JP2003006289A - 電力小売り自動化システム - Google Patents

電力小売り自動化システム

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JP2003006289A
JP2003006289A JP2001184617A JP2001184617A JP2003006289A JP 2003006289 A JP2003006289 A JP 2003006289A JP 2001184617 A JP2001184617 A JP 2001184617A JP 2001184617 A JP2001184617 A JP 2001184617A JP 2003006289 A JP2003006289 A JP 2003006289A
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electric power
power
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Takaaki Maekawa
隆昭 前川
Hirobumi Tanaka
寛文 田中
Tadahiro Aida
忠弘 合田
Yukitatsu Tsukamoto
幸辰 塚本
Marmiroli Marta
マルミローリ マルタ
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S50/00Market activities related to the operation of systems integrating technologies related to power network operation or related to communication or information technologies
    • Y04S50/10Energy trading, including energy flowing from end-user application to grid

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電力取引は、主として大口需要家の電
力需要に対して行われており、電力需要家が、ある期間
の電力需要を示し、これに対し、電力事業者が入札を行
うことで取引が行われ、人手に頼っていた。 【解決手段】 電力を消費する電力需要家1の需要家サ
ーバ11から電力需要情報を広域ネット4を介して仲介
者サーバ31に送信し、電力を供給する電力事業者2の
事業者サーバ21から料金情報を含む供給可能な電力情
報である電力供給情報を仲介者サーバ31に送信し、仲
介者サーバ31は、これらの情報を用いて電力需要家1
に最適な電力事業者2を選定することにより電力取引を
仲介して、より安い電力を電力需要家1が購入できるよ
うにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力自由化によ
り開放される電力取引市場において、電力小売りの仲介
(電力オークション)業務を自動化し、電力需要家にと
って最も電力の安い電力事業者との契約を簡便にできる
機能を提供する電力小売り自動化システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、電力取引は、主として大口需要家
の電力需要に対して行われており、電力需要家が、ある
期間の電力需要を示し、これに対し、電力事業者が入札
を行うことで取引が行われてきた。この取引は、需要家
が直接扱う場合もあるし、仲介業者が間に入り取引を行
う場合もある。電力自由化が進んだ米国では、このよう
な電力取引を専門に扱う電力取引所を運営する事業者
(電力小売り仲介者)も現れている。一方、一般家庭で
は、あらかじめ決められた電力事業者と事前に契約し、
電力の供給を受けるのが一般的である。いずれにせよ、
従来は、このような取引は人手を介して行われていた。
【0003】一方、最近になって電力計測や取引に自動
化計測の適用を試みている例もある。まず、電力量を遠
隔から計量する従来技術として、特開2000−468
80号公報に、電力量の自動計量システムがある。ま
た、電力供給した電力料金の徴収を自動で一元管理する
従来技術として、特開2000−20799号公報のエ
ネルギー等の売買システムがある。これらの技術は、従
来人手を介して行われてきた電力供給及び需要情報の収
集または集金を、遠隔から自動で管理できるようにした
ものである。しかし、これらの技術は、情報の蓄積、管
理を行うことはできるが、得られた情報をもとに自動的
に条件の良い電力事業者を選定するなどの技術はない。
【0004】また、複数の電力事業者と複数の電力需要
家に対する取引の従来技術として、特開平11−308
771号公報に、各需要家が必要とする電力を共同購入
し、需要家間の内部調整を行いながら電力を配分する電
力供給制御装置がある。電力供給制御装置は、電力を購
入する複数の電力事業者及び購入する電力を決定する装
置、電力事業者から購入した電力を貯蔵する装置、各電
力需要家の消費電力量の計測を行う装置を備え、計測し
た電力量、電力事業者と結んでいる購入契約条件、電力
需要家と結んでいる電力供給契約条件などのデータか
ら、各電力需要家へ配分する電力を算出し、送電を制御
する。電力供給制御装置を使用することにより、電力の
送電経路は、電力事業者から電力供給制御装置を経由し
て、電力需要家へ送電されることになる。ただし、すべ
ての送電が電力供給制御装置を経由する集中型のため、
従来の送電系統の変更が必要であると共に、電力供給制
御装置に異常があれば、すべての送電が停止する危険性
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力取引は、人
手を介して行ってきたので、それぞれの関係者にとって
以下のような問題点があった。電力需要家にとっての問
題点: (1)大口の需要家は、自分の欲する電力需要の情報を
提供することで、オークションにより電力事業者を選定
できたが、独自に取引を行うことは非常な手間がかかる
上、きめ細かくコスト管理しようとすると、取引を小口
に分割する必要があった。 (2)小口の需要家は、あらかじめ電力事業者が提示し
た価格からの選択しかできず、自己の電力需要情報に基
づく最適な事業者の選定には手間がかかった。
【0006】電力事業者にとっての問題点: (1)大口需要家の取引への入札は、手作業で行う必要
があり、オークションへの参加に手間がかかった。 (2)小口需要家に対しては、定額の料金提示しか行え
ず、戦略的な価格設定が困難であった。
【0007】取引所を運営する電力小売り仲介者にとっ
ての問題点: (1)電力オークションの運営は、人手で行っているか
ら、手間とコストがかかっていた。 (2)小口需要家については、取引を扱うことができず
機会損失になっていた。
【0008】従来の自動化システムにとっての問題点: (1)送電経路を電力事業者と電力需要家間から、電力
供給制御装置を経由するように変更するため、電力供給
制御装置の施設の設置、経路変更の工事など手間とコス
トがかかる。また、電力供給制御装置に異常があれば、
すべての送電が停止する危険性がある。 (2)電力消費量や電力消費の時間帯の異なる電力需要
家の電力を共同購入しているため、個別の需要家から見
ると、各時間帯の最も良い条件の電力事業者が選定され
るとは限らない。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、電力需要家にとっては、自
