JP3373792B2 - 電力会社の選択方法および選択支援システム - Google Patents
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Description
電力会社を選択するための支援システムに関し、特に電
気料金体系が契約条件によって規定されて複雑化してい
る場合に、需要家にとって最適な電力会社を容易に選択
する方法と装置に関する。
域独占市場であった。つまり、需要家が電力会社を自由
に選択することはできない。しかし、電力規制緩和によ
り近い将来に、需要家が電力会社を自由に選択できるよ
うになる。事実、米国のペンシルベニア州では自由選択
が実現している。IEEE新聞1998年2月号の記事
によれば、47電力会社の中から電力会社を選択してい
る。ただし、様々な料金体系のために、自分がどの電力
会社を選択するのが最良なのか、簡単には分からないと
いう現実問題を報道している。
電力会社から電力供給を受けざるを得ない。それにも関
わらず、複数の電力会社の中から選択して売買契約でき
るかを、以下に簡単に説明する。
域にあり、需要家aは物理的に電力会社Aから電力供給
を受けていたとする。従来の仕組みでは、需要家aは自
動的に電力会社Aと契約する。このとき、電力会社Aの
単位電力量あたり発電コストが8円で、電力料金は10
円、利益が2円であったとする。
約は物理的に電力供給する会社に限られない。電力会社
Bは電力会社Aと連系していて、電力会社Bは単位電力
量あたりの発電コストが5円とする。そして、電力会社
Bは需要家aに対して電力を9円で売るとする。電力会
社Bから需要家aに電力を送るには、物理的に電力会社
Aの送配電設備を利用せざるを得ない。そこで、電力会
社Bは電力会社Aに対し、送配電設備利用量として単位
電力量あたり3円を支払う。これにより、需要家aは電
力会社Bと単位電力量あたり9円の契約を結ぶことがで
き、電力会社Aとの契約に比べて1円安くなる。
位電力量あたり3円の料金を得る。また、電力会社Bは
需要家aから受け取る9円の電気料金のうち、5円を発
電コストとし、3円を電力会社Aへの支払いとするの
で、残り1円を利益とすることができる。つまり、3者
3様に利益を得ることができるので、需要家が電力会社
を選択して契約する仕組みが現実のものとなる。
た電力会社と契約する上記の仕組みで留意すべき点は、
需要家にとっての関心は電力会社間の契約にはなく、各
電力会社が自らに対してどんなサービスを提供するかの
契約内容にあることである。このサービスは単に電力料
金の高低に止まらない。たとえば、需要家が生鮮食料品
を扱う業種などの場合に、電力会社の都合による「負荷
遮断契約」は、料金が割り引かれとしても受入れ難い。
このため、先述の記事のように、需要家は自身の電力消
費条件や消費電力量と、各電力会社のサービス内容をあ
れこれと勘案しながら、需要家にとり最適な電力会社を
選択することになる。
に選択するシステムとして、似たものに電話会社自動選
択システムがある。電話会社自動選択システムは、通話
希望者が通話相手の電話番号をプッシュすると、通話相
手の距離と通話時間帯に基づき、最安価な通話料金を提
供する電話会社を自動選定し、その電話会社に自動接続
する。このシステムでは、通話料金だけを基準に電話会
社を選択する。事実、日本の電話サービスは、どの電話
会社においても雑音や回線のアベイラビリティなどの基
本的な品質を満たしているので、通話料金だけで電話会
社を選定する手法は電話サービスの実態に適応してい
る。
話がつながらなくなるものの、一度通話がつながれば基
本的には通話が終わるまで切れることはない。よって、
電話利用者は、一番安い電話会社とつながらない場合、
二番目に安い電話会社を試すであろう。この電話利用者
の行動は、電話利用者自身が意識しているか否かにかか
わらず、品質(通話が繋がるか繋がらないか)と料金の
トレードオフを、サービス利用のたびにリアルタイムで
実施しているのに等しい。
用していても昼頃に需給が極端に逼迫した場合、系統全
体の停電を回避するために、電力会社と需要家の契約に
基づいて電力供給を遮断されることがある。つまり、電
力の場合は、品質と料金のトレードオフをリアルタイム
で実施することができない。したがって、需要家はあら
