JP2003299248A - 最適電源選択方法及び装置 - Google Patents
最適電源選択方法及び装置Info
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Abstract
となく、電力自由化に対応して電力需要者側に最適な電
力供給者から電源を供給可能とすること。 【解決手段】 複数の電力供給者の電力供給条件と電力
需要者の電力使用条件を入手し、入手した前記複数の電
力供給者の電力供給条件と前記電力需要者の電力使用条
件とを比較し、当該電力需要者にとって最適な電力供給
者を選択し、その選択結果を、当該電力需要者と選択さ
れた電力供給者に通知する。
Description
において、電力需要者側に複数の電力供給者の電源から
最適な電源を選択させることのできる最適電源選択方法
及び装置に関する。
が多様化したことから、電気エネルギーの使用者が買い
入れ費用を低減する方法としては、電力会社が用意する
料金メニューから時間帯別電力などといった最も効果的
な契約形態を選定して電力会社と契約する方法が一般的
となってきており、またその契約はインターネットで行
えるようになってきている。
使用者においては、複数の電力供給者の中から特定の電
力供給者を選択することが可能となっている。このた
め、電気エネルギーの買い入れ費用を低減する方法とし
て複数の電力会社、電力小売事業者(PPS)等に入札に
より電気料金を提示させ、最も安価な料金を提示した電
力供給者と契約する方法をとるようになってきている。
この場合における電気エネルギーの供給に際しては、一
部の専用線等の手段を除いては、各電力供給者の供給す
る電力は一つの電力網の中に取り込まれて電力需要者に
供給される為、電気エネルギーとして供給者を区別する
事は出来ない。従って、電力供給者側の発電量と電力需
要者側の消費量を30分同時同量等のルールの元に一致
させる事により、当該電力需要者が当該電力供給者から
電力供給を受けたと見なす方法が、一般的に採られてい
る。
々拡大されてきており、家庭や商店や小規模ビルなど電
気エネルギーの小規模需要者についても、複数の電力供
給者の中から特定の電力供給者を選択する事が今後可能
となりつつある。
複数の電力供給者の中からより有利な条件で電力供給を
受けられる電力供給者を選択する手段や方法は、必ずし
も確立されていない。また、複数の電力供給者から複雑
な電力供給条件を入手し、かつその電力需要者の電力需
要予測も考慮しつつ比較勘案し、より有利な電力供給者
を選択する為には、電力供給条件情報を入手するための
通信手段や情報処理のための計算機装置等の設備投資
や、データ入力や選択判断等の作業負担が必要となる。
であり、大きな設備投資や多くの作業負担を要すること
なく、電力自由化に対応して電力需要者側に最適な電力
供給者から電源を供給可能とするための最適電源選択方
法及び装置を提供することを目的としている。
電源選択方法は、複数の電力供給者の電力供給条件と電
力需要者の電力使用条件を入手し、入手した前記複数の
電力供給者の電力供給条件と前記電力需要者の電力使用
条件とを比較し、当該電力需要者にとって最適な電力供
給者を選択し、その選択結果を、当該電力需要者と選択
された電力供給者に通知する、ことを特徴とする。
ば、複数の電力供給者の電力供給条件と電力需要者の電
力使用条件とに基づいて、当該電力需要者にとって電力
量料金が最も安価になる電力供給者を選択することが可
能になる。また、選択された電力供給者は、その電力使
用条件に基づいて電力供給計画を立てることができる。
請求項1の最適電源選択方法において、さらに、電力需
要者側の電力使用条件を、入手した電力供給者側の電力
供給条件情報に応じて電力量料金が低減されるように調
整し、調整された電力使用条件によって前記比較を行
い、その調整された電力使用条件を選択結果とともに当
該電力需要者に知らせる、ことを特徴とする。
ば、電力需要者側は電力使用条件を一部調整すること
