JP2004240519A - 電力取引所システム及び電力取引プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明が解決しようとする課題は、できるだけ多くの電力取引希望者を電力取引に参加させることで世の中全体のエネルギー利用効率を高めるために、「切り売り」や「部分買い」を望む者でも望まない者でも、気軽に電力取引に参加できる電力取引所システムを提供することにある。
【解決手段】注文者120が電力取引システムに対し注文データ112を入力できるようにする。また、注文者120が注文状況データ122を参照できるようにすることで、他の注文者の取引条件データを参照できるようにする。ここで、取引条件データとは取引成立のための条件であり、より具体的には、時間帯データ113や取引希望容量に関する譲歩条件である。本発明により、ある1つの売り注文または買い注文について、取引を部分的に成立させたり、逆に、部分的な成立を許さなかったりといった、注文者の事情にフレキシブルに対応した電力取引を実現できる。
【選択図】 図1
【解決手段】注文者120が電力取引システムに対し注文データ112を入力できるようにする。また、注文者120が注文状況データ122を参照できるようにすることで、他の注文者の取引条件データを参照できるようにする。ここで、取引条件データとは取引成立のための条件であり、より具体的には、時間帯データ113や取引希望容量に関する譲歩条件である。本発明により、ある1つの売り注文または買い注文について、取引を部分的に成立させたり、逆に、部分的な成立を許さなかったりといった、注文者の事情にフレキシブルに対応した電力取引を実現できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力取引を取り扱う情報システムに関するものであり、特に、売り注文および買い注文の入力インタフェースに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報システムを用いた電力取引システムの従来技術としては、特開2001−243358号公報(以下、特許文献1という)がある。この従来技術では、縦軸を時間(1時間毎24点)、横軸を取引相手候補(第1〜第3候補)とした一覧表を表示する。この表示画面では、表示内容を選択する方法を提供しており、ユーザの選択により託送関連費用に関連する表示内容を変えることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−243358号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
電力は、揚水発電所を利用する場合など一部の例外を除き、貯蔵することができない。したがって、電力取引において、異なる時間帯の電力は、異なる商品となる。たとえば、同じ100万kWhの電気であっても、1時の100万kWhと2時の100万kWhでは異なる商品として取り扱う必要がある。しかし、その一方で、異なる時間帯の電力が互いに密接に関連することも事実である。以下、その一例を示す。ある発電会社は100万kWの発電機を所有していて、しかもその発電機はその設備特性の都合により、いちど起動したら少なくとも24時間連続運転しなければならないとする。この発電会社がこの発電機を運転して電力を発生させ、その電力の購入者を探しているとする。そのとき、ある購入者候補が1日24時間のうち、「0時〜5時と6時〜24時の時間帯は1000万
kW購入したいが、5時〜6時の時間帯だけは購入したくない」という意思表示をしたとする。このような場合、もし発電会社がこの意思表示を受け入れ、5時〜6時以外の時間帯の電力を販売したとすると、この発電会社は5時〜6時の購入者を別途探す必要がある。なぜなら、その発電会社が所有する発電機は24時間連続運転を要するからである。以上述べた例のように、異なる時間帯の電力は互いに密接に関連する場合がある。
【0005】
また、電力は貯蔵できないので、必要なときに必要な容量を発電しなければならない。ここで、発電機の物理的特性により、出力上限以上の容量を生成することができないのは当然であるが、出力下限以下の容量を生成することもできないことに注意を要する。たとえば、出力上限1000万kW,出力下限300万kWの発電機を所有する発電会社があるとし、その発電会社がある時間帯に1000万kWの電力を売ろうとしているとする。このとき、ある別の会社が「1000万kWの電力のうち200万kWだけを買いたい」という意思表示をしたとする。このような場合、もし発電会社がこの意思表示を受け入れ200万kWだけを売ったとすると、この発電会社は出力下限300万kWへの未達分100万kWを買ってくれる会社を探す必要がある。なぜなら、その発電会社が所有する発電機は300万kW以下の出力で運転することができないからである。以上述べた例のように、売りたい電力全体うちの一部分だけを売るのが困難な場合がある。
【0006】
以上述べたように、発電機の物理的な制約のため、電力取引では、売りたい電力の一部分だけを売る、いわゆる「切り売り」が困難な場合がある。
【0007】
