、異常と判断
した場合には、異常発クライアントメモリ23bに各C
TIクライアント8の状態を記憶する(図8のR4、R
5、R6)。
【0113】そして、ゲートキーパー13は、マルチメ
ディアルータ6から顧客5の電話番号を受信すると、こ
の担当者状態テーブル23aを参照して、顧客5との電
話回線を接続すべき適切な担当者9を選択し、マルチメ
ディアルータ6に該当担当者9のCTIクライアント8
のIDを送信する(図8のR11、R12)。そして、
LAN7を介してCTIクライアント8のIDを受信し
たマルチメディアルータ6は、前記パケット化されたデ
ータを該当CTIクライアント8へ送信する(図7のS
5、S6)。
【0114】マルチメディアルータ6からデータを受信
したCTIクライアント8は、受信した音声データを、
ヘッドセット11bを介して音声出力して担当者9との
会話を可能とすると共に、顧客5と担当者9との会話を
音声ファイル31bに書き込む(図10のQ1、Q2、
Q3)。
【0115】ゲートキーパー13は、上述した通りCT
Iクライアント8の状態を監視しているため、顧客5と
会話中のCTIクライアントに異常が発生したことを認
識すると、担当者状態テーブル13aを参照し、待機中
である担当者9のCTIクライアント8に接続中の回線
を切り換えるために、該当CTIクライアント8のID
をマルチメディアルータ6に送信する(図8のR7、R
8)。そして、マルチメディアルータ6は、ゲートキー
パー13から切換先のCTIクライアント8のIDを受
信すると、現在、顧客5と接続中のCTIクライアント
8に異常が発生したと判断し、切換先のCTIクライア
ント8に通信(回線)を切り換えて(図7のS11、S
12)、顧客5との応対業務を継続する。
【0116】また、現在、顧客5と応対中のCTIクラ
イアント8の担当者9が例えば、専門外の質問等を顧客
5からされた場合に、専門の担当者9へ顧客5との応対
を引き継ぐため、ゲートキーパー13へ第2担当者の選
択要求を行うと(図10のQ4、Q5、Q6)、ゲート
キーパー13は担当者状態テーブル23aを参照して第
2担当者を選択して該当CTIクライアント8のIDを
マルチメディアルータ6へ送信する(図9のR16、R
17、R18)。そしてマルチメディアルータ6は現在
接続中の顧客5との回線を第2担当者のCTIクライア
ント8に切り換える(図7のS17)。
【0117】また、ゲートキーパー13から第2担当者
のIDを受信した、引継ぎ要求を出したCTIクライア
ント8の第一担当者9は、顧客5との会話を記憶した音
声ファイル31bを第2担当者9のCTIクライアント
8に転送する(図10のQ7、Q8)。そして、引継ぎ
した第2のCTIクライアント9は転送されてきた音声
ファイル31bに記憶された音声データを担当者9のヘ
ッドセット11Bを介して音声出力し、顧客5との応対
を継続する(図10のQ16、Q17,1Q8、Q1
9)。
【0118】以上が顧客5との応対が電話でのやり取り
の場合でCTIクライアント8の担当者9が直接応対す
る場合の動作である。一方、顧客5とCTIサーバ14
との音声スクリプトに基づく音声応答の途中でオペレー
タとの応対が必要と判断されたが、全てのCTIクライ
アント8の担当者9が応対中や離席中等の場合で顧客5
との応対ができない場合には、ゲートキーパー13、マ
ルチメディアルータ6を介して何れかのCTIクライア
ント8に回線接続を行う。そして、接続されたCTIク
ライアント8は担当者9のヘッドセット11bへ顧客5
からの音声を出力できないためボイスメール機能(留守
番電話機能)に切り替わる。
【0119】そして顧客5は例えば、「××商品に関す
る説明を聞きたいため電話を下さい。」というように要
件を話すと、この音声がボイスメールとしてCTIクラ
イアント8の音声ファイル31bに書き込まれる。(図
11のQ9、Q10、Q11、Q12)そして、待機中
となったCTIクライアント8の担当者9がこの顧客5
からのボイスメールを聞き、指定された電話番号にダイ
ヤルし問い合わせに対する回答を行う。
【0120】次に、顧客5がFAXで金融商品に関する
問い合わせをしてきた場合の動作について説明する。ま
ず、顧客5が必要事項(電話番号またはFAX番号、氏
名、問い合わせ内容等)を記入してFAXをお客様相談
室に送信すると、お客様相談室に設置されているCTI
システムのマルチメディアルータ6の回線I/F1aに
公衆回線1から接続要求がなされ、通信種別の判断が行
われる。この場合はFAXのため画像データと判断され
る(図7のS1、S2)。そして、受信した画像データ
を画像データパケット制御部1iでパケット化して、回
線/ネットワークプロトコル1dにてプロトコル変換を
行いLAN上にパケット化されたデータが送信される
(図7のS3、S4)。
【0121】そして、ゲートキーパー13は、上述の電
話で問い合わせを受けた場合と同様に、担当者状態テー
ブル23aを参照して、 CTIサーバ14で処理され
た文字認識の結果を送信すべきCTIクライアント8の
担当者を選択し、マルチメディアルータ6に該当担当者
9のCTIクライアント8のIDを送信する(図8のR
11、R12)。そして、LANを介してCTIクライ
アント8のIDを受信したマルチメディアルータ6は、
パケット化した画像データをCTIクライアント8へ送
信する(図7のS5、S6)。
【0122】なお、顧客5より受信したFAXデータに
ついては、上述のように受信しながらテキストデータに
変換する方法に限らず、受信を終了するまでイメージデ
ータで一時蓄積し、受信終了後にテキストデータに変換
するようにしてもよい。
【0123】マルチメディアルータ6からデータを受信
したCTIクライアント8は、受信した画像データ(F
AXデータ)をFAXデータボックス31cの空のFA
Xデータメモリ31caに書き込み、画像データを文字
認識してテキストデータに変換して変換テキストデータ
メモリ31cbに書き込む(図11のQ13、Q14、
Q15)。そして、担当者9は、都合の良い時にFAX
データメモリ31caに蓄積された顧客5からのFAX
による問い合わせに対する応答を行う。
【0124】この応答手段としては、担当者9から顧客
5に電話をかけて口頭で説明する場合とFAX端末3に
詳細内容を送信する場合とがある。電話で行う場合に
は、該当顧客5の電話番号をダイヤルすると(図10の
Q21)、ゲートキーパー13に発呼要求が送信され、
この発呼要求を受信したゲートキーパ13は、発信番号
の変更要求があるか否かを判断し、変更要求がない場合
は、そのままCTIクライアント8が指定した顧客5の
電話番号を発呼先としてマルチメディアルータ6に送信
する。