己の電力需要に最適な電力事業者の選択ができ、電力事
業者にとっては、オークション参加の手間が省け、小口
需要家に対しても戦略的な価格の提示が行え、電力小売
り仲介者にとっては、オークション運営の手間が省ける
と共に、小口需要家に対しても最適な電力事業者の選択
サービスを提供できる電力小売り自動化システムを得る
ことを第一の目的としている。また、送電経路を変更す
る必要がなく、個別の需要家から見て、各時間帯の最も
よい条件の電力事業者から電力の供給を受けることがで
きる電力小売り自動化システムを得ることを第二の目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる電力小
売り自動化システムにおいては、電力を供給する電力事
業者の料金情報を含む供給可能な電力情報である電力供
給情報及び電力を消費する電力需要家の電力消費量に関
する情報である電力需要情報がネットワークを介して入
力される仲介者サーバを備え、仲介者サーバは、入力さ
れた電力供給情報及び電力需要情報に基づき電力需要家
に適した電力事業者を選定することにより、電力事業者
及び電力需要家間の電力取引を仲介するものである。
【0011】また、ネットワークを介して仲介者サーバ
に接続され、電力事業者の電力供給情報を仲介者サーバ
に送信する事業者サーバを備えたものである。また、ネ
ットワークを介して仲介者サーバに接続され、電力需要
家の電力消費量を測定する電力消費量計測手段を有する
と共に、電力消費量計測手段によって測定された電力消
費量に関する情報を仲介者サーバに送信する需要家サー
バを備えたものである。
【0012】さらに、電力消費量計測手段は、所定の間
隔で電力需要家が消費した電力量を計測する計測手段
と、この計測手段によって計測された電力消費量に関す
る情報を仲介者サーバに送信する通信手段を有するもの
である。また、電力消費量計測手段は、任意の間隔で電
力需要家が消費した電力量を計測する計測手段と、この
計測手段によって計測された電力消費量に関する情報を
所定の間隔で仲介者サーバに送信する通信手段を有する
ものである。また、電力消費量計測手段は、任意の間隔
で電力需要家が消費した電力量を計測する計測手段と、
この計測手段によって計測された電力消費量に関する情
報を記録する記録手段と、この記録手段に記録された電
力消費量に関する情報を所定のブロックにして仲介者サ
ーバに送信する通信手段を有するものである。
【0013】さらにまた、電力供給情報には、電力事業
者の発電量に応じた電力量料金単価が含まれると共に、
電力需要家は複数であり、仲介者サーバは、複数の電力
需要家の総電力消費量に基づき、電力事業者を選定する
ものである。また、仲介者サーバは、電力需要家の時間
の分割区間別に電力事業者を選定するものである。ま
た、電力供給情報には、電力事業者の時間帯別に設定さ
れた電力量料金単価が含まれると共に、仲介者サーバ
は、電力事業者の時間帯別の電力量料金単価に基づき、
電力需要家の時間の分割区間別に電力事業者を選定する
ものである。
【0014】加えて、電力需要家には、個別にサービス
情報が設定されると共に、仲介者サーバは、電力需要家
個別に設定されたサービス情報を用いて電力事業者を選
定するものである。また、仲介者サーバは、電力需要家
の電力消費量に応じた選定方法により、電力事業者を選
定するものである。また、電力供給情報には、電力事業
者の発電量に応じた電力量料金単価が含まれると共に、
電力需要家は複数であり、仲介者サーバは、電力消費量
の大きい電力需要家に対しては、複数の電力需要家の総
電力消費量に基づき、電力需要家の時間の分割区間別に
電力事業者を選定するものである。
【0015】さらに、電力供給情報には、電力事業者の
時間帯別に設定された電力量料金単価が含まれると共
に、仲介者サーバは、電力消費量の小さい電力需要家に
対しては、電力事業者の時間帯別に設定された電力量料
金単価に基づき、電力需要家の時間の分割区間別に電力
事業者を選定するものである。また、電力需要家には、
個別にサービス情報が設定されると共に、仲介者サーバ
は、電力消費量の小さい電力需要家に対しては、電力需
要家個別に設定されたサービス情報を用いて電力需要家
の時間の分割区間別に電力事業者を選定するものであ
る。
【0016】また、電力供給情報には、電力事業者の発
電量に応じて電力量料金単価が設定された電力量料金単
価表が含まれるものである。さらにまた、電力供給情報
には、電力事業者の発電量を基にして電力量料金単価を
算出する関数が含まれるものである。また、電力供給情
報には、時間帯別に設定された電力量料金単価表が含ま
れるものである。また、電力供給情報には、時刻を用い
て電力量料金単価を算出する関数が含まれるものであ
る。
【0017】加えて、電力需要情報には、電力需要家の
位置情報が含まれると共に、電力供給情報には、電力事
業者の送電コストに関する情報が含まれるものである。
また、仲介者サーバは、電力需要情報に含まれる位置情
報及び電力供給情報に含まれる送電コストに関する情報
を用いて電力事業者を選定するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は、この発
明の実施の形態1による電力小売り自動化システムの構
成を示す図である。図1において、1は電力を消費する
電力需要家、11は電力消費量を測定できる機能を有す
る需要家サーバ、12は電力需要情報などからなる需要
家データである。2は発電能力があり、電力を供給する
電力事業者、21は事業者サーバ、22は電力供給情報
や電力売却情報などからなる事業者データである。3は
電力事業者2と電力需要家1の間の電力取引を仲介する
電力小売り仲介者、31は仲介者サーバ、32は電力需
給情報や電力売買情報などからなる仲介者データであ
る。4は需要家サーバ11、事業者サーバ21、仲介者
サーバ31を結ぶインターネットなどの広域ネットであ
る。図1の構成では、電力需要家1は、需要家サーバ1
1を、電力事業者2は、事業者サーバ21を、電力小売
り仲介者3は、仲介者サーバ31を備え、広域ネット4
に、それぞれ接続されている。これらは電力取引のため
の情報をやりとりするためのもので、送電設備とは独立
して存在する。電力供給量の計測は、従来技術の特開平
11−308771号公報に記載されているような送電
線から供給する電力を計測するのではなく、需要家サー
バ11内の機能である電力消費量測定機能により実行さ
れる。図2は、この発明の実施の形態1による電力小売
り自動化システムの動作を示すフローチャートである。
【0019】次に、動作について、図2のフローチャー
トに基づいて説明する。需要家サーバ11内では、電力
量計から出力される電力消費量を時系列データとして取
り込み、それを需要家データ12に電力需要情報として
蓄積する(1−a)。需要家サーバ11は、一定期間蓄
積した電力需要情報を仲介者サーバ31に送信する(1
−b)。事業者サーバ21内では、発電コストに基づい
た電力供給可能な電力供給情報を事業者データに蓄積す
る(2−a)。事業者サーバ21は、事業者データ22
内に蓄積された電力供給情報を仲介者サーバ31に送信
する(2−b)。仲介者サーバ31は、需要家サーバ1
1から送信された電力需要情報と、事業者サーバ21か
ら送信された電力供給情報をもとに、電力需要家1から
みて最もコストの安い電力事業者2を選定する(3−
a)。仲介結果(購入と売却情報)を、電力需要家1と
電力事業者2に送信する(3−b)。事業者サーバ21