で、より有利な電力供給者を選択することが可能になる
から、電力量料金を低減することができる。また、電力
需要者は調整された電力使用条件を知り得るから、その
電力使用条件に合わせて電力を使用することができる。
請求項1の最適電源選択方法において、さらに、電力供
給者側の電力供給条件を、入手した電力需要者側の電力
使用条件情報に応じて電力量料金が低減されるように調
整し、調整された電力供給条件によって前記比較を行
い、その調整された電力供給条件を選択結果とともに当
該電力供給者に知らせる、ことを特徴とする。
ば、特定の電力供給者側は電力供給条件を一部変更する
ことで電力需要者を獲得することができ、一方電力需要
者はより有利な電力供給者を選択することが可能になる
から、電力量料金を低減することができる。また、電力
供給者は電力供給条件の調整結果を知ることができる。
請求項1〜3の最適電源選択方法において、さらに、需
要家に対して最適電源選択サービスに対する手数料を含
むサービス手数料を算出することを特徴とする。
ば、算出されたサービス手数料を需要家に課金すること
により、サービスに見合った収益を得ることができる。
請求項1〜3の最適電源選択方法において、さらに、選
択された電力供給者に対して最適電源選択サービスに対
する手数料を含むサービス手数料を算出することを特徴
とする。
ば、算出されたサービス手数料を電力供給者に課金する
ことにより、サービスに見合った収益を得ることができ
る。
複数の電力供給者及び電力需要者とそれぞれ情報を送受
信するための通信手段と、前記通信手段を用いて、各電
力供給者の電力供給条件を入手する電力供給条件入手手
段と、前記通信手段を用いて、当該電力需要者の電力使
用条件を入手する電力使用条件入手手段と、前記電力供
給条件と前記電力使用条件とを比較し、当該電力需要者
にとって最適な電力供給者を選択する比較選択手段と、
前記比較選択手段での選択結果を、前記通信手段を用い
て、当該電力需要者と選択された電力供給者に通知する
通知手段とを備えることを特徴とする。
ば、電力網、その他の場所に本装置を設置し、通信手段
を介して入手した複数の電力供給者の電力供給条件と電
力需要者の電力使用条件とに基づいて、比較し、選択
し、通知を行うから、当該電力需要者にとって電力量料
金が最も安価になる電力供給者を選択することが可能に
なる。また、選択された電力供給者は、その電力使用条
件に基づいて電力供給計画を立てることができる。
請求項6の最適電源選択装置において、前記通信手段
は、少なくとも一部に電力線を使用して情報の送受信が
行われるものであることを特徴とする。
ば、電力需要者と他との通信に、各需要家毎に必ず設け
られている電力線を使用するから、通信手段を行うため
の設備投資を低減することができる。
ホームゲートウェイ装置を有し、複数の電力供給者とそ
れぞれ情報を送受信するため少なくとも一部に電力線を
使用する通信手段と、前記通信手段を用いて、各電力供
給者の電力供給条件を入手する電力供給条件入手手段
と、当該電力需要者の電力使用条件を入手する電力使用
条件入手手段と、前記電力供給条件と前記電力使用条件
とを比較し、当該電力需要者にとって最適な電力供給者
を選択する比較選択手段と、前記比較選択手段での選択
結果を、当該電力需要者と、選択された電力供給者に前
記通信手段を用いて通知する通知手段とを備えることを
特徴とする。
ば、本装置を電力需要家に設置し、通信手段を介して入
手した複数の電力供給者の電力供給条件と電力需要者の
電力使用条件とに基づいて、比較し、選択し、通知を行
うから、当該電力需要者にとって電力量料金が最も安価
になる電力供給者を選択することが可能になる。また、
選択された電力供給者は、その電力使用条件に基づいて
電力供給計画を立てることができる。また、需要家に設
置されたホームゲートウェイ装置を利用するから、家庭
内機器の制御等の他、情報の送受信や、各種の表示など
の多機能を備えることができる。
請求項8の最適電源選択装置において、前記ホームゲー