逆に、電力を買う側についても、電力を売る側と同様の事情が考えられる。たとえば、ある購入希望者は、電力を使ってある設備を起動することを希望しているが、それを起動するには最低300kW必要だとする。この場合、この購入希望者が、仮に200kWを調達できたとしても、残り100kWを何とかして調達しないことには、先に調達した200kWは意味をなさないばかりか、むしろムダになってしまう。このような事情を有する購入希望者は、200kWを先行して調達すること、すなわち「部分買い」を望まず、まとめて300kW調達することを望む場合がある。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、できるだけ多くの電力取引希望者を電力取引に参加させることで世の中全体のエネルギー利用効率を高めるために、「切り売り」や「部分買い」を望む者でも望まない者でも、気軽に電力取引に参加できる電力取引所システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明が提供する第1の解決手段は、電力取引所システムにおいて、注文者が自分自身の売り注文または買い注文について、その一部分のみに関する取引成立を許すかどうかを、その注文者が選択できるようにすることである。これにより、「切り売り」や「部分買い」を望まない注文者は、それを許さないという意思表示ができるので、このような注文者でも気軽に電力取引に参加することができる。
【0010】
本発明が提供する第2の解決手段は、電力取引所システムにおいて、ある注文者が一部分のみに関する取引成立を許す場合、その注文者が一部分のみに関する取引成立を許す条件を入力できるようにすることである。これにより、注文者は一部分のみに関する取引成立を条件付きで許す、という立場をとることが可能になる。このような手段を提供することにより、電力取引への参加が促進される。
【0011】
本発明が提供する第3の解決手段は、電力取引所システムにおいて、売り注文と買い注文の分布を表示する画面において、各注文が一部分のみに関する取引成立を許すかどうか、またそれを許す場合の条件は何かを参照することができるようにすることである。これにより、今から売り注文または買い注文を発行しようとしている者は、すでに発行されている他者の注文の条件がわかるので、自分自身の注文の条件付けが容易になる。その結果、より多くの者が電力取引に気軽に参加することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の電力取引所システムの機能構成である。110は電力取引クライアント、120は注文者、130は電力取引サーバである。電力取引クライアント110は、注文入力部117を備え、注文者120は注文入力部117を介して注文を入力する。112は入力された注文データであり、取引希望時間帯データ113,容量データ114,価格データ115、及び、取引条件データ116を含んでいる。ここで、取引条件データ116は、「切り売り」や「部分買い」を許容するか否かの選択、及び、これを許容する場合の条件からなる。電力取引クライアント110は、データ送受信部111を備え、一方、電力取引サーバ130はデータ送受信部131を備え、データ送受信部111はデータ送受信部131に対し注文データ112を送信する。電力取引サーバ130は注文データベース132を備え、注文データ112を注文データベース132に格納する。注文データベース132は、すでに注文された売り電力注文及び買い電力注文に関する取引希望時間帯データ133,容量データ134,価格データ135、及び、取引条件データ136のデータ項目を含む。また、電力取引クライアント110は、注文状況表示部127を備え、注文者120は注文状況表示部127を介して注文状況を参照することができる。注文状況表示部127は、注文状況データ122を表示する。注文状況データ122は、多数の注文者からの注文データの集合体であり、時間帯データ123,容量データ124,価格データ125,取引条件データ126を含む。電力取引クライアント110は注文状況データ122を、注文データベース132から、データ送受信部131、及び、データ送受信部111経由で受け取る。注文状況表示部127は、取引条件データ126を含めて表示できるようにし、これにより注文者が着目した注文が「切り売り」や「部分買い」を許容するか否かや、これを許容する場合の条件を参照することができる。以上の機能構成により、電力取引において、注文者は「切り売り」や「部分買い」が可能となる。
【0013】
図2は、本発明の電力取引所システムを実現するシステム構成図である。210は注文端末装置を、220は電力取引所装置を、230は通信網を表している。
注文端末装置210と電力取引所装置220の双方は、それぞれ通信処理装置215及び225を備え、通信処理装置215及び225は通信網230で互いにデータをやりとりすることができる。注文端末装置210は、データ入力装置211,データ記憶装置212,データ表示装置213及び計算処理装置214を備える。注文者は、データ入力装置211を介して、注文データを注文端末装置に入力することができる。入力された注文データはデータ記憶装置212に一旦記憶され、通信処理装置215及び通信網230経由で電力取引所装置に送られる。注文者は、データ表示装置213を介して、他の注文者からの注文データを含む注文データ群を参照することができる。データ表示装置213は、表示対象である注文データ群を、電力取引所装置220から通信処理装置225,通信網230、及び、通信処理装置215を介して取得する。計算処理装置214は、注文端末装置210が、データ入力,データ記憶、及びデータ表示を実行するにあたり、必要な計算処理を実行する。電力取引所装置220は、データ入力装置221,データ記憶装置222,データ表示装置223、及び計算処理装置224を備える。データ記憶装置222は、注文端末装置210から受け付けた注文データを記憶するとともに、注文端末装置210からの要求に応じ、データ記憶装置222は、記憶しているデータを通信処理装置225、及び通信網230を経由して注文端末装置210に送る。データ入力装置221とデータ表示装置223は、電力取引所装置220の運用保守のために使用され、計算処理装置224は、電力取引所装置が、データ入力,データ記憶、及び、データ表示を実行するにあたり、必要な計算処理を実行する。