かじめ品質と料金のトレードオフを考慮して、しかるべ
き契約を結んでおく必要がある。
は、電力会社の選択肢が複数になった場合、電話のよう
に単純ではなく、しかも一度、契約を結ぶと一定期間は
履行しなければならないので、選択には慎重な考慮が必
要となる。しかも、電力の料金体系は、現状でも容量契
約に対する基本料金、使用量による従量料金、季節や時
間帯別料金、緊急時遮断契約による特別料金などがあ
り、単純ではない。今後、電力市場が自由化されて電力
価格競争が促進されると、料金体系は更に複雑になるこ
とが予想される。これらの結果、需要家は電力会社を自
由に選択する機会を得ても、自身にとってどの電力会社
との契約が最適であるかの判断が益々難しいものにな
る。
ードオフから需要家が最適な電力会社を選択するのを容
易にする、電力会社の選択方法及び選択支援システムを
提供することにある。
明は、電力会社毎に異なる料金体系の場合に、需要家が
所望の条件に基づいて電力会社を選択する方法におい
て、前記料金体系を規定する契約条件で、従量料金に関
わる契約期間、基本料金に関わる契約容量、割引料金に
関わる契約負荷遮断の少なくとも2つを含む契約条件
を、前記需要家の所望の条件に応じて電力会社別に選別
し、この選別した契約条件の組合せを提示することを特
徴とする。
対し、前記需要家の所望の条件が保留されているとき
は、全ての当該選択肢による前記契約条件の組合せを提
示することを特徴とする。
意した需要家の一定期間の電力消費予定データに基づい
て、電力会社別の電気料金を算出し、前記契約条件の組
合せ別に提示することを特徴とする前記契約条件で選択
肢のあるものに対し、前記指定条件が保留されていると
きは、当該契約条件の全ての選択肢による前記組合せを
提示することを特徴とする。
は、複数の電力会社の料金体系を格納するデータベース
と、需要家の電力消費予定データを格納するデータベー
スと、前記料金体系を規定する複数の契約条件から選択
し、電力会社別に契約条件の組合せリストを作成する条
件組合せ部と、前記組合せリストと前記電力消費予定デ
ータに基づいて、需要家の予定契約期間の電気料金を算
出する電気料金計算部を有する選択支援処理装置と、各
電力会社の電気料金を、前記組合せリストの組合せ毎に
提示する表示装置と、を設けたことを特徴とする。
意思を問合せする条件設定制御部を設け、前記条件組合
せ部が需要家の意思に反する組合せを削除することを特
徴とする。
の概略の動作を説明する。本システムは需要家の電力消
費予定データに基づき、各電力会社の料金体系に対応す
る電気料金を算出し、その算出結果を料金体系を規定す
る契約条件とともに提示して、需要家が自らに最適な電
力会社を選択するのを容易にする。
が予め入力している。需要家は自身の電力消費予定デー
タを各社の料金体系に当てはめて料金を求める。この結
果提示される電気料金は、電力消費量のほか、容量契約
や緊急時遮断契約などにも依存する。前記料金体系はこ
れらの契約条件に規定されていて、料金体系を参照する
ことで契約条件の内容を取得することが可能である。本
システムでは、これらの条件を需要家に提示し、需要家
に所望の条件の意思を確認する。この場合に、本システ
ムは需要家に対して契約条件に対する意思の保留を許
し、保留された条件については全ての選択肢による契約
条件の組み合わせを作成し、各々について電気料金を求
め、需要家に提示する。これにより、需要家は料金との
見合いで契約条件の採否を判断することができる。
支援システムの実施例について、図面を参照しながら詳
細に説明する。
システムの全体構成を示す。本システムは処理装置1、
表示インターフェース11及び入力インターフェース1
2からなり、パソコン等の計算機装置により実現され
る。処理装置1は電気料金計算部2、データベース3、
条件組み合わせ生成部6、条件設定制御部8及び組合せ
リスト10を備えている。
体系3a〜3cを、契約条件ごとに分類して格納してい
る。具体的には契約条件などをIF−THENルールの
形式にした料金体系を格納している。本システムのユー
ザ、すなわち電力の需要家は入力インタフェース12
に、料金体系に合わせた電力消費予定データ4を事前に
作成しておく。たとえば、時間帯別の料金を採用してい