は、仲介者サーバ31から送信された電力売却情報を事
業者データ22に格納する(2−c)。事業者サーバ2
1は、事業者データ22内の電力売却情報に基づき電力
需要家1に電力を供給する(2−d)。
【0020】実施の形態1によれば、上述の手順を行う
ことにより、電力事業者2は、あらかじめデータとして
電力供給情報を電力小売り仲介者3に送っておけるた
め、オークション参加の手間を省くことができる。ま
た、電力小売り仲介者3は、ネットワークを通じて、電
力供給と電力需要のデータを受け取ることができるた
め、オークション運営の手間を省くことができる。電力
需要家1は、電力消費量を自動的に計測し、これに基づ
き電力事業者2が選定されるので、自己の電力需要に最
適な電力を購入することができる。
【0021】実施の形態2.この発明の実施の形態2を
図に基づいて説明する。図3は、この発明の実施の形態
2による電力小売り自動化システムの需要家サーバの構
成を示す図である。図3において、111は電力需要家
1に備えつけられている電力メータ、112は電力メー
タ111と連動した電力消費量計測手段である。113
は電力需要家1が消費した電力量を計測する計測手段、
114は計測手段113により計測された情報を広域ネ
ット4を通じて仲介者サーバ31へ通信する通信手段で
あり、計測手段113と共に電力消費量計測手段112
を構成する。図4は、この発明の実施の形態2による電
力小売り自動化システムの需要家サーバの動作を示すフ
ローチャートである。
【0022】次に、動作について、図4のフローチャー
トに基づいて説明する。計測手段113内では、電力需
要家1が消費した電力量を間隔固定の一定間隔で計測す
る(4−a)。計測した消費量のデータを通信手段11
4へ渡す(4−b)。通信手段114内では、受け取っ
た電力消費量に関する情報を仲介者サーバ31へ送信す
る(5−a)。
【0023】以上のように、実施の形態2によれば、電
力消費量を一定間隔で送信するため、データなどを蓄積
しておかなくてよいことから、記憶装置などが必要な
い。このため、電力消費量計測手段を低コストで構築で
きる。
【0024】実施の形態3.この発明の実施の形態3を
図に基づいて説明する。図5は、この発明の実施の形態
3による電力小売り自動化システムの需要家サーバの構
成を示す図である。図5において、111は電力需要家
1の家に備えつけられている電力メータ、112は電力
メータと連動した電力消費量計測手段である。113は
電力需要家1が消費した電力量を任意の間隔で計測する
計測手段、114は計測手段113により計測された情
報を広域ネット4を通じて仲介者サーバ31へ設定され
た間隔で通信する通信手段であり、計測手段113と共
に電力消費量計測手段112を構成する。図6は、この
発明の実施の形態3による電力小売り自動化システムの
需要家サーバの動作を示すフローチャートである。
【0025】次に、動作について、図6のフローチャー
トに基づいて説明する。計測手段113内では、電力需
要家1が消費した電力量を任意の間隔ごとに計測する
(4−a)。計測した消費量と時間情報のデータを通信
手段114へ渡す(4−c)。通信手段114内では、
仲介者サーバと通信する間隔を設定することができ、設
定されている送信間隔かどうかを判定する(5−b)。
送信間隔になると、仲介者サーバ31と接続し、電力消
費量と時間情報のデータを仲介者サーバ31へ送信する
(5−c)。送信後、仲介者サーバ31との接続を解除
する。
【0026】以上のように、実施の形態3によれば、送
信時以外は接続解除したり、通信間隔の設定を変更する
ことができるようにすることで、電力需要家の通信費の
コストを下げることができる。
【0027】実施の形態4.この発明の実施の形態4を
図に基づいて説明する。図7は、この発明の実施の形態
4による電力小売り自動化システムの需要家サーバの構
成を示す図である。図7において、111は電力需要家
1に備えつけられている電力メータ、112は電力メー
タと連動した電力消費量計測手段である。113は電力
需要家1が消費した電力量を任意の間隔で計測する計測
手段、115は計測手段113により計測された情報を
記憶装置に記録する記録手段、114は記録手段115
により記録された情報の1ブロックを広域ネット4を通
じて仲介者サーバ31へ通信する通信手段であり、計測
手段113、記録手段115と共に電力消費量計測手段
112を構成する。図8は、この発明の実施の形態4に
よる電力小売り自動化システムの需要家サーバの記録手
段に記憶されるデータ形式を示す図である。図9は、こ
の発明の実施の形態4による電力小売り自動化システム
の需要家サーバの通信手段により送られる通信形式を示
す図である。図10は、この発明の実施の形態4による
電力小売り自動化システムの需要家サーバの動作を示す
フローチャートである。
【0028】次に、動作について、図10のフローチャ
ートに基づいて説明する。計測手段113内では、記録
する時間間隔を変更することができるため、電力需要家
1の消費電力量の計測を開始(4−d)し、設定されて
いる時間間隔が経過する(4−e)と、計測した消費量
と時間情報のデータを記録手段115へ渡す(4−
f)。記録手段115内では、計測手段113から受け
取ったデータを、メモリなどの記憶装置に図8の形式で
蓄積する(6−a)。また、仲介者サーバ31へ送信す
るデータの固まり(以下、ブロックと称す)の大きさも
変更することができる。このため、設定されているブロ
ックの大きさにデータを取り出す(6−b)。取り出し
た1ブロックのデータを通信手段114へ渡す(6−
c)。通信手段114内では、仲介者サーバと通信する
間隔を設定することができ、設定されている送信間隔が
経過する(5−b)と、仲介者サーバ31と接続し、1
ブロックのデータを仲介者サーバ31へ送信する(5−
d)。送信後、仲介者サーバ31との接続を解除する。
【0029】以上のように、実施の形態4によれば、デ
ータを蓄積し、送信の単位をブロックにすることで、仲
介者サーバとの接続時間を減らすことができる。また、
記録手段に記録する間隔、通信するデータの固まりを設
定変更可能であるため、実施の形態3以上に通信費のコ
ストを下げることができる。
【0030】実施の形態5.この発明の実施の形態5を
図に基づいて説明する。図11は、この発明の実施の形
態5による電力小売り自動化システムの需要家サーバの
構成を示す図である。図11において、111は電力需
要家1に備えつけられている電力メータ、112は電力
メータと連動した電力消費量計測手段である。113は
電力需要家1が消費した電力量を計測する計測手段、1
15は計測手段113により計測された情報を記憶装置
に記録する記録手段、114は記録手段115により記
録された情報を広域ネット4を通じて仲介者サーバ31
へ通信する通信手段、116は位置情報であり、計測手
段113、通信手段114、記録手段115と共に電力
消費量計測手段112を構成する。図12は、この発明
の実施の形態5による電力小売り自動化システムの動作
を示すフローチャートである。図13は、この発明の実
施の形態5による電力小売り自動化システムの需要家サ
ーバの動作を示すフローチャートである。
【0031】次に、動作について、図12及び図13の
フローチャートに基づいて説明する。需要家サーバ11
内では、電力消費計測手段112内の通信手段114で
電力需要家1の位置情報116を仲介者サーバ31に送
信する(1−c)(5−e)。電力需要家1の消費電力
量の計測を計測手段113により開始(4−d)し、設