【0014】
図3は本発明の電力取引所システムを実現する処理フロー図である。ステップ301においては、注文者は、取引したい時間帯,容量、及び、価格のデータを入力する。たとえば、取引の種類は「売り」、取引したい時間帯は7時〜18時まで、取引したい容量は10000kW、取引希望価格は20円/kWhといった具合である。つぎに、ステップ302においては、注文者は、一部分のみの取引成立を許すかどうかの選択を入力する。ここで、一部分のみの取引とは、取引したい時間帯である7時〜18時の中のある一部分の時間帯のみに関する取引や、取引したい容量である10000kWのうちのある一部分の容量のみに関する取引を指す。注文者が一部分のみの取引を許す場合、ステップ304にすすみ、注文者は、一部分のみの取引成立を許す場合の条件を入力する。たとえば、7時〜18時のうち9時〜15時のみの取引に応じるとか、10000kWのうち3000kWの取引に応じるといった具合である。ステップ304のあと、ステップ305にすすむ。なお、注文者が、一部分のみの取引成立を許さない場合には、ステップ303から、直接、ステップ305にすすむ。ステップ305においては、電力取引所は、注文者が入力した情報を記憶する。これにより、どの注文者がどんな注文を出しているかが一元管理される。ステップ306においては、電力取引所は、記憶した情報に基づき、売りと買いの取引を成立させる。取引成立の方法としては、先着優先,大量注文優先などが考えられる。ステップ306は、情報システムを用いて自動で実行しても良いが、注文件数が少ない場合などは手動で実行しても良い。
【0015】
図4において、401は、電力取引システムの取引参加者画面であり、注文者が使用する注文端末装置210の表示画面例である。取引参加者画面401は、売り注文入力ボタン402,買い注文入力ボタン403、及び、注文状況表示404を備える。売り注文を入力したい注文者は402をクリックし、買い注文を入力したい注文者は403をクリックし、他の注文者の注文を含む注文状況を参照したい注文者は404をクリックする。これにより、注文者は、売り注文や買い注文を入力したり、他の注文者の注文を含む注文状況を参照したりすることができる。
【0016】
注文者が、売り注文入力ボタン402をクリックすると、売り注文入力画面が表示される。図5の501は、売り注文入力画面の例である。売り注文入力画面501は、日付,時間帯,容量、及び、価格を指定できる。入力フィールド502,503、及び、504は、それぞれ、指定する日付の年,月,日を入力するためのものである。図5の例では、電力取引の指定日付を、2001年11月13日としている。入力フィールド505及び506は、指定する時間帯の開始時刻と終了時刻をそれぞれ入力するためのものである。図5の例では、電力取引の指定時間帯を7時〜18時としている。入力フィールド507は、指定する容量を入力するためのものである。図5の例では、電力取引の指定容量を10000kWとしている。入力フィールド508は、指定する価格を入力するためのものである。図5の例では、20円/kWhとしている。これらに加え、売り注文入力画面501は、一部分のみに関する取引成立を許容するかの意思を入力するためのボタン509及び510を備える。注文者は、これを許容するなら509を、許容しないなら510をクリックする。これにより、注文者は、電力取引所において、「切り売り」や「部分買い」を許容するかどうかの意思を表明することができる。以上は、売り注文入力画面501に関する例であるが、買い注文についても同様である。
【0017】
売り注文入力画面501において、注文者が509のボタンをクリックし、一部分のみに関する取引成立を許容した場合、図6の画面が表示される。図6において、601は、売り注文に関する一部分取引条件入力画面である。図6において、602は、注文者が前の画面501において、どの時間帯での取引を希望したかを表示している。この例では、その時間帯は7時〜18時である。603と604は、時間帯について、一部分の取引を許すかどうかを選択するラジオボタンである。図6の例で、注文者があくまでも7時〜18時の時間帯での取引を希望しており、時間帯について譲歩したくない場合、注文者は603をクリックする。逆に、注文者が、時間帯について譲歩してもよいと考える場合、注文者は604をクリックする。図6の例では、注文者は604をクリックしているので、時間帯について譲歩してもよいことを表している。また、604をクリックした場合、注文者は、時間帯についてどこまで譲歩してもよいかを入力フィールド605及び606に入力する。図6の例では、これら入力フィールドの値が9時〜15時となっているが、これは9時〜15時は必ず売りたいが、それ以外の時間帯については取引成立しなくてもよいという意思を表している。つまり、9時〜15時の時間帯さえ含めば、7時〜18時の時間帯のなかで、たとえば9時〜17時,8時〜15時,7時〜16時など、どんな時間帯でも取引に応じるという意思表示である。図6において、607は、注文者が前の画面501において、どれだけの容量の取引を希望したかを表示している。この例では、その容量は10000kWである。608と609は、容量について、一部分の取引を許すかどうかを選択するラジオボタンである。図6の例で、注文者があくまでも10000kWの容量での取引を希望しており、容量について譲歩したくない場合、注文者は608をクリックする。逆に、注文者が、容量について譲歩してもよいと考える場合、注文者は609をクリックする。図6の例では、注文者は609をクリックしているので、容量について譲歩してもよいことを表している。609をクリックした場合、注文者は、容量についてどこまで譲歩してもよいかを入力フィールド610に入力する。図6の例では、この入力フィールドの値が3000kWとなっているが、これは取引成立を認める最小取引の容量が3000kWであるという意思を表している。つまり、3000kW以上でありさえすれば、10000kW以下の容量、たとえば4000kW,6000kW,9000kWなど、どんな容量でも取引に応じるという意思表示である。図6の画面により、注文者は、一部分のみの取引成立を許す場合、その取引成立条件を入力することができる。