【0125】そして、ゲートキーパー13からCTIク
ライアント8が指定した発信(発呼)要求を受信したマ
ルチメディアルータ6は、ゲートキーパー13から発信
元電話番号の指定はないため、予め定められている電話
番号(お客様相談室の代表番号)の電話回線を用いて、
受信した顧客の電話番号を発呼する(図7のS12、S
14、S16)し、顧客5との回線接続が完了すると担
当者9との会話が可能となる。尚、顧客5と担当者9と
の会話においては、音声データのパケット化、プロトコ
ル変換が行われ会話を可能としている。
【0126】一方、FAX端末3で顧客5からの問い合
わせに応対する場合は、担当者9が用意した回答書(例
えばPCで作成されたデジタル情報)を送信すべく、電
話での応対と同様に、発呼先(顧客5のFAX番号)を
指定して接続要求をCTIクライアント8から出力する
と、ゲートキーパー13、マルチメディアルータ6を介
して顧客へ発呼され、顧客5のFAX端末3へ回答書が
出力される。
【0127】なお、FAXへ送信するデータについて
は、CTIクライアント8で作成されたデータ(デジタ
ルデータ)をマルチメディアルータ6でFAXデータに
変換し、パケット化、プロトコル変換が行われ公衆回線
1を介して顧客5のFAX端末3にデータが送信され
る。又は、CTIクライアント8側でFAXデータに変
換し、パケット化、プロトコル変換が行われ公衆回線1
を介して顧客5のFAX端末3にデータが送信されるよ
うにしてもよい。又は、 CTIクライアント8で作成
されたデータ(デジタルデータ)のパケット化、プロト
コル変換が行われ公衆回線1を介して顧客5のFAX端
末3にデータが送信され受信したFAX端末3にてデー
タ変換が行われ出力されるようにしてもよい。
【0128】次に、例えば、顧客5が当該銀行のホーム
ページを閲覧し金融商品の紹介内容を見ている際に、あ
る金融商品について詳細説明を聞きたいと思った場合の
動作について説明する。
【0129】顧客5はWWWサーバ15を介してのホー
ムページの閲覧中にオペレータへの問い合わせを行いた
い場合には、画面上に表示されているオペレータ要求ボ
タンを押すと、公衆回線1を介して接続要求がマルチメ
ディアルータ6に入る。そして、ゲートキーパー13は
担当者状態テーブル23aを参照して接続すべきCTI
クライアント8を選択し、該当CTIクライアント8の
IDをマルチメディアルータ6に送信し、マルチメディ
アルータ6を介して該当CTIクライアントに接続がな
され、CTIクライアント8の端末画面に問い合わせが
きたことが示される。
【0130】そして、CTIクライアント8の担当者9
は顧客5に対して、後から問い合わせに応対するため
に、必要情報(電話番号、名前、問い合わせ内容等)の
入力を依頼する(顧客5の画面に入力画面を表示させ
る)。この時、顧客5は担当者9からの回答をメールで
もらいたい場合には、メールアドレスを必要情報として
入力することにより対応することができる。
【0131】なお、顧客5により入力された情報は顧客
データベース16に蓄積され、担当者9が後から顧客5
の問い合わせに回答する際の検索データベースとして利
用される。
【0132】電話で回答する場合は、上述のFAX端末
3からの問い合わせに電話で回答する場合と同様の動作
により、電話による顧客5への回答を行う。一方、顧客
5の回答要求手段が電子メールの場合には、例えば、担
当者9が用意した回答書(例えばPCで作成されたデジ
タル情報)を送信すべく、電話での応対と同様に発呼先
(顧客5が指定したメールアドレス)を指定して接続要
求をCTIクライアント8から出力すると、ゲートキー
パー13、マルチメディアルータ6を介して顧客5へ発
呼され、顧客5のPC端末4に回答書がメールとして送
信される。
【0133】まお、PC端末4への送信においても、C
TIクライアント8で作成されたデータ(デジタルデー
タ)をパケット化、プロトコル変換が行われ公衆回線1
を介して顧客5のPC端末4にデータが送信される。
【0134】上述した、担当者9が後から応対を行う必
要がある顧客5からの問い合わせデータであるボイスメ
ールデータ(音声データ)、FAXデータ(画像デー
タ)、電子メールデータ(文書データ、音声データ)の
蓄積方法について説明する。
【0135】上記説明では、ボイスメールはCTIクラ
イアント8のボイスメールボックス31aに例えば顧客
データベース16に基づき、テキストデータに変換され
た名前等の顧客属性を変換テキストデータメモリ31a
bに蓄積し、顧客5が話した音声データを音声データメ
モリ31aaに蓄積され、FAXデータはCTIクライ
アント8のFAXデータボックス31cに、ボイスメー
ルと同様にテキストデータに変換された名前等の顧客属
性を変換テキストデータメモリ31caに蓄積し、顧客
5から受信したFAXのイメージデータをFAXイメー
ジデータメモリ31caに蓄積されるように説明した
が、次に示す方法でCTIサーバ14に蓄積してもよ
い。なお、電子メールのデータ(文書データ、音声デー
タ(音声メールの場合)等)も電子メールボックスに蓄
積される。
【0136】上述のようにCTIクライアント8に蓄積
された各データは、例えば予めCTIクライアント8に
CTIサーバ14へのデータ転送時間を設定しておき、
CTIクライアント8は設定された時間経過後にCTI
サーバ14に転送するようにし、CTIサーバ14で一
括管理するようにする。このとき、お客様相談室の代表
番号にダイヤルして問い合わせしてきた場合の顧客5か
らの各データは、例えば、図13に示すように、CTI
サーバ14内の蓄積メモリ内に各CTIクライアント8
がアクセス可能な共有メモリ領域を用意しておき、この
共有メモリ領域に蓄積する。
【0137】一方、顧客が特定の担当者9のCTIクラ
イアント8の番号にダイヤルして問い合わせをしてきた
場合に顧客からの各データは、同じく図13示すよう
に、CTIサーバ14内の蓄積メモリに各クライアント
毎にアクセス可能な領域を用意し、該当CTIクライア
ント8に対する問い合わせに関するデータのみを蓄積す
るようにする。
【0138】このようにCTIサーバ14に蓄積された
各データは、CTIクライアント8の端末10に、例え
ば図14に示すように、該当クライアント8宛のボイス
メール、FAXデータ等がある旨を一覧表示し、該当C
TIクライアント8の担当者9がこの一覧からある項目
を指示すると該当データがCTIサーバ14の該当メモ
リ領域から読み出されボイスメールの場合は音声がヘッ
ドセット11bを介して出力される。
【0139】FAXデータの場合は、イメージデータが
表示され、電子メールの文書データの場合は通常の電子