る電力会社がある場合、その時間刻みと同じかより短い
時間刻みの電力消費予定データ4を作成する。
を読み込み、データベース3の料金体系3a〜3cに従
い、電力会社a〜cに対応した予測電気料金5a〜5c
を求め、それを表示インタフェース11に出力する。
て料金が異なる場合、データベース3の内容を読み込
み、契約条件の複数の組合せを生成して組み合わせリス
ト10に登録する。電気料金計算部2は、組合せリスト
10に登録された組合せ毎に電気料金を計算する。
て、意思決定プロンプト7から需要家の意思決定を促し
たり、意思決定入力部9から需要家の意思決定結果を取
り込んだりすることを可能にしている。たとえば、意思
決定プロンプト7からある契約条件に関する意思決定を
需要家に促し、需要家が決定した意思を意思決定入力部
9から取り込み、条件設定組合せ生成部6へ伝送する。
条件設定組合せ生成部6は、その意思決定に反する組み
合わせを組合せリスト10から削除する。
の組合せ毎に計算された各電力会社a〜cの予想電気料
金5a〜5cが、表示インターフェース11によって需
要家に提示される。これにより、各需要家は自身に必要
な契約条件を満たし、かつ最も安い電力料金となる電力
会社を選択することができる。あるいは、需要家が電気
料金との見合いで契約条件を決定したい場合、契約条件
の組合せによる電気料金を比較提示することにより、需
要家の決定を支援することができる。
(a)〜(c)は、料金体系3a〜3の具体例である。
この例の料金体系は、従量料金に関わる契約期間、基本
料金に関わる契約容量、及び基本料金の割引に関わる負
荷遮断の契約条件に基づいて計算するしくみになってい
る。これらの料金体系に基づき、電力会社a〜cの中か
ら、この先3ヶ月間の契約を行う場合の電力会社選択の
支援動作を説明する。
データ4を作成する。図2の料金体系3a〜3cの時間
帯別料金によると、(b)の午前0時〜午前5時、午前
5時〜午前10時、午前10時〜午後3時および午後3
時〜午後12時が最も細分されており、これ以下の時間
刻みにする必要がある。ここでは、1時間刻みの予定デ
ータを作成することにする。
を示す。先述のように、これから先3ヶ月間の電力会社
を選択しようとしているので、本来は3ヶ月間のデータ
があれば望ましい。ここでは、説明を簡単にするため
に、3ヶ月間の毎日が同じパターンで繰り返されるもの
とする。
に、組合せリスト10に登録する契約条件の組合せを生
成する。まず、契約条件として従量料金に関わる契約期
間を検討する。料金体系3aには従量料金の契約条件と
して「1年以上契約すると1年後から2/3に割引」が
ある。しかし、契約期間は3ヶ月間と設定されているの
で、条件組合せ生成部6はこの条件を考慮する必要がな
いと判断し、需要家に対して「1年以上契約しますか
?」の問い合わせをすることなく、「1年未満の契約は
従量料金の割引に無関係」とする。これにより、単純に
組合せリストから除外する場合に比べ、従量料金の割引
条件の存在を需要家にメッセージできる。
契約を検討する。図3の電力消費予定データによると、
1時間あたり最大3キロワット時の電力量を消費する。
条件組合せ生成部6は、消費電力が3キロワットのとき
最低30アンペアの容量が必要になることを求め、さら
に料金体系3aの容量ランクから、「20アンペア以
上」を選択する。
する。負荷遮断割引は「事前通告あり」か、「事前通告
なし」かによって基本料金の割引料が異なる。条件組合
せ生成部6は、条件設定制御部8を介して需要家に対し
「負荷遮断契約しますか?」、「契約する場合、事前通
告あり/事前通告なし?」の問いを発する。ここで、需
要家がたとえば「事前通告ありの負荷遮断契約をする」
の回答を、意志決定部9から条件組合せ生成部6に返
す。以上の結果、組合せリスト10に料金体系3aに関
する契約条件の組合せが登録される。
系3bから組合せリスト10に登録する契約条件の組合
せを求める。料金体系3bは契約期間に関係する条件は
ない。容量契約は「20アンペア以上」、負荷遮断割引
は「事前通告ありの負荷遮断契約をする」を選択したも
のとする。
系3cから、組合せリスト10に登録する組合せを求め
る。料金体系3cによると、契約条件として「1年以上
契約すると契約時から2割引」がある。1年以上契約す
るか否かによって、設定期間の3ヶ月間の電気料金が異