【0018】
また、図6には示していないが、注文者は部分的な取引の場合には、別途販売格を設定可能としてもよい。例えば、図5に示す基本条件で取引する場合には20円/kWhで販売するが、図6の条件による部分的な取引の場合には、25円/kWhで販売するように設定可能な構成としてもよい。
【0019】
図7は、注文状況表示画面の例である。注文状況表示画面701は、図4において、注文状況表示ボタン404をクリックした場合に表示される。注文状況表示画面701において、入力フィールド702及び703は参照したい時間帯の条件を指定するためのものであり、入力フィールド704及び705は参照したい容量の条件を指定するためのものである。706は、指定された時間帯の条件と容量の条件に当てはまる注文状況表示部分である。707〜714の各○印は、それぞれが1つの注文に対応している。図7の例では、参照したい時間帯の条件が7時〜16時、容量の条件が2000kW〜7000kWなので、「切り売り」や「部分買い」を含め、この時間帯にこの容量の取引成立を許している注文はすべて表示される。図7の例では、この条件に該当する売り注文は707〜709の4件、買い注文は711〜714の4件である。たとえば、図6の例に示した注文の条件は、図7の指定条件を満たすので、この注文は図7の706に表示される。なお、図5の508に示したように、この注文の価格指定が20円/kWhであることから、じつは図7の707がこの注文に該当する。このような画面を表示することで、注文者は、他の注文者の注文を含む注文状況を把握することができる。
【0020】
図8の801は、個別の注文の詳細表示画面であり、この例は、注文者が図7の706の部分において○をクリックしたとき、その○に対応する注文の詳細内容を表示したものである。ここで詳細内容とは、「切り売り」や「部分買い」に関する譲歩条件の意味である。図8の例は、注文者が図5に示す条件を提示している一方、図6の条件まで譲歩可能としている注文の内容を表示している。つまり、図8の802が図5の条件(7時〜18時,10000kW)を表し、803が図6の条件(9時〜15時,3000kW)を表している。なお、図8の802および803の長方形は、高さが容量(kW)を表していることを付け加える。
【0021】
本実施例によれば、一画面に同時に基本的な注文情報と「切り売り」や「部分買い」に関する譲歩条件が表示されるので、注文者は現時点での注文情報を詳細に把握して注文条件を決定することができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、電力取引における特有の課題である「切り売り」や「部分買い」をフレキシブルに扱えるので、「切り売り」や「部分買い」を望む者も望まない者も気軽に電力取引に参加でき、その結果、世の中全体のエネルギー利用効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の機能構成図である。
【図2】本発明の実施例システム構成図である。
【図3】本発明の実施例の処理フロー図である。
【図4】本発明の実施例のメイン画面の例である。
【図5】本発明の実施例の売り注文入力画面の例である。
【図6】一部分のみの取引成立を許す場合の取引成立条件入力画面の例である。
【図7】注文状況表示画面の例である。
【図8】個別の注文の詳細条件を表示する画面の例である。
【符号の説明】
110…電力取引クライアント、111,131…データ送受信部、112…注文データ、113,123,133…時間帯データ、114,124,134…容量データ、115,125,135…価格データ、116,126,136…取引条件データ、117…注文入力部、120…注文者、122…注文状況データ、127…注文状況表示部、130…電力取引サーバ、132…注文データベース。
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力取引を取り扱う情報システムに関するものであり、特に、売り注文および買い注文の入力インタフェースに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報システムを用いた電力取引システムの従来技術としては、特開2001−243358号公報(以下、特許文献1という)がある。この従来技術では、縦軸を時間(1時間毎24点)、横軸を取引相手候補(第1〜第3候補)とした一覧表を表示する。この表示画面では、表示内容を選択する方法を提供しており、ユーザの選択により託送関連費用に関連する表示内容を変えることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−243358号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