定されている時間間隔が経過する(4−e)と、計測し
た消費量と時間情報のデータを記録手段115へ渡す
(4−f)。記録手段115内では、計測手段113か
ら受け取ったデータを、メモリなどの記憶装置に図8の
形式で蓄積する(6−a)。また、仲介者サーバ31へ
送信するデータの固まり(以下、ブロックと称す)の大
きさも変更することができる。このため、設定されてい
るブロックの大きさにデータを取り出す(6−b)。取
り出した1ブロックのデータを通信手段114へ渡す
(6−c)。通信手段114内では、仲介者サーバと通
信する間隔を設定することができ、設定されている送信
間隔が経過する(5−b)と、仲介者サーバ31と接続
し、1ブロックのデータを仲介者サーバ31へ送信する
(5−d)(1−b)。送信後、仲介者サーバ31との
接続を解除する。
【0032】事業者サーバ21内では、発電コストに基
づいた電力供給可能な電力供給情報を事業者データに蓄
積する(2−a)。事業者サーバ21は、事業者データ
22内に蓄積した電力供給情報を仲介者サーバ31に送
信する(2−b)。また、事業者サーバ21は、送電コ
ストに基づく情報を仲介者サーバ31に送信する(2−
e)。仲介者サーバ31内では、需要家サーバ11から
送信された位置情報(3−d)及び電力需要情報と事業
者サーバ21から送信された電力供給情報及び送電コス
トに基づく情報をもとに、電力需要家1からみて最もコ
ストの安い電力事業者を選定する(3−c)。仲介結果
(購入と売却情報)を電力需要家1と電力事業者2に送
信する(3−b)。
【0033】事業者サーバ21は、仲介者サーバ31か
ら送信された電力売却情報を事業者データ22に格納す
る(2−c)。事業者サーバ21は、事業者データ22
内の電力売却情報に基づき、電力需要家1に電力を供給
する(2−d)。電力自由化により複数の電力事業者2
から購入先を選定できるようになると、遠方の電力事業
者2の電力量料金単価の方が安い場合が発生することが
考えられる。しかし、電力需要家1と電力事業者2との
送電距離によっては費用が発生する。送電距離が遠いと
電力量料金単価に送電コストを加えた場合、他の電力事
業者2の方が安くなる場合があると考えられる。
【0034】このことから、実施の形態5によれば、電
力事業者の選定の条件に送電コストを加えることによ
り、電力需要家は、送電コストを含めた自己の電力需要
に最適な電力を購入することができる。
【0035】実施の形態6.この発明の実施の形態6を
図に基づいて説明する。図14は、この発明の実施の形
態6による電力小売り自動化システムの電力事業者の発
電量をもとにした電力量料金単価表を示す図である。図
15は、この発明の実施の形態6による電力小売り自動
化システムの電力事業者が送る供給情報のデータ形式を
示す図である。実施の形態6は、図14に見られるよう
に、電力事業者が発電量が増えると単価が下がるように
設定された電力量料金単価表を、図15のデータ形式で
供給するものである。
【0036】実施の形態6によれば、図14に示される
ような電力量料金単価表をもとにして、電力需要家は電
力事業者を選択することができる。
【0037】実施の形態7.電力事業者2が送る供給情
報として、図14の電力量料金単価表に代えて、発電量
を基にして電力量料金単価を算出する次式の関数を用い
ることによって、同様の効果を得ることが可能である。
すなわち、 P=f1(g) (g11<g≦g12) P=f2(g) (g21<g≦g22) P:価格 g:発電量 (gn<g≦gn+1):区間
【0038】実施の形態7によれば、電力事業者が、関
数によって設定した電力供給情報を送信することによ
り、電力需要家は、電力事業者を選択することができ
る。
【0039】実施の形態8.この発明の実施の形態8を
図に基づいて説明する。図16は、この発明の実施の形
態8による電力小売り自動化システムの電力事業者の時
間帯別の電力量料金単価表を示す図である。図17は、
この発明の実施の形態8による電力小売り自動化システ
ムの電力事業者が送る供給情報のデータ形式を示す図で
ある。実施の形態8は、図16に見られるように、電力
事業者が、時間帯別に設定された電力量料金単価表を、
図17のデータ形式で供給するものである。実施の形態
6及び実施の形態7では、任意の数の電力需要家の総需
要量でないとマッチングできないが、実施の形態8で
は、需要家個別の需要量とマッチングすることが可能で
ある。
【0040】実施の形態8によれば、時間帯別に設定さ
れた電力料金単価表を用いて、電力需要家は、電力事業
者を選択することができる。実施の形態9.電力事業者
2が送る供給情報として、図16の電力量料金単価表に
代えて、時刻から時間帯別の電力量料金単価を算出する
次式の関数を用いることによっても同様の効果を得るこ
とが可能である。すなわち、 P=f1(t) (t11<t≦t12) P=f2(t) (t21<t≦t22) P:価格 t:時刻 (tn<t≦tn+1):区間
【0041】実施の形態9によれば、電力事業者が、関
数によって設定した電力供給情報に基づき、電力需要家
は、電力事業者を選択することができる。
【0042】実施の形態10.この発明の実施の形態1
0を図に基づいて説明する。図18は、この発明の実施
の形態10による電力小売り自動化システムの電力事業
者の発電量をもとにした電力量料金単価表を示す図であ
る。図19は、この発明の実施の形態10による電力小
売り自動化システムの任意の数の電力需要家の電力需要
量の総和を示す図である。図20は、この発明の実施の
形態10による電力小売り自動化システムの動作を示す
フローチャートである。実施の形態10は、任意の数の
電力需要家1の総需要量に応じて、電力需要家の時間を
分割して形成される分割区間毎にダイナミックに電力事
業者を選択するものである。
【0043】次に、動作について、図20のフローチャ
ートに基づいて説明する。需要家サーバ11内では、電
力量計から出力される電力消費量を時系列データとして
取り込み、それを需要家データ12に電力需要情報とし
て蓄積する(1−a)。需要家サーバ11は、一定期間
蓄積した電力需要情報を仲介者サーバ31に送信する
(1−b)。事業者サーバ21内では、発電量に基づい
た電力供給可能な電力供給情報を事業者データに蓄積す
る(2−a)。事業者サーバ21は、事業者データ22
内に蓄積した電力供給情報を仲介者サーバ31に送信す
る(2−b)。仲介者サーバ31内では、各需要家サー
バ11から送信された電力需要情報を合わせて、任意の
数の需要家の総需要量を算出する(3−e)。仲介者サ
ーバ31は、上記算出された総電力需要情報と事業者サ
ーバ21から送信された電力供給情報をもとに、電力需
要家の時間を図19のように任意の区間に分割し、各分
割区間において電力需要家1からみて最もコストの安い
電力事業者2を選定する(3−f)。仲介結果(購入と
売却情報)を電力需要家1と電力事業者2に送信する
(3−b)。事業者サーバ21は、仲介者サーバ31か
ら送信された電力売却情報を事業者データ22に格納す
る(2−c)。事業者サーバ21は、事業者データ22
内の電力売却情報にもとづき電力需要家1に電力を供給
する(2−d)。
【0044】実施の形態10によれば、任意の数の電力
需要家の総需要量に基づいて、電力需要家の時間を分割
した分割区間ごとに最も安い電力事業者を選択すること
ができる。
【0045】実施の形態11.この発明の実施の形態1
1を図に基づいて説明する。図21は、この発明の実施
の形態11による電力小売り自動化システムの電力事業