トウェイ装置には、前記比較選択手段での選択結果を表
示することを特徴とする。
ば、ホームゲートウェイ装置にさらに、選択された電力
供給者やその電力供給条件などの選択結果を表示するこ
とができる。
は、請求項6〜9の最適電源選択装置において、前記比
較選択手段はさらに、入手した電力供給者側の電力供給
条件情報に応じて電力需要者側の電力使用条件を調整
し、調整された電力使用条件によって前記比較を行い、
前記通知手段もしくは前記ホームゲートウェイ装置は、
当該電力需要者に調整された電力使用条件を選択結果と
ともに知らせることを特徴とする。
ば、電力需要者側は電力使用条件を一部調整すること
で、より有利な電力供給者を選択することが可能になる
から、電力量料金を低減することができる。また、電力
需要者は調整された電力使用条件を知り得るから、その
電力使用条件に合わせて電力を使用することができる。
は、請求項6〜9の最適電源選択装置において、前記比
較選択手段はさらに、入手した電力需要者側の電力使用
条件情報に応じて電力供給者側の電力供給条件を調整
し、調整された電力供給条件によって前記比較を行い、
前記通知手段は、選択された電力供給者に調整された電
力供給条件を選択結果とともに知らせることを特徴とす
る。
ば、特定の電力供給者側は電力供給条件を一部変更する
ことで電力需要者を獲得することができ、一方電力需要
者はより有利な電力供給者を選択することが可能になる
から、電力量料金を低減することができる。また、電力
供給者は電力供給条件の調整結果を知ることができる。
は、請求項6〜11の最適電源選択装置において、需要
家に対して最適電源選択サービスに対する手数料を含む
サービス手数料を算出するサービス手数料算出手段を備
えることを特徴とする。
ば、算出されたサービス手数料を需要家に課金すること
により、サービスに見合った収益を得ることができる。
は、請求項6〜11の最適電源選択装置において、選択
された電力供給者に対して最適電源選択サービスに対す
る手数料を含むサービス手数料を算出するサービス手数
料算出手段を備えることを特徴とする。
ば、算出されたサービス手数料を電力供給者に課金する
ことにより、サービスに見合った収益を得ることができ
る。
面を参照しつつ説明する。
を示す全体構成図である。この図1において、家庭等の
電力需要者10は、ホームゲートウェイ装置100を介
して電力線30により電力網1及び場合によってはイン
ターネット網2等の情報網に接続されている。電力網1
から家庭など近傍の電柱40等までは、通常光ケーブル
などの通信線が電力線に併架されている。このことか
ら、電柱40と家庭10の間の電力線30を情報の通信
用にも使用することで、全体の情報通信に対する設備負
担は少なくできる。
者(IPP)や電力小売事業者(PPS)等の複数の電力
供給者20も電力線あるいはその他の方法により電力網
1及び場合によってはインターネット網2等の情報網に
接続されている。電力網1は送電事業者50により維持
管理されている。ホームゲートウェイ装置100は家庭
等での電力使用量、電力使用条件等の情報を電力線を使
用して送信する事が出来る。場合によってはホームゲー
トウェイ装置100を介して外部から家庭内の機器等を
制御したり、インターネット網2等を経由して情報を入
手したりする事も可能である。なお、120は、電力需
要者10が保有している蓄電池や太陽電池や燃料電池な
どの電源である。また、図1において、太い実線は電力
線を示し、波線が乗った細線は通信線を表している。
最適電源選択装置60のブロック構成を示す図であり、
図3は最適電源選択処理のフローチャートである。この
図2の例では、最適電源選択装置60を送電事業者50
に設けることとしている。
どの電力需要者10や電力会社の発電所、PPS等の電
力供給者20との間で情報の送受信が可能に構成されて
いる。電力需要者10との間の送受信には、電力線30
が使用されることになる。
供給者20から提示されている電力供給条件情報を定期