なるので、条件設定制御部8と意思決定プロンプト7を
介し、需要家に対して上記条件を提示して「1年以上契
約するか?」の問い合わせを行う。ここでは、意思決定
入力部9から「1年以上の契約をしない」の回答を得た
ものとする。
に、図3の電力消費パターンから最低30アンペアの容
量が必要になる。この場合、料金体系3cでは「40ア
ンペアまで」と、「40アンペア以上」の2つの選択肢
があるので、意思決定プロンプト7を介して、何れにす
るかの問い合わせを行う。ここでは、「40アンペアま
でとする」の回答を得たものとする。また、負荷遮断契
約についても、「事前通告ありの負荷遮断契約をする」
の回答を得たものとする。
内容を示す。条件組合せ生成部6により、上記のように
自動的または需要家の意思を確認して選択し、組合せリ
スト10に登録された料金体系3a〜3c別の契約条件
の組を示している。
供給の質的条件の比較ができるので、たとえば容量契約
や負荷遮断契約の違いから、需要家にとっての適否をあ
る程度見極めることが可能になる。さらに、電力供給の
量的条件である電気料金の比較をすると、真に最適な選
択が実現できる。
金の計算方法を説明する。電気料金計算部2は組合せリ
スト10の契約条件にしたがい、料金体系a〜cによる
電気料金をそれぞれ計算する。
リスト10に「1年以上の契約は従量料金に無関係」と
あるので、従量料金を割引なしの12円/キロワット時
として求める。すなわち、図3の電力消費予定データを
用い、90日間の従量料金を計算すると、42120円
となる。また、容量契約料金は、「20アンペア以上」
により4000円/月なので、3ヶ月間で12000円
となる。さらに、負荷遮断契約割引は、「事前通告あり
の負荷遮断契約」により100円/月の割引なので、3
ヶ月間で300円の割引となる。以上から、料金体系3
aに基づく3ヶ月間の予想電気料金の合計は、4212
0円+12000円−300円=53820円となる。
金は、従量料金が44100円、容量契約料金が「20
アンペア以上」契約により7200円、負荷遮断契約割
引が「事前通告ありの負荷遮断契約」により360円な
ので、合計は44100円+7200円−360円=5
0940円となる。
ある。従量料金は「1年以上の契約をしない」ので、割
引なしで48600円、容量契約料金は「容量契約は4
0アンペアまで」により9000円、負荷遮断契約割引
は「事前通告ありの負荷遮断契約」により、3ヶ月分で
300円の割引となる。以上により、料金体系3cに基
づく合計料金は、48600円+9000円−300円
=57300円となる。
電気料金の計算結果を示す。電気料金計算部2は電力会
社別に予想電気料金5a〜5cを求めると、表示インタ
ーフェース11に出力する。需要家にとって、料金体系
3bの電力会社が最も有利であることがわかる。
択肢について応答するのみで、電力会社別の契約条件の
組合せリストを取得できるので、それらの組合せが自身
の使用条件に合致しているかを簡単に判断できる。さら
に、それら組合せ条件と一定期間の予定消費電力データ
から、その間における予想電気料金の計算結果を取得で
きるので、所望の使用条件を満たし、かつ電気料金が最
低となる電力会社を容易に選定できる。
1のシステム構成、図2の料金体系、図3の電力消費予
定データは同じとする。上述の実施例では、契約条件の
組合せリストを生成する際に、選択条件に対し需要家の
決定された意思を得ていた。しかし、現実には需要家の
意思が最初から直ちに決定できないことが多い。本実施
例では、需要家が契約条件に関する意思決定を保留した
場合の組合せリスト生成と予想電気料金の計算方法を説
明する。
保留したときの組合せリスト(2)を示す。条件組合せ
生成部6は選択肢のある条件のうち、需要家が選択を保
留した条件について、全ての選択肢を生成する。各選択
条件の選択肢は予め用意される。たとえば、料金体系3
aの負荷遮断契約に意思表示がないとき、「負荷遮断契
約は事前通告有り」、「負荷遮断契約は事前通告なし」
及び「負荷遮断契約をしない」の3つの選択肢のすべて
をリストアップする。
合せについて上述の実施例と同様の計算を行い、計算結
果を表示インターフェース11に出力する。図7に、組
合せリスト(2)に基づく予想電気料金の計算結果