者の時間帯別の電力量料金単価表を示す図である。図2
2は、この発明の実施の形態11による電力小売り自動
化システムの個別の電力需要家の電力需要量を示す図で
ある。図23は、この発明の実施の形態11による電力
小売り自動化システムの動作を示すフローチャートであ
る。実施の形態11は、各電力事業者が時間帯毎に設定
した価格に基づき、電力需要家は、時間を分割した分割
区間毎に電力事業者をダイナミックに選択するものであ
る。
【0046】次に、動作について、図23のフローチャ
ートに基づいて説明する。需要家サーバ11内では、電
力量計から出力される電力消費量を時系列データとして
取り込み、それを需要家データ12に電力需要情報とし
て蓄積する(1−a)。需要家サーバ11は、一定期間
蓄積した電力需要情報を仲介者サーバ31に送信する
(1−b)。事業者サーバ21内では、時間帯別の電力
供給情報を事業者データに蓄積する(2−f)。事業者
サーバ21は、事業者データ22内に蓄積した電力供給
情報を仲介者サーバ31に送信する(2−b)。仲介者
サーバ31は、需要家サーバ11から送信された電力需
要情報と事業者サーバ21から送信された電力供給情報
をもとに、電力需要家の時間を図22のように任意の区
間に分割し、各分割区間において電力需要家1からみて
最もコストの安い電力事業者2を選定する(3−g)。
仲介結果(購入と売却情報)を電力需要家1と電力事業
者2に送信する(3−b)。事業者サーバ21は、仲介
者サーバ31から送信された電力売却情報を事業者デー
タ22に格納する(2−c)。事業者サーバ21は、事
業者データ22内の電力売却情報に基づき電力需要家1
に電力を供給する(2−d)。
【0047】実施の形態10では、任意の数の電力需要
家1の電力需要量の総和から電力事業者2の選定を行う
ため、個別の電力需要家1から見ると各分割区間で最も
良い条件の電力事業者2が選定されるとは限らない。し
かし、実施の形態11では、時間帯別の供給情報でマッ
チングをとるため、需要家個別に事業者を選定できるこ
とから個別の電力需要家1から見ると各分割区間で最も
良い条件の電力事業者が選定される。
【0048】実施の形態12.図24は、この発明の実
施の形態12による電力小売り自動化システムの動作を
示すフローチャートである。電力自由化により複数の電
力事業者2から購入先を選定できるようになると、契約
期間、使用量、契約種別などの条件により、価格の割引
サービスが行われることが考えられる。実施の形態12
は、これらの個別の需要家ごとの特性に対するサービス
を事業者選定の判定の要素として組み込む。事業者サー
バ21から送信された電力供給情報に個別の需要家ごと
の特性に対するサービス情報の重みづけを行うことで、
個別の電力需要家1にとって正しい時間帯別の電力量料
金単価が算出されるため、自己の電力需要に最適な電力
を購入することができる。
【0049】次に、動作について、図24を用いて説明
する。需要家サーバ11内では、電力量計から出力され
る電力消費量を時系列データとして取り込み、それを需
要家データ12に電力需要情報として蓄積する(1−
a)。需要家サーバ11は、一定期間蓄積した電力需要
情報を仲介者サーバ31に送信する(1−b)。事業者
サーバ21内では、発電コストに基づいた電力供給可能
な電力供給情報を事業者データに蓄積する(2−a)。
事業者サーバ21は、事業者データ22内に蓄積した電
力供給情報と、契約期間、使用量、契約種別などの個別
の需要家ごとの特性に対するサービス情報を仲介者サー
バ31に送信する(2−g)。
【0050】仲介者サーバ31内では、事業者サーバ2
1から送信された電力供給情報に個別の需要家ごとの特
性に対するサービス情報の重みづけを行い、個別の電力
需要家1にとって正しい時間帯別の電力量料金単価を算
出する(3−h)。仲介者サーバ31は、上記算出され
た電力量料金単価情報と電力需要家1から送信された電
力需要情報をもとに、電力需要家の時間を図22のよう
に任意の区間に分割し、各分割区間において電力需要家
1からみて最もコストの安い電力事業者2を選定する
(3−i)。仲介結果(購入と売却情報)を電力需要家
1と電力事業者2に送信する(3−b)。事業者サーバ
21は、仲介者サーバ31から送信された電力売却情報
を事業者データ22に格納する(2−c)。事業者サー
バ21は、事業者データ22内の電力売却情報に基づき
電力需要家1に電力を供給する(2−d)。
【0051】実施の形態12によれば、個別の電力需要
家ごとのサービス情報にもとづき電力事業者を選択する
ことができる。
【0052】実施の形態13.図25は、この発明の実
施の形態13による電力小売り自動化システムの動作を
示すフローチャートである。実施の形態13は、大口需
要家の場合は、任意の数の電力需要家の総需要量に基づ
いて、電力需要家の時間を分割して形成した分割区間毎
に電力事業者を選定すると共に、小口需要家の場合は、
電力事業者の時間帯毎の電力供給情報をもとにして、電
力需要家の分割区間毎に電力事業者を選定する。
【0053】この発明の実施の形態13を図25のフロ
ーチャートに基づいて説明する。需要家サーバ11内で
は、電力量計から出力される電力消費量を時系列データ
として取り込み、それを需要家データ12に電力需要情
報として蓄積する(1−a)。需要家サーバ11は、一
定期間蓄積した電力需要情報を仲介者サーバ31に送信
する(1−b)。事業者サーバ21内では、時間帯別の
電力供給情報及び発電量に基づく電力供給情報を事業者
データに蓄積する(2−h)。事業者サーバ21は、事
業者データ22内に蓄積した時間帯別及び発電量に基づ
く電力供給情報を仲介者サーバ31に送信する(2−
b)。仲介者サーバ31内では、電力需要家1から送信
された電力需要情報をもとに電力需要量により大口需要
家と小口需要家とに分ける(3−j)。上記で大口需要
家と判定された場合、仲介者サーバ31内では、各需要
家サーバ11から送信された電力需要情報を合わせて任
意の数の需要家の総需要量を算出する(3−e)。仲介
者サーバ31は、上記算出された総電力需要情報と事業
者サーバ21から送信された発電量に基づいた電力供給
情報をもとに、電力需要家の時間を図19のように任意
の区間に分割し、各分割区間において電力需要家1から
みて最もコストの安い電力事業者2を選定する(3−
f)。
【0054】小口需要家と判定された場合、仲介者サー
バ31は、需要家サーバ11から送信された電力需要情
報と事業者サーバ21から送信された時間帯別の電力供
給情報をもとに、電力需要家の時間を図22のように任
意の区間に分割し、各分割区間において電力需要家1か
らみて最もコストの安い電力事業者を選定する(3−
k)。仲介結果(購入と売却情報)を電力需要家1と電
力事業者2に送信する(3−b)。事業者サーバ21
は、仲介者サーバ31から送信された電力売却情報を事
業者データ22に格納する(2−c)。事業者サーバ2
1は、事業者データ22内の電力売却情報に基づき電力
需要家1に電力を供給する(2−d)。
【0055】実施の形態13によれば、電力需要家1の
需要量により電力事業者2の選定に使用するデータを替
えることができるため、個別の電力需要家1から見て各
分割区間で最も良い条件の電力事業者が選定される。
【0056】実施の形態14.この発明の実施の形態1
4を図に基づいて説明する。図26は、この発明の実施
の形態14による電力小売り自動化システムの各電力事
業者の送電距離に基づく送電コストを示す図である。図
27は、この発明の実施の形態14による電力小売り自