電力は、揚水発電所を利用する場合など一部の例外を除き、貯蔵することができない。したがって、電力取引において、異なる時間帯の電力は、異なる商品となる。たとえば、同じ100万kWhの電気であっても、1時の100万kWhと2時の100万kWhでは異なる商品として取り扱う必要がある。しかし、その一方で、異なる時間帯の電力が互いに密接に関連することも事実である。以下、その一例を示す。ある発電会社は100万kWの発電機を所有していて、しかもその発電機はその設備特性の都合により、いちど起動したら少なくとも24時間連続運転しなければならないとする。この発電会社がこの発電機を運転して電力を発生させ、その電力の購入者を探しているとする。そのとき、ある購入者候補が1日24時間のうち、「0時〜5時と6時〜24時の時間帯は1000万
kW購入したいが、5時〜6時の時間帯だけは購入したくない」という意思表示をしたとする。このような場合、もし発電会社がこの意思表示を受け入れ、5時〜6時以外の時間帯の電力を販売したとすると、この発電会社は5時〜6時の購入者を別途探す必要がある。なぜなら、その発電会社が所有する発電機は24時間連続運転を要するからである。以上述べた例のように、異なる時間帯の電力は互いに密接に関連する場合がある。
【0005】
また、電力は貯蔵できないので、必要なときに必要な容量を発電しなければならない。ここで、発電機の物理的特性により、出力上限以上の容量を生成することができないのは当然であるが、出力下限以下の容量を生成することもできないことに注意を要する。たとえば、出力上限1000万kW,出力下限300万kWの発電機を所有する発電会社があるとし、その発電会社がある時間帯に1000万kWの電力を売ろうとしているとする。このとき、ある別の会社が「1000万kWの電力のうち200万kWだけを買いたい」という意思表示をしたとする。このような場合、もし発電会社がこの意思表示を受け入れ200万kWだけを売ったとすると、この発電会社は出力下限300万kWへの未達分100万kWを買ってくれる会社を探す必要がある。なぜなら、その発電会社が所有する発電機は300万kW以下の出力で運転することができないからである。以上述べた例のように、売りたい電力全体うちの一部分だけを売るのが困難な場合がある。
【0006】
以上述べたように、発電機の物理的な制約のため、電力取引では、売りたい電力の一部分だけを売る、いわゆる「切り売り」が困難な場合がある。
【0007】
逆に、電力を買う側についても、電力を売る側と同様の事情が考えられる。たとえば、ある購入希望者は、電力を使ってある設備を起動することを希望しているが、それを起動するには最低300kW必要だとする。この場合、この購入希望者が、仮に200kWを調達できたとしても、残り100kWを何とかして調達しないことには、先に調達した200kWは意味をなさないばかりか、むしろムダになってしまう。このような事情を有する購入希望者は、200kWを先行して調達すること、すなわち「部分買い」を望まず、まとめて300kW調達することを望む場合がある。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、できるだけ多くの電力取引希望者を電力取引に参加させることで世の中全体のエネルギー利用効率を高めるために、「切り売り」や「部分買い」を望む者でも望まない者でも、気軽に電力取引に参加できる電力取引所システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明が提供する第1の解決手段は、電力取引所システムにおいて、注文者が自分自身の売り注文または買い注文について、その一部分のみに関する取引成立を許すかどうかを、その注文者が選択できるようにすることである。これにより、「切り売り」や「部分買い」を望まない注文者は、それを許さないという意思表示ができるので、このような注文者でも気軽に電力取引に参加することができる。
【0010】
本発明が提供する第2の解決手段は、電力取引所システムにおいて、ある注文者が一部分のみに関する取引成立を許す場合、その注文者が一部分のみに関する取引成立を許す条件を入力できるようにすることである。これにより、注文者は一部分のみに関する取引成立を条件付きで許す、という立場をとることが可能になる。このような手段を提供することにより、電力取引への参加が促進される。
【0011】
本発明が提供する第3の解決手段は、電力取引所システムにおいて、売り注文と買い注文の分布を表示する画面において、各注文が一部分のみに関する取引成立を許すかどうか、またそれを許す場合の条件は何かを参照することができるようにすることである。これにより、今から売り注文または買い注文を発行しようとしている者は、すでに発行されている他者の注文の条件がわかるので、自分自身の注文の条件付けが容易になる。その結果、より多くの者が電力取引に気軽に参加することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の電力取引所システムの機能構成である。110は電力取引クライアント、120は注文者、130は電力取引サーバである。電力取引クライアント110は、注文入力部117を備え、注文者120は注文入力部117を介して注文を入力する。112は入力された注文データであり、取引希望時間帯データ113,容量データ114,価格データ115、及び、取引条件データ116を含んでいる。ここで、取引条件データ116は、「切り売り」や「部分買い」を許容するか否かの選択、及び、これを許容する場合の条件からなる。電力取引クライアント110は、データ送受信部111を備え、一方、電力取引サーバ130はデータ送受信部131を備え、データ送受信部111はデータ送受信部131に対し注文データ112を送信する。