(2)を示す。
間が1年未満と1年以上、契約容量が40アンペア未満
と40アンペア、負荷遮断契約が「事前通告有り」、
「事前通告なし」及び「負荷遮断契約をしない」の全て
の組合せについて電気料金を計算している。
約」、「容量契約は40アンペアまで」及び「負荷遮断
契約は事前通告あり」の選択をすると、電気料金の合計
は47580円となる。このケースは、図5で最も安か
った料金体系3bの「負荷遮断契約は事前通告あり」の
50940円よりも安い。ただし、このケース場合は電
力会社cと1年以上の契約をしなければならないので、
その間にもっと条件の良い電力会社が現れても、それに
切り替えることができないというリスクを伴う。そこ
で、需要家は価格差とリスクの大きさを勘案し、もし価
格差の方を重視するならば電力会社cを選択することに
なる。
に対する意思決定を保留した場合に、保留した全ての選
択肢と他の条件との組合せに基づいて計算した電気料金
の提示を受けるので、需要家にとって最も有利な選択を
することができる。また、意思決定の困難なものを保留
できるので、使い勝手がよい。
によって電気料金が異なる料金体系の場合に、需要家の
指定に対応して複数の前記契約条件の組合せを各社毎に
作成して提示するので、需要家の電力消費条件に適する
電力会社の選別が容易になる。
記契約条件の組合せに当てはめて、各社毎に予想電気料
金を提示するので、需要家にとって最適な電力会社を容
易に選択することができる。
需要家の指定の保留を可能にし、保留した全ての選択肢
による契約条件の組合せと予想電気料金を提示するの
で、需要家は選択可能な条件を漏れなく比較しながら最
適な電力会社を選択することができる。
グラフ図。
(1)を示す説明図。
説明図。
(2)を示す説明図。
示す説明図。
体系データベース、4…電力消費予定データベース、6
…条件組合せ生成部、7…意思決定プロンプト、8…条
件設定制御部、9…意思決定入力部、10…組合せリス
ト、11…表示インタフェース、12…入力インタフェ
ース。
Claims (5)
- 【請求項1】 電力会社毎に異なる料金体系の場合に、
需要家が所望の条件に基づいて電力会社を選択する方法
において、料金体系を契約条件ごとに分類して格納しているデータ
ベースから、前記需要家の所望の条件に応じて、条件組
合せ部が 従量料金に関わる契約期間、基本料金に関わる
契約容量、割引料金に関わる契約負荷遮断の少なくとも
2つを含む契約条件を電力会社別に選別し、この選別し
た契約条件の組合せを提示することを特徴とする電力会
社の選択方法。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記契約条件で選択肢のあるものに対し、前記需要家の
所望の条件が保留されているときは、前記選択肢による
前記契約条件の組合せを提示して、意思決定入力部から
の入力により選択することを特徴とする電力会社の選択
方法。 - 【請求項3】 請求項1または2において、 前記契約条件の組合せと、予め用意した需要家の一定期
間の電力消費予定データに基づいて、電力料金計算部が
電力会社別の電気料金を算出し、前記契約条件の組合せ
別に提示することを特徴とする電力会社の選択方法。 - 【請求項4】 電力会社毎に異なる料金体系の場合に、
需要家が所望の条件に基づいて電力会社を選択する支援
システムにおいて、 複数の電力会社の料金体系を格納するデータベースと、
需要家の電力消費予定データを格納するデータベース
と、 前記料金体系を規定する複数の契約条件から選択し、電
力会社別に契約条件の組合せリストを作成する条件組合
せ部と、前記組合せリストと前記電力消費予定データに
基づいて、需要家の予定契約期間の電気料金を算出する
電気料金計算部を有する選択支援処理装置と、 各電力会社の電気料金を前記組合せリストの組合せ毎に
提示する表示装置と、を設けたことを特徴とする電力会
社の選択支援システム。 - 【請求項5】 請求項4において、 前記選択支援処理装置に、需要家の意思を問合せする条
件設定制御部を設け、前記条件組合せ部が需要家の意思
に反する組合せを削除することを特徴とする電力会社の
選択支援システム。
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