動化システムの電力事業者が送る送電コスト情報のデー
タ形式を示す図である。電力自由化により、複数の電力
事業者2から購入先を選定できるようになると、各電力
事業者により送電距離が異なるため、送電コストも異な
ってくる。電力需要家1の自己の電力需要に最適な電力
事業者の選定には、電力事業者2の電力量料金単価だけ
でなく、送電コストの情報も必要である。送電コストの
情報は、電力需要家の位置情報を用いて算出される。実
施の形態14は、電力量料金単価に、図26に示される
送電コストも加えて、料金の安い電力事業者を選定する
ようにしたものである。
【0057】実施の形態14によれば、電力量料金単価
に送電コストも加味して、電力事業者を選定することが
できる。
【0058】実施の形態15.図28は、この発明の実
施の形態15による電力小売り自動化システムの動作を
示すフローチャートである。実施の形態15は、大口需
要家の場合は、任意の数の電力需要家の総需要量に基づ
いて、電力需要家の分割区間毎に電力事業者を選定する
と共に、小口需要家の場合は、実施の形態12のような
個別のサービス情報に基づいて電力需要家の時間の分割
区間毎に電力事業者を選定する。
【0059】次に、実施の形態15を、図28のフロー
チャートに基づいて説明する。需要家サーバ11内で
は、電力量計から出力される電力消費量を時系列データ
として取り込み、それを需要家データ12に電力需要情
報として蓄積する(1−a)。需要家サーバ11は、一
定期間蓄積した電力需要情報を仲介者サーバ31に送信
する(1−b)。事業者サーバ21内では、時間帯別の
電力供給情報及び発電量に基づく電力供給情報を事業者
データに蓄積する(2−h)。事業者サーバ21は、事
業者データ22内に蓄積した電力供給情報と、契約期
間、使用量、契約種別などの個別の需要家ごとの特性に
対するサービス情報を仲介者サーバ31に送信する(2
−g)。仲介者サーバ31内では、電力需要家1から送
信された電力需要情報をもとに電力需要量により、大口
需要家と小口需要家とに分ける(3−j)。上記で大口
需要家と判定された場合、仲介者サーバ31内では、各
需要家サーバ11から送信された電力需要情報を合わせ
て任意の数の需要家の総需要量を算出する(3−e)。
仲介者サーバ31は、上記算出された総需要情報と事業
者サーバ21から送信された発電量に基づいた電力供給
情報をもとに、電力需要家の時間を図19のように任意
の区間に分割し、各分割区間において電力需要家1から
みて最もコストの安い電力事業者2を選定する(3−
f)。
【0060】小口需要家と判定された場合、仲介者サー
バ31内では、事業者サーバ21から送信された電力供
給情報に個別の需要家ごとの特性に対するサービス情報
の重みづけを行い、個別の電力需要家1にとって正しい
時間帯別の電力量料金単価を算出する(3−l)。仲介
者サーバ31は、上記算出された電力量料金情報と電力
需要家1から送信された電力需要情報をもとに、電力需
要家の時間を図22のように任意の区間に分割し、各分
割区間において電力需要家1からみて最もコストの安い
電力事業者2を選定する(3−m)。仲介結果(購入と
売却情報)を電力需要家1と電力事業者2に送信する
(3−b)。事業者サーバ21は、仲介者サーバ31か
ら送信された電力売却情報を事業者データ22に格納す
る(2−c)。事業者サーバ21は、事業者データ22
内の電力売却情報にもとづき、電力需要家1に電力を供
給する(2−d)。
【0061】実施の形態15では、実施の形態13の判
定以外に個別の需要家ごとの特性に対するサービス情報
の重みづけを行うため、個別の電力需要家1にとって正
しい時間帯別の電力量料金単価が算出されるため、実施
の形態13よりも自己の電力需要に最適な電力を購入す
ることができる。
【0062】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。電力を
供給する電力事業者の料金情報を含む供給可能な電力情
報である電力供給情報及び電力を消費する電力需要家の
電力消費量に関する情報である電力需要情報がネットワ
ークを介して入力される仲介者サーバを備え、仲介者サ
ーバは、入力された電力供給情報及び電力需要情報に基
づき電力需要家に適した電力事業者を選定することによ
り、電力事業者及び電力需要家間の電力取引を仲介する
ので、電力需要家に適した電力事業者を選定することが
できる。
【0063】また、ネットワークを介して仲介者サーバ
に接続され、電力事業者の電力供給情報を仲介者サーバ
に送信する事業者サーバを備えたので、事業者サーバに
より電力供給情報を仲介者サーバに送信することができ
る。また、ネットワークを介して仲介者サーバに接続さ
れ、電力需要家の電力消費量を測定する電力消費量計測
手段を有すると共に、電力消費量計測手段によって測定
された電力消費量に関する情報を仲介者サーバに送信す
る需要家サーバを備えたので、需要家サーバにより電力
需要情報を仲介者サーバに送信することができる。
【0064】さらに、電力消費量計測手段は、所定の間
隔で電力需要家が消費した電力量を計測する計測手段
と、この計測手段によって計測された電力消費量に関す
る情報を仲介者サーバに送信する通信手段を有するの
で、所定の間隔毎に電力需要情報を仲介者サーバに送信
することができる。また、電力消費量計測手段は、任意
の間隔で電力需要家が消費した電力量を計測する計測手
段と、この計測手段によって計測された電力消費量に関
する情報を所定の間隔で仲介者サーバに送信する通信手
段を有するので、任意の間隔で計測した電力消費量の情
報を所定の間隔毎に仲介者サーバに送信することができ
る。また、電力消費量計測手段は、任意の間隔で電力需
要家が消費した電力量を計測する計測手段と、この計測
手段によって計測された電力消費量に関する情報を記録
する記録手段と、この記録手段に記録された電力消費量
に関する情報を所定のブロックにして仲介者サーバに送
信する通信手段を有するので、所定のブロックにして電
力需要情報を仲介者サーバに送信することができる。
【0065】さらにまた、電力供給情報には、電力事業
者の発電量に応じた電力量料金単価が含まれると共に、
電力需要家は複数であり、仲介者サーバは、複数の電力
需要家の総電力消費量に基づき、電力事業者を選定する
ので、複数の総電力消費量によりより安い電力事業者を
選定することができる。また、仲介者サーバは、電力需
要家の時間の分割区間別に電力事業者を選定するので、
電力需要家の時間の分割区間別にきめこまかく、より安
い電力事業者を選定することができる。
【0066】また、電力供給情報には、電力事業者の時
間帯別に設定された電力量料金単価が含まれると共に、
仲介者サーバは、電力事業者の時間帯別の電力量料金単
価に基づき、電力需要家の時間の分割区間別に電力事業
者を選定するので、電力需要家の時間の分割区間別にき
めこまかく、時間帯別の電力量料金単価に基づき、より
安い電力事業者を選定することができる。加えて、電力
需要家には、個別にサービス情報が設定されると共に、
仲介者サーバは、電力需要家個別に設定されたサービス
情報を用いて電力事業者を選定するので、電力需要家個
別に設定されたサービス情報を用いてより適確な電力事
業者を選定することができる。
【0067】また、仲介者サーバは、電力需要家の電力
消費量に応じた選定方法により、電力事業者を選定する
ので、電力消費量に応じた適確な電力事業者を選定する
ことができる。また、電力供給情報には、電力事業者の
発電量に応じた電力量料金単価が含まれると共に、電力
需要家は複数であり、仲介者サーバは、電力消費量の大