メールと同様にテキスト文書が表示されたり、特定アプ
リケーションソフトを介して文書データが表示される。
音声データの場合はヘッドセット11bを介して音声が
出力され、顧客5からの問い合わせに対する応対を行
う。
【0140】なお、CTIサーバ14の図13に示す蓄
積メモリの共有領域に蓄積されているデータについて
は、応対可能となった担当者9自身がこの共有領域にア
クセスすることにより上記と同様に共有領域内のデータ
に関する題目等が該当CTIクライアント8の端末10
の画面に表示され、担当者9の指示に基づき該当データ
をCTIクライアント8に転送される。その後の動作は
上記と同様である。
【0141】ここで、顧客データベース16に基づき変
換テキストデータが作成されている場合にはCTIクラ
イアント8で表示される一覧表示は図14に示すように
顧客5の氏名も表示され、誰からの問い合わせかが一目
瞭然となる。なお、顧客データベース16は常に更新さ
れているため、初めての顧客5に関するデータは蓄積さ
れていないが、2回目以降の問い合わせに対しては同様
に顧客5の氏名が表示されることになる。
【0142】また、本実施形態におけるCTIシステム
は、LAN7を介して任意のCTIクライアント8との
間に通話回線又は通信回線を形成して、CTIクライア
ント8の担当者9との間で各種の相談又は取引きを実施
できるマルチメディア端末8を備えている。このマルチ
メディア端末18には操作する利用者18aの動画像を
撮影する監視カメラ18bが備えられている。
【0143】利用者18aが、例えば銀行ローンを利用
するためにこのマルチメディア端末18を操作すると、
マルチメディア端末18に設置されている監視カメラ1
8bはこの利用者の動作等の動画像を撮影する。そし
て、マルチメディアルータ6、ゲートキーパー13での
CTIクライアント8の選択処理を介してマルチメディ
ア端末18の利用者18aの相談に応じるCTIクライ
アント8と接続が行われると、利用者18と該当CTI
クライアント8の担当者9との会話が可能となる。
【0144】このCTIクライアント8との接続が行わ
れると、CTIクライアント8には、マルチメディア端
末18の監視カメラ18bで撮影された動画像が所定周
期でサンプリングされたスナップショット画像に変換さ
れた状態でCTIクライアント8に入力される。スナッ
プショット画像を受信したCTIクライアント8は、こ
のスナップショット画像をスナップショット保存ファイ
ル31dに書き込むと共に、CTIクライアント8の画
面に表示する(図12のQ27、Q28、Q29)。C
TIクライアント8の担当者9は、利用者18との会話
を行うと共にスナップショット画像を確認することによ
り、信用度等のチェックが可能となる。
【0145】また、現在、利用者18aと応対中のCT
Iクライアント8の担当者9の専門外の質問がなされた
場合には、第2担当者への引き継ぎが可能であり、担当
者9が第2担当者への転送要求を行うと、ゲートキーパ
ー13、マルチメディアルータ6を介して回線接続が、
第2担当者のCTIクライアント8に切り換えられる。
現在応対中のCTIクライアント8にはゲートキーパー
13から第2担当者のCTIクライアント8のIDが入
力されるため、該当CTIクライアント8にスナップシ
ョット保存ファイル31dに記憶された利用者18aの
スナップショット画像を転送する(図12のQ30、Q
31、Q32)。
【0146】ここでは、マルチメディア端末18からの
画像をスナップショットした静止画をCTIクライアン
ト8に送信するようにしたが、マルチメディア端末18
から出力される動画を送信してもよい。この場合は必要
に応じて動画像を圧縮してCTIクライアント8に送信
することにより、送信時間等通信上の問題は生じない。
また必要に応じてCTIクライアント8の担当者9から
の要求に応じて必要な解像度のイメージデータ(スナッ
プショット)を送信するようにしてもよい。
【0147】なお、マルチメディア端末18の利用者1
8aとの応対においても、上述の電話での応対業務と同
様に、利用者18aとの会話(音声データ)も記憶して
おくことも可能であり、第2担当者に業務を引き継ぐ場
合に、その時点までの会話も転送することができるた
め、引き継ぎ後の応対業務をスムーズに行うことができ
る。
【0148】ここまでは、顧客5からの問い合わせへの
応対業務におけるCTIシステムの動作について説明し
たが、次に、例えば銀行のローンを利用している顧客5
に対する催促を行う場合等の担当者9から電話をかける
アウトバウンド業務におけるCTIシステムの動作につ
いて説明する。
【0149】担当者9が電話機11aを用いて発信先電
話番号(催促対象の顧客5の電話番号)をダイヤルし、
顧客5との接続要求を行うとゲートキーパー13に接続
要求がなされる(図12のQ20)。この際、催促電話
のため、接続先の顧客5が発信元の電話番号が認識でき
通話拒否されることを防止するために、発信元電話番号
を例えば銀行の代表電話番号ではなく、他の電話番号で
かけたい場合には、顧客5の電話番号をダイヤルした際
に発信元電話番号変更の要求操作を併せて行う(図12
のQ21、Q22)。
【0150】発信元電話番号の変更要求を受信したゲー
トキーパー13は、このCTIシステムが電話会社と契
約している複数の電話番号のうちからランダムに又は周
期的に選択した一つの電話番号を発信者元電話番号とし
てマルチメディアルータ6に送信する(図9のR14、
R15)。
【0151】そして、顧客5の電話番号と発信元電話番
号を受信したマルチメディアルータ6は、指定された電
話番号を用いて通話先の顧客5の電話番号を発呼する
(図7のS13、S14、S15)。なお、ゲートキー
パー13から発信元電話番号の指定がない場合には、予
め定められている電話番号(代表番号)の電話回線を用
いて顧客5の番号を発呼する(図7のS14、S1
6)。
【0152】また、催促業務に限らず、担当者9が顧客
5に電話をかける場合には、顧客データベース16を参
照して、顧客端末の機種、顧客5の前回通信履歴、通信
指定時刻(指定時間帯)を読み出し、顧客5が希望する
機種および時間帯に応対が行えるようにすることもでき
る。
【0153】この場合は、読み出した顧客5の端末種別
で定まる音声データ、コードデータ、FAXデータ等の
最適な通信種別、通信時刻を決定する。そして、CTI
サーバ14が備えている、顧客5に対して自動的に電話
をかける機能を有するプレディクティブダイヤル部を利
用して、決定した通信時刻になったらマルチメディアル
ータ6を介して顧客5へ自動ダイヤルを行い、接続され
たら担当者9のCTIクライアント8と顧客との回線を
接続し応対を行う。