的または必要時に通信手段61を介して取り込んでお
り、その電力供給条件を保持している。この電力供給条
件情報としては、条件別電力量料金等の他に、事故など
による供給停止情報も含まれる。
10からの電力使用条件情報を定期的または必要時に通
信手段61を介して取り込んでおり、その電力使用条件
を保持している。この電力使用条件としては、前日の電
力使用カーブや当日の気候その他の条件や、或いは家庭
などの電力需要者10が保有している電源120の運転
条件なども含んでいる。
0のそれぞれの電力供給条件と、電力需要者10の電力
使用条件とを比較して、電力需要者10に最も有利とな
る電力供給者を複数の電力供給者の中から選択する。そ
して、その選択結果を通知手段66に供給する。
供給者20側の電力供給条件情報に応じて電力需要者1
0側の電力使用条件を調整し、調整された電力使用条件
によって比較を行い、より有利な電力供給者20を選択
することを可能にする。また、比較選択手段64はさら
に、入手した電力需要者10側の電力使用条件情報に応
じて電力供給者20側の電力供給条件を調整し、調整さ
れた電力供給条件によって比較を行う。このように、特
定の電力供給者20側は電力供給条件を一部変更するこ
とで電力需要者10を獲得することができ、一方電力需
要者10はより有利な電力供給者20を選択することが
可能になるから、電力量料金を低減できる。
段64からの最適電源選択のサービスに伴う手数料やそ
の他の付随サービスに伴う手数料を算出して、通知手段
66に供給する。
選択結果や、手数料算出手段65からの手数料などを、
通信手段61を介して、電力需要者10及び選択された
電力供給者20に通信する。
事業者50に設けることとしているが、家庭などの電力
需要者10に設けてもよい。この場合には、ホームゲー
トウェイ装置100と併設して、単一の制御装置として
構成することがよい。また、電力供給者20のいずれか
や、さらには第3者が実施してもよく、この場合には純
然たるサービス事業として実施されることになる。
最適電源選択装置60の動作を概括的に示している。こ
のフローチャートのように、最適電源選択方法は、ステ
ップS301で電力需要者10の使用件情報を入手し、
ステップS302で複数の電力供給者20の電力供給条
件情報を入手する。そして、ステップS303で使用件
情報とそれぞれの電力供給条件情報とを順次比較してい
く。そして、ステップS304でそれらの比較結果が最
適電源であるか否かの判断を繰り返して行う。このステ
ップ302〜ステップ304の比較判断のステップにお
いて、使用条件を調整して比較判断したり、あるいは供
給条件を調整して比較判断したりして、電力需要者10
にとってもっとも有利となるように各条件を設定して、
比較判断処理を行う。この比較判断処理の結果にしたが
って、ステップS305で当該電力需要者10に対して
最も安価な電力量料金となる電力供給者20を、最適電
源として選択するように選択処理する。
な例を挙げて、さらに詳しく説明する。
報として当日の1時間刻みの使用電力量、最大電力のデ
ータを予想した値を作成する。予想値の作成にあたって
は条件として、当日の月日・曜日等の暦情報、当日の天
候、当日の最高・最低・平均の気温の予想値、前日まで
の使用電力量、最大電力の実績値、前日までの上記各デ
ータ、前年同時期の使用電力量、最大電力の実績値、前
年同時期の上記各データ等を使用する。当日の使用電力
量の予想値Et、及び最大電力の予想値Ptは以下の式
で表される。
更等による) a0~3:暦情報やイベント情報等による係数
等による) b0~3:暦情報やイベント情報等による係数
のような場合は、家庭内の各機器の消費電力量に基づ
き、詳細に温度の関数として算出する事が可能となる。
また、外出予定等のイベント情報によりかなり具体的な
使用状況を予想する事が可能であり、それらを反映して
より具体的な予想数値とする。
地単位での算出に際しては、継続的に採取されているデ
ータを活用して、重回帰分析やニューラルネットワーク