きい電力需要家に対しては、複数の電力需要家の総電力
消費量に基づき、電力需要家の時間の分割区間別に電力
事業者を選定するので、電力消費量の大きい電力需要家
に対しては、複数の電力需要家をまとめることにより、
より安い電力事業者を選定することができる。
【0068】さらに、電力供給情報には、電力事業者の
時間帯別に設定された電力量料金単価が含まれると共
に、仲介者サーバは、電力消費量の小さい電力需要家に
対しては、電力事業者の時間帯別に設定された電力量料
金単価に基づき、電力需要家の時間の分割区間別に電力
事業者を選定するので、電力消費量の小さい電力需要家
に対して、より安い電力事業者を選定することができ
る。また、電力需要家には、個別にサービス情報が設定
されると共に、仲介者サーバは、電力消費量の小さい電
力需要家に対しては、電力需要家個別に設定されたサー
ビス情報を用いて電力需要家の時間の分割区間別に電力
事業者を選定するので、電力消費量の小さい電力需要家
に対して、より安い電力事業者を選定することができ
る。
【0069】また、電力供給情報には、電力事業者の発
電量に応じて電力量料金単価が設定された電力量料金単
価表が含まれるので、電力事業者の発電量に応じた電力
量料金単価表を用いて電力事業者を選定することができ
る。さらにまた、電力供給情報には、電力事業者の発電
量を基にして電力量料金単価を算出する関数が含まれる
ので、電力事業者の発電量を基にして電力量料金単価を
算出する関数を用いて電力事業者を選定することができ
る。
【0070】また、電力供給情報には、時間帯別に設定
された電力量料金単価表が含まれるので、時間帯別の電
力量料金単価表を用いて電力事業者を選定することがで
きる。また、電力供給情報には、時刻を用いて電力量料
金単価を算出する関数が含まれるので、時刻を用いて電
力量料金単価を算出する関数を用いて電力事業者を選定
することができる。
【0071】加えて、電力需要情報には、電力需要家の
位置情報が含まれると共に、電力供給情報には、電力事
業者の送電コストに関する情報が含まれるので、送電コ
ストを加えて、電力事業者を選定することができる。ま
た、仲介者サーバは、電力需要情報に含まれる位置情報
及び電力供給情報に含まれる送電コストに関する情報を
用いて電力事業者を選定するので、送電コストを加え
て、電力事業者を選定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電力小売り自
動化システムの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による電力小売り自
動化システムの動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による電力小売り自
動化システムの需要家サーバの構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による電力小売り自
動化システムの需要家サーバの動作を示すフローチャー
トである。
【図5】 この発明の実施の形態3による電力小売り自
動化システムの需要家サーバの構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による電力小売り自
動化システムの需要家サーバの動作を示すフローチャー
トである。
【図7】 この発明の実施の形態4による電力小売り自
動化システムの需要家サーバの構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による電力小売り自
動化システムの需要家サーバの記録手段に記憶されるデ
ータ形式を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による電力小売り自
動化システムの需要家サーバの通信手段により送られる
通信形式を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4による電力小売り
自動化システムの需要家サーバの動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】 この発明の実施の形態5による電力小売り
自動化システムの需要家サーバの構成を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態5による電力小売り
自動化システムの動作を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態5による電力小売り
自動化システムの需要家サーバの動作を示すフローチャ
ートである。
【図14】 この発明の実施の形態6による電力小売り
自動化システムの電力事業者の発電量をもとにした電力
量料金単価表を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態6による電力小売り
自動化システムの電力事業者が送る供給情報のデータ形
式を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態8による電力小売り
自動化システムの電力事業者の時間帯別の電力量料金単
価表を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態8による電力小売り
自動化システムの電力事業者が送る供給情報のデータ形
式を示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態10による電力小売
り自動化システムの電力事業者の発電量をもとにした電
力量料金単価表を示す図である。
【図19】 この発明の実施の形態10による電力小売
り自動化システムの任意の数の電力需要家の電力需要量
の総和を示す図である。
【図20】 この発明の実施の形態10による電力小売
り自動化システムの動作を示すフローチャートである。
【図21】 この発明の実施の形態11による電力小売
り自動化システムの電力事業者の時間帯別の電力量料金
単価表を示す図である。
【図22】 この発明の実施の形態11による電力小売
り自動化システムの個別の電力需要家の電力需要量を示
す図である。
【図23】 この発明の実施の形態11による電力小売
り自動化システムの動作を示すフローチャートである。
【図24】 この発明の実施の形態12による電力小売
り自動化システムの動作を示すフローチャートである。
【図25】 この発明の実施の形態13による電力小売
り自動化システムの動作を示すフローチャートである。
【図26】 この発明の実施の形態14による電力小売
り自動化システムの各電力事業者の送電距離に基づく送
電コストを示す図である。
【図27】 この発明の実施の形態14による電力小売
り自動化システムの電力事業者が送る送電コスト情報の
データ形式を示す図である。
【図28】 この発明の実施の形態15による電力小売
り自動化システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電力需要家、2 電力事業者、3 電力小売り仲介
者、4 広域ネット、11 需要家サーバ、12 需要
家データ、21事業者サーバ、22 事業者データ、3
1 仲介者サーバ、32 仲介者データ、111 電力
メータ、112 電力消費量計測手段、113 計測手
段、114 通信手段、115 記録手段、116 位
置情報。
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月6日(2001.12.