【0154】このように構成された第1実施形態のCT
Iシステムにおいては、マルチメディアルータ6は、公
衆電話網1とLAN7とを接続する機能を有している。
すなわち、電話端末2、FAX端末3,PC端末4から
入力された音声データ、画像データ、コードデータをパ
ケットデータに変換してLAN7に出力すると共に、こ
のLAN7に出力されたパケットデータを音声データ、
画像データ、コードデータに変換して公衆電話網1へ出
力する。
【0155】したがって、電話端末2、FAX端末3,
PC端末4は、マルチメディアルータ5及びLAN7を
介して、このLAN7に接続された各CTIクライアン
ト8に対して同一条件で回線が接続される。
【0156】よって、各CITクライアント8の担当者
9は、電話端末2、FAX端末3,PC端末4を利用す
る顧客5との間で音声データ、画像データ、コードデー
タを用いて各種応対業務を実施できる。
【0157】このように、従来システムで用いたPBX
やゲートウェイを用いていなかったとしても、各CIT
クライアント8は電話端末2、FAX端末3、PC端末
4に対して、正常に応対業務を実施できる。よって、C
TIシステム全体の構成を簡素化でき、製造費を節減で
きる。
【0158】また、第1担当者が、顧客5に対する応対
を自己以外の専門知識を有する第2担当者に応対させた
方がよい場合がある。このような場合は、CTIクライ
アントが変更される。この場合、交代(変更)された第
2担当者は、第1担当者から受信した音声ファイル31
bに記憶された音声データの再生音を聞くことによっ
て、顧客5から同一内容を聞く必要がないので、顧客5
に対するサービスを向上できる。
【0159】さらに、各CTIクライアント8の正常/
異常はゲートキーパー13が監視している。異常が検出
されると、異常検出されたCTIクライアント8が接続
されていた各端末2,3,4が正常な他のGTIクライ
アント8へ自動的に切換接続される。したがって、顧客
5に対して迷惑をかけることはない。
【0160】また、各CTIクライアント8の担当者9
の動作状態がゲートキーパー13にて監視されている。
そして、各端末2,3,4からのCTIクライアント8
に対する接続要求が有ると、担当者9が待機状態のCT
Iクライアント8が直ちに選択されて、該当CTIクラ
イアント8に接続される。
【0161】したがって、端末2,3,4は即座に応対
可能なCTIクライアント8に接続されることになり、
顧客5を待たすことがないので、顧客5に対するサービ
スをより一層向上できる。
【0162】また、債権の催促電話をかける場合、必要
に応じて、無作為に又は周期的に選択した発信元電話番
号を用いて該当顧客に対する発信が実施されるので、同
一の顧客に対して、前回と異なった発信者番号で電話が
かけられるので、発信者番号を見て着信を拒否される確
率が低くなる。
【0163】また、各FAX端末2,各PC端末4から
受信した画像データ、ボイスメイルの音声データはFA
Xイメージデータメモリ31ca、音声データメモリ3
1aaへ書込まれるとともに、文字認識、音声認識され
てテキストデータとして保存される。この保存されたテ
キストデータは、キーワードで検索可能である。
【0164】よって、CTIクライアント8の担当者9
は、自己が暇なときにキーワード検索を実施して、自己
に関係するテキストデータのみを効率的に読出して見る
ことができる。
【0165】さらに、顧客データベース16内に、各顧
客5毎に、利用端末種別、接続時間を含む接続実績が記
憶保持される。したがって、該当顧客に対する発信要求
が生じた場合に、顧客データベース16に記憶された情
報に基づいて得られた最適時間及び最適端末種別に従っ
て発信操作が実施される。その結果、効率的に発信動作
が実施される。
【0166】また、マルチメディア端末18を操作する
利用者18のスナップショット画像のみがLAN7を介
してCTIクライアント8へ送信される。CTIクライ
アント8の担当者9はスナップショット画像を見る。し
たがって、動画像の代わりにスナップショット画像を送
信することによって、LAN7やCTIクライアント8
の負荷を低減できる。
【0167】なお、本発明は上述した第1実施形態シス
テムに限定されるものではない。第1実施形態システム
においては、各CTIクライアント8において顧客を指
定した発信要求が発生すると、該当CTIクライアント
自信が顧客データベース16を検索して、該当顧客5に
対する最適の端末種別及び最適の通信時刻を求めて、マ
ルチメディアルータ6へ指定するようにした。
【0168】しかし、ゲートキーパー13が、各CTI
クライアント8からの顧客を指定した検索要請を受け
て、顧客データベース16を検索して、該当顧客5に対
する最適の端末種別及び最適の通信時刻を求めて、マル
チメディアルータ6へ指定するようにしてもよい。
【0169】(第2実施形態)図15は本発明の第2実
施形態に係わる分散型CTIシステムの概略構成図であ
る。
【0170】この分散型CTIシステムは、1台の代表
CTIシステム41と、この代表CTIシスレム41に
対して専用回線43を介して接続された複数の分散CT
Iシステム42とで構成されている。代表CTIシステ
ム41は、例えば企業の都会の本社に設置され、各分散
CTIシステム42は地方の各支店に設置されている。
【0171】代表CTIシステム41及び分散CTIシ
ステム42の基本的構成は、図1に示した第1実施形態
のCTIシステムと同じである。各顧客5は、原則とし
て、本社の代表CTIシステム41に対してアクセスす
る。しかし、各分散CTIシステム42に対してアクセ
スすることも可能である。
【0172】図16は、代表CTIシステム41及び分
散CTIシステム42の概略構成を示すブロック図であ
る。第1実施形態のCTIシステムと同一部分には同一
符号が付してある。したがって、重複する部分の詳細説
明ヲを省略する。
【0173】各CTIシステム41,42のLAN7に
は両者を専用回線43を介して接続するためのルータ4
4が接続されている。代表CTIシステム41の各CT
Iクライアント8の各担当者9は、第1実施形態のCT
Iシステムにおけるの第1担当者に相当する一般的知識
を有して顧客5に対する応対業務を行う。一方、各分散
CTIシステム42の各CTIクライアント8の各担当
者9は、第1実施形態のCTIシステムにおけるの第2
担当者に相当する専門的知識を有して顧客5に対する応
対業務を行う。
【0174】代表CTIシステム41に組込まれた組込
まれた管理データベース45内には、各分散CTIシス
テム42の各第2担当者の専門分野が記憶されている。
また、各分散CTIシステム42の各第2担当者の前述