を適用した需要予測等の手法により予測を行う。また、
店舗や工場等での予測についても同様の方法を取る事が
出来るが、電力需要の時間変化がパターン化されていて
需要曲線が比較的明確な場合には、パターン情報そのも
のを電力使用条件情報とする事も可能である。
報として当日の使用電力量E、最大電力P(但し、電流
で表示)に応じた電力量料金が図4のような形で提示さ
れる。ここでは説明の都合上抜粋簡略化した内容で示
し、契約は便宜的に日単位で行われる事で統一して考え
る。実際には電力供給条件情報は図4より詳細に設定さ
れ、また契約も週単位、月単位等他のケースも有る。各
電力供給側の電力供給条件情報は定期的又は不定期に変
更されるので、毎日1回翌日の各電力供給側の電力供給
条件情報を入手して、需要側の翌日の電力使用条件と比
較する。
要条件情報として0時から24時までの1時間刻みの使
用電力量、最大電力のデータを予想した値が図5の通り
であったとする。
1.4kWh/日、予想最大電力(但し、電流で表示)
は41Aである。この条件の元にA電力会社の料金体系
で計算すると翌日の電気料金予想値は1163円、B独
立系発電事業者(IPP)の料金体系で計算すると翌日の
電気料金予想値は1221円、C電力小売事業者(PP
S)の料金体系で計算すると翌日の電気料金予想値は1
416円となり、この家庭Dでは翌日の電力供給契約と
して翌日の電気料金予想値が最も有利なA電力会社を選
択する。
は20.1kWh/日、予想最大電力は32Aである。
この条件の元にA電力会社料金体系で計算すると翌日の
電気料金予想値は479円、B独立系発電事業者(IP
P)料金体系で計算すると翌日の電気料金予想値は45
2円、C電力小売事業者(PPS)料金体系で計算すると
翌日の電気料金予想値は704円となり、この家庭Eで
は翌日の電力供給契約として翌日の電気料金予想値が最
も有利なB独立系発電事業者(IPP)を選択する。
報は、電力使用条件情報としての0時から24時までの
1時間刻みの使用電力量予想値、最大電力予想値ととも
に選択された電力供給者20及び送電事業者50に通知
され、当該電力供給者20ではその数値を供給計画に織
り込む事で翌日の発電計画を策定する。翌日には電力使
用量実績値を、定期的又は連続で当該電力供給者20に
送信する。電力供給者20ではこの情報に基づき30分
同時同量等の制御を行う。
2Aであるが、ピーク発生時に家庭内機器制御等の処置
を行う事で発生最大電力を30A以下に抑える事によ
り、それ以外の条件が同様の場合でA電力会社料金体系
での電力量料金計算値が379円となり、B独立系発電
事業者(IPP)では452円、C電力小売事業者(PP
S)では704円なので、電力供給契約としてB独立系
発電事業者(IPP)やC電力小売事業者(PPS)よりも
A電力会社を選択する方が有利となる事がわかる。予め
家庭内機器の制御を行うという条件の元での契約によ
り、電力需要者10により有利な電力供給者20を選択
する。
力は41Aであるが、同様の方法で発生最大電力を40
A以下に抑える事により、B独立系発電事業者(IPP)
料金体系での電力量料金計算値が807円となり、電力
供給契約としてB独立系発電事業者(IPP)を選択する
方が有利となる。
を有しており、それを制御する事により発生最大電力を
15A以下に抑える事が可能であるとする。その場合、
C電力小売事業者(PPS)料金体系での電力量料金計算
値が588円となり、A電力会社では956円、B独立
系発電事業者(IPP)では600円なので、電力供給契
約としてC電力小売事業者(PPS)を選択する方が有利
となる事がわかる。予め家庭内の蓄電池等別電源の制御
を行うと言う条件の元での契約により、需要側により有
利な電力供給元を選択する。
2軒合わせた予想最大電力は図5より46Aとなり、各
戸毎の場合の41A、32Aに対し1戸当たりでは低く
なる。こう言った条件を予め契約条件として含める事に
よる電力供給者20側との条件交渉や、インターネット