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】実施の形態6によれば、図14に示される
ような電力量料金単価表をもとにして、仲介者サーバは
電力需要家にとって最も条件の良い電力事業者を選定す
ることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】実施の形態7.電力事業者2が送る供給情
報として、図14の電力量料金単価表に代えて、発電量
を基にして電力量料金単価を算出する次式の関数を用い
ることによって、同様の効果を得ることが可能である。
すなわち、 P=1 (g) (g11 < g ≦ g12 ) P=2 (g) (g21 < g ≦ g22 ) P:価格g :発電量 (gn < g ≦ gn+1 ):区間
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】実施の形態7によれば、電力事業者が、関
数によって設定した電力供給情報を送信することによ
り、仲介者サーバは電力需要家にとって最も条件の良い
電力事業者を選択することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】実施の形態8によれば、時間帯別に設定さ
れた電力料金単価表を用いて、仲介者サーバは電力需要
家にとって最も条件の良い電力事業者を選択することが
できる。実施の形態9.電力事業者2が送る供給情報と
して、図16の電力量料金単価表に代えて、時刻から時
間帯別の電力量料金単価を算出する次式の関数を用いる
ことによっても同様の効果を得ることが可能である。す
なわち、 P=1 (t) (t 11 < t ≦ t 12 ) P=2 (t) (t 21 < t ≦ t22 ) P:価格 t:時刻 (tn < t ≦ tn+1 ):区間
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】実施の形態9によれば、電力事業者が、関
数によって設定した電力供給情報に基づき、仲介者サー
バは電力需要家にとって最も条件の良い電力事業者を選
択することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 合田 忠弘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 塚本 幸辰 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 マルタ マルミローリ 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力を供給する電力事業者の料金情報を
    含む供給可能な電力情報である電力供給情報及び電力を
    消費する電力需要家の電力消費量に関する情報である電
    力需要情報がネットワークを介して入力される仲介者サ
    ーバを備え、上記仲介者サーバは、上記入力された電力
    供給情報及び電力需要情報に基づき上記電力需要家に適
    した上記電力事業者を選定することにより、上記電力事
    業者及び電力需要家間の電力取引を仲介することを特徴
    とする電力小売り自動化システム。
  2. 【請求項2】 上記ネットワークを介して上記仲介者サ
    ーバに接続され、上記電力事業者の電力供給情報を上記
    仲介者サーバに送信する事業者サーバを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の電力小売り自動化システム。
  3. 【請求項3】 上記ネットワークを介して上記仲介者サ
    ーバに接続され、電力需要家の電力消費量を計測する電
    力消費量計測手段を有すると共に、上記電力消費量計測
    手段によって計測された電力消費量に関する情報を上記
    仲介者サーバに送信する需要家サーバを備えたことを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の電力小売り自動
    化システム。
  4. 【請求項4】 上記電力消費量計測手段は、所定の間隔
    で電力需要家が消費した電力量を計測する計測手段と、
    この計測手段によって計測された電力消費量に関する情
    報を上記仲介者サーバに送信する通信手段を有すること
    を特徴とする請求項3記載の電力小売り自動化システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記電力消費量計測手段は、任意の間隔
    で電力需要家が消費した電力量を計測する計測手段と、
    この計測手段によって計測された電力消費量に関する情
    報を所定の間隔で上記仲介者サーバに送信する通信手段
    を有することを特徴とする請求項3記載の電力小売り自
    動化システム。
  6. 【請求項6】 上記電力消費量計測手段は、任意の間隔
    で電力需要家が消費した電力量を計測する計測手段と、
    この計測手段によって計測された電力消費量に関する情
    報を記録する記録手段と、この記録手段に記録された電
    力消費量に関する情報を所定のブロックにして上記仲介
    者サーバに送信する通信手段を有することを特徴とする
    請求項3記載の電力小売り自動化システム。
  7. 【請求項7】 上記電力供給情報には、電力事業者の発
    電量に応じた電力量料金単価が含まれると共に、上記電
    力需要家は複数であり、上記仲介者サーバは、上記複数
    の電力需要家の総電力消費量に基づき、電力事業者を選
    定することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか
    一項記載の電力小売り自動化システム。
  8. 【請求項8】 上記仲介者サーバは、上記電力需要家の
    時間の分割区間別に電力事業者を選定することを特徴と
    する請求項7記載の電力小売り自動化システム。
  9. 【請求項9】 上記電力供給情報には、上記電力事業者
    の時間帯別に設定された電力量料金単価が含まれると共
    に、上記仲介者サーバは、上記電力事業者の時間帯別の
    電力量料金単価に基づき、上記電力需要家の時間の分割
    区間別に電力事業者を選定することを特徴とする請求項
    1〜請求項6のいずれか一項記載の電力小売り自動化シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 上記電力需要家には、個別にサービス
    情報が設定されると共に、上記仲介者サーバは、上記電
    力需要家個別に設定されたサービス情報を用いて電力事
    業者を選定することを特徴とする請求項1〜請求項6の
    いずれか一項記載の電力小売り自動化システム。
  11. 【請求項11】 上記仲介者サーバは、上記電力需要家
    の電力消費量に応じた選定方法により、電力事業者を選
    定することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか
    一項記載の電力小売り自動化システム。
  12. 【請求項12】 上記電力供給情報には、上記電力事業
    者の発電量に応じた電力量料金単価が含まれると共に、
    上記電力需要家は複数であり、上記仲介者サーバは、電
    力消費量の大きい電力需要家に対しては、上記複数の電
    力需要家の総電力消費量に基づき、上記電力需要家の時
    間の分割区間別に電力事業者を選定することを特徴とす
    る請求項11記載の電力小売り自動化システム。
  13. 【請求項13】 上記電力供給情報には、上記電力事業
    者の時間帯別に設定された電力量料金単価が含まれると
    共に、上記仲介者サーバは、電力消費量の小さい電力需
    要家に対しては、上記電力事業者の時間帯別に設定され
    た電力量料金単価に基づき、上記電力需要家の時間の分
    割区間別に電力事業者を選定することを特徴とする請求
    項11または請求項12記載の電力小売り自動化システ
    ム。
  14. 【請求項14】 上記電力需要家には、個別にサービス
    情報が設定されると共に、上記仲介者サーバは、電力消
    費量の小さい電力需要家に対しては、上記電力需要家個
    別に設定されたサービス情報を用いて上記電力需要家の
    時間の分割区間別に電力事業者を選定することを特徴と
    する請求項11または請求項12記載の電力小売り自動
    化システム。
  15. 【請求項15】 上記電力供給情報には、上記電力事業
    者の発電量に応じて電力量料金単価が設定された電力量
    料金単価表が含まれることを特徴とする請求項7または
    請求項8または請求項12記載の電力小売り自動化シス
    テム。
  16. 【請求項16】 上記電力供給情報には、上記電力事業
    者の発電量を基にして電力量料金単価を算出する関数が
    含まれることを特徴とする請求項7または請求項8また
    は請求項12記載の電力小売り自動化システム。
  17. 【請求項17】 上記電力供給情報には、時間帯別に設
    定された電力量料金単価表が含まれることを特徴とする
    請求項9または請求項13記載の電力小売り自動化シス
    テム。
  18. 【請求項18】 上記電力供給情報には、時刻を用いて
    電力量料金単価を算出する関数が含まれることを特徴と
    する請求項9または請求項13記載の電力小売り自動化
    システム。
  19. 【請求項19】 上記電力需要情報には、上記電力需要
    家の位置情報が含まれると共に、上記電力供給情報に
    は、上記電力事業者の送電コストに関する情報が含まれ
    ることを特徴とする請求項1〜請求項18のいずれか一
    項記載の電力小売り自動化システム。
  20. 【請求項20】 上記仲介者サーバは、上記電力需要情
    報に含まれる位置情報及び上記電力供給情報に含まれる
    送電コストに関する情報を用いて電力事業者を選定する
    ことを特徴とする請求項19記載の電力小売り自動化シ
    ステム。
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