した通話中、待機中、作業中、履歴中等の担当者状態を
各分散CTIシステム42から一定周期で収集して、こ
の管理データベース45内に設定する。
【0175】このような分散型CTIシステムにおい
て、各顧客5は自己の端末2,3,4を用いて、代表C
TIシステム41に対してアクセスを行う。代表CTI
システム41の各CTIクライアント8の各担当者9
は、各顧客5に対して応対業務を行う。そして、顧客5
の要求に対して自己では、満足な応対が実施できない場
合は、管理データベース45から該当顧客5が要求する
専門分野の第2担当者の所属する分散CTIシステム4
2を検索する。
【0176】さらに、該当専門分野の第2担当者の担当
者状態が待機中であることを管理データベース45で確
認した後、該当顧客5の回線を、ルータ44及び専用回
線43を介して該当専門分野の第2担当者の所属する分
散CTIシステム42へ転送する。よって、該当顧客5
に対して、該当顧客5が要求する専門分野の第2担当者
が応対業務を実行する。
【0177】このように構成された第2実施形態の分散
型CTIシステムにおいては、各顧客5が要求する全て
の専門分野の知識を有する多くの第2担当者を例えば本
社に設置された一つのCTIシステムに集めておく必要
はない。例えば1日のうちで各専門知識を有する各第2
担当者が直接顧客5と応対する回数は非常に少ないの
で、各専門知識を有する各第2担当者を、例えば、自己
本来の職場の支店に設置された分散CTIシステム42
に配属する。
【0178】よって、各第2担当者は、自己の通常業務
を実行しながら、代表CTIシステム41から顧客5に
対する回線接続要求があった場合のみ、顧客5に応対す
ればよいので、専門知識を有する人材を有効に活用でき
る。
【0179】また、各分散CTIシステム42において
は、第1実施形態のCTIシステムと同様にPBXを採
用していないので、たとえ多くの分散CTIシステム4
2を各地に設置したとしても、分散型CTIシステム全
体の設備費が大幅に上昇することはない。
【0180】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
公衆電話網を介して入力された音声データ、画像デー
タ、コードデータ等のデータ形態が異なる複数の情報を
一括して取り扱い可能なマルチメディアルータを用いて
いる。
【0181】したがって、公衆電話網に接続された電話
端末、FAX端末,PC端末は、マルチメディアルータ
及びLANを介して、このLANに接続された各CTI
クライアントに対して同一条件で回線が接続される。よ
って、各CITクライアントの担当者は、電話端末、F
AX端末,PC端末を利用する顧客との間で音声デー
タ、画像データ、コードデータを用いて各種応対業務を
実施できる。
【0182】これにより、PBXやゲートウェイ等の大
型の設備機器を不要とし、構成が簡単で、保守・管理を
容易にでき、安価で信頼性の高いCTIシステムを構築
することができる。
【0183】また、本発明の分散型CTIシステムにお
いては、代表CTIシステムに対して通信回線を介して
接続された分散CTIシステムの各CTIクライアント
に専門家を割当てている。
【0184】したがって、各専門家は、自己の通常業務
を実行している場所に分散CTIシステムのCTIクラ
イアントを設置すればよいので、自己の通常業務を実行
しながら、代表CTIシステムから顧客に対する回線接
続要求があった場合のみ、顧客に応対すればよいので、
専門知識を有する人材を有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わるCTIシステム
の概略構成を示すブロック図
【図2】同CTIシステムに組込まれたマルチメディア
ルータの詳細構成を示すブロック図
【図3】同CTIシステムに組込まれたCTIサーバ、
CTIクライアント及びゲートキーパーの詳細構成を示
すブロック図
【図4】同CTIシステムに組込まれた顧客データベー
スの記憶内容を示す図
【図5】同CTIシステムのゲートキーパーに設けられ
た担当者状態テーブル及び異常発生クライアントメモリ
の記憶内容を示す図
【図6】同CTIシステムの各CTIクライアント内に
形成された各メモリの記憶内容を示す図
【図7】同CTIシステムに組込まれたマルチメディア
ルータの動作を示す流れ図
【図8】同CTIシステムに組込まれたゲートキーパー
の動作を示す流れ図
【図9】同じく同CTIシステムに組込まれたゲートキ
ーパーの動作を示す流れ図
【図10】同CTIシステムに組込まれたCTIクライ
アントの動作を示す流れ図
【図11】同じく同CTIシステムに組込まれたCTI
クライアントの動作を示す流れ図
【図12】同じく同CTIシステムに組込まれたCTI
クライアントの動作を示す流れ図
【図13】同じく同CTIシステムに組込まれたCTI
サーバ内に形成された蓄積メモリの記憶内容を示す図
【図14】同じく同CTIシステムに組込まれたCTI
クライアントにおける表示画面を示す図
【図15】本発明の第2実施形態に係わる分散型CTI
システムの概略構成を示すブロック図
【図16】同分散型CTIシステムに組込まれた代表C
TIシステムと分散CTIシステムの概略構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
1…公衆電話網 2…電話端末 3…FAX端末 4…PC端末 5…顧客 6…マルチメディアルータ 7…LAN 8…CTIクライアント 9…担当者 10…情報処理端末 11b…ヘッドセット 12…ホストコンピユータ 13…ゲートキーパー 14…CTIサーバ 16…顧客データベース 18…マルチメディア端末 41…代表CTIシステム 42…分散CTIシステム 43…専用回線
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/00 H04L 11/00 310C 5K101 3/42 11/20 102A 11/00 303 Fターム(参考) 5K024 AA02 AA72 AA75 AA79 BB01 BB05 CC01 CC08 CC09 CC14 FF03 FF04 FF05 GG01 5K027 AA00 BB14 FF22 FF28 HH08 HH20 HH23 HH26 JJ03 LL01 5K030 GA05 HA06 HA08 HB01 HB02 HB04 HC02 HC14 HD03 JA05 JT01 JT06 KA06 KA07 KA19 LE01 5K033 AA04 BA02 BA15 CB01 CB06 CB08 DA06 DB12 DB14 DB16 DB18 5K051 AA10 BB01 BB03 BB05 CC01 DD03 EE02 FF01 GG03 GG14 HH27 JJ02 JJ18 LL07 5K101 KK01 KK02 KK05 KK12 KK17 LL01 LL05 NN06 NN08 NN15 NN18 NN22 NN23 PP03 RR05 RR12 SS07 SS08 UU19 VV03 VV04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆電話網を介して接続された電話端末