オークション等の手段の活用により電力供給者20側の
電力供給条件を調整する事により、電力需要者10側に
より有利な条件の電力供給者20を選択する。
内部で、自動的に行うとともに電気料金集計計算を行
い、電力需要者10側に対して電力供給者20の選択情
報や使用電力量予想値/実績値、最大電力予想値/実績
値、ピーク発生時に家庭内機器制御等の処置履歴、蓄電
池等の別電源の運転履歴等とともに電気料金集計計算結
果としてホームゲートウェイ装置100を介して通知す
る。
等のサービスを実施して手数料を徴収する事により収益
を上げる。
は、翌日の発電計画策定や電気料金徴収の元データとな
る需要条件情報として使用電力量予想値/実績値、最大
電力予想値/実績値、等と合わせ託送料金等を算出し通
知するサービスを行う。電力供給者20側からは、選択
されて供給した電力量に応じて手数料を徴収する事によ
り収益を上げる。
要者10側の情報及び電力供給者20側の情報を提供す
る事により、電力系統運営の為のデータ供給サービスを
行う。送電事業者50からは、電力需要者10側及び電
力供給者20側の情報提供に応じて手数料を徴収する事
により収益を上げる。
の形態でのような需要側の電力使用条件情報の入手方法
が電力線を使用して情報を送受信するための通信手段に
よるものでなく、例えば標準家庭の電力使用パターン等
の固定データであったり、あるいは他の通信手段により
入手された情報であったりした場合である。これには家
庭等での手動での供給電源選択による場合等も含む。
報の入手方法が電力線を使用して情報を送受信するため
の通信手段によるものでなく、例えば電力供給者別、時
間帯別電力量料金パターン等の固定データであったり、
あるいは他の通信手段により入手された情報であったり
した場合である。
れば、複数の電力供給者の電力供給条件と電力需要者の
電力使用条件とに基づいて、当該電力需要者にとって電
力量料金が最も安価になる電力供給者を選択することが
可能になる。また、選択された電力供給者は、その電力
使用条件に基づいて電力供給計画を立てることができ
る。
調整することで、より有利な電力供給者を選択すること
が可能になるから、電力量料金を低減することができ
る。また、電力需要者は調整された電力使用条件を知り
得るから、その電力使用条件に合わせて電力を使用する
ことができる。
を一部変更することで、電力需要者を獲得することがで
き、一方電力需要者はより有利な電力供給者を選択する
ことが可能になるから、電力量料金を低減することがで
きる。また、電力供給者は電力供給条件の調整結果を知
ることができる。
料を含むサービス手数料を、電力供給者や電力需要者に
課金することにより、サービスに見合った収益を得るこ
とができる。
成図。
ック構成を示す図。
電力小売事業者(PPS)等の電力供給者 30 電力需要者への電力線 40 電柱 50 送電事業者 60 最適電源選択装置 61 通信手段 62 電力供給条件入手手段 63 電力使用条件入手手段 64 比較選択手段 65 手数料算出手段 66 通知手段 100 ホームゲートウェイ装置 110 家庭内機器 120 蓄電池等の家庭内電源
Claims (13)
- 【請求項1】 複数の電力供給者の電力供給条件と電力
需要者の電力使用条件を入手し、 入手した前記複数の電力供給者の電力供給条件と前記電
力需要者の電力使用条件とを比較し、当該電力需要者に
とって最適な電力供給者を選択し、 その選択結果を、当該電力需要者と選択された電力供給
者に通知する、ことを特徴とする最適電源選択方法。 - 【請求項2】 電力需要者側の電力使用条件を、入手し
た電力供給者側の電力供給条件情報に応じて電力量料金
が低減されるように調整し、 調整された電力使用条件によって前記比較を行い、 その調整された電力使用条件を選択結果とともに当該電
力需要者に知らせる、ことを特徴とする、請求項1に記
載された最適電源選択方法。 - 【請求項3】 電力供給者側の電力供給条件を、入手し
た電力需要者側の電力使用条件情報に応じて電力量料金