電力取引サーバ130は注文データベース132を備え、注文データ112を注文データベース132に格納する。注文データベース132は、すでに注文された売り電力注文及び買い電力注文に関する取引希望時間帯データ133,容量データ134,価格データ135、及び、取引条件データ136のデータ項目を含む。また、電力取引クライアント110は、注文状況表示部127を備え、注文者120は注文状況表示部127を介して注文状況を参照することができる。注文状況表示部127は、注文状況データ122を表示する。注文状況データ122は、多数の注文者からの注文データの集合体であり、時間帯データ123,容量データ124,価格データ125,取引条件データ126を含む。電力取引クライアント110は注文状況データ122を、注文データベース132から、データ送受信部131、及び、データ送受信部111経由で受け取る。注文状況表示部127は、取引条件データ126を含めて表示できるようにし、これにより注文者が着目した注文が「切り売り」や「部分買い」を許容するか否かや、これを許容する場合の条件を参照することができる。以上の機能構成により、電力取引において、注文者は「切り売り」や「部分買い」が可能となる。
【0013】
図2は、本発明の電力取引所システムを実現するシステム構成図である。210は注文端末装置を、220は電力取引所装置を、230は通信網を表している。
注文端末装置210と電力取引所装置220の双方は、それぞれ通信処理装置215及び225を備え、通信処理装置215及び225は通信網230で互いにデータをやりとりすることができる。注文端末装置210は、データ入力装置211,データ記憶装置212,データ表示装置213及び計算処理装置214を備える。注文者は、データ入力装置211を介して、注文データを注文端末装置に入力することができる。入力された注文データはデータ記憶装置212に一旦記憶され、通信処理装置215及び通信網230経由で電力取引所装置に送られる。注文者は、データ表示装置213を介して、他の注文者からの注文データを含む注文データ群を参照することができる。データ表示装置213は、表示対象である注文データ群を、電力取引所装置220から通信処理装置225,通信網230、及び、通信処理装置215を介して取得する。計算処理装置214は、注文端末装置210が、データ入力,データ記憶、及びデータ表示を実行するにあたり、必要な計算処理を実行する。電力取引所装置220は、データ入力装置221,データ記憶装置222,データ表示装置223、及び計算処理装置224を備える。データ記憶装置222は、注文端末装置210から受け付けた注文データを記憶するとともに、注文端末装置210からの要求に応じ、データ記憶装置222は、記憶しているデータを通信処理装置225、及び通信網230を経由して注文端末装置210に送る。データ入力装置221とデータ表示装置223は、電力取引所装置220の運用保守のために使用され、計算処理装置224は、電力取引所装置が、データ入力,データ記憶、及び、データ表示を実行するにあたり、必要な計算処理を実行する。
【0014】
図3は本発明の電力取引所システムを実現する処理フロー図である。ステップ301においては、注文者は、取引したい時間帯,容量、及び、価格のデータを入力する。たとえば、取引の種類は「売り」、取引したい時間帯は7時〜18時まで、取引したい容量は10000kW、取引希望価格は20円/kWhといった具合である。つぎに、ステップ302においては、注文者は、一部分のみの取引成立を許すかどうかの選択を入力する。ここで、一部分のみの取引とは、取引したい時間帯である7時〜18時の中のある一部分の時間帯のみに関する取引や、取引したい容量である10000kWのうちのある一部分の容量のみに関する取引を指す。注文者が一部分のみの取引を許す場合、ステップ304にすすみ、注文者は、一部分のみの取引成立を許す場合の条件を入力する。たとえば、7時〜18時のうち9時〜15時のみの取引に応じるとか、10000kWのうち3000kWの取引に応じるといった具合である。ステップ304のあと、ステップ305にすすむ。なお、注文者が、一部分のみの取引成立を許さない場合には、ステップ303から、直接、ステップ305にすすむ。ステップ305においては、電力取引所は、注文者が入力した情報を記憶する。これにより、どの注文者がどんな注文を出しているかが一元管理される。ステップ306においては、電力取引所は、記憶した情報に基づき、売りと買いの取引を成立させる。取引成立の方法としては、先着優先,大量注文優先などが考えられる。ステップ306は、情報システムを用いて自動で実行しても良いが、注文件数が少ない場合などは手動で実行しても良い。
【0015】
図4において、401は、電力取引システムの取引参加者画面であり、注文者が使用する注文端末装置210の表示画面例である。取引参加者画面401は、売り注文入力ボタン402,買い注文入力ボタン403、及び、注文状況表示404を備える。売り注文を入力したい注文者は402をクリックし、買い注文を入力したい注文者は403をクリックし、他の注文者の注文を含む注文状況を参照したい注文者は404をクリックする。これにより、注文者は、売り注文や買い注文を入力したり、他の注文者の注文を含む注文状況を参照したりすることができる。
【0016】