    又はPC端末から入力された音声データ又はコードデー
    タをパケットデータに変換してLANに出力すると共
    に、このLANに出力された電話端末宛又はPC端末宛
    のパケットデータを音声データ又はコードデータに変換
    して前記公衆電話網へ出力するマルチメディアルータ
    と、 前記LANに接続され、前記マルチメディアルータを介
    して接続された前記電話端末又はPC端末との間で前記
    音声データ又はコードデータを用いて各種応対業務を行
    う複数のCTIクライアントと、 前記LANに接続され、前記マルチメディアルータを介
    した前記各電話端末又は各PC端末との間の接続関係を
    決定して前記マルチメディアルータに指示するゲートキ
    ーパーとを備えたCTIシステム。
  2. 【請求項2】 前記各CTIクライアントは、 前記マルチメディアルータから受信した電話端末からの
    音声データを音声出力すると共に音声ファイルに書込む
    音声記憶手段と、 前記電話端末に接続するCTIクライアントを自己CT
    Iクライアントから他のCTIクライアントへの変更に
    応じて、前記音声ファイルを変更後のCTIクライアン
    トへ転送するファイル転送手段と、 他のCTIクライアントから音声ファイルを受信する
    と、この受信した音声ファイルに記憶された音声データ
    を音声出力する音声出力手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のCTIシステム。
  3. 【請求項3】 前記ゲートキーパーは、 前記各CTIクライアントの正常/異常を監視する正常
    /異常監視手段と、 この正常/異常監視手段でCTIクライアントの異常が
    検出されたとき、この異常検出されたCTIクライアン
    トが接続されていた電話端末又はPC端末を正常な他の
    CTIクライアントへの切換を前記マルチメディアルー
    タへ指示するCTIクライアント切換手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のCTIシステム。
  4. 【請求項4】 前記ゲートキーパーは、 前記各CTIクライアントの動作状態を監視する動作状
    態監視手段と、 前記マルチメディアルータを介した前記電話端末又はP
    C端末からのCTIクライアントに対する接続要求に対
    して、前記動作状態監視手段で待機状態が検出されたC
    TIクライアントとの接続関係を前記マルチメディアル
    ータに指示する接続関係指示手段とを備えたことを特徴
    とする請求項1記載のCTIシステム。
  5. 【請求項5】 前記動作状態監視手段は、 監視対象のCTIクライアントが電話端末又はPC端末
    と接続中か否かを監視する手段と、 前記監視対象のCTIクライアントの担当者に装着され
    たヘッドセットに取付けられ、該当担当者が離席のため
    に該当ヘッドセットを取外したことを検出するセンサ
    と、 電話端末又はPC端末と接続中でなくかつ前記ヘッドセ
    ットが装着されている状態を待機中の一部と判定する判
    定手段とを備えたことを特徴とする請求項4記載のCT
    Iシステム。
  6. 【請求項6】 前記ゲートキーパーは、CTIクライア
    ントから発信元電話番号の変更指示に応じて、前記マル
    チメディアルータにおいて前記公衆電話網に対して登録
    された複数の発信元電話号のうち無作為に又は周期的に
    選択した発信元電話番号を前記マルチメディアルータへ
    指定し、 前記マルチメディアルータは、前記CTIクライアント
    からの特定の電話端末又はPC端末に対する発信要求に
    応じて、前記ゲートキーパーで指定された発信元電話番
    号を用いて、前記指定された電話端末又はPC端末に対
    する発信処理を行うことを特徴とする請求項1記載のC
    TIシステム。
  7. 【請求項7】 前記各CTIクライアントは、 前記マルチメディアルータから受信した各PC端末から
    のボイスメイルの音声データを音声データメモりへ順次
    書込むボイスメイル書込手段と、 前記音声データメモりに書込まれた各音声データを音声
    認識して、テキストデータに変換してテキストデータメ
    モりへ書込む音声認識手段と、 検索操作入力されたキーワードが含まれるテキストデー
    タを前記テキストデータメモりから読出して表示出力す
    るキーワード検索手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1記載のCTIシステム。
  8. 【請求項8】 公衆電話網を介して接続された電話端末
    又はFAX端末又はPC端末から入力された音声データ
    又は画像データ又はコードデータをパケットデータに変
    換してLANに出力すると共に、このLANに出力され
    た電話端末宛又はFAX端末宛又はPC端末宛のパケッ
    トデータを音声データ又は画像データ又はコードデータ
    に変換して前記公衆電話網へ出力するマルチメディアル
    ータと、 前記LANに接続され、前記マルチメディアルータを介
    して接続された前記電話端末又はFAX端末又はPC端
    末との間で前記音声データ又は画像データ又はコードデ
    ータを用いて各種応対業務を行う複数のCTIクライア
    ントと、 前記LANに接続され、前記マルチメディアルータを介
    した前記各電話端末又は各FAX端末又は各PC端末と
    の間の接続関係を決定して前記マルチメディアルータに
    指示するるゲートキーパーとを備えたCTIシステム。
  9. 【請求項9】 前記各CTIクライアントは、 前記マルチメディアルータから受信した各FAX端末か
    らの画像データをFAXイメージデータメモりへ順次書
    込むFAXデータ書込手段と、 前記FAXイメージデータメモりに書込まれた各画像デ
    ータを文字認識して、テキストデータに変換してテキス