が低減されるように調整し、 調整された電力供給条件によって前記比較を行い、 その調整された電力供給条件を選択結果とともに当該電
力供給者に知らせる、ことを特徴とする、請求項1に記
載された最適電源選択方法。 - 【請求項4】 需要家に対して最適電源選択サービスに
対する手数料を含むサービス手数料を算出することを特
徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載された最適電
源選択方法。 - 【請求項5】 選択された電力供給者に対して最適電源
選択サービスに対する手数料を含むサービス手数料を算
出することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記
載された最適電源選択方法。 - 【請求項6】 複数の電力供給者及び電力需要者とそれ
ぞれ情報を送受信するための通信手段と、 前記通信手段を用いて、各電力供給者の電力供給条件を
入手する電力供給条件入手手段と、 前記通信手段を用いて、当該電力需要者の電力使用条件
を入手する電力使用条件入手手段と、 前記電力供給条件と前記電力使用条件とを比較し、当該
電力需要者にとって最適な電力供給者を選択する比較選
択手段と、 前記比較選択手段での選択結果を、前記通信手段を用い
て、当該電力需要者と選択された電力供給者に通知する
通知手段と、 を備えることを特徴とする最適電源選択装置。 - 【請求項7】 前記通信手段は、少なくとも一部に電力
線を使用して情報の送受信が行われるものであることを
特徴とする、請求項6に記載された最適電源選択装置。 - 【請求項8】 ホームゲートウェイ装置を有し、複数の
電力供給者とそれぞれ情報を送受信するため少なくとも
一部に電力線を使用する通信手段と、 前記通信手段を用いて、各電力供給者の電力供給条件を
入手する電力供給条件入手手段と、 当該電力需要者の電力使用条件を入手する電力使用条件
入手手段と、 前記電力供給条件と前記電力使用条件とを比較し、当該
電力需要者にとって最適な電力供給者を選択する比較選
択手段と、 前記比較選択手段での選択結果を、当該電力需要者と、
選択された電力供給者に前記通信手段を用いて通知する
通知手段と、 を備えることを特徴とする最適電源選択装置。 - 【請求項9】 前記ホームゲートウェイ装置には、前記
比較選択手段での選択結果を表示することを特徴とす
る、請求項8に記載された最適電源選択装置。 - 【請求項10】 前記比較選択手段はさらに、入手した
電力供給者側の電力供給条件情報に応じて電力需要者側
の電力使用条件を調整し、調整された電力使用条件によ
って前記比較を行い、 前記通知手段もしくは前記ホームゲートウェイ装置は、
当該電力需要者に調整された電力使用条件を選択結果と
ともに知らせることを特徴とする、請求項6〜9のいず
れかに記載された最適電源選択装置。 - 【請求項11】 前記比較選択手段はさらに、入手した
電力需要者側の電力使用条件情報に応じて電力供給者側
の電力供給条件を調整し、調整された電力供給条件によ
って前記比較を行い、 前記通知手段は、選択された電力供給者に調整された電
力供給条件を選択結果とともに知らせることを特徴とす
る、請求項6〜9のいずれかに記載された最適電源選択
装置。 - 【請求項12】 需要家に対して最適電源選択サービス
に対する手数料を含むサービス手数料を算出するサービ
ス手数料算出手段を備えることを特徴とする、請求項6
〜11のいずれかに記載された最適電源選択装置。 - 【請求項13】 選択された電力供給者に対して最適電
源選択サービスに対する手数料を含むサービス手数料を
算出するサービス手数料算出手段を備えることを特徴と
する、請求項6〜11のいずれかに記載された最適電源
選択装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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