注文者が、売り注文入力ボタン402をクリックすると、売り注文入力画面が表示される。図5の501は、売り注文入力画面の例である。売り注文入力画面501は、日付,時間帯,容量、及び、価格を指定できる。入力フィールド502,503、及び、504は、それぞれ、指定する日付の年,月,日を入力するためのものである。図5の例では、電力取引の指定日付を、2001年11月13日としている。入力フィールド505及び506は、指定する時間帯の開始時刻と終了時刻をそれぞれ入力するためのものである。図5の例では、電力取引の指定時間帯を7時〜18時としている。入力フィールド507は、指定する容量を入力するためのものである。図5の例では、電力取引の指定容量を10000kWとしている。入力フィールド508は、指定する価格を入力するためのものである。図5の例では、20円/kWhとしている。これらに加え、売り注文入力画面501は、一部分のみに関する取引成立を許容するかの意思を入力するためのボタン509及び510を備える。注文者は、これを許容するなら509を、許容しないなら510をクリックする。これにより、注文者は、電力取引所において、「切り売り」や「部分買い」を許容するかどうかの意思を表明することができる。以上は、売り注文入力画面501に関する例であるが、買い注文についても同様である。
【0017】
売り注文入力画面501において、注文者が509のボタンをクリックし、一部分のみに関する取引成立を許容した場合、図6の画面が表示される。図6において、601は、売り注文に関する一部分取引条件入力画面である。図6において、602は、注文者が前の画面501において、どの時間帯での取引を希望したかを表示している。この例では、その時間帯は7時〜18時である。603と604は、時間帯について、一部分の取引を許すかどうかを選択するラジオボタンである。図6の例で、注文者があくまでも7時〜18時の時間帯での取引を希望しており、時間帯について譲歩したくない場合、注文者は603をクリックする。逆に、注文者が、時間帯について譲歩してもよいと考える場合、注文者は604をクリックする。図6の例では、注文者は604をクリックしているので、時間帯について譲歩してもよいことを表している。また、604をクリックした場合、注文者は、時間帯についてどこまで譲歩してもよいかを入力フィールド605及び606に入力する。図6の例では、これら入力フィールドの値が9時〜15時となっているが、これは9時〜15時は必ず売りたいが、それ以外の時間帯については取引成立しなくてもよいという意思を表している。つまり、9時〜15時の時間帯さえ含めば、7時〜18時の時間帯のなかで、たとえば9時〜17時,8時〜15時,7時〜16時など、どんな時間帯でも取引に応じるという意思表示である。図6において、607は、注文者が前の画面501において、どれだけの容量の取引を希望したかを表示している。この例では、その容量は10000kWである。608と609は、容量について、一部分の取引を許すかどうかを選択するラジオボタンである。図6の例で、注文者があくまでも10000kWの容量での取引を希望しており、容量について譲歩したくない場合、注文者は608をクリックする。逆に、注文者が、容量について譲歩してもよいと考える場合、注文者は609をクリックする。図6の例では、注文者は609をクリックしているので、容量について譲歩してもよいことを表している。609をクリックした場合、注文者は、容量についてどこまで譲歩してもよいかを入力フィールド610に入力する。図6の例では、この入力フィールドの値が3000kWとなっているが、これは取引成立を認める最小取引の容量が3000kWであるという意思を表している。つまり、3000kW以上でありさえすれば、10000kW以下の容量、たとえば4000kW,6000kW,9000kWなど、どんな容量でも取引に応じるという意思表示である。図6の画面により、注文者は、一部分のみの取引成立を許す場合、その取引成立条件を入力することができる。
【0018】
また、図6には示していないが、注文者は部分的な取引の場合には、別途販売格を設定可能としてもよい。例えば、図5に示す基本条件で取引する場合には20円/kWhで販売するが、図6の条件による部分的な取引の場合には、25円/kWhで販売するように設定可能な構成としてもよい。
【0019】
図7は、注文状況表示画面の例である。注文状況表示画面701は、図4において、注文状況表示ボタン404をクリックした場合に表示される。注文状況表示画面701において、入力フィールド702及び703は参照したい時間帯の条件を指定するためのものであり、入力フィールド704及び705は参照したい容量の条件を指定するためのものである。706は、指定された時間帯の条件と容量の条件に当てはまる注文状況表示部分である。707〜714の各○印は、それぞれが1つの注文に対応している。図7の例では、参照したい時間帯の条件が7時〜16時、容量の条件が2000kW〜7000kWなので、「切り売り」や「部分買い」を含め、この時間帯にこの容量の取引成立を許している注文はすべて表示される。図7の例では、この条件に該当する売り注文は707〜709の4件、買い注文は711〜714の4件である。たとえば、図6の例に示した注文の条件は、図7の指定条件を満たすので、この注文は図7の706に表示される。なお、図5の508に示したように、この注文の価格指定が20円/kWhであることから、じつは図7の707がこの注文に該当する。このような画面を表示することで、注文者は、他の注文者の注文を含む注文状況を把握することができる。
【0020】