    トデータメモりへ書込む文字認識手段と、 検索操作入力されたキーワードが含まれるテキストデー
    タを前記テキストデータメモりから読出して表示出力す
    るキーワード検索手段とを備えたことを特徴とする請求
    項8記載のCTIシステム。
  10. 【請求項10】 前記公衆電話網を介して前記マルチメ
    ディアルータに接続される前記電話端末又はFAX端末
    又はPC端末の利用者である各顧客毎に、利用端末種
    別、前記CTIクライアントに対する接続時間を含む接
    続実績を記憶する顧客データベースを備え、 前記CTIクライアントは、顧客を指定した発信要求に
    応じて、前記顧客データベースから該当顧客に対する最
    適時間及び最適端末種別を検索して、この検索した時間
    及び端末種別を前記マルチメディアルータへ指定し、 前記マルチメディアルータは、前記CTIクライアント
    からの顧客を指定した発信要求に応じて、同じく前記C
    TIクライアントで指定された端末種別を用いて、前記
    CTIクライアントで指定された時間に該当顧客に対す
    る発信処理を行うことを特徴とする請求項8記載のCT
    Iシステム。
  11. 【請求項11】 前記公衆電話網を介して前記マルチメ
    ディアルータに接続される前記電話端末又はFAX端末
    又はPC端末の利用者である各顧客毎に、利用端末種
    別、前記CTIクライアントに対する接続時間を含む接
    続実績を記憶する顧客データベースを備え、 前記ゲートキーパーは、CTIクライアントからの顧客
    を指定した発信要求に応じて、前記顧客データベースか
    ら該当顧客に対する最適時間及び最適端末種別を検索し
    て、この検索した時間及び端末種別を前記マルチメディ
    アルータへ指定し、 前記マルチメディアルータは、前記CTIクライアント
    からの顧客を指定した発信要求に応じて、前記ゲートキ
    ーパーで指定された端末種別を用いて、前記ゲートキー
    パーで指定された時間に該当顧客に対する発信処理を行
    うことを特徴とする請求項8記載のCTIシステム。
  12. 【請求項12】 前記LANに対して接続され、前記C
    TIクライアントとの間で各種取引を行うマルチメディ
    ア端末と、 このマルチメディア端末を操作する利用者の動画像を撮
    影する動画像撮影手段と、 この動画像撮影手段で撮影された動画像撮からスナップ
    ショット画像を抽出して、前記CTIクライアントへ送
    信するスナップショット画像送信手段とを有し、 前記CTIクライアントは、受信したスナップショット
    画像を表示することを特徴とする請求項8記載のCTI
    システム。
  13. 【請求項13】 請求項1記載のCTIシステムで構成
    された代表CTIシステムと、この代表CTIシステム
    に対して通信回線を介して接続された請求項1記載のC
    TIシステムで構成された複数の分散CTIシステムと
    からなる分散型CTIシステムであって、 前記各分散CTIシステムのCTIクライアントに対し
    て、各分散CTIシステム毎に異なる専門分野を割付
    け、 前記代表CTIシステムの各CTIクライアントは、電
    話端末又はPC端末を介して入力された問合わせの専門
    分野を判定して、前記電話端末又はPC端末を該当専門
    分野の分散CTIシステムに前記通信回線を介して接続
    する接続手段を有することを特徴とする分散型CTIシ
    ステム。
JP28427098A 1998-10-06 1998-10-06 Ctiシステム及び分散型ctiシステム Pending JP2000115254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28427098A JP2000115254A (ja) 1998-10-06 1998-10-06 Ctiシステム及び分散型ctiシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28427098A JP2000115254A (ja) 1998-10-06 1998-10-06 Ctiシステム及び分散型ctiシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000115254A true JP2000115254A (ja) 2000-04-21

Family

ID=17676363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28427098A Pending JP2000115254A (ja) 1998-10-06 1998-10-06 Ctiシステム及び分散型ctiシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000115254A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002024520A (ja) * 2000-07-07 2002-01-25 Bewith Inc カスタマーリレーションマネジメントシステム
JP2002165194A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Omron Corp 情報提供システム及び方法
JP2002300304A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Tricore International Inc インターネット電話相談サービスシステム
JP2003333265A (ja) * 2002-05-14 2003-11-21 Daiwa Securities Smbc Co Ltd 情報管理装置、情報管理方法、及びプログラム
WO2004068381A1 (ja) * 2003-01-31 2004-08-12 Honda Motor Co., Ltd. 問い合わせ管理、及び、振り分けシステム・方法
JP2005184351A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Hitachi Communication Technologies Ltd VoIPゲートウエイ装置およびVoIPゲートウエイ装置における呼の発着制御方法
JP2005293010A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Toshiba Corp 遠隔監視システムとその方法、警報配信装置、受信端末、およびプログラム
US9473543B2 (en) 1997-10-21 2016-10-18 Intel Corporation Apparatus and method for application computer to process forwarding instructions and session initiation protocol requests

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9473543B2 (en) 1997-10-21 2016-10-18 Intel Corporation Apparatus and method for application computer to process forwarding instructions and session initiation protocol requests
US9497230B2 (en) 1997-10-21 2016-11-15 Intel Corporation Apparatus and method for computer controlled call processing applications in packet switched telephone networks
US9661034B2 (en) 1997-10-21 2017-05-23 Intel Corporation Apparatus and method for computer controlled call processing applications for skills-based routing in packet switched telephone networks
JP2002024520A (ja) * 2000-07-07 2002-01-25 Bewith Inc カスタマーリレーションマネジメントシステム
JP2002165194A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Omron Corp 情報提供システム及び方法
JP2002300304A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Tricore International Inc インターネット電話相談サービスシステム
JP2003333265A (ja) * 2002-05-14 2003-11-21 Daiwa Securities Smbc Co Ltd 情報管理装置、情報管理方法、及びプログラム
WO2004068381A1 (ja) * 2003-01-31 2004-08-12 Honda Motor Co., Ltd. 問い合わせ管理、及び、振り分けシステム・方法
JP2005184351A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Hitachi Communication Technologies Ltd VoIPゲートウエイ装置およびVoIPゲートウエイ装置における呼の発着制御方法
JP4576115B2 (ja) * 2003-12-18 2010-11-04 株式会社日立製作所 VoIPゲートウエイ装置およびVoIPゲートウエイ装置における呼の発着制御方法
JP2005293010A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Toshiba Corp 遠隔監視システムとその方法、警報配信装置、受信端末、およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6449356B1 (en) Method of multi-media transaction processing
US6438599B1 (en) Method and apparatus for establishing communication between a transaction initiator and a transaction processing system
US6829349B1 (en) System and method for monitoring and routing incoming calls
US6751211B1 (en) Method and apparatus for communicating information
US9641683B2 (en) Method and apparatus for network-intelligence-determined identity or persona
JP2000115254A (ja) Ctiシステム及び分散型ctiシステム
JP2000332898A (ja) 顧客対応システム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US8094796B2 (en) Customer responding system, computer terminal, customer responding method and recording medium
JPH0746321A (ja) 電話を用いた在宅勤務システム
KR100428412B1 (ko) 전화번호인식을 통한 고객관리방법
JP4408260B2 (ja) 顧客対応支援方法及び顧客対応支援システム
JP2003076769A (ja) インターネットを介したコールセンターの受付方式,方法および受付プログラム
JP5066641B2 (ja) 顧客応対支援装置
JPWO2004102448A1 (ja) ユーザサポートシステム及び方法
JP2003348241A (ja) コール受付方法及びコール受付プログラム
JP3486772B2 (ja) 電話応対業務支援ツール
JP2003078624A (ja) 予約・呼び出し管理システム
JPH11155020A (ja) 情報通信システム
JP3374282B2 (ja) 電話応対業務分析ツール
JPH06125392A (ja) 電話履歴方式
JP2002237892A (ja) Ctiシステム
JP5748050B2 (ja) 情報提供装置及び情報提供方法
JP2002044260A (ja) 音声録音・検索ctiシステム
JP2003018298A (ja) カジュアルコールシステムおよび配信制御方法
JP3505460B2 (ja) コールセンタシステム及びプレディクティブダイヤラ装置