図8の801は、個別の注文の詳細表示画面であり、この例は、注文者が図7の706の部分において○をクリックしたとき、その○に対応する注文の詳細内容を表示したものである。ここで詳細内容とは、「切り売り」や「部分買い」に関する譲歩条件の意味である。図8の例は、注文者が図5に示す条件を提示している一方、図6の条件まで譲歩可能としている注文の内容を表示している。つまり、図8の802が図5の条件(7時〜18時,10000kW)を表し、803が図6の条件(9時〜15時,3000kW)を表している。なお、図8の802および803の長方形は、高さが容量(kW)を表していることを付け加える。
【0021】
本実施例によれば、一画面に同時に基本的な注文情報と「切り売り」や「部分買い」に関する譲歩条件が表示されるので、注文者は現時点での注文情報を詳細に把握して注文条件を決定することができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、電力取引における特有の課題である「切り売り」や「部分買い」をフレキシブルに扱えるので、「切り売り」や「部分買い」を望む者も望まない者も気軽に電力取引に参加でき、その結果、世の中全体のエネルギー利用効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の機能構成図である。
【図2】本発明の実施例システム構成図である。
【図3】本発明の実施例の処理フロー図である。
【図4】本発明の実施例のメイン画面の例である。
【図5】本発明の実施例の売り注文入力画面の例である。
【図6】一部分のみの取引成立を許す場合の取引成立条件入力画面の例である。
【図7】注文状況表示画面の例である。
【図8】個別の注文の詳細条件を表示する画面の例である。
【符号の説明】
110…電力取引クライアント、111,131…データ送受信部、112…注文データ、113,123,133…時間帯データ、114,124,134…容量データ、115,125,135…価格データ、116,126,136…取引条件データ、117…注文入力部、120…注文者、122…注文状況データ、127…注文状況表示部、130…電力取引サーバ、132…注文データベース。
Claims (10)
- 売り電力注文または買い電力注文の取引希望時間帯及び容量に関する情報が入力される情報入力手段と、
前記入力された売り電力注文または買い電力注文の取引希望時間帯及び容量に関する情報を記憶する記憶手段と、
前記売り電力注文または前記買い電力注文に関する一部分の取引を許容するかどうかの選択が入力される選択入力手段と、
前記選択入力手段により入力された選択を記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする電力取引システム。 - 請求項1において、前記一部分の取引が取引希望時間帯に関するものであることを特徴とする電力取引システム。
- 請求項1において、前記一部分の取引が取引希望容量に関するものであることを特徴とする電力取引システム。
- 請求項2において、前記一部分の取引に関する取引希望時間帯についての許容条件が入力される入力手段と、
前記入力手段により入力された時間帯についての許容条件を記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする電力取引システム。 - 請求項3において、前記一部分の取引に関する取引希望容量についての許容条件が入力される入力手段と、
前記入力手段により入力された取引希望容量についての許容条件を記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする電力取引システム。 - 売り電力注文または買い電力注文の取引希望時間帯及び容量に関する情報が入力される情報入力手段と、
前記入力された売り電力注文または買い電力注文の取引希望時間帯及び容量に関する情報を記憶する記憶手段と、
売り電力注文または買い電力注文に関する注文状況を参照するかどうかの選択が入力される選択入力手段と、
前記選択手段により注文状況を参照することが選択された場合に売り注文または買い注文に関する注文状況を表示する表示手段とを備えることを特徴とする電力取引システム。 - 請求項6において、前記注文状況の表示に関する条件が入力される条件入力手段と、
前記条件入力手段に入力された表示に関する条件に基づいて注文状況を表示することを特徴とする電力取引システム。 - 請求項1において、売り電力注文または買い電力注文に関する注文状況を参照するかどうかの選択が入力される選択入力手段と、
前記選択入力手段において注文状況を参照することが選択された場合に売り注文または買い注文に関する注文状況を表示する表示手段と、
前記選択入力手段において前記一部分の取引を許容することが選択された場合に前記一部分の取引についての許容条件が入力される入力手段と、
前記入力手段によって入力された許容条件を記憶する記憶手段と、
前記注文状況の表示に関する条件が入力される条件入力手段と、
前記条件入力手段により入力された条件を記憶する記憶手段とを備え、
前記表示手段は前記条件入力手段と前記許容条件に基づいて注文状況を表示することを特徴とする電力取引システム。 - 請求項8において、前記表示手段は売り電力注文または買い電力注文に関する基本的な注文情報及び許容条件に関する注文情報とを同時に表示することを特徴とする電力取引システム。
- コンピュータを、売り電力注文または買い電力注文の取引希望時間帯及び容量に関する情報が入力される情報入力手段と、
前記入力された売り電力注文または買い電力注文の取引希望時間帯及び容量に関する情報を記憶する記憶手段と、
前記売り電力注文または前記買い電力注文に関して一部分の取引を許容するかどうかの選択が入力される選択入力手段として機能させることを特徴とする電力取引プログラム。
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